八雲町議会 令和2年第3回定例会 2020年9月10日
サランベ川対策について
2020年9月10日、八雲町議会の一般質問で、佐藤智子議員が「サランベ川対策について」質問し、町長 岩村克詔が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤智子 議員
- 答弁者
- 町長 岩村克詔
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 佐藤智子
議長。佐藤。
質問 3番 佐藤智子
それでは、一つ目の質問に入らせていただきます。1、サランベ川対策について。サランベ川には砂防ダムが3か所もあります。正確に言えば、治山ダム一つと、砂防ダム二つであります。砂利がそこでせき止められて、下流に流れていかないため、川底が削れて、掘れて、崖ができています。大変、危険であり防災上問題あると思います。大雨被害が頻発する昨今、町道や農地にも影響が及ぶと考えられます。海の汚染にもつながり、水産資源の死滅も招きます。これらを守るためにどのような対策をどう考えていますか、お伺いいたします。
答弁 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
議長。町長。
答弁 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
それでは佐藤議員の、一つ目のご質問に、お答えいたします。この質問の主旨は、従来、防災用に建設された砂防ダムが、目的とは相反し、砂利の流下をせき止めることで河床の低下を招き、それが要因で、大雨のときには河岸を決壊させ、被害を広げる恐れがあるとのご指摘で、その対策についてお答えいたします。本事案については、以前より議論されており、平成 25 年3月に、砂防ダムと河川を管理する北海道函館建設管理部と八雲町が事務局となり、学識経験者、町内関係団体、流域住民代表にて構成された、砂蘭部川河床低下対策検討委員会を設立し、平成 28 年7月までの計9回に及ぶ議論を重ね、その結果を北海道函館建設管理部に提言しております。その提言の内容ですが、ダムに切り込みを入れて、溜まっている土砂を下流に供給するスリット化を行うとともに、河床低下部分には、石材での被覆や袋型根固めの設置等を行い、流下する土砂を補足・堆積させることで、河床の安定、回復を図るものとなっており、すでに工事は、平成 28 年度より実施されており、一部スリット化にも着手しております。なお、本事業については、スリット化することで、土砂を下流へ供給することから、汚濁水の流出やダム周辺の崩壊などが懸念されるため、段階的に切り下げていくこととしていることから、多少時間はかかるものとなっております。以上のことから、議員が懸念されております、町道、農地への影響や、生物環境についても、改善されていくものと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。
質問 3番 佐藤智子
議長。佐藤。
質問 3番 佐藤智子
議会ではこれまでも、三澤町議や赤井議員が重ねてこの質問を取り上げてきたという経過もあり、そのこともあって、そういう検討委員会等も作られ、そして工事にも着手されたこととは思います。今年の8月 20 日付けで、函館建設管理部八雲出張所から、砂蘭部川河床低下対策についての報告という文書も、その関係者に届いているということでございます。そこには今年3月 27 日に1号砂防ダムにスリットを入れたという経過が図面入りで載せられており、やっとスリット化に着手したということで、喜びもあるんですけれども、時間がかかりすぎているし、余計な工事もどうやら入っていると思われます。今回行われたスリット化は、当初計画では4m切り下げるということですけれども、やっと 0.5m、50 ㎝切り下げられたということで、幅としては、幅というかスリットの横長ですけれども、それは5mだと思うんですが、50 ㎝のスリットだと全然川上から川下のほうにですね、石とか砂利とかが流れていくものではないんですよね。それで段階的にやっていくというのはわかります。そして今年度1mまで切り下げをすると。渇水時期だから冬場になるんですけれども、今年度中には行うというふうに建設管理部も言っていますけれども、二つあるうちのまだ一つしか手を付けないということも私は問題があると思うんですが、早急にですね、2号砂防ダムのほうも手を付けるべきだと思うんです。それで道のやることですから、町で勝手に事を進めるわけにはいかないんですけれども、やはり町の強い要求によって動かしていくものだと思いますので、今言った私の2号ダムにも早急にという要望ですね、町としても強く上げていただきたいと思うんですがいかがでしょうか。
答弁 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
議長。町長。
答弁 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
佐藤議員ですね、このサランベ川の河床低下ということで、先ほど申したとおりですね、平成 25 年から検討委員会を作って、道のほうに提言をして、今、道のほうが予算を付けて始めてきてるということであります。先ほど話したとおりですね、そのスリット化をすることで影響等々あるという話もありますので、その辺は私専門家ではありませんので、これは北海道のほうにさらにですね、さらにですね、下床化を進まないようにという要請活動はこれからも引き続きですね、やってまいりたいと思いますので、ご理解をいただきたいと思います。
質問 3番 佐藤智子
議長。佐藤。
質問 3番 佐藤智子
実際見に行ってきましたけれども、2号砂防ダムのスリット化がまだ手の付けられていない、2号砂防ダム、つまりサランベ橋に近い側のほうが深く掘れている状況であります。それで、粘土状の川底になっていますので、どんどんどんどん削れていくという状況で、岩盤もあらわになっていて、サケマスが産卵できる場所がどんどん減っているということで、資源化にも影響があると思われます。町長の答弁も十分わかるんですけれども、もちろん土木関係の部署であれば、私以上によくわかっているのではないかと思いますけれども、さらにですね、近隣住民とも十分話し合うような機会は、今後も函館建設管理部と、地域住民とそして役場とで今後も話し合う予定はあるんでしょうか。
答弁 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
議長。町長。
答弁 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
佐藤議員ですね、先ほど申しあげたとおりですね、平成 25 年から長年にわたってですね、議論してまいりました。その提言について、北海道建設管理部、道のほうに要請をしたということで、道のほうもそれを踏まえて今工事を着手していると聞いております。ただその先ほど申したとおりですね、スリット化をすることによってまたいろんな影響もあるということで、時間を見ながら、また環境を見ながら工事を進めていると聞いておりますので、これからまたそういう協議会を立ち上げるということは考えていませんが、これからも町としてもしっかりとですね、北海道のほうに要請活動をしながらですね、河床が下がらないように、また早めにできないかということもですね、ただ先ほど言ったとおり、早くやることによっていろんな影響があると聞いておりますので、私はそれについては川については北海道のほうがプロでありますので、北海道開発建設部としっかりとですね、町のほうとも摺り合せしながら要請活動をしていくということに変わりないと思います。
質問 3番 佐藤智子
議長。佐藤。
質問 3番 佐藤智子
その心配していることというのは、スリット化を急激にやることで、流木ですとか土砂ですとかが、下流に流れて行ってそのまま海の汚染につながるのではないかという心配だと思いますけれども、それに相違ないですか。
答弁 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
議長。町長。
答弁 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
佐藤議員ですね、先ほどから言っているとおりですね、私は川の専門でありませんので、これは北海道が管理している川であります。これについては北海道が研究も長年して来ていると認識していますので、私はその影響があるというのはどのような影響があるかは想定はできませんので、それは聞いているとおりお答えしていますので、ご理解をいただきたいと思います。
質問 3番 佐藤智子
議長。佐藤。
質問 3番 佐藤智子
しかしですね、その影響が及ぶのは八雲町民なんですよ。サランベ橋も町の管轄ではないんでしょうけれども、川底が削られることによって、橋脚があらわになり、近隣の住宅も影響が及ぶのではないかという報告もあります。また、橋に影響があれば道路を走っている車にも影響が出てくるということでありますし、また実際、農地が削られているという現実があります。サランベ川が水道事業に関わっていた頃に通していたパイプが、その頃は川の底と同じくらいの高さだったのに、今は3mから4mも上のほうにあるということを元酪農をやっていた方からお聞きしました。それでどんどんどんどん削れているわけです。そういったことでもっと危機感を持つべきではないですか。
答弁 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
議長。町長。
答弁 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
これはですね、自然のものでありますので、それについては先ほどから言ってるとおり、管理をしている北海道とですね、協議をしながら災害のないように、これから進めてまいりたいと。ただ、この川も自然というのは我々子どもの頃から見ている川や海も変わるというのは変わってきます。ただそれについても人災やいろんな被害がないように、これからもですね、北海道と十分に協議しながら町も要請活動をしてまいりたいと思いますので、ご理解をお願いいたします。
質問 3番 佐藤智子
議長。佐藤。
質問 3番 佐藤智子
それで地元の川だけでは、よく現状がわからないと思いますので、せたなの事例をご紹介しますと、せたなでは砂防ダムがある川が、代表的な川が二つありまして、一つは、良瑠石川という川でございまして、本流に砂防ダム2基、支流に2基で全部で4基砂防ダムがあるということで、これはですね、全部スリット化をされているということです。それでやはりですね、4、5年はかかったということですね。全部やるのにはね。だからそれなりの時間はかかると思うんですけれども、そこは 2000 年までは、全然鮭がいなかった川だそうです。飼育もしたことがなかった川ということですけれども、地元の漁師さんが水産庁にもかけ合って、鮭の飼育を始めたらどうだということで始めたと。それでわずか3年目で川に鮭があふれたと。それで今では数千匹から1万、2万というほどの天然の鮭が見られるというお話であります。あともう一つはですね、最近そのスリット化が完了したという川が須築川という川でございます。そのスリット化はですね、8m、垂直でスリットを入れたということで、あまりスリットが高いと魚が越えていけないんですけれども、その須築川では、川底と同じだけスリットを入れたので、魚が自由に行き来できるということなんですよ。それで、初めはですね、八雲もそうなのかと思いますけれども、魚が通る魚道というのを作ればそれで水産資源が蘇るんじゃないかって考えられていたそうなんですけれども、その魚道というのは、やはり魚が通ると考えると狭いものなんですよね。そうするとその流木やら意思やらが挟まってしまって、魚が通るどころではなくなると。それでその魚道を作るのを辞やめて、スリット化に進んだということなんですよ。それで地元のせたなの漁師さんに聞きましたらですね、今は鮎も泳いでいるし、非常に野生の鮭がすごい数登ってきて、サクラマスも産卵できない状態だったのが、今では産卵できる状態になっていて、その状況を見て大変感動したというお話なんです。ですから、急激なスリット化は海を汚すんじゃないかという、そういう危惧は当然あるとは思いますけれども、他地域に学んで、是非ですね、そのせたなの須築川も見に行って、関係者にもお話を聞いて、それで八雲のサランベ川にぜひ活かしてほしいと思うんです。八雲も地元の水産業者がいいよと言わないとなかなか難しいことだとは聞いていますけれども、そのせたなの川から学べばですね、自ずとそっちの方向に進んでいけるのではないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。
答弁 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
議長。町長。
答弁 町長 岩村克詔(町長は2025年9月まで)
佐藤議員ですね、先ほどから私が言ってるとおりですね、私は川の専門ではありません。ただ聞くところによるとですね、川もですね、いろんな地域があり、その中に水質、さらにそこに川の土の質、勾配、水量、いろいろと変化しているそうであります。せたなで同じことがですね、このサランベ川で成功するかは私はわかりませんので、それは専門家の人がですね、北海道がですね、河川の管理をしていますので、その辺は専門家と協議をしてこのサランベ川の対策というのはですね、やるべきだろうと思っていますので、私がそちらのほうに行って学ぶというよりは、やはり北海道と十分協議をしながら、このサランベ川はスリット化並びにですね、河床が下がらないように自然との闘いでありますけれども、しっかりと町としても北海道と協議してまいりたいと。そういう思いでありますので、ご理解をお願いいたします。
質問 3番 佐藤智子
議長。佐藤。
質問 3番 佐藤智子
自然まかせにしておけないんです。町長より私のほうがよっぽど川のことなんて知らないんですよ。だけども、今急激に削られている川をね、蘇らせるために一緒に考えていこうという呼びかけなんです。是非ですね、スピード感を持って、危機感を持っていただきたく、町長もね、川を見に行く機会はこれからあると思いますので、是非その目で見てね、判断材料にして、そして道にも積極的に提言していただきたいと思います。答えは同じだと思いますので、もういいです。危機感を持ってください。
質問 3番 佐藤智子
議長。佐藤。