みんなの議会

音更町議会 平成14年第4回定例会 2002年12月16日

国立療養所跡地その後の見解について、この問題、1問について

2002年12月16日、音更町議会の一般質問で、畠山實議員が「国立療養所跡地その後の見解について、この問題、1問について」質問し、町長 山口武敏が答弁しました。

質問者
畠山實 議員
答弁者
町長 山口武敏

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 15番 畠山實

通告に従いまして、私は国立療養所跡地その後の見解について、この問題、1問について質問をいたします。今回の質問に対しては、先に議会議員協議会にも一定の見解を示されたところでありますが、その中で、今日まで療養所存続をめぐって長期間にわたって関係当局に本町としての要望を展開してきたところでありますが、厚生労働省、いわゆる国の機関の方針として出された廃止、統合という決定後の跡地利用に向けたさまざまな計画を模索する中、少子高齢化の進む本町においての老人保健施設の整備に取り組む考えを示されたところであります。たしか十勝療養所と帯広療養所の統合時期が平成15年と伺っているところでありますが、統合の時期と今示されている老健施設整備の計画が手続上の難しいハードルをクリアしなければならない問題があるとすれば、その上に立って、以下5点について質問をいたします。1点目の老健施設の開設の時期の見通しと開設に向けた手続上などがどの程度進んでいるか明らかにされたいのであります。2点目、老健施設が開設された場合、現在入所を希望する特養など待機者の解消が図れるかお答えをいただきたいのであります。3点目、開設によって新たな雇用の場として期待されると思うが、地元雇用はどの程度期待されるのかお伺いをいたします。4点目、町としての財政支援はどう考えているのかお答えをいただきます。5点目、残地についての町としての取得の考えについてお聞かせをいただきたい。以上の5点についてお答えをいただきたいと思います。以上であります。

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

国立十勝療養所跡地の利用見通しについてお答えをいたします。最初に、老人保健施設の開設時期の見通しと開設に向けた手続の進捗状況についてでありますが、去る6月7日、社会福祉法人手稲ロータス会から入所定員100名、そのうち痴呆専用棟50名の老人保健施設整備計画書が帯広保健所に提出され、その後、管内の全市町村で構成する十勝高齢者保健福祉圏域連絡協議会において、圏域枠の調整を行い、本町での施設整備について承認を得たところであります。また、7月には道のヒアリングを受け、平面図と事業費の一部に若干の修正を加えて。来年1月に予定されている国のヒアリングを待つ段階となっております。計画としては、今年末までの国の補助内示を受け、平成15年6月着工、平成16年3月竣工を見込んでおり、竣工後は2カ月程度の開設準備期間を経て、平成16年6月オープンの予定となっております。また、用地については、十勝療養所と帯広療養所の統合時期が平成15年度の後半に想定されていることから、土地の譲渡と十勝療養所の廃止を同一日としている特措法の適用条件を着工前に満たすことは難しい状況にあるため、工事の着手から譲渡日までの間については、仮設や工事に必要な面積を有償で借用し、十勝療養所の廃止日に譲渡を受ける方向で国と協議が進められております。次に、入所待機者の解消と町民の優先入所についてでありますが、この施設が開設されました際には、本町の施設サービス供給量が大幅に増加するため、一定数の方々については、待機状況が解消されるほか、入所に至らない方々についても待機期間の緩和や入所先の選択肢が広がるなど、介護を取り巻く環境は改善されるものと思っております。中でも、とりわけ痴呆の高齢者や家族にとっては、痴呆の対応を重視した施設が町内に整備されるていることになりますので、これらの方々の期待には十分こたえられるものと考えております。ただ、11月末現在における寿楽園の入所待機者281人のうち、音更町民207人の待機場所を見ると、在宅者は約4分の1の54人にとどまっており、他の153人については病院や老健施設などに入院、入所している実態にありますので、これらの方々の健康状態や利用意向によっては、新しい老健施設へ入所するには至らないケースが想定されます。しかし、いずれにいたしましても、町民の皆さんの介護を支えるために誘致を進めている施設でありますので、可能な限り町民の方々が優先的に入所できるよう鋭意努めてまいりたいと存じます。次に、地元雇用の関係と財政支援についてでありますが、法人で直接雇用するスタッフとしては、医師1人、看護師11人、介護員33人、相談員2人、栄養士1人など、合計55人で、このうち50人程度は地元雇用が予定されております。また、このほか法人が委託する業務の中では、厨房業務として10人前後が地元雇用になるものと思われますし、入所の食材等についてもできるだけ町内から優先的に調達したいと聞いております。このようなことから、老健施設は単に介護を必要とする方々や家族を支える介護保険施設としての役割にとどまらず、町民に新しい就労の場を提供するとともに、地域の振興や経済の活性化をもたらすなど、広範な波及効果が期待できると期待をしているところであります。そのため、現段階においては、町の財政支援策として施設の建設費補助2,000万円、ふるさと融資1億円の利子補給を考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、残地取得の考え方についてでありますが、老健施設を除いた残地の7万3,888平方メートルのうち、約5,000平方メートルについては、鈴蘭保育所の移転改築用地として考えておりますが、全体的な残地に対応する構想は持っていないところであります。なお、現在国が示している1平方メートル当たりの1万4,070円の単価は、平成12年8月に鑑定した全地に対する評価額になっているため、分割して売り払う場合には再鑑定が必要となり、その際には現在の価格に比べ2割アップすることが予想されます。ただ、正式の再鑑定は、売り払いの4カ月前になることや、今後、用地の所管が独立行政法人になるのか、財務省になるのかが不明であり、具体的な協議にはまだ時間を要する状況にありますことから、町の財政推移を見きわめた上で、引き続き協議してまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。以上でございます。

質問 15番 畠山實

ただいまの説明を伺って、1問目のこの手続上の問題等が道の方までクリアしたということで、あと残るは国のヒアリング、いわゆる細部にわたってのヒアリングだろうというふうに思います。大体、議員協議会でも伺ったことから考えると、おおむね計画どおりある程度は進んでいるのかなというふうに考えるところであります。したがって、この問題につきましては、今までの流れを伺ったわけでありますので、今、16年の6月開設というような目標に向かっては答弁をいただいたわけでありますので、再質問としてはお答えはよろしいわけでありますけれども、2問目の待機者についての御答弁をいただいたわけでありますけれども、当然、施設が開設されるということになれば、その待機者の解消、あるいは緩和ができるという答弁でありますので、これは当然のことであるわけでありまして、ただ、その中でも在宅の待機者がまだ50名以上もおるという中でありますので、これから高齢社会、ますますふえていくというような状況にあっては、後から出てくる問題の中でもできるだけ本町の入居というものにひとつ気を配っていただければなというふうに、そんなふうに考えるところであります。3問目につきましての地元雇用であります。今、町長の答弁で、数字まで上げていただきましたので、ちょっとメモをいたしましたけれども、医師ほか栄養士まで55名とたしかおっしゃったかと思うのですが、私の聞き漏らしとすれば、私の方では48名になるのかな、ほか厨房の方で10名ということであれば58名ということでありますけれども、この数字からいうと100%地元雇用ということの理解でよろしいのかどうかという、ちょっとそこを確認をしたいというふうに思います。4番目の財政支援であります。私ども会派でこの8月にこの現地の研修に行ってまいりました。非常に札幌手稲の小高い丘の上に施設があるわけでありますけれども、非常に大きな施設の中で、理事長、直接対応していただいて、つぶさに説明を伺ってきたところであります。その中で伺ってきて、話を聞き、中身を見せていただいたわけでありますけれども、非常に前向きな経営も非常に安定しているというような話も伺った中で、理事長もぜひ音更町に開設をしてというようなことの期待を大きく持っておられました。私どもも立場としてできるだけの協力はしたいなというような考えを持って帰ったところであります。それで、この財政支援でありますが、今おっしゃった2,000万とふるさと融資の利子補給ということが、これは基準がないかというふうに、こういう支援というものは、基準はどこにあるのかというと、それはないはずでありますけれども、その中での2,000万が多いのか少ないのかということは言えませんけれども、私どもの考えとしては、できるだけ支援をして、これから本町の老健施設に対する何といいますか、本町としての期待にこたえてもらうための支援として、もう少しは支援をしてもいいのかなというふうな私ども考えを持っているところでありますが、今言ったように、ここでは基準もありませんので、これは理事者の考え方ということにお任せするしかないわけでありますけれども、できる限り先ほども申しましたように、本町の入所者を全面的に優先させてというようなことも考えると、そういったところにも影響する場合もあるのかなという、そういうことから考えると、厳しい財政の中でも支援はある程度しておくべきかなというような、そんな考え持っているところでありますので、この点につきましても、ここまでとか、これ以上とかというような数字は私は申し上げることはできませんけれども、そういう考えでもってひとつ進んでいただければというふうに考えているところであります。この部分については、お答えを求めてでもなかなか厳しい財政というような答えがかえってくるのかなというふうに思いますので、答弁としてはよろしいわけであります。問題は、残地についての町としての取得の関係であります。これも議員協議会の中では、一定の計画の中で鈴蘭保育園の移転改築というようなこともお話示されたわけでありますので、当然、地元の保育園関係者、入所されている父兄等々につきましても期待をしている、当然私どももあの保育園の現状を見て、駐車場もない、運動場も手狭だというようなことからいうと、期待をするのが当然でありますし、今、すずらん高台団地分譲中でもありますから、今後ますますそういう状況の変化がありまして、この入所保育園に対する期待というのは、非常に大きなものがあるわけでありますので、この点については、計画をされているというような今答弁をいただきました。計画をされているということは、前向きに、これは示されているというふうに理解をするわけでありますけれども、できれば町の計画として何年度ごろに開設を予定したいのだというような答弁もいただければというような、そんな考えを持って、この点についてちょっと答弁をいただきたいというふうに考えるところであります。残る残地についてでありますけれども、私は今回の質問につきましては、所管部局に行ってでも、本当の聞きたい部分は鈴蘭保育園の移転改築の部分なのだというようなことでもありますから、そのほかの残る残地につきましては、ある意味では通告外の質問になるかと思いますので、ちょっと言葉としてだけふれておきたいというふうに思いますので、御理解をいただきたいと思います。残る残地につきましては、今、言われたように、これは分割の取得ということであれば、独立行政法人あるいは財務省に移管されるという、そこから取得をするというような流れになっていくということでは、価格も上がるというようなことであろうかと思います。そういう意味では、本当は一括できればというようなことで、取得できればというのが私の考えでありますけれども、これもいろいろな問題等々クリアしなければならない部分もあろうかと思いますし、できれば例えば、今、下音更中学校のグランド用地とか、あるいはそういう高台にこれから将来にかけてはコミセンの一つもとか、いろいろな行政として必要な施設がこれから高台にも必要になってくるのかな。そんなことを考えると、やはり計画的に今から取得しておくというような考えが必要でないのかなというような考えも持っているところでありますが、この部分については、今言ったように通告外でありますから、そういうような計画を持って今後進めて、できれば取得をしていただけるものならというような考えを持って要望をしておきたいと思います。今申し上げましたように、鈴蘭保育園の見通しについて、これらについてはもう一度答弁をいただいて、質問にかえりたいと思います。

答弁 町長 山口武敏(町長は2009年3月まで)

手稲ロータスが本町にたまたま声かかったということは、経営戦略としては道東をターゲットにして今後考えていきたいと、こういうような進出計画を持っておられたと、そういう中で、たまたま音更町がこういうような療養所跡地の利用で老健施設といいますか、そういう100床の計画があると、こういうようなことの一つの経過の中で、たまたま音更町に最終的にほぼ決定どおり進出をしてくるというようなことでございます。一般の老健でございますから、半分は先ほど申し上げましたように痴呆症の方が入る、今一番各町村の中でも困っているのがその痴呆症の扱いだというようなことでございますから、一応、当然町に出てきていただくというようなことについては、町の要請としてそういうようなことで最終的に一般の老健と痴呆を合わせて100人と。それから、もう一つは、デイケアも合わせ持ってやるという計画になってございます。そんなことから、最終的には金額の要請等については、こういう時代でございますから、できれば私どもとしては自力でひとつというようなこともございましたけれども、そのうちの幾分は町としてもお世話にもなるというような経過もあって、最終的には2,000万の補助と、あとふるさと事業というようなことでありますけれども、それの利子補給の分だけを負担をさせていただく、そういうような考え方で最終的な妥協を得て、音更の進出ということになったわけでございます。もちろん経営者側からすれば、補助が多ければ多いほど喜んでいただけるというようなことでございますけれども、そのほか当然、あそこの一つの開発行為をやらなければならないとか、あるいはいろいろなこの進出にあたりましても、この100人の枠が実際には十勝にはなかったというようなことで、たまたまこれも運よくその再計算といいますか、高齢者の再計算のことが十勝管内でありまして、その中での枠をいただいたというようなことについては、町も全面的に町がやるというような考え方のもとに協力をさせていただいているところでもございます。あと、雇用の関係についても、私も一度やはりお邪魔して、施設なども見ておきたいというようなことで、2時間ほどちょっと余裕があったときに行って見てまいりました。非常に職員の姿勢もよろしく、非常に入っている人も何となく幸せそうな感じを受けとめてきたところでもございます。そんな中で、ぜひ私どもも音更に来ていただいたら、こういう時世でございますから、一つの雇用の場というようなことについては、大谷短大のお話もしながら、ぜひ音更町から一人でも多く採用してくださいというようなお願いをして、できるだけそうしたいというようなことで、向こうから来るのは主要なポストの責任者が何人か来るだけで、あとはできるだけ地元で雇用をしたいと、こういうようなお話を聞かされているところでもございます。あと、保育所の関係でございますけれども、大分古くなっていることは事実でございます。あそこ高台一帯の中では、まだ定員オーバーという形にまでまだなっていないようであります。しかしながら、すずらん台の今の宅地造成事業、こんなのが進んでまいりますと、おのずと定員をオーバーするようなことになるのかな、そんな気もしないわけではございません。いずれにしても、補助事業の絡みもございますし、あるいは園児数の動向というものも当然今後見ていかなければならないと思います。ただ、これを急いで買うということが果たしていいのかどうか、非常に先ほどもちょっとお話をさせていただきましたが、まだ最終的な鑑定ではございませんけれども、前の金額を出した積算よりも坪当たり3,000円ぐらい高くなる、こういうようなことでございまして、それであれば何もあんな高いところを買わなくてというような理屈になるわけでございます。失礼いたしました。平米当たりの3,000円ということでございます。考え方でございますけれども、先ほども今後これがある程度厚生労働省絡みの試算として引き継いでいくのか、財務関係の方に行くのかというようなことがまだ明確になっておりません。ただ、あそこの土地の中で結構な約6万何がしの値段ついておりますから、あそこではもう買って宅地造成するというような土地のそんな価格ではなっていかないとするならば、その辺の見通しを立てるのは非常に難しゅうございますけれども、やはり土地というものは、その建設年次が明確になったときに、やはり購入をすべきでないのかな。むしろ私どもとしては、あるものがなくなったことに対して、国に理解を協力をしているのだから、公共で使うというような建て前の中で今の特措法の価格取り扱いにならないのか、こんな話をちょっと虫がいいといえばいいのですけれども、そんなようなお話をさせていただいて、ただ、それの近くにやはり官舎跡地というのがございまして、そこの土地はもう半値ぐらいの値段で売れないから競売にかかって、そういう価格が出ているという事例も近くにあります。ですから、その辺のところをどう見きわめていくべきなのか、あるいは先ほども申し上げましたように、これは建設間近になって買うというが一番理想的ではないかなというふうに思っておりますけれども、その辺、先般も厚生労働省の方に行っていろいろな話をさせていただきましたけれども、まだ最終的なそういう判断といいますか、材料は出ておりません。いずれにしても、買うといわれたそのときにまた改めた一つの鑑定をかけて、そしてその値段で販売をいたしますと。現在は、当然国の財産でありますから、言わんとするところはそのとおりだと思いますし、私ども今後、この土地については、基本的にはもし買えるものだったら本当に正直言って全地買っておいた方がいいのかな、そういう気はいたしますけれども、それは理想であって、現実的に今その寝かしておくほどの財政的な余裕がないというのも事実でございます。ですから、全体的な中学校のサッカー云々というような要請も受けておりますけれども、今後の情勢判断といいますか、国の方でも同じ一つの自治体というような形の中で、そういう特殊な扱いを願わくばできないか、この辺もひとつ国へ、あるいは国療関係の方にも話を進めながら取り組んでいきたいなと、そのように思っておりますので、まだ具体的な年次等については、まだ申し上げられないというようなことでございますし、価格についても今申し上げたような実情にあるということでございますので、御理解をいただきたいと存じます。

出典:音更町議会 平成14年第4回定例会 2002年12月16日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる