みんなの議会

砂川市議会 令和元年第2回定例会 2019年6月18日

(1)SNS等を活用した攻めの広報活動について/(2)学校教育カリキュラムのさらなる充実と保護者のニーズ把握の必要性について

2019年6月18日、砂川市議会の一般質問で、永関博紀議員が「SNS等を活用した攻めの広報活動について」「学校教育カリキュラムのさらなる充実と保護者のニーズ把握の必要性について」について質問し、総務部長 熊崎一弘、教育次長 河原希之が答弁しました。

質問者
永関博紀 議員
答弁者
総務部長 熊崎一弘、教育次長 河原希之

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 永関博紀

それでは、質問させていただきます。1、SNS等を活用した攻めの広報活動について。昨今急速に進む情報社会の中で、全国の意欲ある自治体はSNSにおける広告出稿や日常的な運用、またクラウドファンディング実施等における攻めの広報活動を実践し、移住定住促進や自治体ごとのファン獲得、また地域住民の施策理解、満足度向上など大きな成果を上げています。その一方で、砂川市では魅力が伝え切れていない宝の持ち腐れ状態とも言える実情があるかと思います。受け身であるホームページでの発信ではなかなか人の目に触れる機会はなく、現状の情報発信では不十分なようにも思われます。砂川市も専門部隊となる情報発信専属の課を創設し、もしくは外部委託等の仕組みを整える必要があると考えますが、これからの市の情報発信の姿勢について伺います。2、学校教育カリキュラムのさらなる充実と保護者のニーズ把握の必要性について。加速する少子化の中で、市民がこの地域で安心して子供を生み育て、暮らしていただくためには教育の充実が必要不可欠です。さらに、他市町村とのよき差別化が生まれることでこの地域の児童をふやしていくことも可能と考えます。市内を初め多くのお母さん世代からヒアリングをしたところ、例えば子供に通わせたい習い事ナンバーワンと言われる水泳ですが、市内だと悪天候を理由に2回しかない授業が中止になるので、温水プールをつくってほしいやこれからの時代に適応するべくプログラミングや外国人講師ALTとの英会話をふやしてほしいといったさまざまな要望があることがわかりました。現行のアンケート実施など親御さんの意向を酌むツールがあるものの、要望を酌み取るところまでのヒアリングができていない現状があるかと思います。現在各小学校では全校一斉メールシステムを整備したところでもあるので、これらを踏まえ、もっと充実したアンケートの実施やそれに伴った特色あるカリキュラムの構築をすべきと考えますが、教育長の考えを伺います。

答弁 総務部長 熊崎一弘(総務部長は2022年3月まで)

大きな1つ目、SNSを活用した攻めの広報活動についてご答弁申し上げます。現在砂川市のホームページによる情報発信につきましては、ツイッターとフェイスブックのソーシャルプラグインボタンを配置してSNSを活用した情報の拡散を行っておりますが、市公式のアカウントを取得したSNSによる情報発信は行っていないところでございます。平成25年に総務省が公表した地域におけるICT利活用の現状等に関する調査研究によりますと、SNSの活用目的は地域内の市民、企業向け情報提供や災害時の情報提供が86.5%と最も多く、次いで地域外向け情報提供が72.7%という経過となっております。この調査によればSNSの広報情報発信の容易性についての評価が高く、即時性、手軽さ、情報の拡散力にすぐれるとの回答が88.8%、財政負担、労力が少なくて済むという回答も54.6%に上りました。一方でSNSを活用する上での注意点として、情報漏えい、誤情報、デマ、権利侵害、不適切な発言等のリスク、利用できる市民と利用できない市民の情報格差、人材、ノウハウの不足が上位3項目を占めておるところでございます。また、SNS先進自治体である佐賀県の武雄市では、平成23年に世界初の取り組みとして市のホームページをフェイスブックに移行したことで有名となり、また秘書広報課の広報部門をフェイスブック・シティ課として独立させて、あわせて全職員をフェイスブックに登録し、双方向のコミュニケーションを実施した結果、ホームページでは月平均5万のアクセス数がフェイスブック移行後には300万に達するなど、話題性も相乗効果となり、一時的にではありますが、脅威的なアクセス数の増加を記録し、自治体のSNS活用事例の最先端として注目を集めました。しかし、その後、ホームページを移行したことから、住民から探したい行政情報が見つからない、フェイスブック・シティ課の名称に対して業務内容がわかりにくいなどの意見などがあり、平成27年には以前のホームページに戻し、課の名称も広報課に変更となり、SNS活用の光と影が交差した事例として現在取り上げられております。現在市ではSNSのプッシュ型による即時性や情報の拡散力にすぐれる特徴を生かした情報発信はどのようなものに有効かと考えた結果、どちらかというと市外向けの情報発信に活用することが有効と判断し、地域おこし協力隊、SuBACo、スイートロード協議会などが独自にSNSを使用した情報発信を行うとともに、市民などにはプル型である市のホームページ内にある膨大な情報を検索していただくスタイルをとっているところでございます。さきの総務省の調査結果にもありますが、SNSの活用目的で災害時の情報提供が上位にランクされており、市民向けの活用も有効であると感じており、これからの市の情報発信につきましては、市全体のアカウントではなく、例えば防災部門など部署単位でアカウントを作成するなど、SNSを活用した情報発信について今後検討していきたいと考えているところでございます。現状では攻めの広報活動を行うために新たに専門部隊となる情報発信専属の課の創設や外部委託などについての必要性は強く感じていないところでありますが、SNSにかわる情報発信ツールや他自治体の動向を注視し、効率的かつ効果的な情報発信のあり方について調査、研究を引き続き行っていきたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。

答弁 教育次長 河原希之(教育次長は2021年3月まで)

大きな2、学校教育カリキュラムのさらなる充実と保護者のニーズ把握の必要性についてご答弁申し上げます。初めに、学校教育カリキュラムのさらなる充実のご質問につきましては、文部科学省が定める学習指導要領において、全国的に教育の機会均等が図られるよう教育課程全般にわたる配慮事項や授業時数の取り扱い、各教科等の目標、内容、その取り扱いが規定され、基準として示されております。各学校の教育課程については、この学習指導要領に従い、児童生徒の人間性として調和のとれた育成を目指し、心身の発達の段階や特性、学校や地域の実態を十分考慮した上で学校長が適切に編成するものとされているところであります。このようなことから、各学校がそれぞれ設けている教育目標の実現を目指し、学習指導要領を踏まえつつ、子供の実態に応じて教育課程を編成しております。編成に当たっては重点となる教育活動を教科横断的に計画したり、地域の特性を生かしたりするなど、特色ある教育活動となるよう工夫を図っているものであります。特色あるカリキュラムの構築につきましては、来年度以降に全面実施される新しい学習指導要領においても、子供たちに求められる資質、能力とは何かを社会と共有し、連携していく社会に開かれた教育課程をより重視することとされているところであります。各学校では、今後保護者及び地域住民による教育活動への参画が一層促進されるよう、アンケートの継続やコミュニティ・スクールの導入などにより学校に求められる教育的ニーズ等を把握し、組織的かつ計画的な教育活動の質の向上を目指し、カリキュラムマネジメントを図っていくものであります。次に、保護者のニーズの把握についてでありますが、子供のよりよい成長には学校と家庭の連携が重要であり、各学校においては学級懇談や個人面談または家庭訪問等において、学校へのニーズも含め子供への願いや思いを直接伺う機会を設けております。さらに、学校評価アンケートを初め学校行事や日常生活に関する各種アンケートも実施する中で保護者の意向を酌むよう努めており、いただいた要望等については各学校で総合的に判断し、可能な範囲の中で改善を図っているところであります。また、今般市内小中学校で導入いたしました一斉メール配信システムにつきましては、災害時の情報や子供の安全にかかわる緊急的な連絡、学校運営にかかわる急な連絡などを迅速に伝えることを目的として各家庭に登録をお願いし、運用を始めておりますが、現時点ではアンケートへの活用は想定していないものであります。

質問 永関博紀

最初の攻めの広報活動についてご質問したいと思うのですけれども、この提言の根底にあるのは、全ての行動の根源となるのは、まずは情報を認識し、認知し、そこから例えば行政であれば移住定住であったりだとか、観光地として砂川市に訪れるといった行動につながるという考えがございまして、まずはこの情報発信に注力して広報活動を充実し、このまちの魅力であったり施策を内外に広く発信していくことが重要なのではないかと考えているところがございます。武雄市の例もございましたけれども、全国の広報活動のいろいろ事例を見ていると、武雄市は一番最初に成功事例として出てくるのです。全職員にSNSのアカウントをつくってもらって情報発信を促すですとか、かなり攻めた、それこそ攻めた広報活動をしているのかなとも思うのですけれども、今市長がかわったというタイミングで、そういったホームページがないと情報が見れないというさまざまな要望があって、ホームページのほうに戻した背景もございますけれども、市内でどういう現象が起こっているかというと、内外に情報を発信することで観光客がそれまで本当に数千人程度だった現状が年間数十万人、数百万人武雄市に訪れる状況が生まれまして、そこで市民のまちに対する誇りですとかそういったことが生まれるということで、非常にそこのバランスについては見定めなくてはいけないかなとは思うのですけれども、非常に効果があったのではないかと思っております。一方で砂川市の現状をいろいろ見ていると、先ほどの答弁にもございましたように、ホームページ、あくまでもこれは受け身の情報発信かなと思っています。ソーシャルネットワーク、SNSの運用も、日々の業務がありますので、観光協会のアカウントであったり地域おこし協力隊の発信は、どうしても二の次になってしまっている現状があるのかなと思っています。このまちの魅力というのを、例えばオアシスパークの絶景だったりアメニティ・タウンの魅力というのをもっと内外に発信していく価値があると思っていますし、例えば社会増を目指しているというところで、すずらん、あかね分譲地の格安販売等々、これらの施策の情報発信を若い世代に向けて、SNSをしっかり活用して情報を伝えていくことがすごく大事なのではないかと思っています。この情報社会の時代の流れですので、行く行くは各自治体こぞってもっと情報発信をやっていかなくてはいけないよねと気づくタイミングが来るかなと思うのですけれども、それを早いうちから情報発信をやっていくのかどうかというところを、最初から全職員に対してSNSで発信しろなんていう提言をしようとは全く思っていなくて、例えばホームページに上がっている各課のトピックスをまずは広報広聴課のほうでSNSでシェアをするというところから、若い世代に向けて特にSNSを活用して情報発信をしていく必要性があるのではないかと思っているのですけれども、その体制であったり規模感というところ、これから考慮して体制を整えていく考えがあるのかを改めてお伺いしたいと思います。

答弁 総務部長 熊崎一弘(総務部長は2022年3月まで)

若い人へ向けての発信ということで、今はフェイスブックの関係でどうだろうかというお話だったと思います。1回目の答弁でも申し上げましたとおり、観光情報ですとか移住情報についてはそれぞれ地域おこし協力隊という方々が積極的に発信を強化しようということで、それぞれの部署について関係する部分については発信を行っているという思いを私はずっとしております。それから、プラグインについても、うちのホームページにボタンがついていますので、それぞれフェイスブックを活用されている方がそこを押していただけるとその方に関する部分で拡散をしていくという使い方ができているのでないかと思っております。効果の部分についてなかなか効果測定できないのかなとも思っているのですけれども、それぞれ地域おこし協力隊、それからSuBACoがやっている、前提が市の嘱託の職員がやっているという部分でございますので、全て何でもオーケーという形では運用しておりませんけれども、いいねの数を見ると1,000件前後は今実際にある部分です。それがきっと多くならないと拡散もしていかないのではないかなと思うのですが、今のところフェイスブックでの、うちの専門的な部分ですけれども、なかなか数字的には上がっていないのが正直なところでございます。また、一方先日滝川市のホームページを見ますと、滝川も同じようにSNSを使って、隣町の話なのですけれども、やっております。あそこはフェイスブックを広報係で運用しているようなのですけれども、なかなか数字的には、いいねの数ですけれども、上がっていないというのがあって、データの更新速度だとかが非常にそういうアクセスの数の量には影響してくるのではないかとは思っているのですけれども、1,000ぐらいの部分ではきっと議員さんも満足されていないのだろうと思っているところです。それがいかに多くなっていくかというのは研究しなければなりませんし、それがきっとデータの内容がどういうデータの内容だろうかという部分が必要なのかと思っております。全体的に発信の手法としてはあるだろうとは思っているのですけれども、情報過多になってもだめでしょうし、欲しい情報をいかに持っていってもらえるか。大前提は情報が欲しい方にまずアクセスしていただくということで、一昨年、3年目になりますか、ホームページの部分をコンピューターでなくてもスマートフォンでも見れるような体制につくり直ししました。今大部分の方はスマホを持っていますので、自分から見ようとする部分については見やすくなってきているのではないか。選ぶのも、子育ての情報が欲しいなだとか観光情報が欲しいなという部分については、いっときよりは見やすくなってきているのではないかと思っております。今すぐにフェイスブックを使って広報の部分で発信をするというのはなかなかまだできないかなとは思っているのですけれども、その辺の研究は引き続き続けたいと思いますし、先ほど話したように災害のほうは活用されるべきだと思っておりますので、災害のほうにまずスタートとしてはやっていきたい、その後全体としてどうしようかという部分を特にフェイスブックのほうでは考えていきたいと思っているところでございます。

質問 永関博紀

僕も仕事柄日々SNSを活用して情報発信をやっているわけなのですけれども、砂川市の今のアカウント、フェイスブックで一番フォロワーがついているのが地域おこし協力隊で大体1,200人、観光協会で900人。滝川市の役所のフェイスブックで大体1,500人。先ほどの武雄市を例にしてみると、大体3万5,000人のフォロワーがついています。それに関して言うと、武雄市はとあるタイミングで1,500万円の広報の予算を割いて一気にアカウントを育てる、自分たちのメディアを自分たちが育ててつくってしまうという攻めのタイミングを1カ所つくったわけなのです。それ以降に関しては、自分たちが特段そういったメディアにお金を払わなくても、そういったメディアはもう既に自分たちで持っているので、情報発信が引き続きいい濃度でされていく。効果のあるメディアを自分たちが持つことができる現状もありますので、僕たち民間も行政のそういったところに頼り切ることなくやっていかなくてはとは思っているのですけれども、官民連携しながら、まちの情報を一緒になって内外に向けて情報発信していくことが重要かと思っていますので、こちらに関してはぜひ引き続き可能性を探っていただきたいと思っております。2つ目のカリキュラムに関してなのですけれども、まず先日中央小学校で農業体験をされるということで、奥山農園さんのところかな、小学生たちが田植えの体験をするということで、非常にすばらしい取り組みをやっていたのだなとすごく関心をしたというか、いいなと思ったのですけれども、それ以外の小学校でこういった独自の総合学習が今実施されているのかをお伺いしたいと思います。

答弁 教育次長 河原希之(教育次長は2021年3月まで)

各学校で行われている地域性を生かした教育活動でございますけれども、例えば遊水地学習館での学習、それから田植え、稲刈り、交通安全教室、これは自動車学校に比較的近いところの学校でございますけれども、それらと中学校では職場体験ということで、地域の企業で職場体験をしているというような授業を特別活動、さらには総合的学習、生活の教科等々で実施している状況でございます。

質問 永関博紀

そのような授業が行われているのはなかなか情報が入ってこなかったので、すごく関心をするとともに、そういう情報が市民の間で話題となって情報が広まっていくことは、またさらなるこういった授業をやってはどうだという、そういった要望もこれから生まれてくるのではないかと思っております。先ほどの運営協議会で地域の声を拾って、これから独自のカリキュラムをつくっていく方向性があるとお話を伺いましたけれども、はたまた全国に目を向けてみると、例えばこれからの時代に生き抜いていくために、例えばディベートに特化した授業を取り入れている学校があったりですとか、対人関係のコツを学ぶソーシャルスキルという授業を取り入れている学校があったりですとか、それぞれの学校で、地域で、先進して能動的に新たな授業であったり要素を取り入れていくという自治体があるのかなと思っています。この地域の声を拾っていくのはもちろんすごく大事かなと思うのですけれども、全国に目を向けて、そういった取り組みをこれから砂川市でも取り入れていく余地があるのかをお伺いしたいと思います。

答弁 教育次長 河原希之(教育次長は2021年3月まで)

時代の先端に立っている教育活動、そういう学校の特色というものを取り入れないのかというご質問ですけれども、先進的な取り組みをしている学校の部分につきましては、議員さんのおっしゃるとおり確かに参考になる部分がございます。しかし、今学習指導要領の移行時期でございまして、次の学習指導要領につきましては、生きる力を身につけるように集団生活の中で人々と協働して主体的に解決していくと、主体的で対話的な深い学びという次の新たなお題目がございます。こちらに向けてスムーズな移行をしていくことを、まず砂川の学校ではその教育活動がスムーズに進むように進めていきたいと思いますけれども、他の自治体のものは参考になりますが、まずはそういう現状でございますので、そういうことで学校教育は進めてまいりたいと考えております。

質問 永関博紀

道内のほかの自治体を見ても、すごく特色のある授業を取り入れて、それを目当てにその自治体に移り住むという方もいらっしゃると聞いております。先ほどの田植えであったり、稲刈りであったり、そういった独自性のある魅力ある授業を取り入れていくということは、先ほどもお伝えさせていただいたとおり、児童が減っているこの時代ですので、子供たちのもちろん成長につながるというところが大前提なのですけれども、そういった課題解決にもつながり得る可能性があるのではないかと思っているので、ぜひ柔軟に、そういった姿勢で、さらなる教育であったりニーズ把握というところで柔軟な対応をしていただければと思っている次第でございます。以上でございます。

出典:砂川市議会 令和元年第2回定例会 2019年6月18日 議事録 PDF(16ページ) 間違いを知らせる