津別町議会 令和7年第4回定例会 2025年6月18日
中学校制服の無償化の制度導入について
2025年6月18日、津別町議会の一般質問で、細川博行議員が「中学校制服の無償化の制度導入について」質問し、教育長 近野幸彦が答弁しました。
- 質問者
- 細川博行 議員
- 答弁者
- 教育長 近野幸彦
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 細川博行
〔登壇〕 ただいま、議長の許可を得ましたので、通告のとおり質問させていただきます。中学校制服の無償化の制度導入についてです。近年、公立中学校で制服無償化をする自治体が全国的に増え、道内でも北斗市が令和6年度春から実施されています。背景には数万円かかる制服代が、保護者の負担になっている状況があります。専門家からは「制服代は無償のはずの義務教育で、保護者が負担する教育費の中でも高額で、その無償化は大きな前進」と評価されています。制服代は、全国平均が5万 6,000 円で、この 10 年間で3割以上値上がりし、今後も値上がりが予想され、子育て世代の経済的負担が増しているところです。国際非政府組織(NGO)の日本組織が、令和6年度に実施したアンケートによりますと、卒業・新入学にかかる費用について、どんな支援が必要だと思うかとの問いに「制服・運動着などを安く買うことができるようにすること」が子ども・保護者とも 80%に達しております。そこで、次の点について伺います。子育て世代への支援策として、制度導入を検討していくことが必要であると考えますが、実施予定はないですか。2番目、制服無償化は予算確保が必要な課題となりますが、将来的に制服無償化に向けて、生徒全員に一部助成からでも導入を検討すべきであると考えますが、検討できませんか。以上です。― 25 ―
答弁 教育長 近野幸彦
答弁させていただきます。現在のところ、中学生の制服無償化を実施している市町村は少数だと思いますが、検討中も含め、少しずつ増えてきているというのが実際だと思います。義務教育の無償については、日本国憲法に「義務教育は、これを無償とする。」と明記されておりますが、最高裁判例では「授業料の不徴収の意味と解され、あくまでも教育の対価である授業料の無償を定めたものであり、その他教育に必要な一切の費用の無償を定めたものではない」とされておりますので、法的な解釈としては、このことと切り離して考えなければなりませんが、少子化が進む中で子育て世代に対する支援の重要性は一層高まっているものと考えております。なお、経済的な理由により就学支援が必要な家庭に対しましては、「津別町要保護・準要保護児童生徒の認定及び就学援助費の扶助に関する要綱」に基づき、新入学児童生徒学用品費等として国が定める基準額を支給しておりますし、特別支援学級に在籍している児童生徒に対しましては、「津別町特別支援教育就学奨励補助規則」に基づき、国が定める国庫補助単価の2分の1の額を支給しております。教育委員会といたしましては、中学校の制服に限らず、小・中学生に対するさまざまな支援策の検討を進めておりますが、限られた財源の中では、個別の家庭に対する直接直的な支援よりも、学校現場におけるソフト・ハード両面にわたる環境整備を優先せざるを得ない状況となっており、学校施設等の整備はもちろんのこと、ICT環境の整備や教職員以外の人的配置の充実など、教育の質の向上に資する施策を推進しているところです。これらの課題を踏まえ、子育て世代が安心して暮らせる環境を整備していくことが、ますます重要であると認識しておりますので、今後も各種支援策の充実に向け、総合的に勘案しながら検討してまいります。
質問 3番 細川博行
〔登壇〕 ありがとうございます。答弁のとおり、現在、導入されている市町村は数少ないですけども、令和7年度現― 26 ―在、無償化を実施している所は全国で3市 11 校で、令和8年度に実施を決めているのは東京品川区の 10 校で、これが現状です。現状、制服の着用頻度はかなり低く、高額な制服が果たして必要なのかという意見もありますが、中高生の保護者 2,000 人に「中学、高校の制服が必要か」と尋ねた結果、「必要、どちらとも言えない」が合計で 89.2%と概ね必要であるという認識があります。また、カンコー学生服という販売のところでは、2022 年の調査で「学校制服が必要か」と尋ねたところ、「あったほうがよい」「どちらかと言えば、あったほうがよい」というのをあわせて 87.2%に達しております。学校制服のよい点というのは、「毎日悩まなくてもいい」「学生らしく見える」が5割を超える回答のほかに、必要だという方が数多くいます。また、学校制服に必要だと思うことを尋ねた質問では、「洗濯、手入れのしやすさ」「家庭で洗濯が可能」だということです。それと「丈夫さや耐久性がある」ということが約5割を超えております。以上の点から、学校制服に関しても必要だということで皆さん認識しているところでありますけれども、令和7年度の教育方針で、「津別町では、ふるさと津別町に誇りと愛着を持ち、互いを思いやり、支え合いながら、みずからの人生を切り開き、持続可能な社会のつくり手となる力を身につけていくことが肝要であり、教育環境の整備に努めてまいりたい」というところでありますので、ぜひ制服無償化の導入について検討していただきたいと思います。また、子育て世代への支援は今でも数多く実施されておりますが、津別町を好きになってもらい、住んでいてよかったと思ってもらうためには、子育て世代にさらなる支援を検討していただくようお願いして、私の質問を簡単ですけども終わらせてもらいたいと思いますが、これに対して意見はありますか。
答弁 教育長 近野幸彦
先ほどもお話させていただいたとおりのことなんですけれども、全体的に教育委員会としてやらなければいけないこと、それから予算化しなければいけないことが多々ありまして、その取捨選択というか、どこを優先していくということが大事でありまして、教育委員会の中でも、そういう直接的な支援という部分で検討している部分はいろいろありまして、昨今では修学旅行の宿泊費とか、バス― 27 ―代の高騰によって上がってきていて少し補助をし始めている市町村もありますし、また、給食費のこともほぼ無償化してきている所も増えてきていますし、教材費の部分でも少しかかるという部分もありますので、それら全体を含めて教育委員会としては制服だけの補助というところはあまり考えていなくて、全体的な入学の部分であるとか卒業の部分であるとか、そういったところで直接的な支援の援助ができないかということで検討しておりまして、これから主要事業、令和8年度の予算化という部分で町長側ともいろいろ協議していくところですので、ここでこういったことができるということは明確な回答はできないわけですけども、教育委員会としては、そういったところを少しずつ求めながら予算化していきたいなということで答弁とさせていただきたいと思います。
質問 3番 細川博行
〔登壇〕 ぜひ今の答弁のとおり実施の方向に向けて、さらに教育環境がよくなるよう進めていただきたいと思います。以上、終わります。