今金町議会 平成30年第1回定例会 2018年3月9日
これからの生涯学習について
- 聞いた人
- 小川ひとみ 議員
- 答えた人
- 教育長 田中俊一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 2番 小川ひとみ
では、一般質問をさせていただきます。これからの生涯学習について、教育長にお伺いします。生涯学習は、いつでも、どこでも、だれでも、生涯にわたって学習することができることです。そして、その成果を生かすことのできる社会を目指しています。今金町でも、生涯学習としていろいろな取り組みもされていると思いますが、人口減少、高齢化などの社会状況の変化に合わせたものが求められていると思います。特に、その活動の場としてはさまざまな団体があります。活発な活動をされてきていますが、女性団体や老人クラブの中には、高齢化が進み、活動の停滞、存続も危ぶまれていると聞いております。そこに対する手だては、どのようにお考えでしょうか。また、場所として考えますと、今、建設中の総合体育館の担う役割は大きいと思います。組織に入る、入らないにかかわらず、すべての人が利用できる機能、利用してもらえる工夫はどのようにお考えでしょうか。そして、「読書と作文」もまちぐるみでという施策でありますから、図書活動を通してできることも多くあると思いますが、そのお考えもお示しください。
町の答え 教育長 田中俊一(教育長は2019年3月まで)
小川議員の一般質問にお答えをいたします。本町における社会教育及び生涯学習への取り組みについては、今金町民憲章、総合計画、社会教育目標の趣旨に基づき、第5次今金町社会教育中期計画を策定し、生涯学習社会実現を目指すこと、学習意欲にこたえること、社会の持つさまざまな教育機能の連携と活性化を図ること、町民一人一人が生涯を通して健康で生きがいのある豊かな人生を築くこと、互いに支え合い認め合いながら人間性豊かに生きる夢と希望のある地域社会の実現を目指すこと、以上五つの目標を掲げ、「い」いつでも、どこでも、だれもが、「ま」まちの歴史や自然、文化を大切にし、「か」家庭や学校、地域社会のきずなを深め、「ね」熱意をもって自ら楽しく健やかに学び合うことを目指し事業を推進してきております。また、地域コミュニティ・文化・芸術・スポーツ・学び・社会参画などさまざまな目的を持って、地域や全町単位での組織化が行われ、町民の生涯学習活動の一翼を担ってきました。小川議員からの質問の1点目でありますが、ご指摘のように、少子高齢化や人口減少、加えて情報化の急速な進展など、生活スタイルも大きく変化する中、女性団体や老人クラブに限らず、スポーツ・文化など多くの既存組織で、会員確保や活動停滞など大きな課題を抱えている状況にあることも認識をしております。一方、会員の減少など多くの問題や課題を抱えながらも、今なお活発に活動されている団体も数多くあります。このような中で、教育委員会としても、既存組織への運営・活動の支援を継続して行うことはもとより、昨年開催されたレディースKIMONOプロジェクトのように、既定の枠にとらわれず、分野・世代・組織の垣根を越えた連携や、個人としての参加・協力などへの調整役として、また、老人クラブなど高齢者の活動を支えている社会福祉協議会や保健福祉課などとも協働・協力し、高齢者向けの研修・体験メニューづくりなど、生涯学習活動の支援を行っております。また、社会教育等各種事業の実施に当たっても、年齢や組織・個人を問わず運営への協力などを求め、多くの町民が参加できるよう、これまで以上に工夫を凝らしていきたいと考えております。ご質問の2点目でありますが、現在建設中の総合体育館については、当初よりスポーツのみならず周辺施設等の立地も視野に置き、だれもが気軽に集える施設として図書館を併設するなど、機能を集約するとともに、職員配置など運営体制も含め社会教育の拠点とすべく計画を進めてきたところでありますが、当面は総合体育館単体での建設となったところであります。施設機能・規模・社会教育の拠点としてのコンセプトについては、大きく見直しをすることになりましたが、アリーナ面積は現施設とほぼ同じ面積が確保されたことから、団体を中心とした競技スポーツ以外にも、個人単位での利用もこれまで同様にできるものと考えております。また、生涯スポーツの観点から、年齢や身体能力に関係なくだれもが楽しめるよう、フロアカーリングなどニュースポーツの導入・普及にも努めており、さらにはウォーキングデッキや新たなトレーニング機器・健康管理機器の導入も予定していることから、健康増進や体力維持も含め、年間を通して気軽に利用できる、そして交流できる施設としての運営を目指してまいります。ご質問の3点目ですが、子どもたちの学力向上を図る上での基本となる、読む力、書く力を高める方策として、読書と作文のまちへの取り組みを始め、ワーキングチームを中心に、学校での朝読書活動やPTAが主体となったデジタル絵本づくり、大人のためのお話会など、関係機関等との連携のもと、多くの事業を継続して実施しております。また、図書振興にも力を入れ、学校図書館への司書派遣や街角文庫・移動図書車運行、保健福祉課との連携によるブックスタート事業、ボランティア団体による読み聞かせ、図書まつり等を開催しており、読書と作文のまちの取り組みとの相乗効果もあり、平成27年に町民1人当たりの貸し出し冊数2.1冊が、現在では3冊を超えており、町民の読書・図書室へのニーズも高まりを見せております。本・図書室の存在は、単に図書・読書に触れる場としてのみならず、小さなお子様連れの子育て層や、新たに転入された方々の利用も多く、世代や地域を超えた交流の場としても、その成果を実感しているところです。平成30年度には、町民センター図書室の一部リニューアルを行い、近年要望の多い子どもたちの学習スペースの拡充や動線の見直し、キッズコーナーの改修を行い、より利用しやすい図書室運営を図るとともに、既に一部実施済みではありますが、町民センター全体を図書室をとらえ、ロビーや空き室でも自由に読書や学習ができるよう改善を図ることとしております。今後においても、社会教育・生涯学習の充実を図るとともに、必要とされるソフト・ハードのあり方についても、町民の皆様の声をしっかりと受けとめ取り組んでまいります。
議員の再質問 2番 小川ひとみ
再質問させていただきます。今のお話で、教育委員会が展開している事業が大変多くあるということが改めてわかりました。職員の努力に感謝いたします。教育長の答弁の中で、既定の枠にとらわれず、分野・世代・組織の垣根を越えた連携として、レディースKIMONOプロジェクトを挙げておりましたが、一緒にやることだけが連携ではなく、一緒にやることがどうつながっていくか、その後のことが大切だと思います。疲弊していく組織の手立ての答弁として、このプロジェクトを例にして具体的にお考えをお聞かせください。また、総合体育館の役割はよくわかりました。すべての人に利用してもらえる工夫として施設の設備を挙げられましたが、それだけではありません。違う視点から伺います。いろいろな事業が市街地で開催されることが多いです。学校のない地域こそ、もっと生涯学習を進めなければならないと思います。この体育館に、多くの人が足を運ぶための工夫をどうお考えでしょうか。読書と作文に関しましても、大変たくさんの事例を挙げていただきましたが、読書と作文のまち今金のまちづくりに特化して、町部局との連携を具体的に教えてください。
町の答え 教育長 田中俊一(教育長は2019年3月まで)
まず、1点目についてお答えをしたいと思います。1点目、既存の枠にとらわれないということで、具体的には、私の方でレディースKIMONOプロジェクト、これにかかわるお話をさせていただきましたけれども、ご存じのように、本当にKIMONOプロジェクトに参加していただいた団体がたくさんございます。いままでは、本当にそのプロジェクト自体を運営するのに、女性団体に声をかけていたんですけれども、農協の青年部や、それから商工会の青年部、いろんな方たちのご支援もいただきながら、一緒に活動している状況がございます。特に、レディースKIMONOプロジェクトに関しましては、女連協の協力もいただいているんですけれども、女性団体、先ほどもちょっとお話ししましたけれども、JAの女性部、商工会女性部、それから町内の未加入の女性の既存団体もあるんですけれども、そういう未加入の女性たちにも声をかけながら、参加を呼びかけながら、そういうプロジェクトを実施しております。それから、先日行われました今金町の女性文化祭なんですけれども、これもご存じのように、女性の文化祭も本当に継続が危ぶまれた事業であります。昨年までは、種川を入れて三つの団体が所属しておりましたけれども、種川がそこから抜けるということで、現在は八束と、それから今金の二つの女性会の方が連合を立ち上げているところですけれども、その文化祭も、その女性部、レディースKIMONOプロジェクトで一緒に汗を流した皆さんが、本当に文化祭にも参加の呼びかけをしたところ、そこに一緒に参加してもいいですよというお話をいただいて、危ぶまれていた文化祭そのものが実施をできるようになったという状況があります。会長さんが、こんなお話をしております。今年度は町内の女性団体の有志で実行委員会を立ち上げて行ったレディースKIMONOプロジェクトで一緒に汗を流した皆さんが、本日の女性文化祭に参加協力していただき、盛会に開催をできましたというふうに、やっぱりいままでは、女性会なら女性会だけが主催をして、そこに自分たちの力でやり上げてきたというものがあるかと思うんですけれども、たくさんの皆さんの参加を得ながら実施をできるような、そういうものをいま行っております。特に、やはり若い人たちの参加って、非常にいまなかなか誘っても入っていただけないという状況が、これは女性会に限らずたくさんあります。ありますが、いま私たちが目指そうとしているのは、何かをするときに、その単体だけで物事をするんじゃなくて、ある、皆さんの持っている力をいろいろ結集しながら、その力をかりながらいろんな事業をやっていくといいますか、そういうふうにしていくのが一つのこれからの方向性なのかなと、そんなふうに思っております。それから、2点目でございます。市街地以外の方が足を運んでいただけるような体育館の活用を、どう考えているかというお話がありました。町民フロアカーリングを例にしてちょっとお話をしたいんですけれども、去年もたくさんの皆さんに参加をいただいております。これも新しい種目なんですけれども、本当に技術をそんなに要らない、練習しなくてもできる、少しの練習でできるというような種目があります。ということで、皆さんの子ども、小学生からお年寄りまで参加をいただいているという状況にあります。これもやっぱり普及・発展を図るという意味で、いろんな人たち、そういう健康づくりのために皆さんにそういう場所に出ていただくというのも一つの方法かなと、そう思っております。それから、もう一つですね。今後なんですけれども、ランニングデッキ、できることになるかと思うんですけれども、こういうのも、市街地以外の皆さんというお話になるかどうかわかりませんけれども、でも、やっぱり今はいろんな人たちが活用してもらえるようなランニングデッキの活用も、そういうウォーキングの奨励、特に冬場になったら、なかなか雪の上を云々ということにならないかと思いますけれども、そういうランニングデッキをうんと活用していただきたい。それから、やっぱり近くの皆さんはそれなりにすぐ利用できるというのはあるかもしれませんけれども、遠くの皆さんでも、ぜひトレーニング室を利用したりとか、それから健康増進の講座なんかも実施してまいりたいと思いますので、そういうところに参加していただきながら健康づくりをしていただきたい、そんなふうに考えてございます。もう一点、まちづくりに関して、読書と作文のまちも含めた町部局との連携というお話がございました。やっぱり読書と作文のまち、特にお年寄りたちの読書と作文、特に読書にかかわるもの、いろんな場所で読書というのは可能なんですけれども、やはりずっと続けて本を読んだり、本に親しんだりという場所があってほしいなと思うんですが、これから町長部局、それから福祉と連携しながら、そういう親しんでいける機会をよりつくっていってまいりたいと思っております。それから、これは昨年の6月に開催している大人のためのお話会、隆憧寺で行われたものがあるんですけれども、これも大体30分程度の大人のためのお話会、坂本先生に講師をしていただきまして実施しているんですが、これなんかも、本当にふだん読書に親しむ機会のない皆さんに、そんなチャンスを持っていただくような、そんな読み聞かせの機会になったのかなと、そんなふうに思っています。いずれにしましても、いろんな機会を私たちは用意して、いろんな方に来ていただきながら読書の活動を続けるような、そんな機会にしていただければと思っているところです。以上です。
議員の再質問 2番 小川ひとみ
いまのお話で、KIMONOプロジェクトについては、いろいろな人への周知という面で努力されていることはわかりました。また、女性の組織へのアプローチということが、次の女性会の文化祭につながっているということで、それが組織への活発化につながるように、これからもご支援を続けていっていただきたいと思っています。また、足としては、福祉バスなどの連携ということも考えて、これから考えていっていただきたいと思っています。最後にお伺いします。生涯学習は、個々にとって健康の維持・増進に役立ち、人生が豊かになり、生きがいにつながるもの。教育委員会としては、人材を育成することだと思います。生きがいを感じながら、自分の得意分野で地域社会の中で活躍することは、いろいろな問題の解決に大いに役立つと思います。そこで、人材育成、人材活用についてどのようにお考えでしょうか。
町の答え 教育長 田中俊一(教育長は2019年3月まで)
お答えをいたします。社会教育で行っている今金町の事業は、私はまさに人づくりだと思っています。まちづくりは人づくりと、いろんな団体の会合の始まりにそうお話をさせていただきました。図書まつりを例に挙げたいと思いますけれども、実行委員会の皆さん、毎年人がかわりながら、実行委員を引き受けていただいています。毎年の方もいらっしゃるけれども、どんどんどんどんその方たちが、順繰り順繰りかわりながらでも同じような事業をしていただいております。その中で、新しく参加した人の感想ですけれども、こんな感想がございました。初めて一緒にこの事業に参加させていただいたんですが、本当に会を重ねるうちに、みんなの力が結集していくように感じて、だんだんだんだん楽しくなってきたと。そして、最後にはその図書まつりを通して、何か自分が本当に役に立っているのを実感できる、そして、また来年も実行委員を引き受けたい、そんな感想を漏らしている、最初に初めて実行委員を経験した人がいらっしゃいました。そういうふうに、図書まつりの中で、その実行委員会を通して、人が育てられているという実態があります。私もそれを実感してまいりました。そういうように、今金町の社会教育は、実行委員会組織をたくさん組織しながらいろんな物事をやっておりますけれども、その中で人が育っているということは、私は本当に間違いのないところだと思うし、今後もそういう実行委員会を組織しながら、お互いの連携を強める、そんな活動にしてまいりたいと思いますし、私たちは指導機関として、そういう実行委員会を後押しする、そういう組織でありたいと、そんなふうに考えております。それから、先ほどちょっと外部云々というお話でありましたけれども、ちょっと補足させてください。実はブックンなんですけれども、ブックンなんかもあちこち地域を回っています。子どもたちはもちろん活用するんですけれども、そのブックンの活用の中に、地域の方の活用もあるというお話も担当の方からは聞いております。そういうふうに地域をブックンが回ることで、そういう地域の皆さんにも本を活用していただいている実態があることも私どもは大事にしたいと、そんなふうに考えています。以上でございます。
議員の再質問 2番 小川ひとみ
社会教育事業を通じての人材育成を進めていることは理解できました。なお、定年を迎えられた方の専門的なお力をおかりすることも大切な人材活用だと思いますので、今後そういう面についてもやっていっていただければと思います。前向きな答弁で、これからの事業展開を期待しております。生涯学習の活動の中で、いろいろなコミュニティーが活発化して、これからの高齢化の進む地域社会の中において、重要な役割を果たしていくことだと思います。それが、まちにとっては大きな力になると思います。これからの事業が、より有効的に行われることを願っています。以上で、一般質問を終わります。
議員の再質問 2番 小川ひとみ
はい。