みんなの議会

湧別町議会 令和7年第4回定例会 2025年12月16日

庁舎建設計画凍結に伴う影響と今後の対応方針について

2025年12月16日、湧別町議会の一般質問で、姉崎正弥議員議員が「庁舎建設計画凍結に伴う影響と今後の対応方針について」質問し、町長が答弁しました。

質問者
姉崎正弥議員 議員
答弁者
町長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 姉崎正弥

一般質問させていただきます。庁舎建設計画凍結に伴う影響と今後の対応方針についてです。さきの町長選挙において、加藤町長は庁舎建設計画の凍結を公約に掲げ、当選されました。しかしながら、庁舎建築について、これまで国及び道からの支援を受けながら検討が進められてきた経緯があり、選挙結果においては町民約2,300名の賛成の意思が示されたとも言えます。このような状況において、町民の理解と納得を得るためには、凍結による具体的な影響や今後の方針について丁寧な説明を行うことが不可欠であると考えます。そこで、以下の3点についてお伺いします。1点目、庁舎建設計画の凍結により、当面は現庁舎の使用をし続けることが考えられます。そこで、現時点で把握している範囲で今後必要となる改修、修繕の具体的な内容についてお示しください。2点目、町長はSNS等において声なき声と町民の一人一人の声を胸に刻んでいるとの趣旨が述べられています。庁舎建築計画には、多くの賛成の声があり、計画凍結に当たってはそうした町民の声を踏まえた上で意見聴取や説明の機会を設けることが必要であると考えます。これらの実施について、町長のお考えを伺います。3点目、国及び道による予算措置が進められていた庁舎建築事業を凍結することにより、今後の補助金や交付金等に不利益な影響が生じるのではないかとの声があります。町として、そのような影響が生じないとの見解である場合には、その旨を本議場において明確に表明されるお考えがあるか、町長のご所見を伺います。以上、町民の不安を払拭し、町政への信頼を高めるためにも、丁寧で具体的なご答弁をお願いいたします。2点目です。病後児保育導入による子育て支援施策の充実について。近年共働き世帯の増加や働き方の多様化が進む中、子供が病気にかかった際に保護者が仕事を休まざるを得ない状況は子育て世帯にとっては大きな負担となっています。その支援策の一つとして病後児保育が上げられますが、現状では本町において導入には至っておらず、近隣自治体でも同様の状況と伺っております。しかしながら、将来的な子育ての支援強化や安心して子育てができる環境づくり、さらには定住促進や地域全体の子育て支援体制のモデルケースとしての役割を考えると、本町が先がけて病後児保育事業に取り組む意義は大きいものと考えています。町民からの具体的な要望が多く寄せられている状況ではないものの、今後の社会情勢や子育て環境の変化を見据え、行政が主体的、かつ先行的に取り組むことは、子育て世代に対する強いメッセージとなるとともに、安心して子育てができるまちづくりにつながるものと考えています。そこで、近隣自治体でも導入例の少ない中、本町が先駆的に病後児保育事業に取り組むことについて、町長のお考えをお聞かせください。

答弁 町長

姉崎議員、1点目の庁舎建設計画凍結に伴う影響と今後の対応方針についてのご質問にお答えいたします。まず、1点目ですが、当面は上湧別庁舎及び湧別庁舎を使用することが考えられますが、今後必要となる改修や修繕の具体的な内容についてのご質問であります。湧別庁舎は昭和53年建設で、併設する第2庁舎は昭和48年建設で、耐震化していないため、今後将来的に長く使っていくためには、設備だけでなく、躯体そのものの大規模改修が必要となり、多額の経費がかかります。一方、上湧別庁舎と上湧別コミュニティセンターは昭和62年建設で、湧別庁舎よりも新しく、耐震化もされております。さらに、令和2年に上湧別コミュニティセンターの和室などを改修し、会議室や事務スペースとしての機能が拡充されております。しかし、それでも今後長く使っていくためには、暑さ対策としての冷房設備の設置やボイラーの更新、耐用年数を迎えた情報ネットワーク機器の更新などが必要となってくると考えております。両方の現庁舎を同じように改修するというのは現実的でなく、所信表明でも申し上げましたとおり、上湧別庁舎に一部を集約することなどを検討しながら、現在ある庁舎や公共施設について必要な改修を行い、分庁舎方式を継続していきたいと考えております。次に、2点目の質問ですが、私はこのたびの町長選挙において、庁舎建設の凍結を最大の争点として掲げ、選挙に臨みました。また、今回の選挙は、庁舎建設の是非を伴う住民投票であったと思っております。その結果、今回示された選挙結果は大変重たいものであると認識しておりますし、賛成の意思表示をされた町民の皆様もこの結果が意味するものを十分理解されているものと考えているところであります。確かに2,300名の方が建設推進の意思を示されたのは事実であります。一方、2,800名の方は建設推進には反対を示されたのも事実であります。質問にあります計画凍結に当たり、意見聴取や説明の機会を設けることが必要ではないかとありますが、計画を凍結する以上、少しでも町の負担を減らすことが私の責務であり、そのためには早急に解除に向けた事務を進めなければならないことから、意見聴取等を実施することは難しいものと考えております。なお、来年1月中旬から開催を予定しておりますまちづくり懇談会において地域に赴き、庁舎の関係を含め丁寧な説明を行ってまいりたいと考えております。最後の3点目、今後国などから補助金交付に不利益な影響が生じるのではないかとの質問ですが、私はそのような心配は一切ないと思っております。なぜなら、今回の事業を凍結することで国などに対し直接影響を及ぼしているものではないと考えております。また、今回のことで今後の補助金などに不利益が出るようなことがあれば、それは断じて許されることではなく、その際には国などに対ししっかりと対応を求めていく所存であります。次に、2点目の病後児保育導入による子育て支援施策の充実についての質問にお答えいたします。病後児保育事業は、共働き世帯の増加や働き方の多様化が進む中で、子育て家庭の負担軽減や安心して子育てができる環境づくりを支援する重要な施策の一つとして認識しております。オホーツク総合振興局管内では、北見市、網走市、紋別市で病児保育事業、病後児保育事業が実施されております。本町における病後児保育事業の必要性については、令和7年度から令和11年までを計画期間とする第3期子ども・子育て支援事業計画策定のためのアンケート調査により、子供の病気やけがなどのため保育所や認定こども園を利用できなかった保護者が仕事を休むなどの事例があったことを把握しております。第3期子ども・子育て支援事業計画では、年間延べ200人の利用希望があることを見込んでおり、計画期間中に病児保育事業、病後児保育事業の提供体制を検討することとしております。病後児保育事業の実施には、子ども・子育て支援法などの規定により実施場所などの基準が定められております。実施場所の基準は、病院、診療所、保育所などに付設された専用スペース、または専用の施設である必要があります。実施場所には、事故防止及び衛生面に配慮された保育室、児童の静養、隔離の機能を持つ安静室、調理室を備える必要があります。人的な基準は、看護師、准看護師、保健師または助産師を対象病児おおむね10人につき1人以上、加えて保育士を対象病児おおむね3人に1人以上配置する必要があります。また、児童の病態の変化に的確に対応し、感染の防止を徹底するため、日常の医療面での指導、助言を行う医師を選定する必要があります。病後児保育事業を実施する場合の課題として実施場所の整備、看護師や保育士の人員の確保、現在の保育所、認定こども園、保険医の業務の拡大などがありますので、解決に向けての検討を進めてまいります。また、看護師や保育士が当該病児の自宅を訪問する非施設型、いわゆる訪問型の病後児を含めた病児保育事業の実施が可能か検討を進めてまいります。病後児保育事業の導入は、湧別町が目指す子育てしやすいまちづくりを実現する重要な施策の一環であると認識しております。本町として先駆的に導入をする意義は大きいものの、現状の課題解決には一定の時間と検討が必要です。今後も町民の皆様の意見や要望を丁寧に伺いながら、社会情勢や子育て環境の変化を見据えて適切な支援体制の整備に取り組んでまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。以上、姉崎議員への回答とさせていただきます。

質問 姉崎正弥

まず、庁舎建築に関することからです。まず、1点目の庁舎の維持費、改修費についてです。まず、多額の経費や大規模改修と述べられていますが、具体的な金額や試算が一切示されておらず、実際は新庁舎の建築、それと現庁舎の改修維持費、どちらが中長期的に財政負担が小さいのかが比較できない現状となっています。また、凍結イコール財政負担軽減と言い切れる根拠が示されていません。改修、修繕に要する概算費用と、その累積額について中長期的な試算を示す考えはあるかお聞かせください。また、分庁舎方式のデメリットというものです。分庁舎方式が継続されることにより、職員の移動コスト、住民の利便性の低下、業務効率の低下が答弁には含まれておらず、建設を凍結した代替案としての妥当性の検証が不足しているのではないか。また、当面継続としながら将来像が不明確です。分庁舎方式を継続することは、行政運営上の課題についてどのように認識しているのかお聞かせください。2点目です。町長は、答弁の中でまちづくり懇談会が意見聴取というように述べられていましたが、懇談会が意見聴取とは限らないのではないかという私の考えです。町長答弁には、説明を行うとしているが、意見をどう反映するかということについては触れていません。説明会と意見聴取は別物であり、町民の声を聞いた結果、どのように政策に反映するのかが不明であります。懇談会で出された意見を今後の庁舎の在り方にどのように反映させるのか、お考えをお聞かせください。また、賛成派への配慮が弱いのではないかということを述べさせていただきたいと思います。選挙結果において賛成派に投じた方々は理解していると思うとの表現は、あまりにも事実上切り捨てになっている印象を与えかねません。対立を避けるためにも、賛否双方の声を同等に扱う姿勢が必要であります。建設に賛成してきた町民の不安や不満に対し、どのように向き合っていくのか、お考えをお聞かせいただきたいです。次、庁舎の3点目、補助金に関してです。心配は一切ないというのは、あまりにも断定が強過ぎないか。将来の補助金や信頼関係は、単年度の判断でできるものではなく、今回は影響がなくても、今後の大型事業で慎重な見方をされる可能性は否定できません。また、そのリスク評価をされていません。今後国と道との信頼関係への影響について、文書照会や協議を行った事実はあるのかお聞かせください。以上です。

答弁 町長

姉崎議員の再質問にお答えしたいと思います。まず、冷暖房の設置やボイラー等の更新に係る経費ですね、それについては今見積もり中でございますので、これが見積もりできまして、これから年明けでしょうか、議員協議会になるのでしょうか、そういったときに皆様に説明してまいりたいというふうに考えております。それから、職員の対応ですね、移動に時間がかかる、あるいは負担がかかるということなのですが、現在事務の関係についてはメールを利用して執務を行っております。電話もありますし、そういう面では一々庁舎に来なくても、私はいいのではないかと思っております。それと、決裁の関係も見直していかなければならないと思っております。今私も執務をして、この部分は副町長でいいのでないか、あるいは課長でいいのでないか。事務決裁規程というのがあります。それを見直しして、職員にあまり、毎回毎回町長の決裁を取らなくてもいい、それも内部で検討してまいりたいと考えております。それと、説明会を開かないかというご質問です。私は、就任直後NHKの取材がありまして、同じような質問をされました。今住民に説明会を開いて、きちんと庁舎賛成の方にも説明する必要があるのではないですかという質問を受けました。私は、今そういうことをすると、かえって町民混乱しませんかというふうにお答えしました。選挙間もない、選挙が終わって、私はそういう説明会を開く考えは持っておりません。年が明けてから懇談会、これは立派な意見聴取の機会であります。いろいろな意見、庁舎に特化したわけではありませんけれども、いろんな意見が出てきますので、私はそのときに丁寧な説明をして対応してまいりたいというふうに思っております。あと、これから国の補助金、そういったものに支障が出ないかというご質問ですが、私はないと考えております。これから私は、議会終了して、振興局、それから道に出向いて、今までの経過を丁寧に説明して理解を求めてまいりたいというふうに考えております。以上です。

質問 姉崎正弥

まず、庁舎建築についての1点目の費用の面です。先ほどの質問にかぶる部分がありますが、現庁舎を使用し続ける場合の改修、修繕費について、新庁舎建築の中長期的な費用比較ですね、こちらのお考えはございますか。2点目の意見聴取についてです。まちづくり懇談会で町民の意見を聴くとのことですが、それは全町的な意見聴取の機会になるとお考えですか。地域によっては、まちづくり懇談会を行わないということになっている地域もあると思います。また、その場ではどうしても発言しにくい方ももちろんいるとは思います。また、町長は選挙結果イコール住民投票的な意味合いを位置づけておられますが、これは法的、制度的な住民投票とは異なるというものであります。町長選挙は、町政全般を選択するものであり、単一事業であります庁舎建設の是非を確定させる制度ではありません。実際に約2,300名の建設賛成の意思を町民が示している以上、少数意見ではなく、明確な町民意思の一部です。理解しているはず、受け止めているはずという認識だけでは、説明責任を果たしたことにはなりません。選挙結果をもって町民合意が形成されたとする認識は、議会制民主主義の観点からも慎重であるべきではないかと私は考えます。3点目の国と道と合併特例債に関するものです。補助金等に不利益な影響はないとのことですが、合併特例債についてはどのように認識されていますか。合併特例債は、合併後15年以内という期間限定でしか活用できないという極めて有利な財源であり、今回の庁舎建設凍結により、その活用機会を失うこととなります。これは、単なる将来の検討事項ではなく、二度と取り戻すことのできない選択であります。にもかかわらず、そのメリットと喪失リスクを町民に十分説明した上での凍結判断を行ったとは言い難いのではないでしょうか。合併特例債を活用した場合と活用しなかった場合の町の財政負担の差について、町民に説明するお考えはあるかお聞かせください。

答弁 町長

姉崎議員のご質問にお答えしたいと思います。まず、修繕費のことについては、私どういうふうにお答えするか、今協議したいと思っております。次の質問で、住民投票と、それから選挙の関係です。これまで姉崎議員は、よく知っていると思うのですが、私議員の最中に住民投票は必要だというふうに訴えてまいりました。それは、よくご存じだと思います。それは、町長はそういう考えはない、そして議会の皆様も多数決で必要がないという結論に達しました。それがなければ、なければというか、住民投票をしなかったことによる最終的な結論が選挙なのです。私は、選挙というのは民主主義の根幹だと思っております。なので、住民投票も必要です。住民投票は、選挙の補完制度ですから、4年に1遍しか選挙はないということで、今回私は民意で庁舎は必要がないというふうに皆さんが、町民の民意、そういう決断してくださったと思っております。先ほど申し上げましたように、それに対する説明会を開くべきだということですが、繰り返し申し上げますが、今その時期ではないと思っています。そして、懇談会も地区によってはそれを希望しない地区もあるということですが、私は全部の地区に懇談会を開くように呼びかけてまいりたいと思っております。ただ、住民の声を吸い上げる機会というのは、何も懇談会や説明会ばかりではないです。パブリックコメントもありますし、それから町長への手紙、直接電話くださってもいいです。そういった機会をどんどん増やして、私のモットーとする声なき声、そういうものを拾っていきたいというように考えております。それと、国に対して負担というか、迷惑がかかっているのではないかということですが、これも先ほど申し上げましたように、私は国、道、それから振興局に出向いて今までの経過を説明して理解を求めてまいりたいと思っております。それと、先ほどの新築した場合とランニングコストを含めた場合の経費の比較ですね。これは、どの程度クーラー、冷房にかかるのかどうか。冷房もやり方によってはすごくお金のかかることもあります。私、先日管内の庁舎を挨拶回りに行ったときに、よく家庭にあるクーラーの室外機をつけてしのいでいるところが結構ありました。ですから、それはお金のかけ方ですよね。ですから、そこら辺をどの方法がいいのか、今比較検討して、なるべく予算のかからない効率的なそういう手法で冷暖房設備をしてまいりたいと思っております。以上です。

質問 姉崎正弥

先ほど町長からのご答弁の中で、まず1点目の庁舎の改修、修繕についてです。先ほどクーラーについての答弁がなされました。その中で、クーラーはどの程度のものを設置するのか、また使用の仕方次第でランニングコストが変わるとのご答弁でございましたが、そちらのクーラーももちろんのことですが、耐震化されていない庁舎を今後も使用し続ける以上、いずれ大規模改修が避けられないことは明らかです。新庁舎建築と現庁舎の改修の総事業費、維持管理費、耐用年数を含めた中長期的な比較検証を行わずに凍結判断をしたのであれば、それは財政的合理性を十分に検証したとは言えないのではありませんか。比較検討を今後行う意思があるのか、明確にお答えください。次の懇談会についてです。先ほどは、パブリックコメントや町長への手紙において、いずれ皆様に均等な機会があるという旨をお伝えいただきましたが、パブリックコメントや町長への手紙においては、やはり直接会って対話するという熱量というのはどうしても欠けてしまいます。また、現実に全ての地域で懇談会が開催されるとは限らず、地域によっては意見を直接表明する機会すら設けられない可能性があります。そうした中で、前任の刈田前町長は、庁舎建築の住民説明会を3度、違う時間に行っている前例もございます。加藤町長は、懇談会をもって町民の声を聴いた、説明責任を果たしたと言えるのでしょうか。また、庁舎建築に賛成してきた町民の中には、どうしても懇談会に参加できない、また発言がしづらいという方も少なくはありません。地域差や参加機会の偏りをどのように補完し、町民全体の意思をどのように把握するのか、具体的な手法をお示しください。以上です。

答弁 町長

姉崎議員の質問にお答えしたいと思います。まず、懇談会と説明会の関係性なのですが、私は先ほど申し上げましたように、今庁舎に特化した説明会を開くと混乱が生じるので、説明会は行う考えはありません。そして、全町的な懇談会、これから1月から2月にかけて行うわけですが、今懇談会を予定されているのが15の地区です。15の地区で、それ以外の地区の方にはどの懇談会でも参加してよろしいですよという呼びかけをしておりますので、これはもう全町的な網羅的な懇談会になると私は考えております。それから、もう一つ、修繕、それから改修したコストと、それから新築したときの場合の比較検討ということなのでしょうか。それは、比較検討はしておりませんが、クーラー、冷房設備ですね、それとそのほかにパソコンのサーバ一等の改修ですね、それを今積算中でございますので、どのぐらいになるかは今申し上げられません。ただ、新築する場合と改修では相当差が私はあると考えておりますので、以上お答え申し上げたいと思います。

質問 姉崎正弥

まず、懇談会についてです。他地区に参加してもいいとの旨を説明ございましたが、先ほども私申し上げましたとおり、やはり特に他地区となりますと、その地区で自分の意思を表明しにくいというものは、そのように言い難いというのは、その影響は免れないと思います。また、費用比較については、これは合併特例債を使用している以上、制度上は一度に町が全額を負担するわけではなく、住宅ローンのように徐々に徐々に資金を返していくという形でありますから、今回あったとおり費用の比較対象というのは十分にできるものと考えます。また、先ほどご答弁の中にはなかったのですが、耐震化の修繕、改修については、かなり高額なものが想定されるため、どちらのほうが実際に年間の会計からの手出しが多くなってしまうのかというのは費用比較されたほうがよいと考えます。以上です。

答弁 町長

姉崎議員の再質問にお答えしたいと思います。まず、湧別庁舎の耐震化と言われているのでしょうか。湧別庁舎は、私は耐震化する、今考えはございません。それと、合併推進債でよろしいですね。合併推進債は、先ほどの一般質問でもお答えしましたが、50%、後年度に国が普通交付税で面倒見てくれるのです。それと、その残、単独、町の持ち出しと比較すると、私は相当の差があると思います。というのは、今回のクーラー、冷房設備、それとコンピューターの関係ですね、それと比べると経費は、積算はしておりませんけれども、その経費と比べると少額であるというふうに見込んでおります。

質問 姉崎正弥

耐震化について、今のところ検討はないというご答弁でしたが、先日函館沖での地震もございましたが、今地震に対して何も準備はないというのは、中長期的に今の分庁制を続けていくお考えの加藤町長の考えの中では、あまりにも安全性に欠ける判断ではないのかなというものを感じました。なので、そちらの耐震化について、このまま耐震化の準備、また試算を上げぬまま費用比較を実施されるお考えなのかお聞かせください。また、懇談会についてですが、こちらも合併推進債というものが一度に町としては手出しがおよそ50%あるものではないというものを私承知しておりますが、それも含めて町民に正しく周知するということで、懇談会の場ではなく、別途説明会というものを設けられたほうがよいのではないかと考えていますが、町長のお考えをお示しください。

答弁 町長

まず、耐震化の関連でございますが、湧別庁舎とこちらの本庁舎の関連性ですが、先ほどもご説明して繰り返しになりますが、コミュニティセンターの一部を事務室に改修しておりますので、今湧別庁舎にある課をどの程度こちらに集約できるか、それは検討してまいりたいと思っております。それから、基本的な私の考え方は、総額59億円、今回の庁舎整備にかかるわけです。それが後年度に50%もらえるという話で、積算したら30億円は自分の懐から出さなければならないです。持ち出し、単純に考えると。それと、今回の改修費、比較すると、私は僅かな金額で、相当な金額で改修はできるというふうに考えております。

質問 姉崎正弥

また財政比較に関してなのですけれども、これが単年で全部収支が決まるものであれば、そのようなお考えもあるのかなとは私も思うところでありますが、こちらはあくまでも30年に分けて支払うものであり、30年に分けて返ってくる推進債であるというように把握しているところでございます。そこで、単年収支だけではなく、中長期的な財政健全化を考えるところであれば、やはり合併推進債を使用するべきではないのかなというように考えました。以上です。

答弁 町長

一連の姉崎議員の質問は、新築ありきの考えだと私は思っております。私は、今回は凍結するというふうに所信表明でも申し上げましたとおり、その議論というのは私はなじまないと思います、答えるのに。そうではないでしょうか。この質問を繰り返しても、私は今回の選挙で相当数の方が庁舎は反対ということに対して、私は庁舎を凍結すると言っておりますが、新たに庁舎をということは私は考えておりませんので、そのお答えは差し控えさせてもらいます。以上です。

再質問 姉崎正弥

再質問の中には、私言いましたとおり、町長を決める選挙結果が住民投票的意味合いと用いられていますが、制度的、法的な面を考えれば、それは異なるというのが事実でございます。そこで、住民投票が実際に実施される、また実施したい旨が出た場合は、町長としてはそれを受けられるというような考えでございますか、お聞かせください。

答弁 町長

仮に住民投票をやるとしたら、どれを争点に住民投票をやるのでしょうか。私は、今回、繰り返し申し上げます。選挙で民意が庁舎を凍結ということで判断したというふうに私は捉えて今までずっと説明しております。今住民投票をやると、どういう立場で、どういうことで、どういうふうな、選挙間もない期間にやろうとしているか、私は考えられません。反対にお聞かせ願いたいなと思いますが、私は議員に対して質問する権限がございませんが、それは私はそういうふうに考えております。以上です。

再質問 姉崎正弥

先ほども言いましたが、町長選挙はあくまで町政全般を選択するものであります。単一事業である庁舎建築の是非を確定させる制度では全くもってございません。また、過去に前議会において住民投票が否決され、町長選挙という流れになったというのは、先ほども町長がおっしゃってくださいましたが、今回改定されて、私新しい議員でもあります。前議会のことを持ち込まずに、今回は新しい議会、また新しい町長という立場でご発言をお願いしたいです。

答弁 町長

確かに選挙は、町政全般にわたってそれを争点に町民に選んでくださるのが私は選挙だと思いますが、私は今回最大の争点は庁舎を建てるか建てないかということを争点に皆様に訴えてまいりました。それで、今回選挙で感じたことは、役場庁舎に一回も行っていないという方が結構いらっしゃいました。出張所で足りる、そういう方もいらっしゃいました。そういう方を含めて、本当に私は今庁舎を建てる時期であるかどうかということも訴えてまいりましたので、それが今回の選挙に反映されたというふうに私は踏んでおります。以上です。

再質問 姉崎正弥

私は、あくまで制度的、法的なものであるという旨を伝えております。私たち議員含め、町の行政側も含め、公職というものでありますので、あくまで法的、制度的のものを遵守した中で活動するものであり、自分がどう思ったかどうかというのはあまり重要視されないと考えています。その中で、町長は繰り返し自分はそう感じたとおっしゃっていますが、それを法的、制度的な解釈を通じてどのように住民投票と町長選挙という区分をされるのかお聞かせください。

再質問 姉崎正弥

先ほど、大分前の時間になってしまいますが、病後児保育についてのご答弁がありました。その中で、必要性は既に把握していると。アンケート調査で子供の病気で仕事を休まざるを得なかった事例を把握している旨もおっしゃっていただきました。また、第3期子ども・子育て支援事業計画で年間延べ200人の利用要望を見込んでいると答弁されていましたので、ニーズが不明、要望が少ないという段階は既にないと考えます。また、検討すると実施するは大きく違います。計画では、提供体制を検討するとされていますが、検討は着手ではなく、共働き世帯、核家族化が進む中で先送りそのものが支援不足につながってしまいます。検討段階にとどめる理由が示されていません。制度要件の説明もございましたが、施設基準、人員基準、医師の確保、これらは全国どの自治体も同じ条件です。それにもかかわらず、多くの自治体、約6割の自治体が病後児保育を導入している実情もございます。また、私病後児保育に絞って一般質問させていただきましたが、病後児保育が最も導入しやすい入り口であるからでございます。病児保育に比べて利用依存度が低い、受入れ判断がしやすい、医療機関との連携負担が軽い、既存の保育施設の一部改修で対応可能なケースが多い、この4点を考え、病後児保育から病児保育という段階的導入が合理的かなと考えます。また、時間がかかるというのは理由にはなっておらず、子供は待ってくれない、保護者の就労環境も待ってくれない、今必要としている世帯にとっては今使えるかどうかが全てでございます。将来的に検討するというのは、町としての支援にはなりません。そこで、本町において子供の病気等を理由に保護者が休まざるを得なかった実情が存在すること、また第3期子ども・子育て支援事業計画において年間延べ200人の利用要望を見込んでいることが明らかになった今、これら病児、病後児保育事業の必要性について、既に町として把握している、認識している状況と考えます。一方で、答弁では提供体制を検討する一定の時間が必要との表現にとどまっており、具体的な着手時期や進め方については示されておりません。共働き世帯の増加や祖父母等の支援を受けにくい家族が増えている現状を踏まえると、病児、病後児保育は将来の課題ではなく、今まさに求められている支援であり、早急に取り組むべき施策ではないでしょうか。また、病児保育事業は医療的対応や人材確保の面でハードルが高い一方、病後児保育は症状が回復期にある子供を対象としていることから、比較的導入しやすく、既存施設の活用も可能であると認識しています。まずは、病後児保育事業から着手し、運営実績や課題を積み重ねた上で将来的に病児保育へと段階的に拡充していくことは現実的かつ合理的な進め方であると考えますが、この点について町長のご見解を伺います。あわせて、病後児保育事業について、いつ頃まで、どのような形で検討整理を進めていくのか、現時点で想定しているスケジュールや方向性があればお示しください。以上です。

答弁 町長

病後児保育についての質問でございますが、結論から申し上げますと、私は今検討する段階で、いつ頃着手して、どういう規模で、どういうふうにやるかということは考えてございません。今回のこの病後児保育というのは、非常に先駆的な事業でありまして、私もこれはいい政策だとは思っております。ただ、人的な問題、それから施設の改修等含めると、どのぐらいの規模の予算がかかるのか、あるいは本当に専門職、看護師、保育士が集まってくれるのかどうか、そういう不安も抱えております。と申し上げますのは、現在の町の保育所でも保育士が足りません。皆さんご承知のとおり、病院でも看護師を集めるのが大変だという実情がございます。その中で、新たにこの事業を展開するとなると、私は今の段階ではちょっと難しいかなというふうに考えております。それと、もう一つ、調査をしたら200人の方がこれを希望するということなのですが、この調査はあくまでもこういう事業があったら、あなたはこれを希望しますか、あるいは申し込みますかという調査でございますので、これを具体的にやる場合に果たして何人の方がそれの対象になるか。これは、これから調査してみないと分かりません。ですから、この事業に対するいろいろなこれからの問題、課題を含めて私はその面で検討してまいりたいと考えております。以上です。

再質問 姉崎正弥

先ほどありました病後児保育が先駆的な事業であるとの旨をお伺いしましたが、これは既に日本の半分以上である6割が導入されている事業であり、この地区で考えると先駆的ではございますが、日本全体で考えると先駆的ではないというものであります。ただ、この地域で考えますと先駆的であることから、今この町として導入することが周辺地域、もとより北海道内の移住者、定住者定着促進につながるのではないかというように私は考えます。また、今着手できないのは人的確保が不透明であるとのことですが、本町は悲しくも人口減少中でございます。これがさらに進む中で、将来的に人員が足りるというような確証はなく、早くから着手しないとますます人口が減っていく一方でございます。なので、早く着手し、実現性を高める、そして実績を高めることが本町にとって有益な、また移住促進に有効なものであるというように考えます。そのことから、早急に病後児保育事業に対して検討だけでなく実証、アンケート調査も含め、実際に行動を起こすお考えはあるかお聞かせください。

答弁 町長

議員のおっしゃるとおり、全国で6割という話ですが、道内においてはやっぱり先駆的事例かと思っております。オホーツク管内でも紋別市、それから北見市、網走市の3か所しかやっておりません。というのは、それなりにやはりハードルが高いというのが現実だと私は考えております。それで、先ほど申し上げましたとおり、これをいつやるか、あるいは細かい調査をしなければならないということでありますが、今私は検討の段階であって、さらに一歩踏み込んで、これをすぐ進める考えはございません。

出典:湧別町議会 令和7年第4回定例会 2025年12月16日 議事録 PDF(25ページ) 間違いを知らせる