みんなの議会

厚岸町議会 平成15年第1回定例会 2003年3月7日

(1)床潭漁港について/(2)小島地域の離岸堤について

2003年3月7日、厚岸町議会の一般質問で、塚田丈太郎議員が「床潭漁港について」「小島地域の離岸堤について」について質問し、町長、水産課長が答弁しました。

質問者
塚田丈太郎 議員
答弁者
町長、水産課長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 2番

私は質問申し上げますが、もともとそんなに複雑な質問をするつもりはなかったわけでございますけれども、床潭の第一種漁港と、それから小島の侵食している状態については、図面をもって説明をしなさいということを申し上げたわけでございまして、それによってひとつ私も質問しながら討議をしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

質問 2番

いや、質問の内容は図面をもって示しなさいと言っているから、この図面によって質問にかえます。

質問 2番

それでは、質問いたしますが、細部にわたって。床潭の第一種漁港はどのようにしてつくられていくのか。そして、その後につきましては、どのようにその漁港を利用していけるのかどうか、まず第1点目については、そのことについてお伺いします。それから、次には、小島の侵食の状態が意外にひどい話でございまして、それと今離岸堤をつくっているのは、何のためにこれをつくっているんだと。これは見ておりますと、全然平行になっておりまして、大黒のところに来ているこの離岸堤は全然役目を果たしていないわけでございまして、それで、かなり今沖合は東に入っているわけでございまして、波があって、出漁期にはようやく離岸堤の間から出ていって操業しているような現況でございまして、何も言わないからといって、見も行かないでそのような形の中で行政がそれで務まるのかどうか。しかも地域の住民は大体浜をつくるには2カ月ぐらいかかっているんだと。ようやくでき上がったときに、もう操業近くなるもので、しかもこれからだんだんひどくなってきますし、体も大体弱って来ているので、長くは続かないと言ってこぼしております。この現況を見ているときに、これはほうってはおけないぞということを私も感じました。そういうことの中で、小島の離岸堤と床潭漁港について、どのような形になっていくのか、安心して使えるようになるのか、このことについてひとつ答弁していただきたいと思います。

答弁 町長

2番、塚田議員のご質問にお答えをいたします。まず、1点目の床潭漁港について、この漁港はどのようにできるのか、図面を提出して示してほしいとのご質問でございますが、床潭漁港は昭和26年に第一種漁港として指定を受け、第二次漁港整備計画時の昭和35年に整備がスタートし、以来修築事業、あるいは改良事業として今日まで順次整備が進められてきております。平成14年度からは新しい漁港・漁場整備法の施行に伴う地域水産物供給基盤整備事業により、平成23年度までを計画期間として整備が進められる計画となっております。以下、お手元に資料提出の資料が行っておるかと思います。それに基づいてお答えをさせていただきたいと存じます。まずごらんいただきたいと存じます。黄色の部分が平成13年度までに整備されたところでございます。赤色の部分が平成14年度において整備が行われているところでございまして、図の①番、外防波堤の新設は、平成13年度に引き続き25メートルが施工されております。図の③番、西防波堤の補修は、82.4メートルで完了の見込みであります。図の④番、南護岸の新設は延長80メートルのうち40メートルが施工されております。青色の部分が平成15年度で計画されているところで、外防波堤の残り20メートルであります。②番の南防波堤 120メートルのうち60メートル、⑥番の船揚場の用地測量が計画をされております。続いて、緑色の部分が平成16年度以降に計画をされておるところでございます。南防波堤の残り60メートル、マイナス2メートル、泊地の補修、船揚場や道路の新設、漁港施設用地の整備などが計画をされております。今後とも地元要望であります漁港整備の促進に向け、鋭意努力してまいりますので、ご理解とご協力をお願いをいたします。次に、2点目の小島地域の離岸堤について、何のために施行実施したのかというご質問でございますが、小島地区は昭和36年に海岸保全区域に指定され、昭和37年から災害復旧事業や海岸保全事業により、直立式護岸突堤、消波堤の整備が行われました。ご質問の離岸堤については、地区前浜の侵食を防ぐため、公共事業の第6次海岸事業により3基、さらに北海道の建設海岸局部改良事業により1基設置されたものでございます。この離岸堤につきましては、平成13年第4回定例会でもご質問をいただき、お答えしておりますが、過日現地の関係漁業者から詳しく侵食の状況をお聞きしたところ、小島南側の侵食に加え、北側の箇所でも侵食していることから、その対策を強く北海道に要望してまいりたいと存じますので、ご理解をお願いをいたします。以上でございます。

質問 2番

今、町長の答弁を聞いておりましたけれども、今お答えになっていることは、この漁港につきましては、今町長が図面に示されたようにお答えになっておりますけれども、本当に根本的な内容はわからないんではないのか。と申し上げることは、陸上の土工の仕事は順調に行っているようだけれども、海上の海の工事というものはどうなっているんだということを私たちわからない。例えば小島の前に離岸堤が行っているが、これをやったために意外に侵食されている。波の来る方向もわからないと、そういう工事の内容をやっていると、非常に私は疑義を感じるわけでございます。一例をとりますと、市村木工所の前にやってある消波堤というのは、ずっと白浜まで行っているわけでございます。しかし、その現況を見ておりますと、波というものは10メートルなぎのいい日は入ってくるけれども、引っ張るときは6メートル引っ張るから、4メートル残るという計算になりますけれども、シケたときは、10メートルで押してきた波は12メートルも13メートルも引っ張られていくわけでございまして、そのために侵食するわけでございます。私は当時の村上町長にこの質問をしたところが、町長は何ぼかふえているんだと言うけれども、そんなことになりませんよと繰り返して申し上げたところが、最後には市村木工所から白浜の海岸まで行っている離岸堤を全部取ってしまったことは事実でございます。ここに何も役に立ってないということなんだよ。そのことと同時に、今やっていることは、海上のことについては、入ってきた波はなぎのいい日は10度をつけたら8引っ張るから2残ると。シケてくると10でおつけた波が12で引っ張るから、海岸に行っていることがだんだんふえるところに侵食していくというのは、これは現況を知らなければとんでもないことになるわけでございます。その辺は業者はよく踏まえてやっているのかと、そこを私は言うんでございます。これはやっぱり今のやっている離岸堤のときも、東の方は大体沖合の海でございます。大きな波が来るわけでございます。それに平行して離岸堤が行っているから、これは何も波どめにもならない、何も関係のないものなんだ、これは。何のためにこれを金を使ってやっているんだということが私は疑義に思う。横にやっているなら、防波堤みたいな形になるけれども、大黒に平行してやっていると、入ってきた波が行き来するだけだもの。こういうことではやっている工事が何回やっても同じような結果になって、よくはならないよと。しかも今の小島の海岸の侵食の状態も、前には裏側はだんだん侵食して、一部には5年くらい前に特別に裏の方面だけは侵食防止工事をやっておったようでございますけれども、それに並行して、今はひどくなっているんだから。しかもあそこに浜を持っている人は、そのために大変なんだから。その現況というのは、やっぱり小島の人みんな知ってるよ。しかもやり切れなくなってブルドーザーを買ったんだ、あの人方は。 100万円で買って、直して後からやったら全部して 200万円でやったというのが現況でございますよ。そういう形の中で、やはり少なくとも島だから、なかなか行けないだろうけれども、少なくとも担当の方々はあそこに行って、どうしてこういう形にどうなるんだということをよく考えながら、ただ単に見ていればいいということにならないよ。その辺が私は非常に疑わざるを得ない。しかも今、最近小島のところの現況へ行って見てごらん。とにかくブルドーザー買ってやってるんだから。それ 100万円したんだと。しかし、それも長く使えないで、さらに修繕して 100万円かけて 200万円で使っているけれども、やっぱり同じ地元にいれば何ぼか貸してくれと言われると貸してやらなければならないということで、何ぼか貸してやったんだけれども、それでこのごろはもう壊れてしまって使えない、こう言ってるけれども、この小さい島にいる方々にもっと温かい血の通ったような行政をやってもらわなかったら、その始末は全部個人でやれということになれば、これはおかしいと思いますので、このことについて、町長のお考えについて、いま一度ただしておきたいと思います。

答弁 水産課長(水産課長は2004年12月まで)

ただいまのご質問についてお答えをいたしたいと存じます。小島の海岸侵食についてのご質問かと存じますが、前段、離岸堤の設置について、町長の方からご答弁を申し上げておりますが、お手元に図面も配付しておりますけれども、塚田議員がご指摘の箇所につきましては、図面上の昭和42年度実施というふうに文字が入っているかと思いますが、その突堤の部分で海岸侵食が著しく生じていると、こういうご質問でございますが、実はこの図面を見ていただきますとおわかりかと思いますが、昭和37年にこの小島のいわゆる東側の部分で施工を始め、その次に昭和39年災害ということで、それぞれ突堤を6カ所施工しております。その後に昭和42年に小島の右側の岸の方ですけれども、消波堤をそれぞれ設置をした。昭和49年から55年には、いわゆる小島の山の部分の裏側の部分で侵食対策ということで、それぞれ消波堤の工事をされたところでございます。ご質問のありましたこの離岸堤につきましては、これらの工事が終わった段階で、突堤の部分に侵食が激しいので離岸堤を設置していただきたいと、こういったことで、平成元年に小島の自治会長さんの方からご要望等を受けて進められた内容であります。町長の答弁にもございましたが、過日、3月1日に漁業協同組合で、夜でございましたですけれども、小島の実行組合の委員長さん、さらには前任の実行組合の委員長さんと、我々と漁組の専務さん等々、現在の小島の侵食の状況について詳しく聞いてまいりました。当時、1基目の平成5年、平成6年の2カ年にわたって、延長80.2メートルの離岸堤が最初にできたわけでございます。この離岸堤ができた段階では、いわゆる塚田議員さんがご指摘をされる箇所の侵食の部分については、侵食ではなくて、砂が充分についたそうでございます。2基目にわたりまして、平成7年、平成8年にかけて、2基目が80.2メートルの離岸堤が整備された。そうしますと、次第にその砂が2基目の離岸堤の方向に砂の移動が、若干でありますけれども、始まったそうであります。ごらんのように、離岸堤4基、最後の離岸堤は、図面にもありますが、平成13年に北海道の道単でもって設置をされたものであります。この4基が完成した段階で、現状はどうかと申し上げますと、この離岸堤の範囲の中央部分に現況では砂が多く堆積されていると、こういうことでございまして、私どもといたしまして、北海道の単独事業で、それぞれこれらの侵食を防ぐために突堤という工法がいいのかあれですが、現在突堤を整備すべく道単の要望事項ということで、北海道に要望を上げているところでございますが、過日の詳しい状況等を勘案しますと、それらの工法でよいのか、再度北海道ともその辺技術的な面、予算等も含めて検討して、できるだけ早く侵食防止対策工事が着工できるように鋭意努力をしてまいりたいと、こう考えておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。

質問 2番

理屈よりは現状で見ていれば一番わかるんだ。いいかい。だから、一例を挙げてしゃべったでしょう。市村木工所から海岸にやっている突堤は、ずっと白浜までやっていったんだと。最初村上町長が、いやいやそれでも何ぼかふえるんだと言っておったんだけれども、最後は全部取ってしまいましたよ。ところが、沖の方に離岸堤を出したら、そこへぶつかる波は7も3も引っ張る力がなくなる。そこへぶつかれば、もうそれだけ惰性がなくなってしまって、そういうものなんだ。沖合でぶつかったら、必ずそこで2か3で死んでしまうんだ。引っ張る力がなくなるんだ。その現象もこれが基本であって、これがわからなければ、何ぼ今の小島の海岸やってみたって、今行ってごらん。どんどん侵食されている。課長、あんた行って見たことないんでないのか。そんなことで本当に 100万円のブル買って直したという、しかもそのままで浜にするまで間、2カ月も労力を使ってやっているということは、これで3年か4年やっていると言うんだ。それだけつらい思いしてやっているんだよ。そんな甘いものでないよ。ということは、それだけに海の流れの潮というのは、10でおつけたときは、うんとシケたときは10でおつけてくると十二、三で引っ張るんだ。だから、どんどん侵食されてくるんだよ。その原理がわからないだろう、あんた方。なぎのいい日に10でおつけたら、8引っ張れば2残るんだ。シケたときは逆に、10でおつけた波が12も13も引っ張るんだ。そうなったら、どんどん侵食されてくるんだよ。この基本がわからなかったら、海岸保全事業なんてできはしないんだぞ。そのことをあんた方わかっているか。もう一遍答弁してごらん。

答弁 町長

私からお答えをさせていただきたいと存じます。塚田議員からは、平成13年の12月議会においても、小島の侵食問題についての質問を承っております。今回で2回目のご質問を承ったわけでございます。そういう中で、厚岸町といたしましても、地域住民の要望、そしてまた塚田議員の質問等にお答えするために、強く今道に働きかけをいたしておるところであります。そういう中で、お話ございましたとおり、先般地元の方、そしてまた漁業協同組合から、さらなるご要請があったわけでございまして、私といたしましても、安全で安心な小島地区にするために、侵食対策についてどのようなより効果的なものがあるのか、さらに道に対しまして強く要望し、速やかに完成するように努力をさせていただきたいと、かように思いますので、ご理解を賜りたいと存じます。

出典:厚岸町議会 平成15年第1回定例会 2003年3月7日 議事録 PDF(60ページ) 間違いを知らせる