音更町議会 平成14年第4回定例会 2002年12月17日
(1)住民参加型ミニ公募債の導入について/(2)本町における分煙化の取り組みについて
2002年12月17日、音更町議会の一般質問で、高田博明議員が「住民参加型ミニ公募債の導入について」「本町における分煙化の取り組みについて」について質問し、町長 山口武敏、助役 藤井勉、総務部長 奥山政則が答弁しました。
- 質問者
- 高田博明 議員
- 答弁者
- 町長 山口武敏、助役 藤井勉、総務部長 奥山政則
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 5番 高田博明
通告に従いまして、2問について質問申し上げます。まず1問目、住民参加型ミニ公募債の導入についてであります。地方財政が年ごとに著しく厳しくなる中、財政の健全化は重要な課題であります。低金利な資金の調達は、財政健全化への一つのポイントと言えるかと思います。平成14年度、山口町政の執行方針の中にもあります「住民との協働によるまちづくり」を推進しようとするときに、住民の行政への参加意識の高揚を目指したミニ公募債の発行導入は、その方向に十分合致するものと考えるものであります。超低金利状態が長期化しており、また、定期預金のペイオフが施行されるなど、金融市場の現在の状況は、国民の預金意欲の低下や経済の円滑な回転を阻害しているものと考えざるを得ません。自らの町を自らの手、自らの資金でつくり、町民の自治意識の高揚を図るために、住民参加型ミニ公募債の発行を導入すべきと考えますが、考え方をお伺いいたします。2問目、本町における分煙化の取り組みについてであります。21世紀は環境の時代であると言われ、大気、水、土壌汚染等、人々の生活上障害となるであろうさまざまな事項の改善が求められております。そんな中、身近な日常生活の中においても、近年著しく対応策が講じられようとしているのが喫煙に対する対策であります。たばこの有害性に対する認識は、私がここで今更言うには及びませんけれども、一方においてなかなか禁煙が進まないのも事実でございます。また、地方財政の厳しくなる中、本町においても、平成13年度決算2憶7,300万円にも及ぶたばこ税の収入は、貴重な税収と認識するものでありますし、平成15年度に向けて、国の税制改正の中で、たばこ税の値上げが検討されているのも現実でございます。しかし、全ては、国民だれもが健康であってのことでありまして、道庁を初め各官公庁、地方自治体においても、今や分煙は常識であると言えます。本町にあっても、職員の健康管理や職場環境の向上のために分煙措置をとることは緊急の課題であると申せましょう。早急な対応策を講じようとしないのは、行政の怠慢と言わざるを得ないかと思います。理事者の見解をお伺いするものであります。(拍手)
答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)
1点目の住民参加型ミニ市場公募債導入の考え方についてお答えをいたします。町が借り入れる資金は、大きくわけて政府資金と民間資金に区分され、市場公募資金は銀行など縁故資金とともに民間資金に含まれます。公募による資金調達については、これまで都道府県や政令指定都市だけが行っておりましたが、昨年12月から市町村でも住民公募型ミニ市場公募債を発行するように総務庁が進めております。道内では、帯広市が来年2月に発行予定しております。帯広市の計画によりますと、公園整備事業などの財源に充てる目的で、帯広信用金庫が取扱機関となり、5年満期一括償還で、額面10万円と100万円の2種類の証券を総額3億円を発行し、償還期限まで年2回の利息を支払う仕組みになっています。公募対象は20歳以上で、住民登録のある帯広市民となっております。利率は、国債の利率に若干の上乗せをすることで、国債より有利な条件で発行するため、市民にとってもメリットある債権となっており、これまで同様の手法で公募債を発行した全国の自治体でも大変好評ということであります。また、従来の縁故債の借入利率と比べてミニ公募債は、国債の利率に上乗せし、取扱機関への手数料を加えても有利な資金調達ができる試算になるとのことであり、自治体にとっても魅力のある調達手段であると考えております。国は、この住民参加型ミニ公募債を住民の行政への参加意識を高めてもらう手段の一つとしてとらえており、加えて資金調達の多様化を図るねらいがあります。しかし、窓口となる金融機関は、取り扱いに係る事務が繁雑なことから、発行総額が少ないと手数料に見合わないため、引き受けてもらえないことも想定され、また、償還年次には極端な公債費の増加を避けるため、書き替えを考えなければならないなど課題が多くあります。御意見のとおり、財政運営上、低金利で資金調達できるメリットがあり、住民参加の行政運営のきっかけともなるため、導入については十分意義あることと認識を深めておりますが、現時点では問題点も多く残されており、先進地の事例を参考に研究してまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。2点目の本町における分煙化の取り組みについてお答えをいたします。喫煙と健康の問題につきましては、本年8月に健康増進法が公布され、来年の5月から施行される予定でありますが、この法律には、病院など多数の人が利用する施設の管理者に、たばこを吸わない人が他人の煙りで害を受ける「受動喫煙」の防止策をとるよう求めることが想定されております。町民の健康づくりを進める町行政としても、この問題は重要な課題であると認識しており、御指摘の庁舎内における分煙対策については、本年10月25日に開催された衛生委員会においてこの問題が検討され、執務場所での喫煙と庁舎内での分煙化の方向が打ち出されたところであります。役場庁舎、診療所、保健センター及び在宅介護支援センターにつきましては、年度内のできるだけ早い時期から分煙化を実施し、その他の公共施設の分煙化についても対応策を検討してまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上でございます。
再質問 5番 高田博明
再質問をさせていただきます。数日前よりちょっと風邪を引いておりまして、ちょっと思考能力が低下しておりますので、簡単に質問をさせていただきたいと思います。ミニ公募債についてでありますけれども、数日前の道新に留辺蘂町の無金利で、総務省の一時クレームがついたというようなお話も出ておりましたけれども、今まで発行されたどこの県、政令都市等においても非常に住民の方々の関心が深くて、発行される目的はいろいろですけれども、発行して何分かとか、あるいは何時間のうちに完売してしまった。その目標額の数倍の希望があったというようなデータもいただいているわけなのですけれども、非常に、こういうミニ公募債について導入するということになれば、金融機関にとっては余り好ましい話ではないのかという側面もあるかとは思うのですけれども、自ら、自分たちの行政、自分たちの町で地域のいろいろなニーズ、要望を出すときに、当然予算はついて回るわけですから、その借金をするときに、自分たちの預金利息程度でやってもらえるものであれば、こういう元本も保証できないような金融、銀行さえ破綻するような時代ですからね、これは、ある意味で本当に町民の皆様方にも十分理解していただけるし、私はそういう意味で、もっと前向きに、いろいろな問題はあるかと思うのです。今の時点では、まだ、はっきり言って雲をつかむような状況ですから。利率をどれぐらいにすればいいのか、あるいは発行する総額をどれぐらいすればいいのかとか、満期前に解約する場合には元本保証をどうするのかとか、それから、今言われたように、引き受けの金融機関があるのかないのか、さまざまな今心配なことが想定されるかと思いますけれども、留辺蘂の例でいきますと、私の聞いている範疇の中では、役場自らが窓口で売るのだというような話も一部聞いております。努めて金融機関だとか、そういった事務手続上のコストを下げるような形で、やっぱり導入すべきだと思いますし、さまざまな、証券そのものを発行するのがいいのかどうなのか、本預かりにした方がいいのではないかというような話も伺っているところであります。一番近くの帯広市で、年明け早々に具体的に3億円ほど発行されるようなお話でございますので、この点については突っ込んだ情報収集して、新年度の、20億円になるのでしょうか、二十数億円になるのでしょうか、この中身で、やっぱりこういった低利な資金を使うことが財政の上で有益だというふうに考えるものですから、さまざまな準備といいますか、そこら辺の判断をお願いいたしたいと思います。現在の理事者の考えの中で、特に今問題と想定されるようなことが何なのか、とらえておれば、その点についてお伺いいたしたいと思います。ミニ公募債については余り深追いするつもりもありませんので、この程度にさせていただきたいと思います。それから、2番目の分煙についてでありますけれども、東京都の千代田区ですか、たばこの路上喫煙の禁止でありますとか、ポイ捨ての罰則化などもされておりますけれども、非常に今肺がん、先ほどの昼のテレビでもやっていたのですけれども、肺がんに対する治療薬の副作用の問題、厚生省が随分早く、焦ったのかどうかは知りませんけれども、治療薬の認可をした。それによって、副作用によって死亡者がかなりの数出たというような話で、それだけがんに対する有効的な薬の必要性に迫られているというふうに私は感じたのですけれども、たばこそのものは、呼吸器系のさまざまな、肺がんあるいは喉頭がん、咽頭がん、さまざまな疾病、それから、循環器系の心臓だとか、さまざまなものに影響するのは今更言うまでもないことでありますけれども、うちの役所の中での衛生委員会の中で一定の方向が示されたようですので、あえてここで私がたばこの害についてああだこうだは言いませんけれども、具体的にどういった手法で分煙化を進めようとしているのか、その点について具体的な、その実効性の高いものであれば、やっぱり手がける意味がないでしょうし、自分自身がたばこを吸うとか吸わないとか、そういう問題ではなくて、私がここで言おうとしているのは、職員の皆さん方の健康管理だとか、それから、職場の環境改善の上で、やっぱりこの問題については、是非とも本当の効果の上がる対策をとっていただかなければならないと思うから言っているわけでして、町内のある方でも、御主人がたばこをお吸いになっていたのですけれども、奥さんは全くたばこは吸わなかったわけですけれども、たまたま会社の集団検診の中で、奥さんに肺がんが見つかって手術をしたというような事例も私も耳にしまして、全く人ごとではないのだというようなことを感じているところです。本当に、たばこを吸われる方、私がこうやってここで立っていると、前後左右から非難の矢を浴びるのかなとも思いますけれども、(発言する者あり)後で会派の会派室へ行ったら、恐らくかなり責められるのだろうと思うのですけれども、それはそれとして、今、具体的に取り組もうとしている、その辺についてちょっとお聞かせをいただきたいと思います。以上。
答弁 助役 藤井勉
1点目のミニ公募債の関係で、特に問題は何なのかというような御質問だと思います。今心配、心配といいますか、考えている中で、一番問題になるのかなというのは、発行する額にもよりますけれども、一気にその額を発行しますと、償還が一気に来ますので、年次別ということもあるかもしれませんけれども、そのときにそれだけの現金を用意できるかできないかというようなことが、まず一つ心配事でございます。仮に用意できないとした場合に、起債が認められるのか認められないのかというようなことにもなるわけでございますけれども、いずれにしても、お金がなければ、起債を認めていただいてというようなことになると思いますけれども、お聞きしますと、その目的に、借り受けた目的が通常の起債に該当する場合は、起債の借り換えの起債が認められるのだろうというようなお話をお伺いしておりますけれども、その場合に、金利を計算しますと、その時点で借りるのがよかったのか、後で借り換えするのがよかったのか、その辺の損得勘定といいますか、コスト勘定といいますか、そういうものが最終的にどうなるのかなというようなことが、一番先行きとして心配されるところでございまして、もし仮にそれが起債対象外の、いわゆる金の使いようだということになれば、事前にその分を積み立てておかなければならないというような、償還に対応する積み立てをしていかなければならないということもございますので、その辺が難点といいますか、今疑問を持っているところでございまして、お話ありましたように、やっているところの情報を的確にいただいて、どういうことなのか、その辺を十分研究をしながら、我々としては、町民の皆さんの、そういう自治に対する意識高揚という点と、やっぱりいろいろな形で町にかかわりを持っている、あるいは持つということが、行政に対する関心をいただけることにもつながるというような意味、あるいは場合によっては、これは話題になっていますけれども、金利ゼロなんていうことができるとすれば、また、それもまた大変いいことにもつながるわけですけれども、それは別といたしましても、やはりいろいろな形で住民と町のかかわりという意味では、関心を持って進める必要がある事項だなというふうに思っておりますので、そのようなことで御理解をいただきたいと存じます。
答弁 総務部長 奥山政則(総務部長は2003年3月まで)
2点目の分煙化の取り組みの内容、現在取り組んでいる内容はというような御質問でございまして、現在検討している最中でございます。議員さんおっしゃられますように、効果の上がる対策が必要ということは、確かにそのとおりだろうというふうに思っております。それで、各階に場所の指定、それとあわせまして、分煙機を設置していきたいなというふうに思ってところでございます。ただ、庁舎内におきましても、御承知のように、そんなに広いスペースもございませんので、お客さん等につきましても、御不便をかける点はあろうかなというような気はするわけでございますけれども、庁舎内何カ所かに場所を設定、そして、分煙機を設けた中でやっていきたいというふうに考えているところでございます。それともう一つにつきましては、会議中の禁煙でございます。今の常任委員会等におきましても既に禁煙になっておりまして、職員の会議あるいは庁議等につきましても、最近その方向で、禁煙でやっているわけでございますが、今後更に、いろいろな各種会議がこの庁舎内、それから、ほかの施設も開かれてくるわけでございますけれども、その辺につきましても周知をしていきたいなというふうに考えているところでございます。
再質問 5番 高田博明
ミニ公募債については、今、助役からお話いただきましたように、先進事例等をやっぱり数多く情報収集した中で的確な判断をして、うちの町としてどういうふうに改善しながらやればいいのか、その辺の判断を特にお願いいたしたいと思います。それから、分煙についてでありますけれども、やめればいいのはわかっていてもなかなかやめられないというのが、たばこを吸われる方の心境かとも思います。なかなか自分自身の健康問題に関しては、ドクターストップでもかからない限りはやめられないのが正直なところかと思いますけれども、庁舎内においては、今、奥山部長の方からお話しいただいたような形で、各フロアあるいは各保健センターですとか、そういったところにも空気清浄機等の設置によって、一定の施策がされようとしているようでありますので、その辺は評価させていただいて、一刻も早い庁舎内のきれいな空気の中で業務が円滑に進むことを期待しまして、質問を終わりたいと思います。