みんなの議会

厚沢部町議会 令和5年第4回定例会 2023年12月11日

耕作放棄地に関して

聞いた人
上戸昌行 議員
答えた人
町長、農林課長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 上戸

続いて、2点目に入らせていただきますけども、農地の利用促進でありますけども、当町においては農業者の離農に伴う耕作放棄地も増えつつあるように見られるところであります。農地を放棄することはその農地には生産性が全くないばかりか、雑草が生い茂り、害虫が繁殖します。また、場所によっては鹿や熊などの野生動物が棲みつく可能性があります。害虫や野生動物は、耕作放棄地を拠点に活動することも考えられるため、結果として周囲の農地にも被害が及ぶ可能性があります。この耕作放棄地に関して次の点について町長の所見を伺います。まず、1点目でありますけども、町で把握している耕作放棄地はどの程度あり、どの地域が多いのか、ということと、2点目でありますけども、耕作放棄地を少なくする方法や再生利用する考え方があるかどうか、この点について伺いたいと思います。よろしくお願いします。

町の答え 町長

上戸議員の「農地の利用促進」についてのご質問であります。ご質問の1点目につきましては、約1.3haの畑が耕作放棄地となっており、富栄、美和、相生に存在しております。また、今年度の農地パトロールにおいて、社の山で5.6haの耕作放棄地を確認しており、合わせますと約6.9haとなります。2点目の耕作放棄地を少なくする方法や再生利用の考え方についてですが、平成30年度までは「荒廃農地等利活用促進交付金」等の再生事業として、農業者が行う耕作放棄地の再生活動に対し国が定額で支援を行っていましたが、この交付金事業はすでに終了しております。本町におきましても、この国の支援を活用し平成21年度から29年度までで、約11.6haの農地が再生されております。現在は、個人に対する支援はなく、地域・集落の共同活動を支援する「多面的機能支払交付金」、「中山間地域等直接支払交付金」により、荒廃農地発生防止等の取り組みが可能ですが、地域としての取組に対する支援であり、地域内の合意形成が必要となっています。耕作放棄地につきましては、転作制度の見直しにともない、生産性や条件的に不利な農地については、耕作を断念するケースが今後でてくるものと懸念しているところです。町としましては、農地中間管理機構の活用や地域計画策定において優良農地の維持・確保を支援してまいります。以上です。

議員の質問 上戸

ちょっと長くなりますけども、農水省では耕作放棄地を、以前耕作していた土地で過去1年以上作物を作付けせず、この数年の間に再び作付けする意思のない土地というふうに明記しているそうです。また、耕作放棄地に似た言葉に、荒廃農地というものがありまして、荒廃農地は現に耕作に供されておらず耕作の放棄により荒廃し、通常の農作業では作物の栽培が客観的に不可能となっている農地をいう意味合いを持つそうであります。つまり、耕作放棄地は所有者が耕作すれば作物を育てることができますし、荒廃農地は荒れ果ててしまったため、所有者が耕作しても作物が育たないという違いがあるということだそうです。回答では、耕作放棄地が美和、富栄、相生、それと社の山の方面に存在して面積は6.9haとなっているということであります。回答された地区以外にも耕作放棄地があると聞いたりして、私の感覚ではもっと多くあるように思うところでありますけども、農業委員会が中心となって把握した面積がこの6.9haであるので間違いがないと思いますが、この中に荒廃農地の面積も確認しているかどうか伺いたいと思います。

町の答え 農林課長

荒廃農地が含まれているかどうかというご質問でありますが、これについては耕作放棄地と荒廃農地という2つの定義があるというのは承知しております。農業委員会として実施しているものは、荒廃農地調査というものであります。耕作放棄地というのは、農林業センサス等で定義上使われている定義かなと思いますが、農業委員会で実施している農地パトロールの中では荒廃農地調査という定義で実施しております。農業委員会としましては、荒廃農地、耕作放棄地、区別なくというんでしょうか、あまり利用されていない、また、荒れ果てている農地、そういうものを確認しているところであります。ですので、全て、荒廃農地、耕作放棄地併せまして6.9haと考えております。

議員の質問 上戸

そうしたら、主に農業委員会で調査しているのは、荒廃農地になると、そこにヨモギタケが生えているんじゃなくて、当然荒廃農地だから木、雑木ですね、そういうのも入っているというふうなことになると思いますけども、そういうふうな面積の方が多いんですかね、耕作放棄地よりも、どうなんですか。

町の答え 農林課長

荒廃農地調査、この中では再生利用が困難な農地も含めて調査しております。色分けとしましては、国の調査要綱に基づきますと、草刈等によって直ちに耕作が可能な農地と、もう1つの定義としては基盤整備事業により再生が可能な農地、この2つを荒廃農地や遊休農地と呼ぶんですけれども、2区分に分けて管理しております。令和5年度で、農地パトロールの中で、確認をしたところは基盤整備事業等の実施により再生が可能かどうかというところの農地であります。低木なりススキが繁茂しているような農地でありまして、これについては農業委員会の方で土地の所有者の意向調査を行って農地を借りてもいない、再生するつもりもないというところであれば、再生利用が困難な農地ということで、農業委員会として非農地判断していくというふうになっていくと思っております。

議員の質問 上戸

この面積が6.9haというようなことで農業委員会から報告あったということでしょうけども、この面積は3500ha程度ある厚沢部町の農地面積の約0.2%であります。厚沢部町としてみれば、特段大きな問題になる面積ではないと思いますけども、担当部署としてはどのように考えておられるでしょうか。

町の答え 農林課長

0.数%というところでありますが、農林課としましては、農地全体の使い方もありますが、注視しているのは担い手への集積率、これが全てなのかと思っております。農地を使っていただく方に集積をかけていく、これがまず第1になるのかなと思っております。その中で、荒廃農地、いままで使っていたのに荒れ果ててしまった農地をどうしていくかというところでありますが、これについては先ほども質問の中でありましたが、獣害の干渉地帯として使うですとか、林地化して使っていくだとか、そういった将来的な使い方は考えていく必要があるかなと思っております。以上です。

議員の質問 上戸

荒廃農地がずっと続くと、農地としてはみなされないという状況になると思うんです。そういうものを、農業委員会がパトロールして地目変更したという面積というのはあるかないか、もしあったら面積どの程度になるか教えていただきたいと思います。

町の答え 農林課長

非農地判断した農地ということは、私の記憶の中ではございません。ただ、今年度確認された5.9ha、これについては所有者さんへの意向調査踏まえて非農地判断するかどうかというのは、また今後の農業委員会の総会の中で議論させていただきたいと思っております。

議員の質問 上戸

そういう面積がないということで、それはいいことだなと思いますけども、回答の耕作放棄地を少なくする方法や再生するというふうな考え方についてお聞きしますけども、農地中間管理機構の活用や地域計画策定において優良農地に維持管理を支援していくということです。いずれにしても、農業が元気であれば耕作放棄地も少なくなるわけでありますので、早くから後継農業者に引き継ぐなり集約する等々の対策を講じていただきたいと思います。また、人・農地プラン、これを早急に仕上げることにより、耕作放棄地問題も未然に解決できると思いますが、どのように考えているんでしょうか。

町の答え 農林課長

人・農地プランでの荒廃農地の発生防止ということでございますが、これについては人・農地プラン、目標地図作成に向けて現況図を作成しているところであります。以前の議会の中でもご説明しましたが、1月末には現況の地図を完成させて集落に入っていくということを考えております。その中で、例えば、誰も借り手がいなくて、このままだと耕作放棄地になってしまうだとか、所有者もこの辺にいなくて荒れ果てているというような農地も集落の皆さんからお聞きする場面が出てくるかなと思っております。そういった声を聞きながら、この土地はどうしましょうかと、林地化していきましょうか、ですとか、農地として再生しましょうか、というのは個別にいろいろご相談しながら人・農地プランの中で目標地図に取り込む農地と、そうではなくて違う用途として使っていく農地というふうな色分けもなされていくのかなというふうに考えております。以上です。

議員の質問 上戸

私が分からない部分もあるんですけど、人・農地プランといのは農地一筆一筆を誰のものか特定して、この農地を将来どのように利用するのかということを策定するんだというふうなイメージしかないんですけども、そのイメージでいいんですかね。

町の答え 農林課長

一筆一筆の農地の所有者を特定して誰が耕作するかというところを決めるのが人・農地プラン、地域計画であります。農地として誰が耕作するかを決める過程で、例えば、この農地についてはもう使い道がないというような、条件的に悪くて誰も借りてくれる人がいないというような農地があれば、それについては粗放的管理をする農地ですとか、いろんな区分はあるんですけど、農業の耕作ではなくてもう少し緩やかな管理ですとか、又は用途を変えるというふうなことも話し合いの中で決めていくことは可能であります。以上です。

議員の質問 上戸

そういうような、いろいろな話し合いの中で進めるであれば、早急に取り進めていけばですね、農業者もだいぶ年配の方が増えつつあるんで、そういう方が農業をやめれば耕作放棄地になる可能性がある場合もあるので、早急に取りまとめていただきたいなと思いますけども、その人・農地プランというのは完成年度はいつなんですかね。

町の答え 農林課長

令和7年の3月末までに完成を目指しております。以上です。

議員の質問 上戸

令和7年3月というと、あと1年ちょっとですね。頑張ってやっていただきと思います。

出典:厚沢部町議会 令和5年第4回定例会 2023年12月11日 議事録 PDF(26ページ) 間違いを知らせる