みんなの議会

豊浦町議会 令和6年定例会6月会議 2024年6月13日

廃校施設等の有効活用について

2024年6月13日、豊浦町議会の一般質問で、大里葉子議員が「廃校施設等の有効活用について」質問し、町長 村井洋一、生涯学習課長 大嶋果林が答えました。

聞いた人
大里葉子 議員
答えた人
町長 村井洋一、生涯学習課長 大嶋果林

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 5番 大里葉子

2番目の質問に移ります。廃校施設等の有効活用についてです。急速に進む少子高齢化によって、全国各地で公立学校の廃校が相次いでいます。廃校発生数は北海道が最多で、本町にも廃校舎があります。かつての学びやだった廃校舎を、地域住民の交流施設など公共施設、体験交流施設、老人福祉施設や民間の企業が活用し、再生した例がある一方で、使い道が決まらず空き家状態のままになっている建物も多く、解体しようにも巨額な費用がかかる廃校舎、せっかくの町の財産を何とか活用に結びつけようと、過疎地の自治体ではそれぞれの知恵を絞っています。そして、廃校を使ってほしい自治体と廃校を使いたい企業等への情報発信、マッチングを行っている文部科学省の「みんなの廃校」プロジェクトでは、築60年の廃校がモノづくりの魅力発信地や、シェアアトリエ、海の校舎に変身したり、ほかにもウナギの研究所、トラフグの養殖、エビ、ナマコやアワビ、魚の養殖、酒蔵、ウイスキー蒸溜所、ドローン操縦士養成教習所、宿泊施設など、ユニークで面白そうな事例がたくさんあります。近隣でも大滝チャイルドフッド、白老のナチュの森、栗山町にはコカ・コーラ環境ハウス、新冠町の美術館、雨竜町の豆電球など、廃校活用で地域の力をよみがえらせています。1点目は、廃校施設等の活用状況と維持管理の費用について、年間どれぐらいかかりますか。2点目は、文部科学省ホームページで、旧美和小学校、旧山梨小学校の利活用募集の掲載が、令和6年で中止されましたが、今後、廃校施設等の新たな利用計画はありますか。3点目は、収益が見込めず、改修や維持管理に費用がかかる遊休資産の廃校施設等を売却や譲渡も視野に入れ、財政収支の改善に取り組むお考えはありませんか。4点目は、創立25周年を迎えるいずみの学校は、昨年11月24日に北海道シュタイナー学園いずみの高等専修学校として認可を受けました。この6月には、大学進学資格付与校となる申請も行われ、高校卒業者と同等に大学入学資格を得ることが可能になります。幼小中高15年の一貫教育が整います。今後もこの豊浦の地でシュタイナー教育を実践、継続されていくであろうと考えたときに、無償貸与されているシュタイナー学園、旧豊浦中学校について、今後はどう考えていく予定か、お尋ねします。

町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)

2番目の廃校施設等の有効活用についてお答えいたします。1点目の廃校施設等の活用状況と維持管理の費用についてですが、現在、生涯学習課で管理している廃校は、小学校が5施設、中学校が2施設の合計7施設でございます。活用状況ですが、7施設のうち小学校2施設が地元自治会で利用されており、他の施設は活用未定となってございます。維持管理の費用ですが、令和4年度決算額で7施設合計で234万5,000円支出してございます。内訳ですが、金額の多い順に電気・水道等の光熱水費が110万2,000円、施設保険料43万円、施設周辺の草刈り・除雪等に要する手数料42万円、浄化槽管理委託料19万3,000円、施設の除雪に必要な機械の借上げ料11万8,000円、修繕費8万3,000円となっております。2点目の文科省ホームページで旧美和小、旧山梨小の利活用募集の掲載が令和6年で中止された後の廃校施設等の新たな利活用計画についてですが、旧美和小、旧山梨小につきましては、地元自治会で利用したい旨の申入れがあり、令和6年度から文科省ホームページへの掲載を中止しておりますが、残りの施設の新たな利活用計画は、現状としてございません。3点目の廃校施設等を売却や譲渡も視野に入れ、財政収支の改善に取り組むことについてですが、議員がご指摘のとおり、収益性はなく、維持管理費を要する遊休施設は、早急に財産処分する必要があるものと認識してございます。仮に遊休施設を解体・除去する場合には、その構造等により多額の費用を要することから、直近での利活用計画はないものの、文科省及び町ホームページへの掲載によって、利活用を希望する相手方への売却や譲渡ができることが望ましいと考えております。なお、利活用方法が明確になり、各施設の財産処分が必要な場合には、速やかに所定の手続を行ってまいります。4点目のシュタイナー学園に無償貸与している旧豊浦中学校の今後についてですが、議員がご指摘のとおり、シュタイナー学園とは、平成20年4月から20年間の無償貸借契約を町と締結しております。契約後16年が経過しており、当時と比べて双方の状況も変化していることも多々ありますので、今後の方向性を双方で協議していきたいと考えております。

議員の質問 5番 大里葉子

今、答弁をいただきましたが、今回、廃校施設等の有効活用について一般質問をしたのは、今年のゴールデンウイークの4月の終わりにもそうなのですけれども、町民の方から、ナチュの森、私も去年行ってきたことがあるのですけれども、行った方から豊浦にも廃校があるよね、あんなふうに子どもから大人まで遊びにも行けるという、ナチュの森という場所があったらいいよねという声をいただいて、一般質問をさせていただいています。今、答弁をいただきましたが、生涯学習課で管理している廃校は、小学校が5施設、中学校2施設の7校ということで、旧美和と山梨小は地元の自治体で利用されているので、文科省のホームページの廃校施設活用用途募集の掲載は中止されているということです。残りの施設の利活用計画は、現状としてありませんと答弁をいただきました。また、収益性がなく維持管理費を要する遊休施設は、早急に財産処分をする必要があるとも認識されていて、遊休施設を解体・撤去するには、多額の費用を要することから、直近の利活用計画はないけれども、文科省及び町のホームページの掲載によって、利活用を希望する相手方への売却や譲渡ができることが望ましいと考えておりますとも答弁をいただきました。残りの廃校施設等の利活用はないけれども、一方では廃校を売却や譲渡をしたほうが望ましいと考えているならば、有効活用する方策をすぐに考えて行動に移したらどうかと思うのですが、廃校利活用計画は転用する中身や活用用途をあれこれと考えるのではなくて、文科省のみんなの廃校プロジェクトに募集掲載情報を発信すると、廃校を使ってほしい豊浦町と廃校を使いたい企業のマッチングを行ってくれます。みんなの廃校プロジェクトでは、ここにプリントアウトしたものがあるのですけれども、全国各地の優れた活用事例がたくさん紹介されていて、一覧の更新は毎月行われています。近隣では、伊達緑丘高校が活用用途募集を行っていますが、みんなの廃校プロジェクトに活用用途募集の掲載をすることは簡単そうですけれども、掲載する廃校を決めることは難しいことでしょうか、お尋ねします。

町の答え 生涯学習課長 大嶋果林

ただいまの議員のご質問にお答えいたします。ホームページの掲載は、毎月掲載時期がございますので、掲載自体はそんなに難しくはございません。私も全部はまだ回り切れていないのですが、何軒か行ったところがございます。掲載に当たっては、図面とか外観が必要になりますので、それをリニューアルして更新した形で、載せていくような方策を早急に検討したいと考えております。ご指摘のとおりでございます。

議員の質問 5番 大里葉子

ここにもいろいろなところがありますけれども、用途の地域と土地面積、構造・建築面積、延床面積、募集内容と貸与・譲渡条件等と備考にもありますけれども、外観写真と平面図があったらいいということです。すぐに対応していただけるということですけれども、それでは廃校になっている旧どこの学校を載せる予定ですか、お尋ねします。

町の答え 生涯学習課長 大嶋果林

載せる施設でございますが、理想論で申し訳ないのですが、利活用計画のない5施設を全部載せたいなと考えております。理由としましては、議員がおっしゃられたように、マッチングという観点では、いろいろなニーズがございますので、そこは利用者様に選択していただければと考えております。

議員の質問 5番 大里葉子

前向きに検討ではなくて、実際にすぐにも動いていただけそうなお話で、了解です。廃校の活用に当たっては、学校に思い入れのある地域住民の理解や協力が不可欠でありますので、地域の皆さんの理解と同意を得ることが優先です。廃校利活用のメリット 、効果として、自治体としては企業の入居により、遊休施設の活用ができるとともに、企業の事業活動を通じて地域やまちの経済基盤強化や雇用促進も期待できます。学校は地域のシンボルであり、廃校活用により地域の歴史を残すことで卒業生や地域住民の地域への愛着等の醸成につながるとともに、地域に密着した事業展開も可能になると考えられるので、ぜひみんなの廃校ブロジェクトですてきな企業とマッチングできるように願っています。次に、16年が経過したシュタイナー学園との無償貸借契約について、今後の方向性を双方で協議していきたいと考えていると、ご答弁をいただきましたが、協議していきたいということは、町として旧豊浦中学校、シュタイナー学園との契約について、無償貸与以外の契約も視野に入れて検討されていくお考えがあるのか、お尋ねします。

町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)

現在のところ、非公式ではありますが、立ち話程度でございましたけれども、話したこともございます。旧豊浦中学校、今、シュタイナー学園に無償貸与しているものにつきましては、当然のことながら、土地と建物等があるということでございまして、それらについては、これからシュタイナー学園と協議を重ねていきたいと思ってございます。いずれにしても、建物も古くなってきておりますので、これからお互いにどのような考え方を持っていくのかということを協議してまいりたいと思ってございます。

議員の質問 5番 大里葉子

立ち話程度でということで、これから本格的に協議がなされていくのでしょうけれども、ふるさと納税のシュタイナー学園いずみの学校への応援寄附について、老朽化する園校舎の改修や高等部教育内容の拡充など、生徒たちの学ぶ環境の整備に使われる取組が行われていて、共感される方から応援の寄附がなされていて、独自でも頑張られていますが、シュタイナー学園に無償譲渡して、町有財産から外したほうが、私はいいのではないかと思います。町としては、今後の改修等の費用は発生しなくなります。ただ 、古い建物ですから、相手方のシュタイナー学園さん側のお考えもあると思いますが、それでもシュタイナー学園は、今度は国からの私立学校施設整備費補助金等を活用できるのではないかと考えますが、担当課などではどう考えますか、お尋ねします。

町の答え 生涯学習課長 大嶋果林

ただいまの議員のご指摘のとおり、町長答弁にもございましたが、無償貸借契約の今後については古くなっておりますので、そこら辺を話をしていきたいと考えております。理由としましては、4月に私立学校応援交付金の関係で、シュタイナー学園と協議をした中で、今、議員がおっしゃったような私学の補助事業というか、整備事業のお話を聞いたものですから、そういったものも含めて協議を重ねて、町としましてもシュタイナー学園と詰めていきたい考えでおります。今、向こうとは、今月の末ぐらいにはお話をしたい予定で進めております。

議員の質問 5番 大里葉子

今、答弁をいただきましたが、本町の財政は緊迫している状況です。これからの豊浦町を考えたときに、財政健全化に向けて収支の確保につながらず、維持管理に費用がかかるものは、遊休資産の無償・有償譲渡や売却処分を進め、取り組んでいかなければいけないと思います。広報紙の6月10日発行の中でも、健全な行政経営の実現として、財源確保の取組推進、未利用の売却可能な遊休資産を空き家バンクに随時登録し、売却処分を進め財源確保の取組を推進しますと載っていましたが、収益の上がらない事業は、ほかにも多々あり、簡単にできないものもあるでしょうけれども、一つ一つ見直しをかけて廃止できるものを廃止する、遊休資産で収益性のないものは手放せるものは手放していく、そのくらいの覚悟を持って取り組んでいただきたいと思います。健全な行政経営の実現に向けて取り組んでいただきたいと思います。最後に、町長から一言あればいただきたいです。

町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)

今ご質問をされましたけれども、当然のことながら遊休資産で、今後利活用の計画がないものについては、順次、一つ一つ取り組んでまいりたいと考えております。例えば、旧豊浦中学校の問題、まだ私の頭の中には大和の公営住宅の問題などいろいろありますけれども、そういったことを一つ一つ解決して、今後の負担にならないような、また、今の負担を軽くできるような取組を進んでやってまいりたいと考えております。

議員の質問 5番 大里葉子

一つ一つ取り組んでいただけると町長から答弁をいただいたので、二つ目の質問を終わって、三つ目の質問をいたします。

出典:豊浦町議会 令和6年定例会6月会議 2024年6月13日 議事録 PDF(43ページ) 間違いを知らせる