みんなの議会

浦河町議会 平成31年第2回定例会 2019年3月12日

当町の水産施策における漁業振興について

2019年3月12日、浦河町議会の一般質問で、井上理人議員が「当町の水産施策における漁業振興について」質問し、産業課参事 住吉仁昭、町長 池田拓が答弁しました。

質問者
井上理人 議員
答弁者
産業課参事 住吉仁昭、町長 池田拓

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです

質問 12番 井上理人

おはようございます。平成31年の3月の定例会での平成年号の最後である町議会の一般質問におきまして、トップバッターということで与えられまして、まことに光栄でございます。佐々木議長にありがたくお礼を申し上げたいと思います。それで、さて私は一般質問で、これまでは全質問中、大体7割から8割は水産関係、漁業関係を主体にして質問してございます。今年度も、このたびも、やはり町長が魅力を生かした元気なまちづくりと強く求めている状況の中で、また浦河の魅力を生かすためには、基幹産業である農業と漁業の発展が必要ですと強く強く述べております。そういう観点からして、私もそれに応えるべく、一つ質問させていただきたいと思ってございます。そこで、地域資源が有する潜在的な魅力を町内外に向け発信し、外貨や人を呼び込むための積極的な取り組みや新たな発想が求められていますと。まさに、これはこのとおりでございますと思います。そして、関連する団体や事業者が互いに力を合わせ連携し、工夫することで大きな力となり、まちが元気になりますということで、これもこのとおりでございます。書いたとおりだなと思っています。さらに、生かした元気なまちづくりと、この中のフレーズの中に、元気ということが非常に強く出されているのと、それから、魅力という問題で強く出されているなと、このキーワードを、非常に私、これを見て聞いて、漁業は本当にそのとおりだなということで考えてございます。そこで、皆さんのほうに出ているような町政執行方針の中の重点施策の2点目の中で、水産業の振興ということで、活力を生み出すまちづくりということでございますが、その中で、町政執行方針の冊子の22、23ページに書いているのですが、この中で、まず2番目に書いているように、70年ぶりの漁業法の一部改正、これは実際にまだ新聞紙上で水産庁が発表した部分で、さらっとしか見えていないのですよ。これは、私にちょっと聞き及んでいる中では、相当大きな転換があり得るということをちょっと聞いてございます。ですから、これに適切に対応していかなければ、日本の漁業というのですか、北海道の漁業が今あるべき姿が非常に大変になってくるなという感じを受けてございます。だから、今までは、以前の漁業法の中では、やっぱり攻める漁業、これが大きく打ち出されているのですよ。ですから、200海里問題だとか、それから自国の問題だとか、そういうのを随分出されたのですが、攻める漁業ばかりが打ち出されています。ですから、今回の中では、やはり民間企業を参入させていくということで、非常に大きくクローズアップさせていますから、その辺との中で、ただ、漁業法だけでなく、やはり水産資源保護法、これが両天に出てきています。それともう一つは、この沿岸であれば、漁業協同組合法、これに関連する漁業六法という、この問題が随分この中に入ってきています。ですから、相当大きく変わってくるかなということで、この中にも書いていますが、基本的に制度を一体的に見直すということですから、これはまさにこのとおりだと思っています。そこで、こういう課題は常に浦河町の文章の中に、いつも同じ文章が出てくるのですが、問題や課題に対応するために、漁業者、漁業協同組合、指導機関などと連携して解決に取り組んでまいります。これ、いつも同じフレーズなのです。何も変わらない、ずっとこの方、私、十何年間、議員をやらせてもらって見ていると、これは基本だろうなと思うのですが、全くこのとおりで書いています。そして、次に出てくるところでは、それぞれの漁業の今年度の施策を列記しているのですが、この施策の中で1点目にあるコンブ漁場の機能回復、これが出ています。ご承知のように、昭和40年代から今まで見ていますと、平成の最後のころを見てくると、昆布業者が大体3分の1に減ってございます。資源のやり方についても、実際に浜をずっと見ていると、昔は昆布をとるときにはかぎどりとねじりどりと二つございます。ということは、深みにはねじりさおでねじってとる方法があったのです。浅いほうは、全部かぎどりで、すくってとるのですが、そういう昆布のとり方もあったのですが、現実的には、資源は沖のほうを見ますと、実際に沖のほうは手をつけられないような状況になっています。ということは、高齢化になってねじりさおが100%操作できないということもあるでしょうし、それから、進出の問題もあるでしょう。が、しかし、昔から見たら、全然深みのほうは手をつけていない。しからば、なぜ上がらないのかな、水揚げ量がふえていかないのかな、この辺がここに書いておりますように、いろいろな中で岩盤清掃、昔は溝引きだとか、岩礁爆破だとか、そういう方法をとったのですが、今はもう本当に人力を使わないで、ほとんど機械でやる。昔は火薬があって爆破したり、いろいろなことをやっていますが、そういう手法も全部変わってきたと、そういう状況の中でやっています。それから、タコ産卵ツブ礁、これも、ここに出してありますように入れている、入れている、これは昭和50年度の後半から60年の初めからやっているのですが、相当に、海の中には産卵礁が入ってきています。特に日高管内で一番最初にやったのは、旧浦河漁業協同組合がスタートで、それから荻伏ということで、浦河が主体になって、ずっとやってきていますが、これについても昨年あたりは、タコの資源量はぐっと減ってきています。現在、タコ業者がいますが、このタコ業者あたりは転換時期に来ているかなという言葉も吐いています。ということは、やはり水揚げ量の関係でしょうし、こういうような状況が出てきています。これを継続してやるのですが、支援はするのですけれども、したら、その効果はどうだったのか、その辺はここには全然明記されていません。非常に、ここら辺が問題でなかろうかなと、私は常に思ってございますから、予算のつけるときは、やはり小さくでなく、つけるのであれば、どんどんつけてやるのが、やっぱり支援の方法かなと、常に、私はそれを今まで訴えてきてございました。それから、次に、この調査事業、これについても、次のページにあるのですが、本年度、新たに漁場や水産資源の有効利用の推進を図るということで書いていますが、この中で、海洋生物の資源調査を支援してまいりますと、これも支援です。この中で、どういう海洋生物の資源調査なの。そしたら、魚種の選定をどうするのよと、これも明確に何もうたっていません。ただ、文章上で支援して、漁組がやるのだから、それに対して支援していこうかなということで書いてございます。栽培漁業についても、今、言うように、マツカワの稚魚放流、それからナマコの種苗生産、名前はナマコの種苗生産という、近郊の今、何十万、キロ何万もするものなのですが、そういうものの生産施設、そうしたらナマコの生産施設は、種苗生産施設はどこにあるのだと、何もありません。ナマコの種苗生産の施設はないのです。だから、ここでうたっているように、種苗生産を推進するとともに、新たな魚種の調査研究に対する支援を継続してまいります。これも全く書いただけなのです。というのは、何をもって新たな魚種を選考するのだと。今まで、浦河の浅海増養殖、魚種、これは相当なものをやってきています。北海道でも有数なものの取り組みをしています。皆さんも、前も私、ここでお話し申し上げたように、ノリの、アサクサノリから始まって、アワビから何からホタテから全部やっています。ほとんどの魚種をここでやっています。ところが成功したのは一つもないです。成功したのはただ一つ、今のウニ種苗センター一つです。これだけですよ、浦河の中で、実際にやってきているのは。ほとんど手をつけています。今の浦河港の中にある施設の中で、舟入場がありますが、あれには活魚出荷のために、場所をつくったのです。実際、これも使わされていません。ですから、やることはやっても、やっぱり結果が全然出ていないのです。そして、新たに何を選考するのか、何の魚種なのか、これもうたっていない。非常に私から言うと、名目だけはいろいろやっているのですが、その辺が出てこない、非常に情けないというのですか、残念だなという気がしています。やるのであれば、やっぱり一つの目標の中にあって、やっていくのが本当なのかなという気はしています。それから、海洋環境の問題も、ここに書いています。この海洋環境というのは、非常に難しい。字で書くと簡単に海洋環境なんていうことを言っていますけれども、実際、海の中、陸上の畑とまた全然違っていますから、この辺の調査事業の海洋変化だったり、潮の流れもあるでしょうし、海水温の問題もあるでしょうし、そして餌の問題もあるでしょうし、これを一つ一つ全部解明していくといったら、きょう、あす、文書で書いたから解決するようなものではないです。非常に、これは深いものだなと、私は考えてございます。その中で、実際に、こういうものを、理解を深める機会として、サケの稚魚や磯遊びなどと書いていますけれども、これはこれとして教育等の中で取り組んでいくのも一つの手かなと思っています。そういう中で、この中で、私は特に担い手事業については、これは後で佐藤議員が何か出てきますから、担い手のほうについては、省略させていただきます。それから、TPP、これについても省略させていただきますが、私は通告した中では、22ページ、23ページの中でということで通告していますので、この中でお話し申し上げますが、今、やはり事業の目的、事業を遂行するために、事業の目的を立てたのなら、きちっとした計画を立てて、そして、実行して、そして、これを検証して情報開示して、浜と一体になってやっていかなければ、実になってこないのかなという感じは受けてございます。そういう中で、特に調査事業については、種々のメニューによっては進められているというのは、先ほど言いましたように、それは、理解はしてございますが、その調査目標によって、これを、やはり今言ったようにデータ化して、本事業に向けた対策をこれからも講じてくるのが大切なことですし、それによって、また新たな事業目的、そしてメニュー、これを行わなければならないと。ここに書いているように、そういうことであれば、この事例がきちんと浦河町で持っているのか、これを、まず私はお聞きしたい。そして、このメニューはどういうふうに遂行されてきたのか、これは、このメニューはどうなのだと、そして検証、さっき言ったように検証されてきたのか。そして、これが浜に対して、情報開示をきちっとされてきたのかなと。そして、資源回復計画なり、こういう計画を自立して行われてきたのかなということをお聞きしたいなと思っています。そんなことで、例として、ちょっと申し上げますが、先ほど、私ウニの種苗センターの話をちょっといたしました。特に、調査事業の中で、けさの日高報知新聞の中で、春ウニとサクラの問題で、トップ記事の中に出ているのですが、初の一大企画、一大イベントだということで、大きく報じています。これは前から、ここの振興局長、話はしていたのですが、日高にある、さっき言ったエゾバフンウニ、それからキタムラサキウニ、この2種がここに生息しているのですが、それに対してのちょうど時期で、そのイベントに参加していくのだと。スプリングプレミアムでやっていくのだということで、大きく出していますが、しからば、このウニの産卵期、どうなるよ。皆さん、あれを食べているのは卵ですからね、現実に、赤いのを雌ですし、白っぽいのは雄ですから、あれはそういうことで食べるのですけれども。そしたら、この1年中産んでいるのか、夏の期間だけ産んでいるのか、餌はいつ食べているのだ、いつ本当の中で食べているのだ。このイベントを組むのなら、日高振興局の方にちょっと話したことがあるのですが、こういうものを浦河の前置きでの中で、こういう問題というのをきちっと整理されているのかなと、私はちょっと自分もウニに携わった人間として、そういうデータというのをきちんと皆さん、まだ持ち合わせていないのではないのかなと。そういう中で、やはり、この点がもう少しウニのまず分布図、浦河町としてのウニの分布図を持っているのかな。そして、資源と、その実入りぐあい、今言ったように、こういうデータ。そうすると、いつのイベントにかけるのだ。実際にイベント、イベントといって、その時期に、今回のプレミアムは合わないよといって、殻を何か細工したりしているのでしょうけれども、そういうものも浦河町としては、バックデータをぴしっと持っていなければ、そういうものに参加していくについても、やはり一歩、二歩下がっていくような気がします。こういうのは、やっぱり、もう少しいろいろと研究していかなければならないだろうなと思っています。それで、町がここに書いてありますように、私、いつも思うのですが、町の最後の、最後というのは失礼ですけれども、文章化しているときに、いつも私は逃げの口実ではないかなという気がするのですが、これらの問題の解決の対応のために、さっき言ったようの漁業者、漁業協同組合、関係機関と連携して解決に向けて取り組んでまいりますと結んでいるのですよ。ですから、事業主体は、これからですと、事業主体は全然、町でない、全部ほとんど支援という言葉を使っていますからなのですが。ただ、支援、支援ということが、浦河町のここに書いている、一番最初に書いているように、申し上げたように、やはり産業のある中で農業、漁業、これが生産基盤だなということで書いていますけれども、やはり、これはもう少し町も中に入って、一体になって指導していくのが大きなあれではないのかと思っています。そのようなことを述べさせていただいて、私については、この当町の水産政策における漁業振興策については、1として、基本施策の位置づけと具体的対策についてお聞きしたいのが、まず第1点。それから、それらによる事業において、将来に希望を持てる環境整備が最大の課題と思考されますが、事業対応、事業の投資効果、試案等々についてお聞きしたい。それから、3番目は、私も今述べたように、本事業への計画と検証及び情報開示についてお聞きしたい。特に町単独での考え、それから支援の考え、これについて今後、今までもどういうふうに考えてきたいのか、これについてお聞きしたいと。以上、私の1点、当町におけます水産施策の中の漁業振興についての質問とさせていただきます。よろしくお願い申し上げたいと思っています。以上でございます。

答弁 産業課参事 住吉仁昭(産業課参事は2021年3月まで)

おはようございます。ただいまの井上議員の質問にご答弁申し上げます。まず、1点目の基本的施策の位置づけと具体的対策ということですが、基本的な施策につきましては、第7次浦河町総合計画の基本構想、基本計画に位置づけております。目指す姿としまして、漁業資源の持続的な利用と栽培漁業を推進し、安全・安心な水産物を供給することにより、漁業者の所得の安定を図り、漁業をより魅力ある産業にすることで若者の就労人口の増加を目指すとしております。漁業振興関係の具体的な対策につきましては、漁業資源の持続的な利用と栽培漁業の推進としまして、当町における漁業資源を持続的に利用していくため、関係機関とともに資源状態の把握や資源管理を推進することとしております。特に、昆布漁業につきましては、議員ご承知のとおり、岩盤清掃や海洋性肥料の投入試験を実施することにより、漁業資源の維持増産に支援を行っております。また、栽培漁業に対しましては、タコ資源の維持・増大を図るため、産卵礁投入事業への支援、ウニを初め、ナマコの種苗生産、放流を積極的に推進していくとともに、新たな栽培漁業対象魚種研究のための関係機関との連携を図り、栽培漁業の振興に取り組んでいるところです。担い手の育成確保としまして、将来にわたり地域漁業を持続させるため、浦河町漁業担い手等支援事業により、漁業従事者数の維持・増大に取り組んでおります。さらに、将来の担い手を確保するためには、漁業に興味を持ってもらうことが重要であることから、児童・生徒を対象に体験の場の提供や講座の開催なども推進しております。続きまして、2点目の、それらの事業に関する対応、投資効果等についてですが、先ほど申し上げました、基本的な施策に基づきまして、各年度において、漁場対策や栽培漁業、漁業の担い手対策に関しての事業を展開しているところです。議員お見込みのとおり、事業を実施することによって、将来に希望を持てる環境を整えていかなければならないと考えますし、漁業経営をどのようにして安定させていくのかということが最大の課題であると考えております。これまでの投資効果として、漁場対策関係につきましては、岩礁爆破、投石、溝式、近年につきましては、岩盤清掃による漁場の維持管理に対して補助を行っており、その年の自然要因がある中で、効果を分析することはなかなか難しい部分もありますが、一定の漁獲の維持につながっているものと考えております。栽培漁業につきましては、タコ資源の維持・増大のための産卵礁投入、ウニやナマコを初めとした各魚種の種苗生産、放流に対して支援を進めてきておりますが、漁業者や関係機関との連携により効果の検証を行い、その状況を見ながら、新たな魚種への可能性などを検討しているところです。漁業の担い手対策につきましては、浦河町漁業担い手等支援事業により、これまで44名を対象に支援を行っており、若い世代の漁業従事者の確保や新たな後継者不足対策にもなる効果的な制度であると考えております。今後につきましても、漁業者や漁協はもちろん関係機関を含めた中で、現在進めている事業について調査・研究を継続しながら、必要に応じて事業の拡大や新たな事業への展開など、漁業経営の安定化へ向けて取り組んでまいります。続きまして、3点目の本事業への計画と検証及び情報開示についてですが、補助事業につきましては、基本的な流れとして、漁協が漁業者や地区の意見を取りまとめ、事業の計画を立案し、町に支援の要望を行っております。町は、その計画内容を確認し、支援の可否を判断して予算化を行っております。予算化を行う過程では、先ほどの答弁とも重複しますが、漁業者や漁協、関係機関を含めた中で、その事業の調査・研究を行い、効果が期待できるものについては、新規事業としての予算化、あるいは既存事業の拡大や国や道の補助制度の活用の可能性などを検討し、主に漁協を通じて支援を行っております。事業の検証につきましても、それぞれの事業について、各関係機関を含めた中での調査・研究と合わせて行っているところです。情報開示につきましてですが、これまで、実施してきた事業の実施状況や効果などを漁業者や漁協、関係機関を含めた中で共有することは非常に大切であると考えております。このことから、関係する漁業者の部会等においても情報共有に努め、今後の漁業経営の安定に向けて進めてまいりますので、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

質問 12番 井上理人

今、住吉参事のほうから、いろいろご答弁あったのですが、まさに今、参事が言ったように、そのとおりだと思うのです。今までやってきたことは、もう、それは、私も理解は示しますよ。しかし、7次計画のときにも、私、お話ししたと思うのですが、やはり深掘りしてくださいということを、私、吐いているのですよ。この7次計画のときに。上っ面だけではだめなのだと、今のやり方として、上っ面だけではだめなのだと、委員会の中でも、もう少し深掘りするべきだという言い方を、私はしていたはずなのです。ですから、やっぱり、この辺がそこから抜けていない答弁しかないのですよね。それは、一つ、私残念だなとも思っています。それと、今、それぞれの魚種のことだとか、将来に希望を持てるような計画、それぞれの支援なのだというのですけれども、これも、やっぱり軸だけで出てきているのですよね。これは、住吉さんのほうの係のところに、私、行って、座って話した経緯があるのですけれどもね。どうしても、その辺が向いていかないかなという気がするのです。これは課の中で話したって、出てくるというのは、そんなに出てくるものではないなと。これは、最初に町長が判断すべきことだからね。もし、この点についても町長が答弁、これからするのであれば、その辺も含めて答弁していただきたいのですよ。それと、私、先ほど言ったように、魚種の選定の中で、いろいろ今、言っているように、環境の中でマツカワだとか、ナマコだとか、いろいろなものをやってきていると。そして私、質問の中でも、ナマコの種苗生産という言葉が入っているけれども、施設があるわけでないでしょうと。この辺がどういうふうに考えているのかな。種苗生産、これはえりもとドッキングしているのではないかと思うのです。だから、この辺だって、どういうふうにしているのかなと思っているのですよ。それから、ウニの種苗生産、去年、ウニは高温のために、地震かな、のときに大失敗しましたよね。その後、どういうふうになっているのと、それも何も別に報告がないのですよ。個々のほうで話をして、実際に、何万粒が、何十万粒生産して、こういうふうに配付しているのだと、今、こういうことなのだということも、途中経過はないのですね。そういうことも、やっぱりちょっと情報開示していますよと言いながらでも、そういうところがされていないのだと思っていますよ。それから、やっぱり今の状況の中で、ウニあたりは先ほど言ったように、もう少しウニについても、あれだけの施設、日高で、浦河でいろいろ持っているのですけれども、相当、もう古くなってきていますからね。いろいろ直して使っていますけれども、やっぱり、あそこをもう少し生かす方法、実際にやるのであれば、まだ生かす方法をどういうふうに生かしていくかということをやっていかなければならないだろうなと思っていました。そんなことで、いろいろお話ししているので、この辺は最終的に町長が判断することだろうから、もし町長が答弁できるのであれば、この辺を含めて、水産政策の中で、大局的な考えの中で、ひとつ答弁していただきたいなと思っています。以上でございます。

答弁 町長 池田拓

おはようございます。井上議員の再質問にお答えをいたします。まず、ウニの種苗の関係なのですけれども、情報開示というご質問がございました。ただ、運営は、議員ご案内のように、漁業協同組合が運営している施設でありますので、それを町のほうが情報開示というのは、なかなか難しいのかな、その点はご理解をいただきたいというふうに思います。それから、ナマコの種苗生産の関係ですけれども、そこはウニの種苗センターの施設を使って、その中でもって受精卵をつくって放流している、そういう実態でありますので、いわゆるウニの種苗の育成、そういったようなのと違って、ナマコの場合は受精卵の段階で放流しておりますので、その点についてもご理解をいただきたいなと思います。さまざまなご意見いただきました。なかなか海のことで、私も井上議員と違って、ほんの短い間ですけれども、担当させてもらったのですけれども、なかなかいろいろなことにチャレンジしてきたけれども、目に見えて大きな成果というのは出ていない魚種があるのも事実であります。ですけれども、さまざまなことにチャレンジして、そして、これから漁業の道に進む人たちが組合が中心になって、漁業振興に頑張っているのだ、そういう姿を希望の持てるような取り組みというか、チャレンジというか、それはこれからも続けていかなければならないなというふうに思っています。漁業者が減ってきて、特に昆布を含めて、非常に大変な状況にはあるのですけれども、例えば昆布一つとっても前の議会でも私、お話しさせてもたったというふうに思うのですけれども、1段30キロが20キロになってから、もう半世紀くらいたつのでしょうか。それが、高齢化がどんどん進んできているのであれば、利尻昆布、真昆布のように1段20キロから15キロにするだとか、不易流行という言葉もありますけれども、新規に昆布に着業して、一番難しいのは、やっぱり昆布の選葉の部分だと思うのです。そうするのであれば、かつてのように1等から5等、あるいはアルギン酸までの雑昆布までの間の価格が、がっと開いた時代と、今は昆布の加工技術が上がって、この下の部分が迫ってきて、上のほうに上がってきている、そういう時代を考えたら、例えば今の1等から6等をもっと簡略化するとか、いろいろ変えていかなければならないということ。あるいは、日高は天日乾燥というのが、最大の売りでありますけれども、いつまでも天日乾燥にこだわっていて、特に6月、7月の走りの時期に着業できないというようなことも非常に残念に思っていますので、そういったようなことも、皆さんと相談しながら変えていければいいなというふうに思いますし、昆布一つとっても、今までのままでいいのか、あるいは変えていかなければならないのか、そういったようなことも組合が中心になって判断されることとは十分承知しておりますけれども、行政のほうとしても、そういったような部分については今まで以上にしっかりと話し合いの場を設けていきたいなというふうに思っています。私、漁業に関して、町長になってから漁業協同組合、あるいは浜のほうから出てきた要望で、断った要望は一つもありません。このことだけはお話をさせてもらいたいと思いますし、これからも浜のほうに、皆さん寄り添って、皆さんが希望をもって、着業できるような、そういったような取り組みについて模索をしていきたいなと、このように考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。

質問 12番 井上理人

今も町長がいろいろお話ししたのですが、私とちょっと視点が違うのですよね。これは、町長は町長の考えの中で視点をもってやっているのでしょうけれども。また、これは言っても線路と同じで、交わらないのだと思うのですよ、私と町長は、この辺は。ただ、やっぱり浜の要望は、私の代になって、全部やってきたというようなことを言っていますけれども、そういうふうに、自分では評価しているのだろうと思うのですが。私は、そういうことを言っているのではなく、やはり現実論として、町で、その辺を引っ張っていくべきだという言い方をしているのです。向こうから来たから、それをやったからいいのだよということではなく、やっぱり町として、産業の位置づけの中で、やはり基幹産業なのだからということであれば、町が持っていって、こうやるのだぞということで引っ張っているのは、本当ではないのかなと、その辺はちょっとずれているのかなという気がしています。それと、今、ちょっと昆布の進出流通のお話をしていましたけれども、そもそも、販売体制そのものが漁連が関与してやっている状況の中で、こっちからどうこうということではないでしょうけれども。ただ、その考えについては、町長が言っているような、これは私、大賛成です。前から私の持論ですから、こんな振り方ではだめだと、やはり結束の仕方にしても、まだまだ、コンパクトにして、やはり消費者の手に届くようなやり方にしていかなければだめだということは、これは、私も現役のときから、それは主張してきた状態ですから、それは別にあれです。ただ、やっぱり、これは流通もそれなりにあるのですけれども、社会情勢が変わって、今、町長が言われたように、現実論としては、ほとんど裾物と言われる品物が、ほとんど全部の、エキスに全部、さま変わりしていますから、昔は考えられないことなのですよね。今の昆布エキスは全部、雑昆布が主体で、もと主体で動いているのが実態ですから、上下の差はほとんどなくなってきていますからね。ですから、私、さっき言ったかぎどりとねじりのとり方ということを言ったのもそこなのですよ。やっぱり、そういうものを利用していくためには、品質は悪いけれども、そういうものに適しているだろうと、ですから、その辺をもう少し考えていったほうがいいのではないかなというような言い方をしたのは、そこら辺です。ですから、町長が考えている一致するところも、全部が全部だめだということではなく、それはいいのでしょうけれども、やっぱり、ただ、もう少し、だから、浜から来たものを受けたのだからいいのだというのだけれども、こっちからも、こうやるのだよということで、発信していくべきだと、そして情報開示すべきだということを言っているのであって、その辺、ひとつ勘違いしないで物事を捉えていただきたいなと思う。だから、私、批判していることばっかり言っているわけではなのです。やっぱり、いいことはいいと、そういうことで考えていますので、その辺はひとつご理解していただきたいなと思っています。住吉さんの情報開示して、共有しているのだということを言っていますから、それは、ぜひ必要だなと思っています。いずれにしても、担い手という問題もそうですし、さっき言った44名のことが、今もずっとそれが継続していってやってはいるのでしょうけれども、実際に、私、いろいろ聞いていると、当初、担い手事業がスタートしていったのが、本筋からちょっと外れてきているようなことをちょっと耳に挟んでいるのでね。そういうものも少し仲間に入っていって、よく追跡していったほうがいいのではないのかなというような気がしていますから、その辺も、ひとつ合わせてお願い申し上げたいと、再度、その辺、ひとつ町長、お願いいたします。

答弁 町長 池田拓

今、浦河町に限らずなのですけれども、農業にとっても、漁業にとっても、あるいは商売をやっている皆さんにとっても、やっぱり一番の課題というのは、後継者不足、あるいはどうやって、自分の子供たちが跡を継がなくても、その事業を継承してくれる人を見つけるか、そのことが、やっぱり一番、この浦河にとっては大きな課題だというふうに思っています。そういう中で、こういう厳しい財政の中ですけれども、町単独で漁業後継者、あるいは新規に就業者に対しての制度を設けました。ですけれども、やはり農業と比べると、まだまだ脆弱な部分があって、何とかそれを農業と同じような、同じ農林水産省の中にある農業部門と漁業部門ですので、そこの整合性を図ってほしいということで、機会あるごとに声は出しているのですけれども、今の段階では、なかなか国よりもやっぱり壁が厚いのは道かなというような感じを受けています。ご案内のように、例えばホタテとか、養殖であれば、年間を通して同じ形態についていける。ところが、浦河なんかの場合、例えば春だとウニ、あるいは昆布漁までの間、船に乗るか、常に昆布とりをやるか、あるいは次、秋になったら、何か別の仕事をやるかと、いろいろな漁業あるいはほかの仕事も組み合わせて、なりわいを立てている方もいらっしゃると思うのです。そういうところと、政府のほうで考えている一つの同じ仕事でもって、ずっとやれる人を対象という部分では、ちょっとその制度の利用にも使い勝手が悪いのかなというふうな感じがします。特に、同じような制度というのがあるのですけれども、漁業者の場合、新規就業した場合は、鹿部にある研修所に行かないと、国の制度が使えない。では、研修所でもって、昆布の選葉だとか、結束だとか、そういったようなのは、例えばねじりのやり方だとか、そこまで教えてもらえるわけではないですよね。そういうふうに考えれば、もう少し国のほうでもって、制度を使い勝手よくしてもらいたいなと、これも私の切なる願い。幾ら頑張っても、年間限られたお金しか町としては提供できない。では、その次、2年間の町の支援が終わった後に、継承するにしても、それなりのお金が必要なわけですから、そこのところをどうするかとか、さまざまな問題があって、それをどうやってクリアしていくかということは、町単独でというのはなかなか難しいので、どういう制度と組み合わせて、そこのところをやっていくかというのは、大きな課題だというふうに思っていますし、そこのところをやっぱり粘り強く道や国のほうにも、引き続き、訴え続けていきたいなというふうには思っています。そういう中でもって、若い世代が、やっぱり漁業のほうの道に飛び込んでこないと、70、80の人に新しく頑張れといったって、頑張るにも限界がありますので、そこのところは、どうやったら若い世代が来るか、その若い世代がどういうふうに漁業に夢を持てるかというのは、ここは漁業協同組合とも十分連携しながら、組合員数の減少というのは、組合経営に直結しますので、そこのところも十分重きを置いて、これから取り組んでまいりたいなというふうに考えてございます。

質問 12番 井上理人

今、町長、最後にそこに行ってしまったから、私、理由聞くためにあれしたのですけれども、今、担い手の問題なのですよ、これ。まさに、町長が言っているとおりなのです。今、したら、私、ちらっと言ったのは、今までやってきた制度の中で、44名つけてやってきたのですけれども、これの追跡調査をちゃんとしているのかなという、さっきちらっと言ったのはそこなのですけれどもね。やっぱり漁業者の平均年齢というのも、他の業種で言えば、産業の中で生産年齢というのかな、事業の生産年齢というのは65歳ぐらいですよね。これも完全に離脱していますよね、漁業の場合は。こんな年齢には出てこないのですよ、計算したって、全部、我々が超高齢化です。高齢化でなく、漁業の場合は超高齢化になってしまっている。本当の一握りが後継ですよ。浦河の場合、見ていると。だから、やっぱり、ここが物すごい課題だなと思っていますよ。現実的にも、昆布とりは、浜はがらがらあいていますからね。だから、この問題はやっていくと、まだまだいろいろな問題が出てきますから、ここでやめますけれども、問題はやっぱり、今のいう制度、これは町長が言うとおり、この制度を何とか、私も道議のほうにもお願いをしているのですけれども、道、少ししっかりしてくださいよということで話した経緯もあります。ですから、やっぱり、これはまだまだ強く訴えていただきたい、そして後継者、つくらなければ、本当に超高齢化ではない、超々高齢化になってしまって、最後には降下グラフになってしまいます。もう既に、さっき言った昆布のねじり竿の場合、ねじりかぎどりの場合、漁場は荒廃してきているのですから、深みのほうはもう。雑草どころではないですよ。昆布をやっている方はここにもいますから、その実態を私が言うまでもないでしょうけれども、現実的に話を聞いていると、昔は昆布のとり残しという言葉があるのだけれども、今、とり残しではないのです。とれるだけの力がない、そのような状態になっていますから、本当は、生産量はまだまだ昔みたいな漁法、昔みたいな操業方法でやっていけば、人数さえいれば、まだまだ収量は、私は上がると思っています。だけれども、今の超高齢化の中でやっていくと、あれでしょうし、それと、やっぱり組織もこれも変えていかなければならない組織もなってきていますからね。ですから、今、町長が言っているように担い手、後継者問題、これは、大きな問題だと思っていますから、この辺は町単独だけでやれるような状況ではないですから、やっぱり道も巻き込んで一つ、これを大いに、浦河だけの問題ではないですよ、日高全部、えりもの、あのえりもでさえ、この間、前の組合長の平野さんとちょっと会って、話したら、もう、俺のほうも大変だというようなことを言っていますから、やっぱり、えりもでさえ、こういう言葉が出てくるということは、日高全般的なことだなと私も感じていますので、その辺、改めて私からご要望申し上げて、終わらせていただきたいと思います。以上でございます。ありがとうございます。

出典:浦河町議会 平成31年第2回定例会 2019年3月12日 議事録 PDF(3ページ) 間違いを知らせる