今金町議会 令和5年第3回定例会 2023年9月12日
今後の図書館構想について
- 聞いた人
- 向井孝一 議員
- 答えた人
- 町長 中島光弘
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 9番 向井孝一
私は、今回、今後の図書館構想についてを議題として一般質問をさせていただきます。図書室は、昭和48年に町民センター2階に設置されて約50年が経過しております。その間、さまざまな議論が交わされてきましたが、図書館に対する方向性が示されていません。そこで、今回、中島町長は就任して日も浅いわけですが、いままで要職を歴任されてきましたので、今後の図書館整備に対する考えをお聞かせください。
町の答え 町長 中島光弘
向井議員の一般質問にお答えをいたします。始めに、これまでの経緯についてお話をさせていただきます。図書館建設については、昭和63年度に社会教育委員会から答申を受けた、「社会教育施設の在り方」の中で、文化センター、博物館、図書館、郷土芸能伝習場、視聴覚センターの整備の必要性が示されたことから議論が始まり、平成14年度には“21”IMAKANE交流施設建設構想の中に図書館機能が明確に位置づけられたところですが、平成16年度に“21”IMAKANE交流施設建設構想が凍結されたことにより、現施設の利活用を基本として、利便性の向上を図ることに努めるとされました。平成21年11月に、社会教育3委員会連名で「今金町における生涯学習施設利用促進方策について」答申を受けた中で、空き施設の有効活用、町民の利便性を第一に考え、児童館機能を持った図書館としての整備が望ましいとされ、また、この中で専門職の配置や教育委員会事務局の所在についても検討をとの答申をいただいたところであります。その後、旧今金保育所を図書館にと、空き施設の利活用の検討も行いましたが、改修にかかる経費が膨大であることや、老朽化が進んだ施設への投資は、改修後も相当の維持管理費が必要と判断したことを議会定例会で報告した経過もあります。これらの状況を踏まえ、新築する方向で、第5次総合計画実施計画にて平成25年度以降の整備としての方針が提示されたところです。平成26年度からは、総合体育館の改修・改築の議論の中で、複合型の施設として平成27年度「今金町総合体育館・図書館建設構想委員会」が組織され、基本構想が答申された経緯となっております。現段階においては、建設構想にて計画していた場所に、令和元年3月に新総合体育館が完成、令和3年7月には高美公園もオープンし、たくさんの町民の方々に利用されているところであります。今後の図書館構想についてのご質問でありますが、当時構想委員会から答申された基本構想を尊重し、整備方針を検討することで現在に至っていると認識をしております。また、第6次総合計画及び実施計画において、図書館整備に向けた、いわゆるハード部分は、現在明記しておりませんが、過疎化自治体化における公共施設のコンパクト化という将来構想の観点から、複合施設での検討を行ってまいりたいと考えております。
議員の再質問 9番 向井孝一
ありがとうございました。私は、今回、図書室利用についてどんな課題があるのかということで、図書カードの利用状況、あるいは高齢者の利用状況、利用者の要望していること、現在の図書室について要望していること、また子どもたちが要望していること、高齢者の皆さんが要望していること等を踏まえながら、図書室の事務の方の協力をいただき、現在抱えている問題点について調査をお願いいたしました。低学年の子どもたちからは、シリーズ物の本を増やしてほしい。好きな本を置いてほしい。多くの册数を借りたいなどの意見が寄せられました。また、高齢者の皆さんが要望していることは、2階まで階段で上がるのは大変であり、1階だと利用しやすい等の意見が多数寄せられました。図書カードの利用状況については、全体で677名で、高齢者の利用状況については91名と大変少ない人数となっています。このような状況を見たとき、図書室の最大の課題は2階にあるということと、スペースが狭いということでございます。図書室の課題解決のために、既存の施設を利用して図書館の設置を提案いたします。具体的には、エリアとしては老人福祉センターあたりがいいのかなと希望しております。老人福祉センターをリノベーションした設置を検討願います。福祉センターを利用している皆様には、町民センターなどの施設を利用していただいて、最終的には国営事業が終わるあとに、現在開発局が使用している施設も空いてきます。地方財政が厳しい今日、高齢化、人口減少が進む中、既存の施設の有効利用を検討する時期と考え、今回このような提言をお願いした次第です。町民が求めている、体に障がいがある人も車いすで直接本に触れることができる施設の設置をお願いし、再度町長の考えをお聞かせいただきたいと思います。
町の答え 町長 中島光弘
再質問ありがとうございました。先ほどの冒頭のお話は、多分現状のお話で、利用人数だとかの登録者数のお話をお伺いいたしました。それから、経過から言いますと、先ほども1回目の答弁で申し上げたとおり、当初は体育館と図書館を併設をして建てたいという意向があって、前回の議会の方でお願いをした経過がありました。ただ、その時も、やっぱり今後のことだとかいろんなことが論議され、図書館の併設をしないということになった経過がございました。それから、前町長と当時の議会のやりとりの中では、現町長の時は、この話題は出さないということで一定の理解があったと思います。いろんな建物の話をするときに、議会の皆さんは議会の皆さんで、それぞれの観点でご意見を出していただきますし、行政は行政で、例えば返済も含めたいろんな計画を皆さんに提示して、時々の判断を議会と理事者の中でするというのがいままでの経過であったと、まずは整理をしておきたいと思います。今回、向井議員から言われた、例えば老人福祉センターという既存の施設の提案がありましたけれども、老人福祉センターについては、いまの高齢者の方が、コロナ前は約7,000人年間使われているわけです。それから、令和4年度の実績、コロナ禍でありましたけれども4,900人近い皆さんが利用している実態があります。町長としては、そういう施設を、利用者をこちらに来てもらって、そこに図書館をということには、実際にはならないと。私はいまの段階で思っております。それから、今金旧保育所、いま、国営の事務所関係が入っている場所でありますけれども、当時も一度検討された経過がありました。そこでまず断念をしたのは、まず施設が古いと。図書というのはかなりの重量になりますから、基礎から全部やり直さなければならないということがあって、その時の経過としては断念をしたという経過がございます。向井議員がおっしゃっている利用の利便性、特に高齢者の皆さんについては2階ということが一番のネックだということでありますので、このことは教育委員会といろいろこれから詰めたいと思っています。解消しなければならないこと。ただ、教育委員会としては、開館の仕方だとか、リクエスト本の貸し入れだとか、それから返却は1階でもできますし、体育館でもできるというような創意工夫をしている経過もありますので、いまの時点でいまの既存の施設を図書館にという考え方は、私としてはかなり難しいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
議員の再質問 9番 向井孝一
町長からは、最初の答弁で複合という考えもあるということですが、残念ながら、いまの状況からいって、新しい、多分庁舎のことだと思うんですが、それに取りかかるには相当な時間、期間がかかります。その間に、いまの現状のまま置いておくと、高齢者の利用率がだんだん悪くなる。先ほど言ったように、65歳以上の高齢者で、私も利用者カード持っていますけれども、自らも2階に上がるというのが大変大儀だというような気持ちになります。やはりそういうことをどうしたらいいのかということを、既存の施設も含めてどうするのかということを私はきちっと検討してもらいたいと。先ほど、町長から言いました福祉センターの利用状況についても、福祉課長の方から資料をもらって私も見ております。一部老人クラブの方と話した時には、いや、町民センターをただで貸してくれればいいんじゃないかというふうな、そんな意見もございました。それは少数の意見でありまして、全体の意見ではありません。そういう中において、やはり高齢者で2階に来られない人も、たくさん本の好きな人が居るという現実は町長も理解していると思うんですよね。やはりこれから先、だんだんだんだん2階に上がっていく人がゆるくなくなるという現実をどうするのか。どうしたら、やはり高齢者も行ける、あるいは体に障がいを持った人も車いすで行けるような施設。やはりそのことに対しては、時間を余りおかないで何とかやっていただければなと思うんですね。そうして、6月定例会の時に、町長はこういう言葉を発しております。「できないことを説明するよりも、できることを探して説明する」と、これ名言ですよ、私から言わせたら。町長のホームページの部屋にも、これあります。そういうことで、いまの高齢者の方たちが利用しやすい、体の不自由な人が利用しやすいような施設の設置をぜひともお願いしたいことをお願いして、もう一度答弁をお願いいたします。
町の答え 町長 中島光弘
ありがとうございます。例えば子どもたちが、いままでに要望のあった、図書館でも静かに勉強したいだとか、そういうことについては、町民センターのほかの部屋を臨時に開放して使ってもらったりしています。特に、いま議員がおっしゃっている、足の不自由な方ですとか、高齢者の皆さんが、一番はやっぱり階段ですよね。それはおっしゃるとおり、わかりますので、そのことの利便性を上げるための方策の検討は、ぜひ教育委員会とともにしたいと思っております。それから、私が先ほどの答弁で「複合」と申し上げたのは、まさしくいま言われたように、庁舎建設というのが、いま後期の総合計画の中では、基本計画が令和10年です。実施計画が11年。着工が12年ですから、まだ8年も9年もあるわけです。おっしゃったように、いま、もしそこの時も、例えば庁舎と図書館が、大きなものが併設という考え方はなかなか難しいと思うんですよ。ただ、役場の庁舎が町民の皆さんが利用しやすい、そういうコーナーなりスペースなり、ふれあいの場なんかをつくっていこうという構想は今後含まれていくと思うんですが、体育館図書館のように併設というのはなかなか難しいと思います。とすれば、やっぱりいまの図書館、図書室をベースに、高齢者の皆さんだとかが使いやすい、その利便性をどう図っていくかということが、私は一番だと思います。お口添えいただいたように、できないというのは簡単でありますけれども、いま職員の方は、各課ともできる方法をきちっと考えるということで、常にそういう姿勢で、いまいろんな仕事をさせていただいております。中心の所管は教育委員会になりますけれども、教育も町行政と一本化というか、一つになるのは当たり前の話です。生涯学習の推進のトップに居るのは、教育長ではではなくて、私は町長だと思っておりますので、そういう意味では、教育委員会と一緒に取り組んでいって、何とか方法を見つけながら、高齢者の皆さん、それから足の不自由な皆さんにも、何とか利便性が図られるような方策を今後考えてまいりたいと思っておりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
議員の再質問 9番 向井孝一
どうもありがとうございました。