洞爺湖町議会 平成26年12月会議 2014年12月16日
洞爺湖町まちづくり総合計画と地方創生について
2014年12月16日、洞爺湖町議会の一般質問で、佐々木良一議員が「洞爺湖町まちづくり総合計画と地方創生について」質問し、町長 真屋敏春、企画防災課長 鈴木清隆、副町長 八木橋隆、農業振興課長 杉上繁雄が答えました。
- 聞いた人
- 佐々木良一 議員
- 答えた人
- 町長 真屋敏春、企画防災課長 鈴木清隆、副町長 八木橋隆、農業振興課長 杉上繁雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 6番 佐々木良一
今回は、洞爺湖町まちづくり総合計画と地方創生についてということで質問したいと思いますが、まずその前に、ちょっとおわびと訂正をお願い申し上げますが、中段から下のほうで、①地方創生に対応する対応づくりとありますが、これは地方創生に対応する体制づくりということで、訂正をお願いしたいと思います。よろしくお願い申し上げます。それでは、まず地方創生、先ほど大西議員からも質問がございましたけれども、なるべくダブらないように質問をしていきたいなというふうに思います。この地方創生、地方を元気にする、活性化をさせるという大変響きのいい言葉でございまして、これは本当に私どもも、地方の時代と言われながら、ようやく政権が本腰を入れて地方を元気にする方策を取り組むのかなという期待をする反面、今まで歴代政権が取り組んできた地方活性化策というものは多岐にわたっているわけでございます。田中内閣の列島改造論に始まって、田園都市構想、あるいはふるさと創生事業、いろいろなことを歴代内閣はやってきたわけでございますけれども、東京一極集中、地方の衰退というのはとまらなかったわけでございます。地方が主役と言ってきたが、そうなったことなど一度もないというふうに担当の石破大臣が言うぐらい、やはり東京一極集中というのはとまらなかった。これは明治維新以来、連綿と積み重ねてきた日本の、ある意味で経済復興を成し遂げた中央集権体制、その象徴として、総務省が仕切る地方交付税のシステムというものがあるわけですけれども、今、世界先進国の中で、これほど強力な中央集権国家というのは日本しかありません。一番新しいところでは、お隣の韓国も中央集権体制というのが既に崩れているわけであります。欧米諸国は合衆国、あるいは共和国、あるいは連邦政府、皆さんそれぞれ地方がある程度の国家機能を持った総合的な国家づくりというのをやっているわけでありまして、私は、この地方創生が最終的に実効を上げるには、やはり一部の財源の移譲だとか、それから権限を少し委譲するといった中で、なかなか成果を上げきれないのではないかなというふうに思っておりますけれども、しかし、東京オリンピックが決まって、今まで東京一極集中がさらに人口の動向、経済の動向、東京一極集中が東京オリンピックによって加速しているという、この現実があるわけでございます。したがって、政府もそういういろいろな細かい資料を見ながら、今回、このまま東京一極集中が続くと、国が衰退するのではないかという強い危機感が今回の地方創生の根底にあるわけで、今回のやり方は歴代内閣がやってきたやり方とは全く違う国家プロジェクトとして成し遂げたいという強い認識があるようでございます。細かい質問に入る前に、まずこの地方創生ということに対して、町長はどういう受けとめ方をされているのでしょうか。イメージも含めてお願いをしたいと思います。
町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)
今、議員がおっしゃられたとおり、官僚による中央集権、これがしばらくの間続いてきたのかなという感がいたします。今回、政権与党のほうで新たな地方創生なるものを新たにつくり上げてきたわけでございますが、この間、11月5日でしたか、ジオパークを今後、国として支援していくということの中で、議員連盟が立ち上がったと。そのとき、私も同席させていただいたわけでございますが、当初は議員各位のいわゆる熱意というか、今後、法制度をしてまでもこれを成し遂げるのだという思いで、私ども、強い期待を持ちながら出席をさせていただきました。行ってみると、内閣府、総務省、国土交通省、あるいは経済産業省、環境省、文部科学省、いろいろな省庁の役人の方がお見えになって、かなり高いレベルの役職の方々ばかりでございます。局長さんですとか、あるいは審議官ですとか、あるいは課長さんですとか。皆さん、その説明で言っていらっしゃったのは、私どもの省庁ではジオパークに対してこういうふうな支援制度ができます、こういう枠の中で支援ができます、そういうことを各省庁の皆さんおっしゃっておった。これは予算の省庁の分どり合戦でないかなという思いもさせられてきたところでございますが、本来の地方創生は、地方がみずから考えて、みずから元気を出すようなことに対して、国のほうは支援をすると、政府関係者はそのようにおっしゃっておったので、そういうふうになるものだとばかり思って、実はその会合に出席したわけでございますが、どうもふたをあけてみると、まだ、それこそ中央集権といいましょうか、そちらのほうの力が根強いのかなと。本当にこれで地方のほうに、末端のほうまで来るのかなという感が実はしていたところでございますが、私ども、今回の地方創生大臣、そして地方創生法案も二法案通ったわけでございますので、地域がやはり元気が出るような施策を講じていかなければならないなと。そのためには何ができるか。先ほどの議員の中でも申し述べさせていただきましたけれども、私どものまちは観光産業を主体として、農業、漁業があると。その産業のどれ一つをとってもすばらしい産業だというふうに自負しておるところでございまして、この産業を何とか伸ばしていきたい。幸いなことに、100℃の温泉井もできました。それを他利用、いわゆる2次利用できるような方策もただいま検討を、これから十分進めていかなければなりませんが、妙案としては何案か持っておりますけれども、これも宝の山プロジェクト協議会を立ち上げて、その中でしっかりもんでいかなければならないなというふうにも思っております。さらには、ジオパーク、これを何としても、世界ジオパークの第1号認定地域でもございますので、これを日本国内はもとより、海外のほうまで発信していかなければならないかなと。今、ジオパーク推進課のほうでは、洞爺湖温泉の情報館のほうにおきまして、日本ジオパークのそれぞれ特色ある地域の産物を展示させていただいております。これは恐らく日本のジオパーク推進委員会のほうでは初めての取り組みかなというふうにも思いますけれども、いろいろな面で当地域をアピールしていくようなもの、それがすなわち地域活性化につながるようなものにしていきたいなというふうに考えているところでございます。
議員の質問 6番 佐々木良一
いろいろな意味で、今回は地方創生に私どもも大きな期待を寄せるわけでございますが、この地方創生の基本方針、先ほど前段の議員の質問でもありましたように、地方が成長する活力を取り戻して、人口減少を克服するということとあわせて、若い世代の就労、結婚、子育ての希望を実現し、東京一極集中に歯どめをする、あるいはばらまき型、省庁縦割りを排除する、それから、地域の効率的、効果的なシステム構築を図る方向にあわせた税制、地方交付税、社会保障体制を検討する、これらが本当の意味で地方に役立つように改定されるかどうかが大きな課題だと思いますけれども、その最後に、地域の自主的な取り組みを基本とし、国が支援をする。まさしく今、町長が言われたように、これは国がつくってくれるわけではなくて、地域の自主的な取り組みを尊重し、国が支援する。この支援することは、自由度の高い交付金制度の創設。自治体の判断で柔軟に地方創生関連事業に使える交付金を創設する。しかし、これはばらまきではありませんよと。事業計画の内容によって、やる気のあるところに交付をいたします。ある意味では、地方の力が試されるといいましょうか、自治体の力が試されるわけですね。全国市町村、同じテーブルに並べて評価をされる、ある意味で競争の時代に入ったわけです。それだけに、これに取り組む体制づくり、それから、その出された内容、こういうものがある意味で地方創生によって非常に元気がつく地方と、この取り組みに失敗したためにさらに落ち込む自治体と、格差がつくのではないかというふうに言われております。そういう意味では、これは大変危機感を持って、本当に真剣に英知を結集して取り組まなければならない課題だなというふうに思っております。ですけれども、今、町長が言われたように、このまち・ひと・しごと創生法においては、今年度末までに国が基本計画をつくり、そしてそれを勘案して都道府県が基本計画をつくり、都道府県の計画を勘案して市町村が計画をつくる、これはまさしく何ら変わらない今までのやり方でないかなという気はいたしますけれども、しかし、都道府県の計画づくりを待つのではなくて、やはり今まで洞爺湖町が積み重ねてきた歴史と、それから、今持っている課題を解決するための独自の体制づくりというものが今求められているのではないかなというふうに思うわけでございます。そういう意味で、地方創生に対応する体制づくりとまちづくり審議会の役割ということで質問したいと思いますが、洞爺湖町も合併して、あと2年で第2期総合計画をつくらなければなりません。地方創生も中長期の計画でありますので、これを同時に進行させていくのか、あるいは、地方創生関連だけをまず優先して先につくっていくのか、この辺についてまず伺いたいのと同時に、この体制づくりというものをどうしていくのか、伺いたいと思います。
町の答え 企画防災課長 鈴木清隆(企画防災課長は2017年3月まで)
地方創生に対応する体制という部分でのお話かと思います。まず、市町村の地方創生戦略の施策については、平成27年度中に作成し、国に提案することとなっております。施策の作成につきましては、今後、北海道を通じて内容等が示されることとなっておりますが、現在、庁舎内において検討しているところでありまして、先ほどもお話ししたとおり、来週明けから洞爺湖町人口減少問題対策本部を設置し、また、職員によるプロジェクトチームを設置して、取り組んでいかなければいけない項目等を検討していくことになっております。今後、北海道を通じて内容が示されるところですけれども、この最終案が作成された時点で、まちづくり審議会に諮り、検討していただくこととしております。この部分は平成27年度で地域創成の戦略の内容を出していかなければいけないという部分、そういう部分でそういうお諮りをするとともに、今回の事業に関しましては、国の創生戦略の数値目標という部分が、基準となっているのは国勢調査の数値が基準となっております。来年、平成27年度は国勢調査が行われる年でございまして、その調査結果に基づいて、5カ年計画としての5年ごとの進捗状況を国は精査していくものと思われております。そうした中で、第2期のまちづくり総合計画は平成29年度からとなっておりますので、総合計画の中にも総合戦略の内容が盛り込まれることと考えております。
町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)
今、担当課長のほうから、プロジェクトを立ち上げて、そしてその結果が出た後、まちづくり審議会にというお話でございましたけれども、実際には、細かい話になりますけれども、いわゆる今、プロジェクトを立ち上げます、素案をつくっていこうと思っています。その中では、当然、まちづくり審議会ともタイアップしていかなければならないなというふうに思っております。答えが出てからかけるのではなくて、一応経過の中でも協議をしていかなければならないなというふうに思っているところでございまして、先ほど議員がおっしゃられた地方創生会議が先なのか、あるいはまちづくり審議会と同等レベルですり合わせをしていくのか、またはまちづくり審議会が後になるのかという問題の中では、私どもは一応同等のレベルで話し合いの場を設けていきたいなというふうに考えております。
議員の質問 6番 佐々木良一
今ちょっと気になった答えが課長から答弁されましたので、私もちょっとどうかなと思ったのですけれども、この地方創生の総合戦略の策定は、首長や議会だけでなく、住民が参加しないとうまくいかないというのは、石破大臣がインタビューのときに答えている言葉ですね。まさしく住民と行政、議会が一体となってつくり上げなければ、行政だけでつくっていくというものではない。これは絶対うまくいかないというふうに言っているわけです。そういう意味では、洞爺湖町商工会の地域活性化特別委員会からの提言書もいただいておりますし、あるいは洞爺地区の地域振興検討会からの提言もいただいております。そういうものとあわせて、やはり中長期とはいえ、短期のものもあるわけですから、まちづくり審議会で並行して、先に審議するものは議論を進めていくというやり方が必要ではないかなというふうに思いますが、その点はいかがでしょうか。
町の答え 企画防災課長 鈴木清隆(企画防災課長は2017年3月まで)
議員お話ししているとおり、商工会から提案されている部分、また、洞爺地区のほうから出ている部分、今検討しているところです。そうした中で、総合戦略の部分に関してまとめて、そして機会あるごとに審議会等とも話をしながら進めてまいりたいと考えております。
議員の質問 6番 佐々木良一
洞爺湖町の商工会地域活性化特別委員会からの提言をいただいたわけですけれども、私は直接そこで傍聴したり聞いていたりしたわけではございませんけれども、いろいろなことを伺うと、それぞれ専門部会に分かれて、非常に熱心な議論が闘わされて、本当に貴重な時間を、週に2回も委員会を開くとか、集中的にされていた。洞爺地区の検討委員会も同じですけれども、そういう住民の皆さんがまちづくりに関して本当に非常に熱い思いで議論をする場、こういう姿こそが本当にそういう意味ではまちづくりの基本的な姿だと思うのです。ややもすると、ある程度庁内で検討した、できたものを委員会なり審議会にかけるというやり方が従来の行政の進め方だったわけですけれども、今、町長言われたように、それはできた結果をもってかけるのではなくて、並行してやっていくということでございますので、ぜひともそういう意味では、そういう並行して、早い段階で、まだ素案の段階で、やはりそういう審議会に諮っていく。しかし、その審議会に諮る前段として、私、以前に申し上げたことがあるのですけれども、まちづくり審議会に専門部会をつくってはどうでしょうかというお話をしたことがあります。少なくても次の総合計画には1年程度の専門部会の細かい検討、そして、その専門部会のある程度のまとまりを受けて、まちづくり審議会で1年程度の議論を深めていくということになれば、2年は必要なのですよね。そういう意味では、ちょうど地方創生とあわせて議論がスタートされなければならない。特に子育て世代、若者の定着、雇用の充実、拡充といったことについては、やはりその立場にある人、教育も含めて、その立場にある人の意見というのは非常に大切だし、やっぱり重く受けとめて取り上げていかなければならないと思うのですよね。そういう意味では、専門部会の設置というふうなことについては、前回は検討しますというお答えをいただいておりますので、その後どうなっているのか、ちょっとお伺いをしたいと思います。
町の答え 企画防災課長 鈴木清隆(企画防災課長は2017年3月まで)
まちづくり総合計画の部分でありますけれども、今年度2回、まず審議会のほうで会議を開いているところであります。過去8年間、事業を行ってきた中での反省等、示されている中で、今後の取り組みとして、もう2カ年しかない第2期のまちづくり総合計画の中で、部門ごとで町民からの意見を多く伺う機会を設けて、新しい総合計画を作成していくという形で進めております。
議員の質問 6番 佐々木良一
今ちょっと具体的に専門部会の設置というのはどういうふうにお考えなのでしょうか。
町の答え 企画防災課長 鈴木清隆(企画防災課長は2017年3月まで)
今年度3月までに、そこの部分、審議会と検討して、専門部会を設けてお話を聞くべきなのか、また、各まちづくり総合計画の中ではいろいろな部門がございますので、その中の関係者の方々からお話を聞いて決めていくのか、そこら辺は3月までには決めていきたいと考えております。
議員の質問 6番 佐々木良一
今までの全体的ないろいろな審議会だとか、委員会だとか、検討委員会とかというものの構成メンバーというのは、どうしても各種団体の長の集まりが多いのですよね。自治会連合会、あるいは商工会の会長さん含めて、団体の長の人の集まりが多いので、やはり本当に現場のといいましょうか、今、身につまされている課題をどうしていくか、あるいはそういう希望をどう取り上げていくかという、そういうものについては、やはり団体の推薦ということでなくて、いろいろな形での人材の活用というのは必要ではないか。そういう意味では、隠れた人材が相当数いるのではないかなというふうに思っているのですけれども、そういうことも含めて、民間の活用というのは、今回、非常に大きな体制づくりのテーマではないかなというふうに思うのですけれども、民間の活用ということについてはどういうふうに思っておりますか。
町の答え 企画防災課長 鈴木清隆(企画防災課長は2017年3月まで)
先ほどお話ししました第2回のまちづくり審議会の中でも、今後の新しいまちづくりの計画の中で、やはり会の代表だけではなく、地域の方々、そういう経済関係とかそういう方々の多くの意見を聞きたいというお話をしておりました。そうした部分では、審議会の中だけではなく、各産業部門や、また、一般公募もいらっしゃいますけれども、そうした部分で広くご意見を聞く機会を設けて、新しいまちづくりをつくっていきたいということで、審議会の中でも決まっております。また、商工会のお話も出ておりましたけれども、そのときにも、やはり商工会で今いろいろとまちづくりに関してお話ししている部分、そういう部分も審議会の中でまた聞き入れて、多くの意見を聞いて、新しい政策としてつくっていきたいという形に進めているところであります。
議員の質問 6番 佐々木良一
ぜひともそういう形で進めていただきたいなと思うのですが、今回の地方創生の中で、大きな柱が若者定住、それから雇用機会の増といいましょうか、雇用の創出、教育ということがございますね。特に今の若い世代で、やはり洞爺湖町の子育ての環境が十分でないというような認識を持っている方が非常に多いわけです。ですから、そういう人たち、特にこれから若者を定住させていくという中においては、若い人の意見もやっぱり十分取り上げていくような、くみ上げていくような体制づくりというのは必要だと思うのですけれども、その辺はどのようにお考えでしょうか。
町の答え 企画防災課長 鈴木清隆(企画防災課長は2017年3月まで)
一つには、今お話の中では、町外からこちらに働いている人方、そういう部分のアンケートを以前にとったこともありますし、現在、まちの中で町外から働きに、活躍されている方のご意見等、いろいろ聞く機会があるかと思います。また、特に若い方、農業、また、漁業のほうにもいらっしゃいますし、観光のほうにも若い方がおりますので、そうした産業別の中で、若い方の意見を取り入れられるような機会を設けてまいりたいと考えております。
議員の質問 6番 佐々木良一
ぜひともそういうふうに体制づくりの中で配慮していただきたいなというふうに思います。やっぱり一人でも多くのそういう若い世代がまちづくりに関してそのまちでいろいろな方との議論を深める、そのこと自体が将来的にはまちづくりの核となっていく人材の育成につながっていくというふうに思うのです。そのときの議論だけではなくて、将来的にまちの大きなエネルギー、財産になっていく、人材の育成につながるというふうに思われますので、その辺をひとつ配慮した取り組みを進めていただきたいなというふうに思います。シティマネージャー制度については、先ほど大西議員の中にありましたので、これは割愛をさせていただきたいと思いますが、このシティマネージャー制度の人数そのものが非常に少ない人数ですから、これはなかなか厳しいものがあると思いますが、しかしながら、それ以外の、国のこういうマネージャー制度以外の民間の活用、そういうことをもっと別な角度から考えていく必要が私はあるのではないかなというふうに思います。一つには、今、この主なまちづくり計画もそうですけれども、地方創生も、企画防災課が窓口になってやっておりますね。この近年、異常気象によって大雨の災害、あるいは火山の噴火、そんな中で、防災計画の見直し、こういったものについては国や道から相当な計画の見直しの再提出といいましょうか、これは相当企画防災課の中でもエネルギーをとられているのではないかなというふうに思うのです。そういった中で、今度新たに大きな計画づくりが入ってくるわけでありますから、今の企画防災課のスタッフをさらに充実させるような、そういう体制づくりが考えられないものかどうか。先ほど大西議員は、地方創生課を別につくったらどうかというようなお話もありましたけれども、スタッフをどう確保していくか、あるいは、専門的な知識を持った民間人をそこにどう取り入れていくかという考えはいかがなのでしょうか。
町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)
議員ご指摘のとおり、ただいま企画防災課のほうにおいては、防災の関係、あるいはこの地方再生、あるいはまちづくり、いろいろな懸案事項を抱えております。4月の機構改革、あるいは人事異動になろうかと思いますが、できればその前にでもとも思っておるのですが、今、二、三、ちょっと検討していることがございます。特に防災の関係については、防災のエキスパートといいましょうか、防災知識にたけた人、こういう人を何とか私どものまちのお手伝いをしていただけないだろうか。ただ、残念なことに、自衛隊さんだとか、あるいは消防というよりも国のほうということになると、地域の地理感というのがなかなか非常に厳しいというものもございますので、できれば町内の方でもそれに才たけた人だとか、こういう方もおりますので、そういう方面もかみ合わせながら、今検討しているところでございます。また、地方創生、あるいはいろいろなアイデア、先ほども前段の議員の中で申し述べさせていただいたのですが、今までのやり方では、本当に私どものまちも取り残される可能性があるということを本当に危機感を持っております。そんな中で、今、職員、一生懸命頑張っていただいておりますが、今以上に、いわゆる能力の向上、あるいはいろいろな、例えばアイデアですとか、あるいはいろいろなノウハウを幅広く持てるような、そういうふうな職員になれるよう、職員の向上にも努めてまいりたいなというふうにも思っております。中には本当にすばらしい、国の官僚に出してもおかしくない職員も私どものまちにはいるわけでございますが、そういう職員が何人もふえるような、やっぱり対策、組織づくりといいましょうか、そういうものもしていかなければならないなというふうにも思っておりまして、こちらのほうにもやはり力を注いでいかなければならないなというふうに考えております。
議員の質問 6番 佐々木良一
道の職員派遣制度もありますし、国ももちろんあるわけですけれども、そういう行政の派遣だけにとどまらず、やっぱり民間の活用というのは非常に大事だと思うのです。杉並区の区役所などは、民間ボランティアが役所で一緒に机を並べながら仕事をしているというような状況もあるようでございますので、やはり職員として採用するということ以外に、やはり役場の庁内で一緒に民間の人も含めて仕事をするという体制づくりも、ある面では頭の切りかえとして大事なことではないかなというふうに思いますので、ぜひともその検討もお願いしたいなと思いますし、あわせて、今、優秀な職員がいると。もちろん私はこのことは大事なこと、庁内の職員の資質を高めるということは大事なことだと思いますので、やはりアイデアを出して、取り上げられる体制づくり、これはただ意見だけを取り上げるのではなくて、きちっとそれに対して評価をする。給与の査定というところまでいかなくても、少なくともボーナスの査定か、それから、勤務評定といいましょうか、ある程度何か、民間だと社長の報賞制度とか、いろいろあるのですけれども、今回、個人的に、自分の課を離れても、自分の課の中だけでなくて、洞爺湖町全体に対するアイデアを出した職員というのをきちっと評価をしてあげて、それを例えば広報などで取り上げていくと、そういう制度づくりも大切ではないかなというふうに思うのですが、いかがでしょうか。
町の答え 副町長 八木橋隆(副町長は2015年9月まで)
今、議員お尋ねのことは、人事評価、地方公務員法の改正によりまして、公務員においても人事評価を実施して、それに見合った給与と申しますか、そういう手当等も考えていくべきだということで、当町もことしの4月から、管理職だけですけれども、まずは管理職だけということでスタートしました。実際に手当等に反映させるのは、初年度ですから、ちょっと無理ということもありまして、来年からはぜひともしたいなという方向で今進めていますけれども、これは最終的には一般職も当然含めて、そういう職員のインセンティブを高めるというか、そういうきっかけにしたいとも考えておりますので、それについてはしっかり取り組んでいくということでございます。
議員の質問 6番 佐々木良一
今の職員評価制度も、管理職の試行段階ということでありますので、これはぜひとも早い段階で全部の職員に対応していただく。特に私は、新たな財源を設けなくてもいいと思うのです。一番対象になりそうなのが勤勉手当ではないかなと思うのです。勤勉手当とは何ぞやと、よく聞くわけですけれども、答えは何となくわからないのですよね。休まなければ本当にいいのか。やはり仕事の内容によって、この勤勉手当というのはわりと動かしやすいといいましょうか、財源になりやすい、当然、組合との対応もあるでしょうけれども、やはり新たな財源を求めなくても、意欲のある、仕事をした人間に対する評価というのは、これはどこの職場でもあるわけですから、ぜひともこれは一般職員も含めて早急に進めていただきたいなというふうに思うのですが。
町の答え 副町長 八木橋隆(副町長は2015年9月まで)
先ほど申し上げましたが、管理職についてはことしは本格実施の初年度でございますので、勤勉手当等の評価に反映させるということはしないわけでございますけれども、今回の管理職の人事評価本格実施に伴って、これ以降、来年度を目指して、国のほうもそうなのですけれども、昇給と、それから勤勉手当の部分で判断するということでございます。勤勉手当等につきましては、要するに総体の中で新たに費用が発生するのではなくて、中で一生懸命頑張っている方、それなりに、ちょっと落ちるなという中でいろいろ調整して支給額をふやす、これはもう道職員はやっているそうでございますから、私どももいつまでもというわけにいきませんので、それについては来年度からは実施したいという方向で検討しておりますし、一般職につきましても、組合のご理解も得ながら、方向的にはやっていくということで、来年度からはできれば試行はしていきたいなと、こんなふうに考えてございます。
議員の質問 6番 佐々木良一
これはぜひとも早急に体制をつくっていただきたいなと思うのです。やっぱり職場によって、風通しのいい職場とそうでない職場というのは、勤労意欲、勤勉意欲というのは全く異なってくると思うのですよね。何を言ってもしようがないのだ、取り上げられないのだと思って、自分の与えられた仕事だけを、よく言えば手堅くまとめていくのがいいのか、あるいは、自分の課でなくても、もっともっと積極的に思っていることをどんどんどんどん意見を発言していくような活力ある職場というのは、また、職員の資質向上においても相当違ってくると思うのです。そういう意味では、ぜひとも早い段階でそれを取り上げていただきたいなと思います。それから、ちょっと先ほど答えがなかったのですが、企画防災課の中に新たな職員を採用しなくても、民間人の活用というのは考えられないのかどうかということ、この辺についていかがでしょう。
町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)
民間人の採用については、今現在も地域起こし支援隊ということで、当町は1名採用しております。防災のほうは、今、民間から入れるということで検討しておりまして、防災以外の地域創成のほうについては、今、ちょっと検討している段階でして、新たにそれを民間から雇用する、問題は人材の関係でございますけれども、そこら辺も含めて検討をしてまいりたいというふうに考えております。
議員の質問 6番 佐々木良一
町長はジオパークも含めていろいろなところに出かけていて、人脈も相当広がってきていると思いますので、ぜひともいい人材を確保して、すばらしい素案づくりができるような、まず体制づくりが大事だと思いますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。それでは、最後の、洞爺湖町として地方創生に関連してどういうことを中心として進めていきたいと思っているのか。細かい事業はこれからの検討でしょうけれども、ジャンルとしてどういう方面を打ち出していきたいと思っているのか、まずこのことについて伺いたいと思います。
町の答え 企画防災課長 鈴木清隆(企画防災課長は2017年3月まで)
大西議員の質問のときにもお答えしておりますが、洞爺湖町としては、現在、2060年までの人口ビジョンを作成し、町としての創生総合戦略を作成するため、将来像を見据えた地域振興策を各課から提案してもらっているところであります。その内容は、子供を産み育てたいという希望をかなえられる政策、本町の強味を生かした産業と雇用の場づくり、住み続けたいと思える生活環境の整備、洞爺湖町らしさを生かして人を呼び、また、呼び戻す施策を検討しているところであります。その中には、1次産業の振興も当然盛り込まれているところでありまして、やはり担い手育成、また、新規就労支援、また、後継者の支援なども入っているところでございます。以上です。
議員の質問 6番 佐々木良一
先ほど地方創生は全国の自治体の評価といいましょうか、一斉にテーブルの上に並べられて評価をされる事業でありますので、やはり洞爺湖町らしさを全面に出していく。似たり寄ったりの事業がどんといくものであれば、なかなかそれは評価をされていかない。洞爺湖町らしさを出していくという、このらしさ、それをどこに持っているかということだと思うのです。町長は、就任2期目で、洞爺湖町らしさを出す、地方創生でぜひともこういうことをやっていきたいという、そういう思いというのはいかがでしょう。
町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)
地方創生に関しては何回かお話をさせていただいておりますが、まずは今、エネルギー再生事業の中で、私どもは100℃の湧出温泉熱を掘り当てました。これを何とか地域活性化の柱にしていきたいなと。これから宝の山プロジェクトが設置されて動き出すわけでございますけれども、これを何としても生かしていきたい。それで、そのためには、JOGMECから補助をいただいたわけでございますけれども、内閣府のほうに2次利用のいわゆる申請をして、それが認められたということから、いよいよ他目的といいましょうか、そちらのほうにも利用できる道が開いてきたということで、まずはこれを柱にしたい。さらには、世界ジオパークの認定地でもあるということから、いわゆる火山との共生、火山のすぐ近くに住んでいる私たちは、災害に相当数、遭遇しているわけでございますが、災害のたびに、まずは逃げること、逃げて、戻ってきて、またそこで生活をすると、この生活の営みをぜひとも日本国内、さらには世界中の方々にいろいろな意味でアピールをしていきたい、これは大きな柱にしていきたいなというふうにも思っております。また、何回も言うようですけれども、私どものまちの特色、風光明媚な洞爺湖を有し、観光産業、さらには農業、漁業、観光産業も、この間、補正をいただきまして、Wi-Fiの整備を今やっているところでございますが、これも年内に今のところ完成予定ということも聞いておりますので、こういう一つ一つの積み重ねをしながら地域活性化につなげてまいりたいなというふうに思っております。
議員の質問 6番 佐々木良一
今、まさしく火山を利用したいろいろな取り組みを進めていきたい。今、特に原発の事故の後に、自然エネルギーの活用というのはいろいろなところでいろいろな形で取り上げられております。北海道でも、私は一番進んでいる取り組みというのは鹿追町ではないかなと思いますけれども、鹿追町は、ここは畜産が中心の豊かなまちでありますけれども、7年前からバイオマス発電をやっている。これは今、道内最大級、300キロワットの発電を、年間200万キロワット、将来的には200戸の全戸数のエネルギー、100%自給を図る。これは既に国の補助事業でやっているわけですけれども、さらには、エネルギー自給を200%にしたいという大きな目標を町長は持って進めているようでありますけれども、何と言ってもバイオマスというのは、発電するだけでなくて、そこに余熱が出るわけです。その余熱の利用として、チョウザメの試験だとか、あるいはマンゴー、サツマイモ、薬草、そういった試験栽培をして、ここに若者の新たな雇用を創出していくという大きな事業を展開しております。また、音威子府村は、ここも同じバイオマスプラントですけれども、やはり遊休地の有効活用ということで、牧草を主体としたバイオマスを取り上げていくと。このバイオマスは、牧草を主体とした地域分散型エネルギー自給モデルという体系をつくったのはドイツが一番早いわけでありまして、2005年から地域分散型のエネルギーの自給体制をバイオマスによってつくっていった。ドイツから講師を招いて、音威子府村はその計画づくりを進めているわけですよね。また、下川町では、林業のまち下川町、木材を活用したバイオマス。これはまさしく住宅を集めて、発電のほかに余熱を公営住宅に供給するスマートタウン構想というのを進めておりますね。皆さんそれぞれ自分のまちの一番特徴である資源を活用した独特の取り組みを相当前から進めている。多分、今回の地方創生の大きな流れの一つとして、エネルギーの自給、それから、農林水産業の6次産業化、この二つの大きな柱になるのではないかなというふうに思っているわけであります。今、まさしく宝の山プロジェクト協議会が発足して、新たに地域再生計画が承認された。このことは、この計画そのものが地方創生の前に既にこれは別立てでいくということなのですか、それとも、これから発生する新たな事業は地方創生にのせていくということですか。
町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)
今回の事業については、地方創生で私どもは押していこうというふうに考えております。また、これはちょっとまだ発表できる段階ではないのですが、今、掘削を1本やらせてもらいました。100℃の温泉が出た。今、経済産業省エネルギー庁、ここのほうでは本当に全国のモデル地区として、今、評価をいただいております。願わくば、私ども、今、金毘羅山で掘らせていただいたわけでございますが、また有望なものがあるやもしらんということで、できればもう1本、さらにそれからふえていく要素というのは十分これから考えられるというふうに思っておりますので、いろいろな意味で、これはまた中央省庁のほうにお願いに行かなければならないわけでございますけれども、いろいろな手を使って、そしてこの地域の発展につながるようなものに何とか結びつかないかなということで、今一生懸命手探り状態ではありますけれども、いろいろな話しかけをさせていただいている状況にございます。
議員の質問 6番 佐々木良一
ぜひともこれはさらにいろいろな多方面に派生するように取り組みをお願いしたいなと思うのですけれども、やはり今、町長おっしゃったように、洞爺湖町の一番の特色は、ジオパークを活用するということがやはりコンセプトとして、私はジオ活、ジオ活と言っているのですけれども、ジオを活用する取り組み、これがやはり一番の洞爺湖町をアピールする、相手に対しても非常に洞爺湖町の特徴として受け入れられやすいものではないかなと。このジオの恵みである温泉を中心とした観光、それから、ジオの恵みである大地から生産される農産品の活用、これをぜひとも二本立てで地方創生の中で大きく取り上げていただきたいなと。特色に温泉を中心とした観光については、宝の山プロジェクトが動き出して、具体的に進んでいるわけですけれども、農作品の活用、特に6次産業化というものについては、石破大臣も、これは大きな柱になるのではないかと言われておりますが、しかしながら、これはどこの自治体も取り上げる要素ではあるのですよね。洞爺湖町としての特色ある6次産品の活用の仕方というものが私はあるのではなかろうかなというふうに思うのです。これは私も今までくどいぐらい何回も質問しておりますから、あえてそれ以上は申しませんけれども、前回の質問以降、今どの程度これが進んでいるのでしょうか。
町の答え 農業振興課長 杉上繁雄(農業振興課長は2017年3月まで)
6次産業化に関しましては、昨年の2月に検討委員会が設立されまして、その後、先ほど大西議員の質問のときにもお答えしましたけれども、農業者、漁業者に対しまして、こういった組織が町のほうで立ち上がりましたと、いろいろな起業を考えているような方につきましては、ご相談を受けますので、ご連絡くださいということで掘り起こしを図ったのですけれども、今までそれに対する手を挙げてきた生産者の方はいらっしゃらなかったと。その後、町のほうとしましても、6次化に向けた、どういった業種との連携、それから品目について進めていくのがいいかということで検討を進めておりますけれども、なかなかちょっと具体的なところまで進んでいないという状況で現在まで至っているような状況でございます。
町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)
今、農業振興課長、一生懸命頑張っているのだけれども、なかなか手を挙げてくれる人がいないという答弁でございましたけれども、私ども行政のほうとしては、一生懸命今、種をまいております。そんな中、この間、JAとうや湖婦人部の方々が、地場でとれた農産品を使ったいわゆるお料理をつくりましょうということで、100人ぐらい集まりまして、試食会をやらせていただいた。これも一つの6次産業の道につながるものではないかなと。さらには、きょうの新聞にもあったようでございますけれども、虻田道の駅のほうで、大根、あるいはカボチャ、いろいろな地域の特産品を使って、お菓子ですとか、あるいはプリンだとか、こういうものもつくりながら、何とか地場のものをPRしようとしている。こういうものも芽生えてきております。さらには、洞爺湖マルシェのほうでも、今、地場の野菜を何とか洞爺湖温泉のホテル、旅館のほう、または一般家庭のほうでも使っていただけないだろうかということで、努力をしていただいております。こういうものを、まだまだ小さいところではございますけれども、大事に大事に育てていかなければならないなというふうにも思っておりまして、そういうものに対する支援策も今後も続けてまいりたいなというふうに考えております。
議員の質問 6番 佐々木良一
どうも6次産業については話がかみ合わせないのですけれども、それぞれ事業者が6次産業に取り組む、それを募集する、それはそれで大事なことですから、やっていかなければならないのですが、私の言っているのは、町として、町内で大きな流れを、町が主体となって進めていくということなのです。その根底にあるのが地産地消です。地場産品をどう町内に循環させていくか。これは観光を中心とした旧虻田町と、農業を中心とした洞爺村が合併して、この特徴を生かしたまちづくりというのは、これは課題であるのです。それで、洞爺湖温泉でこれだけの今お客さんが入りながら、地場産品の活用率というのは非常に低いわけです。これがどれぐらいか、担当者は数字を押さえているのでしょうか。私が前に提案したときは、こちらから提供できる品物の品目数、数量というのは、前任者のときに調べて、そのメニューはでき上がっているわけです。それでは使う側はどういうことを希望しているのか、どういうものをどういう形でほしいのかという調査をしたことがあるのでしょうか。こういうものを調査しながら、それでは6次産業の方向性というのはどこへ持っていくかということがまず大事、第一歩ですよね。私は料理の皆さん方と温泉のホテルの皆さん方といろいろな形で懇談した中で、例えば6次産業といっても、全国ブランドで流通するようなものをつくり上げるのは至難のわざです。しかしながら、B品も含めた野菜を安価で、カット野菜にして提供して、ホテルの人件費の節減もあわせて、有効活用を図れないものか。具体的にそれを今取り組もうとしているホテルも出てきております。ですから、ニーズがどこにあるのか、それにどう対応できるのか、そういう資料を集めた中で、大学なり研究所なり、いろいろな人たちの検討する検討委員会、あるいはそういう組織をつくっていかなければならない。その第一段階がまだできていないのですよね。やはりこれは早急にやるべきだと思うのです。本当にどこにニーズがあるのか。今は現品でしか動いていないから、地場産品の活用が進んでいないのです。ある程度加工しない限り、これは進まないのです。どこまでやるのか。2次加工、3次加工をやっていくのか。この辺を、まず一番簡単なのは2次加工ですよね。あるいは、あるホテルの社長さんからは、いろいろな野菜のミックス、あるいは壮瞥のリンゴも入れた生ジュースがいけるかもしれないよねと言われているのです。そういうことも含めて、ニーズがどこにあるかという調査をすべきだと思うのです、まずその前に。そういうリーダーシップをとれるのは町の行政なのですよ。いかがでしょうか。
町の答え 農業振興課長 杉上繁雄(農業振興課長は2017年3月まで)
今、議員おっしゃいますように、ちょっとまだニーズ調査につきましても十分にできていない状況でございます。ただ、そういったカット野菜等の加工品につきましては、なかなか大手もありまして、いろいろと難しい部分もあると思いますけれども、今後、町のほうといたしまして、観光振興課のほうと連携をとりながら、各ホテル業者のほうに、今おっしゃるようにニーズ調査を行いながら、取り組める内容をどんどん進めていくような形で入っていきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。
議員の質問 6番 佐々木良一
例えば、カット野菜などは本当に単価が厳しいのです。大手が流通の大半を占めているのです。ですけれども、そこに、例えば札幌近郊中心である、東京近郊中心であるというのは、輸送費がかかり、廃棄物の処理費がかかるのです。それから、農家で捨てられているB品級というのはそこに入っていないのです。そういうことを踏まえると、地場流通というのは高くならない可能性があるわけで、そういう研究もしなければならないのです。ですから、幾らでもやる方法は私はあると思うのです。確かに厳しいというのは、企業競争ですから、厳しいのですよ。打ち勝つ材料は転がってはいませんかということなのですよね。だから、そういう意味で、お互いにそういうことを活用できる、実質的な経済の活性化につながるようなものをやはりどーんと打ち出していく。ましてや今、洞爺湖温泉は開湯100年を迎えて、前回からそうですけれども、食を変える、地産地消を進めていきたいという、企業の経営者の方は、社長命令でそういうところがくだっているところもありますよね。現実には単価の問題、それから、流通形態の問題なのです。形態の問題で進んでいない。だから、単価、形態をどうしたらいいのか。これを研究していけばいいわけですよね。ですから、少なくても温泉の経営者だけでなくて、料理の担当者あわせて、あるいは旅館組合、それから飲食店組合も含めて、それから生産者も含め、皆さんで知恵を出し合う場をつくらなければだめだと思うのですよね、まずは。まずはそれをやっていただきたいのですよ。
町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)
議員おっしゃるとおりでございまして、この小さな田舎まち、そして人口9,500人足らずのまちの役場でさえ縦割り行政なのかなということで今も聞いておりました。ではなくて、やはり横の連携をとれるような行政システムにならなければならない。それともう一つ、これからやはり職員の資質向上というか、この辺の関係もしっかりこれから取り組んでいかなければならないなというふうにも思っておりますので、今後の方向性に、私ども、ある意味、叱咤激励しながら取り組んでいくようしていきたいなというふうにも思っておりますので、どうかその成り行きを見守っていただければなというふうにも思っております。
議員の質問 6番 佐々木良一
成り行きを見守りたい気持ちはやまやまなのですけれども、私の人生も残されたところ限られておりますので、余り長くかかると、それを見られないで終わってしまう可能性もあります。ぜひとも早い段階でスピーディにこれは取り組んでいただきたいなと。特に今回の地方創生というのはある意味でチャンスでもあるわけです。大変他の自治体と比べられるという厳しさはありますけれども、チャンスでもある。みんなで力を合わせてまちをつくり上げていこうやという民間の声も生かした取り組みができるかどうかが勝負なのです。私は、本当に資源もない、あるいは本当に人口も少ない自治体が、これからそれに取り組むというのは、これはかなり厳しいと思うのです。しかし、うちのまちは、これだけの流動人口を抱えている産業があるわけでありまして、材料としてはいろいろな材料がある、いわばある面では恵まれている自治体ではあると思うのです。ただ活用しきれていないというだけであって、これをやっぱりどう活用するシステムを今回の地方創生でつくり上げていくか。これ、私、一番大事なのは、音威子府村などは非常に小さい人口ですけれども、灯油だとかエネルギー関連に支払うお金が約2億円あると言われている。その2億円を町外に出さないで町内に回そうと。そうするとどれだけの効果が出てくるか。これがエネルギーの自給ですよね。私は、バイナリー発電も含めて、小規模なエネルギー活用、それから、これからもうだめになってくる花美館の改修も含めて、バイオマスの検討、これは畜産も含めた小規模のバイオマスの検討というものも必要になってくると思うし、何よりも食料とエネルギーを町内で回す、経済循環型の地域社会をつくるということが、今回の地方創生の命題になるのではないかなと思っているのです。ぜひとも本当の意味でのスマートタウンの建設、このことを地方創生によって力強く進めていただきたいと思うわけでありますが、町長、いかがでしょう。
町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)
さっきも申しましたけれども、本当に私ども、やっていないわけではないのです。もう既にジオピザ、これはいろいろな関係方面のお力もいただきながら、私どもにある農産物、これをうまく利活用させていただいて、そしてこれを販売ルートに乗せる、こういうことも今、研究を重ねております。また、宝の山プロジェクトでは、この温泉熱を利用して、何とか6次産業化に向けられる試行もできないか、今これも検討をしております。ただ、行政の横のつながり、あるいは行政の所管のところの動きがいまいちというところは確かに否めない事実としてありましたので、そこら辺のところを再度整備しながら、しっかり今後、対策を講じていきたいというふうに考えております。
議員の質問 6番 佐々木良一
ぜひとも、やっていないというふうには言っていませんけれども、何となく遅いという気が正直いたします。商工会の提言もありました。それから、洞爺も地域の検討委員会の提言もあります。それから、宝の山プロジェクト、そういう民間の動きも、今、いろいろな意味で出てきております。ですから、ある意味でこの地方創生戦略というのは、民間活用も含めて、洞爺湖町の総力を挙げてまちづくりを進めていく一つのチャンスととらえて、食料と同じくエネルギーの自給も含めて、地域内経済循環型の社会、洞爺湖町をぜひともつくっていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願い申し上げます。予定した時間より若干過ぎましたけれども、以上で質問を終わります。