上富良野町議会 平成14年第1回定例会 2002年3月12日
(1)雇用対策について/(2)時間外手当について
2002年3月12日、上富良野町議会の一般質問で、仲島康行議員が「雇用対策について」「時間外手当について」について質問し、町長 尾岸孝雄が答弁しました。
- 質問者
- 仲島康行 議員
- 答弁者
- 町長 尾岸孝雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 8番 仲島康行
私は、2点についてお伺いいたしたいと思いますが、私より先に質問している同じ項目あろうかなというふうには思いますけれども、一応誠意のあるお答えをいただければありがたいなと思っております。雇用対策ということなのですが、町長のお考えもお聞きはいたしましたけれども、現在上高の卒業予定者、それらも聞いております。一応富良野市では、就職先が決まらない高校生を対象にいたして、短期雇用をするトライアル雇用対策事業というものを行っているそうです。人数は大体10人ぐらい、期間中に働きながら就職を探しなさいということだそうでございます。市の観光課としても、若い人材が逃げていくということに対して非常に危惧しておりまして、何とか地元で仕事をしていただけるようにというふうに頑張っているわけであります。我が町も高卒の卒業者、また今話ありましたように離農者等が非常に多くなって、初め24、5件という話だったのですが、現在においては約30件ぐらいの離農者が出るよという話も聞いております。それと農協の合併により、3月いっぱいに45歳以上の人たちがとりあえず残るかやめるか決定しなさいという話までも聞いているわけであります。二、三日前に聞いた話によりますと、おおむね10人ぐらい退職をするということになっているそうです。こういう非常に厳しい状況にあるわけですが、自衛隊に対しては、こないだの雇用協では37名だか8名退職と、それも来年度から引き続き同じような人員が退職になってくるというようなことになっていると思います。今いろいろな話を町長から聞いておりますけれども、やはりもう少し抜本的に突っ込んで、どうするのだということを少し煮詰めたところでお話をいただければありがたいかなというふうに私は思っております。次に、時間外手当ということで、これは前に同僚議員が質問したとは思いますが、うちの町も努力はしていると思うのですが、管理職手当の削減と、こういうことで、これは雇用にもつながっていく問題であろうかなというふうに考えております。財政調整基金の取り崩しということで、一生懸命頑張っている状況であるわけですから、何とか時間外の手当というところも、もう少し思い切り踏み込んだところがないとだめでないかなというふうに私は思うのです。新聞によく出ておりますけれども、礼文町では、全職員の3%から4%の本給の削減だというところまで踏み込んでいるわけです。これには期限を設けないという厳しい状況にあると思います。函館にしても、釧路にしても、どこでもみんな同じだと思うのですが、もう少しうちの町も、目に見える対策というのはつくっていく必要性があるのではないのかなと。これだけやっぱり離農も出る、農協さん合併になってきていると。今までの自衛隊退職者だけの対応というのは、もう全然中身が違ってきているのだと思うのですよ。そこら辺をもう少し深く追究して、今回の予算にも出てくるべきであろうと私は思うのですが、その辺を町長どのように考えているのかなというふうに思いますので、この2点ひとつよろしくお願いします。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
8番仲島議員の御質問にお答えさせていただきたいと存じます。ま ず、町内の雇用状況及びその対策でありますが、さきの議員にもお答えさせていただきましたが、上富良野高校の就職状況は、現在のところ就職予定者42人中33人の就職がほぼ決まっております。この内訳は、内定者24人、内定待ち5人、自己営業などが4人となっております。全体で約79%の内定率ということであります。残りの9人につきましては、就職あっせんに努めているところでありますが、本人の事情から、来年度の進学を目指す人やら、就職を強く希望をしていない人も含まれているというようなことで御理解をいただきたいと思います。参考に、主な就職先といたしましは、自衛官として5名、町内の民間企業に10名、残りが町外というような状況下にございます。特に、町独自に就職活動の支援対策として、教育委員会内に嘱託職員を配置しての就職支援を積極的に進めており、この活動の成果も着実にあらわれておるものと思っているところであります。また、町内にあります自衛隊募集事務所においては、美瑛町から占冠村までの自衛隊就職希望者に対する模擬試験の実施など積極的に行い、就職試験の合格率向上につなげており、その取り組みには感謝申し上げているところであります。次に、自衛隊の退官者については、本年度は37人で、このうち就職希望者29人中28人が内定したと承知しております。また、来年度以降の退官者数も、ほぼ同じ程度でありますので、引き続き自衛隊援護センター、自衛隊退職者雇用協議会などとともに連携をとり、就職支援に努めてまいりたいと思っております。国においては、構造改革に伴う公共事業の縮減がなされる中で、本町でも建設業に多くの人が従事しておりますが、農業の離農が進み、その影響が心配されているところであります。加えて、農協の広域合併による早期退職制度により、相当数の退職者が今後もあると聞いております。このような厳しい雇用環境の中にあって、町といたしましては、これまでも町振興公社を通じてキャンプ場、スキー場、公園の管理作業など雇用機会の確保に努めております。平成14年度には翁公園、日の出公園パークゴルフ場、日の出公園の管理委託業務にかかわって計6名の新規雇用発生を予定しております。また、町においても、臨時職員として上富良野高校から1名の雇用を予定いたしているところであります。町内の民間企業においても、今年の春にオープン予定の後藤純男美術館やかみふらの牧場の増設に伴っても、新たな雇用が予定されております。しかしながら、依然として雇用環境が厳しいことから、雇用推進の連絡会議等々を開催するなど、町内の関係機関との連携を強め、できる限りの対応をしてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。次に、2点目の時間外勤務手当等の御質問にお答えさせていただきます。人件費の削減については、議員の発言にある礼文町にかかわらず、厳しい財政事情等を反映して、多くの自治体において対応を検討し、実施に向けた取り組みを行っていることは十分に承知しております。その対応策も、常勤特別職から一般職あるいは議員に至るなど、範囲や内容についても幅のある状況となっております。本町では、昨年取り組んだ特殊勤務手当の見直しや行財政改革をより実効があるものとする観点から、常勤特別職の給与の削減、あるいは幹部職員の管理職手当の削減などにも既に着手したところであります。また、さきに示しておりますように、行財政改革実施計画に基づき、職員の給与の見直しについても実施する課題として位置づけをしておりますことから、この具体方策として、全職員の給与を現行水準から12カ月間据え置くことについて職員組合に提案を行っており、交渉中でありますので、現段階で新たな対応は考えておりません。さらに、以前から御指摘をいだいております時間外勤務の解消につきましても、平成14年度予算においては、総体的に削減した措置を行っており、その実効が上がるように組織的な行動をとってまいりたいと決意を新たにしておりますので、ぜひ御理解をいただきたいと思うところであります。いずれにいたしましても、歳入での大きな役割を占める地方交付税が前年度額を下回るなど、過去に経験のない実態になっておりますので、財政健全維持方針や行財政改革実施計画内容に沿って、その着実な実行を優先する課題でありますので、御理解と御協力を賜りたいとお願いを申し上げる次第であります。
質問 8番 仲島康行
おおむね話はわかったのですが、国としても非常に大変な時代であると。今企業もリストラも嵐のように吹き荒れているよと。今まで45歳以上の人が対応になってやめるなり、退職するなりというような対象になっていると思うのですが、今現在ではどうなっているかというと、もう30歳から35歳がリストラの対象になっている。非常に厳しい状態に今なっているわけですね。函館においてもそうなのですが、ワークシェアリングということで、一応仕事の分かち合いというようなことも実施なさっていると。そういうことをもう少しやっぱり考えていく必要性があるだろうというふうに私は思うのですよ。では、ここに一つ、これは残業手当の資料なのですが、総体的にしますと5,000万円、これが我が町における1年間の総体的に6,358万4,000円と、これだけの残業手当が支払われているのですよ。それには、どうしても部分がある。病院だとか、それからラベンダーハイツと、こういうようなところこはちょっと手当の削減とはならないだろうというふうには思っておりますけれども、総務課、町民課、保健、そこらもそうですが、おむねそういうところが次々と残業が多いと、その残業の多いのは一体何なのかという問題が出てくると思うのですね。結局機構改革を町長はなさって、一生懸命町の中で、役場の中で仕事を分かち合いをしながら、残業をなるべくしないようにという改革をしたはずなのですが、一向に減ってはいないと。ほとんど減っていないと言ってもいいぐらいかなと思うのですが、幾らかは減ってはおります。それと給料の問題なのですが、この沿線、管内、旭川から中川町までの資料によりますと、うちの町は極めてトップクラスなのです、給料の高いのは。102.0%、これは13年、よそを見ると、もうどんどんどんどんやっぱり減ってきていると、こういう状況にあるわけなのですよ。だから今町長おっしゃっている割には、やっぱり努力がまだまだ足りないだろうと。だから今までの雇用とは、もっと違う面が出てくると思うのですね。だから今農協さんの職員さんが10名近くもやめていくということになってくると、今現在役場でその残業手当の人の仕事をやれないかと、即戦力になると私は思うのですよ。だからそういうところをもう少し深く考えていかなければならないのでないのかなと。どうも今までやってきている延長線みたいな話ばかりで、本当に厳しいと思ったら、もうとっくに給料に手つけてしまうというところまで行かざるを得ない、こういう状況だと私思っているのです。だからそこを見ると、やっぱりちょっとのんびりし過ぎているのかなという感じがしないわけではないです。この問題というのは、残業手当にしても、給料の問題にしても、前からも話があると思うのですが、さほど大きな進展はないと。働く人が給料減るというのは嫌なことはよくわかるのですが、今の経済状況を考えたときに、やっぱり企業として30以上が定年、それがリストラというようなことになってくると、町職員だけが暗たんとして現在のままでいけるという状況では、もう全然ない状態になってしまったと私思います。だからやっぱりもう少し早く切り込んで、ことしの場合はもう仕方ないとしても、できればことしやってほしいぐらいなのですが、もう少し前向きに検討をするような姿勢というのが町長から見えてこないと、なかなか安心したものもできてこないと思うのですね。だから農家の人は、離農になったときにどんなふうな方法がいいのか、農業法人もいいのだろうとは思うのですが、農家の人の働き手もあるだろうと思いますから、その辺も考えてみる必要性もあるのかなというふうに思いますけれども、その件について、もう一度お答えをお願いします。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
8番仲島議員の再質問にお答えさせていただきます。まず、雇用問題でありますが、町としても雇用の確保につきましては、十分その部署を臨時職でありますけれども、考えながら対応させていただいておりますし、また農業離農者につきましては、その農業経験を生かした中で、現実には農業労働者が不足しているわけでありますから、これらの対応を図れる組織づくりと申しますか、昔の何々組的な、そういった組織づくりというものも含めた中で農協協同組合と調整させていただきながら、その離農後の働ける農業者の対応を含めて考えていくように関係機関と調整をさせていただきたいというふうに思っております。次 に、残業手当等々の関係を含めてでありますが、町も今年度定数条例の削減の条例提案をさせていただいておりますように、職員の削減を図ってきております。そういうようなことを含めながら、また議員からその成果があらわれてないのでないかという御指摘もありましたけれども、例えば平成8年の決算と平成12年の決算を比較してみますと、手当等々、さきに議員の方からお話しありました寒冷地手当だとか、あるいは時間外手当だとか管理職手当、夜間勤務手当等々の手当等々を含めた中で、平成8年度決算におきましては、5億1,300万円の数字の決算になっております。平成12年度決算の人件費に関する調書の中では、4億2,900万円ということで、約8,400万円の削減を図ってきてるところであります。給与全体で言いますと12億1,000万円、8年度の決算で人件費になっておりますが、平成12年度決算では10億8,000万円ということで、1億3,000万円、10%近くの削減をした人件費決算というような人件費に関する調書の中で御報告させていただいているところでありまして、今年度に当たりましても、14年度予算に当たりましても、手当等々につきましては、平成10年度の予算では5億円の手当等の予算を計上させていただいておりましたが、14年度予算では、3億9,000万円の予算を組ませていただき、約21%の削減を目指して対応を進めていくように厳しい財政状況の中で取り進めさせていただいておりますし、そのほかにも職員の定数の削減等々に取り組まさせていただいているところでありす。た だ、今ラスパイレス等々の問題につきましては、議員御指摘のような問題を抱えておりますので、給与本体につきましては、今職員組合と先ほど報告させていただきましたように交渉の最中でございます。これにつきましては、ある程度職員組合の理解を得ることは難しい課題であるというふうには思っておりますが、やはり労使双方の調整を図って、最大限職員組合の理解を得ながら、得ることは難しいとは思いますが、理解をしていただけるように努力をして、その本俸に手をつけていかなければならないというふうに考えておりますので、ひとつ御理解を賜りたいというふうに思うところであります。