みんなの議会

音更町議会 平成14年第4回定例会 2002年12月17日

障害者福祉対策と、それと、教育行政の週5日制実施に伴いますところの問題点について

2002年12月17日、音更町議会の一般質問で、栗原隆議員が「障害者福祉対策と、それと、教育行政の週5日制実施に伴いますところの問題点について」質問し、町長 山口武敏、教育長 宮野章三、教育委員長 竹田正二が答弁しました。

質問者
栗原隆 議員
答弁者
町長 山口武敏、教育長 宮野章三、教育委員長 竹田正二

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 18番 栗原隆

おはようございます。今回は、障害者福祉対策と、それと、教育行政の週5日制実施に伴いますところの問題点について質問いたします。昭和56年度国際障害者年を契機に、物の豊かさを求める政策から心の豊かさを求める政策の転換に重きを置き、その一環とし、福祉の充実を図ってまいりました。本町においても第3期総合計画の中に、福祉対策の展望を示し、その中において、音更町障害者福祉計画を策定し、実施に移され、他町村から、住みよい福祉の町としての評価を得ていることは、一町民として大変喜ばしく、誇りに感ずるところであります。しかし、少子・高齢化社会、また、国の財政悪化に伴い、地方交付税の減額、福祉事業に対する助成金の削減が示され、本町においても福祉計画が、完全実施に対する不安が広がっております。第4期総合計画実施に当たっては、住民と行政のパートナーシップを基本に、住民自治のまちづくりを推進し、福祉においては、思いやりと支え合うことを基本理念にさまざまな計画が示されております。時間の制約もありますので、今回は障害者福祉対策についてお伺いいたします。その一つに、本町の障害者の実態をお知らせ願いたいと思います。二つ目に、本町には障害者関係の社会法人とし、知的障害者の関連施設とし、晩成園。身体障害者関連の更葉園の施設があることは承知しておりますが、その役割等についてお知らせを願いたいと思います。第3点目は、支援を必要とする心身障害者を抱える家族の御苦労は、私たち健常者には知り得ない御苦労があるものと想像いたします。本町の支援対策についてお伺いいたします。(4)として、重度障害者に対する町の取り組みについてお伺いいたします。1)番とし、受け入れ施設の考え方、また、見通しについてお伺いいたします。2)番目としまして、障害者の学童への支援対策についてお伺いいたします。次に、教育の行政についてお伺いいたします。教育基本法には、教育は、人格の完成を目指し、平和的に国家並びに社会の形成者として、真義と正義を愛し、個人の価値を尊び、勤労と責任を重んじ、自主的精神に満ちた心身ともに健康な育成を期して行わねばならないと教育目標に掲げられ、あらゆる機会、あらゆる場所において実現しなければならないと記されております。全て国民は、その能力に応じる教育を受ける機会を与えなければならないと、また記されております。本町においても、次世代を担う子供の教育は、町政の大きな柱の一つと考えます。次の事柄について、教育委員会の見解をお伺いいたします。一つに、ここ数年大きく変化する社会の中において、家庭や地域の教育力は低下し、学力偏重の過度な受験戦争の弊害と教育の荒廃によるいじめ、不登校、校内暴力、学級崩壊等々数多くの事件が発生しており、特に、就学時の悪事犯が後を絶たず、大きな社会問題となっております。ここ数年の本町の実態をお知らせ願いたいと思います。2番目に、町の対策、特に、教員の果たす役割は大と考えますが、学童に対する対応をどうされたかお伺いいたします。(2)番目として、この4月から小中学校の教育の課程は、完全週5日制となり、新学習指導要領が完全実施となり、学校・家庭・地域の連携についてお伺いいたします。1)番といたしまして、新しい学習指導要領は子供たちに何を求めているのかお伺いいたします。2)番目に、学習時間の削減は、学力低下にならないかという親御さんの心配がたくさんございます。この点についてお答えを願います。3)番目とし、週休2日制となり、地域社会に何を求めていくのか、この点についてもお伺いします。4番目に、道徳教育に対する教育委員会の見解を問いたいと思います。以上であります。よろしくお願いいたします。

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

1点目の障害者福祉施策についてお答えをいたします。まず、本町の障害者の実態でありますが、平成14年3月末の手帳交付状況で申し上げますと、身体障害者では、18歳以上の障害者が1,699人、18歳未満の障害児が53人、合わせて1,752人で、人口の4%強となっております。このうち、いわゆる重度障害と言われる1級、2級は、合わせて861人、全体の49%強、また、障害別で申し上げますと、肢体不自由が全体の約6割を占めております。また、同時期における知的障害者の数は、いわゆる療育手帳の交付数は、18歳以上が224人、18歳未満が36人、合わせて260人。このうち、重度であるA判定が100人となっております。更に、昨年12月末の精神障害者保健福祉手帳の交付数は、全体で63人となっております。次に、各施設の役割及び特徴並びにその見通しについてでありますが、御承知のように音更町内には、障害者関連の社会福祉法人として、知的障害者関連の音更晩成園と、身体障害者関連の更葉園があり、それぞれ本町における民間障害者福祉の中核を担っております。まず、音更晩成園から申し上げますと、当初の町立の機関を含めますと、創設以来37年の歴史ある法人でありまして、知的障害者が持つ多様な内面性に着目し、その能力や適性を踏まえつつ、これまでの実績や環境を生かしながら、一人ひとりの人間として充実し、価値ある人生の確立を目指し、現在では、通所部を含めた知的障害者更生施設を2カ所運営し、この中で、農耕、食肉加工、花の育苗など、多彩な園内活動を展開しており、このほか2カ所の通勤寮を運営する中で、知的障害者の就労促進を図っていることによって、自立生活や円滑な地域生活の実現に向けて必要な支援を行っております。また、町からの委託により、知的障害者デイサービスセンターを運営しているほか、ショートステイ3床、あるいはグループホームを6カ所に、合わせて27人が入居しているなど、施設サービスにとどまらず、在宅サービスにも力点を置いた事業展開を行っており、今後におきましても、知的障害者に対する施設、在宅、両面のサービスにおいて、音更晩成園の果たす役割は大きく、安定的な運営と精神的な取り組みに大いに期待をいたしているところであります。次に、身体障害者の授産施設であります更葉園でありますが、この施設の創設は昭和36年でありますので、既に41年を経過しておりますが、社会参加や社会就労の精神のもと、働く意欲がありながら一般の職業につくことがなかなか困難な方が、入所あるいは通所することによって、適正な職業訓練と生活指導を受けておられます。御承知のように、現在、全面的な移転改築工事が進められておりますが、これが完成いたしますと、施設の老朽化、狭隘化が解消されるばかりではなく、重度・通所施設の創設、個室化の促進、ショートステイの新設など、障害の重度化や障害者ニーズの多様化に対応した調製が図られ、また、授産科目の新設や通所バスの運行なども予定されており、より充実した処遇が行われるものと考えております。なお、更葉園の、今工事中でございますけれども、来年の3月中に完成をするという予定になってございます。最近の厳しい経済状況は、更葉園の各種事業にも少なからず影響があるものと考えておりますが、身体障害者がそれぞれの能力に応じた適正な就労の機会が得られることによって、働くことに対する意欲の高まりと自立が促進されるものでありますので、利用者に対する効率・効果的な処遇かつ安定的な運営に期待をいたしているところでございます。次に、家族に対する支援策でありますが、それぞれに事情は異なることとは思いますが、支援を必要とする身体障害者あるいは知的障害者を抱える家族の皆さんの御苦労は、想像して余りあるものがございます。障害者に対する在宅、施設のサービスは、家族、家庭に対する支援という意味合いも含まれていると認識いたしておりますし、このほかにも各種交通費の助成、重度心身障害者福祉金の支給、重度身体障害者に対するタクシーチケットの助成、在宅酸素療養者給付金など、間接的ではありますが、多少なりとも家族、家庭の手助けとなる支援策を現在実施しているところであります。身体障害者・知的障害者に対するサービスは、平成15年から支援費制度に改正となり、その内容との整合性の問題もありますが、今後とも可能な限り施策を講じてまいりたいと考えております。次に、重度障害者の受け入れ施設についてでありますが、特に、重度の障害者を抱えている御家族の皆さんからは、私自身も直接お聞きいたしておりますし、受け入れ施設の整備を望む声が強いことも認識いたしております。例えば、道内における身体障害者更生援護施設の本年11月当初の入・通所の待機状況を見ましても、療護施設で370人を超えるなど、特に、重度の施設での待機者が多く、知的障害者更生施設におきましても、道からお聞きいたしましたところ、240人を超える方が待機されているとのことであります。ただ、この種の施設は、その性格上、一市町村だけの施設ではありませんし、個々の市町村財政は大変厳しい状況にあり、また、効率的な施設整備の観点からも、これらの施設整備あるいは運営に関しましては、これからは特に広域的な考え方に立って考えなければならないと強く感じておりまして、現在のところ、音更単独での整備については極めて難しいと考えております。いずれにいたしましても、御相談に対しましては、現状の中で何ができるか、的確な情報提供など、でき得る限りの対応をしてまいるほか、施設につきましても、どのような整備手法が可能か、運営方法なども含めて研究をさせていただきたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。なお、1点目と2点目については、教育の方から答弁をさせていただきます。議員がおっしゃるように、本当にこういう身障者の施設というのは、私もいろいろ要望を聞かせていただいておりますけれども、それぞれ障害の状況が一人ひとり違うというようなことで、本当に考えれば考えるほど非常に難しい対応が迫られるのかな、そのように考えております。特に、こういう養護施設、あるいは一番困るのが、義務教育までは何とか、そういう施設がある程度整備されつつもあるけれども、そこから卒業した後の療護施設がないというのが、議員の強く訴えたいところだろうというふうに私も受けとめさせていただいているところでもございます。これらのことにつきましては、なかなか一町村だけではという、こういう時期になりますと、なお難しくなってきているのかな。そんな点では、やはりこれらの障害者施設というのは、やはり広域的な事業としてやらなければならないというようなことを考えているところでもございます。幕別町にある施設についても、50人弱の施設でございますけれども、改修時期が来ているけれども、その町村の障害者の人は1人も入っていないと。だけれども、幕別町がやはりやらざらるを得ないというようなことで、いろいろと今模索をされているようでございますけれども、そのように、自分の町でつくったから、自分の町の障害者だけというような扱いにいかないという点がございます。しかし、音更町も二つのそういう障害者施設を持っているわけでありますけれども、そんな意味では、やはり他町村とも十分連携をした広域的なもので、特にこれから取り組んでいきたいと、そのようにも考えてございますので、御理解をいただきたいと存じます。以上でございます。

答弁 教育長 宮野章三(教育長は2003年3月まで)

1問目の障害のある児童生徒の実態と支援について、教育委員会からお答えをいたします。障害のある児童生徒の教育につきましては、その障害の状態や能力・適性等が極めて重要であり、一人ひとりに応じた指導や配慮が特に必要であるため、学級編制や教職員配置について特別の配慮がなされているところであります。本町の特殊学級配置校及び児童生徒の実態につきましては、小学校10校で20学級を開設しており、児童数は26人。中学校は、5校で8学級を開設し、生徒数は11人となっております。また、障害の種類別児童生徒数は、肢体不自由6人、知的障害16人、情緒障害9人、難聴3人、病弱3人で、合わせますと37人となっております。障害のある児童生徒の特殊教育におきましては、一人ひとりのニーズを把握し、教育的支援が必要となってまいりますが、これまで障害の種類により、補聴器、階段昇降車を初め、教材・教具を手当てするなどのほか、小学校2校、中学校1校に階段昇降機を設置しており、このほか、肢体不自由児学級の開設につきましては、洋式トイレ、シャワー及び手洗い等の設置に伴う設備改修等を行うなど、教育環境の整備を図っているところであります。特殊学級は、小学校、中学校の学級の一つであり、特殊学級も通常学級と同様、これを適切に運営していくためには、全ての教員の理解と協力が必要であり、学校全体の協力体制づくりを進め、より効果的な教育活動が展開されるよう、当該学校と連携を図りながら、今後ともできる限りの支援をしてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、2問目の教育行政についてお答えいたします。児童生徒のいじめ、不登校、校内暴力、学級崩壊を初め、少年非行の増加、特に少年等による凶悪な事件がここ数年連続して発生しており、まことに憂慮すべき事態にあることを深刻に受けとめております。初めに、ここ数年の本町の実態についてでありますが、いじめにつきましては、平成6年4月に、音更町いじめ問題等対策委員会を設置し、いじめに関するアンケート調査を実施しておりますが、平成13年度の調査結果を前回の調査と比較してみますと、「いじめを受けたことがある」と答えた小学生は23.8%から28%へ、中学生では5.6%から7.1%と、いずれも増加傾向の状況にあります。不登校の児童生徒につきましては、昨年度、小学校で7人、中学校で20人でありましたが、今年度につきましては、8月31日現在、小学校では、不登校児童ゼロ、中学校では7人で、13人の減となっております。また、校内暴力、学級崩壊につきましては、そのような報告は1件も受けておりませんので、至って正常な学校運営が行われているものと確信しております。青少年の非行につきましては、帯広警察署扱いで、平成11年度52件、12年度が48件、13年度、この12月までしか、帯広警察署では、この統計的なものの、何といいますか、外部報告といいますか、それが、1月からはもうしないというようなことでございますので、13年度12月までということでございますけれども、12件、若干減少傾向にあるというふうに思っております。次に、町の対策、特に教員の児童生徒に対する対応についてでありますが、いじめ、不登校、校内暴力、学級崩壊、少年非行など、児童生徒の問題行動等の原因、背景は、個々のケースによってさまざまですが、一般的には、家庭・学校・地域社会のそれぞれの要因が複雑に絡み合い、問題行動が発生しているものと考えております。したがいまして、これらの問題解決のため、各学校におきましては、校長のリーダーシップのもと、一人ひとりの児童生徒が活きいきとした学校生活を送ることができるよう、教職員が一丸となって取り組んでいるとともに、全校集会や学級活動を通じて、思いやりの心や正義感などをはぐくむために努力されているところでありまして、教育委員会といたしましても、校長会等機会あるごとに、指導体制の強化についてお願いをしているところであります。また、児童生徒はもとより、保護者や教員の抱える学校教育に関する不安や悩みに答えるため、教育相談員を配置して、問題行動の早期対応に努めているほか、生徒の悩みなどに対応するため、中学校に「心の教室相談員」の配置をしたり、不登校児童生徒の学校復帰の支援を目指し、適応指導教室を開設するなど、さまざまな対策を講じているところであります。次に、2点目の新しい学習指導要領は何を求めているかのことでありますが、新学習指導要領は、完全学校週5日制のもと、ゆとりの中で特色ある教育を展開し、児童生徒に、学習指導要領に示された基礎的・基本的な内容を確実に身につけさせ、それをもとにして、豊かな人間性や、自ら学び、自ら考える力などの「生きる力」を育成することを基本的方針として改訂されたものであります。次に、学習時間の削減は学力低下とならないのかとのことでありますが、新学習指導要領は、全員が一律に学ぶ学習内容を厳選し、基礎・基本を確実に身につけさせるとともに、体験的、問題解決的な学習を行い、知識を実感をもって理解することができるようにする「確かな学力」を身につけさせることをねらいとしております。その実現のため、授業時数の縮減と教育内容の厳選、総合的な学習の時間の創設、選択学習の幅の拡大のほか、教育課程全体を通じて、個に応じた指導の充実、体験的、問題解決的な学習活動を重視することになっております。また、児童生徒の能力に応じ、発展的な学習を行うことができることとなっておりますが、教育内容の3割削減などを図った新学習指導要領は、学校完全週5日制と相まって、ゆとりの中で子供たちに生きる力をはぐくむことを命題としております。各学校現場におきましては、新学習指導要領の趣旨を十分踏まえながら、学力低下を招くことのないよう、教育課程の編成などで、さまざまな研究や創意工夫を凝らし、地域の実態に応じた指導方法の改善に努めておりますので、学力の低下につながらないものと期待をいたしているところであります。次に、週休2日となり、地域社会の果たす役割についてでありますが、学校週5日制の趣旨は、学校・家庭・地域社会が一体となって、それぞれの教育機能を発揮する中で、子供たちが自然体験や社会体験などを行う場や機会をふやし、豊かな心やたくましさを育てようとするものであり、これからは、学校に任せておけばよいということだけではなく、家庭や地域社会における対応が大切になってきております。家庭や地域社会において、異年齢や同年齢の子供同士の遊びや、多様な地域活動への参加、自然とのふれあい、ボランティア活動など、さまざまな体験の場や機会の充実、親子交流の場の拡大を図ることが必要であろうと考えております。次に、道徳教育に対する教育委員会の見解でありますが、学校は、児童生徒の豊かな人格形成をする場であり、これを目指して教育指導が行われており、学校の教育活動の中で、人格の基礎をなす道徳教育は極めて重要な役割を担っております。豊かな人間性とは、美しいものや自然に感動する心などのやわらかな感性、正義感や公正を重んじる心、生命を大切にし、人権を尊重する心などの基本的な倫理観、他人を思いやる心や社会貢献の精神、自立心、自己抑制力、責任感、他者との共生や異質なものへの寛容などの感性や、道徳的価値を大切にする心であるととらえております。これからの学校教育は、児童生徒がかけがえのない1人の人間として大切にされ、自己存在感と自己実現の喜びや友達とともに学び合う喜びを実感できる心の教育が重要になってくるものと考えております。更に、児童生徒相互の好ましい人間関係の育成や教師との信頼関係の確立などが挙げられますが、これらは道徳教育と深くかかわっておりますので、学校教育における道徳教育のより一層の充実が必要であろうと思うところであります。以上です。

質問 18番 栗原隆

それぞれ丁寧に説明をいただきましてありがとうございます。それぞれ、二、三について御質問をいたしたいと思います。最初に、障害者のことについてでありますけれども、ここに統計がございます。昭和62年から平成7年までのですから、今とまた実態がちょっと違うのかと思いますけれども、この間に人口の伸び率が12%だと。これが25%になってきている、身障者の実態数が。だから、いかに人口の伸び以上に障害者の数がふえているのかなということが、実態が出ております。また、町内のそれぞれの年代別の統計も担当者からいただきました。全町民の4.数%の方が障害を持っているというお答えでございました。大変なことだと思います。これから高齢化社会になって、ますます障害を持つ方がふえていくのではないのかなというような、こういう懸念がありますので、一層の福祉の充実に当たっていただきたいなと思います。それと、もう1点懸念することは、大変に、障害者の割合の中に、重度身障者と言われる方々が大変ふえてきている実態がございます。今までは、老人福祉対策ということで、国の施策もありましたので、そちらの方に、職員も一丸となって対応してきたと思いますけれども、これからは、そういう重度の身障者の施策を重点項目の一つに掲げて、町は対応していただかなければ、その谷間におる家庭、または障害を持つ人たちが大変な精神的な肉体的な苦労をされているという実態がありますので、十分にその点に配慮していただきたいなと、こう思うところでございます。それと、第2点目の更葉園、それから、晩成園の果たす役割というのは、大変多いということを改めて感じた次第でございますし、また、それぞれ町もまた、改修あるいはまた、改築に当たっては応分の負担をされて、そして、支援をされているということを諒とするものでございます。その中で、重度身障者に対するところの受け入れについては、知的障害者につきましては、晩成園でそれなりの受け入れ体制をとっていただいているのですけれども、重度身障者に対する要請が町の方にあったわけでございますけれども、更葉園ではどういう対応をしてくれているのか、その点ひとつお伺いいたしたいと思います。また、この支援対策でありますけれども、福祉の支援対策、予算委員会でも見ましたように、あらゆる点に、これでもかというぐらいにいろいろな施策がされている、大変喜ばしいことでありますけれども、その施策も少し見直すところは見直して、本当に困っている方々に、やはりきちっとしたと施策転換をする時期に来ているのでないのかと。今、福祉施策の中でも、もうやめてもいいというような施策もあるのでないのか、何とは言いませんけれども、十分わかっておられると思うのですけれども、その時代の中で、この施策はやめるか、または縮小して、その予算を違うところに向ける必要も出てくるのでないのか、十分に内部で検討していただきたいと、こう思うところでございます。それと、答弁の中に、愛育園の問題も触れていただきました。これ質問の中で言おうと思ったのですが、今、音更町の方からも肢体不自由児の方々が通っておられます。現在、音更から6名。これは幕別町にあるのですが、帯広が14名、音更が6名、士幌1、鹿追1、豊頃1、新得1、こういうようなことになっております。24名、今、通所されております。そこで、この愛育園なのですが、たまたま今年、介護士というのですか、その先生がかわられたということで、資格を持っているのだけれども、きちっとした指導をできるような先生ではないという心配があって、親御さんからいろいろな指摘がございます。音更町のでない施設でありますので、音更町から何だかんだ言う権利はないと思いますけれども、十分そういうことが配慮できるように、もし機会があればお願いをしていただきたい。それと、昨年までは、事務をやっている方々が大変福祉に対して理解のある方で、時間があれば補佐的に介護をされていたらしいのです。実質的に5人の方で介護をしてきた。その先生というか、職員の方々が、ほかの介護士よりまだまだいろいろな手当てをしてくれたということで、そういうことで、大変充実していたというのですけれども、今回、その面で、通っている親御さんが、とても心配をされております。そういうことで、何とか改善できないのか。それと、この施設、新聞に出ていたのですが、3,000万円ほど1年に赤字になるようでございます。それで、そのうちの1,000万円は道から出てくるのだけれども、あと2,000万円は町費から補てんしているということです。議会でもこれが問題になったそうです。議員にちょっとお伺いしましたら、幕別町内にそういう子供が1人もいないのに、何のために町が2,000万円も出してやらなければならないのだと。やっぱりそういう子供たちを多く出している町から負担をすべきではないのかと、法的ないろいろなこともあるかもしれないけれども、そういうこともよく考え合わせていかないといけないのかなというような気がしますので、これは、黙っていれば音更も金出さないで済むかもしれないけれども、これは、そんなものではないのではないのかというような気がしますので、いろいろ法制上の問題もあるかと思いますけれども、この点についてどう考えておられるのかお伺いいたします。それと、答弁の中に、重度身体障害者、全道でも大変多くおられるよしでございます。それで、こういう知的、それから肢体の重度の方々の受け入れ施設、全道でも何カ所かある、十勝でも新得の屈足にあるのですが、道央、道南には案外施設が充実しているらしいのですけれども、道東、それから道北関係については大変施設が少ないと。この十勝におきましても、今、実態言いましたように、大変に、空きを待っているといいますか、だれかが出なければ入れないわけですから。しかし、それを待っている時間ないのです。毎日の生活が大変だという実態がありますので、1日も早く十勝の中に施設をつくっていただきたい。何か聞きますと、堀知事が十勝へ来たときに、町長がこのことについて知事の方にいろいろなことで、請願の一つとしてなされたというのですが、どういう形でされて、どういう反応があったのか、もし差し支えなければお聞かせ願いたいと思います。よろしくお願いを申し上げるところでございます。それと、教育委員会にお伺いいたします。大変少年の犯罪といいますか、いろいろ全国的には、まだまだ解決しない、けさ方も民放でいろいろなことを言っていましたけれども、それと、年齢が大変若くなってきているということで、国を挙げて、これは対策しなければならないというようなことが言われております。たまたま音更の実態が大変いい結果が出ているということで安堵しております。ただ、いじめが相変わらず多い、ふえてきていると、このことをどうとらえているのか。それと、青少年の犯罪等につきましても、前年よりは減っているけれども、まだ、結構危惧するぐらいの数字が出ていると。特に今、少年、これがずんずん低年化している。昔は、20歳代の犯罪が、今は中学生がやるようになった、また、小学生。特に、性犯罪なんていうのは、これは、十勝が一番乱れているといいます。そういうような、対するところの教育の面においてどういう教育をされているのか、やっぱり命の尊さだとか、そういう面を通じて、そういう性教育なんかは一体どうしているのかなという、そんなことがちょっと心配なので、もし差し支えなければお答えをいただきたい。そしてまた、こういう子供たちに接する教師、もちろん親が一番責任あるのですけれども、現場で一番接する時間の多い、それぞれの教師の果たす役割というのは大変大きいと思いますけれども、どういう指導をなされているのか、教師と子供たちの信頼関係をどうとっているのかお聞かせ願いたいと思います。それから、小中学校が今年から、この4月から完全5日制になりました。それで、私も関心あって、いろいろな新聞を見たり、または、物の本を買って読んだりしております。その中で、細かくは後で言いたいと思いますけれども、それぞれの大学の先生だとか、いろいろな人がいろいろな評価をしております。新しい、この週5日制になって、学習要領に沿っていくと、日本は一体どこに行くのだというような、そういうような論評が大変多いのです。このことについては、教育長、教育委員会に聞いても、ちょっとわからないのではないかなという気がするので、現場で長く教職にあられた教育委員長さん、一体、音更町の子供たちは、どの方向に向けていこうとされているのか、長い経験を生かして、どのような考えを持って、この学習要領に沿った指導をなされるのか、もし差し支えなければお答えをいただきたいと思います。それと、学習時間がまた大変少なくなりました。その中に、ゆとり教育という時間が入ってまいります。そうすると、基礎学習がますます時間が少なくなるのではないかという危惧、一般的には、僕の頭ではそう考えるのですが、一体、時間が減った中で基礎学習がきちっとできるのかどうかということでお伺いいたします。それと最後に、道徳教育に対する委員会の考え方、お聞かせ願いたいと思います。戦前は、戦前の道徳教育、みんな、否定する人が多いのですが、私は、国に忠誠を誓う、また、親孝行するというのは、やっぱり国民としての基本的理念だと僕は思っております。ただ、戦争ということで、そのことをうまく使った。国を愛することで、天皇を置いて、そして今度、戦争に走ったという苦い経験あるのだけれども、それを今度否定するがために、民主主義の中の教育ということで、権利、こういうものが前面に出ている、そういうような教育がずっとなされたわけです。そのゆがみが今出てきて、いじめだとか、いろいろなことが出てきた。それに今度、子供たちが、今の詰め込みの学習の中で、いけない子供たちがまた違う方に走るということで、慌てて科学文部省は、もう少し緩めればどうか、緩めればどうかと何回も改革をして、今の状態になったと思うのですけれども、一体それで本当に改革ができているのか、そういうようなことが、うちにも小さい孫が3人おります。子供たちが今後一体どうなっていくのかなと心配をしております。そんなことで御答弁いただきたいと思います。よろしくお願いします。

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

最初からの御質問にお答えをしたいと思います。議員がおっしゃっているように、やはり今までの一つの福祉というものの見方、考え方、こういうのも、やはり今後、私どもといたしまして、事業を展開する中での行政評価ということもございますし、あるいはある程度、福祉といえども、やはり財政ということがどうしても必要になってまいりますから、なかなかあれもこれもということではない。そんな、やはり考え方からすると、高齢者、即福祉と、こういうような今までの考え方も流れとしてはあったのかなと。ですから、御意見にありましたように、やはり私どもも基本的に、やはり福祉の見方というものを変えていかなければならない時代なのかなと、そんなことを考えているところでもございます。私も何回か、そういう障害者を持つの親の会の方々と懇談をした経緯がございます。そんな中で、先ほども申し上げましたけれども、やはり療護施設というものが絶対的に足りないということが明らかでございます。ですから、私どももやはり今後、福祉の中でも、やはり障害者の方というものは、やはり他の福祉と違いまして、やはり重点的に考えていかなければならないし、また、本当に数の割には、そういう施設の不足ということが明らかになってございます。そんな点で、町といたしましても、民間サイドの二つの施設があるわけでありますけれども、例えば駅前にあります、もとの駅前、プロスパの施設の中の2階に、障害者の方々が来たら、自由に使えるような一室を設けてみたり、あるいは、間もなく今、更葉園が完成する予定になっておりますけれども、その事業の中に、ショートステイという事業も考えてございます。これらについての具体的な運用方法等については、施設そのものが更葉園さんのものでありますから、そういう点で、町とある程度提携しながら、ショートステイ的なものが考えられないか、これから、その辺についてはじっくり更葉園さんともいろいろと相談をしていかなければならないというふうに思っております。また、懇談を私もやったときに、今お話ありましたように、道に対しても強く要請をしていくと。たまたまわかふじ園というのが、新得に50人の施設できました。私も見てまいりました。すばらしい近代的な施設で、こういうのが音更町にもあればなと、そんなことを感じたところでもございます。いずれにしましても、これらの施設をつくると、先ほど幕別の愛育園の話がございましたけれども、それぞれ町村につくりますと、その町村が運営管理において責任、負担を持つというところに窮屈さがあるわけでございます。しからば、何もつくらないで、みんなよその町に世話になった方がいいと、御都合主義で考えれば、そんな考え方が出るわけです。これは、単にこういう障害者の施設だけのみならず、福祉全般についてもこういうことが言えるわけです。病院がたくさんある、あるいはこういう社会福祉施設がたくさんある、そうしますと、その町村で全て運営管理、若干の国なり、あるいは道なりの、そういう助成的なものがありましても、先ほど議員がおっしゃったように、幕別町民はだれも入っていないけれども、みんなよその町村ばかりだ、そういう負担をなぜしなければならないか、こういう問題が常に、最近言われておりますし、我が町のエゴで言わさせていただければ、うちはまだ、そういう施設が二つもある、こういうことを十勝へ行っては胸を張って言えるわけでありますけれども、現実的に町の中で考えてみれば、何となく、よその町村のためにという矛盾を、正直言って感じないわけではございません。ですから、こういう点につきましては、今後、やはりそれぞれの出身町村の者の町村の負担といいますか、応分の負担というようなものも、やはり今後、これは検討する必要があるのではないかなと。ただ、そうは言うものの音更町だって、先ほどの幕別の愛育園の方に4人ないし5人の方々が世話になっているということも、これまた事実でございますから、そういう相互の関係からいえば、フィフティー・フィフティーというような考え方になるわけでありますけれども、ただ、こういう施設については、利益をたくさん上げていいというものではございませんから、やはりその辺のところも、やはり改善の、今後、余地があるのかなと、そんなふうにも私自身も考えているところでもございます。また、道に対する要請ということでございますけれども、実は先般も行って、今後、やはりやるとするならば、先ほどちょっと申し上げましたけれども、何か、やはり障害者の皆さん方の、全て一遍にというわけにはいきませんけれども、何かそういう関連施設的なものを行う上においての事業がないかというようなことで、福祉関係のところを二、三歩いて、そして、これだったらというようなものの書類が、事業の種類がございました。そういうことで、即それをやるということにはなりませんけれども、その資料をもらってきて、担当者の方でひとつ研究してみれというようなことで、先般もそのコピーを担当に渡したということでございます。それは身障でありますから、全ての身障の状態の者を受け入れるということには、なかなか一挙にはいかないと思いますけれども、やはりそういうことも、やはり我が町は我が町として考えながらも、できることであれば、これが、例えば士幌線なら士幌線、あるいはそういう一つの広域的な行政として、やはり取り組むことがどうなのかというようなことでございます。ただ、問題は、施設をつくりましても、問題は、後の運営管理費という助成措置があるかないかと、この辺も、やはり事業化する上においては、後々のそういう管理費的なことも前提に考えた中で取り組んでいかなければならないというようなことで、今、具体的にこれということではないですけれども、実は、そのようなことも、自分も気を配りながら仕事をさせていただいておりますので、御理解をいただきたいと存じます。

答弁 教育委員長 竹田正二(教育委員長は2007年3月まで)

教育委員長として、私の経験から、これは大変大事なことなのですが、音更町の子供たちがどう育っていくか、そういう子供たちの成長を目指す、人間像、これを私なりに、願いとして、このような子供に音更の子供は育ってほしいという願いとして常に考えていることをお話しして、音更の子供の育つ方向にしてきたいと、このように思います。先ほど教育長の答弁の中でもちょっと触れましたけれども、今のこの新しい時代、21世紀になりまして、これからの新しい時代に力強く生きていく子供になってもらいたいというのが第一でありますが、そのためには、自ら考えることができるということ。それから、どのような場面でも自分、自ら判断ができると。それから、今言われています生涯学習の観点からいきますと、常に自ら学ぶことができると。これは、いわゆる「生きる力」と、このように言っていいかと思いますが、その生きる力をしっかり身につけた子供になってほしいと。これが私の第一の願いでありまして。もう一つは、豊かな人間性を持った人間として育ってほしいと。その人間性というのは、豊かな人間性というのは、私が考えておりますのは、人を思いやる温かい心を持っているということが第1点と。それから、苦しいこと、つらいこと、どんな厳しい中においても自分を見失わない、そして、それらを乗り越えていく、そういう力強い心。それから、美しいものや、それから、価値のあるものに感動する心。こういうような、心がしっかり育っている。つまり、これは人間の基礎の基礎なのです。人間性の基礎の基礎です。これがしっかり育っている子供。つまり、豊かな人間性がしっかり育成されている子供と、こういう子供になってもらいたいと。今やっております学校教育も、こういう願い、それから、方向性、目指す方向性に基づいて、鋭意各学校で努力をしていただいていると。私も教育委員長として、いろいろな機会で学校訪問、校長、教頭との懇談、それから、先生方との話し合いの中、こういう中でこの思いを伝えながら、鋭意努力をしていただいていると、こういうことでございます。以上でございます。

答弁 教育長 宮野章三(教育長は2003年3月まで)

それでは、4点ほど質問があったと思いますので、まず、いじめの関係でございます。アンケート調査で、先ほど申しましたような数字が出ておりますけれども、ただ、問題は、いじめの定義は、どういうことなのかなということです。無視をされた、あるいは消しゴム、鉛筆等を隠された。ただ、机の中に鼻をかんだちり紙を入れたというのはちょっと行き過ぎかなと思いますけれども、いろいろなものが絡んできて、いじめの定義として、どこにどういうふうなことがいじめなのだという、本当に、明らかにのけ者にしていったようなところに関しては、いじめだろうと思いますけれども、相手方が、ただ、それが無視をされたから、いじめだということの、いじめアンケートの中にも出てきておりますので、そのような状況の中において、学校においても、それぞれ学級内あるいは学校内において、そのような認識が持たれないような対応をしなければならないだろう。楽しい学校というような学校経営をしてもらいたいというようなことで、ちょっとのことの何かがあったとしても、速やかに学校全体の体制として対応してほしいというようなことを言っているわけでございます。言ってみれば、過去にいじめられたから、いじめをするのだというようなアンケートの内容もあります。そのような、いじめられたから再度いじめをするというような気持ちそのものが、やはり心の豊かさの欠如ではないかな、このように思っているところでございますし、楽しい学校としての学校経営をするに、機会あるごとに、今後においても校長会等を通じて指導していきたいと、このように思っております。また、犯罪の関係でございますが、いずれにしましても、先ほどから言っている心の豊かさ、思いやりの心、生命を尊重する心、自然を大切にし畏敬する心、責任感、自立・自助の精神とか、自己抑制力とか礼節云々という、これらについても、学校でも当然、これらについては指導していかなければならないだろうと思いますけれども、やはり家庭や地域社会がそれぞれにおいて、その対応をする、これも必要ではないかな、このように思っております。性犯罪の増加というようなことで、性の低年齢化、これらが言われておりますけれども、当然学校では、性教育というようなことにおける、先ほど申しました命の大切さ、これらについて指導をしているところでございます。また、時間数の削減というような中において、基礎学力がついているのかどうか。先般、新聞報道で、小中学生の学力低下というものが報道されました。新学習指導要領によって、やはり授業内容の3割削減、授業時数の1割削減というような中において、やはり学力低下があったのだな、こう最初は認識しました。ただ、これは昨年の全国の学力調査ということでございます。ですから、今年から始まった新学習指導要領、これとの比較ということにはならないわけでございます。ただ、従来、前回ですから、いつですか、前回に比べると、1994年から96年というふうに表現されて、上がった部分もあるけれども、算数、社会で顕著に低下されている。このような状況が報道された中において、新学習指導要領、これにのっとった学習が今されているわけでございます。とにかく、詰め込み教育、暗記型、偏差値教育の是正というようなことで、新学習指導要領が、ゆとりの中で基礎・基本を学ぶのだということになっておりますので、今後において、この新学習指導要領による教育そのものが、ますます学力低下になるのかどうか推移を見きわめなければならないだろうと、このように思っております。次回の教科書検定からは、発展的な学習内容の記述も認めるというようなことも報道がされております。文科省、国においても危機感があるのかなというふうには思っておりますけれども、とにかく、教育改革元年というようなことで、平成14年度から完全学校週5日制のもとに、ゆとり教育ということで始まっておりますので、もう少し状況を見る必要があるだろうと、このように思っておりますし、学力低下につながらないような、各学校において対応しているものと、このように確信をしているわけでございます。道徳教育の関係ですが、おっしゃるとおり昔は、国に忠誠、親に孝行というようなこと、私も十分思っております。権利が前面に出過ぎているという御指摘がありましたけれども、時代の推移が、こういうふうになってきているなというようなことでございます。先ほども申しましたように、学校任せではなくて、このようなしつけも、家庭、地域社会、連携をしながら、このような道徳心の植えつけといいますか、そのようなことも必要ではないかなと、このように思っているところでございますし、やはり道徳教育の大切さそのものを改めて各学校において認識をしてもらうというふうにしていかなければならないと、このように思っていますので、家庭、地域においても、ひとつ特段の御配慮をお願いするところでございます。以上です。

質問 18番 栗原隆

それぞれ御答弁をいただきましてありがとうございます。さきに、障害者に対するところの、またお願いということになると思いますけれども、特に重度身障者、重度というよりも重々度の身体障害者、町の人口から見ると大変少のうございます。どうしても大きい声が町政に反映されて、小さな声が谷間にやられる、と、そんな傾向がやっぱり町政の中にもある。4万町民が力を合わせて、95%以上の方が健常者でありますので、そういう方々の理解を得て、本当に日々の生活に困っている家庭に温かい支援をすべきである。本当に公正・公平、そして、この音更町に生まれて、生きていく、そういうことに喜びを感じるまちづくりをすると、町長はかねがね言っております。そういう町民がおると、本当に道の方に言っても、何か新しい施設をつくるということは今の法制上は、町村がやっぱり後々維持管理をしなければならないというならば、十勝町村会できちっと責任を持てば、十勝全体で面倒見るということになれば、解決の道があるのではないのかということになりますので、1年でも早く、ひとつ施設の整備を願いたいと。それまで行くまでに、現実に今困っている子供たちがたくさんおります。きのう、学童に対するところのことにつきまして、後藤議員さんの方から触れていただきました。私も大変嬉しく思いました。そこで、来年度、いろいろ問題がある障害をかかえた方が、小学校9人、中学校4人入られる。その対応が新年度予算にされるのだと。私の考えからいきますと、なぜそんなに遅くやらなければだめなのか。法律上からも、ここに六法全書がありますけれども、法律上からも、きちっとそれはしなければならないとうたわれているのです。ならば、わかることであれば、来年度きちっと予算組むのであれば、先取りをして、やっぱり4月1日から子供たちがきちっと教育を受けれるようにしてほしい。それともう1点は、介助員、音更町の体制がなっていないということで、本当に困った子供たちが、小学校の普通学級に入るためには、何か校長さんとの面接があって、小学校に入るときに親御さんに、学校へ来たときには、その時間帯、きちっと親御さんが面倒見れるのですねと、条件つきで音更の教育委員会は許可しているそうであります。それで、早くから、やっぱりその家庭家庭によりましては、風邪を引くこともあろうし、お祝い事またはお悔やみのことがあったりして、どうしても体がつかないことがありますので、そういうときは、やっぱり子供を休ませなければならない。教育を受ける権利を有するのだ、どういう形にあっても教育をしなければならないという一つの法がある中において、やっぱり音更の教育委員会の一つの判断によって、そういうこともなされていない。法の下の平等に反すると。帯広市は、今、介助員制度をとって、1週間に2日間、時間帯によりますけれども、2日間の対応をしている。それで、それが今3日に拡大しようということで、来年度予算に計上するということになっています。大変に音更、予算が大変だと、これはどこの町村も同じで、大変なのだけれども、もう少しそういう困っている子供たちに温かい目を向けて、みんなの力でいい教育ができるようにひとつ善処してほしい。それと、音更町に肢体不自由児の会というのがあるのですが、これで町に3回ばかり、町長さんを初め、また、関係部長さん、教育委員会の方々も出席願って、私もたまたまオブザーバーとして出席させていただいて、その中に、子供のアイススレッジ、スケートか何かの改造したものがあるのです。それを、何としても音更で買っていただけないかということで、3年も前からお願いしている。大した高い金でないのだけれども、また今年度要請がありました。そのとき、たまたま町長さん、公務で上京されて、助役さんが出ておりまして、いっぱい、10項目ばかり要請が出たのですが、どれもこれも難しいことばかりで、できないと。せめてそれ一つぐらいなるよなということが、それで、後ろを振り返って部長さんにして、部長さんも、それぞれ頭を振ったような気がするのですが、一体そのことはどうなりましたかという電話いただきましたので、ひとつ何とか予算措置をしていただきたい。これは、ひとつお願いでございます。それから最後に、教育委員会にお伺いいたします。週休2日制になって、各界の名士の方々がいろいろな論説をされております。財界の人もおれば、それから、有名大学の教授の先生方もおって、新学習要領は日本の国を滅ぼすというような、これはサンケイ新聞だったのですけれども、そういうようなものがいっぱい出ております。それで、日本の国、戦後ものすごく発展した、これは、教育者の方々は胸を張って、日本の教育はすばらしい教育をしたから世界一の経済大国になったのだと、こう言うのです。その歪みが出てきて、今、学校の問題が、いろいろな問題が出てきている。それを何とかしなければならないということで、今度、これは、教育やり過ぎたからでないのか、ゆとりがなくて、そのために今度そのゆがみが出てきたのだというような考え方に立って、教育の時間をどんどんどんどん削減してきた。80年代から90年代に、小学校の4科の学習時間が500時間も減っていると。今度の学習要領によると、70年代に比べて1,000時間も削減するのだと。これで一体、日本の国はどこへ行くのだと。そしてまた、算数においては、掛け算が2けたが、今度、小数を切り捨てるようになっているのだと、こんなことでいいのかというようなこと、これ全部でないですけれども。それと、世界一の、特に有数というのは、世界一の数学というのか、そういう理科系が強い国だと言われたのですが、統計によると、世界の最低になったと。これが今の日本の経済の鈍化に、混乱の一要因があるのではないのかと、これは極端な例かもしれませんけれども、こういうことが出ておりました。それで、今、教育委員長さん、あるいはまた、教育長さんからは、心配なので、基礎をきちっとすればいくのだということで、そうなってほしいなと思うのですが。今度、新しい指導要領に従って、今の評価の5段階制から今度変わりました、絶対評価に変わったと。それで、今日の道新です、これ。たまたまほっと目についたのですが、ちょっと読んでみます。小樽市内の中学2年の女子生徒。1学期の通知表を受け取って2日間泣いたと。大好きだった音楽の期末テストが98点だと。初めて5がつくと、大変期待したのだけれども、認定は3だと。テストで、その友達が70点だったと、その友人が4だったと。一体、先生に聞いたと、なぜ悪かったのかと聞いたら、歌う表情が明るくなかったから、あなたは3だと言われた。こういう例があるのです。加えて、教師のいろいろな誤解があって、生徒、先生に対する不信が出てこないのか。先生が信頼できなくなるのでないかという心配が出てきているということです。ある中学校の教師が、初めてこの評価の仕方を見た、数学の中に、「忘れ物をせず、学習の準備ができている」、保健体育においては、「説明や指示など、正しい態度や姿勢で聞くことができる」、これが評価に入っているのです。数学の勉強の中に、この「忘れ物をする」ということが評価に入ってきて、これが下がるということが一体いいのかどうかという、現場でこういうことがあった。音更においては、こういう絶対評価については、どういう判断をしているのかお聞かせ願いたいと思います。私も中学校のときに、たまたま授業の中で苦い経験があります。自分で研究学習をするということで、それを持っていきましたら、ある先生が「おまえの答え間違っている」と、みんなの前で言われまして、腹が立ちますので、また百科事典を調べてやりましたら、あっておりました。先生が違うという言葉で指摘しましたところ、100点をとったのです。評価が4でした。「なぜ私が4ですか」と、職員室へ行って聞きましたら、「おまえの態度が悪いから4だ」と、現実に、これと同じことなのですよね。そして、その先生嫌いになりまして、3学期、腹立ちまして、白紙で、何も書かないで提出しまた。学校の中でも大分問題になりまして、そして、また5つけていただきました。一体この5はなぜつけたか、僕は、2か1でないのかと食い下がったのです。「おまえ、態度を改めたから5だ」ということなります。また同じようなことが出てこないのか心配しているのです。極端な例ですけれども、そういう心配が、現実に自分があったので、これは大丈夫なのかなという心配があります。一体、この点についてもどう考えておられるのか。それから、学習が本当に下がらないのか、国際的にも最低の国家になってしまうのではないかということが、それぞれのお父さん、お母さん方も心配されております。そして、家庭によっては、恵まれた家庭は、塾に通って、どんどんどんどん高い能力をつける人もおりますけれども、今こういう社会になったら、塾にやりたくてもやれない子供がいっぱいおります。そういう子供が週休2日制になって、その2日間の遊び場もないということで、町にたむろしている子供がいっぱいおります。この人たちが非行に走らないのかと。休みの2日間はどういう対応されているのかなということで、たまたま芽室町が新聞に出ておりましたけれども、地域を挙げて、町を挙げて土日の対応をしているということがありますので、ひとつ音更町も、町を挙げて土日の対応を考えていただきたい。それと、道徳教育の件なのですけれども、本当に無責任な、親もそうですけれども、子供たちが育っている。自分がよければいい、他人を思いやらない。そういう歪みを是正するのは大変だろうと思いますけれども、ひとつ委員会または、それぞれの先生方が一丸となって、次世代を担っていく子供たちに、ひとつよろしく御指導願いたい。以上、お願いいたしまして、質問を終えます。

答弁 教育委員長 竹田正二(教育委員長は2007年3月まで)

それでは、教育委員会の御質問の中で、今大変問題になっております評価・評定と、それから、今の教育、新しい学習指導要領に基づいた教育でいいのかという面について、ちょっとお答えをしておきますが。まず、通知箋につけられる評価なのですが、評定・評価なのですが、昨年までは、総体評価と、全体をいろいろ、学級全体を比べて、この子供は5、一番いいのは5なのですが、5、それから4というふうに評定をしていく。5は何名、1学級何名と、人数まで決まっていました。これが総体評価です。今年からは絶対評価、人数は決められておりません。ところが、絶対評価というのは、教師の主観で、この子は5、この子は1だなんていうふうになっては困りますから、評価鑑定というのがふえました。まず、今、栗原議員さんが言われた小樽でしたか、九十何ぼ、音楽でとったのに3だったという、試験でやる数値、数値評価。それから、教科に対する興味、関心、学習意欲、態度と、こういうものを総合して、この子は5だとか4だとか3だとかを決めると。しかも、それは1人では決めないと。学校の中の学年団で、評価検討会というのを持って、みんなでAという子はみんなで、あの子は、学習関心がこうだな、学習に対する興味がこうだ、試験の点数はこうとっている、そういうものを全部総合して、あの子は3だとか2だとかというふうに評定をしていくということですから、今出てきた、栗原議員さんが言われた、小樽の音楽の問題は、これは特殊ですね。まず、余りそういうことはないと思います。大体過去の総体評価にそんなに違わないような結果が出ているのです。これがまずひとつ。それから、今後、教育どうなるかということですが、実際に、新学習指導要領では、3割、授業時間の削減。それに、今までなかった総合的な学習の時間というものを新しく設けた。しかも、そこに追い打ちをかけるように、学校週5日制の完全実施と、こういうことで、しかも、指導内容の精選と、こういうことで、今まで子供たちが学ぶことがずっと少なくなって、しかも学ぶ時間が少なくなったのだから、当然学力低下があるのでないかと、この心配は私は当然だと思うのです。学力はどこまであればいいのかということですが、これは、今は、新しい基準が決まっていますから、新学習指導要領で基礎・基本というのを重視していますから、ここまで来れば、もうそれで基準に達しているというところまできていれば学力は低下しないのですよね。それより下であれば、学力が低下したということになってしまうのです。その正確な結果がまだ出てないのですよ、今年から完全スタートですから。これが今後出てきて、それでは学力はやっぱり低下しているのだと。そのためには授業数を減らさないでもっとふやそうではないかと。それから、各学校では、習熟度別学習指導というのがあるのです。これは、学力の差によってグループを決めて、あるいは学級を決めて教えていくと。低い方には低いように、高いところには高いようにと。習熟度別学習指導の方法、それから、授業時数以外、つまり、教科外学習指導、こういうような方法も今研究されています。うちの町内の学校も、そういう研究も既にしています。そういうことですとか、授業時数の確保によって、低下しつつある学力をもっと上げましょうと、こういう今動きが出てきています。今年1年経過して、どういう結果になるか、そこを待ちたいと思います。以上でございます。

出典:音更町議会 平成14年第4回定例会 2002年12月17日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる