みんなの議会

福島町議会 令和元年度定例会12月会議 2019年12月11日

2025年、2040年問題に対する当町の対応について

聞いた人
平沼昌平 議員
答えた人
町長 鳴海清春、教育長 小野寺則之

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 3番 平沼昌平

通告に従いまして、一般質問させていただきます。2025年、2040年問題に対する当町の対応についてです。福島町の人口も先月末で3,978人になりました。今まで当町として様々な施策を持って対応もしております。しかし、現実的に当町の場合、高齢化率の高さとスピードの速さを持って進展しています。その要因は、各自治体共通でハッキリしています。未婚化と晩婚化と出生児数の減少にあると思います。せっかく結婚しても第2子、第3子が生まれにくい事にもあります。その中で、直近の2025年問題、その後の2040年問題に対して、当町の今後の対応を今の段階から具体的に一定の道筋を持って進める必要があると考えます。行政の取り組みとしては、特に、今後、自助、共助、公助の機能をどの様にうまく連動して働く地域づくりをサポートしていくか、様々な面において仕組み等も工夫していくことが必要と考えます。教育の面においても行政の取り組みと方向性は同じとしても、教育力を高め質の良い教育体制を求めて行かなくてはならないと考えます。将来を考えると、インフラ整備、行政サービスの提供をフルセットで維持・整備していくことはだんだんと困難になっていくと思います。その中で、大切なのは町民の主体性、あるいはアイディンティティを持ち、近隣市町村それぞれの特長を持ち寄って連携し合うことが町の独立を守るためにも必要ではないかと考え、町長、教育長それぞれのお考えを伺いたいと思います。

町の答え 町長 鳴海清春

平沼議員のご質問に、お答えいたします。総務省において取りまとめた、自治体戦略2040構想研究会第一次報告及び第二次報告において、高齢者人口がピークを迎える2040年頃にかけて迫りくる我が国の内政上の危機とその対応について整理し、新たな自治体行政の基本的な考え方について、取りまとめられております。当町のこれまでの対応についてでありますが、出生児数の減少等については、当町の子育てを応援する施策として、出産祝金、医療費の無料化や国に先駆けて保育料の無料化等に取り組み、子どもを産み育てやすい環境の整備を実施してきたところであり、重要施策として今後も引き続き継続して取り組んでまいりたいと考えております。福島町まちづくり基本条例の中で、当町は、町民の役割と基本的姿勢として、「町民は、まちづくりの主体として、自ら考え行動し、住みよい町づくりに努めます。」としております。我々地方自治体が2040年の危機を乗り越えていくためには、地域づくりにおいて如何に自助・共助・公助を構築できるかにあり、特に自助については、町民自らがこの地域を自らの手で創りあげる意識の醸成が大切だと考えております。また、少子高齢化が進む中で、これからの地域つくりに大切なポイントとして、「高齢者の力」、「女性の視点」、「若者の感性」の3つの力を取り入れることだと考えております。このような観点で、行政、地域、住民がそれぞれの役割を担い相互の連携を図り、円滑に機能させ解決していくことが大切でありますので、町内会や各団体と引き続き連携を図りながら、地域づくりの一層の充実に努めてまいります。今後、国と地方自治体があらゆる政策資源を投入する必要があるとともに、人口減少・少子化等により地方自治体の職員数も大幅に減少になることが想定されることから、従来の半分の職員で本来担うべき機能が発揮でき、量的にも質的にも困難を増す課題を突破できる仕組みと人材の育成が必要と考えているところであります。なお、地方自治体が持続可能な形で住民サービスを提供し続けられるためには、それぞれの団体の強みを生かし、連携を図りながら諸課題を解決していく基盤の整備が必要であると考えます。2040年の危機に対応するためには、国と地方自治体が現実を直視し、課題を先送りせずに全力で取り組む必要があることから、国の施策を注視しながら危機に対応できるよう、持続可能な行政の構築に努めてまいります。

町の答え 教育長 小野寺則之

平沼議員のご質問に、お答えします。平沼議員ご指定の課題を解決するために、文部科学省では、新しい学習指導要領が令和2年度の小学校から順次実施されます。今、日本は、人口減少と高齢化が進行し、人生100年時代を迎えようとしており、社会のグローバル化や人工知能・AIなどの技術革新が急速に進んでいます。こうした社会の大転換を乗り越え、全ての人が豊かな人生を生き抜くために必要な力を身につけ、活躍できるようにする教育の役割は、非常に大きいものがあります。当町にあっては、町民の教育に寄せる思いや期待は大きく、子どもたちの学力の向上や豊かな心の成長、体力の向上をはじめとして、幼児から高校までの青少年教育の充実、そして人生に潤いのある生涯学習社会の実現など、当町を支える基盤となる「ひとづくり」が強く求められています。そのような中、福島町の小学生の将来推計を見てみますと、本年令和元年度が86名、令和2年度92名、令和3年度と令和4年度は99名、令和5年度107名、令和6年度・7年度は108名と予想しております。大変な人口減少の時代にあって、小学生が令和元年度と令和6年度を比べますと2割以上も増加するといことは特筆すべきことであります。当町の子育て・産業支援策が実を結んできている結果だと、教育委員会では分析しております。人口減少、少子化という大きな課題の中にあっても、福島町らしい教育の在り方を希求し続け、子どもたち、そして住んでいる町民の方々に、ふるさと福島町を誇りに思い、これからも住み続けていきたいと思ってもらえるよう、質の高い信頼のある教育行政を推進してまいります。以上です。

議員の再質問 3番 平沼昌平

再質問するよりも、もう意見交換という形になろうかと思います。今、国が言っている2025年、2040年。私が思うに、とっくに福島町は今その時期に来ていると。このように感じております。その中で、今、町長とのやり取りは、今現時点のこれから来るであろう、国が、道が言っている2040年の話ではなくて、そのレベルで言うと、あと20年後というようなことは、福島町の将来を描いたインフラなり内容なりをどうしていくかということについて、今、現状を捉えながら話していきたいなと思っております。確かに町長おっしゃるように、我が町は、町長の先見の目もありまして、子育て支援、様々な面でやっております。保育料の無料化もそうですし、今、まさに教育の面に関しては、この間の臨時国会閉会にあたって安倍首相が、これから子どもたちにタブレットを1台ずつ預けて、それでITに強いプログラミングの出来る子どもを育てていくと。今、もうそれは福島町は既に取り掛かっております。それよりも何よりも、給食費も無料化しております。そういう面で、やはり既に国がやろうとしている2040年に対する考えというものは、今現時点でもう福島町ではやらざるを得ない状況で進んでいると。国が2040年という時に、福島町は既に2060年のことをやっていかなきゃならないんじゃないのかなという風な、極端な考えですけれども、そういう考えを持っております。その時に何をやるか。今、何をやるべきか。そして、将来に向けて何をするべきか。そういうものについて、やはり具体的にする事も大事ですけれども、先ほど言ったように、出産祝金や医療費の無料化、保育料の無料化というのは、やはりある程度、利用者の方々にも大変受け入れられておるとは思いますけれども、これから来る時代の変化、様々な時代の変化がそれぞれの利用者にかかってくると思うんですね。であれば、この時点で、今、これを一つの契機として、その時代に合った変革を求められれば、今までやった事業を検証しながら、これから将来に向けての取り組みというものも今後必要ではないのかなと。このように考えます。それから、町長は、地域づくりに大切なポイントとして、高齢者の力、女性の視点、若者の感性という、3つの力を述べられております。これらについては、高齢者の力というのは大体分かります。結局、健康な高齢者の方々が、助けを必要とする高齢者を助ける。こういう基本的な考え方があると思います。また、行政の視点というのは、やはり子育て環境の整備なり、働きながら子育てができる環境整備。そういうところにも来ているんじゃないのかなと思います。若い人の感性についても、グローバル化している状況の中にあって、町長はそういう風に述べられているのかなと私個人でこの答弁書をいただきながら考えました。ですから、その3点について、再度その内容について、お聞かせ願いたいと思います。教育長の方は、あとでもう一回聞きたいと思います。

町の答え 町長 鳴海清春

再質問ということで、2040年問題について、縷々ご質問いただきましたけれども、我々も今、色々な形で少子化と向き合って、我々の出来る範囲の対策を講じているところでございますけれども、私は常々、国の方と道の方と色々話をする時に、少子化問題については一地域のレベルを超えて、ある程度やはり国家なり道のレベルできちんと対策を講ずるべきではないのかなというお話をさせていただいておりますし、また、先般の広報にも少しそういったことを、海外でやられている例も参考にしながら答えさせていただいたところであります。ただ、私は、色んな施策を講じてツールとしては使っていきますけれども、やはり根っこにあるのは産業の振興でないのかなという風に思ってございます。その地域でしっかりと働き生活を営めるものがなければ、必然的に少子化なり人口減少は加速するんだと思っていますので、我々はこれまでもしっかり産業を支えていく。現実的に見ますと、今年も昆布の関係で8億の水揚がありますけれども、やはり昆布を営まれている方々は2世、3世と言いますか、そういった形でしっかり地域に根差して、子どもさんも2人、3人と生んでいただいております。我々としては、やはりこの地域でしっかりまず生活できる上でも、やることによって、少子化なり町を繋いでいくことにつながっていくんだと思っています。そしてまさに、町を運営していくにあたっては、先ほど言いましたとおり、高齢者の力という形で、今、日本全体で多分1年間に50万ぐらいずつ減っているんだと思うんですよね。死亡している方が140万人、福島でもやっぱり70人、80人単位で推移しています。生まれてくる方が多分、今、90万人を割り込むんだろうという形で、この前も新聞に出ていましたけれども、福島にあっても、今15人ぐらいで推移してございます。今年はちょっと少ないんでありますけれども、そういった中にあって、やはり高齢者の地域に占める役割というのは、私は重要ではないのかなと思っています。我々が若い頃の60歳の方であれば、もう65歳を過ぎると引退という形ですけれども、今はもう70歳を過ぎても現役でバリバリ頑張っている方もおりますので、なるべく私は生きがい対策として、その高齢者の方々に地域に自分の役割があるんだということを植え付けることが大切ではないのかなと思っていますので、高齢者学級や色んな形、生涯学習を通じながら、その方々が地域にしっかりと自分の役割があるんだということをやっていくことが力になるんではないのかなと思っています。そして、女性の視点については、我々、今、なかなかこれは出来切れていないのかもしれません。ただ、女性の会などを通じて色んな意見をいただいておりますし、行政の各委員の中にも女性の方に多く入っていただいておりますので、そういった方々を通じ、さらに保育所などの若いお母さん方の話も聞きながら、子育てに活用させていただいているという状況にありますので、これからはますますそういったところの女性活躍社会ではないですけれども、やはり地域にしっかりと反映できるような体制を我々としては取っていかなければならないんではないのかなと思っています。そして、若い人の感性でありますけれども、まさに今、福島がここのところが少し出来つつあるのかなという風に思ってございます。今年の6月から行いました岩部のクルーズについても、本当に今、若い人達の感性なり、そういった考え方に基づいて、我々はそれを温かく見守りながら育てていく必要があるんだと思っていますし、今回、道の駅の検討も、私、なるべく若い人達にということは、そういった発想を若い人が持っている感性を生かしたいという、しいて言えば、この方々が将来、町を背負っていくわけですので、そういった方々に是非、色んな意見をいただきたいということで、これまでもやってきたつもりであります。そういった中で、これらのトータル的な力を利用しながら、これから福島が抱える課題なり、色んな厳しい状況を打破していく一つのツールになるんではないのかなと思ってございますので、まずは厳しい状況ではありますけれども、本当に先々と手を打っていかなければ、なかなかこれからの時代は厳しいんだと思っていますので、自分が就任してから、そういった思いもあって、議会の理解を得ながら、国より先んじて保育料の無料化とか色んなことをやらせていただきました。我々の小さい町にとっては、やはり先を見通す目がしっかりしていなければ、どうしても国依存という体質は抜け切れませんので、我々としては、やはりまちづくり基本条例にあるように、町民と協働の町をしっかり作っていくことが2040年問題にもしっかり対応できるんではないのかなと思っています。そしてまた、人口減少していく中で、やはり一つの課題は、町をどうコンパクトにしていくかということが、これからの我々の宿題でないのかなと思っていますし、この前、公共施設の計画についても、そういった観点から、将来にかかる負担を如何に小さくして、町を人口に合わせた規模に縮小していくかという形が、これから我々に求められているんではないのかなと思っていますので、そういったところをしっかりと町民の力を借りながら、行政としても先導していきたい。そのように思っているところであります。

議員の再質問 3番 平沼昌平

町長のおっしゃるとおり、本当に先を見据えていかなければならないと思います。だけど、これからはやはり高齢者は高齢者の方に、ただ楽しんでもらうだけじゃなくて、自分の持っている今までの経験なり、それから技術力なりを現役としてやれる限りはやっていただき、高齢者という言葉が適切なのかどうか分かりませんけれども、働けるうちは自分が面倒を見れる範囲内で、その方々をサポートしていくという体制は必要になってくると。また、じゃあその環境整備をどういう風に作っていくかというのも、これまた行政の務めだと思いますね。それから、やはり女性の視点というのは、当然、私たち男が考えるよりも、及びもしないような発想もあるかもしれません。また、何につけても子育てをしていく、産み育てる。その中でも、なおかつ働いていく。そういう両面的な活動をしていかれる方々を、やっぱり今までと違った感覚を持って、女性の働く環境整備は、これも絶対不可欠なものだと思います。ですから、女性の本当の環境整備というものを、私は福島町オリジナルのものを作っていければなと思います。この間、新聞でちょっと見たんですけれども、OECDといって経済協力開発機構という所がそのデータを出しております。結局、出生率の高い国は、女性の就業率も高いということが出ているんですね。日本の場合は、やはり子どもを産んでしまうと、そこでもう家庭に入ってしまう。それは結局、そういうシステムが出来ていないということですよね。一方、今、言ったような国では出生率も高い、就業率も高いというノウハウがあるわけですから、それなりの社会環境整備というのも、やはり取り入れることも私は大事でないのかなと思います。それで、若者の感性については、まさしく町長おっしゃるように、これも我々の年代では到底考えつかないようなことを提案していただけるし、とにかく感覚が福島、函館圏の考え方じゃなくて、もう世界的な頭になっていますから、本当に我々も付いていくのが大変じゃないのかなと思っております。そういうような事を十分生かした環境整備が必要だと思います。そういう風に町長はおっしゃっているんですけれども、事、職員のことに関して、町長は何か知らないけど今流行りでない言葉を使っているんですよね。従来、半分の職員で本来担う機能が発揮できるように、困難を増す課題を突破できる仕組みと人材の育成をしていくと。この突破していくというのは、まるで無理くり押しのけて行くと。俺についてこいというような感じは受け入れられるかもしれませんけれども、今の時代、この突破してという言葉を使うのは、なかなか厳しいのかなと私は思うんです。でも、お気持ちは分かりますよ。それで、そのためにはやっぱり職員の人達に対して、どういう風な組織改革なり教育なり、それから働く環境を整備していくのかということだと思うんですね。これから当然、職員数も半減する。事務的なことは、なるべくならコンピュータなり何なり使って事務的な処理は半減するかもしれませんけれども、事、住民サービスということになると、やっぱりマンパワーが必要になってくる時点であっては、職員は絶対数必要になってくると思います。その中で、職員の方々もインサイドでやる仕事、アウトサイドでやる仕事というのは振り分けしていかなきゃならない。特にインサイドのものは、より簡略にしていかなきゃならない。そして、アウトサイドのものについては、より住民に幸福感を満足させるような体系をしていかなきゃならない。そういう今の時点でも職員の方々の数がどうだこうだと、足りないと言っている状況の中にあって、これから2040年は高齢化と言っても、福島町はもう既に2040年状態だと感じていかなければならない。その状況の中で、今後どういう風な職員に対しての組織改革というもの。これはもう組織の機構改革をしていかなきゃならない。やれるもの、これから考えなければならないもの。そういうものについて、どうお考えか伺いたいと思います。教育長については、色々とご回答いただきまして、なにかすごく福島町の教育がやはりこう在るべきなんだなという所信表明的なご答弁をいただいたので、本当は何も言えないんですけれども、最後の方に、私は今回2040年に向けての今やらなくてはならないもの、これから準備しなければならないもの。現状は現状として捉えて、将来的なものを教育として生かしていかなきゃならないんでしょうけれども、その辺をもうちょっと詳しくお聞きしたいなと思うことと、福島らしい教育の在り方というものを求め追及していくわけなんですけれども、これは地域の実情に応じて検討する必要があるわけなんです。じゃあ、その地域の実情というのは、今、他町と比べてどのように違ったものになっているのか。その辺を十分認識しながら、これは取り組んで行かなきゃならないと思うんです。来年度からそれぞれ各学校、教育指導要領、先ほど変わったと言っていましたよね。それぞれ子どもたちがより高度な教育改革の中でプログラミング思考と言うんですか、そういうものをやっていく。一部の学校では、ネズミがネコを追いかけるプログラミングももう手がけているという風に聞いております。その中で、今の子どもたちが高校、大学と進学した中で、共通一次試験なんかも択一式から記述式にまた変更になるという中で、大きく今までの教育の在り方、教え方というのがそれぞれ変わってくると思うんですね。この記述式になってくるというと、私は教育の専門家でないから分かりませんけれども、その文章の書き方一つ取っても、読み手にとっても答えがあってないようなもので、どう考えているかという思考的なものを発達していかなきゃならないと思うんですね。そういう指導できる教員をどう福島町で確保して、またその教員の方々に来ていただくか。その辺を教育長は今後どういう風に福島町の町に合った教育内容に進めていくのか。その方針をお聞きしたいなと思います。

町の答え 町長 鳴海清春

まず、一つ目の高齢者の技術や力をどう活用するかということだと思うんですけれども、なかなか偏にこうだということはお答えできませんが、私は、いつまでも現役で自分もその地域の1人として役割を担っているんだという、そういった場所を我々として提供できる形が良いんではないのかなと思っていますし、民間は民間で、今、まさにそういった場所を求めて、ある程度60歳定年が65歳、多分70歳ぐらいまで延びるんだと思います。そういった中で、当然、活躍の場は広がっていきますけれども、やはり行政の中で、その地域として色んな形で活躍できる場所。そういった場所を提供することが大切ではないのかなという風に思ってございます。そして、女性の視点につきましては、この前、テレビでちょっと観ましたけれども、ローソンの商品開発か何かのところに、まさに女性の方々が活躍して、本当に女性の視点と言いますか、生活を基軸とした視点で商品開発をしているというところにスポットを当てた番組を観たことがあります。本当に諸外国では、フランス、スウェーデンを中心に出生率の高い所は、当然、女性の方の就労率も高い。ただ、日本は江戸時代から少し鎖国をしていた中で、あまりそういった歴史がないと。女性が働くという文化が無かったんではないのかなと思っています。明治維新からまだ150年足らずの中で、なかなかそういった文化がまだ抜け切れない。結婚と共に現役を退くという形が多くあったんだと思います。ただ、昨今はやはり都会を中心に女性の方々もどんどん活躍し社会に進出してございますので、世界から比べるとまだ少ないんだとは思いますけれども、そういった制度を国辺りもしっかり揃えていただけると、まだまだ活躍をしながら子供を産む環境が育っていくんだと思ってございますので、我々のやれる範囲の中で子育てのしやすい環境を引き続きやっていきたいという風に思ってございます。そして、職員の問題でありますけれども、まさに今、我々の職員体系自体も大体職員数が70人ぐらいで推移していると思いますが、やはり財政が厳しい時代に職員採用を差し控えた時代が多分10年ぐらい、斉藤町長の辺りだと思いますけれども、あったんだと思います。要は、そこの歪が今まさに出ている。これはもううちの町だけではなくて、日本全体が小泉改革含めて厳しい時代に、やはりかなり歪な体系になっているというのは、道なり国の方々と話をしても、そういった話を伺っております。そういった中で、どう若い人を育てていくかということが、これから我々まさに仕事を繋いでいくかということが課題としてあるんだと思っていますし、私は常々、職員の方々にお願いしているのは、自ら考え行動することが大切なんだということ。そしてまさに、職員が漫然と与えられた仕事をするんではなくて、きちんとやっぱり自分の仕事は何ぞやと。そして、町民から求められているものは何なのかということに気付いて、その対策を自らが構築していくということが大事だと思います。ただ、なかなか事務に忙殺されて、そういった時間を取れない中で、我々としては、今、やっている事はなるべく外に研修に出す。そして、気付かせるということを重点にやらせていただいて、そこの中で、まずその職員が目覚めるなり自覚しないと、私はいくら声を大きくしても、多分、職員は良くならないんだと思っていますので、我々としては、できればそういった機会を数多く研修の中に取り入れて、なるべく先進地だったり色んな形で研修に参加させて、その職員の気付きを促すということが私は良い職員を作るバロメーターではないのかなと思ってございます。そしてまさに、先般の行政改革の中でもお話をさせていただきましたけれども、やはり職員の数が少なくなっていく中で、反対に事務量は増えているのが実態であります。色んな制度が複雑になっている形の中で増えていく。そうすると、どうしてもマンパワーで処理しなければならないところもあるんですが、そういったものは例えば今コンピュータなり色んな形で出来るんだと思います。ただ、それにしても少しうちも反省しなきゃないなと思っているのは、あまりにもこの制度をきちんと作り過ぎる中で、下手したら人口10万人ぐらいの規模の町がやっているような事まで、この4千人の規模でやっているという状況も無きにしも非ずでありますので、そういったところは私は少し隙間を作って省かないと厳しいんではないのかなと。極端にいくと、例えば会議一つやるにしても、A41枚でまとめて説明できるぐらいの本来の姿がなければ、会議に何時間費やしても私は無駄だという自分の考えを持っていますので、そういった事をなるべくしないで、人数が少ない中でどうやり切るかということを我々もまた行革なり色んな考えで庁舎内で議論しながら、そういったものをやっていく。あくまでもやはり4千人の中で出来ることをしなければ、背伸びをした行政になりますので、そういったことが結果的に職員の負担だとか色んな形になりますので、そういったことをなるべく避ける形の中で、できればしっかりと職員が自分の仕事に自覚を持って、まず行動していただくような支援を行政として、我々としてしていきたい。そのように思っているところであります。

町の答え 教育長 小野寺則之

平沼議員おっしゃるとおり、私も2025年、2040年の問題ではなくて、福島町としては、今、喫緊の課題が人口減少問題だったり、少子化の問題だったりすると思っておりまして、平沼議員ご指摘のとおり、来年からは学習指導要領が変わるわけですけれども、英語が5・6年生で必修化になったり、3・4年生で外国語に親しむ活動を取り入れたり、あとプログラミングも始まるわけなんですけれども、すべては、記述式のお話もございましたが、考える力、生きる力をどう教育していくのかという、そこに新しい指導要領の目的があるわけで、まさに福島町としても、例えば2足す2が4という答えではなくて、4になるにはどういう答えがあるでしょう。ゼロ足す4でもいいですし、1足す3でもいいですし、2足す2でもいいわけです。でも、状況、状況に応じて、その時の答えが1足す3だったりするわけなんですけれども、逆に4になるためにはどういう計算式か。そういう考える力、生きる力が、これからは必要になってくるんだろうと思っております。そのためにも教える側の教員の資質が非常に重要になってくるわけです。私も前に10年教育に携わったり、そういう大学を卒業して、同級生が今、教員をやっておりますので、拙い人脈ではございますけれども、そういう人脈をフルに生かして優秀な教員に来てもらいたいとは思っているものの、福島というこういう実情から、若い職員が多ございます。そういう職員を如何にして福島町で育ててあげるか、研修させて福島の子どもに良い影響を与えていただけるかという、そういう教職員を育てるという視点も私は必要なんだと思っています。総じて、これから将来、先ほど小学生が増えるという風なお話もさせていただいたところではあるんですけれども、まさに先ほど町長が申し上げましたように、やっぱり産業、子育て支援、そこに福島町の力が、今、発揮されていると思いますので、そこの教育も是非協力して福島らしい、私、就任して2カ月になるところなんですけれども、その福島らしい教育を追い求め続けて、なんとか将来、福島町を支えていく人材を育てていきたいという風に思っております。

議員の再質問 3番 平沼昌平

町長の職員に対する考え方。これはもう本当に当町の職員の方は、今現在、もう大変だと思います。その中でやっている仕事量も、本当に先ほど町長言うように、まるで国と同じような体制の中でやっている感じだと。けれども、私は国が悪いと思いますよ、これは。結局、小さな自治体でも国の施策に沿ったやり方をするというと、やはりそれに右倣えしたような感じがすると。如何にそれに対する労力が使われているか。本当にその辺は簡略的にやっていくべきことだなと。だからこそ、今、地方創生の中で考えるのは、国に対して考えてもらいたいのは、自分でそういう施策を打ち出しておいたならば、やはり地方に対しても、そういう緩和措置みたいな、権限委譲みたいなものをある程度述べられるような体制作りというのは、今後、我々も提案しなきゃならないだろうし、国もその辺はやはり考えていかなきゃならないと。私自身は、そういう風に思っています。ただ、小さく考えて、四町なり、また、函館圏を含む中で、如何に行政の広域化というもの、また、連携化というものを取り組んでいって、少しでも自分の町の負担軽減を、共通化できるものは共通化して負担軽減に結び付けられればいいのかなと思っております。それで、じゃあそれはどういう事なんだというと、結構どこの町もまだまだ自分の殻に閉じこもっているような状況の中で、口では人口減少で職員の数が足りなくて仕事量がアップアップですとは言うけども、その辺をどう四町、広域、例えば渡島西部四町で考えた場合に、どの辺まで共通認識でそういう情報共有なり、行政のサービスが専門化できるのか。本来の意味の広域化が出来るのかというところを、もう真剣に話し合って進められるものは進めていかなきゃならないと思います。今現在は消防なりというものが、らしきものはありますけれども、決してその四町の中でそういう情報共有的なものはなっていないと。このように思うんです。けれども、これからはどこの町も限られた人数の中で、しかも住民サービスはだんだん増してくると。本当に大変なことだと思うんです。インフラの整備空間に対しても、今、整備する拡大が町民の要望によって点在するサービスエリアを賄うというのは、これからはもう無理だと思うんです。なるべくなら町民の方々の理解を得ながら集約して、生活環境の改善なり、魅力あるものにしていくためには、やはり小さな町づくりと言うんですか、サービスが集約された市街地なら市街地にまとまって生活できるような、そういう理解を得ながら進めていくというのもまた、これから何年後になるか分かりませんけれども、必要な事になってくるとは思うんです。けれども、それはその時になってから考えるんじゃどうにもならないので、今から少しずつでも考えていくべきかなと。このように思っております。とにかく、今や福島町は計算的にいくと、もう生産人口の1人が高齢者と言われる1人を肩車しているような状況。1人が1人を担っていると。その担っている状況の中にあって、そこに働ける人材がどのぐらい注入されるかによって、1人じゃなくて1.5人とか、そういう感じで支えてもらう人を支えるかという状況作りにこれがあると思うんですね。だから、もう絶対的に少子高齢化で、なかなか子どもの数が増えてこないという状況の中にあっては、今ある人材を如何に有効に、如何に働き甲斐のある環境を作っていくか。これは今、直近で進めていかなければならない福島町の課題でもあるということを認識していただきたいなと。このように思います。本当に福島町は、先ほど町長言ったように、去年の平成30年の11月から今年の11月まで13人しか生まれていません。一方、亡くなった方は83人で、福島町から転出された方が昨年の11月から今年の11月まで136人転出されております。その中で83人の方が亡くなっていると。実に61パーセントはもう福島町から永遠に立ち去っているということになっております。これはもう致し方ないことなんですけれども、その方々に如何に健康寿命を延ばしてもらって福島町に残っていただくかということも必要であって、思い残すことなく働いて余生を過ごして、思い残すことなくこの素晴らしい福島町で息を引き取ってもらうという流れを考えた時に、やはり私はもっともっと福島町の在るべき姿というのは根本的に検証しながら変えていく必要性も出るのかなと思っておりますので、これは答弁はいりません。私はそういう考えを持っておりますので、町長にも、この行政を進めていく上で、突破じゃなくて職員と共に、スーパーマンを作っているわけじゃないと思うんですよ。鉄腕アトムもありません。ですから、やはり技術と能力と、もし職員が無理だったらば、もっと広域的な考え方で北海道なり国なりに、そういう専門的な職員を要請していくという考えは持っていくべきだと思います。それを国も助けてくれるような話がチラホラと、私、新聞等で見たことあるんですけれども、やはりこちらから要請しないことにはどうにもならない。このように思うので、その辺も含めてやっていただきたいなと思います。教育長の方は、すごい人脈を持って福島町にどんどんそういう専門的な教職員を連れて来れるだけのお力がありそうに聞こえるんですけれども、私はそれは分かりません。ですけれども、これから必要な人材というのは何かと言うと、やはり教育長おっしゃるように、自分で物を考えて考察できる教育体制を如何に作っていける教職員を連れて来れるか。私、教育の分野はまったく素人ですから、よく分かりませんけれども、じゃあそういう教職員の人達っているのかということになってきます。だから、福島だけそういう教員を連れて来てどうするんだということになります。確かに英語教育も必要でしょう。ただ、それについて、ざっくばらんに正直なところ、福島から出て行った子どもたちは福島に戻ってきてもらいたい。ですから、今、福島町の教育は、地域に魅力のある教育をしていきたい。そういうことなんですよね。それから、都会にいる若い人達も、やはりその戻って来る地元の方々に対して吸引していただいて共に連れて来てもらいたい。それで、その若い人達の感性を、学校を卒業した、働いた、そして、この福島町で職業員としてなるわけですから、職人なり職業員としてなるわけですから、そういう方々が戻ってきた時に、福島で生活していて良かったと、本当に福島は良い所だというような教育をしていただきたいし、そういう子どもを育てていきたい。そのために福島町の教育はどうあるべきかというものを、私は教育長に語ってもらいたい。このように思うんです。先ほど4足すゼロですか、2足す2ですか、それはいいんでしょうけれども、何かこの頃、これも新聞等で見た感じなんですけれども、フランスの学校なんかでは机の上に消しゴムは置いていないそうです。なぜかと言うと、その間違った部分を消しゴムで消すんじゃなくて、線を引いて後で考えなさいと。なぜ間違ったか後で考えなさいと。ただ誤字とか、そういうものであっても、なぜここで誤字をしたのか、なぜこの文章が間違ったのか。消しゴムで消してしまうと、その場でもうその思いは無くなってしまうわけですから、これは書く子どもも緊張しますし、後でまたそれも今の言葉で言うと復習という形になるんでしょうけれども、その辺の教育体制が、今、教育長がおっしゃった足し算の根幹にあるのかなと思うんです。だから、グローバル的に考えれば、色んな国で色んな教育の方法をしているわけです。それと同時に、日本だって色んな教育をしている所があると思います。ですから、その辺を十分考えて、私は教育長には、せっかく福島町の教育長になったわけですから、自分の思う存分の活躍を、そういう今までと違った教育体制ですね。自分の持っている力を余すことなく、一滴も残すことなく、この福島町のために頑張ってもらいたいなと思うんです。今、北海道の人口が530万人、福島町が3,973人、高々0.075パーセントの総人口ですけれども、0.075パーセントの人口の中の子どものマンパワーを教育長の力と町長の力で前進に押し出して、2040年の状態の中の福島町からさらに進化した福島町にしていただきたいなと思います。これで一般質問を終わります。

町の答え 町長 鳴海清春

職員の育成については、本当にこれから世代交代と言いますか、第二世代交代という言い方を私はしますけれども、これから管理職が退いた中で、多分、5年、10年が若い30代以下の方々が育っていって役場を担っていくんだと思っていますので、是非そういった方々が希望と勇気を持って行政にチャレンジするような体制を作っていきたいと思っています。また、広域に関しましては、先ほど言いましたとおり、2040年問題の研究会の中でも色んな言い方をしてございますし、また、国もやはり平成の合併の反省点も踏まえながら、合併という言葉は使わず、広域圏の行政を少し広域の中でお互い担うということの提言を常々してございます。我々としても、渡島西部四町広域を預からせていただいている中で、先ほど言いましたとおり、消防自体でもまだ広域としてしっかり機能しているかというと、私はそうではないんだと。あくまでも今もまだ各町の予算の権限の中でやっていると。そこについては、この度も今年の予算から少し変えていきましょうという形で、今、広域の方にもお願いしています。そして、本来あるべき広域の姿の中で統一感を持ってやっていくことが私は正しいんではないのかなと思っていますし、また、これからも人口減少が続く中で、ますます病院だったり学校だったり色んな形で連携をしていかなければ、単独で持てない時代が早晩、私は来るんだと思っていますので、そこについてもしっかりと四町の方々にお願いしながら、将来どういう連携ができるのか、どういったものを広域でやれるのかということをもう一度、従前にも一度やっているんですけれども、なかなかやはり行政の仕組みの中で電算という問題が一つあって出来なかった経緯もありますけれども、ただ、もうそういったことを言っている時代でもありませんので、そういったものもまたしっかりと各町の協力を得ながら進めていきたい。そのように思っているところであります。

町の答え 教育長 小野寺則之

先ほど、有り難い心に沁みるご質問をいただきまして、本当にありがとうございます。私も1問目にお答えしたところでございますけれども、子どもたち、住んでいる町の方々に故郷福島町を誇りに思って、これからも住み続けていきたいと思えるような、そういう人材になっていただけるよう、そういう教育行政を進めてまいりたいという風にご答弁申し上げました。そして、そのためにも地域にある資源に光を当ててみたり、地域の産業に光を当ててみたり、そういう実体験も子どもたちに福島町の良さを味合わせたいと思っておりますし、先ほど消しゴムの話をされましたけれども、やっぱり子どもも大人もPDCAと言いますか、計画して、実行して、確認して、そして、改善策を見つけるというPDCAが大人も子どもも大事なんだろうという風に、これからそういう力が必要なんだろうという風に思っております。教職員についても、先進的なそういう事例を検証していただいて、自分らのモチベーション、技量を高めていただいて、福島町の子どものために何とか頑張ってもらいたい。そういう人材も先生方も育てていきたいと思っております。本当に理想は、高い学力を付けて1回福島を出て、また戻ってきてもらって、そして、福島を支える人材になっていただきたいというのも、私、平沼議員と同じく考えておりますので、是非そういう教育を進めてまいりたいと考えております。

出典:福島町議会 令和元年度定例会12月会議 2019年12月11日 議事録 PDF(27ページ) 間違いを知らせる