士別市議会 令和7年第3回定例会 2025年10月21日
気象庁による士別市内への積雪深計設置について
2025年10月21日、士別市議会の一般質問で、武井祐司議員が「気象庁による士別市内への積雪深計設置について」質問し、建設環境部長 藪中晃宏が答弁しました。
- 質問者
- 武井祐司 議員
- 答弁者
- 建設環境部長 藪中晃宏
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 3番 武井祐司
次の質問に移ります。気象庁による士別市内への積雪深計設置について、質問をいたします。現在、士別市内において気象庁が設置する積雪深計、つまり降雪量及び積雪深を計測するものは設置されておりません。士別市の周辺地域で積雪深計が設置されているところとしては、和寒、名寄、下川、朱鞠内、幌加内などであります。ちなみに、よく言葉を聞く機会があるアメダスが設置されているのは、士別、朝日、剣淵、和寒、西風連、名寄など、細かく設置をされております。アメダスでは、雨量・気温などの計測であって積雪深は計測項目に入っておらず、積雪深は別に積雪深計が設置されている箇所となります。かつては異常気象、現代に至っては気候変動と言われる時代となっております。その中でも近年、天候が変動する幅が極端になる傾向があります。記憶に新しいところで言えば、本年2月3日から4日にかけて、帯広市で12時間降雪量が120センチとなった例があります。気象庁では1時間ごとの数値を提供しており、この帯広のときも数値情報が記録され、随時提供されており、メディアでの報道も迅速なものでした。士別市においても過去に、近隣の観測地点ではさほど降雪が多くないときに、市街地を中心に狭い範囲で極端に降ることもありましたが、観測地点がないがゆえ、公式な記録に至っておりません。今までは幸いにも大きな災害には至っておりませんが、今後、将来の極端な天候の変化を危惧するところであります。地域防災及び今後予想される気候の変化に対し、上川総合振興局管内においても、人口集積地である士別市内において、気象庁公式の積雪深計が設置されるのが望ましいと考えるところであります。市民に対し、さらに利便性を増す意味が最も大きいものではありますが、関係人口の増加や移住促進の上でも、士別市以外へ公式な数値情報が提供されるメリットは大きいと考えております。以下、3つの点について質問をいたします。初めに、現在、士別市施設維持センターで降雪量及び積雪深を計測されており、市民に対しては市のウェブサイトを通じて数値を公表されていますが、観測し始めた目的や経緯をお聞かせください。次に、計測の手法は様々なものが存在しますが、施設維持センターにおいて取り入れている手法はどのようなものか、お聞かせください。次に、施設維持センターによる計測は、気象庁の公式なものではないにしても、正確を期し、数値を公開されていることに、市民としてありがたく思うところであります。インターネット、パソコン、スマートフォンなど、とりわけスマートフォンにおいては情報を入手する手段としては広く広まっているものであります。気象情報においても、スマートフォンアプリを使った手法が多く普及し、その情報源は気象庁が提供する数値を基にアプリ提供会社や気象予報企業、放送局などが利用している状況であります。市民にとっても士別市の降雪量や積雪深を簡単に迅速に得られることとなれば、非常に利便性が増し、日々の生活や仕事、移動などの際に生かせることとなります。そのためにも、士別市への積雪深計の設置を、気象庁または関係機関に要望していただけないかと考えております。要望に関しての方向性など、お考えをお聞かせください。質問は以上となります。よろしくお願いいたします。 (降壇)
答弁 建設環境部長 藪中晃宏
ただいまの御質問にお答えいたします。初めに、積雪を観測している目的についてです。施設維持センターでは除雪の出動を判断するために、午前3時における積雪深を直接目視で観測をしています。また、平成30年からは市民が屋根の雪下ろしなどの目安となるよう、降雪・積雪深のデータをホームページで公表をしています。次に、積雪深計の設置についてです。気象庁が観測のために設置している地域気象観測システム、いわゆるアメダスは、観測目的に応じた結果が得られるよう、約17キロメートル四方に1か所の割合で設置され、道内には降雪量や風速などを観測するアメダスが226か所、このうち積雪を観測できるアメダスが120か所に設置されています。本市のアメダスは、市街地区に隣接する武徳町と朝日町の2か所に設置されていますが、議員お話のとおり、いずれも積雪計は設置されていません。本市では、令和3年1月に、旭川地方気象台長及び札幌管区気象台長に対し、融雪時の適切な防災対策や避難対策を進めるため、温根別地区への積雪深観測所の設置を要望した経緯があります。気象台からは、既存の観測網によって必要な情報が得られており、これ以上の新設や観測要素を増やす計画はないとの回答でした。現在、気象庁では、アメダスの観測値に加え、気象衛星ひまわりや気象レーダーなどの情報を組み合わせて全国の天気や降水量、気温などを1平方キロメートル単位で解説した面的気象情報を作成しています。この面的気象情報を基に、令和6年4月から、スマートフォンアプリデジタルアメダスで降雪量や積雪量などのデータが過去の情報も含めて公開をされています。今後、こうした面的気象情報が民間アプリ提供事業者などに拡大することで、冬期間の除排雪などでも活用が期待できるものと考えています。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)