津別町議会 令和7年第6回定例会 2025年9月17日
津別町堆肥製造施設の運営状況
2025年9月17日、津別町議会の一般質問で、細川博行議員が「津別町堆肥製造施設の運営状況」について質問し、町長 佐藤多一が答弁しました。
- 質問者
- 細川博行 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤多一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 細川博行
〔登壇〕 ただいま、議長より発言の許可をいただきましたので、通告通り質問をさせていただきます。質問事項は、津別町堆肥製造施設の運営状況でございます。堆肥製造施設は、平成 14 年の施設竣工から現在まで津別町農業協同組合と指定管理契約が継続されてきました。23 年間の累積利益は 3,700 万円余りですが、直近5年間の施設運営状況は、累計で約 6,900 万円のマイナスであります。年2回以上開催されている堆肥製造施設運営委員会に報告されております。費用面のマイナス要因は、原料仕入れ価格の値上がり、修繕費や電気料金等のランニングコストの負担増、施設・機械等の投資に対する減価償却費の増大、バーク敷料販売運搬や堆肥原料購入時の委託運賃の値上がりと、労務費の上昇などにみられる費用負担の増加となります。また、収入面では、堆肥原料の一部となる植物性残渣量受け入れ減少による産廃処理料の減収、バーク敷料や堆肥の販売先は農家組合員であることから販売価格の値上げが困難な状況、あわせて堆肥販売量の減少などがマイナス要因となっております。収支両面の改善がなければ運営状況の改善は見込めない状況であります。そこで、次の点について伺います。1点目、現在の運営状況についての津別町の評価をお聞きします。2番目、年に2回ほどの事業計画や実績報告を受けていますが、収支改善に向けてのさらなる協議はできないものか。3点目、現指定管理契約終了以降、契約更新に向けての協議は双方にとって難しい― 31 ―状況になるのではないか。以上3点について答弁をお願いいたします。
答弁 町長 佐藤多一
それでは、ご質問の津別町堆肥製造施設の運営状況についてお答え申し上げます。はじめに、施設の運営状況についての町の評価についてですが、運営に関する協議は、指定管理者であるJAつべつと町において「堆肥施設運営協議会」を設置して定期的に協議を行っております。さらに、これまで年に1回の開催でしたが、大きく赤字が続いていることから、昨年度より四半期に一度を目安に開催することとし、運営状況の把握と対策の協議をしているところです。町としましては、農業を取り巻く情勢や物価高騰などを踏まえ、厳しい運営状況になることは把握しており、その対策について今後とも指定管理者とともに検討を行っていく考えであります。次に、収支改善に向けてのさらなる協議についてですが、協議会において毎回収支の改善を協議しており、今年度においては、5月 21 日に堆肥製造施設に赴き、現場での改善方策の確認を含め点検を行ったところです。これを踏まえ、「公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例」および「堆肥製造施設の管理に関する基本協定書」に基づき、6月 20 日付で産業振興課長名により、運営改善通知書を指定管理者の担当者である畜産課長あてに送付したところです。内容につきましては、既存施設の有効活用、堆肥製造の作業工程の見直しを行うこと、収支改善に向けてはバーク原料の高騰により販売すればするほど赤字になる現状の改善方法を検討すること、さらに機械・施設等を適切に管理することにより、老朽化によるもの以外の修理費が発生しないよう管理を徹底して行うことなどの指示を行ったところです。これに対し指定管理者からは、指示があった施設、機械の有効活用や作業工程の見直しについては、早急に取り組むとの回答を得ているところです。また、本年度より網走市の企業から新規に汚泥の受け入れを行い収入増となっていますが、受入量が当― 32 ―初計画数量を下回っていることから、残念ながら赤字の解消までには至っていない状況にあります。次に、指定管理契約終了以降の契約の更新についてですが、現在の指定管理期間は令和5年4月1日から令和 10 年3月 31 日までの5年間となっています。この期間が終了した後のことにつきましては、現時点において正式に指定管理者からの申し出はありませんが、現状のような厳しい状況が続かないよう、先に申し上げましたとおり、運営協議会の中で改善に向けた意見交換を行っていく考えであり、何よりもこの施設が設置された経緯を今一度確認しあい、指定管理者と連携を図りながら契約更新を行ってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
質問 3番 細川博行
〔登壇〕 答弁書の内容については理解できました。さらに今年のような高温少雨による収量減少で、収入が減少することが懸念されます。異常気象の年は、天候に影響されにくいよう圃場に堆肥等を投入することにより、干ばつ時の保水力の確保に効果があることから、循環型農業が農業経営の安定化に向けて効果があります。農業が基幹産業である津別町では、農業者が必要に応じて使用できる良質堆肥製造施設は重要な施設であります。今、国際情勢の不安によりエネルギー価格上昇からくる物価上昇の影響が施設運営のマイナス要因に関係しており、今後も上昇の傾向は継続される状況にあり、マイナス要因の増大が懸念されることから、施設運営状況の改善に向けて関係部署において綿密に協議を進めていただき、適切な判断と指導は欠かせないものと思われますので、そのことをお願いして質問は終わりたいと思います。町長から一言あれば、お願いいたします。
答弁 町長 佐藤多一
お互いに、今JAと町の担当課において協議は進めておりますので、そこでさまざま協議をしていただければというふうに思います。何よりも、このそもそもの施設は、当時を振り返りますと畜産農家のほうで糞尿を山積みにして、それが雨等々によって河川に流出しているということに、国のほうからもいろんな指導等が出ていたところです。当時、やはり町としても見るに見かねる― 33 ―状況もありまして、施設を農協と協議をしながらこういう形でつくっていって、そしてみんなで処理をしていこうということで、出発点はそういうところから出ていますので、逆にこの施設がなくなってしまうと堆肥の行先を失ってしまいますので、ここはどうしても、しっかり施設を維持しなければなりませんし、また、そこで出た肥料として耕種農家の方々に使っていただくと。そして、良い秋を迎えていただくということが一番の望みでありますし、また、そこに改善するために、これまでも農協さんのほうでいろんなところから有料で受け入れたりしておりますので、そこのところの拡大も含めて町としても一緒に協議をしながら、あの施設がずっと続くように進めてまいりたいと考えております。以上です。