みんなの議会

福島町議会 令和3年度定例会9月会議 2021年9月13日

(1)当町の子供へ伝えるSDGs(持続可能な開発目標)教育環境の現状は/(2)当町出土の縄文土器の取り扱いについて

聞いた人
平沼昌平 議員
答えた人
教育長 小野寺則之、町長 鳴海清春

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 3番 平沼昌平

通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。当町の子供へ伝えるSDGs(持続可能な開発目標)教育環境の現状はについて、教育長にお尋ねいたします。国連が提唱するSDGs(持続可能な開発目標)が策定されて5年余りになります。2020年からは「行動の10年」がスタートし、企業や団体が思い思いの目標に取り組んでおり、子供たちに学びの場を提供するなど動きが広がっています。このSDGs の持続可能でより良い世界を目指す事で30年までの国際目標とされております。国連が15年に採択し、地球上の誰一人取り残さない事を誓い、発展途上国だけでなく、先進国自身が取り組むユニバーサルな活動を目指しております。例えば「貧困をなくそう」や「住み続けられるまちづくりを」「気候変動に具体的な対策を」など17目標と169個のターゲット(具体目標)からなっております。日本では新しい学習指導要領がスタートし、小学校は20年度、中学校は21年度、高校は22年度から「持続可能な社会の創り手の育成」などが求められております。育成すべき資質・能力の3本柱として、知識や思考力などと合わせ人間性として「どの様に社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか」を育む心も重視されようとしております。その象徴となるのがSDGs 学習だと言われておりますが、当町のSDGs 教育環境の現状を知りたい。また、今後、どのように教育現場と共に進めるのか方向性をお聞きしたいと思います。- 28 -

町の答え 教育長 小野寺則之

平沼議員のご質問にお答えいたします。令和2年の小学校から順次実施されている新学習指導要領前文には、「多様な人々と協働しながら様々な社会的変化を乗り越え、豊かな人生を切り拓き、持続可能な社会の創り手となることができるようにすることが求められる。」と明記されています。これを具体化するのが、計画的に組み立てられた教育課程であり、よりよい学校教育を通してよりよい社会を創るという理念を学校と社会が共有し、その実現を図っていこうとするものであります。当町においては小学校6年生の社会科で、国連の学習の際に持続可能な開発目標SDGs の意義や目標の内容について学習しています。また、小学校及び中学校において社会科・道徳・総合的な学習などの科目で、環境問題・人権問題・住み続けられるまちづくり等について、持続可能な開発目標を意識した学習を行っています。例えば、なるべく食材を捨てないで調理する給食メニューを考案する学習では、「食品ロスを少なく」という課題を通して、開発目標の1つである「貧困をなくそう」に関連付けて考えさせております。将来を担う子どもたちに、持続可能な地域や産業の担い手となるために、必要な資質・能力が育成されるよう、持続可能な開発目標SDGs の考え方について、学習機会の創出に努めてまいります。

議員の質問 3番 平沼昌平

教育長から新学習指導要領における今の福島町の学校教育の在り方について、教えていただきありがとうございます。そして、国連の学習の機会に持続可能な開発目標の鋭意と目標内容について、既に学習しているという風なご答弁でありました。当町の教育レベルは高いんだなぁと、このように関心させていただいております。そのなかで17項目のうち13、14、15、これはあえて一つずつ言いませんけども、いわゆる環境問題や1と2と5に対する人権の問題、そして11の住み続けられるまちづくりを意識した学習を行っていることは、これも凄いことだと私は思っております。けれども、ここで当町としてここまでやっているんであれば、きっちりとしたSDGs に対しての教育をしているというものを、教育方針としてしっかりした開発目標をやはり授業に取り入れて行くべきだと私は思うんです。「やってるよ」だけでなくて、きちっとやっぱり目標を立てるっていうことがですね、私は教育面から1つの目標ターゲットとして取り組んでいる姿勢というものを子供達に見せるべきだと思うんですけども、お考えをお聞きしたいなと思います。例えば、途上国で長年課題となっている貧困とか飢餓問題だけでなくて、環境保護のためのエネルギーのクリーン化とか働きやすい社会づくり、将来世代が住み続けられるようなまちづくりの整備などっていうのは、いわゆる今、我が福島町が課題としているものも私は含まれていると。将来を担う子ども達にとっては、これは大きな目標というかターゲットになっていくと。それを今のうちから続けていけれないかなと、このように思うんです。この間、新聞見てたら高校生の地域に特化した教育もなされることで、これにも関連されて、その地域の産業なり仕事なりっていうものを地元の子供達に理解していただきながら、地元に残ってもらうそういう活動も所謂これになってくるわけで、既にやっているにも関わらず、きちっとしたSDGs の開発目標というものを私は明記しないのは何か残念なような気がするんです。先程の教育長の「やってる」っていう答弁を聞けばですね、何故それをきちっと明文化しないのかというものに対して、ちょっとそこら辺を整備して行かれる気持ちはないのかどうなのか、そういうに思うんですね。それから、そこら辺でちょっとご答弁いただければなと思います。- 29 -

町の答え 教育長 小野寺則之

SDGs についてなんですけれども、これまでも学校教育の中ではSDGs が謳われる前からですね、環境問題だったり貧困の問題だったり、人権の問題だったり勉強をしてきてるんですよね。何ですけども、今、この2015年に国連が17の目標を提示して、2030年までに解決して行きましょうというのを全世界にアピールしてるところなんですけども、我々としても今まで脈々と人権問題だったりエネルギー問題だったり、地球の温暖化の問題だったり、まちづくりの問題だったり、機会があるごとに学校教育の現場では勉強してきた事なんですけれども、これを総合的な17の目標として国連が提示したわけですから、これに何ていうか関連付けてですね、よりよい2030年それ以降もずっと世界が住み続けられている世界を作って行くんだという視点で、今までの学習を体系的に考え直す必要はあるんだろうなっていう風に考えておりまして、これまでもやってきたことではあるんですけれども、議員おっしゃるようにSDGs っていう視点でですね、体系的に関連付けて勉強して行く必要があるのかなっていう風に思ってます。まちづくりのお話もされましたけども、まさにですね、今、福島商業高校では先だって地域学習ということで岩部クルーズや水産加工会社や、その地域の色んな所を地域学習ということで見てもらいました。つまりそれは、この福島町が今後ずっと残って行くためには、少子化問題だったり、高齢化問題だったり、産業の担い手が不足していると。こういう問題を解決して行きながら、ずっと将来にわたった福島町を創るっていう風な大きな課題があるわけです。それをやはり高校生も含めて、僕は高校生だけじゃなくて保育所の段階からこの地域課題解決学習をSDGs に関連付けることも大事なんでしょうけども、福島町がずっと持続可能なまちづくりを行っていくうえでも、こういう視点は必要だと思ってますんで、今後、学校教育の現場の中に取り入れて行きたいという風に考えております。

議員の質問 3番 平沼昌平

ずっと福島町の教育委員会は、そういうSDGs の国連が提唱する前から取り組んできてるっていうことでしょうけれども、私はこれは1つのきっかけだと思うんですね。教育環境だけでなくて、どの企業もですね、やはりきちっとした絶対やってないということはないんです。何かしらやってきてるわけです。それが今さら、そういう風に言わなくてもやってるものはやってるんだよと言っておられるところも多いんです。けども実際には何かしら、ちょっとこれ言い方きついかもしれませんけど、うわべだけの話であって、押し付けられてやってるとか、教えられてるからやってるとか、そういう様な次元よりも何の為にこれをやる事によって自分にどう跳ね返ってくるのかっていうグローバルな考え方からグローバルな地球的社会的な範囲から、ローカルなものに持ってくる時に自分の個々の意識をどう高めて行くか、これが私は一つの持続可能な開発目標の大きな意義だと思うんですね。例えば理科の実験でも、この実験をするとこういう風になりますよっていう例えば実験なんかもありますよね。低学年からもあります。そのなかで、それをすることによって結果がこういう風になるんだよっていうもの、この手順でこういう風にやるとこういう風になりますよっていう実験体験。果たしてそれが本当にその今実験をする子供にとって意義のある事なのかというところらへんを再認識して行くのが今のこの持続可能な開発目標の大きな、分かりやすく言った開発点だと私は思うんです。新学習指導要領を今改めて教育長の前で言うのもあれなんですけども、やはり、どのような社会それから世界と関わり、より良い人生をつくるかっていうのもこれも新学習指導要領の中に入ってますよね。それから何を理解しているか何がどう出来るのか、それから理解をしていること出来る事をどのように使うのか、ここら辺は今回の新学習指導要領の三本柱と言いますか、それだと例に聞いております。であればですね、やはり子供達にはもっと具体的に内容を絞ったなかで、一個人だけども今我々がやっていること先ほど言いました様に、給食の食品ロスを少なくするっていう課題のなかで、それが結び- 30 -ついて貧困をなくそう。何故、貧困がロスを少なくすると、自分は今いる自分の立場は貧困っていうものに程遠い環境に今我が福島町の子供達はいるわけですよね。でも、ここで簡単に貧困だ、それから食品ロスを減らすことが何故貧困に繋がって行くのかっていうところを具体的に目標というものをきっちり指導することによって、何故、この開発目標に参加していかなきゃなんないのかと。今までやってるわけでしょう。こういう風にして社会の時間でも様々な時間取って、17項目のうちほぼ全てやってるとは言いませんけども、これ突き詰めて行くと2、3項目ぐらいにしかならないと思うんです。その中でもね。それだけ範囲が広いと思うんで、是非、そこら辺ですね教育長の今現時点での考え方としては、どうお考えなんですか。

町の答え 教育長 小野寺則之

議員おっしゃるように、このSDGs は子供達だけじゃなくて世の中全体で取り組んで行く課題なんだと思います。例えば、企業で言えば地球温暖化を抑えるために二酸化炭素を抑制しましょうと、電気自動車をより多く使いましょうとか、今、自動車業界ではガソリンエンジンを無くして最低ハイブリット、その先には電気自動車で動く、脱炭素社会ゼロカーボンを狙ってですね、このSDGs の環境問題について今取り組みがまさに自動車業界なんかでも進められているところでございます。私たち福島町でも、やはり議員おっしゃるように世界を知ってグローバルを知って、ローカルの課題を解決して行く。道教委なんかでもよく言われてますけどもグローカルな視点っていう風な今言い方されてますけど、まさにそういう風な考え方も必要なんだと思いますし、文科省の今回の新学習指導要領はですね、今までの国語・算数・理科・社会その勉強だけじゃなくて、地域の課題を知って、それを解決していくような能力はこれからの時代必要なんだっていう風なことが大きな学習指導要領の1つのテーマであるんですね。ですから、国語・算数・理科・社会それはもちろん基礎学力は大事なんですけども、そういう課題解決能力をどうやって見つけさせるかっていう事も大きなテーマではありますので、福島町教育委員会としても是非、それらの1つがこの象徴がSDGs の考え方だと思いますので、こういう視点を取り入れながら福島町の子供達に勉強していってもらいたいなという風に考えております。

議員の質問 3番 平沼昌平

今、教育長がこのSDGs に対して取り入れながらというご答弁を言ってるわけですけれども、これ実際にじゃあ教育の時間に、その時間だけ取って、特化した中でそういう授業が作れるのかどうなのかを、これから教育委員会の進め方にも私はよると思うんですけれども、究極的にはですね、やはり、やっていることはやっている、でもそれが大雑把に見えてきて焦点が絞られてない状況の中で、ただ子供達が6年間3年間3年間っていう教育の期間の中で、どの程度自分の考えを絞ったなかで次のステップに進んで行くかっていうものを後押しするためにも、私は福島町教育委員会としてはこの考え方を特別に時間、道徳の時間でもいいですし、やはり、きちっとした形で私は進めていく、これが次の世代のために今これから出来ることを考えて、今の子供達がアクションを起こす。それを受けて次の世代の子供達がまたきちっとした方向性をもっと明確に虚像から実像になるように作りあげて行く。 それをやはり教育委員会として、きちんと時間を持ったなかで私は進めていくべきでないのかなと思うんで、先ほど教育長の答弁で考えていくみたいな話なんですけども、そこらへんのきちっとした方向性とかそういうものはもう一回お聞きしますけども、どうお考えなのか、するのか、しないのか、だけじゃなくて学校と協議してやっぱり必要性っていうものを再認識していただいて、新たにやることではないですよね。最初の答弁ではやってるわけですから。それをきちっと明確化して行くべきでないのかなっていう私の意見に対して最後になりますけども、教育長、やるのかやらないのか、やって行こうとする方向性を出すのか、そこら辺お聞きしたいなと思います。

町の答え 教育長 小野寺則之

ありがとうございます。例えばですね、先程の食品ロスを少なくっていう風な部分で今までは食べ物が勿体ないから食品ロスを少なくっていう観点で、もしかしたら勉強してたのかもしれないんですけど、このSDGs に関連させると全世界では、今、貧困で苦しんでいる子供が沢山います。アフリカでもアジアでも沢山います。だから、食品ロスを少なくすることによってそういう世界の誰ひとり取り残さないっていう、この開発目標を達成して行くんだという視点を子ども等に伝えて無かったかもしれないので、今のSDGs の考え方を関連付けさせてっていうのは、ただ食品ロスを少なくっていう事じゃなくて、世界の貧困を救うためには我々のそういう小さな一歩が積み重ねが大事なんだよっていう事を子ども等に伝えて行くことが必要なんだと思います。先程の学習指導要領の前文にも書いてましたけど、まさに我々いま社会でこのSDGs を取り組みをしてるんですけども、持続可能な社会の創り手をですね、小学生・中学生・子供達に創り手となるように、まさに我々これから教育していかなければならないんだろうなという風に考えております。非常に大事な考え方を今回お話していただきまして、ありがとうございます。

議員の質問 3番 平沼昌平

終わりにしようかと思ったんですけど。貧困だけでね食品ロスというとこまで行くというのは、かなり山を1つ飛び越えた飛躍的な発想だと思うんですね。この食品ロス、イコール貧困っていう風にくる前に、やっぱり飢餓っていう問題が開発目標の中に2番で掲げられております。ですから、たった一つの開発目標じゃないんですね。これが全部関連付けられていくと、何所に焦点を絞っていくか、そこら辺をですね、やはり今の教育長の答弁でもそれ一本になってしまうじゃないですか。ですからもう少し、広域的な開発目標を理解した中で、子供達に対して貧困問題・飢餓問題、それからその先に付くのが「全ての人に健康と福祉を」という項目も出てくるわけですよね。であれば、やはりそれを具体的に、せめて17項目の項目を子供達に教育して、今、知識ばかりでなくて、その知識を生かす技能も開発目標の中から、是非、見い出して行く様な教育体制を取っていただきたいなと思いますけども如何ですか。先程から何か答弁になると、やるのかやらないのか、ちょっとはっきりしないんですけども、やれとは言いません。けども、やるのか、やる気があるのかないのかだけでもお聞かせ願いたいなと思います。

町の答え 教育長 小野寺則之

そのSDGs の取り組みはですね、やるとかやらないとかじゃなくて、先程も申し上げましたけども今までもずっと取り組んできた事であるんです。人権問題だったり、貧困の問題だったり、エネルギー問題だったり、ですけどもトータルして食品ロスの問題を考える時に議員おっしゃるように貧困の問題もあります。飢餓の問題もあります。もしかしたら男女間のジェンダーの問題もあるかもしれないし、健康の問題もあると思います。一つの事柄で沢山の開発目標が関わってくるわけです。で、そういう視点が今まで食品ロスだけで終わっていたのを、やっぱり色んなSDGs の考え方があるんだよっていうのを子供等に教えて行くっていうことが、これから必要なんだと思っておりますので、このSDGs の考え方を教育現場の中に取り入れて行くってことはやっていきたいという風に思っております。

議員の質問 3番 平沼昌平

一般質問2点目についてお伺いします。当町出土の縄文土器の取り扱いについて、町長と教育長にお伺いします。- 32 -第44回ユネスコ世界遺産委員会に於いて、世界遺産登録が決定した北海道・北東北の縄文遺跡群でありますが、当町としては乏しいものの遺物である土器などをチロップ館などで展示しております。また、7月17日から北海道・北東北の縄文遺跡群の道内構成資産・関連資産を中心とした縄文展示施設を巡るスタンプラリーが実施される全30施設、渡島管内では13施設の中に当町のチロップ館も対象施設とされております。他町に於いては、当町の土器と同年代のものを工夫を凝らして保管体制を整えて対応している中で、今後、当町としては、これら土器の取り扱い、保管体制、更には、他市町との連携をどの様にされるのかお伺いしたいと思います。また、この土器を今後どのように活用して行こうとされるのか、教育的目的のみ展示するのか観光面での展示に活用されるのか方向性を伺いたいと思います。

町の答え 教育長 小野寺則之

平沼議員のご質問に、お答えいたします。北海道・北東北の縄文遺跡群につきましては、7月27日に世界文化遺産登録が決定され、函館市の大船遺跡をはじめ青森市の三内丸山遺跡など17件の構成資産と2件の関連資産が対象となっております。当町の館崎遺跡に関しましては、目に見える集落跡として復元・保存されている状態でないため、登録対象にはなっておりませんが、世界文化遺産登録を記念した北海道主催の「北の縄文スタンプラリー」にチロップ館が参加し、連携を図っているところです。今後の展開としましては、当面はチロップ館を中心とした縄文土器の展示を継続していきますが、将来的には、他の施設での活用に向けて検討を進めてまいりたいと考えております。また、教育的・観光的な区分では考えていなく、生涯学習事業として、勾玉づくりや土器づくり体験などを通じて縄文文化に触れて頂く機会をつくるとともに、道南ブロック博物館施設等連絡協議会主催の「道南の縄文時代」をテーマとした巡回展示など、他町と連携を図ってまいります。

町の答え 町長 鳴海清春

平沼議員のご質問にお答えいたします。教育目的のみ展示するのか観光面での展示に活用するのかの方向性についてですが、教育長の答弁にありますとおり、館崎遺跡等出土品については、チロップ館の展示に加え、既存施設での展示にも活用しておりますが、現時点では教育目的に主眼を置き、観光面での活用は難しいものがあると考えております。

議員の質問 3番 平沼昌平

教育長のみに再答弁をお願いいたします。他の施設の活用に向けて検討すると、ここに書いておりますけども、その他の施設、他の施設はどこかよく分かりませんけども、これから色々と町で考えている施設の事を指してしているのかなと思っております。その中で、活用という言葉を使われておりますけれども、この縄文土器をどの様に活用していくのかという事について、まず単純にお聞きしたいなと。

町の答え 教育長 小野寺則之

他の施設っていう事なんですけれども、この今の土器とか縄文の遺跡について、改めて建物を作って町の予算を多額に使って、そういう施設を作るということは今のところ考えていないところであります。ここの言っている主旨といたしましては、現有の施設を活用して福島町の先史時代から縄文時代から始まった歴史を町の人、あるいは他所から来た人に紹介するという風なことを考えなければならないのだと思っております。- 33 -具体的な施設の名前は挙げておりませんけれども、例えば、トンネル記念館ございまして少しだけ町の歴史を紹介しているコーナーがあるんですけど、あれをもう少し将来的な今すぐじゃなくて、将来的なリニューアルの時に我々のその土器も少し入れさせてもらったり、あるいは他の施設が、今、少子化・高齢化で人口減少しておりまして他の施設が空いてくるっていう可能性もございますので、今しばらくは施設の活用状況、利用状況等の様子を見て行かなければならない時期であろうというふうな判断をしております。繰り返しになりますけど、このためだけに新しい施設をっていうのは今のところは考えていないという風にご答弁します。

議員の質問 3番 平沼昌平

それはこれからの流れによって色々と変化もあるでしょうし、この縄文土器に対して新たに例えば巨額な施設を作る、その今、北海道・北東北の遺跡群が私はどの程度コロナの中で、どの程度知名度を上げて行くかっていうものに対しては興味深々で見てるわけですけれども、決してそのものに対して、そのかけた事によって生産性が高まるっていうんでは分かるんですけども、私はそういうものにはある程度既存の施設をある程度活用した中で展示というものは、私は主になっていくんじゃないのかなと。なっていけばいいなと、このように思っております。その中で自分でも回答が出来づらい質問を教育長にぶつけてですね、先程も議員控室で皆に笑われましたけども、自分で回答も出さないで、この質問をするっていうのは本当にいい加減な質問に聞こえるかもしれませんけども、やはり方向性っていうのは周辺の町が今この縄文縄文って騒いでる中で、やはり館崎遺跡、色々その前の豊浜遺跡ともですね、この館崎遺跡に関しては、前の何て言いましたっけ、土器は札幌の方で見ていただいた方が研究員の方がおっしゃるのには、この道南最大の遺跡群だったんではないのかという風に言われてるんですね。であれば、遺跡は無くても、そこから出てくる土器については一定のやはり価値観というものが、私は、これから色んな研究がなされてくると世界遺産には含まれてる範囲ではないですけども、その世界遺産を作りあげた根底にある地域柄だったのではないのかというとこを夢物語として見えてくるわけですよね。そうなった時に、やはり他町と同じ出土されてる土器の違いって何なんだ。かつてはコクゾウムシでしたか、コクゾウムシが500匹だか入っている土器が見つかったよと。今までは大抵20匹ぐらいなんだけども500匹も入ってるというのは意図的に入れたんじゃないかみたいな、そういう土器が福島町の土器から出てきたんだよという中で、何かしらこの福島町は福島町で出土された土器については、他町と違う特徴があるんだよというところらへんを、やはり全面に出した中で部落根性を起こすわけじゃないですけど差別化をするっていうか、そういう考えは今後必要になってくるんじゃないのかなと思うんですね。ただ巡回指導していっても、いや、巡回展示して行っても、これもそこの町と同じじゃないかとか、これもあそこの町と同じじゃないのか。福島の土器のものは何所にでもあるやつなのかという感じになるわけですよね。そうすると、最終的には福島の土器じゃなくてもいいわけですよね。巡回展示するのは。そこら辺を、やはり参加して展示してもらうためには、そういう何て言うんですか特徴ある物を見出して行かなきゃなんないと思うんです。町内にあっては、地域学習の中で今これから勾玉も作る、縄文土器も作ると言われてますけども、そういう環境ってこれから作るんですか。それとも作りたいと思ってるんですか。そこら辺その2点ちょっとお聞かせください。

町の答え 教育長 小野寺則之

議員おっしゃるとおり世界遺産だったんですけども、まさにそのあそこ大船遺跡、向かいの三内丸山もそうなんですけど、まさに同じような時代に同じような人が、吉岡というか福島町にも住んでたと思うんです。その中でやはり差別化というのはなかなか難しいんではありますけれども、現状ではチロップ館に土器類とかを展示しておりますし、ちょっとしたお宝は吉岡支所に展示してあるんですね。ほかの町に無- 34 -い物を4つだけ紹介させていただきますと、先ほど議員おっしゃったようにコクゾウムシの入った壺っていうか容器、もう1つは黒曜石の矢じりがあるんですけど、その時代にその矢じりは長野県から福島にやってきたっていう事が証明されてます。矢じりの材質が。その縄文時代に長野県から福島町にやってきた矢じりが有るんですね。もう1つが三角のくつ型って言いましたか勾玉みたいなこういうイヤリングですね、当時の装飾品があるんですね。それもまた他の物と他の地域では無い貴重なものなんだと思います。もう1つが、岩偶と言いまして、岩を掘った、向こうの中空土偶ではないんですけれども、ちょっと岩を掘ったような形なんですけれども、岩偶というものが有りまして、これも他の町からは注目されている出土品でございます。それらを吉岡の支所とかに展示はしてるんですけども、なかなか知名度が無いというのは我々のPR不足なんだろうなという風に思っておりまして、そういう福島にもですね、他には無い発掘品っていうか、出土品あるという事をご承知おき頂ければなという風に思っております。そういう差別化と言いますか、それはなかなか同じ時代の中で、たぶん福島の館崎遺跡もあったものと思われますので、なかなか難しいんですけれども特徴的な出土品としては今のような4つの出土品がございます。後段の縄文体験については、これから計画して、ちょっとコロナでなかなか活動、社会教育活動なかなか出来なかったんですけれども、今後、今の世界文化遺産を記念して縄文文化に触れていただく機会を検討していきたいということでございます。

議員の質問 3番 平沼昌平

大変勉強になりました。縄文後期から続縄文時代にかけての館崎遺跡っていう位置づけになっておりますけれども、その展示の仕方、またその物によってはかなり貴重なものもあるという事で、やはり、これは巡回展示に出しても決してやっぱり福島町の館崎遺跡ないし、土器というのは見応えがあるのかなと、そのように思っております。ただ土器に関しては、日本全国どこでも地元の土を使って作られたということで、そこに住んでいた方々の感性で色んな形になって作られたことは大体知られてるところであって、主に女性の方々が作っておったんではないのかっていうとこまで今は研究で出されておりますけれども。その展示をですね、当町はメインとしてはチロップ館にこうやって、チロップ館は2018年10月からリニューアルして学芸員の方が確か入れて展示に工夫してやっておられると思います。如何せんだけど、その縄文に対する考え方っていうか知識の根底を広げることは、ちょっと町民に対して周知することは残念ながら、ちょっとまだ私は力不足かなってこういう風に思ってるんです。それは、やっぱり関心を持ってもらうっていう教育委員会の取り組み方もそうでしょうし、その展示の仕方がどうだこうだという事には私はなってない。やはり、常にっていうか縄文の土器なり、そういう出土品に対して町民が広く意識を共有していって、底辺を広げるっていう活動が、今そのチロップ館というものをリニューアルして2018年に展示していた学芸員も呼んだ、その割には、ちょっとよく周知されていないような感じがします。それは、やっぱり教育関係のものの考え方だと思います。縄文土器はこの程度で良いとか、そういう感覚でいるのか縄文土器の縄文時代のその当町の暮らしぶりなり何なりってのは、どの位置において子供達なり町民に対して発信して行くかっていうものが、私はちょっと力不足でないのかなって思うんです。ですから、そこらへんを再考願えればなと、このように考えるんですけども、まずそのお考えを聞きたいなと思います。それからですね、白符の入り口のとこにチロップ館っていう看板が特徴ある看板が見えております。派手な。でもですね、決められた規格にそって看板を見慣れてる私共としてはですね、どっかの何か違う看板かなって通り過ぎる面もあると思うんですね。きちっとやはりその「縄文時代のものを今ここに展示してます」、「雛人形もこうやって飾ってます」、そういう施設なんですっていう看板はですね、もう少しこう町内外から、町内の方はもう知ってると思うんですよ。でも、町外の方も「縄文土器見るのに、ここがチロップ館か」というようなきちっとした、やはりですね、きちっとしたって言えば今の看板が悪いってわけじゃないですよ。特色ある看板じゃなくて、もう少し「平準化した看板であってもいいのかな」、- 35 -「もう少し見やすい看板がいいのかな」って私は個人的に思っております。そこら辺を含めて先ほどの答弁をいただきたいなと思います。

町の答え 教育長 小野寺則之

議員ご指摘のとおりですね、町民の皆様にPR不足っていうのは否めないのかなと思っております。ただ、今のその一答目の時に観光目的か教育目的か、いや、そういう区別はしてませんってことでお答えを申し上げたんですけども、なかなか観光目的で沢山その外から呼んでっていう風な部分では厳しいものがあるんだろうなっていうふうに思っております。そういった意味でホームページでこういう出土品がありますとか、あるいは広報で機会ありましたら年に1回か年に2回か3回、広報誌でこういう宝物が有りますってことを町民の皆様にご紹介するとか、そういうPR周知の方法は必要なのかなっていう風に思っております。そういう取り組みを今後ちょっと検討してまいりたいなと思います。で、看板の件なんですけども来年度に向けて内部で検討してまいりたいと思います。貴重なご意見頂きまして、ありがとうございます。検討させていただきます。

議員の質問 3番 平沼昌平

私この土器の話で結論的に言いたいのは、やはり他町と、先ほども言いましたけども、ちょっと違う物が4点に加えてですね、もうちょっと町民の方々に何せ知ってもらうのが一番だと思うんです。あと口伝えに広がって行くものだと思います。その展示する施設、活用する物、それからどうしてもこの縄文土器があるから、こういう風な教育をしなきゃなんないんだと、そういうもんでもないと思います。また観光面でこれを使うっていうのは、あまりにもパーツが、どの町もあるわけですから、よほどの特徴がないと私はちょっと無理かなと。一般的な観光的な施設として「あっここにも有るんだね」程度の物でいいのかな。その中でもやはりきちっと光る物と言うんですか、そういう物は他の町にはちょっと無いですけど、うちの町には有りますよと。この土器が出てきた事によって1万年続いた縄文時代がですね、こういう交流もあったやに感じられますよぐらいのですね、やはりせっかく学芸員の方が居るんですから、そういう広報なり何なりを使ってワンコーナーでも設けて、是非町民に知らせるべきだな、このように思うんです。それによって、訪れる方が見る目も変わってくると私は思います。なかなか土器をですね、他の町ではガラスケースに入ってる土器をですよ、福島・吉岡は手で触れるわけですから。その感触をですね、やはり持つってことは我々町民は大変幸せな環境にあるわけですから、是非そこらへんも検討して頂ければなと、このように思って質問を終わります。

町の答え 教育長 小野寺則之

ご指摘をいただきまして本当にありがとうございます。周知の方については、早い時期に検討してまいりたいと思っております。また、展示の方法についても、世に町民の皆さんに親しみをもってもらえる様な展示の方法について学芸員と工夫してまいりたいと思います。ありがとうございます。

出典:福島町議会 令和3年度定例会9月会議 2021年9月13日 議事録 PDF(35ページ) 間違いを知らせる