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今金町議会 令和6年第3回定例会 2024年9月11日

今金町農業における環境負荷低減への今後の取り組みについて

聞いた人
苅屋泰裕 議員
答えた人
町長 中島光弘

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 1番 苅屋泰裕

それでは、2問目に行かせていただきます。今金町農業における環境負荷低減への今後の取り組みについて問う。国は、令和3年に生産から販売、消費に至るまでの食料システムを持続可能なものとするため、環境負荷の低減を図りながら、食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立を目指す「みどりの食料システム戦略」を策定しました。この戦略においては、2030年までに施策の支援対象を持続可能な食料・農林水産業を行う者へ集中していくことを目指すとともに、補助金拡充、環境負荷低減メニューの充実、これらとセットでクロスコンプライアンス要件の充実を図ることとされました。農林水産省では、令和6年から8年度の試行実施を経て、全ての補助事業などに対して最低限行うべき環境負荷低減の取り組みの実践を義務化する「クロスコンプライアンス」を導入することとし、環境負荷低減の取り組みの実践が必須となります。このことから、今金町の基幹産業でもある農業が環境負荷低減に取り組むことで、当町が掲げているグリーン成長の実現に向けた取り組みにも寄与できると考えられることから、今後の今金町農業において環境負荷低減の取り組みをどのように進めていくお考えか町長に伺います。1.現時点での今金町農業の環境負荷低減の取り組みはあるか伺います。2.今後、環境負荷低減に資する取り組みで、行政が支援できる具体的な取り組みは考えられているのか伺います。

町の答え 町長 中島光弘

2つ目の一般質問にお答えをしたいと思います。環境負荷低減の取り組みについて、国は令和3年5月に「みどりの食料システム戦略」を策定し、2050年度までに農林水産業のCO2ゼロエミッション化、化学農薬使用料50%低減、化学肥料使用量30%低減といった目標を掲げ、それを実現するために2040年までに革新的な技術・生産体系を順次開発し、2050年までにその社会実装を目指すとしております。これに基づき、令和4年度には北海道と市町村が共同で「農林漁業における環境負荷低減事業活動の促進に関する北海道計画」を作成いたしました。農業者は、この計画に基づいた「環境負荷低減事業活動実施計画」を作成し、北海道からの認定を受けることで、環境負荷低減に必要な機械設備を導入する場合に、農業改良資金の償還延長や特別償却による導入当初の所得税・法人税等の軽減が受けられます。また、補助金を活用する農業者は、環境負荷低減の取り組みをまとめた『環境負荷低減のクロスコンプライアンスチェックシート」の提出が求められ、令和6年度から試行的に導入されており、令和9年度には本格的に実施されることとなります。ご質問の1点目にありました「現時点での今金町農業の環境負荷低減の取り組み」については、第8次農業振興計画において「環境に配慮した農業の取り組み」が継続する必要がある取り組みと位置づけられております。現時点の取り組みとしては、基盤整備による大区画化やスマート農業による作業の効率化が図られたことにより、二酸化炭素排出量低減、化学農薬・肥料使用量が低減されております。ご質問の2点目にありました「環境負荷低減に資する取り組みで行政が支援できる具体的取り組み」についてでありますが、環境負荷低減の取り組みは、農業者自身が実践することであり、行政は間接的な支援しかできません。具体的に行政が支援できることは、「環境負荷低減事業活動実施計画」の取り組みを指導、「クロスコンプライアンス」の制度説明、「クロスコンプライアンスチェックシート」の取組指導等となります。また、さらなるスマート農業を推進して農作業の「効率化・省略化・分業化」による二酸化炭素排出量、化学農薬・肥料使用量の低減を図るため、国費事業等による農業機械・施設の整備が考えられます。環境負荷低減の取り組みは、クロスコンプライアンスの拡充により各種補助事業において環境負荷低減に関する要件が新たに追加されることから、農業者から見ると所得向上に直結せず、負担が増加するようにとらえられることが懸念をされます。なぜ環境負荷低減の取り組みを行わなければならないのか、農業者のご理解を得ることが重要なことと考えております。

議員の再質問 1番 苅屋泰裕

ありがとうございます。1点目の質問に関してでございますが、現時点でスマート農業や国営による基盤整備で、区画化、効率化を図ることで低減されていると、肥料などや二酸化炭素の低減などに寄与しているという話でございました。1点目の質問に関しては、理解いたしました。ちょっと関連するんですけれども、1点目の質問と関連するところはあるんですけれども、この低減がされたというところは理解するところでありますが、この低減されたところをどのようにこれをアピールといいますか、いろんなところにPRしていくかというところも大変重要でありまして、農林水産省でこの環境負荷低減の取り組みの見える化というものを今年から始めてございます。これは温室効果ガス削減への貢献によって、対象品目によって星がつくというものでございまして、その辺ということも、これつながっていけるのではないかと思っております。これは行政も各種団体、生産者も一丸となってやらなければならないことでございますので、私としては、いまこの世界的に環境負荷低減ということの大きな波の中で、それに乗っていくといいますか、うまく活用していくということは、今後の今金町農業にとっても非常に重要なことではないかと思いますので、こういうことも一つやっていけたらなと思っております。そういう中で、2点目にございました、事業計画の取組指導とクロスコンプライアンスチェックシートの取組指導、これはやっていただくことは必要であろうと私も思います。いま現時点で、農林課の方でも一生懸命やっていただいているとは認識しておりますが、農家、答弁にもございました、農業者から見ると所得向上に直結せず負担が増加するようにとらえられるとございましたが、それは考え方次第というところもあるのであろうと私は思っておりまして、現に、いま、この農林水産省が消費者に対してアンケートをとると、こういう環境負荷低減に即した農産品への興味はどの程度あるかというものに対して、やはり95%がよい印象であるというふうに言っておりますので、それは農業者の方々にそういう取り組みをすること、そして、そういう例えば認証をいただくということによって、取り組みを進めていけるということも考えられるのだろうと感じております。その中において、今金町としてもゼロカーボンシティ宣言もされております。そういうこともありますので、まちとしてどういう取り組みを今後なさっていくのであろうと私は考えるところで、例えばという話でございますけれども、肥料の低減などということも、肥料と化学飼料、肥料と飼料ですか、その低減というふうにもありますけれども、例えば堆肥センターなどを、以前もどこかでお話があったのかもしれませんが、堆肥センターなどをこれから進めていって、化学肥料の低減につなげていくとか、どこかのまちのものでありましたけれども、有機物を使ったペレット肥料を生産していくのに後押ししていくだとか、また一つ、個々が、農業者が持っております農機具がございますけれども、その辺の整備を進めるという補助をしていくということで、資源の有効活用、いま持っている資源を有効活用させるという考え方と、新しい機械を製造する資源の低減を図れるという考え方もあったりとか、さまざま、スマート農業等ありますけれども、そういう伏線的な部分でさまざまな取り組みが考えられるのであろうと私は考えているのでございますけれども。さらに、北海道のこの基本計画の中で、モデル的な取り組みの創出に向けた特区の設定を推進とございますので、今金町として、農業振興の一つの柱になり得るのではないかと考えておりますが、そういうことも踏まえた中で、環境負荷低減ということを進めていくという考え方は、町長はどのようにお考えになるかお答えいただければと思います。

町の答え 町長 中島光弘

再質問にお答えをしたいと思いますが、先ほど申されておりました、ゼロカーボンの系列で言うと、北海道もゼロカーボンを進めているわけですけれども、いま、今金町も入っているところとしては、函館渡島檜山地域ゼロカーボン北海道推進協議会というのも加入をしております。今年の2月に設立をされています。それから、6月には今金町もセロカーボン宣言をしたということで、これは農業だけじゃなくて、まちとして進む方向を、ゼロカーボンを目指そうということであります。いま、農林水産省が進めているのは、これは時代の流れというのは当然ですよね。農業部門も水産業部門も、当然ゼロカーボンを意識した事業運営をしてくれということが、いま流れとしてなってきているということです。ただ、チェックシートだとかというのが、非常にまだなじんでいない。いままでもチェックシートを出してくれなんていうことが補助の基準になったりはしていないんですが、もう想定をされるのは、議員もおっしゃったとおり必ずその要件がきっとこれから入ってきますよね。そういうことを計画を持ってクリアしていくことで、初めて交付金なり補助金が交付されるという時代を迎えるということは、もう想像できることだと思っています。今金町については、今金町農林業振興会議という、本当に一番根っこの組織があって、ここがいろんなことを決定をして、農業者の皆さんはもちろんでありますけれども、JAであり森林組合であったり、共済だったり、いろんなところと方向を一つにしていくということがあります。それで、行政報告の中にもありましたけれども、いま、農業者の皆さん、グループから第9次の農業振興計画を策定に当たっての意見を聞いております。まさしくいま言ったような意見が、例えばお米の部会なり畑作の部会なりから出てくるというのが一番なんですよね。私は、農業者が意識をしていないものを行政がチェックシートをつくりなさいだとかって言っても、なかなか理解してもらえない。やっぱりこういう時代背景を農業者の皆さんも農協もしっかり、もうこういう時代になっていくということでしっかり認識した上で、それをそのまちの持っている農業振興計画にどう位置づけていくのか。実際には、農業振興計画の下にプロジェクトというのがあります。農協の部長を中心に、関係のどっちかというと専門の集まりですけれども、そこの中でも、いま、もむということになっておりますので、この観点は間違いなく次の農業振興計画、8年度からの振興計画の中にはきちっと位置づけていかなければならないですし、その前の段階のいまの理解だとか、どういうことが可能になっていくかというあたりは、今年度、そしてまた来年度、しっかりそのことを受けとめて計画に反映するような動きが必要かなと思っております。私も知らない部分でいろいろ勉強をいたしました。苅屋議員もいろんなところで調べて質問をしてくださいますので、今金町はYouTubeでもう既に配信しておりますので、これを聞いている皆さんが、ああ、そんな時代になりつつあるのかなと、それから、そうか、町はそういうスタンスなのか、それから、町にはそういう農業振興計画という大きなものがあるのかということを知ってもらうというのも非常に必要な部分でありますので、しっかりと受けとめて対応してまいりたいと思いますし、まち全体のゼロカーボンとしての位置づけもして、推進をお願いするということもあると思いますので、よろしくお願いいたします。

議員の再質問 1番 苅屋泰裕

ありがとうございます。こちらも前向きに考えていただけるということで、ぜひしっかりと進めていただいて、町民というか農業者、産業にかかわる方、それ以外の方々も含めて、皆さんでこの環境負荷低減というものは非常にメリットが高いものであるという考え方もしながら進めていただければと思います。以上で、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

出典:今金町議会 令和6年第3回定例会 2024年9月11日 議事録 PDF(14ページ) 間違いを知らせる

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