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福島町議会 令和5年度定例会3月会議 2024年3月11日

気候変動から来る今後の養殖コンブ業について

聞いた人
平沼昌平 議員
答えた人
町長 鳴海清春

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 5番 平沼昌平

「気候変動から来る今後の養殖コンブ業について」、町長に質問させていただきます。異常気象は、世界各地に於いて陸と海の異変を引き起こし年々影響が大きくなっております。全国的な影響、北海道における今年の冬の積雪量を見れば否応なく異常気象を強く感じざるをえません。昨年末に北海道新聞の特集記事の中に気候異変、第一部・『昆布だしがなくなる日』の記事を読ませて頂き、当町の養殖コンブ事業に対して強い危機感を抱いた関係者も多くいたと推察しております。特集記事では、気候異変の点について、日本の「出汁文化」に欠かせない天然コンブの現状と未来像を取り上げ、養殖コンブに於いても海水温上昇の影響と思われる要因から様々な弊害が発生し、収穫時期・作業効率にも大きく影響が出だしていることを指摘しておりました。天然真昆布の日本海側の生育地の南限は現在、津軽半島北部の権現崎まで迫っていると言われており、天然真昆布が減少する中、安定した生産を支えるのが養殖コンブでありますが、海水温上昇はその養殖昆布にも影響が出ているのではないかと心配しております。長い歴史から見ても世界的な気候変動と海水温上昇は急激に改善することはなく、簡単に改善されるものではありません。今、当町は種苗施設も完成し安定生産を進めるにあたって、陸上での養殖・海水温にあった海上での新たな養殖産品を見出す事も必要と考えるがお考えを伺いたい。

町の答え 町長 鳴海清春

平沼議員のご質問にお答えいたします。当町の基幹産業である水産業はイカ釣り漁業を中心に発展してきた歴史がありますが、昭和40年代に漁船漁業からの転換による事業展開として昆布養殖漁業が始まり、現在は、前浜漁業の主力となっており、令和5年度の地元生産額、約9億円の65パーセントを占める6億円の水揚げとなっております。町では、この前浜資源を持続的に守るため、令和5年度に総合的な種苗センターを建設しており、この4月から本格的に稼働し、生産の確保、維持に努めているところであります。ご質問の気候変動、特に、近年の高水温が昆布養殖に与える影響については、私たちも懸念しているところでありますが、生産者等からは現時点での大きな影響は出ていないと伺っております。しかし、一方で養殖昆布へのヒドロゾア付着が早まるなどの対応として、昨年から収穫時期を早めるな- 86 -どの対策を行っております。今後、包括連携を締結している北大水産学部、はこだて未来大学や試験研究機関などの関係機関と連携を図り、早期に対策を講ずる必要があると認識しております。なお、陸上での養殖や海水温にあった海上での新たな養殖産品については、現状では厳しい状況にありますが、生産者や漁協と話し合いをしながら、必要に応じて可能性について、模索してまいりたいと考えております。

議員の質問 5番 平沼昌平

今お答えいただいた内容では、生産者から別に現時点ではそんなに影響を感じていないということでございますから、それはそれで良かったのかなと、この様に思っております。また、現状として海水温の上昇等、これからさまざまな問題も現に私は出てきていると思うんですけれども、今行っている令和5年度で計画しておりました昆布の養殖省力化の検討計画、それも令和5年度末で大体計画策定が一応完結したというか、あとは、地元漁業者等で検討していかなければならないでしょうけども、その様々な面を考えると、今やっている養殖昆布事業が将来的には作業する方も高齢化になる、作業員も少なくなっているという現状がすでに出だしているなかで、それに加えて、どういう風になってくるかは分からない気候変動によって生産産品の売上がどんどんどんどん下がってくるということになると、やはり何らかの手を加えていかなければならないというところから、この一般質問をさせていただいたわけなんです。そのなかで、やはり、確かに陸上養殖・海面養殖新たな事業を進めるということになると、それなりに経費も掛かりますし、特にも陸上養殖に関しては様々な経費それから開発経費それぞれ掛かると思うんですけれども、この先に言ったその労働力不足あるいは高齢化、それをまた追うような異常気象のことを考えると、ある程度は私は将来的な面を踏まえて模索していくことも必要じゃないのかなと。そういうことは生産者自ら考えるわけじゃなくて、やはり行政としてその方向性だけでも一応見出していくべきじゃないのかなという風な考えでおります。その点を踏まえて、果たして生産者が今の状態では何ともないんだと。じゃあ5年後、10年後どういう風になるんだろうという風な考えを持った時に、今までも産業を生産作り出す時は行政としては5年10年後を見据えたなかでの考えを示していきました。今回の答弁では現状は大丈夫なんだと。これから考えるのも、ちょっと今ためらっているような状況だというような回答ですけれども、将来的な点について検討するかしないか、それだけで結構ですのでお答えいただければなと思います。

町の答え 町長 鳴海清春

答弁については少し緩やかといいますか、回答させていただきましたけども、ただ、自分の気持ちの中ではかなり危機感を抱いているのは本音でありまして、先般、先週ですけども、北大水産学部の学部長のところをお尋ねして、我々のその現状について今少し協力体制を取っていただけませんかということを、実は相談に行ってきたところであります。今、北大水産学部の方では地域産業共創センターというところが、そういったところを担っていただく、そしてまた具体の例としては、もう既に函館市さんと函館市の南茅部も昆布が主流でありますので、我々と同じような形で私も最近、漁師さんから聞いているのは種がなかなか採りづらいんだということを聞いていて、母藻になる昆布が天然ですので、そこが少なくなってきて、なかなか苦労しているという話を以前伺って、そしたら今回北大に行きましたらまさに南茅部が今その状態がかなり厳しいんだということで、今回たぶん新聞報道もされているとは思うんですけども、母藻を北大と道総研などが水試も入ってですけども、そういったものを今種苗生産に向けたものという形がいいかどうか分かりませんが、そういう研究をしているんですね。そういったものを例えば、もし母藻から種が採れなかったら、そういうものを使わせてほしいという相談も何か来ているという話もしていて、その中でやはり南茅部から比べると我々それより南、特に日本海から入って来る潮の流れがありますので、そういった意味から考えますと福島の方がより水温が高くなる- 87 -可能性があるんだねという話を先生ともしていて、できれば我々も今、昨年予算をいただいて省力化の関係もやっていますし、色んな形で将来この浜の主力になっている昆布が安定的にこの6億の生産が30年40年続けるためにどうするかということの力を貸していただきたいということをちょっとお話しをさせてきて、新年度では予算ありませんけども、今後、議会の方に相談しながら予算をいただきながらやっていきたいということを、ちょっとお話しさせていただきました。そして、まさに去年、私、漁組の方の若い人達に特に入っていただいて、昆布の省力化それは一つは若い人達に自分達がこの30年40年ここで生活していくための問題提起として私出したつもりで、それが即ですね、効果が出るとかそういうことではなくて、やはり色んな今温暖化の問題も含めて、やはり色んな課題があるんだという風に思っていますので、そこのところの問題提起として、やはり自分達のことは自分達でしっかりやらないと、なかなか行政が先導を切っても、なかなかやはり本人方がその気にならなければ難しいんだと思うんですよね。海上養殖のものについても、私も水産の時に少しかじらせていただきましたけど、あの時もかなり町が試験的なもの、例えばヒラメだったり牡蠣だったりホタテだったり色んなことをやります。ただ、試験期間中の間は協力してくれますけども、いざ、それを自分達のものとして生産に結びつけるために、漁師がその気になるかというと、なかなかやはり難しいという形が出ていますので、やはり行政としてはしっかりその方向性は作っていきたいとは思いますけども、やはり、漁業者・生産者とその気にさせながら一緒にやらなければ、なかなか新たなものというのは難しいのかなと思うんですよね。この養殖昆布だって先人が40年50年かけて今の姿を作ってきているわけですので、そういったものに大事にしながらやっていきたいとは思いますけど、ただそこに胡坐をかいてですね、この昆布がいつまでも安泰だということには多分今の状況を見ると、少し危機感を抱かなければならないのではないのかなと思っていますので、そういったものについてはなるべく現場の方ではなかなか難しいんだと思いますので、我々の方が今、包括連携を結んでいるそういう試験機関の知見をいただきながら、浜におろしていく形が私はいいのではないかと思っていますので、うちの方としても積極的にその辺は仕掛けながら情報提供なり状況を漁業者の方に提供できるような体制をしっかり整えていきたいなと思っているところであります。

議員の質問 5番 平沼昌平

大体そういう感じにしていかなければ、将来的には全く海から物が獲れなくなってくるという状況も、大袈裟な話ですけども、そういう状況も発生するのかなと。何せその和食ブームというんですか、世界的に見ても何かこの20年の間に海外での昆布の消費量が3倍くらいに増えているということで、その新聞なんかのあれを見ると中国では、日本みたく立派な厚い昆布ではないですけども、ワカメみたいな感じの昆布がかなり大量に、そして生産されていると。範囲も広ければ人も多くて生産量も毎年毎年倍増していると。それは全て和食文化につながって生産量が増えているということです。ただ、日本の場合は特にも北海道の場合は一応ブランド化していますから、それなりに付加価値は深くなっているんでしょうけれども、その昆布のこと自体を考えても、なんてたってこの海水温の上昇からくるそれが主な原因というわけではないでしょうけれども、さまざまな施策を講じながら、今は時期的に少し早くするとかそういう調整はしているみたいですけども、それで調整がきかなくなってきたら、どうするんだということにもなっていくと思うんですね。ましてやこの昆布の省力化で今、町長がおっしゃるように10年20年先を見据えたこれからの昆布養殖事業を考えてもらうためのこの省力化事業とはしているものの、その10年20年後にはその養殖昆布の事業自体が、この気候変動によって、どうなってくるんだろうという不安視も一緒に考えていかなければならない。このようなことを考えた時に、やはり、現場に出ている人達は今の状態では今の養殖業に対しては、もうそれ一本で他のことは考えるだけの余裕もないかもしれません。失礼な言い方かもしれませんけど。けれども、行政としては種類的にこういうものもある、ああいうものもある、今の養殖昆布を使った、使っている施設を使って「こういうものもできますよ」「不随したものもできますよ」。例えば、それが海から上がってくるものだけでなくてもいいと思うんです。陸上で使う農業のものでもいいと思うんですけれども、何かしら生産の手助けするようなものにしていかなきゃなんないと。それから、海藻的なもの- 88 -であれば、やはり種類も考えていかなければならない。様々なものも今あると思うんです。これは、私もあんまり漁師のこと海のことよく分からないんですけどね。分かったようなことを言ってあれなんですけども、例えばふのりとかってありますよね。それは今もの凄い勢いで海外でも養殖していますし、大変な量を出荷しているらしいです。これも養殖で。なぜだか分かりますか。これは食事に対して、それから飲み物に対してもゼリーというものが凄い食生活に対して必要になってくる。何故かというと、高齢者は飲み込むのにそのゼリー状にしたものが飲みやすいわけですよ。これから高齢化が世界的にどんどん長く増えてくる状況にあって、それから若い人達も今ゼリー状のものを飲んでいますよね。そういう面でかなり生産量とそれから物が増えているそういう生産品が増えているらしいんです。その原料となるものが、やはりその我々でいう天草類と言うんですけども、これは専門用語で言うと「おおのり」と言うらしいです。ですから、そういうものも、そういう種類もせめて種類だけでも、それから手法についても色々と、色々と色々とという言葉ばかりしか使うわけじゃないですけども、やはり行政としてその手法と産品と検討していくべき私は時期だと思うんです。気候変動が海水温を影響させる。これは我々の間隔で言えばまだ先のことだろうとは思うかもしれませんけど、もうすぐ目の前に来ていますから、これだけはっきり異常気象が出ていて、はっきり海水温の異常が感じられる今この時こそ、行政の方では検討していかなければならないとこのように思うんです。この間の新聞等でも何か津軽海峡から太平洋に流れる暖流の量が10年ほど前から見たら増加傾向にあるというような感じで函館水産産学連携交流会の中で函館市で何かそういう講習会があったみたいで、その流れ自体のものも変わってきているという状況を考えれば、私は外面は急がなくても内容は少し急ぐ考えを持っていた方が今後の当町の産業・水産業に対しては、主導権を握っていける一つのパーツになるんじゃないのかなとこのように思うんですけど、どうでしょうか。

町の答え 町長 鳴海清春

私も議員と同じような考えで危機感を持っているのもそうですけども、私はやはり今これだけ昆布が浜の10億のうち6割方昆布とウニで主力になっていますけども、その以前はやはり福島はイカ釣り漁業がメインでした。ただ、誰もがこんなにイカが急激に落ち込むというのは想像していなかったのではないのかなと。やはりこれも温暖化なり色んな形のなかで、イカの生態系もはっきり解明されていないのもあるのかもしれませんが、これだけ水産が落ち込むということは、やはりこれまで津軽海峡を8月くらいにイカが通っていたものが通らなくなったという状況があるんだと思いますし、この津軽海峡自体は本当に少し他の海から見ると少し複雑といいますか、日本海から当然暖かい潮が流れて来て、反対に今度千島の寒い潮が今度北の方から日本海に抜けて行くという複雑な海峡の中で漁が営まれておりますので、我々としてもできれば一つの昆布に頼っているだけだと、この昆布が駄目になった時にどうするんだという話が当然出るんだと思うんですよね。やはり、もう一つやはり保険ではありませんけども、そういったものを作っておかなければ、早晩、これが昆布が本当にほぼほぼ今、昆布の生産というのが北海道が主力でありますので、あとはこれが南に下ることがまずあり得ませんので、上に上がって行くというのが定説でありますので、そうするとほぼほぼ昆布が新聞の報道のように日本から消えていく状況になりますので、そういったところを先ず色んな形で防ぐ必要があるんだと思っていますので、そこのところを含めて我々としてはやはりしっかりとした知見を持っているところの先生方に相談をかけて、例えば種の種苗をもう少し暖かいものに耐えられるような種苗を作れないのかとか、例えば時期を早くすることによって暖かい水温に合わない時期に収穫を。例えば今の流れからいくと6月20日ぐらいから収穫始めるのを例えば5月の20日から収穫できるような昆布ができないのかということも、成長とのバランスもありますけども、そういったものの可能性がないのかどうかというのも一つだと思います。あともう一つは先ほども言いましたとおり、海上での養殖がなに可能性があるのかということになりますけども、なかなかこれは海上で養殖をやるというのも今の状況を見ますと、ほぼほぼ道内で養殖やられている半分はホタテ貝なんですよね。なかなか尻尾のついた魚というのは、餌代に金が掛かりすぎてなかなか難しい。あと、それとどうしても養殖の場合は区画漁業権の中で泳がせていただくことになりますの- 89 -で、今のように福島はほぼほぼ前浜は昆布で区画漁業権が占められていますので、空いている所というと浦和から岩部の間という形になると、なかなか適地でないという状況になりますので、もう少し例えば昆布養殖の沖合で養殖が可能なのかどうかということが、試すこととしては出来るんだと思いますけども、そういったこともあって、先般、西川水産の社長の紹介で四国の方の宇和島に行ってきまして、宇和島はこことだいぶ環境が違うといいますか、内海が相当数ありますので我々から見ると、かなり養殖の適地が多いんだという風に思っていますので、ただ、あの辺を見ますと、やはりヒラメの養殖だったり真鯛の養殖を積極的に仕掛けてやられていますので、そういったものをその時は宇和島の人ともちょっと会わせていただきましたけど、その宇和島の人もそこの会社で働いていたことがある方で、色々とその養殖の話しで情報提供いただきましたけども、北海道として福島としてそういったものが、例えばそちらの方がだんだん水温が高くなっていって養殖が難しくなってきた時に、北海道の方が適地としてどうなんでしょうという話もしてきてですね、福島でもしやるとすれば可能性としてどうなんでしょうという話もちょっと聞かせていただきました。やはり、その時も言われていたのはヒラメかそういったものがいいのかなという話をしてきましたけども、ただ、過去にはヒラメについても吉岡の湧水でやった経緯がございますけども、なかなかやはり値段でのバランスといいますか、当時はヒラメも高級魚で、結構キロ3千円を超えていたものが、やはり今少し安くなって、消費の問題もあるんだと思いますけども、なかなか難しい状況がありますので、そういったバランスといいますか、先ほど言いましたとおり北海道の中で今養殖がされているのは、どちらかというと海の中で養殖していても経費の掛からないものに集中しているといいますか、ホタテだったり牡蠣というのはそんなに餌代というのはほぼありませんので、そういった意味での多分生産効率なり経営効率が成り立つのかなと。そうすると、今色んな鮭だとかマス系もやっていますけども、そういったものだとなかなかやはり餌に経費が投下し過ぎて、生産とバランスが合わないという形でなかなか難しい。また、そうしますと今度大企業用に作らなければ効率が悪いわけでありますので、そういった感じでうちのような限られた場所だとなかなか難しいのかなという感じがしています。ただ、今申しましたとおり、やはり今から備えておかなければ、いざという時には間に合わないわけですので、漁業者・組合も今体力がありませんので、なかなか厳しいとは思いますけども、我々としてはここで今養殖で生計を立てていこうという方々が今、代替わりして青年部クラスが今中心になりはじめていますので、そういった方々が将来に迷うことなくやれるような方法を、先手・先手を打ちながら提供していくことが大事だと思っていますし、それをちゃんと漁業者が受け入れてくれて、実際、第二担保・第三担保になれれるようなものを一つでも二つでもこの浜に定着していくようなことを、これからちょっと組合と相談しながらやっていきたい。そのよう思っているところであります。

議員の質問 5番 平沼昌平

ありがとうございます。まずは絶対条件として、今置かれている我々の現状としては漁業就労者がまず極端に減ってきている。これがまず一点と、それから高齢化が進んでいる。それから、労働者不足も発生している。加えてその海水温というか異常気象による状況か何か分かりませんけど、最近、海水温が上昇してきて、その生産性のあり方自体も変えていかなければならないという、そういう条件のなかで、これが将来的に改善されるのであれば、改善される見込みがあるのであれば、私は現状でも十分対応できると思うんですけれども、何回も先ほども言いましたけども、これらの条件を踏まえたなかで、やはり行政としてその考えだけでも一応シミュレーションするだけでも、ほかの研究機関に聞くのもいいですけれども、やはり何て言ったって他の機関に聞くよりも前浜を知っているやはりその町長筆頭に職員の方々が先頭になって、やはり現場の声と合わせながら検討していくというのが私は今後必要になってくるのではないのかなと思います。それで、さまざまな種類のものについては、さまざまな条件があると思います。ただ、今の北海道のこの道南の場合は、だんだん本州の気候に似てきているということを考えていかなければならない。陸上で考えると、例えばブドウの生産でも何でももう北斗市の方でやっているがごとく、「えっ」と思うようなものが今は道南でやられているわけですよ。そういうことが、海でも起こると思うんですね。魚類にしてもホッケなんかは、なんかはと言ったら怒- 90 -られますけど、こんなに極端に1回に獲れなくなるとか、イカもこんなに極端に獲れなくなるとか、そういうことが平気で起こる時代なんですよね。そうであれば、この養殖・養殖とは言っても天然昆布も獲れなくなってしまう。天然昆布が枯れてしまうと。じゃあどこから種を採るんだというようなこともあり得るかもしれません。それは、あんた素人だからそういうこと言うかもしれないって言うかもしれませんけど、素人だから言える言葉だと思うんですよね。ですから、そういう面も踏まえて、是非、将来的なものを考えた時に、極端な話、労力をあまり掛けず高齢化になってもできる。要は、そんなに苦にならないで一定の生産量を上げて生活できる基盤づくりは今から是非頭の中に入れていただいて、進めていただきたいなという点で質問して終わりたいと思います。

町の答え 町長 鳴海清春

本当に今の状況を見ますと、何が起きてもおかしくないような状況でありますし、今日は本当に3.11のちょうど10何年前の災害のあった日でありますので、今回元旦に起きた災害も含めて、これが海で起こらないということはあり得ませんので、我々としてはしっかり備えをしておくことが大事だと思っていますので、そういったなかで我々だけで出来ないものがありますので、先ほど言いました北大なりそういった専門的な知識の持っているところに知見を借りて、現場はやはり、当然行政が引っ張っていくしかありませんので、そこのところでしっかり何がいいのか、どういったものが良いのかというものをやっていきたいと思いますし、また、先ほど議員おっしゃるとおり、だんだん本州の方にうちが似てきているということは、本州の方が先駆者としてそういったものを、例えばこの前、青森県の今別行った時でも民間の業者がヒラメの養殖を海上でしっかりやっていますので、そういったものを一つ取っても我々は今、今別さんとはトンネルの関係で連携をしていますけども、そういったものの水産の連携なり色んな形は本州から学ぶことができるんだと思うんですよね。そういったものを、ただ、水温が暖かくなったから直ぐうちで出来るかと言えば、まだ問題もあるのかもしれませんけど、ただ、やはり色んな形で本来、水温が上がったということは南の方から北の方に向かって魚が移動しはじめているという現象にも繋がっていることは、これまで適地でなかった魚が適地になる可能性もあるわけですね。そういったものを含めて、まずは今、主力の養殖今後をしっかり守っていくことが我々として一番のやるべきことだと思っていますし、あともう一つ、もし、万が一そういった昆布に色んな不具合が出た時にそれに代わるものをしっかり備えておくということが大事だと思っていますので、そういったのも含めて、ちょうど令和5年度の予算でそういった予算をいただきながら問題提起をさせていただきましたので、これを一つの契機として浜としっかりと漁業者も含めて協議をするなり前向きな検討をして、一つでも二つでも備えられるような体制をこれから構築していきたい。そのように思っているところであります。

出典:福島町議会 令和5年度定例会3月会議 2024年3月11日 議事録 PDF(94ページ) 間違いを知らせる