みんなの議会

蘭越町議会 令和6年第3回定例会 2024年9月17日

水稲有機栽培の推進について

2024年9月17日、蘭越町議会の一般質問で、北山正一議員が「水稲有機栽培の推進について」質問し、町長 金秀行が答弁しました。

質問者
北山正一 議員
答弁者
町長 金秀行

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 2番 北山正一

2番北山です。私からは水稲有機栽培の推進についてを、町長に質問させていただきます。本町の基幹産業である稲作において、全国的にも有機栽培の取組が重要になってきております。これまでの農業者や町、関係機関の努力をもって、美味しいお米の町として認知度は上がってきているところですが、その先へ進むために、ほかの産地よりも早く有機栽培米は必要不可欠であると考えております。昨年の定例会においてもとりあげられておりますが、今後の取組についてお伺いいたします。

答弁 町長 金秀行

北山議員の水稲有機栽培の推進についての御質問にお答えをいたします。有機栽培については、令和5年第2回定例会、令和6年第1回定例会においても一般質問をいただいております。改めて議員の皆さんの関心の高さを認識するとともに、有機栽培の取組が重要になっているとの考えは、私も同じでございます。有機栽培については、収量が少なく、生産コストが高い。病害虫や雑草の管理作業が膨大である。JAS認定取得の煩雑さ、大規模化しにくいなどの高いハードルがございます。一方、有機栽培に取り組むメリットを申し上げますと、JAS認証の証明により、環境保護への貢献、健康へ信頼性が得られ、それらが今後、消費者に強く求められる想定とされ、その結果、市場での差別化と価格化、価格プレミアムが生じ、一層のブランド化と激しい他産地との競争に有利に働くものと考えております。全国における有機農業の取組は、2022年度から始まった観光農業からの転換を支援するみどりの食料システム戦略推進交付金により、同年度で3万300ヘクタールと、前年度から3,700ヘクタール増えており、国は2050年度までに100万ヘクタール、耕地面積の約25%に増やすことを目標に掲げております。農業生産者の大きな流れの一つになると考えているところでございます。町内の有機栽培における取組ですが、町内生産者で構成するやすらぎと癒しの里会員42名が、環境保全型農業直接支払の交付金を受けて、そのメニューの一つとして、有機栽培の取組を進めております。6年度の作付予定で、畑作1件、1ヘクタール、水稲5件10.3ヘクタールとなっております。有機JAS取得については、2年間の転換期間が必要になりますが、水稲5件のうち、取得済みが1件、転換期間1年目が3件、2年目が1件という状況でございます。また、先ほど申し上げました、みどりの食料システム戦略推進交付金において、転換期間初年度に反当たり2万円の有機転換支援を受けられ、今年度、水稲畑作、施設園芸を合わせて6件、7.9ヘクタールを申請しているところでございます。その一方で、今年2月には、森ノ醸造所建設発表の中で、有機栽培のななつぼしを原料にとされたのを受けて、同社北原代表と農林水産課により、やすらぎと癒しの里の会員を中心とした生産者に6月20日、原料調達説明会を開催し、水稲有機栽培への取組を促したところ、先ほど申し上げた方のほかに数名が検討していると伺っているところでございます。今後の取り組みですが、有機栽培は、生産者に明確な経営方針と強い覚悟が必要であると考えております。冒頭申し上げた国の目標と現在の取組面積に開きがあるのも、人手不足、栽培管理の苦労を理由に面積を縮小したいとする生産者が一定数いるとされております。有機栽培による生産物の付加価値を考慮してもなお、取組への困難さから敬遠する生産者が多い中で、失敗を恐れずに果敢に挑戦する生産者も少しずつ現れております。他に誇れるブランド米らんこし米の地位を不動なものとする一つの方法として、安全なお米を提供しようという生産者の志を無にしないよう、栽培を進める中で直面する課題解決にどのような支援が必要なのか。また、有機栽培の施策を生産者や関係機関と協議しながら検討してまいりたいと考えておりますので、御理解を願います。以上です。

議員の質問 2番 北山正一

前向きな回答をありがとうございます。これからの本町稲作を支える若い農業者の皆さんにお話を伺いました。有機栽培には興味があり、高収益を上げるためには必要な栽培方法であると認識しているようです。しかしながら、一歩を踏み出せずにいるのは、水田の除草作業、草取りですね、除草作業であるとのことでした。機械除草でなければ、収益の上がる面積に取り組めないということでした。今現在も活躍しているラジコンヘリ防除研究会という団体がありますが、発足当時は、免許取得やラジコンヘリに町の補助をいただいて船出しましたが、今現在では年間延べ1,000町歩もの面積を請け負って防除し、ほぼ独自で運営しているそうです。委託をした農業者は、空いた時間でトマトやメロンなどを栽培しております。規模拡大や基盤整備による負担を強いられている中で、1戸の農業者で、水田除草機械を導入し、有機栽培に取り組むことに躊躇することは当然だろうと思います。ラジコンヘリと同様に、1台あればたくさんのほ場を機械除草できることから、本町でも組織されつつある有機栽培の団体へのサポートが、取組面積の拡大に繋がることと思います。基盤整備事業をはじめ、たくさんの農業助成をされている状況ですが、金町長のお考えを再度お願いいたします。

答弁 町長 金秀行

北山議員の再質問にお答えします。有機栽培っていう部分からいくとですね、化学肥料、農薬を使わないということなんで、安心感があって、安心して食べられる食品を購入したいという消費者の心理、そういう部分に非常にマッチしてるんではないかなというふうに思ってます。今、議員がおっしゃった雑草の管理、これが大変だということで、機械に対して、町がそういういろんな支援などはどうかという再質問だったと思います。私のほうも担当のほうでちょっと調べさせたところですね、その除草機っていう、これは大体金額にして200万前後っていうふうに担当のほうから説明を受けております。これ200万ですから、かなり高額な部分になるなというふうに思ってます。ラジコンヘリも一時、大体200万くらいとか、一時5~600万だね、今はもう1,000万以上するというような部分ですが、200万前後と、非常に生産者の負担軽減を図るという部分からいったらですね、効果があるんではないかというところです。その中で、非常に、今、国においても、いろんな制度があるというふうに担当のほうからも話があります。一つであれば、産地生産基盤パワーアップ事業という事業があって、その中では条件があるんですが、機械導入の支援を受けることが可能だということと併せて、担い手確保、経営強化支援事業、これは50%、さらには農地利用効率化支援交付金、これは30%、そういうですね、制度があるというふうなことも担当のほうから伺っておりますので、今、議員がおっしゃった、やっぱりこれから有機を取り進めたい、そういう方々のね、お話、それを内部でも十分聞いて、そして制度的な、まず国の支援が受けられる、そういうような条件に、皆さんがやっていけるのか、そういうこともお話しながらですね、取り進めていきたいなというふうに考えております。町で一気に単費でっていうような部分もあるかもしれませんが、どれだけの方が、今、どういう状況で進めるかということも、担当のほうでも十分ですね、話を聞いて、そして国の支援で、さらには町のどういうような支援、そういうものを、是非、検討していければなっていうふうに考えているところです。いずれにしても、有機栽培、今の慣行、栽培、有機栽培、この二つをですね、一つの蘭越のブランド化ということの中で進めていくということは、今後必要ではあるというふうに考えております。そのために、有機栽培のリスク、それをですね、起こしてまでも頑張ると、そういう生産者の方々に町がどれだけのいろんな情報提供、支援ができるか、十分、内部で生産者の話を聞きながら進めてまいりたいなというふうに考えております。御理解をください。

議員の質問 2番 北山正一

回答ありがとうございます。今、金町長よりお答えいただきました、数々の道や国の事業があるということだったんですけども、もちろん承知の上で、若い皆さんともお話するんですけども、やはり、どの補助事業についても、事業拡大であるとか、経営拡大であるとか、いろんな条件、ポイントがつかなければ、つけなければ出せないよというような事業がかなり多いと思います。その負担について、やっぱり若い人たちは、躊躇するんだろうなというところもあります。そのあたりについてもちょっと町長のお答えをお聞きしたいと思います。

答弁 町長 金秀行

お答えします。今、国もね、有機農業を推進するという、そういう政策を打ち出してるんで、今、担当課長のほうから、実はちょっとお話を伺った部分なんですが、有機農業を進める部分の中では、やはり特別枠のそういう交付金があるということのようです。ですから、議員がおっしゃった、その方々がどれだけその組織を作って、どれだけの事業を行うのか、そういう部分をきちっと担当のほうとも話を聞いてですね、その中で、今、国の特別枠があるんであれば、そういう中で該当になるのか、さらには道のですね、今、単独の交付金って、政策交付金とかいろいろあるんですよね。そういう部分の中にも該当にならないのか。そのどうしてもならないという部分に対して、町がどれだけ、そしたら支援がやっていけるのかという部分の中でですね、きちっと生産者の話を聞いた中で、私は判断していきたいなというふうに考えております。有機の必要性は十分理解をしておりますし、大変な作業の中で行わなければならないということもありますので、十分、担当のほうにその方々と話をした中で進めたいなと思っております。繰り返しになりますが、そういう制度を活用した中で行っていきたいというふうに考えております。御理解をください

議員の質問 2番 北山正一

本町の有機栽培取組の促進を、是非、よろしくお願いいたします。質問は以上です。

答弁 町長 金秀行

議員の御質問にお答えします。非常に時代の流れという部分の中で、有機栽培を行うということが必要です。答弁にもお話させていただいた森ノ醸造所、そこの中でも有機栽培を使ったななつぼしで、是非、蘭越発のお酒をですね、作って発信したいという部分も出ております。企業の誘致という部分からいって、私はその森ノ醸造所が建設されていることを大変嬉しく思いますし、生産者の協力のもとにね、そして有機栽培でできたお酒が蘭越から発信させる。それは非常にありがたいことだと思ってます。そのために、生産者も協力体制をしてくれてる、これは十分、理解をしているところですので、今後の有機栽培について、十分担当課とも協議しながらですね、生産者がいろんな部分での要望、意見、そういうのを聞き取りながら事業を進めてまいりたいというふうに考えております。御理解ください。

出典:蘭越町議会 令和6年第3回定例会 2024年9月17日 議事録 PDF(22ページ) 間違いを知らせる