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由仁町議会 令和4年第1回定例会 2022年3月11日

ふるさと寄附金について

2022年3月11日、由仁町議会の一般質問で、羽賀直文議員が「ふるさと寄附金について」質問し、町長 松村諭が答弁しました。

質問者
羽賀直文 議員
答弁者
町長 松村諭

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 2番 羽賀直文

私は、ふるさと寄附金についてお伺いいたします。当町のふるさと寄附金は、平成29年度に初めて1億円を超えて以来、今年度まで同じような寄附額で推移しています。ふるさと寄附金については、町長も町政執行方針において、まちづくりの貴重な財源としてのみならず、関係人口の拡大や町の魅力のPR効果にも期待しておられます。今年度は、さらにポータルサイトを増やし、寄附金増加を目指すようですが、当町と同じような産業構造の管内の自治体では2倍もしくは3倍近くの寄附金を集めている自治体もあります。ふるさと寄附金は、他の財源と異なり、工夫次第ではまだまだ伸ばすことが可能な分野だと思います。それだけに、ここ数年の伸び悩みとも言える状況の要因分析と今後魅力ある返礼品をどのように掘り起こしていくのかを町長に伺います。

答弁 町長 松村諭

羽賀議員のふるさと寄附金についてのご質問にお答えをいたします。当町では、ふるさと寄附金、ふるさと納税制度が創設された平成20年度から由仁町ふるさと寄附金として取り組んでおり、まちづくりの貴重な財源となるものであることから、積極的に進めてきたところであります。この制度の開始初年度の寄附額は241万円でありました。返礼品の贈呈を開始した平成26年度は783万円、さらに寄附額の増加を目指しまして、私が町長に就任してからは私自らが先頭に立ち、いわゆるトップセールスを展開するとともに、ふるさとチョイスや楽天ふるさと納税といったポータルサイトを活用するなどPRの強化に努め、平成27年度は2,806万円、平成28年度はあと一歩で1億円を超える9,650万円と増加し続け、平成29年度には1億3,036万円と初めて1億円を超える多くの寄附をいただいたところであります。その後は1億円を超える寄附となっておりますが、大きな増加は見られず、議員ご指摘のとおり横ばいで推移しているところであります。これにつきましては、近年当町の主力返礼品であるお米の申込みが伸びていないことが原因でありまして、特に令和3年度におきましてはお米の申込み件数及び寄附額ともに大きく減少し、前年度対比で約2,600万円の減となっている状況であります。全国の市町村が展開するふるさと納税のこの返礼品の中でも人気の高いお米は、多くの自治体においても主力返礼品として取り扱われ、年々競争が激化しております。同じ量なら寄附額の低いほうに、同じ寄附額なら量が多いほうにといったように、よりお得感のある返礼品に寄附者が流れているものと推測しております。さらに、返礼品を提供していただく町内の協賛事業者につきましても、広報ゆにや町のホームページで募集しているほか、担当職員が個別に事業者を訪問し、協力を求めているところでありますが、なかなか登録に結びつかず、地域協賛事業者の伸び悩みによりまして返礼品の種類が固定化しており、結果として返礼品を多くそろえられないことも全体の寄附額増加へつながっていかないものと考えております。しかし、その一方で、コロナ禍によりまして健康を意識した新しい食生活スタイルの浸透がオートミールの人気を一層高めており、お米の減少分をカバーするほどの申込みをいただいているところであります。これまでもふるさと寄附金の実施に当たっては他の自治体の取組なども注視しているところであり、議員ご指摘のとおり管内でも当町の2倍、3倍、それ以上の寄附金を集めている自治体もありますが、当町と同じように基幹産業が農業である、いわゆる産業構造が同じであっても全国的に知名度の高い企業が提供する高額な返礼品が多くの寄附を集めている自治体もあるなど、条件は様々でありまして、一律的な比較はできないものであります。現状を捉えますと、いかに現在の返礼品を多くの方に見てもらい、由仁町を知ってもらうことができるかが入り口、出発点でありまして、このことが極めて重要であります。したがいまして、令和4年度からはテレビのコマーシャルで有名なポータルサイト、さとふるを活用するほか、返礼品単独のラインナップにとどまらず、例えば協賛事業者間のコラボレーションによる新規返礼品の開発や付加価値を高める見せ方の工夫をするなど、これまでにない新たな視点と取組、さらにはより効果的な発信方法も研究してまいります。寄附額の増加には協賛事業者の協力は不可欠でありますが、町内返礼品の資源となり得る可能性を追求し、より一層積極的かつ重点的に取り組んでまいりたいと考えております。

質問 2番 羽賀直文

ふるさと寄附金は、私が言うまでもなく、大変お得感のある制度だというふうに認識しております。寄附した人が寄附した自治体よりお気に入りの返礼品をもらえるばかりではなく、所得によって上限はございますけれども、寄附した金額から2,000円を引いた残りの部分は寄附金控除として計上できる非常にお得感のあるものだというふうに思っております。過日町長のほうより、12月には相応の寄附件数、そして寄附額があったというふうに報告がありましたけれども、あれは制度の都合上駆け込み的に需要があった。そういう顕著な現れではないかなというふうに私は思っております。総務省が公表した令和3年度ふるさと納税に関する現況調査結果によりますと、令和2年度の寄附件数は3,488万8,000件、対前年度比49.5%増、その寄附額は6,724億9,000万円、同37.9%増と、ともに前年度よりも大幅に増加して過去最高を更新しました。ふるさと納税は、行き過ぎた返礼品合戦の是正に向けた制度の見直し、いわゆるふるさと納税指定制度が令和元年6月から施行されたことから、令和元年度の寄附件数は平成24年度以来の減少を記録しましたが、令和2年度は新型コロナウイルス感染症拡大に伴う巣籠もり消費の増加や地場産業支援、災害被災地支援を目的とした寄附が増え、寄附件数は再び増加に転じ、寄附額も引き続き右肩上がりとなっています。当町では平成30年に前年度実績を割りましたが、次年度からは回復しております。このことからも、ふるさと寄附金は限られたパイをそれぞれの自治体が奪い合うのではなく、パイそのものが大きくなっていることが分かります。この制度が存続する限り、これを大いに活用しない手はないというふうに思っております。当町が現在登録しているポータルサイトは、楽天ふるさと納税、登録自治体数1,305自治体、ふるさとチョイス、同1,621自治体と人気上位のポータルサイトですし、新年度から登録予定のさとふるでも登録自治体数1,046自治体と、まさに上位を占めるポータルサイトでございます。これを聞きまして、私も新年度からの寄附額の増加に大いに期待している一人でございますけれども、しかし何といっても肝要なのは魅力ある返礼品の充実かなというふうに思います。先ほど町長が申しておりましたとおり、当町に限らず、恐らくこの管内、そして全国的にもお米というのは返礼品の主体となるべきものであろうかなというふうに思っております。そのPRです。返礼品そのものは各事業者にお願いして多分対応していただいているのだというふうに思いますけれども、米一つ取っても、例えば当町のゆめぴりかは全道の作付のおよそ7%、これはJA単位でございますけれども、決して少ない作付面積ではございません。高品位米率もかなり当JAは上位を占めている。なおかつ、北海道は、先般報道でも出ましたけれども、食味ランクでもゆめぴりか、ななつぼし、ふっくりんこ、この3銘柄につきましては特Aの認定をもらっております。そういうところを各事業者ごとではなかなかPRできない部分をパンフレット1枚でもいいから、そういうふうに消費者の方に送って認識してもらう、そういうPRの方法も大事なのかなというふうに思いますし、町長も申しておりました時代のニーズに合わせた返礼品の掘り起こし、例えばお米だけでなくて、私が見たサイトの中ではお米プラス御飯のお供、これを先ほど町長が言ったコラボレーションしながら返礼品として開発していくとか、結構多かったのは無洗米です。当町の事業者にも1件あったかと思いますけれども、都会の方はとぐ時間もとぐ水も削減する無洗米というのはなかなか魅力的な商品なのかなというふうに思います。こういうもの時代のニーズに合わせた開発をしていくのも一つの手かなというふうに思います。そういった面で、先ほどから申しております全体的な返礼品も含めて、町の魅力のPRが私は全体的に欠けているのかなというふうに思っております。この点に関しては町長、どのようにお考えでしょうか。

答弁 町長 松村諭

羽賀議員のご質問にお答えさせていただきます。ただいま再質問で無洗米に取り組んでいる業者がいるという大変貴重な情報をいただきましたので、早速担当職員をその業者の方にまずは派遣をしようと思っているところであります。先ほど来なかなか協力事業者が集まらないというお話をさせていただきましたが、職員が個別にお伺いをしてお願いをしていても、事業者の方からは農協に出せば手間がかからないからということでお断りをされる。あるいは、メロンの場合はロットが少ないのだと、ですからふるさと納税で出せるのはこれだけ、あとは全部農協のほうに出すから、もうこれ以上出せない。需要が大変多くて、メロンの申込み件数は在庫がある限りどんどん入ってくるのでありますが、ここでもう途絶えてしまう。なかなか協力を得られないというところでありますが、職員が本当に個別に1件1件、潰しにかかると言ったら表現が悪いのかもしれませんが、協力事業者を求めていると、集めているといった状況であります。昨今の情勢を見ますと、確かに当町のお米は本当にトップクラスのお米なのであります。ただ、このトップクラスのお米が由仁しかないというのであれば、これは大きなセールスポイントになるのでありますが、これはホクレンが進めておりますように、由仁だけでは実はないのでありまして、お米で脚光を浴びて売れたのは、農業法人がたしか蘭越町の米―1で賞を取った、こういったお米は足が早いといいますか、何か普通のお米とちょっと違うというセールスポイントがあれば確実に増えていくといった、そういった状況に今なっているところであります。表現が適切なのかどうか分かりませんが、特別ですとか、プレミアムですとか、限定品とか、そういう言葉をつけると寄附額が、申込者が大変増えていくといった、そういった現象が見られるようでありますので、私どももPRの方法を考えていきたいと思います。PRの方法をもっと検討すれということでございますが、こちらのほうを御覧になっていただいたことがあるかもしれませんが、これがうちのふるさと寄附金のホームページからダウンロードして印刷したものであります。私どもが企業誘致から、いろいろ出かけているとき、これは私も含め、職員も必ずこのパンフレットをプリントアウトして持参して、企業のほうにもふるさと納税をお願いしますといった、そういった対応もしております。また、御覧になったことはないと思います。由仁町には現在4種類の封筒がございます。皆様方一般的に御覧になる封筒というのは、この封筒だと思います。しかし、町では町外の方にお送りする封筒は、実はこれでございます。町民の方にはお送りしておりません。この封筒の裏側はこのようになっておりまして、QRコードですぐふるさと納税のサイトに飛ぶようになっております。これを、町外の人に発送する郵便物に全てこの封筒を使っているという状況でございます。最初の答弁でもお話をいたしましたが、例えば一例としてトップセールスと言いましたが、私の名刺の裏側には全てこのふるさと納税にと結びつくQRコードが印刷してあります。これは、職員もこのように印刷をして、ふるさと納税を一件でも増やすために努力をしているところであります。また、これは毎年でありますが、町外から通っている役場職員には全員このパンフレットを配って、ふるさと納税をしてくださいというお願いもしているところであります。ここまでやってきてもなかなか伸びないのでありますが、これからもいろいろな方法を考えて寄附金の増額に向けて取り組んでいきたいと考えているところでございますので、ぜひとも議員もご協力のほどをよろしくお願いをいたします。

質問 2番 羽賀直文

今のお話を聞いて、町長をはじめ、私も担当職員というか、地域活性化の皆様には大変ご労苦願っているのだなというふうに思っております。私はペーパー1枚でどうなっているのだと簡単に聞けばいいですけれども、担当職員は先ほどお話があったように、そういう事業者のところに赴いて頭を下げたり、もし話がまとまればいろいろ交渉にも行かれる。仕事だと言ってしまえばそれまでですけれども、大変な苦労があるのだろうなというふうに思っております。2点目の質問の中でPRという言葉を使わせていただきました。私も更新になったホームページを何回か見たことあるわけですけれども、当然ホームページからもふるさと寄附金のところに飛んでいけますし、ただリニューアルになったといいながら、果たしてそれではどれだけアクセス数が増えたのであろうかなという疑問もありますので、もし回答できるものであれば、回答していただきたいなというふうに思っております。今の時代、SNSが大変主流でございます。同僚議員の中にも非常に頻繁に使っている方おられますけれども、職員の中で私が見かけるのは、産業振興課の職員が何かイベントがあればその都度上げていらっしゃる方がおられます。仕事としてやっておられるのか、プライベートということは多分ないのでしょうけれども、ああいうことが非常にこの時代大事だと思うのです。私何回か話の中で出させていただきます佐賀県の武雄市の元市長の樋渡さんという方、あの方が現職時代に職員みんなにフェイスブックのアカウントを取らせて、何でもいいから発信しろと。フェイスブック課というのもつくった。そのことが話題になって、アメリカのフェイスブックの本社からも視察に来たことがあるそうでございます。例えばフェイスブックで、由仁町に今度新しいこういうふるさと寄附金の返礼品を用意しましたよと、見てくれる方、フォロワーが増えればそれだけまた関係人口も増えていくでしょうし、例えば町にゆかりのある方ですと、俺のふるさとだとか、両親のふるさとではこういうことやっているのだなと。頻繁に出せばそういうことに感心持ってくださる方も結構いらっしゃるのではないかなと今の時代思うのです。そういった意味では、そういったSNSを利用しない手も全くないわけではないのでないかなというふうに思いますし、それがまた純粋に由仁町に寄附をしたいなと思う人の掘り起こしにもつながるのではないかなというふうに私は思っております。そういった意味で、先ほどからいろいろご苦労の話も聞いております。いろんな角度からまた検討していただいて、少しでもふるさと寄附金が伸びること、伸びるように手だてを講じていただくこと、これを強くご指摘させていただいて、私の質問を終わりたいなというふうに思います。以上です。

答弁 町長 松村諭

貴重な助言をいただきまして、本当にありがとうございます。検討してまいりたいと思います。どうぞこれからもよろしくお願いいたします。

出典:由仁町議会 令和4年第1回定例会 2022年3月11日 議事録 PDF(19ページ) 間違いを知らせる