今金町議会 平成26年定例会(回は一覧で読めない) 2014年9月24日
新たな町づくり研修の職員参加について
- 聞いた人
- 芳賀芳夫 議員
- 答えた人
- 町長 外崎秀人
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 5番 芳賀芳夫
私の方から、新たな町づくり研修の職員参加について、町長にご質問いたします。新たな町づくりのために、研修の職員参加について町長の所信をお伺いいたします。これからの自治体は、自らの創意工夫により個性豊かな町づくりを進めなければならないと言われ、5年、10年後には取り組みいかんによっては相当の格差が付くだろうと言われております。個性豊かな町づくりを進めるということは、新たな発想がなければなりません。2040年における将来推計人口、女性の推計人口が示されました。これらのことは、職員のいろいろなアイディア、発想があっても発言する場、協議する場がなく、上からの指示によって黙々と仕事を処理していく職員になっているのが実態ではないでしょうか。行政主導ばかりでなく、民間団体、組織や住民が協力して、町づくりに取り組んでいる事例を見ることは、職員の視点を転換させることになると思います。職員は町民の共有財産であり、経費はかかりますが、常に問題意識を持ち、全員が町づくりに参加する環境を整えるためにも、毎年の計画に組み入れることについて、お伺いいたします。
町の答え 町長 外崎秀人(町長は2023年3月まで)
芳賀議員の一般質問にお答えします。時代も変化し、情勢も変化の連続です。そういう中にあって、行政環境が変わる中で、行政のしくみも職員も変化への対応が求められます。職員も職責や職務内容も変化しなければならず、議員質問の新たな町づくりに対応した職員の研修は、消滅することのない永遠に続かなければならない重要な行政課題であります。本町の職員研修の実情は、今金町人材育成基本計画及び今金町職員の研修に関する基本的な方針に基づき行われています。私は職員時代、国の資格を取得し、自治体職員の研修講師を経験していますが、ずいぶんと研修支店の変化を感じますが、人材育成は4つの区分でくくられる研修手法が一般的であります。1つには、組織内で職務経験を積む中で行うもの、2つには、外部へ派遣・出向・転勤する中で行うもの、3つには、組織内部で研修を受けることで行うもの、4つには、外部で研修、教育を受ける中で行うものなどです。今金町では、平成12年に整備した計画を基に、4つの研修手法を取り入れて情勢変化に応じて視点を進化させ取り組んでいます。簡潔に言いますと、義務研修、与える研修は当然ですが、職員自らの医師で主体的に取り組む自己啓発、職場研修、職場外研修、を奨励しています。初級・中級・管理者研修等は対象者が定められ、町独自に講師を招聘して行う研修もあり、セキュリティ研修、メンタルヘルス研修、クレーム対応研修等を実施し、先般9月4日にはハラスメント研修も実施したところであります。業務に関する講習会や研修会も人材育成機会として捉え、各部署において積極的に参加奨励して行われています。外部研修としては、北海道や渡島・檜山地方税滞納整理機構、現在は、北海道町村会、北海道後期高齢者医療広域連合へ派遣していますが、意義ある、有為な研修機会として行っているところです。更に、町長就任時からは、職員自らが規格立案する研修計画に基づく道内外の先進自治体及び団体等の視察研修も制度化していますし、地域活動や行事への参加やほかの自治体で行う講習会・研修会の参加も職員研修として認めることも積極的に行っています。このように、日々変化する行政環境に敏感に対応し、多様化・高度化する行政課題の解決に柔軟かつ積極的に、そして、時々の現状に即した政策立案を行うことができる職員像を目指し、計画を持って進めていることをご理解願います。町職員に期待する資質は、それぞれの立場の人により異なるものであります。職員に何を求めるかという問いの参考になる言葉があります。松下幸之助さんの「知識も大事、知恵も大事、才能も大事。しかし、何よりも大事なのは熱意と誠意である。この二つがあれば、何事でも成し遂げられる。」町長として、この言葉に学び、新たな課題に果敢に挑み、中長期的な視野を持ち、町民の願い・期待する物事を判断する職員像を描いています。職員も行政運営者の一人です。コスト意識や運営感覚を持つことが必要となります。町長の切望する職員像は、まずは、町内会活動や団体活動、行事にも参加し町民交流を広め探究心を養い、その上で、課題検証及び提案ができ、判断力という資質を高め、何よりも、一生懸命な職員となっていただくよう期待をしているところです。私の持論は、職員は育てるではなく、自ら育つ・高まるというものでなければならないと考えています。そのためには、町長は、研修環境や研修参加の仕組みづくりに、更に、努めて参りたいと考えております。以上を申し上げ、答弁とさせていただきます。
議員の再質問 5番 芳賀芳夫
職員の育成に関しての、人材育成基本計画を柱とした体系のもとで、取り組まれているとの答弁でした。人材育成の内容については、多岐にわたる非常に幅の広いものであります。質問を絞って再質問をいたします。私は冒頭、人口減の減少社会を乗り越える、個性ある町づくりの必要性を申し上げましたが、将来の世代のためには人口減が具体的に地域にどういった課題をもたらすかを今から明らかにし、地域全員でそれを乗り越える知恵を今から集めておくことが重要と考えます。今金町の資源や魅力を総動員して、町づくりに取り組んでいくことが個性ある町づくりであり、それは、道内外先進事例、あるいは、失敗事例などに目を向けて、情報を収集し、結果を分かりやすく住民に還元していくことが有益ではないでしょうか。具体的には、日々の担当業務で直面する地域問題に焦点を当て、地域の事例を現地視察や、あるいは、ヒアリングを行いながら調査をする。その結果について、町民への報告等の形で還元し、あるいは、ホームページを用いて積極的に公開し、地域連携を進めるための議論の新たな切り口として活用してはどうでしょうか。地域にとっても課題認識をお互いに深める場とすることができると思います。更に、若い世代が解決策を積極的に提示していく場となるかもしれません。職場外の教育に既に取り組んでいるとの報告もありましたが、もっと職場外、あるいは、町外に学ぶことで今から人口減少社会を乗り切る準備が必要ではないでしょうか。再度、町長にお伺いいたします。
町の答え 町長 外崎秀人(町長は2023年3月まで)
後半の地域連携につながるものであるという前段が少し理解できないもので、改めてまた答弁しますので、その後に再質問をお願いしたいと思います。議員が仰るとおり、基本的は私が述べたように、たくさんの職員が居る訳であります。たくさんの業務があります。皆が皆、町づくりに関わると言えば、それまででありますけども、事務的なものをやらなければいけない職員、あるいは、議員が仰るような、将来に向けた町づくりを提案でき、それを実行できるような職員。様々な分類があります。専門職として、保健、医療、福祉だとかの様々な兼業を担っていかなければいけない職員など、様々ある訳でありますけども、そのトータル、私が良く言うところの、行政も職員も、総合行政の職員である訳であります。加えて、人事異動がある訳でありますので、その辺の職員体制というのは非常に難しいものがあります。これについては、一つご理解をいただかなければならない。ただ、はっきりと言えるのは、物書き、そろばんというのは、ごく一般的な、人の養成の中で言われてきたものでありますけども、今、それにプラスして、議員ではありませんけども、地域を知る、私が言っている探究心、いろいろな交流を吸い上げる能力、逆にそういうものを整理して説明するという能力、それを実行に移せるための、いろいろな連携体制をとるための、上手にそういうところに誘導させるような、そういう仕組みを作る能力を発する職員だとか。様々に、多岐多様という言葉を、議員も仰りましたが、私もそういう認識を持っています。そういうことから、常々に、先ほど言った4つのパターンの中で、職員を派遣しながら、初級、中級だとか管理職というのは決められてますので、研修してくださいということでお願いをする訳でありますけども、それ以外については、ほとんど手をあげていただいて進めているのが実態です。ちなみに、去年の事例ですけども、今金町内で、役場内での研修機会は大きく6つやっております。参加した職員は205名居ます。北海道町村会が主催する研修に出そうということで、出させていただいていますけども、6回行って、14名参加させていただいております。その他に、様々な特化した接遇だとか、コミュニケーションだとかクレームだとか、指導能力だとか様々な研修が8回ありまして、それに11名の職員を出したり、あるいは、振興協会の様々な研修に出すとかで、できる限り出していきたいと。あと、職員には申し訳ないですけども、町長からも発信しておりますが、地域での行事、様々なイベントがある訳でありますけども、休暇を取っていただいて、ボランティアとして、本当に多くの方々に参加していただいています。私はそれも研修だということで理解をいただいて参加をお願いしたいという話をさせていただいておりますけども、そういうことでは、うちの職員はきちんと向き合って自己研修をしているのかなという認識を持っています。最も重要なのは、様々な職務を経験する訳でありますけども、それが全て専門分野ではない職務に就くのが大概ですね。大概の事務職員が、農業振興もそうですけども、農業の大学を出たり、勉強をしていた人が、農業関係の仕事に就いているかと言えば、決してそうではありません。いろいろな職員が人事異動でそこに就いて、そこで改めて勉強して、高まっていく訳でありますから、そういうことでは職員の育成というのも大変な部分もある訳でありますけども、その中できちんとこれまでの町政運営がなされているということについては、私は、それだけ、職員自らが、自分のために、そして、町のために努力をしているということで理解をし、改めて感謝をしているところであります。そういうことから、後ほど再々質問でいただく部分があると思いますけども、人口減少、女性の数が減るというニュースも出ておりますけども、これは減ることは確かなのです。50%を切って、今金は40%代ですけども、北海道の中では、ランクからすると、減少率が本当に少なくて、十数番目で、これは何故かと言いましたら、いろいろな団体、町民の方々、いろいろな機関の努力で若い方々を雇用していただいてり、そういう取り組みをしていただいているということが、その数字に表れている訳です。これは喜ばしいことだと思っております。これをどうキープしていくかということが、全てに繋がりまして、そのキーワードは何かと言いましたら先ほどから何度も申しますが、雇用の場をどう確保するか、そこで安定的に確保することによって、結婚ができ、子どもを育てられる条件ができるかなと。ご存じのように、国営農地再編整備事業の中でもコミュニティーを作っていく、集落を守っていくために何が必要かと言ったら、そこで働ける、農業というものをきちんと位置付けることによって、家族ができ、家族みんながそこで生きていける、そういう社会を作っていきたいということを、私はこの間述べている訳でありますけども、全てはそこに行きつくだろうと。働く場所をきちんと整備していくということが、今のところの最優先するべき、人口減少対策の一つではないかという認識をしている訳であります。
議員の再質問 5番 芳賀芳夫
基本的に町づくりの主役というのは、町民がベースであるということであります。行政マンである職員の方々には、非常に経験豊富な、あるいは、有能な方々がたくさん居られます。更に、この町づくりというものに対する熱意を持った方もたくさん居られるかと、私は感じております。まず、今金町のキャッチフレーズと言いますか、夢の町今金と、こういう目標を掲げながら、いろいろな行政を執行している現況でありますけども、これからどういった道を、要点で結構でございますので、再度お聞きしたいと思いますけども、どういう導きを考えておられるのか、更に、このことは知識や言葉ではなく、具体的にあらゆる視点から、見る、聞く、会話をするということが非常に大事だというふうに考えております。常に、検証を行いながら、調整、予測を繰り返しながら、町民に安心を与えられるような情報を提供することを、どのように考えているのかを再度お聞きします。
町の答え 町長 外崎秀人(町長は2023年3月まで)
私が町長にならせていただいたときにも、人事異動が当然あった訳です。職員をどう活かしていくか、職員をどう高めていくかということ。どちらかというと、技術屋、専門職というのは、その道をずっと走る訳であります。しかし、技術屋さんというのは、計算ができ、何よりも説明能力が高くて、きちんとした事業推進のチェックもできる訳ですね。そういうことでは、それに長けているからこそ、専門職、技術職と言われている部分でもある訳でありますけども、そういう視点も、庁内全体に浸透させていくことによって、職員全体のレベルも高まっていくだろうということから、人事異動についても極端だと思われるくらいの人事異動をさせていただいてきた経過がある訳であります。そうすると、従前、自分が関わっていなかった分野に異動することによって、その分野で行っていることが見える訳であります。逆に、自分が前任の職場の役割が見える訳であります。それが、人事異動の良さだと、私は思っております。本来であれば、今、議員が仰ったように、職員の能力を高めたり、経験を積めば積むほどに事務能力が高まる訳でありますけども、いつまでもということにはならない背景があるとすれば、やはり、一定程度視点を変えた考え方で、その感覚を他の業務の方に活かしてもらいたいという思いがあります。私的には、職員全体が、町長なり副町長になれるくらいのオールマイティーな行政マンとして育っていただくことを願っている訳であります。人事異動が当たり前ではない訳でありますけども、人事異動で戸惑いがあったり、迷惑をかける町民なり団体もありますが、そこはなんとか理解をしていただきながら、職員の資質を高めるために視点を変えていくということが、私の言うところの最後に一般質問で答えたように、環境を作るのが、私の仕事ではないかなと思っておりました。自分もいろいろ経験がある訳でありますけども、私が、自分の持論としていることがあります。大学のときの教授の言葉でありますが、指導することによって指導され、教えることによって教えられる。何故かと言いましたら、職員時代もそうでありましたけども、聞くという行為については、勉強にはなる。ところが自分が説明者になる、自分が町民なり団体なりに会議等で説明するとき、今回の議会もそうです。説明をするために、すごく勉強をしなければいけないのです。それによって高まっていくのです。聞きっぱなしでは決して高まらないと私は思っております。自分がそういう立場になって、自分がいろいろな方々に説明をしていく、理解をしていただくための、様々な手法を考えながらやっていくことによって、仕事を覚えていくし、町づくりのいろいろなことも目覚めてくるだろうと思っています。そういうところに私は大いに期待をする訳でありまして、そういう職員像のためには、そういう環境を作ってあげる。ですから、自らがそういう思いを担っていただくために、先ほど言った4つの手法の内の1つめ、今、やっている仕事の中で目一杯努力をしようと。次にまた町長として管理職の人が別の機会を提供するので、まずは、今、一生懸命やってくださいと。それに関わることを一生懸命勉強してくださいと。それに関するいろいろな方々とも触れあいをしてくださいという声も集めてくださいと。それが結果的には町長が考える町づくり、今金町の町づくりにつながるのだというような認識を持っていただきながら、目一杯熱意を持って努めていただくというのが、人材育成の基本ではないかなと私は思います。その方が、人事異動で別の職場にいくと、また違った視点で努力をする。初めてのところに行く訳でありますから、そこで、全然分からない分野が出てきますから、自らが勉強をしていかなければ、自分が対応できないのです。事務説明も、窓口対応もできない訳です。そういうことで、段階的に職員が育っていく環境を作ってあげると。議員が仰る通りに、そのベースは何かと言ったら、そのための地域実態、町民の声をきちんと受け止めるためにも表に出る。時には視野を大きくするために、刺激を受けるために、町外に出て、いろいろな勉強をしようということが当然だと私は思っておりますし、それに期待をしています。そのために以前は、20数年経ったらこのような研修をと、いいですよ、行ってくださいというようなこともありましたが、今はありません。自己研修ということで、自らが名乗りを挙げて、函館で、札幌で、東京でこのような研修があるのだけども、是非行きたいのですがということで上司に提案をし、そういう環境を作ることも制度化しておりますので、そのことに大いに期待をしていきたいと思います。これからもそういう視点を持ちながら、職員にはどういう言葉を伝えるかということについても、極力、気を使いながら努力をしていきたいと考えております。
議員の再質問 5番 芳賀芳夫
私の質問はこれで終わります。大変ありがとうございました。
出典:今金町議会 平成26年定例会(回は一覧で読めない) 2014年9月24日 議事録 PDF(20ページ) 間違いを知らせる