みんなの議会

今金町議会 令和6年第2回定例会 2024年6月13日

今金町奨学資金貸付基金条例について

聞いた人
岸徹也 議員
答えた人
教育長 中山秀悦

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 6番 岸徹也

今金町奨学資金貸付基金条例について。優秀な生徒で経済的理由により修学困難な者に対し、奨学資金の貸し付けを当町では行っており、多くの学生にとって進学の支えとなっております。しかし、償還が発生するため、卒業後の返済に苦慮している者も居ると聞いたことがあります。今金町奨学資金貸付基金条例の目的は理解するところではありますが、当町の他の奨学金貸与条例にもある奨学金の返還免除制度について、同様に対応できないかを伺う。1.今金町奨学資金貸付基金条例で支給対象となっている者の返済義務の履行状況を伺う。2.一定期間当町に居住、就労した場合の奨学金返還免除について検討されたことがあるのかを伺う3.2の制度導入により定住促進や地域経済活性化の効果をどのように予測するか見解を伺う。

町の答え 教育長 中山秀悦

岸議員の一般質問にお答えをいたします。今金町奨学資金貸付基金条例について、はじめに、本条例は保健医療介護や農業後継者など特定の分野における人材の育成・確保を目的とした規定ではなく、今金町の子どもたちが、それぞれの目標を持ちながら、高校、専門学校、大学等へ進学するに当たって、経済的な理由により修学ができないことがないように、奨学資金として貸付支援する制度となっております。1つ目のご質問ですが、本条例で貸し付けを行っている対象者の返還状況について、今年度新たに償還開始する方を含め69件で、令和6年度償還金納付予定額は4,928,200円となります。そのうち分割払いや償還期間の延長など、協議・相談をしながら返還いただいているケースが3件ございます。2つ目のご質問ですが、昨今の社会情勢においては、少子高齢化、そして人口の都市部集中傾向の中で、本町のような小規模自治体においては、各分野、職種で、人材の確保が困難な時代にあると認識をしております。その中で、本町の各産業の雇用ニーズや財政的な課題等を含め、町内企業等への就労、居住等を条件とした奨学金の返還免除については、逆に奨学生への職業選択の自由や居住移転の自由の妨げになる可能性も危惧しなければならないことや、貸付支援により持続的な資金運用が図られ、希望される奨学生への支援が可能となることから、今後も現行制度での運用を考えております。3つ目のご質問ですが、冒頭にご説明したとおり、本条例の趣旨は、今金町の子どもたちが経済的な理由により修学できないことがないように、資金を貸付支援することを目的としております。よって、定住促進や地域経済活性化との関連については、何を基準として効果があるかは、とても判断が難しいと考えております。よろしくお願いします。

議員の再質問 6番 岸徹也

再質問をいたします。いま教育長から答弁いただきまして、ありがとうございます。昨日、この答弁書、私も見まして、直感は大変厳しいなと、そういう直感を受けました。ただ、当然現行制度、現行条例の枠の中の話ですから、当然こういう回答になるのは私もある程度予想はできておりました。この場は一般質問ですから、やはり教育長と、基本的な考え方というのは変わらないのかもしれません。それも十分私も理解しています。また、現行の条例というものも理解した上でのやりとりだと思っていただければと思います。まず、3つ私質問をさせていただいて、1つ目の部分については、これは基礎的な情報ですから、基礎資料ですから、当然このとおりなんだろうなと理解します。2つ目、3つ目というのは、やはり関連した部分もあるかなというところで、再質問をしていきたいなと思うんですけれども。ただ2つ目、3つ目においても、教育委員会から明確な回答はないのかなという、私はそういう認識なんです。2番目は検討したことはありますかと聞いて、検討しているのかどうなのかもわからないような回答だった。検討していないんでしょう。3つ目についても、そうですね、何を基準でという話だったので、大変これも所管外の内容も含まれていますから、それも私も理解はできるわけなんですけれども。ちょっと、まず2つ目の部分で、この文章の中に、奨学金の返還免除については、逆に就業選択の自由を奪うみたいな、そういう文言が書いています。私もそれは、そんなことがあってはいけないと、私も同感です。私の本意というのは、そういうことを、何か枠にはめるような動きではなくて、もっと選択肢が子どもたちに与えられればいなというのが私の本意、願意ですから、ここはこの2番目の部分に何かそういう内容のことをちょっと書かれていますけれども、私の思いではないということは、そこは明確にしておきたいなとは思います。2つ目のさまざま書いています、財政的な課題。この部分について、私も確かにそうだなと思います。やはりある程度これは基金条例の枠の中の話ですから、積み立てて。もしくは返済いただいているものを積んでやりくりをしていると。ですから、この条例の話でいけば、当然難しいと。たくさんの間口を広げていけば、財政的な余裕はなくなるというのは、当然これも理解はできますけれども、これ3番目の地域経済活性化ともリンクするのかなとも思うんですが、例えばですよ、20代の方が今金町に就労されたと。どのような職種かはわからないが、奨学資金を借りて、なおかつUターンをし、今金町で仕事をされた。大体20代、250万円の年収。基礎控除、また保険がどのような形で引かれるかというのは、それぞれのパターンはあると思うんですけれども、そうなった時には、町道民税というのは、町分というのは、大体私の独自試算では5万円ほどになる。これが10年であれば50万円。15年であれば、15年というのは返済期間ですから、15年であれば75万円。こういった財源の確保、こういうものは私は可能かなというふうにも考える。また、ほかの課では、いま施設の老朽化に対してクラウドファンディングでその支援を募るという、そういう方法もやっています。実際にこれも動いている話ですね。いろんな資金の部分、財政的な部分で、大変難しいというのは理解はできるけれども、やり方は私はあるのではないかなと考えております。今金町の子どもたちが、今金町を好きな子ってたくさん居るんですよ。これは教育委員会が、特にこの社会教育において、今金町に愛着を持ってもらう、または、これは大人もそうですけれども、子どもであっても、リーダー育成という部分においても、これは教育委員会が取り組んでいることです。その成果があって、今金町が好きなんだという子どもたちが居るのは事実なんです。いまの高校生で、今金町在住は大体30名前後だと思います。40名まではいないかなと思います。学年が下がるごとに段々少なくなっていく。いまの三、四歳だと20名前後じゃないのかなと予想がつく。その中でも、社会教育を通じて、今金町が好きで、農業でもない、医療関係でもない、それ以外の職種で働いてみたいんだという子どもたちの選択肢を広げる、私は方法だというふうにも考えている。もし20名のうち、1人でもいいんです、1人でも2人でも今金町に帰ってきて仕事をしたいんだと。そういう子どもがいると私はうれしいなと思います。再度、教育長のお考えをお聞かせいただきたい。大きな話ですから、細かくこれをどうしろという話ではありませんので、いまの私の話を聞いてどう考えたかお願いします。

町の答え 教育長 中山秀悦

ありがとうございます。給付型の奨学金というのは、ご存じのとおり大体において指定する高校が決まっていたり大学が決まっていたり、あるいは新聞配達をしたりとか、指定された住居に住んだりとかというものが多いというのは事実です。それで、いま当町においては財政的に踏ん張りどころであるということは、町長も先ほど申しましたし、私もそういう認識でおります。また、いま世間では、ちょっと大きな話になるかもしれませんけれども、デフレ基調の中で、給料が上がらないという状況があります。ただ、物価高が先行している中で、このあとインフレ基調になるかもしれません。そういう物価上昇に伴う給与の引き上げというのが、それも予想される可能性が高い、いま学生である方たちが勤めるときに。そういうことも考えて、給付型含めて運用の改定の判断というのは、いまではない私は判断をしております。ただ、学校を卒業してから1年間の猶予期間はあるんですが、このあと給与の状況だとかそういうことで、きついというようなことがあった場合には、そういう動向とかをまた議員からもお聞きしたりして、注視をしていかなければいけないと思うんですが、現状については、戻ってきたものについて回しているという制度です。ご利用の基準は、最初は5名程度を想定していたものが、令和2年、3年については10名以上、2年続けてご利用いただいているということがありますので、原資がいま半分ぐらいになっているんです。まだ回せますけれども、そういうことも考えながら、今後の、まだまだ学生、生徒児童も急激に減っているわけではないので、これから彼らが修学するのに支えになるような制度を維持していかないとというふうに思っています。いずれにしても、議員もおっしゃっていただいたんですけれども、私も今金町にとって、保健医療とか農業後継者とか目的の方ではなくて、我々の方でやっているのは、将来の知の財産というか、人材をどう確保していくかということで活用いただければなと思っているところです。現に、今年もお世話になりますけれども、二十歳を祝う会とかで、全国で活躍している方に、奨学金を受けた方でない方ももちろんいますけれども、そういう方に、若者にそういう還元をするような、そういう活躍されている方もいます。うちの教育委員会については、そういうことをこれからも、そういう人材のために使われる基金にしていきたいといまは思っております。以上でございます。

議員の再々質問 6番 岸徹也

いま、教育長からもお話をいただいて、私も理解する部分も当然あるわけです。これ、最後の質問にさせていただきますけれども、給付型という話がいまあって、それはいまではないという話がありました。今後はその時期を見て、さまざまなバランス、そういうものをとりながら検討する時期が来るのかなというふうに勝手に思っているわけですけれども、いまではないという話がありましたので、それも尊重をしながら。また、こういった、いま私が言っている、例えばUターンで帰ってくる。その際に奨学金を免除する。ある程度の要件というのはありますよ。居住要件、就労条件というのはあるけれども、そういった制度をやっている自治体というのはあるんですね。ご存じだと思います。これ北海道のホームページを見ると、それが出ています。ただ道南では、これが正確な情報なのかわかりませんが、私が見る限りでは、松前町、これはやっています。檜山で言うと、江差しか載っていない。江差は対応型です。今金町だって、さまざまな仕組みがあるにもかかわらず、道のホームページにも載っていない。これもちょっとどうなんだろうとも思うんですけれども、やはりそういった目に触れる媒体に、可能な限りそこは情報を入れて、さまざまな生徒、今金町に住んでいる親御さんの目に触れるような、そういった取り組みをしていくということも、これは当然大事だろうなと。先ほど言いましたけれども、他町でも、他の自治体でもこういう取り組みをやっているということも一つ頭に入れていただいて、今金町でそれがそのままというわけにはいきません。当然今金町に合った、財政的なものも含めて。ただ、私は今金町にUターンで戻ってきたときには、町民税含めて、税収の部分で含めて、最低このぐらいのものはある。それ以外にも、飲食も含めて経済効果というものはやはり考えられる。そういったものも視野に入れながら、ぜひとも今後そういった子どもたちの、今金町に帰ってきたいんだと。そして、帰ってくるとその奨学金が免除になるんだと、こういった制度というものも検討していただければありがたいなと思いますけれども、最後、教育長よろしくお願いします。

町の答え 教育長 中山秀悦

いろいろな情報もありがとうございます。先ほど最後に申しましたとおり、今金から専門学校ですとか大学ですとか、そういうことでいろんなところに出ています。その子たちが、高度な資格とかを取ったときに、一発で今金町に戻ってきて活躍できる場合とそうでない場合とがあるのではないかと思っています。ですから、制度設計に当たっては、すぐ帰ってこない場合に、戻ってきた時とかになると、また制度も複雑になりますけれども、そういうことも考えていかなければいけない時期が来るのかなとは思っています。ただ、現行では、いまちょっと様子を見させていただきたい。経済の動向もありますし、それだけじゃないんですが、子どもたちには広く、私も今金大好きですし、今金に戻ってきてくれるのもありがたい。当然戻ってきてほしいですけれども、新卒で戻ってくるかどうかというところを含めて、そういうことはいろいろ考えながら、また、ほかの町とかのものも参考にさせていただきたいと思います。現行では、ちょっとこういう形で、いまこの場で、現地でいうと、外に出ていく子もいますけれども、北高さんも2間口ありますので、まだ学生さん多いですから、それを維持していけるようにということで考えています。情報の公開という点では、ごめんなさい、私も北海道のページに載っていないとか、そこは申しわけない。正直言ってきちっと把握をしておりませんでしたが、こういう制度があるということは、いまの子どもたち、高校さんとかには当然言っていますけれども、広く町民の方とかにわかるように、それは事務長と一緒になってやっていきたいなと、そういう方向は検討していきたいと思います。ありがとうございました。

議員の再々質問 6番 岸徹也

これで終わります。

出典:今金町議会 令和6年第2回定例会 2024年6月13日 議事録 PDF(6ページ) 間違いを知らせる