厚沢部町議会 令和5年第4回定例会 2023年12月11日
レクの森に関しまして
2023年12月11日、厚沢部町議会の一般質問で、佐々木宏議員が「レクの森に関しまして」について質問し、町長、政策推進課長が答弁しました。
- 質問者
- 佐々木宏 議員
- 答弁者
- 町長、政策推進課長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 佐々木
継続可能なレクの森の管理をと題しまして、町長に質問いたします。レクの森に関しましてはですね、令和2年12月定例会でも質問してございます。この時は、教育委員会が所管でございました。それでは、質問趣旨でございます。森林展示館やバンガロー・バーベキュー施設等が整備され、恵まれた自然に親しめることから、グループ・家族などアウトドア志向の人々を引きつけているレクの森です。しかし、所管の移管やコーディネーター不在の中、北海道生物多様性の保全等に関する条例で守られるべき希少植物が自生し、入林利用者のヒグマ被害防止等の安全指導が不足する事態となっております。レクの森は先人から受け継いだ多様な生態系を有する貴重な自然があり、未来に誇る財産であり、引き継ぐ責務が必要と感じ、その環境整備や体制づくりが望まれるところです。以下の3点について、町長の所見を伺うものであります。1つに、土橋自然観察林連絡協議会の体制整備についてであります。2つ目に、希少植物の充実した植生調査の確立が必要ではないでしょうか。3つ目に、専門的知識所有の担当職員の配置についてであります。以上、よろしくご答弁をお願い致します・
答弁 町長
「持続可能なレク森の管理」に関してのご質問であります。レクの森と呼ばれる土橋自然観察教育林は、原始の姿をとどめた植物の宝庫であり、バンガローやキャンプサイトもあり、自然との触れ合いを楽しむことができます。長年にわたり、町内外の皆様に愛されており、将来にわたり豊かな自然を守っていくべき森であると考えております。1点目の「土橋自然観察教育林連絡協議会の体制整備」についてですが、まずは協議会の役割と構成についてご説明します。役割について、設置要綱では「会員相互の情報交換・連絡提携」、「保護管理と活用に関する運営方針の提言」、「盗掘防止パトロール活動や保護管理に必要な事業」を行うとされています。会員の構成については、教育林に関心があり参加する個人等の方が5名、町関係機関として農林課と教育委員会が参加、政策推進課が事務局を担っております。協議会は、必要に応じ開催しておりますが、今年度は12月に開催することにしており、レクの森の管理等についても、委員の皆様方にご意見を伺う予定です。2点目の「希少植物の充実した植生調査の確立」については、現状実施しているモニタリング調査の内容は、管理上の問題から詳細の説明はできませんが、過去の調査を基に、経験者を委嘱し、継続した調査を実施しており、現時点での考えでありますが、次年度も同様の調査を継続する予定です。3点目の「専門的知識所有の担当職員の配置」についてですが、管理上「どの様な専門知識をどの程度まで必要としているか」にもよると考えます。現時点での体制としては、政策推進課が施設の管理全般を担い、必要に応じて林務担当や教育委員会の学芸員と連携し、適切な管理と利活用を図っておりますが、今後も同様の体制で管理していきたいと考えています。さらには、教育林講座など、専門知識が必要な場合は、スポット的にご協力をいただくことで対応し、新たに専門職員を配置することは想定しておりません。
質問 佐々木
まず、佐藤町長に1番大きい括りでお聞きしたいと思いますけれども、2000年に3億5800万円で国有林を購入しているんですよね。その時、協議会の中で先輩議員からですね、あそこは宝の山だよと、檜あるから値段相当した山だと、どんどん進めろと、いうようなことで購入した経緯を覚えておりますけれども、実際、購入しましたらですね、伐採はできないというような流れになっております。そういった流れを受けて、レク森の管理計画策定というようなことで、委員18名によって2年間審議された結果がですね、結果というよりも報告書、提言ですけれども、1つに、先人から受け継いだ貴重な自然を減らすことなく将来世代へ渡すべきではないか、というのが1つ目の提言。そして、2つ目に自然の損失を伴わない教育のための利用、というようなことで進んできました。そういった経緯を、町長、冒頭、レク森こういう経緯から今現在の部分でどう捉えて考えておられるのかを、大きな括りの中でのご答弁をお願いしたいと思います。
答弁 町長
今、佐々木議員の方から、2000年に3億以上の金額で国有林を購入したという状況ということで、当時は、経過ということですけれど、林野庁が大変財政的に厳しい時代でありました。そこで、林野庁の方からも、町にレクの森を購入していただけないかと、その後にも、太鼓山も購入したわけでありますけども、そういうことで町はあいまって檜山営林署の配置換えのような、統合ということもあり、厚沢部町に営林署を置いてほしいということと、そういうこともあったと思っております。買ったときは、檜の山ということで、経済林としての価値もあるということもあったのかなと思っておりますけれども、今、お話のとおり、その後、レクの森の管理ということでいろいろな方からご提言を頂いたり、いろんな会議をもって将来の在り方ということで進めてきたということであります。私も、途中からですけど担当課長ということでレクの森の植生調査、先ほどもありましたけど植生調査等に当時の5月、7月、8月とレクの森に入って、北海学園の佐藤教授と一緒に山の中上がっていきました。その中で、先ほどもありましたけど、希少な植物もあるということで、これはきちんと守っていかなければならないということで、いろいろ当時の委員の皆さんとも協議をして、遊歩道のコースも絞って、そういう管理をしていくと取り進めてきているというふうに思っております。今、経済林ということにはこれからはなかなかならないと思ってますし、貴重な森ということですので、維持管理していくと、そういう方向で進めていきたいと思っております。
質問 佐々木
町長が課長時代にはですね、大変素晴らしい管理体制で進んでいたということであります。1点目でありますけども、18名の管理計画査定委員がそのまま教育林連絡会議の委員に移行して、冒頭申し上げた保護管理、盗難パトロールといった素晴らしい活動してきたところでございますけれども、今現在は、本当に少なくなってきていますね。そういうことを考えると、やはり多様性、いろんな考えあると思いますけども、そういった部分で、協議会委員の補充というのも必要ではないかなというふうに考えるところであります。レク森に関しては、私も3回か4回目の質問となると思うんですけど、教育委員会所管の時だと思うんですけど、連絡委員の拡充を進めてくださいというような一般質問したんですけども、残念ながら十分な会員体制にはなっていないという部分がございます。そういった部分で、どうなんでしょうかね、なかなかやはり、従前、公募もしましたけれども、公募の数も少なかったということでこういった経緯になってるのかなと思ってるんですけども、その辺の取り進めについてはどうなんですか、従前と今後どういった取り進めを考えておられるか、ご答弁をお願い致します。
答弁 政策推進課長
先ほど、町長の答弁にありましたとおり、現在、委員は5名で構成されていて、昔18人いてかなり少ない人数で協議会で開いているというような状況でございます。協議会、会議体としては現状のメンバーで、十分な人数が何人かということもありますが、特段、困ったことは起きていないとは思うんですけども、やはり関わってくださる方が多くなることについては、例えばボランティアの方が増えるだとか、そういったメリットもありますので、協議会に入る入らないは別に、ボランティアとして参加してくださる方を、都度募集していけたらと考えております。以上です。
質問 佐々木
そういうふうなかたちで、協力できる体制を是非とも進めていただきたいというふうに申し添えるとことであります。2点目のですね、植生調査の部分でございます。冒頭に申し上げましたとおり、私、令和2年12月、教育委員会が所管の時、質問しました。その時の答弁がですね、平成29年4月から思うように管理体制ができていないということを捉えてですね、専門業者への外部委託調査を行うというった答弁だったんですよ。それがどうなんですか、議会答弁がどこでどうなったんだか、全然実施されていない。私が思うに、その場しのぎの答弁で、議会答弁そういったかたちでいいんですか。その点どうなっているんですか。
答弁 政策推進課長
まず、現在の調査、どういうようなもので行っているかという点で答弁させていただきます。現在は、今年であれば7月ですね、希少植物のモニタリング調査ということで、植物と調査地点を決めて、従来行っていたモニタリングを参考にしながら、その場所に植物が開花を続けているかということを調査しております。以前の答弁と食い違うんではないかということなんですけども、この点については、協議会の中でも協議してこういうことをやっていきますよとことで、ご理解を頂いてやっているということでもありますので、現状はこのままの体制で続けたいと思います。過去の答弁と食い違っているというご指摘はそのとおりですが、やはりその時どきで現状を踏まえながら協議会と協議をして、どういったことをやるのが最善策なのかということで考えていきたいと思います。以上です。
質問 佐々木
議会答弁が、そういう軽々な答弁でやり過ごすというのは許されることではないですよ。今後きちっと責任持った対応を進めていただきたいということを申し添えます。現状の調査の方法、そういったご回答がございましたけども、町単独で実施していますよということなんですけど、やっぱり希少種保全調査の体制づくりというのが必要でないかなというふうに思うところです。やはりですね、植物の知識を持った専門家にですね、調査の目的、調査方法、調査結果の評価を伝授していただく必要性があるんでないかなというふうに思います。今年度の予算を見ますと、そういった部分の予算措置がございません。そういった部分で、そういう予算を付けた中で取り進めるといった部分については、どうお考えでしょうか。
答弁 町長
今、令和2年度でそういう回答していたということでございます。大変申し訳ございません、その時いなくて、どういう経緯だったかということを認識しておりませんでした。大変申し訳ないなと思っております。ただですね、植生調査、何を植生調査するんだということだと思います。2005年の調査で、佐藤先生にこういう立派な調査書が作られております。これは植生全体を調査して、ここにこういうものがあってこれは希少植物だよと、いろいろなことが書かれております。今、佐々木議員の言っているのは、この中の希少植物に特化して調査していくということなのか、レクの森全体を調査しようということなのか、その辺はわかりませんが、これから今、連絡協議会、そういう会議も開きますので、委員の皆さんの御意見も伺いながら取り進めていきたいと思っております。ただ、こういう立派な報告書ができているということと、これと同じような調査をするということになると、なかなかこれは簡単に、予算も伴いますので難しいかなと思いますけども、今言ったとおり、連絡協議会の会議がありますので、その中で皆さんの意見も伺いながら、今後の進め方を検討していきたいと思います。
質問 佐々木
協議会と十分協議した中で、きちんと取り進めていただきたいと思います。それでですね、3点目なんですけれども、要するに担当職員の配置というようなことで、これも同じく募集しても応募がないよということで、募集も取りやめているという状況下にありますけども、やっぱりですね、従前のですね、コーディネーターといった部分を捉えてみますと、給与体制また半年間の雇用と、そういった部分ではなかなか応募する方もおられないところだろうと思うところであります。その辺の改善が1つと、もう1つはですね、職員を育て上げるとそういった部分も必要でないかなというふうに思います。かろうじて、町長がですね、現在、レク森どうなんだという部分では十分な知識を持ち合わせていると思いますけど、所管が農林課から教育委員会、教育委員会から政策担当ということで、ころころと変わっている流れを見ますとですね、きちっと基本的な知識を持ち合わせた職員もいないと、全然、レク森もどうなっていくんだというような心配もあるところであります。それと3つにはですね、地域おこし協力隊、そういった部分の採用で何とかならないものかと、いうようなことでございますけれども、処遇問題、そして職員を育て上げる、地域おこし協力隊員の3つについて、お考えをお聞かせいただければと思います。
答弁 政策推進課長
3点質問ございまして、1点目の処遇の関係ということで、従来長年勤めてくださったコーディネーターの方、実は地域おこし協力隊と同じような待遇、給料形態に近いものだったと思います。ただそういった中でも、やはり、ご自身の事情でしょうか、退職されて、その後募集したけどもなかなか、実際は来たんですけどいい人材が見つからなかったということで、処遇だけの問題ではなくて、こういう人材というのはなかなか確保するのは難しくて、また、そういう人材を頼りに事業をやってしまうと、退職されたときに、やはり管理が難しい面が出てきてしまうということで、現在は、そういった専門職を置かなくても、どこの所管で管理しようが、きちんと必要に応じて専門の方、また学芸員がおりますので、学芸員にもアドバイスを受けながら管理を継続していくという方針で、現在進めております。2点目の、職員を育て上げる必要があるんではないか、確かに所管が変わる度に、事務は1からやり直しという部分もありますが、それは所管替えだけではなくて人事異動でも一緒のことでございますし、また、同じ職員を1か所に張り付けておくということも人事上難しい部分もありますので、そういったところはきちんと引継ぎをしながら、必要に応じて専門家のアドバイス、また協議会の方、長年関わってくださっていますので、そういう方からアドバイスを受けながら引き続きやっていければと思います。協力隊の採用という点につきましては、前段でもお話しましたが、協力隊を活用するというのは、確かに財政的には負担が軽減されるというものではありますが、当初の3年間だけです。3年後どうするかという問題も1つございますし、今、なかなか、こういう人材をそもそも募集しても、協力隊で募集しても見つかるのかという問題もございますので、こういった件も配置が必要かどうかという点も含めまして、いろいろ協議したいと思いますけども、基本的には、現在、専門のコーディネーターを配置しなくてどうやって取り組んでいけるかというところでご理解いただければと思います。以上です。
質問 佐々木
今年度の予算全体見ますと、それなりに300万円台ですけども、やはりハード・ソフト、バランスの取れたですね、取り進めも大事でないかと思うところであります。社会教育事業の中の5つの柱のもとにですね、文化財の保存整備といったものがございます。レク森もそういった指定になってございますけども、どういった事業をやっているんだということですけども、青少年の育成というようなことで、檜山振興局の協力を得ながら、今年度については9月30日に木育イベント、レクの森を楽しもう、というような微々たる予算で取り進んでおります。やはりそういった、莫大費用かわかりませんが、3億なにがしで購入したですね貴重な財産でございます。やはりきちっと、いろんな活用方策があるんでないかなと思います。レク森の下には、道の駅の施設がございます。高額なですね、財源を投入して、観光振興というような部分で取り組んでおりますけども、それはそれでその効果があるところですけども、レク森はですね、ごく限らられた予算の範囲内で、これ本当に末代まで残る山でございますので、そういった部分で着目した取り組みも必要だろうというふうに思うところであります。そういった部分での、新たな方策ございませんか。担当課長として。
答弁 政策推進課長
佐々木議員、かなり前から一般質問されていて、かなり思い入れも強いということで、本当にその提言というのは貴重だと思います。担当課としましては、なかなか、イベント等であればやはり難しい部分もありますので、ただ、町にとっては財産、観光的にも有効な場所という認識はございます。ただ、何でもかんでも立ち入っていいわけではないですが、あの場所はキャンプでも訪れますし、難しいことでなくて森林浴でも十分活用できていくと思いますので、政策推進課は観光も担当していますので、先ほど言われた、道の駅に立ち寄った方にご紹介するだとか、そういうことも含めながら、広くたくさんの方に活用していただける方策、管理上問題ない範囲でですが、そういうことを検討していければと思っております。以上です。
質問 佐々木
レク森は、しつこいようですけども、多様な木種、そして植物、生物が生きられる多様な山の生態系であります。それを損なわないようにですね、保全管理する責務を負っている厚沢部町であります。レク森の予算措置をした中でですね、きちっと保全管理していくということについて、どうですか町長、腹構えについて伺います。
答弁 町長
先ほども申し上げましたとおり、貴重な森林だということですので、維持管理、きちっと守っていくというふうに考えております。
質問 佐々木
協議会との協議の中で取り進めるということなので、いい方向にですね、向かうというようなことをご期待申し上げまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございます。一般質問の途中でありますが、14時05分まで休憩します。(13:48)