佐呂間町議会 令和2年第3回定例会 2020年9月29日
新型コロナウイルス感染症による林産業への影響について
2020年9月29日、佐呂間町議会の一般質問で、佐藤昭男議員が「新型コロナウイルス感染症による林産業への影響について」質問し、町長 武田温友、経済課長 菊地秀喜が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤昭男 議員
- 答弁者
- 町長 武田温友、経済課長 菊地秀喜
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 7番 佐藤昭男
それでは、改めましておはようございます。まずもって長年の念願であった武田町長、町長就任おめでとうございます。心からお祝い申し上げます。これからも地方自治の本旨である町民の福祉向上と町のさらなる発展に向け、新しい佐呂間町の創造に全力で取り組んでいただきたい。それでは、通告してありました一般質問に入ります。新型コロナウイルス感染症による林産業への影響について。新型コロナウイルス感染拡大の影響で自動車部品などの輸出用の梱包材や新築住宅の建材需要の減少から伐採量が減少しているが、本町の町有林、民有林の木材価格の影響はどのようになっているか伺います。また、森林作業員の仕事を確保するために伐採が必要だと思うが、加工場では受入れをどのように対応しているのか。さらに、このことによる植林計画への影響についてなど、町長の所信表明にある活力ある森林体系をどう維持していくのかをお伺いいたします。
答弁 町長 武田温友
まず、お祝いの言葉をいただきまして、本当にありがとうございます。私の所信表明に基づきまして4年間しっかりと頑張ってまいりたいと思っております。今回は、私にとりまして初の定例町議会、初の一般質問でありまして、その中の最初の答弁であります。私の人生の新たな第一歩といたしまして心に刻んで答弁をさせていただきたいと思います。新型コロナウイルス感染拡大に伴い、国全体における輸出は前年比14.8%の減少となっており、特に一般機械については16.8%、自動車部品に至っては21%のそれぞれ減少となっております。また、国内における木造住宅の着工戸数も前年対比11.8%の減少となり、本町生産木材を含む国内の木材需要に大きな影響が出ているところであります。このような中ではありますが、本町における素材生産状況につきましては、4月から8月までの森林組合出荷量の推移でありますけれども、前年同期に比べまして2,227立方メートル、率にして16.5%の増加となっております。また、民有林における伐採届の状況でありますが、昨年度1年間の届出件数12件、伐採面積10.78ヘクタールに対し、本年度は8月までに8件、伐採面積11.32ヘクタールが届出をされておりまして、町有林と合わせまして昨年同様の生産量となる予定であります。価格については、8月までは昨年販売価格と同程度で推移しておりましたが、9月に入り在庫調整による需要低迷により急激な価格下落が始まり、今後も一定の期間価格低迷が予想をされております。この価格低迷により、素材生産の採算性悪化は今後の民有林における伐採量に大きな影響を及ぼすことが予想され、世界経済の回復による価格回復に期待をしているところであります。森林作業員の仕事確保についてでありますが、本町における森林作業員は現在4名おり、町外の事業所において就労しておりますが、さきに述べましたように現在のところ伐採量は前年を上回る状況でありますが、今後木材価格の状況により伐採量の減少による仕事量の減少に対しましては、下草刈りや枝打ちなど森林保育事業に転換されることが予想されております。また、各木材加工場におきましては、製品需要が低迷する中、部分的な休業や生産量の縮小など操業計画の変更など対応しておりますが、原木での在庫積み増しなどにより経営上可能な限り受入れに協力をいただいているところであります。伐採量の減少は、森林計画など森林の更新計画にも影響するものでありますが、町有林も含め町全体の伐採量を計画的に確保をしてまいりたいと考えております。産業、環境、防災など森林の多面的な機能を維持しながら未来にわたって豊かな森林整備を進めるため、植えて、育てて、切って、使って、また植えるを基本理念にしまして、関係機関及び山林所有者と協力をして進めてまいる考えであります。以上です。
質問 7番 佐藤昭男
ただいま町長の答弁を聞いておりますと、伐採量も昨年と同様に木材は切られていると、そして価格も多少は低迷しているけれども、何とか維持をしているということで安堵しているわけです。町有林の関係でお聞きしたいのですけれども、今年は12町ほどの皆伐をするということを聞いておりますけれども、また皆伐12ヘクタールするということで、残りが伐期が来ている面積がかなりの面積がまだ残っているということなのですけれども、今後計画的にどういうふうに、一遍に切るわけにもいかないだろうし、どういう計画的に皆伐をしていくのかもお聞きしたいと思います。
答弁 経済課長 菊地秀喜
現在伐期を迎えている町有林は886ヘクタールございます。町有林全体の面積が1,635ヘクタールと半数近い数字が伐期を迎えている状況にありまして、本年度の伐採は12.39ヘクタールということで計画的に伐採を進めているところでありますが、さらに民有林との兼ね合いの中で一定量の伐採量を確保して進めてまいりたいと思います。この中には地形と環境との取り合い等もありまして、今後令和5年までの間の伐採計画に沿って今のところ進めていく予定であります。以上です。
質問 7番 佐藤昭男
今課長から答弁があったように、886ヘクタールの伐期が来ている山林があるということで、植林したときが一緒だったのかもしれませんが、今後計画的に、伐期時期が来ている木は何年も置いておくわけにもいかないだろうし、町有林は町の貴重な財産であるので、今後付加価値を高めるためにも適期の作業というか、伐期を怠らないよう活力ある森林体系の維持を行っていただきたいと思います。
答弁 町長 武田温友
町有林の全体面積の約半数が伐期を迎えているということでありますけれども、議員のお考えのとおり、これを全て伐採していくということは計画の中でも難しいという状況であります。これは伐採した部分をさらに植林をしていくというような、植林に関する補助事業ということも計画的に考えていきながら伐採していくということでありますし、特にまとめて木を切るということは環境上、自然の循環ということで、降った雨がサロマ湖に流れ、山の栄養がサロマ湖のホタテの栄養にもなるというような循環にもなっておりますので、環境面を考えた中での森林計画に基づいた森林管理ということでこれからも継続してまいりたいと思います。以上です。
質問 7番 佐藤昭男
ただいまの町長の答弁、今後とも計画的に森林体系の維持を行っていただきたいと思います。それでは、私の一般質問を終わります。