みんなの議会

新冠町議会 令和8年第1回定例会 2026年3月10日

北海道の就業支援制度を町民へ周知することについて

2026年3月10日、新冠町議会の一般質問で、野中一生議員が「北海道の就業支援制度を町民へ周知することについて」質問し、町長 山本政嗣が答弁しました。

質問者
野中一生 議員
答弁者
町長 山本政嗣

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 野中一生

5番、野中一生でございます。議長より発言の許可を頂戴しましたので、通告に従い、北海道の就業支援制度を町民へ周知することについて、提案をいたします。13私たちの生活を支えるライフラインには、電気やガス、水道等があります。安定供給させるためには、定期点検や整備、不具合が生じた際の復旧作業が欠かせません。その最前線に立つのは、主に建設業界の人たちです。電気供給の現場に関する具体例を挙げますと、当町には水力発電所がございますので、その関連の施設が幾つもあります。発電所で生成された電気は高圧線を通って町へと供給されるわけでございますが、施設内充電部で生成される電気は187000ボルトです。町中の電線が6000ボルトでございますから、非常な高電圧であるということが分かります。そのすぐそばでトラフを設置する、ケーブルを埋設をする、生コンの打設をするといった作業を行います。もしも感電してしまったら、あるいはケーブルを損傷、切断してしまったら町全体が停電となって速報ニュース並みの事件が起きます。そういう危険極まりない状況の中、極度の緊張感を持って任務を遂行している人たちがいます。点検作業といえども気は抜けません。点検口を開けヘッドライトを付けますと、そこはマムシの巣窟となっています。そういう中にあっても必要箇所を見つけてはモルタルで補修をしていきます。ダムには放水して水位を保つ施設がございますが、そこは4トンユニック車、悠々通れるくらいの長く、真っ暗なトンネルでございます。経年劣化によって天井や壁が損傷していきますので、生コンで補修をしていくわけでございますが、天井を見上げますとコウモリの群れがこちらを凝視しています。一説によりますとコウモリは、コロナウイルスに似た病原菌を保有している、そんな調査結果もございますように、あまり清潔ではない動物のようでございます。だからといって、目の前のコウモリを焼き払うわけにはいきません。そこで、2人1組となりまして、1人が脚立に登って天井のコウモリを両手で剥ぎ取るように、むしり取るように捕獲をしたら、もう1人が持つ土のう袋へと入れる。何回もそれを繰り返し、コウモリを強制退去させ、ようやく仕事が始められる、そんな具合でございます。そのような関連の施設は林道で結ばれておりますが、風雨の強いときには崩土が発生し、積雪の時期になりますと雪崩が頻発して道路が分断されてしまいます。ある年の冬、1人の作業員がキャビンのない重機で黙々と除雪作業をしていました。キャビンがないというのは、屋根しかないということでございます。操縦席がむき出しのまま、マイナス15度の雪深い山中での任務です。現在では到底考えられることではありません。私は今、建設業界における電気供給に関する現場のほんの一幕、僅か一場面を申し上げたに過ぎませんが、ライフラインは電気だけではありません。ガスや水道等の現場におきましても、非常な危険にさらされながら、今このときも職務に精励している人たちが数多くいます。それがその人たちの仕事だから、あるいは役割だからと言ってしまえばそれで済んでしまうことかもしれません。しかしながら、そのように最前線に立つ非常に多くの人たちの献身と挺身によって、私たちの生活は生活基盤が成り立っている、守られているというの14も、これまた動かしがたい紛れもない事実であろうと存じます。そして、建設業界はもとより、他の業種分野におきましても人手不足は非常な、深刻な問題となっております。そこで提案がございます。道では、就業支援政策として、例えばUIJターン新規就業支援事業等の制度があります。当町におきましては、町民からの問合せに個別に対応することによって、一定以上の成果が出ていると見受けられますので、もう一歩を進め、町民が道の支援策を利用しやすいように、あるいはまた、事業内容の理解を深めるためにも、制度内容を簡単明瞭にした文書を広報等で配布する、当町のホームページ上で解説をする、あるいは、道のホームページへのリンクバナーを設けるといった周知活動をなされてはいかがでしょうか。結果の出るまでには時間のかかる方法とは存じますが、人手不足の改善、そしてまた関係者振興、移住者人口の増加につながるものであろうと信ずる次第でございます。町長の御所見を賜ります。

答弁 町長 山本政嗣

野中議員から頂きました、北海道の就業支援制度を町民へ周知することについて、お答えを申し上げます。御質問は、議員の経験を踏まえた労働者不足の現状、そして北海道の就業支援制度の町民周知についての内容でございますので、まずは、町が進めております労働者確保対策について御説明する中において、御質問にお答えしてまいりたいと存じます。現在、業種や分野を問わず、人手不足は全国的な課題と承知をしております。当町におきましても、建設業のみならず、多くの業種において労働者確保が重要な課題となっており、町も各種支援制度を定め、対策を講じておりますほか、事業者の方々もそれぞれの立場で雇用対策に努めているものと認識をしているところであります。そのような中、北海道が実施をするUIJターン新規就業支援事業、これをはじめといたします各種就業支援制度は、道外からの人材確保や若年層の地元定着を促進するための制度でありまして、当町におきましても、これまで問合せのあった方々に対しましては、個別に制度の紹介や相談対応を行ってまいりましたほか、商工会におきましても制度等の会員周知に努めていることもございまして、現状におきましては、情報提供の不足を訴える声というものが直接行政には届いていない状況にございます。しかしながら、利活用の可能性がある制度等につきましては、この就業支援事業に限らず、情報の周知が必要と考えますので、今後とも関係する産業団体を含め、周知活動を丁寧に行ってまいる考えでございます。一方で、労働者確保対策につきましては、単にこのような制度を周知することのみで直ちに大きな成果が生まれるものではないと考えておりまして、地域産業の魅力、あるいは起業の可能性を発信するほか、事業継承支援の推進など、総合的な取り組みも必要となる15であろうというふうに考えるところであります。当町におきましては、農業分野におけるUターンの就農支援や奨学金の返還、支援制度、これらなど地元に戻ってくる若者の受皿となる環境整備と事業継承支援のほか、創業支援によって地元に根差した就労の可能性拡大に努めているところでもございまして、これら制度を総合的に推進することを中心に、労働者確保対策に多角的に取り組んでいく方針でございます。繰り返しになりますけれども、町が実施をいたします事業につきましては、しっかりと町の広報事業として、そしてまた、北海道等に関する情報につきましては、相談対応と関係団体への情報提供などを中心に、御提案のありましたネット上のリンクなどの工夫を含めて、丁寧な対応に心がける考えでございますので、御理解をお願いいたしたいと存じます。以上でございます。

再質問 5番 野中一生

ありません。

出典:新冠町議会 令和8年第1回定例会 2026年3月10日 議事録 PDF(12ページ) 間違いを知らせる