みんなの議会

今金町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月10日

今金町における今後の地域公共交通の利便性確保について

聞いた人
苅屋泰裕 議員
答えた人
町長 中島光弘

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 1番 苅屋泰裕

今金町における今後の地域公共交通の利便性確保について。多くの地域では、人口減少の本格化に伴い、バスを始めとする公共交通の維持・確保が厳しくなっています。これは需要の縮小や経営の悪化、運転手不足の深刻化などによりますが、自家用車の利用率が高いことなども要因に挙げられます。一方、高齢になると自動車の運転に危険が伴うため、運転免許の返納をする方もおり、受け皿としての移動手段を確保することが重要な課題になっています。町では今金町地域公共交通計画を策定し、路線バス維持やデマンドバス、患者バス等を住民ニーズの把握と分析をしながら、計画に沿って運用されていることは理解いたしますが、地域交通を取り巻く環境情勢なども変わる中において、今後の若年層や高齢者の利便性確保に伴う地域公共交通のあり方について町長のお考えを伺います。1.人手不足や不採算等の要因による路線バス維持や運賃上昇に対する利用者の負担増に伴う今後の考え方について伺います。2.地域交通における課題への取り組みとして、日本版ライドシェアや公共ライドシェアが地方自治体で検討・運用されているところもあります。今金町においても有用な選択肢となる可能性があると考えるが、今後において日本版ライドシェアや公共ライドシェアの導入についてお考えを伺います。

町の答え 町長 中島光弘

苅屋議員の一般質問にお答えをいたします。本町の地域公共交通については、平成25年度に今金町地域公共交通確保維持改善協議会を設置し、平成26年度から予約バス「ルンるん号」の本格運行を開始しています。また、令和2年11月には地域公共交通の活性化及び再生に関する法律が一部改正され、地域公共交通網形成計画が地域公共交通計画と改められ、地方公共団体での作成が努力義務化となっております。本町においても、令和3年4月からこれまでの協議会を今金町地域公共交通活性化協議会へと法定協議会に移行し、2カ年をかけて地域課題等を整理し、計画期間を令和5年度から令和9年度までの5年間とする今金町地域公共交通計画を策定しており、これに基づく事業実施、評価、修正改善等を行っております。令和6年4月からは、実証運行期間を経て、①幹線交通瀬棚線の旧国道230号花石~住吉運行区間の短絡化、②上地区及び神丘・鈴岡地区での予約バス「ルンるん号」運行エリア拡大(患者バスから予約バスへ)を実施しており、利便性の向上と持続的な運送サービスの提供等を常に考えている状況にあります。ご質問の1点目ですが、幹線交通運行事業者の函館バス株式会社は、今月から運賃改定しており、今金・長万部駅前間では片道1,100円から1,600円と500円の値上げなどとなっており、利用者の方々のご負担が増していることは承知しております。なお、今回の運賃改定は既に国から認可を受けた上限運賃の範囲内での改定で、物価上昇や燃料費の高騰、人件費上昇等に対応するものであり、基本的には事業者側の判断に委ねるべき内容と思っております。ご質問の2点目ですが、我々も随時、北海道運輸局・函館運輸支局から情報提供等を受けておりますが、日本版ライドシェアは、地域交通の担い手・移動の足の不足解消のため、タクシー事業者の管理の下で、自家用車・一般ドライバーを活用した運送サービスの提供を可能とするものとなっております。また、公共ライドシェアは、バス事業やタクシー事業によって輸送手段を確保することが困難な場合、市町村やNPO法人などが自家用車を活用して提供する有償の旅客運送と概要を把握しております。本地域では、国の認可を受けてタクシー事業等を運営している有限会社東ハイヤーが自社独自の担い手の確保を始め、デマンドバス(予約バス)事業運営にも最大限協力をいただいており、現時点でライドシェア導入検討が喫緊の課題とはとらえておりません。

議員の再質問 1番 苅屋泰裕

まず、1点目の質問から再質問させていただきます。今回の値上げに関しては、これさまざまな運転手不足や路線の維持などを考えますと、これはやむを得ないことだろうと私も考えております。しかしながら、今回の値上げというのは相当な上げ幅というところということもありまして、これ今後において町民の方の負担感というのは増すのではないかと考えております。その中で、今金から函館までの快速せたな号というバスもございますが、それもこの間まちの回覧で入っておりました。それを見ますと、今金町の役場前からだと、函館駅まで4,000円になるということです。11月、先月までは2,400円だったのが4,000円になるということで、かなり負担感も増すのではないかと考えております。また、その中において、この今金町地域公共交通計画の中身を見てみますと、これ現行、せたなから長万部という路線バスが走っておりますが、この公共交通計画の中を見てみますと、今金町から通院や買い物、生活圏で行かれる移動の約3割が、この函館や八雲に行っているというデータがございました。その中で、この路線を維持するためのニーズをキャッチするように考えますと、この今金・八雲間、せたなも関連してくるかもしれませんが、今金・八雲間というような路線バスということも、現在、事業者や活性化協議会の中の協議の中でそのような話があるのかお聞かせ願いたいと思います。

町の答え 町長 中島光弘

再質問にお答えをします。値上げの状況については、先ほど申し上げたとおり私も把握をしております。運送業を営む会社自体が、運転手さんの不足だとか、それから油の高騰だとかで、非常に打撃をこうむっているということで、やむを得ないものと考えますけれども、ただ、利用される皆さんにとっては、少し幅が大きいということで、経済的には大変な場面もあるのかなと思います。ご質問の今金・八雲間の運行関係について、話題になっているかということでありますが、直接的にはまだ出ておりません。ただ、ニーズがあるというのは、すごく理解をしております。ルンるん号が八雲まで走れるわけではありませんので、あくまでもいま利便性を図っているのは町内でありますので、その辺の考え方というのは、1町というよりも、せたな町、それから当該の八雲町との、長万部町も同じでありますが、4町で連携をしながら方向性を持って函館バス等々に協議をしていくということが必要かなと思っておりますので、現時点ではそういうお答えでございます。

議員の再質問 1番 苅屋泰裕

わかりました。現時点では協議はされていないというところでございますが、路線バスの維持には、ある程度ニーズがないと、それは維持するのは大変だろうということになりますので、ぜひ今金発信でも私はいいと思いますので、そのような検討も前向きにされたらと思っております。次、その値上げ幅に関して、負担感が増すのであろうということもあると思います。その中で、これもまた地域交通計画の中に、交通事業者と連携した利用しやすい運賃助成の取り組みの実施というものがございました。今回の値上げに関して、負担感の軽減をすることで利用しやすい運賃にできるということが、ああ、ごめんなさい、ちょっと間違えました。すみません。その地域交通計画の中に、交通事業者と連携した利用しやすい運賃助成の取り組みの実施というものがあります。これは恐らくいまはやっていないんですが、高齢者専用パスカードというものをやっていたんだろうと、この平成26年から平成29年にそれをやっていたということで、今後、この計画の中には適宜実施ということで、令和5年から令和9年まで考えられております。現在は、いまのところはないと思うんですが、それをこの値上げの負担感の解消ということを目的に今後考えられると思いますが。函館市では、この高齢者交通料金助成制度ということで、交通系ICカードを使用して、ポイント還元による助成を行っているということもございますので、今後この計画に沿って進める中で、これは考えられると思いますがいかがでしょうか。

町の答え 町長 中島光弘

経過については、いま、苅屋議員のおっしゃったとおりであります。いままさしく取り組みをしようという段階ではありませんけれども、いまいただいた意見を一度土台に上げて、協議会の方にもお話をしたいと思っておりますし、まちとしても、できる限り検討をしていきたいと思っております。

議員の再質問 1番 苅屋泰裕

わかりました。今後検討されていくということでございますので、ぜひ、やはり移動というものは、車に乗っている方々は快適に移動できますけれども、それができなくなった方々というのは、本当になかなか外に外出する機会等々が少なくなっていってしまうということで、少しでもそういうところを支援することによって、もちろん町内の経済還流もそうでございますが、通院等を積極的に行けるような環境づくりに取り組んでいただきたいということも検討していただければと考えております。次の質問で、2番の質問でございますが、町長、答弁でおっしゃられたとおりでございますが、まず前提として、この件に関しては、民業圧迫になるようなことは避けるべきという認識は私は持っておりますが、今後の人手不足や人口減少を考えると、これは選択肢の1つとしていまからでも検討してもよろしいのではないかと考えております。もちろん公共ライドシェアを実施するといっても、地域の実情にマッチしているかや安全性の問題、ドライバー確保や運営上の問題、課題等、越えるべきハードルは相当に高いと私も認識しております。ですが、長中期的に見ると、実現することにより地域交通の利便性が向上する可能性の期待値は高いと私は考えておりますが、町長の再度お考えを伺いたいと思います。

町の答え 町長 中島光弘

いまお話のありました日本版のライドシェアについては、懸念される事項もあるということで、苅屋議員も認識をしていることだと思いますけれども、事故の問題だとか、それから運転手のマナーといいますか、飲酒運転だとか、それから質自体が担保されるのかだとか、いろんな課題があります。現時点でこのことに取り組むという気は全くありませんけれども、ただ、これからを視野に入れた時に、やはり必要な、それから考えるべき時点というのはある思っております。苅屋議員については、全国の先進的な質問が毎回あるんですけれども、問題はうちのまちに状況が合っているのか。それから、うちのまちの例えば総合計画の中に含まれているのか、いろんなことがあります。全く否定をするものではありません。これからのいろんな状況の中で、そういうものも視野に入れるというのは間違いなく必要なことだと思いますし、先ほども申し上げましたけれども、やっぱりいま、民間の事業者、函館バス、それから東ハイヤー、それぞれ努力をしていただいているというのは現状でありますので、こことの関係もしっかり築きながら、それから、今後のそういう新しい動きなんかにもしっかりアンテナを張ってまいりたいと思っております。

議員の再質問 1番 苅屋泰裕

そのように、いま考えることはないという答弁でございましたが、先ほども言いましたけれども、多分実施するまでの間というのは、相当多分時間がかかる。これ積み上げるのは相当あるだろうと思います。ライドシェア、いま、北海道内でも中頓別町や天塩町、また上士幌町の場合は、郵便局と連携して、そのような配達の車に乗っていただくというような取り組みもなされております。道南では、ちょっとなかなか事例みたいのは見つけられなかったんですけれども、そのような中で、これ自家用有償制度、自家用制度があるんですけれども、それ以外にも、今回ちょっといろいろ調べてみますと、道路運送法における許可または登録を要しない運送の通達改正ということがされておりまして、これは実費でガソリン代とかそういうもので折半すると、シェアリングエコノミー的な考え方でやっているという事例もございますので、そうそうこの公共ライドシェアとか日本版ライドシェアって、一見ハードルが高そうな部分もあるんですが、その辺も、そういうところも、視点もあるというところで、総合的にいろいろこの地域公共交通計画の中も含めながら、委員さん等々とか、そういう方々、事業者の方々と協議するということも可能ではないと思いますが、再度町長の答弁をお願いいたします。

町の答え 町長 中島光弘

今回の質問の背景にあるのは、少子化だとか、それから過疎化、さらにはコロナ禍でインバウンドが急上昇したと。実際にタクシーが足りないという状況が起きて、まずはこの状況が起きているということであります。今金町がそういう実体かというと、少し町と違うのかなとも思いますし、それから、今言われた、自治体が取り組める自治体ライドシェアというのもあるということで認識をしております。それから、いま、上士幌だとか何地域か実例を出していただきましたけれども、上士幌は日本の先進を行っているところでありまして、勉強自体は情報をいただいたりだとか、町長さんとも交流をしたりしておりますけれども、国を挙げてこの地区は特区的に取り組んでいます。そこで出てくる課題だとかというものを、これから北海道の似たような自治体に広めていこうということで、国の方も考えております。うちの方も、いま言われたとおり、制度としてあるわけですから、これを検討しない理由はないと思っておりますので、先ほど申し上げたとおり、いますぐ取り組むということではなくて、しっかり視野に入れてアンテナを張りながらやっていきたいと思っております。

議員の再質問 1番 苅屋泰裕

以上で、私の質問を終わらせていただきます。

出典:今金町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月10日 議事録 PDF(11ページ) 間違いを知らせる