浦幌町議会 平成17年第2回定例会 2005年6月17日
経営上の問題について
2005年6月17日、浦幌町議会の一般質問で、田村寛邦議員が「経営上の問題について」質問し、町長 八木が答弁しました。
- 質問者
- 田村寛邦 議員
- 答弁者
- 町長 八木
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 田村寛邦
最後ということでございますので、それぞれ大変皆さんお疲れのところでございますので、簡単に一般質問をさせていただきたいと思っています。私は、本定例会において、第三セクターの経営の問題について 2 点質問をいたします。地域振興の切り札として、各自治体で多くの第三セクターが設立されております中で、経営難に落ち込んだ実状がマスコミ等で報道されることが少なくない昨今でございます。本町においても資本金の 66.7%を出資している、浦幌乳業と 52.5%を出資しているユーエム社を設立しているところでありますが、経営上の問題についてお尋ねをしたいと思います。まず第 1 点としまして、第 3 セクターの経営上について、町長はどのように指示をしているか、といった点であります。浦幌乳業会社、ユーエム社、共に町長、助役が取締役として、経営、運営について参画している訳でありますので、日頃から経営状況の内容は把握することは容易でもあるでしょうが、取締役と申し上げましても立場上の問題もあり責任42上は同等でありましても、経営上については一線があると思いますので、取締役会等で町長として経営上の問題について、どのように指導、指示されておられるか、お伺いをしたいと思います。次に、第 2 点は、損失補償の件でございます。浦幌乳業会社、ユーエム社、共に金融機関から融資を受けるに際し、町が保証しているものはないと思っておりますが、現況社会全体が大変厳しい時代であり、何時、どんな状況になるか明日の保証もない時でありますが、表現が好ましくないかも知れませんけれども、経営が破綻した場合、町の受ける財政的影響は甚大なるものがあると考えます。もしそのような事態が起きた折、損失を補償するような事態になることは考えられないのか。あるいは多少でもそのような心配があるとするなら、町長としてどのような対策を講じておられるのか、以上 2 点についてお伺いをしたいと思います。
答弁 町長 八木(町長は2007年3月まで)
田村議員のご質問にお答えします。第三セクターの経営指導ということで、第三セクターの運営に対する町の関わりについてでありますが、第 1 点目の経営に対し、問題点、改善点等について、どのような指導、指示をしているのかと言うことでありますが、第三セクターの事業運営における効率性、機能性の確保という観点から、日常的な業務運営については第三セクターに委ねております。しかしながら、財政的支援を行っていると言う第三セクターの性格に応じ、また、町の責任体制を明確にし、町民に対する信頼を高めるという観点から適切な関与が必要であるため、私のほか助役、総務課長が会社の役員に就任し、健全経営と維持管理費等の節約に努めるよう指導、助言を行ない、経営の見通しや事業存続の検討等について意見を反映させるべく経営に関与しているところであります。また、第三セクターに対し毎年、事業計画・実績及び予算・決算等の経営状況等に関する説明書類を提出いただき、議会においても報告をさせていただいているところであります。2 点目の貸付金、保証等に関する損失補償の対策についてでありますが、平成 14 年度から平成 18 年度までの 5 ヵ年間、毎年 1,500 万円を貸付することとしております。これはユーエムでございます。この貸付金については毎年返済をいただいているところであり、保証等に関しては既に完了しております。町が貸し借入金の保証をしているものがあるかということでございますが、これについては無いということでお答えをさせていただきたいと思います。また経営が破綻した場合の損失補償があるのかということでございますが、破綻に至る状況、原因というものを充分に精査してみなければ、その責任の度合いというものは図れないというふうに考えております。場合によっては、町が責任を持つ部分も出るかもしれません。しかし、その破綻に至る状況というものを充分精査させていただきながら、対応させていただかなければならないと、このように考えております。
質問 田村寛邦
町長、答弁いただきまして、経営上の問題について、再度お伺いをしたいと思います。町長の答弁の中で、それぞれ運営等についてはご指導申し上げているということでございますし、またそれぞれ状況について先般も業務内容については、報告を賜ったところでございますけれども、その中で特にユーエムの留真温泉の関係についてお伺いをしたいわけでございますけれども、運営上の中で先般の報告の中で、留真温泉の冬期間の休業というようなことでございますけれども、これは報告の中で私ども経済上の問題から休業するというふうに伺ったことに大変なる憤りを感ずるわけでございます。何故かと言うと、留真温泉、浦幌町で唯一ある大事な資源だと、その資源を経済的な問題から休業して果たして浦幌の唯一の資源ということでうたい文句にしていられるかどうか、そんな中で温泉自体も老朽化をし、耐用年数も過ぎた温泉を休業することは、皆さんご承知のとおりああいう母屋を空き家にするということは、3 倍、5 倍の痛みを生ずるというふうに私ども伺っているわけでございますけれども、もしそういうような状況になり、特に浴場なんかということになれば、冬期間の休業となればおそらくタイルなんかが全部浮いて駄目になるだろうと私は思うわけでありますが、経営上で取締役でございますので、町長、助役がそういうことで協議をされていることは十分承知しておりますけれども、そういうことも十分加味しているのかなというふうに思ってございますけれども、経済上で今休業するということは、もし休業して来年の夏場だけ営業してマイナスが出たという時には、閉鎖するというふうに判断してもよいのかどうか、聞きたいと思います。
答弁 町長 八木(町長は2007年3月まで)
このことにつきましては、私の方から答弁させていただきたいと思います。留真温泉の冬期間休業ということでございますけれども、現在、留真温泉運営という意味では、大きな赤字を出しています。そんな中で、このことについては、町から損失補填はしないということになっております。そうするとユーエム自体の経営が非常に厳しくなるという内容のものであります。そういう中でユーエムが健全な会社として維持していくためには、いろんな方法を取りながら、町民にまた議会に理解していただけるような方法を取っていかなければ、ただこれを見ていってこのまま営業を続けていって赤字が嵩んで本体が破綻というようなことになっては大変なことになるというふうに私どもは捉えております。また大変大切な資源ではありますけれども、冬期間の入場者が極端にと言いますか、少なくなると、風呂に入りに来る方も少なくなるというのも現実でありますし、施設が施設ですから沸かし湯で沸かさなければならないということもあって、冬期間の燃料代も非常に嵩むというものがあります。そういうのを考えるとやはりユーエム本体への影響というものを考え、いろんな方法を取っていかなければならない状況にあるというふうに考え、冬期間休業という形でその建て直しが出来るのかどうかということを考えているところでございます。もちろんユーエムといたしましては、新しい施設であればという想いと言い44ますか、出来ることなら休まないで運営が出来るのであればという想いもありますけれども、やはり損失補填は出来ないということの中では、ユーエムの考え方というものを出していかなければならないというふうに考えておりますし、私どももそのことについては容認をしていくということでございます。老朽化している建物でございますから、冬期間休むことによって非常に傷んでしまうということを私ども心配しております。もしかしたら春に使える状態で残っていないのではないかという心配までしております。しかしながら、そうであってもと言いますか、出来るだけそのようなことがないように除雪等もしたいと思いますけれども、やはり先程心配される本体の破綻があった時の本町の責任というものを考えながら、何とかユーエム本体の健全な運営、経営というものを図っていきたいと、このように考えているところでございます。
質問 田村寛邦
質問回数が制限されてございますので、只今、町長の答弁については私はユーエムの運営が大事で、浦幌町の唯一の大切な資源は、第 2 だというふうに判断をさせていただきたいと、そういうような理事者の判断で浦幌一、日本一と言われているこの霊泉をこの資源を町長はユーエム、第三セクターの方が大事で、そのことの考え方には今までの考え方と逆行している考え方を町長が持っていたというふうに判断をさせていただきたいと思います。そんな中で、今度財政の方でお伺いをしたいんでございますけれども、先程、町長の方から町が保証している債務はないということで、これは本当に結構なことだなというふうに思ってございますけれども、町長の言われるとおりもし破綻した場合には、おそらく保証はしていなくても町として大変な責任を負わなければならないという実態は、免れることは出来ないのかなというふうに思っておりますけれども、その中でユーエムに貸付している 1,500 万の件に関し、このことについては毎年償還されていますという表現をされましたけれども、毎年償還されて、毎年貸付をしているというのが実態なのかなと思っておりますけれども、これは 18 年度までの話であって 18 年度には 1,500 万を返してもらわなければ、今度貸し付けることは出来ないわけでございますけれども、その辺のことを私は一番心配をしたわけでございますけれども、実際的に先程言われたようにユーエム社に管理受託した留真温泉の中で、受託してから年々赤字は増えていっているという中では、これは果たして経営上報告事項の中で、見通し上は、温泉を休まれて、そして温泉はちょんちょんにいきますよと、そしてユーエムの経営自体も黒字会計でいきますよといっておりますから、これは 17 年度の計画で 500 万程の黒字が出ますよと言ってますけれども、18 年度で黒字が出ても 1,000 万ですね、足しても。それを 1,500 万も借金を返すとユーエムは 500 万の赤字を背負うと、そして留真温泉でもし赤字が出るとしたらそれにまだ負担が掛かってユーエムの行方はどうなるのか、これを案ずるわけでございますけれども、この 1,500 万円の償還方法については、これ言葉上、年々償還しているということではなく 18 年度を見通した中での町長のご見解を聞いて、質問を終わりたいと思います。45
答弁 町長 八木(町長は2007年3月まで)
先程の私の答弁に対して、田村議員が留真温泉が大切な資源ではないと認識してるんでないかと決めつけていられるようでございますけれども、その考えについては是非改めていただきたいなと、このように考えています。それからもう一つ大事な留真温泉でありますけれども、やはり大事であればある程町民に利用していただかなければならないというふうに考えております。外部からくるだけじゃなくて、町民の人達にいかにそれを利用しながら、またボランティアをしながら、何とかこれを維持していけるのかということも大事ではないのかなと、そのように考えておりますので一つ是非ともご利用お願いしたいなと、このように考えております。今年も温泉ボランティアということで、先日新聞に出ておりましたし、昨年も温泉ボランティア、また議員の皆さんにもボランティアをいただいて年々整備をされているところでございます。本当に心から感謝を申し上げたいと思います。そういうことでございますので、この資源をどのように活かすかということはやはり一つユーエムだけじゃなくて、町民の手に掛かっているということを一つご理解いただきながら、ご利用をお願いしたいと思います。次に、財政の 1,500 万の関係ですけれども、18 年度まで貸付になっているということで、次はどのような体制になるんだということでございますけれども、このことについては十分協議をしていきたいなと、ユーエムと十分協議をしながら考えていかなければならない問題ではないかなと、このように考えております。田村議員ご存知のようにユーエムが留真温泉を引き受けざるを得なくなった経過というものは、私がここで申し上げるまでもなく、田村議員十分ご存知のことと思います。いろんな経過を背負って現在の留真温泉があるということを一つご認識をいただきたいなと、このように感じているところでございます。またユーエムの本年、大きな赤字を抱えたわけですけれども、ユーエム自身の財務内容というのは、決して悪いわけではありません。どうしてもということであれば、この留真温泉の赤字さえなければこの1,500 万を返すことは決して難しい問題ではないと、そのように捉えながら財務内容を見ております。そういう中があるからこそ、この一昨年、昨年と赤字でも持ちこたえていれるということでございます。ただ将来については、非常に心配があるということでございますので、一つの試みとして冬期間休んでみようということでありますので、是非、ご理解をいただきたいと思います。