みんなの議会

洞爺湖町議会 平成26年6月会議 2014年6月18日

活力あるまちづくりと新たな観光政策について

2014年6月18日、洞爺湖町議会の一般質問で、佐々木良一議員が「活力あるまちづくりと新たな観光政策について」質問し、観光振興課長 澤登勝義、町長 真屋敏春、副町長 八木橋隆が答えました。

聞いた人
佐々木良一 議員
答えた人
観光振興課長 澤登勝義、町長 真屋敏春、副町長 八木橋隆

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 6番 佐々木良一

通告に従いまして、活力あるまちづくりと新たな観光政策についてということで、町長の考え方、あるいは具体的な施策について伺ってまいりたいというふうに思いますが、その前に若干、洞爺湖町は合併してから8年が経過いたしました。この合併について、この8年のまちづくりについて若干、振り返ってみたいというふうに思いますが、この新しいまちづくりには10年の年月を要すると言われている中で、もうすぐ10年を迎えるときとなっております。この合併による新しいまちづくり、合併効果というのは、私はただ単に職員の数を減らしたり、共通経費の削減をしていく、行政コストの低減を図っていくということだけが目的ではないというふうに思います。もちろん、合併によるコスト削減は大事な一つの要素であり、それはそれで大事なことであります。しかし、コスト削減をすると同時に合併によって新しく生まれたよさを生かした活力あるまちづくりをすること、このことが最も重要なことであるのではなかろうかというふうに思うわけであります。合併してできた新しい特徴を生かした活力あるまちづくりができてこそ、本当の意味での合併の成功と言えるのではないでしょうか。この8年間を振り返るときに、この特徴を生かした活力あるまちづくりの議論が必ずしも十分ではなかったかのように反省をしているところであります。さて、一方においては財政健全化団体の苦難をようやく乗り越えて、これから真屋町政の2期目こそが新町洞爺湖町の経営を軌道に乗せる大事なときになると思います。あわせて、洞爺湖町まちづくり総合計画の第2期計画も近々に議論が始まることと思います。そういうもろもろのことを考えるときに、この一、二年というのは本当に大事な年になるのではないかなというふうに思っております。真屋町政2期目のスタートに当たり、活力あるまちづくりについて町長の考え方や具体的な施策について伺ってまいりたいというふうに思います。今、日本全国人口減少化社会を迎えまして、大都市、あるいは中核都市を除くそれぞれ地方は急激な人口減という問題を抱え、自治体経営に大きな影を落としております。その中で、いかに若者や生産人口をふやしていくか、あるいは人口減をカバーする交流人口をふやしていくかがまちづくりの活力あるまちづくりの大きなかぎになるのではないかなというふうに思っております。この交流人口をふやす、観光産業を抱える洞爺湖町にとっては大きな命題であり、ここ昨年から減少した観光客が上昇傾向に続いているということは、大変嬉しいことではあります。町長を先頭とした先月ですか、東南アジアのキャンペーンもそれなりの効果を発揮し、外国人観光客の誘致に大きな成果を挙げていることは十分承知をしておりますが、しかし一方においてはエージェントによる従来型の観光というのをある意味では限界を迎えているのではないかなというふうに思われます。団体旅行から個人旅行、あるいは体験型、滞在型というふうにそれぞれお客さまのニーズの変化というものにあわせて私どものまちづくり、あるいは観光政策も変わっていかなくてはならないのではないかなというふうに思っております。そのキーワードとして滞在型の観光とスポーツツーリズムというものが上げられるのではないかなというふうに思っております。そういう意味では、この滞在型観光とスポーツツーリズムの振興について、まずどのようにお考えなのかをお伺いをしたいというふうに思います。

町の答え 観光振興課長 澤登勝義(観光振興課長は2015年3月まで)

滞在型観光とスポーツツーリズムの振興についてでございます。近年、洞爺湖周辺を会場としてモータースポーツを含むイベント開催が多種行われております。また、参加者におきましても、国内にとどまらず海外からの参加者も視野に入れ、滞在型観光の推進に取り組んでいるという考えでいるところでございます。本年度におきましての開催状況といたしましては、まず先月、5月18日に洞爺湖マラソンが開催をしてございます。こちらのほうにつきましては、台湾のほうから20名の参加を得てということで、大変、好評を博しているという状況でございます。また、来月7月4日から6日という日程でJAFの全日本ラリー選手権の第4戦というものがここ数年行われておりまして、今年度におきましては温泉地区の砂防施設の中で、新たなコースを設定をして開催されるという状況でございます。また、昨年から実施しておりますアイアンマンジャパン北海道大会、ことしも8月22日から24日の日程で開催を予定してございます。四つ目として北海道ツーデーマーチ、これも9月13日から14日にかけて開催をしてございますし、グランフォンド、これは自転車の競技になりますけれども、同じく9月27日から28日という日程で行われる予定でございます。これまでは数回、開催をしている大会内容でございまして、今年度、新たに北海道クラッシックカーラリー2014というものが札幌を起点に小樽、岩内、ニセコ、留寿都、洞爺に宿泊をして、翌日、大滝、支笏湖、千歳、札幌ゴールという新たな大会がございます。また、広域的にアイアンマン大会のように胆振だけではなく、後志のほうも含めた今回は倶知安が中心になってネイチャーランド・ニセコという、同じ自転車競技というものも洞爺湖がコースのほうに入っておりまして、7月13日に開催、また、胆振ロングライトin登別という、これも同じように自転車競技でございますけれども、9月7日開催ということで洞爺湖町内においては給油場所を1カ所設けたコースの中に入っているという状況になってございます。このように各スポーツイベント関係については、近年のスポーツの愛好家の増大等に含めて、かなり当町においては効果が高まってきている状況にあるのかなと、数年前より全部は中継してございませんけれども、このイベントに関する宿泊者等、どういうような状況になっているかというところをちょっとご紹介をさせていただきたいと思います。ここで集計をとってございますのは、洞爺湖マラソンとマンガ・アニメフェスタ、それからツーデーマーチという、この三つでございますけれども、イベント前日、当日はその集計ということで、この3事業に対して平成24年度は9,400人の温泉街の宿泊数でございましたけれども、25年度については1万1,929人ということで、2,000人以上の伸びを示しているという状況になっておりまして、当日だけではなく前泊、後泊という滞在的なそういう傾向になってきているという状況でございます。

議員の質問 6番 佐々木良一

今、お話があったように、洞爺湖マラソンだとかツーデーマーチだとか、アイアンマンジャパンという、国内的にも、あるいは国際的にも認知されるイベントが洞爺湖町でようやく定着をして、それが花開こうかなというふうに感じております。そういったそのイベントを点とするならば、それらをつなぎ合わせた1年間を通した洞爺湖町全体が大会に参加する人だけでなくて、より多くの人が年としてスポーツを楽しんでいただけるような受け入れ体制の整備、あるいは施設の整備、そういったものが必要ではないかなというふうに思われます。滞在型観光のシフトで一番成功した例は近くではやはりニセコ町ではないかなというふうに思いますが、1カ月、2カ月、あるいは長い人では6カ月滞在するというふうな中で、宿泊だけでなくて近隣の飲食店、いろいろなレストランも含めて、新たな定住が生まれ、そこに人が張りついてきている、そういう流れになっているわけでありまして、やはり今の洞爺湖町でホテルに1泊宿泊し、すぐ旅立ちというスタイルから少なくても連泊、2泊、3泊、あるいは1週間滞在していただけるような、やはり受け入れ体制というのが必要ではないかなというふうに思われます。そういう面では、近隣町村との連携というものも視野に入れて、今、課長からお話があったようなそれぞれの近隣町村との視野に入れた事業展開といいましょうか、そういうものも必要ではなかろうかなと。特に、新幹線が北海道に開通をすると、ニセコから洞爺にどうお客さんを誘致するかということは、この太平洋岸側にとっては一番大きな問題であり、今、JRがもし特急の数が従来より減ったならば、こちらの洞爺湖温泉の観光にとっては大きな打撃を受けるというふうに想定されますので、特にニセコも含めた近隣町村との連携による滞在型観光というふうなものはどのように考えているのかお伺いをしたいと思います。

町の答え 観光振興課長 澤登勝義(観光振興課長は2015年3月まで)

先ほど申し上げた大会運営については、当然、後志圏域の中でニセコですとか、留寿都ですとか、地元周辺も含めた中で、広域的な組織として現在、動いているのがアイアンマン大会になろうかと思います。これは、昨年、一昨年からそういう世界的な大会の受け入れということで、胆振だけにとどまらず後志のほうについても合同の組織化の中で進めていると、また、先ほどおっしゃられておりましたそのスポーツサイクルについての環境整備という部分では、当然、その自転車競技ですとか、その競技に合わせた取り組みという部分も各町村のほうで検討をしていただいているというふうに聞いております。そういう、その会議の中での各町村の情報交換も交えながら進めているという状況でございます。地元においては、各ホテル関係では、現在、洞爺湖を1周できるコースというのが大変、人気がございまして、ニセコのほうからも来られてこの1周コースを楽しんでいるランナーですとか、自転車愛好家の方々が多く見受けられる近年になってきていると。その中には、海外の方々も小グループを組みながら、いろいろなコースのところで展開してきているというところを目にするようになってきております。現在は、ホテル関係においても従来なかった、例えばその自転車の受け入れ体制、こういう問題も認識を持っていただいて、現在、ホテル関係についても検討をいただいているという段階でございます。

議員の質問 6番 佐々木良一

近隣自治体との協働ということについては、担当課もそれぞれ努力をしていただかなければなりませんけれども、やはり一番大事なのは自治体経営者のトップである町長がよその市長さん、あるいは町長さんとどういう連携をするかということが一番大事なことではなかろうかなというふうに思われます。町長も2期目に入りそれぞれよその自治体の事情もある程度おわかりになってきたと思いますし、洞爺湖町の進めようと思っていることとどういう連携ができるのか、そういう具体的な話し合いがどう進められているのかということについて、町長の考え方をお伺いしたいと思います。

町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)

これからの北海道観光でございますけれども、単に一町村だけで観光客をお迎えするというのはなかなか厳しい状況になっている状態なのかなというふうにも理解しております。特に、私どものこの洞爺湖有珠山を抱える地域につきましては、胆振の中でも西胆振地域に入りまして、そこでのいわゆるスポーツツーリズム、こちらのほうの連携は今、1市3町の中でいろいろ協議をさせていただいているところでございます。また、今、お話のありましたニセコ、あるいは倶知安、そして喜茂別、留寿都、こちらのほうにつきまして、いわゆる後志圏域と胆振圏域、私どもの町は胆振圏域のちょうど端のほうにあることから、ややもすると後志のほうとも連携をしていかなければならないという部分がございますので、ある意味、いろいろな広域的な事業展開をこれからしていかなければならないというふうにも考えております。特に、後志の喜茂別、留寿都、あるいはニセコの自治体のほうとも今、折衝しております。先ほど課長のほうも答弁しておりましたが、ニセコのほうからも特に海外のお客さま等々がサイクリング、あるいはランナーとしてこちらのほうに来ていただいている部分も承知しております。そういう面では、ニセコさんのほうはニセコ地域において羊蹄山麓は川はあるけれども急なラフティング、あるいは山、森、森林、こういうものがメーンのようでございますが、私どもには湖という、穏やかな湖もございます。そこでのレイク遊び、いわゆるこういうものを連携しながら進めていかなければならないなというふうにも思っております。特に、お客さまが3泊、4泊、あるいは1週間、10日、滞在できるうなやはり観光体験にこれからつなげていかなければならない、今、状況だなというふうなことは認識しております。特にスポーツ、サッカー、あるいは野球、これらのものにつきましては今、1市3町のほうでそれぞれのグラウンド、または施設を利用しながら一緒に行動をとらさせていただいているという状況もございますし、私どもの町におきましてはたまたまNPO洞爺にぎわいネットワークというところでワンストップサポート事業というのを展開させていただいております。今、お話をお聞きしている中では、年々利用者が増加してきているという部分もございますので、やはりこれからは面的な部分も整備しながら、この圏域、あるいは後志、隣の圏域のほうとも連携をとりながら事業を進めていかなければならないなというふうにも思っております。また、新幹線の問題も触れておられました。新幹線2015年度には、末ですけれども、いわゆる函館まで延伸してくると、それらの方々をいかに効率よく、この特に道南方面のほう、太平洋沿岸のほうにお客さまを誘致できるか、これは官民挙げて今、検討させていただいているところでございますけれども、私どもそれに乗りおくれないように何とか手を打っていかなければならないなと、そのための施策を今、考えておりますが、さらにはJR北海道さんのほうにもこの間、本社のほうにお邪魔いたしまして、今の特急減便、特にスーパー北斗、スーパー北斗系列、これらについては以前は11便ありましたけれども、今は8便、8月1日から何とか9便にしたいという内容でございましたけれども、改めて11便、何とか現状のものを守って、さらには新幹線に接続するような特急体系の構築をお願いしてきているところでございまして、こういうものにつきましても今後、粘り強く関係機関のほうに要請をしてまいりたいというふうに考えております。

議員の質問 6番 佐々木良一

これは本当に時間のかかることであり、いろいろな町の事情もありますけれども、やはりお互いに連携してやっていかなければならないことだなというふうに思います。今、町長からNPO法人ワンストップサービスの活動内容も紹介されましたが、そういう意味におきましては昨年11月11日、コンサドーレの野村社長と洞爺湖町真屋町長との間に相互交流、支援に関する協定が結ばれました。これは非常に私は時宜を得た、大変、洞爺湖町にとっては嬉しいニュースではなかったかなというふうに思っております。この昨年11月11日に結ばれましたこの協定、これを踏まえて、これからその内容をどう充実さそうとしていっているのか、あるいは具体的に何をしようとしているのか、そのことをまずお伺いしたいと思いますが、先日、私どもの会派でコンサドーレのゼネラルマネジャーの三上氏と懇談する機会を得ました。三上GMは室蘭出身ということもあり、この道南地域、特に洞爺湖町に対しては大変、温かい好意をいただいていることを私も大変、嬉しく、心強く思ったわけでございまして、またいろいろなアイデアも温めておられる、そういった中でこの11月11日、協定を結んでから7カ月が経過いたしました。その間にどのような具体的な事例が進もうとしているのか、あるいは今、どういう計画があるのか、このことについてお伺いをしたいと思います。

町の答え 観光振興課長 澤登勝義(観光振興課長は2015年3月まで)

昨年の11月に協定を締結いたしまして、6カ月、半年を過ぎたというところでございます。これまでの取り組みということでございます。これまでの取り組みにつきましては、昨年11月に協定を結んだ後、お互いの協定の部分を広く知らしめるために当町のほうのホームページのほうのコンサドーレのほうの記事を掲載しつつ更新をしていこうということで、まずそれを昨年度中に実施してございます。現在は、NPOにぎわいネットワークを窓口ということで、具体のこれまで先ほど町長もおっしゃっておりましたワンストップサービス、この事業内容についてはいろいろサッカー大会ということを地元のところであっせん、お手伝いをしながら取り組んでいると、この内容につきましては事務報告のところでも報告をさせていただいているところでございまして、昨年の実績といたしましては15回ほどこの受け入れ制の中で各種大会を展開をしております。また、この大会の冠をコンサドーレのほうの冠をつけていただいたということで、その大会については予定をオーバーするぐらいの申し込みがあってという、そういう実績の内容になってございます。そういう中で現在、人材育成ということをある程度、主眼に置いたスポーツ観光の推進を図る計画を現在、NPOにぎわいネットワークのほうとフットボールクラブ等で協議を詰めていただく。その中には、松山光プロジェクトという名称の中で、これは漫画の主人公になるのですけれども、進めていると。具体に、内容的にはどういうことを考えているのかということをちょっと例として紹介をさせていただきます。都市部においては、札幌などの都市部においてはサッカースクールなどを実施してクラブ指導が可能であるという環境がありますけれども、郡部においてはなかなかそういう環境が整わないという現状がございます。そういう中で、ビデオなど撮影をしながら北海道フットボールクラブのほうへ送り込んで指導内容等についてのやりとりをするなどのことなども含めて考えて詰めているというところでございます。また、行政側といたしましては、行政との協定というのが洞爺湖町が第1号であるというところは北海道フットボールクラブのほうとしては大変、重要視していただいているところでございまして、いろいろな計画ですとか、サッカー関係についての指導助言ということもどんどん参画してまいりたいという申し入れをいただいているところでございます。今後においては、具体的な検討内容が決定しましたら、行政のほうも中に入ってどういうことが可能なのかというところを整備してまいりたいという段階でございます。

議員の質問 6番 佐々木良一

今の答弁を伺っていますと、NPOさんは非常に頑張っていただいて、そういう人脈もあるがゆえに、この協定に結びついたというふうに私も承知しておりますが、協定を結んだ以上、洞爺湖町と北海道フットボールクラブとの協定でありますから、その具体的な話が進んだ中に行政も入っていってどうのこうのという、そういう時限ではないと思うのです。もう少し町が主体性を持って、やはり具体的な事業を進めていく、あるいはハード面、ソフト面の整備を行っていくという必要があるのではなかろうかと、そういう意味ではこの進み方というか、具体的な事業内容の展開というのは私は非常に進むのが遅いのではないかなというふうに思われるのです。この北海道フットボールクラブと洞爺湖町の協定というものがマスコミ報道されたときに、ほかの自治体に与えた影響、インパクトというのは相当大きなものがあるというふうに伺っています。現に、そのことを受けてうちもそういうことをやりたいという、手を挙げている自治体が何個かあるようでございまして、具体的にそれがどう進むかわかりませんけれども、そういう動きも道内の各自治体には広がってきております。そういう中で、この協定第1号の洞爺湖町として、洞爺湖町が何を求めているかという、もう少し具体的な詰めをもっと積極的にやはり主導権を持ってやらなければならないのではないかと、どうも今だとNPOさんに何かお任せして、その成果を町が後押しすると、そういうふうに聞こえてしようがないのですけれども、この協定の内容を見ますと北海道フットボールクラブは広く洞爺湖町のスポーツ観光産業の推進に協力するということを3項でうたっているのです。2項では、洞爺湖町は北海道フットボールクラブに対してスポーツアドバイザーとして受け入れると、洞爺湖町としての動きというのは、これは非常に大きな大事な要素になってくるわけで、やはり北海道フットボールクラブというのはサッカーだけでなくて、いろいろなスポーツに対するノウハウ、あるいは人脈も持っていると思われますし、昨年の例でいうとベトナムからスター選手を迎え入れて、ベトナムの観光客をツアーとして迎え入れたという実績もあり、恐らく東南アジアに対するそれなりの人脈もあると思われます。したがって、このコンサドーレとの提携というのは、サッカーということだけにとどまらず、スポーツ全般においていろいろなプロの力をかりることができる、そういう意味においては洞爺湖町のモットー、深いといいますか大きな戦略が必要だと思うのですが、この点についてはいかがでしょうか。

町の答え 観光振興課長 澤登勝義(観光振興課長は2015年3月まで)

ちょっと私の答弁の中で語弊を生むような点があったと思います。決して、NPOにぎわいネットワークのほうに丸投げということではなく、コンサドーレのほうからも議員が今おっしゃられるように、いろいろな提案をされております。それは観光協会のほうとも言えることでございまして、行政においてもそういう中で整理をしていかなければならないと。具体にスポーツにかかわる部分で、当町においてはそういう各種大会を担っていただいているNPOさんのほうに、ある程度、大会運営ですとか、そういった部分については実績もあることから、当町においてどういう形がいいのかというところの整備と。それをどういうふうに観光に結びつけていくのかという部分については、当然、その観光協会自体の考え方もありますし、そういったところの打ち合わせ、調整というのは随時、これまでも私も同席をしながら考え方ですとか、今ある現状の中で詰めているというような状況であります。ただ、具体にまだでき上がっていないという現状もあります。それに対してはちょっと遅いというご指摘については真摯に受けとめながら早期に詰めていきながら、一つでも今の洞爺湖町のスポーツ観光にかかわる部分ででき得る部分についていっては手がけてまいりたいなというふうに考えております。

町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)

今、課長のほうから具体的に洞爺湖町がフットボール協会にどういうふうなことを提供しているのかということの説明がちょっと不足していたので、私のほうから補足させていただきますと、私どものほうでは今、少年少女サッカー、あるいはいろいろな面でのスポーツをフットボール協会さんのほうでお考えになってこられたときに、今、会場として私どもの持っている施設、それらをお貸ししているのが現状でございます。特に、洞爺の財田地区、あるいは月浦の学校施設グラウンド、これらは日程調整をしながらフットボール協会さんのほうにお貸しをしていると。その中での、今、私どものほうといたしましても、これらのほかに何かの形で施設、面的なものが整備できないだろうか、今ちょうど検討を始めているところでございまして、これらにつきましては、ややもするともう少し時間がかかるのかなというふうに思っておりますので、そういう面ができたときには、また議会のほうともご相談をさせていただきたいなというふうに思っております。

議員の質問 6番 佐々木良一

時間のかかるものもあろうかと思いますけれども、やはり今、ワールドカップでサッカーが非常に皆さんの関心を呼んでいて、そのことを受けて子供たちにも相当大きな影響を与えるのではないかなというふうに思われます。また、そのスポーツイベントということで、広く言えば冬の活用という、特に施設の冬の活用ということが大きな課題になってくるのではないかなというふうに思いますが、三上GMとの懇談の中でも出てきておりましたけれども、私も近くに大きな観光を主とした施設がありますので、特に東南アジアの皆様方は雪の中に転がって喜んで雪に触れているわけでございます。一度も雪を見たことのない皆さんが北海道の冬を楽しんでおられる。それが1日限りで終わるわけですけれども、例えば私どもも子供たちを育てるときによく長靴サッカーとか、いろいろなことをやりましたけれども、雪に親しみながらスポーツを通じて体力づくりをするということも、一つの観光の閑散期といいましょうか、そういうことの対策にもなるのではなかろうかなというふうに思われますし、そういういろいろなアイデアというのは、やはり観光振興課の中だけで考えるのではなくて、広く町民を交えて議論を喚起していくと、特に体験も含めてそういう関係団体との連携を深めていくということは非常に大事ではないかなと。やはり町民議論を高めていくということは、一番大事なことだというふうに思われますが、そういうことに対する対応というのはどうなっているのでしょうか。

町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)

今、スポーツ観光につきましては、国内だけで海外のほうからも非常に人気を呼んでいるというお話をお聞きしております。近々、7月の末になると思いますが、この間、台湾のほうに旅客誘致で行かさせていただいたとき、その折りに台湾の子供たちをぜひ北海道の子供たちとサッカーの親善試合をしてみたいというお話がございました。私どものほうには芝生のサッカー場がございます。芝生の運動施設がございますが、せっかく来られるのであればということで、先ほどもお話させていただきました、今、1市3町のほうに西胆振1市3町のほうでスポーツツーリズム、いろいろ協議をさせていただいております。今回は伊達市の人口芝のグラウンドを利用させていただいて、そこで親善試合をしていただこう、さらには当然、保護者もついてくるわけでございますから、この洞爺湖周辺で宿泊をしていただこうと、そういうふうな日程を組まさせていただいているところでございますが、特に私どものこの洞爺湖有珠山地域は夏場は自然景観豊かなところで、いろいろな観光産業がありますが、冬場が非常に厳しいものがあるということから、今まで温泉観光地として発展してまいりましたけれども、やはりこれからはこの冬場、北海道の雪のすばらしさ、これをやはり打ち出していくのも一つの手ではないかなというふうに思っております。大滝のほうではノルディック、いわゆる歩くスキー、これで何か大会をやっているようでございますし、壮瞥さんのほうでは雪合戦、国際雪合戦としてこれも非常に定着しているスポーツ、さらには洞爺地区のほうにおきましてはスノーモービルで観光客にアピールしている部分等々がございますが、今、議員おっしゃられたとおり、雪の中で何か遊ぶ、あるいは運動する、そういうふうなものにつきましては非常に参考になる事例でございますので、これから関係者、あるいは関係機関のほうとも協議しながら、何とか洞爺湖、冬の観光にもつなげられるような、そういう施策をこれからも検討してまいりたいというふうに考えております。

議員の質問 6番 佐々木良一

洞爺湖町は財政健全化団体というお持ちの中で、非常にまちづくりか全体にネガティブな事項に時間をとられ過ぎたのではないかなという気がどうもしております。やはり、もっとポジティブな事項に一丸となって進んでいく、そういう今は時期ではなかろうかなというふうに思います。そういう意味では、北海道フットボールクラブとの提携というものも、これは大きな要素になると思われますので、こういうチャンスを生かしたまちづくり、やはり子供たちは若い人も含めて、洞爺湖町の中で体験をしていただくと、その方々が大人になって家庭を持ったときにまたリピーターとして帰ってきていただけるという、大きな長いスパンで考えたときのメリットがあるわけでございますから、そういう意味においてもぜひ、今、町長が言われたように青少年の交流も含めた滞在型のスポーツツーリズムというものをぜひとも進めていただかなければならないなというふうに思われます。やはり、今まではどちらかというと財政を切り詰めて守るという町政運営を、これは余儀なくされたわけでございますけれども、これは一方においては町民の皆様方に大変、我慢をしていただくという時期がありましたが、しかし、今大事なのはこの先を見据えた先行投資、こういうまちづくりをしたいのだという中で、今、思い切ってこういうものに投資をしていく、それが将来のまちづくり、町の活性化に跳ね返ってくるのだというビジョンが大事だというふうに思われます。そういう面において町長のお考え方をお伺いしたいと思います。

町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)

昨年、洞爺湖町内に人工芝のサッカー場をつくりたいという思いで、議会のほうにもご提案をさせていただきましたが、私どもの非常に不手際で大変、議会のほうにもご迷惑をおかけしまったということは深くおわびを申し上げるところでございます。それを教訓に、私どものほうといたしましては、この圏域、北海道の中でも比較的温暖な地域でもございます。そのようなことから、今度こそはという思いを持ちまして、いろいろな私ども何回もあれですが、財源的には本当に厳しい町なものですから、いろいろな助成制度、あるいは補助金、交付金、こういうものをいろいろな面で検討を加えながら、必要最小限の予算で最大限の効果、観光産業に寄与できるような、そういうふうな施設を何とか町内にできないかというものを今も検討をこれからさらに深めてまいりたいなというふうにも思っておりまして、いろいろな懸案事項はあろうかと思いますけれども、それらのものをクリアしながら、皆さんと協議できるものを早い時期につくり上げて、そしてしっかり皆様にご提案をしていきたいなというふうに思っておりますが、まだまだ残念ながら、ややもすると時間がかかるかな、ただ、なるべく急いでそういうものを皆様にご提案できるように努力をしてまいりたいというふうに考えております。

議員の質問 6番 佐々木良一

今、町長の決意はお伺いいたしましたが、やはり今まで財政健全化という中で、町民にそれなりの我慢をしていただいた経緯があります。やはり、これからいかに攻めの町政をしていくための先行投資だといっても、皆さんがきちっと納得してくれるようなプレゼンができなければだめだと思うのです。このことが一番大事であって、どれだけの投資をして、どういう経済効果、どういうまちづくりをしていくのだと、あるいはそのことによって若者をどうやって張りつけていくのだと、そういうやはりきちんとした計画を私どもにも、あるいは町民の皆さんにも示していただいた中で、十分な議論を深めていく、そしてやはり活力ある町をつくっていくと、この熱意が今、一番大事なのかなというふうに思われますので、そういう意味ではやはりきちんとした説明のできる計画を早急に私は提示をしていただきたい。冒頭に申し上げましたが、このまちづくりにおいて、この一、二年が非常に大事だなと思うのは、そういうことも含めて私は思っているのでありまして、もう一度そういうきちんとした計画を提示していただくような対応を十分に町内も含めて詰めていただくような対応を今、しているのかどうかお伺いしたいと思います。

町の答え 副町長 八木橋隆(副町長は2015年9月まで)

ただいま町長からサッカー場のことについて指示がありまして、その件については担当課、連携する課の選定も済んでおりますし、今、準備はできています。その中で、具体的に計画をどういうふうに提示をするのかということにつきましては、用地選定候補、何点かあろうかと思います。その中でどういふうなことでそこを選定することになったのかというような具体的なこともお示しをすると、それから経済効果等々もお示しをすると、管理運営について当然でございます。そういうもろもろのことを考えられるあらゆることを検討すると、それは町内のプロジェクトチームで検討してまいります。その結果を踏まえまして、町長に報告をいたしまして、これで十分説明できるということになりましたら、なるべく早い機会に議会にもお示しをしたいという考え方でございます。

議員の質問 6番 佐々木良一

私は先ほども申し上げましたけれども、町内で積み上げることも大事ですけれども、いろいろなやはり町民、関係する団体の意見も聞きながら、やはり全体の共通認識を高めていく、あるいはそういった次のまちづくりに対する意欲を皆さんに持ってもらうための一つの政策展開をしていただきたいなというふうに思っております。そういう意味では、最後になりますけれども、これから特に人口減少化社会の中で若者定住のための産業振興策、これをどう今、お持ちなのか。先日の質問でも産業振興策というのについてありましたけれども、今、予算のついている事業の説明ではなくて、これから若者定住のためにどういうことを町として考えていくのか、あるいは考えているのかということについて最後にお伺いをしたいと思います。

町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)

定住対策、本当に非常に難しい問題でございます。私どもの地域は1910年、明治43年から2000年の間、平成12年までわずか90年間に4回の噴火活動がございました。私どもの住む洞爺湖町は、この4回の噴火災害の中で、噴火災害があるたびに人口が減少していくという苦い経験がございます。が、しかし、ただ苦い経験だけでなくて、この地は自然景観にすぐれた本当の景勝地でもございます。そのようなことから、もう既にここに家、居住を構え、または店舗を構え、生活をしている方々がいらっしゃいます。この方々とともに、この逆境を乗り越えて、ここから再度、この町はすばらしい町ですよということを訴えていかなければならないなというふうにも思っております。そのためには、ここに住む若い人方、これを何とか育てながら、この町に元気と活気が出てくるようなものをつくり上げていかなければならないと。幸い2000年噴火の後に町の特に若い人方を中心として何とかにぎわいと活気を取り戻そう、いろいろな事業を展開させていただいております。長く続いておりましたロングラン花火大会も、実は昨年から観光協会さんのほうで業者さんを変更いたしまして、毎月交代で2社による花火を打ち上げていただいております。これも今、非常にその効果が出てきているのかなと、洞爺湖温泉の花火は変わってきたねと言われるような今、体制ができているのかなと。さらには、昨年試験的にやらさせていただきました水中5連発、これらにつきましても好評なことから、ことしは水中花火5連発を年2回開催をするということで、この周知については広く地域住民にわかりやすく広報してもらいたいということも提示をさせていただいております。さらには、今週、土曜、日曜開催されるマンガ・アニメフェスタ、こちらのほうも若い方々が中心になって、この催しを開催していただくわけでございますが、こちらのほうにつきましても町のほうといたしましても、今、支援をしているところでございます。さらには、やはり地域に若者が根差して、そしてこの地域をさらに盛り上げていただくような施策、こういうものをやはりしっかりこれから構築していかなければならないかなと、そのためには働く場所がない、あるいはこういうものについて、今、洞爺湖温泉のほうは用地が限られておりますが、今、私どもいろいろなアンテナ、あるいは情報網を使いながら、何とか洞爺湖周辺に来てお店を開いていただけませんか、あるいは開業していただけませんか、こういうことも今、情報として発信をしております。今、二、三お声のあるところもありますが、何とかこういうところとも連携しながら、若い人がこの町で働けるような環境づくりもやはり必要なのかなと、さらには若い方々が何か連携のできるような施策、こういうものも考えていかなければならないのかなと、今、実施させていただいております若い方々が婚活、いわゆる俗に言うお見合い的なものも今年度も実施してまいる予定でございますし、こういう若い方々を何とか育てられるようなまちづくり、そういうものもこの施策の中に取り入れてまいりたいというように考えております。

議員の質問 6番 佐々木良一

先週でしたか、本町において自民党の移動政調会がありました。その中で、ある道議の方から、こんなにすばらしい景観、こんなに地理的条件を持った洞爺湖観光は何でこんなに停滞しているのかわかりませんというお話をいただきました。私は、本当にある意味では、このすばらしい景観、環境、交通アクセス、そして今、種々のスポーツイベントによって対外的にもある程度、認知されつつ、スポーツの町としても認知されつつある洞爺湖町、条件的にはそんなに悪くないというどころか、こんなに恵まれているところはないのではないかと、やはり、ここは一つの熱意を持ってやり抜く、官民一丸となってやり抜くという体制こそが今、一番求められるものではないかなというふうに思われます。ここ何年かの間に洞爺地区においては20代、30代の方々が定住をされ、新しくお店が開設されております。彼らは自分の力で、ここが好きで住んで生活しようとしております。やはり、それだけ魅力のある地域であることは間違いないわけであります。ここにやはり行政の先導というものがあって、若者をできるだけ住んでいただく、そのための新たな産業としての滞在型観光、あるいはスポーツツーリズムというものは、そういう意味においては若者定住のための大事な政策になるのではないかなというふうに思われます。町長のそういうことに対するもう一度、考え方をお伺いしたいと思います。

町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)

まちづくり対策、あるいは定住対策、そして若者の移住対策、これらは行政だけが進めようとしてもなかなかうまくいかない部分がございます。また、ある意味、半面、押しつけ的なものもどうなのかなと。今、議員おっしゃっていただいたとおり、私はこの町が好きだ、この町に住んでよかった、そういうことで若者はこの町に来ていただける、やはりそういうふうな環境づくりはしていかなければならないなというふうにも思っております。一つの例でございますが、この間、マラソン大会がありました。議員も完走されました。さらには、地元の方も走っておりました。そして、何よりも多くの議員さん方がその大会に役員として一緒に行動をとっていただいた、さらには役員だとかではないのですが、あるホテルのオーナーの方は、いわゆるホテルを利用して大事なお客様が、私どもにとってみれば大事なお客様でございましたけれども、その方々にお茶のサービス、あるいはお菓子のサービスなどをしていただいて、ここから見るとよく見えるよということのご提供もしていただきました。これらは全てボランティアでございます。地域の方々が、やはり地域上げて訪れた観光客の方々を温かくお迎えをする、こういう心を皆さんがお持ちで、さらにはそれが広く町民の皆さんに広がっていきますと、この町は何てすばらしい町なのだろうということで訪れてくる方々がまだまだ私はふえてくると思っております。そのための環境づくりを町はしていかなければならないなというふうに考えています。

議員の質問 6番 佐々木良一

ある意味では、この恵まれた自然環境も含めて、こういう持っている資質を生かすための、今こそ積極的な攻めの町政というのが必要だというふうに私は思いますので、今後、やはり余り時間をかけない中で対応していかなければ、やはり時を逃すと進むものも進まなくなるということも考えられますので、非常に目まぐるしく社会が変化する情勢の中で、あるいは人口が急激に減少する中で活力のない町に人が来いと言っても、これは来ないのですよ。若者がいない町にその活力というものは出てこない。そういう意味において、ぜひとも積極的な町政展開、活力あるまちづくりを望みます。以上をもって、私の一般質問を終わります。

出典:洞爺湖町議会 平成26年6月会議 2014年6月18日 議事録 PDF(3ページ) 間違いを知らせる