みんなの議会

七飯町議会 令和4年第1回定例会 2022年3月2日

新町長への事務引き継ぎについて

2022年3月2日、七飯町議会の一般質問で、田村敏郎議員が「新町長への事務引き継ぎについて」質問し、町長 中宮安一、総務財政課長 青山栄久雄、副町長 宮田東が答弁しました。

質問者
田村敏郎 議員
答弁者
町長 中宮安一、総務財政課長 青山栄久雄、副町長 宮田東

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 田村敏郎

それでは、通告に従いまして、1問、質問をしたいと思います。新町長への事務引き継ぎについて。現町長は4期16年の中で、議会との議論を経て、町民ファーストの視点から実現してきたもの、実現してこなかったものがあるが、とりわけ町民の懸案である下記事項について、新町長にどのような項目で具体的に引き継ぎするのか伺いたい。1、地域センターの改築について。2、図書館建設について。3、町財政について。

答弁 町長 中宮安一(町長は2022年3月まで)

それでは、順にお答えをしてまいります。1点目の地域センターの改築と2点目の図書館建設については関連がございますので、一括してお答えします。令和3年第2回定例会及び令和3年第4回定例会の同僚議員の一般質問で、第5次総合計画の後期計画の令和3年度から令和7年度までの期間内に、基本計画及び基本設計の着手に向けて取り組むとお答えし、建設の着工については、財政状況を勘案しながらとお答えしております。具体的には、建設場所を文化センター付近とし、概算総事業費は、地域センターとの複合施設も想定し、9億4,200万円を見込んでおります。建設に当たっての財源については、市街化区域内での施設のコンパクト化を目指す立地適正化計画の策定を条件とする国の「都市構造再編成集中支援事業」を活用することとしています。また、建設まで年数がかかることから、老朽化が目立つ本町地域センターの利用については、当面、安全面に配慮しながら修繕を行いつつ、また、並行して一時的な代替施設の確保が可能となれば、入居団体と一時的な転居の調整を進めたいとお答えしております。御質問の1点目、2点目については、以上でございますが、最終的には、新町長の判断となりますが、現状については詳細に説明をしてまいりたいと考えております。次に、3点目の町財政についてですが、町長就任後、峠下流通団地造成や藤城小学校の改築を初め、大型公共事業を行ってまいりましたが、特に、東日本大震災による町民の安全・安心につながる事業や北海道新幹線開業関連として、地域経済の活性化を目的とした事業の展開を進めてまいりました。その結果、先行投資した事業の相乗効果として、人口減少、少子化が課題とされる中で、転出者より転入者が上回るという社会増の状況で推移し、自然減が大きいものの、これまで微減という成果として現れております。財政的には、多くの大型公共事業により基金が枯渇するのではと懸念されるほど厳しい財政運営が続いておりましたが、職員が危機感を共有し、国や道の補助金や交付金、地方交付税の算入措置のある事業等を活用するなど、特定財源の確保に努めていただいたことや、人口減少が微減で推移していること。また、コロナ禍での国の支援などもあり、結果、令和3年度の地方交付税が当初の見込額を上回り増額となったことや、町税等についても、当初コロナ禍の影響で減額を見込んでいたところ、現在、堅調に推移するなど、一般財源への影響がなくなり、令和3年度末に向けて財政調整基金等に目標を上回る積立てが可能となり、収支の改善が図られております。具体的には、本定例会の補正予算に財政調整基金3億7,000万円を超える積立てをし、10億1,600万円とするなど、基金総額を4億2,679万4,000円増の17億6,882万円として計上しています。また、公債費についても町債残高の圧縮を図るため、1億3,900万円の繰上償還を予定しており、実質公債比率などの財政指標についても改善の兆しが見込まれます。御質問の3点目についても、現状について詳細に説明をしてまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上でございます。

質問 5番 田村敏郎

まず1点目ですけれども、1点、2点目まとめて答弁いただきました。これは第5次総合計画の中の私の一般質問の中で回答を得たのは、基本設計と、それからもう一つ、基本何だかというのはちょっと聞き取れなかったのですけれども、令和7年までに何とか手をつけていきたいというような考え方で、着工については、それ以後、状況を見てというようなことだと思うのですけれども。建て方としては、ここら辺の近辺で、地域センターとの複合もあり得ると。これは状況を見て判断していくのだというようなことで。補助金については、立地適正化の部分の中で該当するようなものがあればそれを持っていきたい。都市構造云々という話も出ましたけれども。ただ、そういう前向きな考え方を示していたづいたわけですけれども、例えば複合施設にしても、あらあらだと思うのですけれども、9億4,200万円というような総枠で示されたわけですけれども、これは実際、先般、中長期財政計画が議員全体会議の中に、財政見通しということで出されましたし、また、令和3年2月に、財政見通しということで、中長期財政計画が令和3年から令和7年まで示されたということで、これが恐らく基本になって、これについても恐らく引き継ぎの対象になるだろうと思うのです。私が言いたかったのは、この財政計画プラス、先般説明ありました財政見通しの中で、令和7年度までの部分が出ておりましたけれども、その中に、基本設計だとか、あるいは基本云々という、基本設計についても当然お金がかかってくると思うのです。したがって、財政計画の中に当然こういうものが、私はなぜこういうことを言うかというと、やはり行政というのは継続であります。途中で町長が代わったからといって変わるわけではない。行政は淡々と行きながら、やはり着工の状況だとか財政によって左右する部分はあるけれども、基本的には、行政というのは継続性があるという一つの前提の中で進めていくものだと思います。それからもう一つは、議会と議論した結果については、これは約束事なのです。そういうことを考えますと、やはり私は財政計画を示して、先般見通しをお話ししていただいた中には、この9億2,000万円というのは、令和7年度からまだ向こう、8年度、9年度に行くかも分からないですけれども、その前段としての基本設計、こういうかかる経費、あるいはもろもろのそういうものについて、1,000万円とか2,000万円、どのぐらいになるか私は分かりませんけれども、こういうものがちょっと、委託費といいますか、基本調査といったようなものに盛り込んでいく必要があったのではないか。まさに中長期財政計画については、全くそういうものが見えてこない。淡々と財政見通しの中では、これに示された数字は若干違いますけれども、出てきている。これで本当にやってもらえるのだろうかというのが町民の気持ちだと思うのです。やはり載ってこないということは、どうなっているのだろうという不安感がそれぞれ、当然やりますは分かるのですけれども、やはり財政に裏打ちされた約束事ということで、少なくても令和6年あるいは令和7年には基本設計、基本調査等の経費を幾らかでも載せて、このものについては着手していきますというような私は形が欲しかったと思います。確かに先般の財政見通しの中においては、基金の増額がありました。この中でちょっと私は気になったのは、以前、図書館の財源、一般財源ではなかなか難しいと、したがって基金に積み立ててやります。これは社会教育施設整備基金、ここら辺でためますという話だったのですけれども、これちょっと確認なのですけれども、予算書の中に出てきていますけれども、財政管理基金の中に公共施設整備基金積立金といったようなものが出てきているけれども、これちょっと私は分からないのですが、これはどういった目的で、こういう形で基金をつくっているのか。私から言わせれば、社会教育施設整備基金が社会教育に関する施設の修繕あるいは建設に向けての財源の対応基金ではないかと思っていましたけれども、ばふっとした公共施設整備基金積立金もそういう目的に使っていくのか、そこら辺ちょっと理解できないものですから、教えていただきたいと思います。いずれにいたしましても、その部分と、先ほど申しましたように、令和6年、7年あたりにちょっとでも基本調査、基本設計等の予算を計上するというような考え方が欲しかったということでございますので、そこら辺について答弁いただきたいのと。やはり財政の問題は、事務引き継ぎに向けては、新たな財源確保、これはずっと以前から言っていますし、受益者負担の話も出ていますし、町有地の遊休地の処理といったようなことも言っています。総枠では、新たな財源確保というくくりの中で、具体的にどういったような引き継ぎをしていくのか。そして起債の取扱いについては、基本的にどういったような考え方で、確かに先ほど町長は、基金の積立てについて成果を上げている、確かにそのとおりです。ただ、先般の財政見通しも令和4年、5年あたりになると基金の取崩しが始まるような計算式になっているといったようなことで、基金を取り崩すということは、総体的には、国庫補助金がつけば起債が出てくる。当然、国庫補助がつく事業をやれば、一般財源からも出さなければ駄目だけれども、当然起債がつくのですけれども、それはいずれ返さなければ駄目だ。先般も有利な起債と言いますけれども、借金は借金なのです。全額補填されてくるわけではないのです。そして、有利なというのは、町民の生活に直接関連した事業なのです。例えば道路だとか橋だとか、町民の生活に密着したものについて、有利な起債の条件というのはそのとおりだと思うのですけれども、ただ、図書館だとかそういったようなもの、あるいは地域センターのようなものについては有利な起債はなかなかかない。そういう中で、財政全般を見たときに、起債の取扱いをどうするのかという、そこら辺の具体的な引き継ぎといいますか、考え方を。どう引き継いでいくのか、そこも含めてひとつ答弁いただきたいと思います。

答弁 総務財政課長 青山栄久雄(総務財政課長は2022年3月まで)

何点か質問が出ましたけれども、まず、私がお話しできるところからお話ししていきます。まず、基金については、社会教育施設整備基金があるのにというお話ですけれども、こちらは公共施設整備基金でも聞かれていまして、公共施設整備基金については、令和元年度に、これまであった新幹線推進事業基金と七飯町都市開発基金の廃止に伴って、公共施設整備基金を新たに設けた基金です。これは整理の仕方としては、社会教育施設以外での公共施設に充当する基金が公共施設整備基金。社会教育施設整備基金は、これまでの社会教育施設について、例えば図書館で一般財源で対応しなければならない、例えば本の購入とかに充てられるような考え方の下で、社会教育施設整備基金は残っております。前回、財政の見通しで、今回積み立てる基金が4億2,679万4,000円として、そのときに説明させていただきましたけれども、今回、令和3年度の補正予算において、社会教育施設整備基金には、金額的には小さいですけれども、900万円という形の積立てを予定して、残高としては1億5,000万円を予定しております。次に、起債の関係ですけれども、図書館とか複合施設を建設する際に、今のところ考えられる基金、図書館ですから図書費を、都市構造再編集中支援整備事業の補助金、国費が2分の1、この残りについて、公共施設等適正管理推進事業債、今のところこの起債が充てられる予定で、充当率については90%で、起債の元利償還金については45%程度が交付税算入されるという財源が手立てされると思います。私のほうからは基金の関係と財源確保についての補助金、起債についてお話しさせていただきました。

答弁 副町長 宮田東(副町長は2023年6月まで)

それでは、私のほうから図書館に関係する基本設計だとか基本構想的な費用の関係についてお答えしてまいりたいと思います。総合計画全体の見直し、後期計画の見直しの計画を申し上げますと、令和6年と7年の2か年にわたりまして、基本計画、基本設計をやっていきたいという形の中で今現在進めているという形です。当然今の財政計画の中に盛り込まれているということで御理解いただきたいと思ってございます。新たな財源確保ということでございますけれども、ただ、行財政改革計画の中で細かい部分を積み上げていかなければ駄目なのですが、大きく言いますと、従来から申し上げている部分では、遊休地、町のほうでなかなか手がつけられないといいましょうか、売払い可能な土地については売っていきたい。それで財源を確保していきたいというのが一つ。それと使用料的なものについても見直していきたいという形のものが直接的なものです。新たな財源というのは、なかなかアイデアが出てきてございませんけれども、当然その中には、議員の皆様から御議論いただいているふるさと納税だとか、企業版ふるさと納税だとか、そういう部分も出てこようかと思いますが、その辺についてもしっかり対応してまいりたいと思ってございますので、御理解いただきたいと思います。以上です。

質問 5番 田村敏郎

令和6年、7年、基本設計、基本計画、これについては盛り込まれているという認識でいいかどうか。財政計画の中に盛り込まれているかどうか、この確認をしたいと思います。それから、今の起債だとか、そこら辺の説明があったのですけれども、例えば図書館が10億円でできるという話であれば、2分の1が補助ということは5億円来るということですよね。5億円のうち起債が90%、そうすると一般財源が5,000万円、起債が4億5,000万円、単純計算ですけれども、こういう流れであれば、もっともっと早くできたのではないか、こういうことを言えばちょっとあれなのですけれども、例えば10億円にしても、掛ける何ぼでやれば、採択される、されないは別ですけれども、本当に起債が90%、そのうち交付税算入が45%ということになれば、私が先ほど言ったような計算の中で十分財政計画は成り立つのじゃないかと思うのです。なぜこんなに。去年でしたか、立地適正化計画といったようなものが、道のほうに出して、今年の3月に採択されてということであれば、当然、こういう財政計画であれば、もっと早く。令和6年、7年には第6次のスタート、更新の時期なのです。どういうふうにやっていくかという。それを考えますと、町長は断腸の思いで財政をいろいろやりながら、何とか基本設計、基本計画といったようなものに、後期に手をつけていきたいという、いろいろな考え方があったと思いますけれども、今の説明の財政計画の中でいけば、負担は負担ですけれども、こんなに長く、水島町長の時代から、断念してから今日まで、本当に手をつけないというか、あるいは後期内に着手ではなくて、私は建設が可能だったのではないかという気がしてならないのですけれども、いろいろあるかも分かりませんけれども、そこら辺についてもう一度、今の説明の財政計画からいくと、できなかったのか、できたのか、そこら辺をもう一度お願いいたします。

答弁 副町長 宮田東(副町長は2023年6月まで)

私のほうからお答えします。先ほどの立地適正化計画については、つい先日といいましょうか、策定して認めていただいたという形です。それができなければなかなか先に進まないというのも確かでございますし、その上で、それを前提として、図書館については、町民の皆様の要望も非常に高いという形の中で、総合計画の見直しについて、何とか令和6年、7年、設計とか基本計画ですので多額の費用がかかるわけではないので、何とか手をつけようという形で、令和6年、7年という形。財政見通しもつけて、計画の中に盛り込んで着手しましょうという形にしてございます。今、財政の部分について、令和3年度末について、明るい見通しがついてきたということもございます。ただ、これらについては、新しい町長が場所から何から判断し、規模も判断していただくという形になろうかと思います。先ほどの9億円何がしの事業費についても、新しい町長の考え方によって、また事業費が動くかも分かりませんので、そのあたりは慎重にならざるを得ないだろうと。令和6年、7年は基本計画の着手が5年に早まる可能性は十分あると思います。ただ、図書館だけではなくて、総合計画の中にはいろいろな大型の公共施設の改築が盛り込まれている。例えばスポーツセンターがあり、町民プールがあり、中学校関係、大中山中学校、七飯中学校についても耐用年数がだんだん過ぎてきているというような大きなものが控えている。全体のバランスを見ながらということになりますので、有利な補助事業、有利な起債、そういうものを活用しながら進めていきたいという形の中で、もう少しその辺については、もっと早くできたのではないかということについては、なかなか優先順位をつけながらやっていくものですから、控えているものもありますので、そのあたりは慎重にならざるを得ないと。その辺についての判断については、新しい町長に委ねてまいりたいという考え方ですので、その辺については御理解いただきたいと思ってございます。以上です。

質問 5番 田村敏郎

今、説明いただきましたけれども、それだけたくさんの懸案事項があるのであれば、そういうものと一緒に新しい町長に委ねるのではなくて、最低でも、先ほど言ったように水島町長からの断念した図書館の経緯があるわけですから、まずそれは、現町長、中宮町長の時代で解決して、そして軽くして新しい町長にバトンタッチしていくという、これは当たり前の話だと私は思うのです。これもあれも、そして順番を決めてやってくださいということでなくて、やはり町民の懸案事項でずっと来ているわけですから、これは現町長の時代に解決すべき問題だったのではないのか。そういう意味では、残念でなりませんけれども、そこら辺、今の町長はどう思っているのか、最後に一言お願いいたします。

答弁 町長 中宮安一(町長は2022年3月まで)

図書館の問題は、確かに水島町長のときに断念したということは、たしか議会で建設すべきという経過の中で、それで補助制度がなくなったはずなのです、図書館の建設の。たまたま今、この立地適正化計画の中で新たな事業が出てきて、それも国の補助が50%、そして起債が90%ついて、その償還に対して45%の交付税算入もするという事業が出てきた。私は、そういう意味からすれば、今まで建設はできませんでしたけれども、私の代で解決せよと言うのであれば、それはこの引き継ぎの中でしっかり、こういうことで令和6年あるいは7年度で基本設計、基本計画、こういったものを財政計画の中で見込んでいるので、ぜひ取り組んでいただきたいということは私は言います。ただ、私はそういうことを言いますけれども、それを受ける、受けないというのは、これはまた新町長の考え方でありますので、私の考え方はしっかり説明をしてまいります。そういう意味で、私は、区切りというのは、一つはついたのかなという思いです。この立地適正化計画だって、何年も前にやっている話ではないですから、立地適正化計画が認められたときに、どんな事業があるのかということで調べた結果、こういういい事業があるということが判明したので、これに乗っかっていきましょうということでありますので、私は、ある意味、一定程度図書館、複合施設になるかもしれませんけれども、目安というのか、めどはつけたのかなという気がしておりますので。ただ、引き継ぎ事項ですから、私からはきちんと申し上げますけれども、受けるほうがどう受け止めるのかは、これはまた分からない話ですので。内容的には、議会と行政が約束している事項でありますので、そのこともしっかり説明をしてまいりたいと考えておりますので、ぜひ御理解をいただきたいと存じます。以上でございます。

出典:七飯町議会 令和4年第1回定例会 2022年3月2日 議事録 PDF(22ページ) 間違いを知らせる