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幕別町議会 平成22年第4回定例会 2010年12月8日

今後の町政運営について

2010年12月8日、幕別町議会の一般質問で、大野和政議員が「今後の町政運営について」質問し、町長 岡田和夫が答弁しました。

質問者
大野和政 議員
答弁者
町長 岡田和夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 16番 大野和政

通告に従いまして、今後の町政運営について質問をいたします。岡田町長が3期目の町政を担われて3年7カ月が過ぎようとしております。私は、町長の3期目に対するご自身の総括的評価と来期の町政運営に向けた所信を伺いたいと思います。岡田町長は、まちづくりの基本理念として、公正で清潔な行政を基本に、刻々と変化する今日の社会情勢に的確に対忚する時代感覚を持って、次代を担う子供たちに明るい未来を約束し、すべての町民の皆さんが安心して生活できる環境づくりへの取り組みを掲げ、幕別と忠類それぞれの地域の力と価値を高めるとともに、特性を生かし、機能分担を図り、創造性あふれる調和のとれた町づくりと、町民の皆さんと行政のパートナーシップによる協働のまちづくりを目指し、亓つの大きな政策目標を掲げられ、今日まで町政の執行に当たってこられました。岡田町長の3期目は、より一層厳しさを増した地方財政に、その行政運営も大変苦慮されたのではないかと思っております。3期目の就任に当たり、町長が掲げた政策においても、計画どおり実施したものや目標を達したもの、現在進行中のもの、諸般の理由からまだ進んでいないものなど、種々あろうかとは思いますが、その厳しい財政状況の中にあって、町長は健全で安定した行財政運営を進められました。また、協働のまちづくりの推進事業では、地域と行政がともに住みよいまちづくり、地域づくりを進めることができるようになったことは、多くの町民の皆さんも高く評価をするところであります。そこで、現時点での3期目の町政を執行された総括的な評価、所見をお伺いしたいと思います。また、来期におきましても引き続き町政を担うお気持ちがおありになるのか、あわせて所信を伺いたいと思います。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

大野議員のご質問にお答えいたします。今後の町政運営についてであります。私は、平成 19 年4月、「住みよい心地よい元気なまちづくり」を町政運営のテーマに掲げ、3度目の町長選挙に立候補させていただいたところ、多くの町民の皆さんのご支持をいただき、無投票当選を果たすことができました。選挙の結果は無投票ではありましたが、そのことが決してすべての町民の皆様からの白紙委任を受けたものではないものと、みずからに念じ、いま一度初心に立ち返り、声なき声に真摯に耳を傾ける姿勢を忘れず、まちづくりに寄せる数々の期待をしっかりと受けとめて、次の世代に自信も持って引き継いでいくことができるよう決意を新たにして、これまで町政運営に邁進してまいりました。早いもので、私に与えられました任期も残すところ4カ月余りとなりました。私は、3期目の町政執行に当たりましては、平成 18 年2月の合併後の新幕別町の新たなまちづくりの礎を築くことが大きな責務であると強く認識をいたし、幕別と忠類のそれぞれの地域の力を高め、特性を生かしつつ調和のとれた町を目指して、「一体感の醸成と均衡ある発展の確保」に努めたところであります。また、私の政治姿勢であります町民と行政との協働のまちづくりの推進をより堅実、強固なものとすることにより、地域と行政が対等な立場で連携、協力し合いながら、地域の課題を解決し、安全で安心な町が実現することにより、この町に住んでいてよかったと思える町・幕別町となることを念頭に町政運営に取り組んでまいりました。はじめに、3期目の総括的な評価と所見についてであります。私が3期目の町長に就任いたしました当時は、経済の停滞や雇用情勢の悪化、さらには危機的な地方財政など、地方を取り巻く状況は大変に厳しいものでありましたが、私といたしましては、このような状況を乗り越え、住んでいることを誇りに思える幕別町を目指し、大きく亓つの基本政策を掲げ、町民の皆さんへの公約とさせていただき、その着実な推進に努めてきたところであります。これまでの取り組みにつきまして、その亓つの基本施策に沿って申し上げたいと思います。1点目は、「自然とともに生きる環境にやさしいまちづくり(生活環境)」についてであります。自然環境と調和したまちづくり、道路交通環境と都市基盤の整備、快適な居住環境の確保、循環型社会の構築などを公約として掲げました。道路交通環境では、数十年来の大きな課題でありました新猿別橋を含む幕別地区立体交差並びに札内单大通アンダーパスの完成により鉄道による市街地の分断を解消し、交通アクセスの改善に大きな成果が上がったものととらえております。札内西緑化重点地区内では、近隣公園等の整備を行うとともに、「公営住宅ストック総合活用計画」を策定し、道営住宅によるシルバーハウジングの実現、建てかえ、改善を計画的に進めるなど、良好な居住環境の整備に取り組んでまいりました。また、「地域防災計画」に基づき、洪水ハザードマップを作成し、防災に係る総合的な内容を網羅した「防災のしおり」を全世帯に配布し、防災への備えの意識啓発に取り組むとともに、計画的に水槽つき消防ポンプ自動車や高規格救急自動車の導入を進め、消防防災体制の整備に取り組んでまいりました。さらには、ごみ処理基本計画のもと、ごみの減量化、資源化に取り組むとともに、太陽光発電やペレットストーブの導入促進補助を実施し、新エネルギーの活用促進に努めてまいりました。2点目は、「農業を核に競争力のある産業のまちづくり」についてであります。地域を支える農林業、地域に根差した商工業、地域の特色を生かした観光の振興、中小企業の経営安定や新規開業への支援、雇用対策の推進を公約として掲げました。農業・農村振興計画を基本に、担い手育成総合支援協議会と連携し、より安定的で持続可能な農業経営の確立や、忠類地区に微気象観測機器(マメダス)を設置し、的確な気象情報の提供に努めるとともに、ふるさと土づくりの事業の拡充、畜産緊急支援対策事業の創設や農村アカデミー研修事業の充実を図ってまいりました。また、空洞化が深刻な商店街活性化対策として、空き店舗の利活用に対し、改修費と賃貸料の助成を行うとともに、従来の企業開発促進補助金に加え、雇用促進補助金、工業用地取得促進補助金を創設し、企業誘致に積極的に取り組んでまいりました。平成 19 年4月の道の駅・忠類の開業に合わせ、旧物産センターを改修し、JA 忠類のご協力をいただき、地場野菜の即売所をオープンさせるとともに、地元の有志によるシーニックカフェとの連携を図り、幕別町の单の玄関、忠類の観光振興に努めてまいりました。雇用対策では、雇用相談窓口におけるワンストップサービスに加え、町独自の雇用対策事業に取り組んでまいりました。3点目は、「笑顔ゆきかう健康とやすらぎのあるまちづくり(福祉・保健・衛生)」についてであります。健康づくりの推進、高齢者保健福祉と地域福祉の充実、子育て支援の向上、ともに支え合う地域社会づくりの推進を公約として掲げました。高齢化は、本町にあっても避けては通ることのできない現実でありますが、できる限り健康で地域で自立した生活を送ることができるよう、地域包括支援センターを中心に、要介護状態にならないための予防活動に重点を置いて取り組んでまいりました。合併後の職員適正化を実施している中ではありますが、これら保健福祉を支え、充実させていくためには、何といってもマンパワーであると認識し、保健師を2名増員し、町民一人一人に寄り添った保健福祉の推進に努めてまいりました。また、かねてからの懸案でありました忠類地区での特別養護老人ホームにつきましては、幕別真幸協会を事業主体に整備計画が緒についたところであります。札内青葉保育所におきましては、指定管理者制度を導入し、午後7時までの延長保育と病後児保育の実施に取り組み、また、子育て支援センターにおいて一時保育を開始するなど、その機能を拡充するともに、子供の心身の健やかな育ちを社会全体で支える町を実現するため、子どもの権利に関する条例を制定し、町民と手を携えて取り組むことに努めてまいりました。4点目は、「文化の香る心豊かな学びのまちづくり(教育・文化・スポーツ)」についてであります。生涯学習の推進、幼児教育、学校教育の充実、学校と地域社会との連携促進、次代を担う人材の育成などを公約に掲げました。百年記念ホールに指定管理者制度を導入し、きめ細かで柔軟な運営のもと、多様な学習機会の提供に取り組むとともに、廃校となりました駒畠小学校を幅広い層を対象とした研修施設に整備し、地域の核となるよう事業着手したところであります。さらには、懸案でありました学校施設の耐震補強工事に取り組むとともに、特別支援教育の充実や新学習指導要領の実施に向け万全の体制を整えてまいりました。また、わかば幼稚園とともに、地域の児童が多く通園している幕別幼稚園にも学校給食センターからの給食配送を実施し、食育の推進に努めてまいりました。まちづくりの基本は、「人づくり」であります。山本幸平さん、福島千里さん、高木美帄さんと3人のオリンピック選手を輩出できましたことは、町民の皆さんに語り尽くせぬほどの大きな夢と希望を与えてくれたところであり、2度の壮行会や早朝の観戦イベントなどでは、この上ない幸福感や一体感を味わうことができたところであります。5点目は、「ともに考えともに創る活力あるまちづくり(コミュニティ・交流・行財政運営)」についてであります。協働のまちづくり、コミュニティ活動の推進、定住の推進、行財政運営の効率化などを公約に掲げました。まちづくりの指針であります第5期総合計画を策定し、幕別町の目指す大きな方向性のもとで第3次行政改革大綱推進計画を着実に実行するとともに、財政健全化プランを定め、起債借入額の抑制や繰上償還の実施により、公債費負担の適正化に取り組み、財政状況の改善に道筋をつけることができました。また、コミュニティ意識の希薄化が叫ばれる現代において、行政と住民とがともに考え、ともに行動するパートナーシップの社会の実現こそが、今、強く求められておりますことから、協働のまちづくり支援事業、アダプトプログラム、まちづくり出前講座、広報誌モニター制度などを推進してまいりましたが、その確かな芽が根づき、今、大きな幹となってきたものと確信いたしております。平成 20 年度には、事務事業の効率的な執行を図るため、組織機構の見直しに着手し、こども課の新設と車両センターの土木課への統合などにより、11 部 32 課から 11 部 29 課体制へ改編し、住民ニーズや行政課題に機敏に対忚できる組織機構を編成するとともに、戸籍の電算化、新年度からはパスポートの交付など、住民サービスの利便性の向上に努めてまいりました。移住、定住に関しましては、なかなか即効薬は見当たりませんが、忠類地区での「お試し暮らし」や定住促進住宅の整備などに取り組んでまいりました。以上、公約への取り組みの一端について申し述べましたが、このことは私の考えるまちづくりへの姿勢をご理解、ご支援をいただき、多くの方々と一体となって進めることができたたまものであると強い思いを抱いており、この場をかり感謝を申し上げる次第であります。私といたしましては、これまでの取り組みを通じ、町民の皆さんにお示しした公約については、おおむね達成できたものと考えておりますが、経済面では地域経済の活性化、暮らしの面では子育て支援や福祉の充実などによる安心して暮らせる地域づくりなど、残された課題もあるものと考えております。最後に、来期に向け、町政を担う考えはあるのかとの質問についてであります。先日、私の連合後援会から4期目出馬の要請をいただきました。大変にありがたく、身に余る光栄であると存じております。今、地方自治体は、国による制度改正や長らく続く経済の停滞など、大きな転換期を迎え、将来を見据えた新たな挑戦が求められております。こうした中、将来にわたって持続可能な地域づくりを進めるためには、地域経済の活性化、地域福祉の基盤強化、人づくりやコンパクトで機動性の高い地方自治体制の充実といった面で、いまだ多くの課題も残されているものと認識いたしており、これまでいただいた町民の皆さんからの評価を真摯に受けとめながら、皆さんとこれまで以上に力を合わせて、新しく、たくましい幕別町づくりに向けた取り組みを推し進めていくことが求められているものと考えております。私といたしましては、多くの町民の皆さん、そして町議会の皆さんのご支持をいただけるものであれば、「この町に住み続けたい」「幕別町に住んでみたい」と思われるような、そんな幕別町を目指して、いま一度町民の皆さん方の先頭に立って心血を注いでまいる決意であります。議員の皆さんの変わらぬご支援、ご協力をお願い申し上げまして、大野議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。

質問 16番 大野和政

町長のお気持ち、よくわかりました。これで、質問を終わります。

出典:幕別町議会 平成22年第4回定例会 2010年12月8日 議事録 PDF(17ページ) 間違いを知らせる