紋別市議会 平成22年第1回定例会 2010年3月11日
平成22年度・市政執行方針に基づく((1)民主党政権に対する市長の評価について/(2)国の財政対策と市の対応について/(3)「広域連合立病院」構想(道立紋別病院の地域移管問題)について/(4)中心市街地活性化計画と地域産業の振興策について/(5)町内会組織と行政のかかわりについて)
2010年3月11日、紋別市議会の一般質問で、柴田央議員が「平成22年度・市政執行方針に基づく((1)民主党政権に対する市長の評価について/(2)国の財政対策と市の対応について/(3)「広域連合立病院」構想(道立紋別病院の地域移管問題)について/(4)中心市街地活性化計画と地域産業の振興策について/(5)町内会組織と行政のかかわりについて)」について質問し、市長 宮川良一、総務部次長 村井毅、医療確保対策室参事 久保田政弘が答弁しました。
- 質問者
- 柴田央 議員
- 答弁者
- 市長 宮川良一、総務部次長 村井毅、医療確保対策室参事 久保田政弘
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 13番 柴田央
私は、第1回定例会に当たり、未来の会を代表して宮川市長が開会初日に示されました平成22年度市政執行方針を中心に所信をお尋ねいたします。具体的な質問に先立ち、私は今紋別市が抱えている多くの難問を乗り越え、責任を持って次世代に引き継がなければならないという立場として、市民生活に重大な影響を及ぼす課題への重点的対策として、第1に安心・しあわせは医療から始まる。一日も早く命を守る環境づくりに全力を傾注すること。第2に、地域の活性化として、基幹産業である農林水産業が地域の個性・強みとして持続的に振興していくよう強く後押しをしていくこと。第3に、未来への投資として、良質な社会資本の継承と人づくり、将来の希望をつなぐみちとしてあげられていることに対して、私は2期目の宮川市政の強い決意を覚え、賛意を表するものであります。そして、この市長の考えは、私が従来から主張してきた現に住む市民の生活を大切にする豊かなふるさとづくりにつながるものと考えますので、全力で取り組んでいただきたいと存じます。以下、質問に入らせていただきますが、さきの山中議員の質問と重複する面もありますが、主張の違いもありますので、お許しをいただいて続けさせていただきます。まず、質問の第1点目は、市長が市政執行方針の冒頭で述べられている昨年、政権選択を最大の争点とした衆議院議員総選挙により、民主党を中心にした3党連立の鳩山内閣が誕生しました。新政権は、コンクリートから人へ、人間のための経済といった理念のもと、公共事業依存型から暮らしの安全を支える分野へ、また中央集権型体制から地域主権型社会の実現に向けた施策を展開し、政治・経済・社会の構造や枠組みの転換を目指すとしておりますと、総選挙後の経過と民主党の目指す政策に触れられ、これを受けとめ、市長は地方の一員として地域の個性をはぐくみ、多様性が尊重される真の地域主権の樹立と言える制度設計が着実に進められるよう、積極的に提言していかなければならないと考えているとされているのであります。これは、ただ単に事実経過を述べただけではなく、市長の新政権に対する期待感のあらわれと私は受けとめます。民主党に籍を置く一員として、私自身もその期待にこたえなければならないと決意を新たにいたします。しかし、率直に申し上げて、政権担当から約半年余りの現状は、目指す政策の遂行には努力の跡が見られるものの、鳩山総理と小沢幹事長のいわば2枚看板とも言える2人の政治と金の問題を中心に、国民の真意を失いつつあり、支持率の低下を招いている現状にあります。このことによって、政治的推進力が十分に発揮できずにおりますことを残念に思いますし、したがって私は現在の民主党政治に大いなる反省の気持ちを持ちながらも、民主党政権についてのこれまでの取り組みと今後の取り組みに対して、市長の率直なお考えをお聞かせいただきたいと存じます。その第1は、事業仕分けについてであります。ご承知のとおり、昨年11月11日から27日までの間で都合9回の行政刷新会議ワーキンググループによる事業仕分け作業が国民にオープンな形で行われました。しかも、会議を構成するのは政府・与党議員と民間の有識者、対するは担当部署の官僚と現場の責任者でありますから、やりとりに迫力を感じましたが、市長はこの初めての試みにどのような評価をしているかお聞かせいただきたいと存じます。マスコミの中には、たった1時間程度でよしあしが決められているなどと酷評しているところもありますが、これまでの国会での予算審議で果たしてそれぞれの事業内容について、あれほど深く踏み込んだ議論があったろうか、今回行われたことは財務省をはじめ、各省庁にとっては歴史を変えるような一大事だったのではないかと私は思います。だからこそ、多くの国民が注目し、また賛成の側と反対の側、賛否両論に真剣さと熱意が感じられたと思うのでありますが、あわせて市長の感想を伺います。しかし、その反面、今回の事業仕分け作業には多くの課題も残したことも事実であります。1つは、自治体の予算の目線で見ると、今回の事業仕分けでは投資的経費を中心に切り込んでおりますが、それだけに直接的な影響を受ける事業や団体が多かったのに対し、経常的経費にはほとんど手がつけられていないのであります。国の予算を見ていくと、確かに投資的経費は巨額であり、大きな無駄があると指摘をされてきましたが、経常的経費にも隠された無駄が相当程度あるとされておりますし、その削減は国民生活にほとんど影響を与えずに予算の効率性をもって可能だと判断できます。2つ目は、継続事業の扱いであります。今回の事業仕分けの中には、従来からの継続事業の部分で、既に準備が済まされ、あとは着工を待つだけというものも対象となったために、一部に混乱が生じたことも事実であり、多少慎重さに欠けた面があったと思います。そして、3つ目は自治体関係者の最大関心事である地方交付税の扱いについてであります。今回の事業仕分けでは、交付税の総額に関する議論は全くされず、現行の交付税の運用で見られる、あたかも補助金のように使われ、事業をやればやるほど配分額が増えるという仕組みについての指摘、例えば事業費補正の割合がどんどん高くなり、そのことによってある種の政策誘導をすることに交付税が利用されているような実態があることの指摘があったものの、地方交付税制度本来の役割である財政調整と財源保障の機能については、時間的制限もあって議論が及んでおりません。これらの3点を含め、市長は事業仕分けに対する評価として、そして今後の作業の必要性について、どのような見解をお持ちになっておられるかお聞かせをいただきたいと存じます。次に、地方主権についてお尋ねをいたします。この件に関して、市長は市政執行方針の中で、国においては地域主権の推進に伴う権限移譲や事務の共同処理の見直しが進められる一方、北海道においても独自の定住自立圏構想が浮上していることから、これら国等の制度設計に十分留意し、多様な広域連携の取り組み、手法について検討していきますとされております。私は、この問題に関しては残念ながら市長の積極性を感じることができませんし、国や道の動き待ちの姿勢を感じるのでありますが、いかがでしょうか。まず、この問題に対する市長の現在の心境をお聞かせいただきたいと存じます。確かに、1993年に衆参両院で地方分権の推進が決議されてから16年がたちますが、この間分権をめぐってはさまざまな議論がありましたが、実質的に分権が進んだという実感を持てずにいる実態がそうさせている面は否めないと思います。しかし、かつては国と地方が上下の関係であったことを当然視してきた時代から、第1次分権改革では国と地方は対等であるとのコンセプトで改革が進められ、鳩山総理は国と地方は対等であるから、さらに一歩踏み込んで地域があってこそ初めて国家があると言われ、その発言に全国知事会の会長である麻生福岡県知事は、民主党が分権からより進んで地域主権を言っていることは評価できるとして、賛意を示しているのであります。今や地方分権、地方主権論は加速度を増しております。一部には、いまだに義務づけ、枠づけの見直しといえば、すぐに規制緩和だと反対する声のあることも事実でありますが、なぜ10年間以上もの間、この問題が喧伝されてきたのか、全国には人口が100万人を超える大都市がある一方で、人口が200人程度の小さな村もあります。そして、沖縄のように一年じゅう温暖な気候の地域もあれば、北海道や東北地域のように夏と冬では人々の暮らしのありようが全く変わるところもありますし、地域の実情はさまざまで大きな違いがあるのに、これまでの政府は全国統一の基準をもって事務事業を画一的に行わせることに何の合理性もないと私は思いますが、いかがでありましょうか。さらに、最近の例として、平成の大合併の問題がありますが、国が一方的に自治体はある程度の人口規模が望ましいとして、風土、文化を無視した形で、いわば強制的に合併の促進を図ってきた自民党の政治の姿は、道州制を含めた中間の広域自治体運営に重きが置かれていた政治の姿だったと思います。これに対し、現政権は人口規模や自治体間の連携や協力は当事者であるそれぞれの自治体の判断と選択にゆだねるとする基礎自治体である市町村を重視した地域主権型社会づくりを目指す方向を進めておりますが、この分権あるいは主権のあり方について、市長はいかがお考えでしょうか、見解をお示しいただきたいと存じます。次に、財政問題についてお尋ねいたします。市長は、平成22年度の政府予算と地方財政計画に関して、市政執行方針の中で政府は基本理念の一つに地域主権を上げ、地方財政の所要の財源を確保することで住民生活の安心と安全を守るとともに、地方財政を支え、地域の活力を回復させていくこととした。一方、本年度の地方財政は国、地方の税収の激減により、財源不足額は過去最大規模に拡大すると見込まれるとしております。厳しさを認めながらも、昨年度までと同様、臨時財政対策加算等によって財源不足が補てんされたほか、地方交付税を1兆1,000億円増額し、地域活性化・雇用等臨時特例費9,850億円が特別枠として計上されました。この結果、臨時財政対策債を含めた地方交付税の総額は約26兆6,000億円と過去最高となり、地方交付税の復元、増額にこたえたものとして高く評価をすると言われております。現在、開会中の国会で、平成22年度予算案は衆議院を通過し、参議院で審議中ですが、事実上年度内成立が決まりました。多額の借金予算だとする批判もありますが、市長が国の本年度予算、とりわけ地方財政計画を高く評価するとされたのは、裏を返せば自民党政治のもと、小泉内閣時代の三位一体の改革がいかに地方を疲弊させ、地方いじめであったかを証明するものではないかと思いますが、いかがでしょうか。その見解をお聞かせいただきたいと存じます。財政問題の具体的な質問の1点目として、現状の紋別市の財政状況についてお尋ねをいたします。私は、この質問に当たり、平成20年度までの道内市町村の財政状況調べを参考とさせていただきましたが、財政再建団体は夕張市の1市でありますが、早期健全化団体とされたのは市では歌志内1市であり、ほかに6町該当となっており、その該当のすべてが実質公債費比率に原因しておりますから、言うまでもなく、どの市町村も重い借金を背負い、苦しんでいるのがわかります。紋別の場合も例外ではなく、20年度決算時で地方債残高は約253億4,500万円で、地方債残高倍率で見ますと、年々減少傾向にあるものの2.81倍となっており、一般的見方では残高倍率が2倍を超えると公債費負担が重荷になり、財政運営は厳しいとされておりますし、このほかに隠れ借金とも言われる債務負担行為残高が約21億7,000万円ありますから、財政環境は厳しいと言わざるを得ませんが、この分析をしていて一つ疑問に思ったのは、将来負担率についてであります。これは、将来負担すべきまち全体の借金額がどれだけの重みとなるのかを見る指標とされておりますが、統計資料では平成19年度が129%だったのに対し、翌年の20年度では96.5%と一気に32.5%低下し、全道他市との比較でも負担の軽いほうから6番目となっているのでありますが、これには当然理由があるものと思いますので、その理由についてお聞かせいただきたいと思います。さらに、紋別市の財政体質について、よく言われる財政の硬直化をはかる経常収支比率を見ますと、その内容を見ると経常収支比率の総体で95.2%、全道35市中で高いほうから8番目となっておりますが、人件費が35市中26番目、公債費はと言えば高いほうから3番目となっており、やはり公債費の存在を無視できないのであります。市長は、今日まで事業の民営化、新規採用職員の抑制、そして繰上償還による地方債残高の減少など努力をされてきましたが、これから予定されている大型事業に対応するには、また地方債の発行が必要となってくるものと考えますので、5年あるいは10年程度の財政見通しを市民に明らかにしながら、理解と協力を一層得る必要があると思いますし、事務事業の優先順位の選択も公平を期さなければならないと思いますので、今後の紋別市の財政運営についての市長の考え方をお聞かせいただきたいと存じます。次に財政問題の2点目として、平成22年度地方財政計画についてお尋ねをいたしますが、民主党政権となってから新たな政策展開、すなわち生活保護法の母子加算の復活や子ども手当や高校無償化などの新規政策の実施が歳出面では見られますが、私は今回の質問では地方自治体にとっての歳入面に当たる部分に焦点を当てて質問をさせていただきます。財政問題の冒頭で触れましたが、市長は22年度地方財政計画、とりわけ地方交付税の復元、増額を高く評価されております。事実、紋別市におきましても地方交付税予算額を1.9%、金額で1億2,000万円の増額計上をいたしております。しかし、現実は決して手放しで喜べる状態ではないことはご承知のとおりでありますが、世界大不況の影響で、国税のみならず地方税収も激減した結果、地方財政全体の財源不足額は史上空前の18兆2,200億円に達したとされております。地方財源不足が発生した場合は、地方交付税等の一般財源で補てんするのが当然地方交付税制度の趣旨でありますが、しかし地方交付税の原資である国税も激減しているため、地方財源不足は地方債の発行に頼らざるを得ず、財源対策債と臨時財政対策債で8兆7,769億円、地方交付税で9兆4,399億円で補てんしました。しかし、地方交付税による補てんのうち、2008年度精算分6,596億円と交付税特別会計の借入金の返済の繰り延べ分7,812億円は、いずれ後年時には地方交付税から差し引いて償還をすることになりますから、将来の地方交付税の減額要因となる心配があると思いますが、いかがでしょうか。さらに、地方財源不足のうち、約9兆円は地方債という借金で補てんをいたしておりますから、この元利償還は後年度地方交付税の基準財政需要額に算入されるとはいえ、具体的に紋別市の予算書には市債の膨らみとして姿をあらわすことになりますし、公共事業に伴う建設地方債とともに公債管理政策、元利償還の計画的実施を厳格に行っていく必要があると思いますが、いかがでしょうか。市長の今後の取り組み姿勢をお示しいただきたいと存じます。この質問の3点目として、今後の地方自治体財政の充実についてお尋ねをいたします。この件についても、市長は市政執行方針の中で、地方交付税法第6条の3第2項に該当する財源不足は平成8年度から15年間連続しており、今後とも市長会の一員として地方交付税の法定率の引き上げを強く国に求めていくと言われております。私も、機会あるごとに地方交付税率の見直しを訴えてきた一人として同感でありますが、現在国の段階で議論されているのは、国が地方を縛りつける原因の一つとなっているひもつき補助金の廃止についてであります。国から地方へのひもつき補助金を廃止し、基本的に地方が自由に使える一括交付金として交付するという考え方であります。この場合、当然のことでありますが、義務教育や社会保障に関するものなど法律の定めに基づき、国が負担しなければならない分については引き続き国がその額を確保しながら、一括交付金については奨励的な補助金やインフラ整備にかかわる補助金を対象とするとなっております。ですから、当然一括交付金には使い道の制限や定めがなく、何に使うかは自治体の側の判断で、道路整備であれ、地域医療の充実であれ、地域産業の育成策などみずからの優先順位を考えながら事務事業の執行ができるようにするというものですから、自治体にとっては裁量権の拡大にもなりますが、また反面、責任の重さが増してくると思うのであります。一括交付金について注意を要するのは、これまでのように国庫補助金が対象事業があるときのみ交付されてきたのに対し、一括交付金は対象事業があろうがなかろうが、毎年ある一定の額の交付金が来るということも考えられ、そうなると長期的な戦略を自治体の側が持つことを迫られ、実施したい事業があっても一括交付金をもとに、ある程度原資をためてから実施するのか、あるいは原資がない事業については当初は借金でスタートし、その後に交付される一括交付金を返済に充てるのかなど、財政計画に対する見通しがこれまで以上に厳しく求められてくることになると判断をいたします。しかも、一括交付金制度は2011年から順次導入していくとされておりますので、早期にその対策を考えていかなければならないと思いますが、いかがでしょうか。また、地方交付税制度についてでありますが、どんなに自治体の税財源を充実させたとしても、全国的に見れば地域によって経済や産業の状況は全く異なりますので、自治体間の経済格差は避けがたく、その意味では財政調整、財源保障を担う地方交付税制度の役割は引き続き極めて重要であると考えます。交付税制度の機能強化を図るには、地方交付税総額を確保することがまず必要でありますが、一方でこの10年間の間に交付税の質的悪化が見られます。その最たるものは、臨時財政対策債の割合が増加し、赤字地方債による措置が増えてしまったことにあります。私は、交付税の質の改善には、市長が市政執行方針の中で指摘されているように、まず交付税の法定税率を引き上げることが必要だと考えております。以上、政権交代後の財政制度の見直しを含めて質問をいたしますので、市長の見解をお示しいただきたいと存じます。次に、広域連合立病院構想、いわゆる道立紋別病院の地域移管問題についてお尋ねいたします。道立紋別病院の移管問題が道と地域の意見が一致を見ることなく、1年おくれとなったことは極めて残念なことであります。私の一方的な見解かもしれませんが、地域医療に対する道の熱意のなさと無理解が一番の原因となったと思います。しかも、この1年間、少しでも地域住民に対して信頼回復の努力が図られたのか、あるいは医療体制の充実に向けた努力があったのかと言えば、私の目には皆無としか言いようがないのであります。市長は、この1年をどう思われているでありましょうか。今回の市政執行方針の第1番目に、市長は安心・しあわせは医療から始まる。地域で完結できる2次医療機能の再生や休日夜間や間急病センター機能の充実、そして一日も早く命を守る環境を築き上げられるよう、全力を傾注するとされた文言から、私はこの問題に取り組む宮川市長の決意のほどを感じます。そこで、2月23日に特別委員会が開催され、これまでの経過や道との粘り強い交渉の内容についてお聞かせをいただきましたが、地域として譲歩せざるを得ない面や道から前進回答を引き出した面などを考えますと、着実に話し合いは双方の理解と解決に向かう方向に進んでいると思いますが、現状をどう認識されているかお聞かせいただきたいと存じます。さらに、来年4月を移管時と考えた場合、一番気になるのは今後のタイムスケジュールであります。私は、移管に当たって、柱となる基本事項については3月中、つまり今月中に合意点に達する必要があると考えます。そして、その他の細部にわたる事項についても7月中には合意点に達し、移管合意書の正式な取り交わしにまで行かなければ間に合わないと思いますが、この点をどのようにお考えでしょうか、お聞かせをいただきたいと存じます。さらに、移管時までは道の責任において14人の医師確保に努めるとありますが、これは素直に理解すると、移管時までに話し合いが進められ、来年の4月には14人の医師体制ができると解釈をしていいのか、基本合意事項に含める考えで進められるのかをお聞かせいただきたいと存じます。また、地域の対応方向として、3病棟150床の移転新築とするとありますが、これは現在地での新築は考えていないと理解していいのかお尋ねをいたします。次に、中心市街地活性化計画と地域産業の振興策についてお尋ねいたします。かつてはにぎわいをなしていた中心商店街は、今や人通りも激減し、営業する商店も減り続け、シャッター街という言葉が定着してしまった感がありますが、これは紋別市や北海道だけに特有する現象ではなく、本州の歴史あるまちにも見られる、いわば社会的現象であると思います。つい10年ほど前くらいまでは、都道府県庁の所在地に人口が集中する、それぞれの地域の中心都市に人口や経済活動が集中するという時代がありました。しかし、今やその体制も崩壊し、北海道では札幌市中心が続いているものの、九州では他県をしのぐ力を福岡県が持つようになり、四国に至っては近畿圏に完全にのみ込まれてしまった状況にあります。この主な要因には、交通網の整備とスピード化が大きく影響を与えているものと考えられます。一方、商店街のシャッター化現象には、昔あったような人と人との心の交わりや結びつき、人情というものが基礎となっていた助け合う、困ったときはお互いさまで掛け売りが当たり前だったような時代から、人情や隣近所のつき合いすら希薄になってきた今日の状況が大きく影響し、近所の店とのつき合いよりも安ければどこからでも買うという合理主義が変化の始まりではなかったかと思います。今やスーパーマーケットから大型店舗を構える安売り店、そして通信、ネット販売と商業のスタイルがまさに多様化しています。まちなかには便利なコンビニが開店されるようになったかと思うと、それも多店化の競争によって閉店に追い込まれる現象にあります。暗い話を持ち出して大変恐縮に存じますが、市長が市政執行方針の中で言う運転資金等の貸付制度の充実を継続する、店舗の新増改築等への支援を引き続き行うとの政策で本当に中心商店街の再開発ができるのでしょうか。私自身、妙案どころか対案もなく、市長のお考えをただすのは心苦しい思いでありますが、中央地区まちづくり基本調査、中心市街地活性化基本計画に何を求め、何を得ようとしているのかお聞かせをいただきたいと存じます。2点目に、地域産業の振興策についてお尋ねいたしますが、紋別市の過疎現象、人口減の傾向は小規模ながらもしばらくは続くのではないかと思います。3月の広報もんべつによる人口動態を見ますと、減少人員が16名で、その間で出生者が11名に対し、死亡者が24名となっており、いわゆる自然減が原因となっていると思われますから、産業人口の流出は落ちついてきていると思いますが、いかがでしょうか。私は、産業の将来性については、大いに期待を持っております。その第1は、地球環境を守る課題は世界最大の政治課題となっており、その意味からも日本最大の森林認証エリアを有する当地域は一躍脚光を浴びるところとなっております。よく、ものづくりには何年も、あるいは何十年もの研究開発の努力が必要だと言われますし、そこからできた商品を販路に乗せるのがまた大変な努力が必要だと聞かされます。その点、オホーツクの豊かな自然にはぐくまれた水産品や農畜産品、そして長い研究の末、完成された認証材などは販路の拡大によって大きく成長し、地域の経済と雇用に貢献するものと信じます。市長は市政執行方針の中で、みなと森と水ネットワーク連携推進事業を提唱し、都市部への当市のすぐれた地域資材を供給する体制づくりに取り組むとされておりますが、私も昨年東京港区での催しに参加をさせていただきましたが、今後全道全国的にどのようなイベントを構想されているのかお聞かせをいただきたいと存じます。また、こうした地域産品の売り込みには、地元市民の理解と認知の高まりによる口コミも有効な手段となると思いますが、今回行われようとしている認証材の地元消費促進の一環として、一般住宅建設に対する補助制度を創設するとありますが、どの程度の規模を考え、また継続性についてはどのようにお考えになっておられるのかお聞かせをいただきたいと存じます。私の質問の最後として、町内会組織と行政のかかわりについてお尋ねをいたします。町内会活動とのかかわりについて、市長は市政執行方針の中で、市民と行政が協働で進めるまちづくりを実践するため、町内会などのコミュニティが自主的に行う活動を支援する、また町内会連絡協議会を通じて、各町内会が実施する防犯、防災活動などを支援すると言われておりますが、実態は少し違うのではないかという思いを持って質問をいたします。市長は、町内会の自主的活動を支援すると言われておりますが、これは宮川市長になってからとは申しません、従来からのことでありますが、協力要請あるいはお願いという形であれ、町内会組織に行政の下請機関的役割を果たさせようとしている点を感じますが、いかがでしょうか。特に、福祉活動面でそれを感じておりますが、一概に町内会といっても規模の大小や活動内容にも大きな差があります。これまでの国と地方の関係のように、画一的に扱うのではなく、本当の意味での町内会活動の自主性を尊重すべきと思いますが、いかがでしょうか。さらに、依頼される中身や事業内容が余り変わらないのに、担当部署が異なるために市役所内部の横の連携が悪く、非効率な面も見受けられますので、窓口の一本化を図る必要があると考えますが、いかがでしょうか、市長の見解をお示しいただきたいと思います。以上で私の質問は終わりますが、再質問については留保させていただきます。
答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)
それでは、柴田議員のご質問にお答えいたします。初めに、民主党政権に対する評価についてでありますが、1点目の事業仕分けにつきましては、予算審議が公開され、事業の効率性を問いただし、予算の無駄に切り込む姿勢は広く国民の関心を得たところであり、新たな政治の可能性を広げたものと評価しております。本年4月から第2弾が独立行政法人や公益法人を対象に実施されますが、その成果を見定めるとともに、今後こうした事業仕分けの考え方や手法を生かして、仕分けの議論で出てきた現場の意見を整理し、透明性の高い予算編成プロセスの定着化が進められることを期待しております。なお、課題としてご指摘のあった経常的経費や継続事業の扱いにつきましては、今回の手法や考え方を予算要求を行う側からのアプローチとするなど、事務事業評価や施策評価への活用が可能ではないかと考えますが、地方交付税に関しましては、そもそも地方の固有財産を事業仕分けの対象としたこと自体が誤りであり、全く容認することはできません。今回地方に大きな影響を及ぼす事業に対して、地方の声はほとんど反映されることなく仕分けが進められましたが、国と地方の協議の場が法制化されることにより、今後地方の意見や提案が適切に反映されることを期待しております。2点目の地域主権についてでありますが、広域連携の取り組みにつきましては、内閣府において地域主権戦略会議による戦略大綱及び地域主権推進基本法の策定が予定されているとともに、総務省においては地方行財政検討会議を設置し、地方政府基本法による地方自治法の抜本改正を予定しており、基礎自治体や広域連携のあり方を含め、多様な議論が予想されます。これら大きく変わろうとする制度設計の動向を踏まえながら、広域での取り組みを推進してまいりたいと考えております。また、地域主権の理念そのものにつきましては、さきに山中議員のご質問にお答えしたとおり、これまで地方が訴えてきた地方重視の取り組みが大きく前進したものと評価をしております。特に、前段申し上げた国と地方の協議の場につきましては、国と地方が共同で法制化に向けた検討を進めてきた結果、制度設計において企画、立案段階からの協議や分科会のなど地方側の意見を踏まえた内容となっており、高く評価されるところであります。しかしながら、これまでごく一部にとどまっていた義務づけ、枠づけの見直しをはじめ、地方税財源の充実確保、基礎自治体への権限移譲、一括交付金の制度設計、国の出先機関原則廃止など、今後解決しなければならないさまざまな課題があるほか、公共事業関係経費の削減によって地域に必要な社会資本までもが整備されないといった事態はあってはならず、国の責任において国民全体の将来資産を築き上げていくことが必要であると思っております。ご質問にありますように、各地域が長い歴史の中で培った独自の風土や文化など地域性、個性をはぐくみ、多様性が尊重される社会づくりがなされ、真の地域主権型社会が実現されるよう、引き続き国と地方の協議の場において、地方六団体を通じ、地方の自由度と裁量度の確保に向け、積極的に提言してまいりたいと考えております。また、地方の自由度、裁量度が確保されることにより、私たち自身もこれまで以上に責任を持って地域経営に取り組まなければなりません。地域の可能性や潜在力を発揮できるよう、さらに創意工夫を重ね、生き生きとしたまちを次世代に引き継いでいきたいと考えております。次に、国の財政対策と市の対応についてであります。1点目の三位一体改革に対する評価についてでありますが、地方財政審議会が取りまとめた地域主権型地方財政のあり方及び平成22年度の地方財政についての意見において、地方自治体の一般財源を増やすことがその目的であったにもかかわらず、結果的には一般財源の削減につながり、本来の目的に反するものであったとし、さらに三位一体の改革として行われた地方交付税の削減は、地方財政計画上、地方自治体に相当厳しい歳出の抑制を要請することを伴った。このことにより、結果として地方経済は大きく負の影響を受け、疲弊するに至っていると指摘しており、私も同様に思っているところであります。2点目の本市の財政状況についてでありますが、将来負担比率につきましては地方債残高の減少が大きく寄与しているほか、地方財政健全化法の本格施行により、退職手当負担額や企業会計等に対する公債費負担額の算定方法が明確化されたことも大きな要素となっております。また、全道各市との比較につきましては、本市がかねてから交付税措置等有利な地方債制度、特に平成14年度に過疎地の指定を受け、過疎債を優先的に活用してまいりましたことから、市債残高の約半分が交付税措置相当額となっており、将来負担比率の算定において控除されることが大きな要因と考えております。次に、今後の財政運営についてでありますが、議員ご指摘のように、地方債は本市の社会資本整備を進める上で不可欠でありますが、地方債に過度に依存することは財政の硬直化を招く大きな要因となります。このことから、大型事業の実施につきましては、当該事業の内容や必要性ばかりではなく、当該事業に充てる市債償還費を含めた将来負担等についても十分説明を行い、市民の理解を得ながら進めていく必要があると考えております。いずれにいたしましても、財政健全化判断比率をはじめ、各種財政指標に動きに配意するとともに、市債の償還財源確保のため、減債基金の計画的な積み戻しを行うなど、長期的な視野に立ち、次世代に過度な負担を残すことのない健全な財政運営に心がけてまいります。3点目の平成22年度地方財政計画についてでありますが、平成20年度精算分及び交付税特別会計借入金償還の繰り延べにつきましては、それぞれ平成24年度、28年度から償還が始まりますので、その分交付税が減額されます。また、臨時財政対策債の増発に対し、公債管理施策として元利償還の計画的実施を厳格に行うべきとのご指摘がありますが、本市を含め、小規模な自治体の臨時財政対策債につきましては、優先的に財政投融資資金が充当されますことから、その借入条件に従い償還することになります。しかし、財政投融資資金は任意の繰上償還に対しましては補償金など制約もありますので、発行可能額の一部について繰上償還が可能な民間資金の要望も検討してまいりたいと考えております。4点目の今後の自治体財政の充実についてでありますが、一括交付金につきましては、現在国と地方の協議の場で平成23年度の制度導入に向け議論が進められており、地域主権戦略大綱が取りまとめられる今夏までには制度の概略が見えてくると思っております。現在の補助金制度におきましては、事務手続きの煩雑さや施設整備基準など制約がありましたが、事業実施年度に交付を受けることにより、当該年度の一般財源のほか、起債発行額を縮減できるメリットもありました。これが一括交付金制度に移行することにより、議員がご指摘されるよう、どのように財源調達を図るかを含め、財政運営に対する責任は自由度が拡大するに比例し大きくなっているものと認識しております。新制度に移行する補助金やその金額、また個別の自治体への配分額を決める仕組みなど、議論の行方を注視するとともに情報収集に努め、対応策を検討してまいります。また、地方交付税制度についてでありますが、臨時財政対策債は地方の財源不足額を補てんするため、交付税特別会計借入金にかえて導入されたもので、入り口・出口の違いはありますが、いずれにいたしましても将来の交付税が償還の原資となるため、臨時財政対策債の累増は交付税制度の維持可能性を脅かしかねないものと懸念されます。このため、本年度の地方臨時財政対策債は、前年度の約1.5倍と過去最高となりましたが、従来の人口基礎方式に加え、財源不足方式を新たに取り入れ、財政力の低い団体の臨時財政対策債の割合が低くなるよう補正するとのことであります。また、交付税の質的改善のため、法定率引き上げが必要とのご指摘でありますが、地域主権が確立されるには、地方の一般財源が安定的に確保され、計画的な財政運営が可能な環境が何よりも必要ではないかと考えており、さきに山中議員のご質問にお答えしたとおり、地方財政は不安定な状態が15年連続しており、交付税の安定性と予見可能性を高めるため、法定率引き上げによる地方財政の財源不足解消を強く国に訴えてまいりたいと考えております。次に、道立紋別病院の地域移管問題についてでありますが、1点目のこれまでの移管協議経過を踏まえての私の現状認識についてでありますが、昨年4月移管協議書を北海道に提出後、4カ月以上経過した8月、初めて北海道の回答があり、地域提案とは余りにも乖離が大きかったため、もう一度北海道に西紋地域の医療の声を届けなければならないと思い、紋別市民をはじめとする西紋地域住民の全面的な協力のもと、署名という形と西紋の首長、議長、特別委員会、市民団体等が一丸となった要請行動を行ってまいりました。その後、北海道もようやく具体的な考えを示し、また地域としても見直しできるところは譲歩し、実質的な移管協議を進めてまいりました。節目節目には私も先頭に立って交渉の場に臨み、地域の思いを訴えてまいりましたが、最終の合意点までは到達しておりません。これからが本当の意味で重要な詰めの段階に入ってきており、私の地域医療にかける大きなチャレンジのときであり、また決断のときでもあると認識しております。2点目の移管合意時期と移管合意書取り交わしの時期についてでありますが、移管合意の時期につきましては、さきに山中議員のご質問にお答えしたとおり、病床数や補てんの手法など重要な事項を整理し、最終的なまとめの作業と話し合いを精力的に行い、西紋の首長会議及び議会にも諮りながら、北海道とまず大筋での基本的な合意点を見出したいと考えております。そして、基本合意を受け、北海道では職員組合等の対応など一定の手続き行為もありますので、基本合意書を交わす時期につきましては、その辺の動向を踏まえ、北海道と十分協議し、移管時期も含めて適切な時期を定めてまいりたいと考えております。3点目の基本合意における医師確保につきましては、さきの特別委員会において説明したとおり、移管時までには14名の医師を北海道の責任において努力すると言明しておりますが、現段階において残念ながら14名の担保はとれておりません。移管を受ける病院が2次救急、2次医療を提供するためには、14名は最低限必要な医師数と考えており、基本合意に向けてはこの点を十分考慮した中で、医師確保の確約を図るべく、基本合意書に盛り込む手だてを北海道と協議してまいりたいと考えております。4点目の新病院の移転新築についてでありますが、地域が主張しております3病棟150床の建設予定地は、まだ最終的に病床数の規模も含めて移転新築か現地改築か整理がついていないため、具体的な新病院の建設地の議論には入っておりません。基本的には、当初の移管協議書で申し上げているとおり、現在地が大変狭隘であることから、建て替えに当たっては別用地を確保するよう北海道に申し入れをしているところであります。次に、中心市街地活性化計画についてであります。商業の衰退など一段と厳しい情勢下から、紋別の顔である中心市街地をどのようなまちにし、将来に向けてどう持続させていくのかの方策として、平成12年6月に策定された中心市街地活性化基本計画に基づき、今日まで市街地整備改善のための事業では博物館や氷紋の駅建設、商業活性化のための事業では民間ホテル建設等の対策を講じてきたところでありますが、議員ご指摘のとおり、本市も他の地方都市同様、市街地の空洞化が進み、歯どめがかかっていない状況にあります。今回実施のまちづくり基本調査は、商店街の聞き取り調査や市街地環境評価並びに住民向けのアンケート調査等から疲弊の原因を明らかにした上で、再生に向けて保全するもの、取り除くもの、新たに必要なものに区分するほか、消費者ニーズに合わせた商店街区の見直しも考えております。あわせて、本活性化基本計画が本年度で最終年となることから、十分な検証を行う上で、現行のTMO機関などの組織、体制及び個別事業の展開方法の検討や基幹産業である農林水産業との連携、さらに紋別港と流氷などの観光資源の利活用により、中心市街地においても地域特色を生かして観光と一体となった魅力あるまちの構築を図ってまいりたいと考えております。次に、地域産業の振興策についてであります。1点目の産業振興に向けた地域資源の活用策についてでありますが、一昨年の世界同時不況以降、低迷を続けてきた道内経済ではありますが、経済対策としての国の補正予算の執行による持ち直しの動きが見られ始め、市内経済においても海明け後の活発な産業活動の展開を大いに期待しているところであります。市政執行方針でも申し上げましたが、地域の活力の基盤は産業であり、本市が有する農林水産業の豊かな地域資源をいかに活用し、地域の活性化につなげていくことができるのか、喫緊の課題としてとらえております。本市は、森の豊かさが里や海の豊かさにつながることに着目し、森林認証制度を活用した地域おこしを進めてまいりました。その一環として、昨年1月に東京都港区で開催されましたみなと森と水サミットに参加し、地球温暖化防止及び日本の森林の再生を目的とした仕組みづくりについて議論してまいりました。そして、この2月に行われた第2回サミットでは、みなとモデル2010宣言が採択され、この宣言に強く反映される持続可能な森林と合法的な木材使用の原則は本市が取り組む森林認証制度を追認するものであり、他の森林への優位性を発揮し、認証材の付加価値向上へとつながっていくものと確信しております。今後、都市部の需要と地方の森林が還流する新しい社会システムの確立と大きな可能性を秘めたビジネスモデルへの発展につなげていかなければならないと考えており、まずは港区が計画する田町駅東口再開発事業の公共公益施設に紋別産の認証材を生かすため、関係業界と一体となって取り組んでまいります。地域産品の販路拡大に向けた取り組みは、サミット後に東京タワーで行われた「お国自慢、森自慢、水自慢」のイベントに参加し、ズワイガニの甲羅盛りをはじめとする水産加工品や認証材でつくった木工品を展示し、販売してまいりました。新年度からは、みなと森と水ネットワーク連携推進事業を活用し、観光、交流、産業が一体となった取り組みを進め、現在出展要請の来ている港区商店街との交流にも着手し、新たな市場の開拓につなげるなど、全道全国に向け、オホーツク紋別を多くの方々に知っていただけるよう努めてまいります。しかしながら、議員ご指摘のように地域に根差し、地元市民に愛されるような地域産品であることが、安心・安全な地域ブランドの根幹をなすものであると考えることから、木材製品におきましては地域での認知度を高めるため、国の森林整備加速化・林業再生事業により休日夜間急病センター医師滞在共同住宅を地域で生産される森林認証製品をふんだんに使用し、医療との連携を図ったモデル建築物として建設を予定しております。医師の滞在に供するとともに、お試し居住や市民見学会を開催し、多くの市民にも木のよさに触れて見て感じていただける場の提供となればと思っております。また、市内各種イベントや公共施設に水産加工品をはじめとする地域農林水産品の展示コーナーを設けるなど、まずは市民に知って使ってもらえるよう努め、地産地消についても積極的に取り組んでまいります。2点目の認証材を活用した一般住宅への助成事業についてでありますが、本年度実施の認証の家モデル住宅支援事業を受け、平成22年度は認証の家づくりを進めるため、認証材活用住宅助成事業を創設し、認定事業体である工務店及びその建築主を対象として、建築費の一部を助成してまいります。約30万ヘクタールの広大な森林認証エリアから産出される認証材の活用を図り、川上から川下へ森林認証材の流通の円滑化により、地域経済の活性化につなげていくものであります。市内には、現在森林認証製品を扱う事業体は7つの木工所と加工所、14の建具店と工務店があり、そのうち住宅建築を担う13事業体を対象として13件相当の事業を見込んでおります。市内で生産される認証製品は、構造材としてのカラマツ、トドマツの集成材、その下地材をはじめ、フローリング、羽目板等の内装材もありますので、認証材1立方メートル当たり5万円、内装材1平方メートル当たり5,000円の助成して、総額では100万円を上限と考えております。全国的に建築着工戸数が落ち込んでいる中、本市においても確認申請ベースで平成20年度24件、本年度は現在まで13件と大変厳しい状況が続いており、本事業の創設で経済波及効果が大きい住宅建設へ市民の意欲が喚起されることを期待するとともに、適切に管理される認証林から切り出された環境に優しい木材を利用した森林認証材住宅の建設により、循環型社会が構築され、地域全体の産業の活性化にも寄与できるものと考えております。なお、本制度は3年間程度実施した後、その成果について検証してまいります。次に、町内会組織と行政のかかわりについてでありますが、このたびの市政執行方針において、何よりも大切な取り組みとして人づくりを申し上げたところであります。私は、市民が自信と希望に満ちあふれ、頼もしく輝き、共感し合い、支え合う場が家庭や職場、地域ででき上がっている、こうしたまちを市民の皆さんとともに築き上げ、次世代に引き継いでいきたいと考えております。そのためには、学び合い、教え合い、お互いにその能力を発揮し、成長し合える人づくりが大切であり、家庭や職場、学校での人づくりはもちろんでありますが、この取り組みの成否を握る担い手は多様な世代が暮らす身近な社会であり、地域のきずなである町内会などの地域コミュニティであると思っております。また、地域の社会運営や経済活動を支える出発点は、行政ではなく市民であり、町内会は行政の下請機関であるといった考えはございません。行政は、町内会の自主的活動の充実に向けた取り組みを応援していくものであると考えております。このたび、行政文書の配布が終わった後、すぐに新たな文書配布依頼が来るといったご指摘も受け、直ちに市役所関係部署において町連協指定の期日に集約するなど行政内部での調整に努めたところでありますが、今後とも各町内会組織の実情を踏まえながら、行政の果たすべき役割をしっかりと責任を持って実行し、市民理解の上に成り立つ行政と市民との協働体制の構築を目指してまいります。以上で答弁を終わらせていただきます。
質問 13番 柴田央
ちょっと1回目の質問に時間をとり過ぎました。反省をいたしております。実は、1番目の民主党政権に対する評価の問題で、現実の今現在の民主党の政権移譲に市長が期待をされているのは、これからどういう政策を行っていこうかとする、そういう民主党の掲げている指標に対しての評価をいただいたというふうに理解をいたしております。特に、私はこの際問題というか、重点的にしたいのは、これは3月6日の北海道新聞の記事にございますが、地方六団体が地域主権2法案について閣議決定をしたという事実について、評価をされていると。分権型社会の実現に不可欠だという評価をされております。その中身として、今度は心配事があるのは、権限移譲について財政力の豊かな地域、地方自治体、ここは積極的だと。しかし、財政力に余り豊かさを感じていない自治体については、消極的な面が見られると、こういうふうに言われております。さらに、前三重県知事の北川早大教授によりますと、自治体が覚悟しなければこの問題というのは実際に踏み切っていくことができないだろうと、こういうふうに言われているんですが、その点について市長としてはどういうお考えの立場に立っておられるか、お聞かせいただきたいと思います。
答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)
民主党の政権になりまして、一番評価しているのはやはり22年度に向けた交付税の関係が復元といいますか、そうしてきたということを評価してまして、その後の問題につきましてはいろんな文書あるいはマニフェストの中にもいろいろ出ておりますけれども、実際にどういう取り組みの中でどうされるのかということがまだ見えてこない部分でありまして、なかなか評価はできない。ただ、地域主権の部分につきましては、今お話ありました中で、地方と国が一緒になって法制化に向けて取り組んできたとかいろいろありまして、その部分については評価をさせていただいておりますし、また事業仕分けの部分についてもご質問ありましたけれども、すべてがいいというわけでもなくて、やはり地域をどれだけきちっと理解をしていただいて、その地域の声を吸い上げることができるかということが一番大切だというふうに思っています。従来まで、やはり費用対効果等、コストの面で地方というものが大変不利な状況に追い込まれてきているのが現実でありますけれども、やはり特に公共事業の関係につきましては、今ご指摘のように大きな部分、特に港湾なんかも含めて大きな港湾を持っているところが優先的に予算配分がされていくような、そういうような危機感も持っておりますので、そうした部分につきましては、しっかり地域としてその地域の特性をしっかり訴えて、それを聞く耳を持っていただいて、お互いに本当に国と地方が対等なそういう国づくりをしていければなというふうに思っています。以上でございます。
質問 13番 柴田央
次に、財政問題でお尋ねをしておきますが、今年からたしか総務省の課長内かんというのが従来出されていたと思うんですけれども、それが廃止されています。形を変えて事務連絡っていうような格好で地域におりてきてると思うんですが、そのことによる不都合っていうのは起きていないのかどうか、これをまず第1点お聞きをしたいのと、去年の10月1日ですか、財政状況についての分析がなされた新聞記事ございます。紋別の場合で一番気になるのは実質公債費比率の問題なんですが、早期健全化基準からすると、7.4%ありますけども、10位以内までということになると5.5ポイントぐらいしか差がないと。以前から言っていたごみ処分場の問題やなんかが有利な過疎債が使えないということになりますと、これは相当ポイントが上がっていくんではないかというふうに心配されるんです。その辺はどうなのかお聞かせいただきたいと思います。
答弁 総務部次長 村井毅(総務部次長は2011年3月まで)
まず、1点目の課長内かんが廃止され、事務連絡に変わったことにより何らかの支障がなかったかということでございますけれども、これにつきましては若干内かん時代に比べて表現がやわらかくなってる部分はございますが、内容的にはほとんど変わってございませんので、これについては一定程度22年度の国の地方財政対策なり、そういったものは示されてございますので、これについては当市の予算編成において特に支障になった分というのは今のところなかったものと思ってございます。それから次に、実質公債費比率の関係につきまして、特にごみ処分場の関係かと思いますけれども、先ほど山中議員さんにも市長の答弁でお答えしておりますが、1億2,000万円程度、これがピーク時に、いわゆる一部事務組合のほうに負担する公債費分の額としてはピークになるのかなと、このように考えてございます。これにつきましては、ピークになるのが26年か、それぐらいから元金償還が始まりますので、当然1億2,000万円程度になりますと2%弱、このぐらいは実質公債費、今の昨年の実質公債費比率算定の上で考えますと、その程度引き上げるような影響はございますけれども、この間に今現在、大体元金償還、これ定期の部分が二十数億円、今償還してございまして、これに対しまして市債の発行が今年も臨財債含めまして16億円程度でございますので、逆にかなりそれから行きますと、今後も本市の公債残高も縮減してまいりますので、その分につきましては悪化するというか、悪化には至ってこないのかなと。先ほど申し上げましたように、22年度までには恐らく18%、これは達成できるんでなかろうかと思っておりますので、これがまた許可団体になるかならないかと、この辺はちょっと微妙でございますけれども、これが早期健全化団体に指定されるようなそういう数字にはなってこないんじゃないかなと、このような理解をしてございます。今の見込みでは大体20年度の19%程度、上がってもそれぐらいまででおさまるんじゃないかと、このような感触を持ってございます。以上でございます。
質問 13番 柴田央
まず道立病院の関係について、これは北海道建設新聞、3月9日付の新聞で根室市立病院の関係が出ております。規模が1万3,500平米ということで、建築費が38億円と、それからその他の分を合わせて総額で62億円ぐらいが示されています。これは、解体費やなんかが含まれていますけども、逆に紋別の場合には医者の住宅とか職員の住宅、こういうものが絡んでくると思いますんで、総体事業費としてはやはり60億円ぐらいは必要になるんでないかと思いますけども、その辺の判断はどういうふうに思われているか、それはお答えをいただきたいと思います。それから、最後にもう一点、これは要望にとどめますが、町内会組織の関係で、さまざま依頼を受けることがあります。ところが、依頼している側の事業関係が、依頼をして協力を求められている側の協力を逆に市がしてくれない。プライバシーだとか個人情報だとかっていうことで、作業をしづらくさせられていると、そういうことが実際にあるのと、民生委員さんの中にもそういうふうな困り方をしている人がいますんで、これについては十分目的によってそのことの判断をしていただくようにお願いをしておきたいというふうに思います。以上です。
答弁 医療確保対策室参事 久保田政弘
お答えします。新病院の規模の関係でございますけども、具体的にまだそこの場所、それから規模等については議論の場にはついてないんですけども、北海道側が一部今120床と160床で示してきた中には、現地の例えば160床規模であれば、道立の別棟を使った形で出てきてまして、それは大体1万平米をちょっと超えてるのかなと。それで、私どももいろんな部分の試算をしておりますけども、1床当たり大体72.5程度が必要なのかなと。それから逆算しますと、私どもが提案しておる150床につきましては、約1万800前後になるのかなと、規模的にです。それで、数値的な単価等につきましては、まだすりついておりませんけども、北海道が8月に示してきた100床の事業費ベース、それは建設から備品等全部、一部公宅も入っておりますけども、それが大体35億円程度だったと記憶しております。それから逆算しますと、恐らく今柴田議員さんがおっしゃったとおり、50億円以上にはなるのかなと、そこら辺のところは実際に今使われておる備品だとかいろんな部分を再精査したり、そういったものをしなければ今後のきちっとした、概算といえども数字は出てこないのかなと、そんなふうに思っております。以上でございます。