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新得町議会 令和8年第1回定例会 2026年3月12日

高等教育の就学支援新制度を補完する町独自の支援制度の創設について

2026年3月12日、新得町議会の一般質問で、岡村力藏議員が「高等教育の就学支援新制度を補完する町独自の支援制度の創設について」質問し、教育長 渡會崇善が答弁しました。

質問者
岡村力藏 議員
答弁者
教育長 渡會崇善

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 岡村力藏

それでは、通告に従いまして、一般質問をさせていただきたいというふうに思います。高等教育の就学支援新制度を補完する町独自の支援制度の創設についてということであります。1.高等教育の就学支援新制度を補完する町独自の支援制度の創設について今議会では、私の公約であります「人が育つまち」の施策の1つとして掲げております進学支援制度の拡充について、新得町で育つ子どもたちへのエールと10年後の地域を守るための「先行投資」としての観点から質問をさせていただきます。基本的な考え方として、私は子どもたちが日本のどこにいても望む学習と進学ができる環境を提供していくことは、社会全体で行う子育て支援の一環として必要なことだと考えています。国は経済的理由で進学を諦める学生を減らすため、「高等教育の就学支援新制度」を令和2年から実施しており、これは所得に応じて授業料、入学金の減免、給付型奨学金の支給がメインの制度でございます。しかしながら、学生支援機構のシミュレーションを見ると、大学生の生活にかかる費用はこの制度の支援だけでは足りず、満額の授業料等の減免や奨学金の支給が受けられたとしても大学生活には不足するようです。そこで、経済支援、学習環境の整備、卒業後の出口対策の3本を柱にした新得町独自の進学支援制度を創設し、どのような家庭環境の子どもであっても好きなことを見つけられ、学ぶ意欲があれば大学等にも進学ができる環境整備を提案いたします。進学・卒業後に新得町に帰ってきた高度な知識や技術を持つ人材による地域産業のイノベーションや、新得町から世界に羽ばたく人材の輩出を期待し、まずは経済支援の1つとして、学生支援機構等の制度に上乗せできる町独自の奨学金制度を創設できないか、お聞きいたします。

答弁 教育長 渡會崇善

岡村議員のご質問にお答えいたします。議員ご指摘のとおり、意欲ある子どもたちが夢に向かって挑戦できる環境づくりや、将来、地域に貢献する人材の育成はたいへん重要であると認識しております。高等教育には、社会の発展に寄与する公共的な価値があることは認識しておりますが、一方で、個人の自己実現や将来的な所得向上につながるという側面も強く、その利益は本人に帰属することから、費用は「受益者負担」が原則であると考えております。現在、国において「高等教育の就学支援新制度」の拡充が進められており、経済的な負担軽減が図られております。また、本町には「入学資金貸付制度」がございますが、近年の利用は年間1件から2件程度で推移しており、これは国の制度等の充実により、進学環境がある程度整ってきている表れであるとも思われております。したがいまして、町といたしましては、まずは国の支援制度等を活用していただきたいと考えており、現時点において、町独自にそれを補完するような新たな制度の創設は考えておりません。教育委員会といたしましては、まずは義務教育段階における確かな学力の定着とキャリア教育の充実に、引き続き注力してまいりたいと考えております。以上であります。[渡會崇善教育長 降壇]

質問 岡村力藏

ご答弁ありがとうございました。たいへん申し訳ありませんが、非常に残念な答弁であったというふうに思います。どこに住んでいても、どのような家庭環境であっても、子どもたちには学びたいこと、したいことを諦めてほしくない。都会に住んでいる子とできる限り同じスタートラインに立って頑張ってほしい。この就学支援制度創設については、私、実は、職員のときから結構必要と考えていました。繰り返しになりましてすいません、経済支援、学習環境向上、出口対策、本当に必要な3本柱と考えてございます。大学の進学率は、北海道と本州、特に東京、大阪などの都市部では差があります。また、札幌市内とそれ以外の地域でも差があります。進学率の差は地理的な要因、経済的な要因がその差を生んでいると思われます。特に地域差の部分については、全国一律である国に求めるのは無理があるというふうに思っています。その部分を地域が負担するべきところで、そこの町の施策の考えどころというふうには思います。町の経済支援で、子どもたちが思いっきりしたいことを学べる環境づくりをし、そのために幼、小、中、高の学習環境を充実させ、基礎学力の向上と、したいこと、やりたいことが見つかるようないろいろな特別授業、学習体験に触れてもらう。そして、進学、高度な知識、技術を学んだ子たちが新得町に帰ってきて、産業にイノベーションを起こす。帰ってこなくても、世界で活躍して新得町を宣伝してもらう。全員がそうならないかもしれません。ただ、子どもたちは全員、そういう可能性を持っているというふうに思います。そのことに新得町として少しお手伝いができていると思うと、素晴らしいことかなというふうに思います。もう3本柱の2つを言ってしまったんですけれども、3つ目、町で支援した奨学金というのは、新得町に帰ってきたら税という形で返ってくる。町外で活躍されている方たちは、もちろん宣伝にもなりますし、ふるさと納税で返してもらうということも考えてもいいんじゃないかと、そういうふうに考えていますし、その返ってきたお金を基金に積んで、その基金の果実をこの支援の財源にしていく。そのようなことも、いろんなことがあって、なかなかそうはいかないという部分もあるとは思うんですけれども、夢物語を言っているというふうに取られるかもしれませんけれども、このくらいのことを考えて町政を進めないといけないのかなというふうに、私自身思っています。答弁では、保護者の責任、個人的なものというようなことも言われてございました。それは当然そうだというふうには思っていますけれども、以前の日本、それこそ昭和、大正、明治、今ある子育て支援制度はほとんどなかった。それら全てが保護者の責任であったというふうに思っています。なので、否定するものではございませんが、現在は国含めて、だいぶ考え方が変わってきていると感じています。子育て支援がすごく充実しているなというふうに思っています。子どもたち、本当、どんな才能を秘めて生まれてくるか分かりませんし、生まれる地域や家庭の環境を選べるわけではないというふうに思います。何かを成すには、高等教育は必要であると思いますし、進路の選択肢が広がることはもちろん周知のとおりというふうに思います。例えば、新得町出身の指揮者の方は高卒で終わっているわけではございませんし、全国的な展開をしている会社の創業者も新得の方がいますけれども、その方も高校卒業で終わっているわけではないです。どんなに才能があっても、才能を磨くことをしなければ、本当の能力を発揮できないというふうに思っています。2回目といいますか、質問します。今言ったとおり、就学支援制度、町の活性化も期待できるというふうに思ってございますけれども、教育委員会の答弁から、なかなか実効性が薄いというふうに感じざるを得ないなというふうに思っています。であるならば、補完すれとは言いませんけれども、最初の項目、子どもたちがのびのびと学習できる、それこそ真の学力を高める、そのようなことも含めて、今後の教育委員会として考えている施策、新たな施策でもいいですし、今やっていることでもいいですけれども、何かを考えて実施しているのかというところを最後に確認をさせていただきたいというふうに思います。以上です。

答弁 教育長 渡會崇善

岡村議員のご質問にお答えいたします。先ほども申し上げましたけれども、本町で行っている貸付制度の利用が、今のところここ数年ではありますけれども、1、2件程度よりありません。これまでも、町内の出身で大学等へ進学されているお子さんについては、どこの家庭もいろいろそれに向けて準備をされて、それで足りない部分については、もちろん奨学金もあるでしょう、今の大学等については、入学金の免除や減免等、授業料もそのようにというのがあります。ただ、いかんせん、新得町の子どもたちは、大学等へ進むとなれば親元を離れるというのが大前提になるのは、十分承知しております。そういった部分で、国のほうの施策、それから日本学生支援機構等々でも、給付型、対応型の奨学金を設けております。全国的に見ても、今現在、奨学金を活用しているのは、およそ2人に1人は活用しているというふうにいわれております。ですから、いつの時代をおっしゃっているか分かりませんけれども、進学を諦めるという発想なのか、それとも進学をせずに違う道を選ぶという発想なのか、それぞれによって進む道はさまざまかなと考えております。大学に進むからその部分での援助をということであれば、貸付金のほう、こちらのほうは無利子で本町は行っておりますので、ぜひともご利用いただきたいと思いますし、さまざまな今、大学、民間等の奨学金制度もたくさんあります。それから、今現在、大学生等のアルバイトというのは、ごく当たり前の形になっています。全てを保護者に負担してもらってではなくて、自分の進学について自分でもというのが大きな流れとなっておりますので、全てを地方自治体で面倒を見ると、限られた財源の中で、そこにニーズがあるのであればこちらも検討しますけれども、今のところ、そのようなお話しがありませんでしたので、こちらとしては現状の制度を活用していただきたいと思っておりますし、何よりも、教育行政を預かる者として、最大多数の最大幸福の実現を目指すのが第一だと考えておりますので、現状の制度活用をぜひともお願いしたいと考えております。以上です。

質問 岡村力藏

いわゆる今の入学金の貸付制度を使う方がいないと言っていますけれども、結果的にそれを借りたら返さなければいけないですよね。なかなかそのことが負担になるというのは以前、奨学金もそうですけれども、高額の奨学金を抱えたままに就職するということが負担になるというのは、報道でもあったかなというふうに思います。それと、ニーズがあるのかと言われると、私、調べていないんですけれども、国はなぜそういう支援制度を作ってきたのか、そこはやはり国としてはちゃんと調査をして、やはり経済的にという部分は非常にあるから、どんどん変わってきているのだというふうに私は思いますので、今の答弁、新得町だけは違うというふうには見えるんですけれども、違うかなというふうに私は思っています。あと、国の支援制度というのは所得制限がございます。そのことはここでは詳しくは言いませんけれども、一例を言えば、世帯年収270万円でようやく満額。世帯年収270万円の方が、本当に子どもを大学に行かせられるのかなと、私は微妙な感じもしないでもないなというふうに思ってございます。そういうことで、引き続き私、この件に関しては、事あるごとにはいろいろ考えていきたいし、町のほうにも言うかと思いますけれども、私の言いたいことだけ言ってしまいましたけれども、3回目の発言を終わらせていただきます。もしも、答弁がありましたらお聞きしたいというふうに思います。

答弁 教育長 渡會崇善

今のご発言に対してお話しさせていただきます。今の所得制限等々、奨学金制度によってはさまざまなものがございますので、全ての家庭がその所得制限のみというふうになっているわけではありませんし、何よりもそれでは、十分に余裕のある方々にも町としてどんどんお金を出しなさいという発言に私は受け取れますので、それはまた話が違うのではないかなと思います。子どもの教育について、大学も大切です。それは間違いないですけれども、でも、それが全てではありませんし、その1点だけを見てお金をそこにつぎ込むと、限られた財源で町の教育行政を預かる身としては、財源も示さない、制度設計もない中で、それはそちらで考えろというのは乱暴ではないかなと思いますし、こちらとしては、木を見て森を見ずというふうにならないように考えて、今後も教育行政を進めてまいりたいと考えております。以上です。[岡村力藏議員 降壇]

出典:新得町議会 令和8年第1回定例会 2026年3月12日 議事録 PDF(43ページ) 間違いを知らせる