みんなの議会

厚岸町議会 平成14年第1回定例会 2002年3月7日

(1)床潭漁港の修築について/(2)床潭道路の照明について

2002年3月7日、厚岸町議会の一般質問で、塚田丈太郎議員が「床潭漁港の修築について」「床潭道路の照明について」について質問し、町長、管理課長が答弁しました。

質問者
塚田丈太郎 議員
答弁者
町長、管理課長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 2番

私は、めったにここに上がって一般質問をやることは余りないわけでございますけれども、黙って見ておりますと、あまりにしても今の厚岸町のやっていることは、少なくともやっぱり担当者は責任を持ってもらわなければ、我々海岸でございますので、漁民の方々が大変迷惑しているのでここで一言申し上げたいと思います。私は平成13年12月の第4回定例会にもこの漁港の修築、欠陥について設計に誤りはないかと説明を求めると質問しましたが、課長の答弁では漁港の修築に当たっては、津波発生の防止対策は考えておりませんとはっきりと答えました。そこで、なお答弁書を見ましても、41年で46億の事業費が第1種漁港に投入されておりますが、いまだに係船もできない状態であります。これは、設計の欠陥ではないのか。そこで視点を変えて昭和24年3月4日震度 6.7の十勝沖大地震の発生により、床潭に大津波の発生により家屋10棟くらい、さらに人命2人の死亡があったわけでございます。事故が発生した床潭地域は昆布漁を主体としておりまして、その関係で海産乾場を必要とするためでございます。浜中町、奥尻町、岩手県の田老町のように防潮堤をつくることはできないわけであります。これは乾場だからできないのでございます。そこで、地域は波が荒く、私たちの先代も漁港をほしいというこの必要性については昔から希望しておりましたが、昭和26年5月に地元西村議員と私との3人初めて北海道庁に陳情したその結果、第1種漁港の指定を受けたのが現況であります。最近、6年くらい第1種漁港の協議会が行われているようだが、我々はつんぼ桟敷におかれまして、全然この漁港はどのようになっているのかわからない。41年間たっても船の係留もできないような状態でございます。町長は町内対外的なことばかりあって、したがって水産課の課長、担当者がそのために代行して責任をとってやっているわけでございますけれども、現状を見ておりますと、本当に真剣に取り組んでやっているのかどうかということが疑うわけでございます。ところで設計書では東側の下川原、関原さん、岩井さん、渡辺さんというこの方々が当時は 150メートルの船揚場でありまして、みんな施業できましたけれども、どこでどう変更したのかしらないけれども 100メートルに変更になったわけでございます。このことについては、理論的なことは説明もしておらないわけでございます。若い者は全体を考えないでやるし、課長にもその責任はあるわけでございます。今後どのようにこの漁港をつくり上げていくのか、これをお伺いいたします。2つ目は、床潭道路の問題でございます。最近は、女性の運転手が多くなってきておりまして、夜中に車の故障でもあった場合に寂しさも多く感じるのでございまして、三浦木工場付近から峠の下まで何灯かの照明をつけてもらえないかという要望でございます。これも30年ぐらい前に三浦さんの近所の峠のところで、娘さんの誘拐がありまして、死亡したわけでございます。こういったことを思ったときに、やはりこの問題も大変心配だと思うわけでございますので、このことについては町長に道路は道道でございますので、道にも要請をしながら、ひとつこれをぜひ照明を何灯とはいわないけれども、三浦木工所のあたりから峠の下あたりまででいいと思いますが、その間にひとつ照明をとっていただきたいと思います。以上2つのことをお願い申し上げて、私の第1回目の質問といたします。

答弁 町長

2番、塚田議員のご質問にお答えを申し上げます。津波の防災対応策として、漁港のつくり方を津波襲来時の防潮堤になるようにできないのかという質問でございます。平成12年第4回定例会におきましても類似した質問があり、前町長からご答弁を申し上げたようであります。ご承知のとおり、漁港とは天然または人工の漁業根拠地となる水域及び陸域並びに施設の総合体であって、農林水産大臣により指定されたものでありまして、一般的には防波堤などの外郭施設により港内静穏度を高め、岸壁などの係留施設を整備し、漁業活動の機能の向上に努めていくものであり、その目的に沿って現在第1種床潭漁港では平成13年度の地域水産物供給基盤整備事業により、外郭施設として外防波堤、南防波堤、係留施設として船揚げ場、その他の施設として漁港道路、漁港利用地の整備が平成17年度の完成をめどに進められているところであります。床潭地区におきましては昭和27年、塚田議員から24年というお話ですが、27年十勝沖地震津波により大きな被害が発生したところでありますので、漁港の整備計画の中では、漁港の外郭施設としての防波堤や護岸などの施設整備が基本であり、漁港施設に防潮堤のような機能を持たせることは極めて困難であります。しかし、津波対策を行うためには、漁港の背後を含めた地区の海岸全体をカバーできる堤防などの整備が必要かと思いますが、当該地区では海岸保全事業における浸食対策として平成4年から、地区の西側より緩傾斜護岸の整備が進められ、平成12年度に計画区域のすべてが完了したところであり、さらに高潮対策として堤防などの整備については難しいのではないかと考えます。また、漁港の背後に堤防などを設けることになると、各地先の漁業者の船揚げ場の利用や、昆布漁業での乾場使用などの漁業活動に支障を来すことが考えられますことから、津波対策に対する地元期成会や、地域漁民などの意向を十分踏まえた中で検討しなければならないものと考えております。次に、三浦木工所から床潭までの道路に安全確保のための防犯灯等を設置できないかというご質問ですが、この道路は道道別海厚岸線の一部と、道道床潭筑紫恋線となります。平成12年度の各自治会からの要望事項の中で、床潭自治会からは道道床潭筑紫恋線の起点から筑紫恋へ入る町道床潭筑紫恋間道路との交点までの間に、連続照明13カ所の道路照明の設置要望が出されました。町では、街路灯などの設置や管理については、要綱を定めて行っておりますが、この設置基準では国道及び道道に面した街路灯の設置について自治会から要望があった場合は、町からそれぞれ国や北海道に要望することとしていることから、この内容について床潭自治会にお知らせするとともに、これに基づいて町から北海道に対し、交通安全上あるいは防犯上の必要性を訴え、道路照明の設置について要望したところであります。この要望に対し、北海道からは道路照明の設置については、夜間の交通安全確保が目的であり、道路照明基準に基づいて屈曲部交差点及び横断歩道などに設置するものであることから、要望のあった防犯を目的とした連続照明設置はできないということでありました。以上のことから、ご質問の防犯灯などの設置については大変難しい状況にありますが、ご質問者もご承知のとおり、現在道道床潭筑紫恋線は道路改良工事を行っておりますので、この工事の中で道路照明を設置していただくよう要望していきたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。以上でございます。

質問 2番

今の漁港の入口について町長から答弁されたわけでございますけれども、この視点を変えるならば、この漁港の入口はどうして波の来る方に向けてつくられているんだと。ここにこの漁港の必要性が出てくるわけでございますけれども、町長の説明によりますと、漁港の計画ではこれは問題が出てくるんだという答弁がありましたけれども、問題は漁港の入口が悪いために、この入口が東南東の方にまず向けるとこっちから波が入って来ないと。したがって、向こうの方に入るところはうちの方から入っていくとか、これは西南西でございます。というのは、そこに見てみるとわかると思いますが、こういった形の中におきまして、漁港の計画実施の内容につきましては、やはり工事の方法があるだろうということはわかりますけれども、何回言ったってこれがわからないと。そして、我々がつんぼ桟敷に置かれて全然相談にも乗らない、乗せない、しかも現況から見ると今一番困っているのはこの5、6軒の人方が一番困っているわけでございます。というのは、自分だけが船揚げ場もできないと。残されているわけでございます。そういった関係の中において、これを 150メートルになると、船揚げ場になるとこの人方も救えるけれども、 100メートルになったために、この人方がそこに入らないと。しかしながらこの人方一番危険なところに乾場持っております、船の揚げ下げもしなければなければならないし、一番困るわけでございますが、しかも、床潭の道路につきましては、漁港道路につきましては、乾場が狭いけれども、この人方全部協力したわけでございます。しかしながら、やっていることは、もっとしっかりやってもらわなければこの現況ではどうしようもないということでございますけれども、ただ、理屈から言えばそういうことになるけれども、漁港の入口が悪いから船が入れられないと、町長は忙しい人だから別だけれども、例えば一口で言いますと、課長がこの間の3メートル、4メートルの波のあるときに一体波がどっちから来るのか現実を見たことがあるのかという問題はこっからきているんですよ、地元の人に言わせるとだ。それほど不都合なことはないわけでございます。41年間で43億も投資されながら、いまだもって2メートル、2メートル50の深さよりない漁港に船が入れないということが現実としてはこれはあるわけではないと思いますよ。しかしながら、その入口が波が入ってくるところであると、これは何回やっても同じことで、私はこの防波堤だけが西南の方向に出していくならば、この人方も全部船は救えるし、入っていて安心して置けるし、船は今実際問題として係船もできないんだよ。しかもこの人方5軒のところはだね、それで沖の方はまだ離岸堤がとってないから、出入りするところに置いていくこともできないわけですね。そういう現況であって、余りにも私らもこの人方を見ていると気の毒だし、大変なんだということを考えておりますし、担当者によって船をどっちから入れたら安全になるのかというのを責任もって答弁してもらいますよ。町長は忙しい人だから浜へ来て波の来る方向を見るというのは大変面倒なことだから、担当者が少なくとも口っぱしばかりでこんなことやってこれでいいんだということにならないよ、これは。金ばかりかかって船が入れない漁港ってあるかそんなの。もっと真剣に考えてもらって、造成してもらわなきゃ困る。このことを一つお願いします。それから、いま一つ照明については道道でございますけれども、少なくともやはり13灯とかそんなにたくさんは要らないけれども、女性の運転手がふえてくるので、もし故障でも起こせば大変なんだと、寂しさも感じるので5灯くらいは峠の下までつかないだろうかということをお願いするわけでございまして、何か聞いて見ますと、水銀灯1つつけるとやっぱり 100万くらいかかるという話も聞いております。だけれども、5灯くらいであればということになるわけでございます。13灯より約3分の1くらいになるわけでございますけれども、5灯くらいでいいんだということもいっておりますので、いま一度このことについて答弁していただきたいと、こう思います。

答弁 管理課長(管理課長は2004年3月まで)

道道床潭筑紫恋線への街路灯などの設置の件でございますけれども、ご存じのとおり、先ほど町長からもお答え申し上げましたけれども、現在本路線につきましては改良を行っております。この改良工事の中でカーブも少なくなりまして、直線化されると。それから峠が1つありますけれども、あの峠につきましても低くなると。大分道路そのものがこういうことで改善されることになっております。要望のありました13灯というのは、必ずしもそういうことではなくてもいいのかとは思いますけれども、私どもとしても13灯にこだわらず、何灯でもいいから夜間の交通安全のために可能な限り設置していただきたいということを引き続き北海道の方に要望していきたいというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。

質問 2番

皆さんのところには、この図面がいっていると思うんです。これを見ますと、この漁港がこう出て中の方に15メートル中に出しているわけでございます。どうしてこれを出したんだと。これを出さなきゃ波が入ってくるんだということは、ややございます。だからいっそのことこれ出さないで、こうまっすぐ西南西の方に出ていけば、何もこれだけ出せば波が何も入らないし、金もかからない。これを出したために結局真っすぐ出せなくなったということでございますよ。今皆さんの前に図面いっているはずだと思うよ。波が入るからこの防波堤のうち防波堤のところ、また中の方に出してあることが現実で。そこで視点を変えるけれども、漁港計画ではどうしてもこれは今のところでは、平成17年までに完成させるというさっき課長がそう言ったと思いますけれども、このことについては、やはり少なくとも自信をもって今後うそを言わないできちっとやってやるんだという形の中では、やはりこれはしっかりやってもらはなければならないし、重ねて言いますが、17年度までには完成するということが言えるかということが一つとで、それでもし波も入ってどこにも入れられなかったらどうするんだと責任もって言えるのかということも確認しておきます。この状態では私も60年も漁師やっておりますけれども、この現況から言ったら波が入ってこないということであれば、これから 100億もかけなかったら波こないということになりませんよ。というのは、小島大黒みたいのをあそこへもってこなかったらできないということですよ。それわかって言っているのか。そういうことなんだ、南の方に小島と大黒があるんだわ。そこの間から入ってくるんだこの波は。だから、これをとめるということになれば、そんなきれいごとばかり言ってもならないし、それといま一つは、この漁港が結局防潮堤がつくれないとすれば、どうしたらこの漁港に乾場も守れるし、船も入れるということができるということを考えられないのか、これ。さっきも話ししたように、浜中、奥尻、岩手県の田老あたりは防潮堤がありますよ。田老なんていうのは 300メートルくらいのところに下げてつくってありますよ。浜中も、それから奥尻も3メートルくらいの防潮堤をつくっている。しかしながら、床潭の場合は乾場のために防潮堤はつくられないんだということを今までわかっとってやっておるのかわからなかったのかどうなんだと、この点をいま一度、確認しておきたいと思います。床潭で昆布とれなかったら、これは乾場がなくて昆布とれなかったら生活できないということをやはり町長初めみんな知っていると思いますよ。防潮堤つけるのは簡単にできるんだけれども、防潮堤つけたら乾場がなくなるんだと。問題はこれなんだよ。だからそこにどうして気がつかないんだと。そこでやっぱりその実情を把握してやはり国の方でも道の方でもそのようなことでお願いして、漁民が安心して生活できるようにできないのかということをいま一度確認しておきます。

答弁 町長

平成12年度の12月の4定におきまして、私からもるる詳しく答弁させていただいた経緯があります。やはり漁港整備に当たりましては、地元期成会並びに地域住民と施行者が十分に話し合った中での工事が進められるものであると私は理解をいたしておるわけでございます。今後いろいろな問題が生じた場合においては、同然の手続の中で施行されるものである、そのように考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。

出典:厚岸町議会 平成14年第1回定例会 2002年3月7日 議事録 PDF(57ページ) 間違いを知らせる