みんなの議会

今金町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月10日

今金町の酪農振興について

聞いた人
矢内義則 議員
答えた人
町長 中島光弘

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 3番 矢内義則

それでは、今金町の酪農振興について質問したいと思います。今金町の酪農業の歴史は古く、かつては約300戸くらいの農家が牛を飼っておりました。明治乳業今金工場では粉ミルクを生産し、日進では今金高原模範牧場が建設され、東洋一のサイロが建っておりました。また、乳牛改良同志会の活動も盛んでありました。しかし、いま酪農家は経営悪化に苦しんでおります。肥料や飼料、電気代などの高騰、牛の価格の下落に加え、猛暑による乳量の減少も長引いております。年々、酪農家戸数も減少し、令和2年度第8次振興計画では酪農家が24戸でありました。いま現在では、搾乳戸数が13戸まで減ってしまいました。仲間同士の不安にもなっております。若い後継者が生産意欲をどう維持するか、将来をどう展望しているか、町長に考えをお伺いしたいと思います。

町の答え 町長 中島光弘

矢内議員の一般質問にお答えをいたします。酪農経営については、今金町のみならず全国的に厳しい状況であり、中央酪農会議が発表した全国生乳生産者団体が生乳販売を受託する酪農家の戸数が9,960戸と1万戸を割り、5年間で約24%の大幅な減少となりました。これらは、コロナ禍による需要の減少、ウクライナ侵攻による飼料の価格高騰、円安による飼料及び燃料の価格高騰が主な要因と考えられております。今金町においても、今金町農業の3本柱(水稲、畑作、酪農畜産)の一角であった酪農家が減り続けております。酪農家の減少の主な要因は、物価高騰による収益の減少にあると思われますが、離農するのではなく、収益を得るため経営転換を行い、肉用牛の飼養や畑作物等を生産する複合経営に移行する傾向があると認識をしております。また、既存の酪農家についても、そのほとんどが複合経営であり、酪農専業では経営が厳しく、安定的な農業経営を続けるために酪農家自身が判断したものと考えております。第8次今金町農業振興計画では、本町農業の課題を踏まえ、現状からの脱却と将来農業のあるべき姿を示し、効率的かつ安定的な農業経営の実現を目指すため、その具現化に向けた取り組みを行ってきました。酪農家に対する具体的な対策としては、自給飼料生産の増産のための草地整備事業、耕畜連携による飼料用稲であるホールクロップサイレージの栽培促進、酪農ヘルパー組合への運営費の支援等を行ってきました。令和8年度からスタートする第9次今金町農業振興計画では、今金町農業協同組合部会、農業団体、営農地区からの要望を聴取して作成していきますので、酪農関係団体等からの意見として提案される将来の姿や、その実現に向けた取り組み等を今金町農林業振興会議で協議し、計画に反映させていきたいと考えております。

議員の再質問 3番 矢内義則

ただいま町長の酪農に対する考えを伺うことができました。酪農家減少にどうしたら歯どめがかかるのか。牛乳の生産をどう維持していくか。いま、コストが非常に高過ぎて、設備投資をしたくても簡単ではありません。畑作物、肉用牛を取り入れた複合経営が主になってきている現状であります。第8次振興計画の中で、営農の継続、生産性向上対策の中に、作業受託組織の設立ということがうたわれておりました。これはコントラクターを利用した大型自走コンバインで労働費の軽減を図る組織づくりであったと思われますが、なぜこの組織づくりが実現できなかったのかお伺いしたいと思います。

町の答え 町長 中島光弘

矢内議員の一般質問再質問にお答えをしたいと思います。いま、コントラクターのお話がありましたけれども、いろんな場面で共同でという方向を計画の中では持ちますけれども、なかなか個々の皆さんの、農家の皆さんの考え方が同じ方向を向かないということもあります。これは今金町の酪農だけではなくて、もう全国の酪農家、特にとりわけ北海道の酪農家の皆さんは、飼料の高騰だとか、本当に大きな影響を受けているというのは、もう道段階でも認識をしておりますし、酪農部会の部会長さんも常にこのことを胸に、国への要請等を続けているという現況にあります。私は、やっぱり議員がおっしゃったとおり、若い後継者がやりがいを持ってやれる。やりがいを持つということは、それなりの収入がなければやりがいにつながっていかないわけであります。かと言って、また大規模化をするというと、また大きな負担がかかるということで、非常に難しい点であります。第9次の、いま、農林業振興計画を立てますけれども、現在は聞き取りといいますか、現場の皆さんの声をまずは把握しようということでやっております。現時点で、こういうことが、新たな事業ということのお約束はできませんけれども、当然ながら、先ほどの国営と同じようにしっかり農家の皆さんとは向き合っていきたいと思っています。ただ、このままでいくと、80年後には日本の人口が3,500人ぐらいになるというような、とても恐ろしい推計も出ています。これ基本的には、まちづくりの中では。(何事か言う声あり)

町の答え 町長 中島光弘

失礼しました。すみません、桁が間違っておりましたね。3,500万人です。ただ、3,000というと、明治維新のころの人口ですから、それぐらい人口減少に危機を持っているということで、そのことがすべての産業だとかに影響があるということで、いまそれぞれのまちが、人口減少対策、それぞれのまちが工夫してやっていくということも、また同時に他方で必要な施策になると思っております。いずれにしましても、第9次の農林業振興計画の策定に当たって、現場の声をしっかり聞いて、町はもちろんでありますが、農協、それから土地改良区、すべての機関の英知を結集をして、お願いをして取り組んでまいりたい。その決意を持っておりますので、どうぞよろしくお願いをいたします。

議員の再質問 3番 矢内義則

いま、第9次今金町振興計画にJA、酪農関係団体から出される要望を十分に取り入れながら、酪農経営が安定した継続につながりますようお願い申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。

出典:今金町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月10日 議事録 PDF(9ページ) 間違いを知らせる