厚沢部町議会 令和5年第3回定例会 2023年9月5日
厚沢部町のふるさと納税寄附額をいかにして増額させるのか
- 聞いた人
- 上戸昌行 議員
- 答えた人
- 町長、政策推進課長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 上戸
それでは、議長の許可をいただきましたので、私の一般質問を行います。昨年度の渡島・檜山ふるさと納税寄附額については、8月上旬の北海道新聞に掲載されていて、厚沢部町は18市町の中で下から2番目の2,299万円でありました。町長の令和5年度町政執行方針の中の健全な行財政運営の項目では、当町は町税等の自主財源が乏しく、地方交付税の行方次第では、財政運営も厳しくなるとのっていますが、ふるさと納税寄附額は自主財源にもなり得るものであり、各自治体ともこれの増額を目指して、いろいろな政策を講じています。今回の一般質問では、厚沢部町のふるさと納税寄附額をいかにして増額させるのか、次の5点について町長の所見をお伺いするものであります。まず、1点目として、我が町でも、納税寄附額獲得に力を入れるべきと思いますが、町として、ふるさと納税寄附をどのように考え、位置づけているのか説明いただきたいと思います。続いて、2点目は、現在3か所のポータルサイトを活用して、寄附の獲得のための取組をしていますが、これを含めて、どのような取組を行っているのか説明いただきたいと思います。3点目であります。ふるさと納税獲得には、厚沢部町を広く売り込むことが必要であると思うところであります。厚沢部町でふるさと納税寄附が増えないのはどのような原因があるのか、説明していただきたいと思います。4点目であります。ふるさと納税寄附の返礼品は、農産物を中心にポータルサイトに載せているが、この農産物をもっとアピールする必要があると思うが、返礼品をどのように工夫、PRしているのか、御説明をいただきたいと思います。最後の5点目であります。ふるさと納税寄附を増額確保するため、今後に向けた考えがあるかどうか、御説明をいただきたいと思います。以上でありますので、よろしく御回答をお願いします。
町の答え 町長
ふるさと納税寄附に関しての御質問でございます。厚沢部町も例外ではありませんが、ふるさとで生まれ、医療や教育等、様々な住民サービスを受けて育った方々の多くは、やがて進学や就職を機に生活の場を都会に移し、そこで納税を行っています。平成20年の地方税法等改正により、ふるさとに自分の意志で幾らかでも納税できる、ふるさと納税制度がスタートしました。人口減少による税収減少への対応や、地方と大都市の格差是正を目的としたものです。厚沢部町においては、ふるさと納税スタートの平成20年度は221万円の寄附額でありましたが、15年目の令和4年度には、上戸議員御質問のとおり、2,299万円まで増加しております。また、全国的に見ると、平成20年度は81億円だった寄附額が、令和4年度実績では9,654億円となっています。ただし、ふるさと納税額上位である自治体の額が突出している状況にあり、特に平成27年度にふるさと納税ワンストップ特例制度が導入されて以降、簡易に安価で特産品が手に入る状況が生まれ、それに伴い、過激とまで言える返礼品競争が生まれている状況にあります。御質問1点目の、町として、ふるさと納税寄附はどのような位置づけかに関してですが、財源としての位置づけは、地方交付税と異なり、恒久的な安定財源と位置づけることは考えておりません。その理由は、寄附額が納税者の動向により左右されることと、過剰な返礼品競争により問題点も指摘され、今後どのような制度に推移するかは予測困難なことが挙げられます。2点目の、納税寄附を獲得するため、どのような取組を行っているかとの御質問でございますが、ただいまの質問にもありましたとおり、ふるさとチョイスや楽天ふるさと納税など、インターネット経由の募集窓口を広げることにより、寄附額が増額してきた実績があります。また、当町独自の取組として、保育園留学とふるさと納税をセットにした旅先納税を導入しております。この取組は、ふるさと納税本来の趣旨にも合致するものであり、さらに、寄附以外の波及効果も期待できることから、今後も推進していきたいと思っております。3点目の、ふるさと納税が増えないのはどのような理由があるのかという御質問でありますが、厚沢部町においても年度間の増減はありますが、長期的な観点から、制度開始当初と比較して増加はしております。ただし、全国的に見ると、牛肉やカニをはじめとする海産物の返礼品に人気が集中し、大きな寄附額につながっている実態は否めず、産業構造の違いが寄附額の大きな差につながっていると言えます。4点目の、当町の農産物を主体とした返礼品をどのように工夫・PRしているかについてですが、工夫という点については、複数の農産物の組み合わせ、あるいは、新米や新ジャガなどの季節に合わせた農産物による返礼品を提供するなどの工夫をしております。PRについては、先ほどと重複した回答になりますが、複数のサイトを活用しているほか、町のホームページにも専用ページを立ち上げ、より多くの方の目に留まるよう努めております。5点目の、ふるさと納税寄附を増額確保するために、今後に向けた考えはあるかとの御質問でございますが、現時点では、実績を踏まえ、年間3,000万円以上を確保することを目標としております。主力となる農産物のPRを引き続き行うとともに、保育園留学の推進による旅先納税も活用していただくなど、より多くの寄附額を確保していきたいというように考えております。
議員の再質問 上戸
御回答ありがとうございました。それでは、順次再質問したいというふうに思いますので、よろしくお願いします。まず、1点目の、ふるさと納税寄附はどのような位置づけかでありますけれども、回答では、恒久的な安定財源として位置づけることはできない、寄附額が納税者の動向により左右されることと、過剰な返礼品競争により問題点が指摘されているというような回答であります。ここに新聞の切り抜きがありますけれども、昨年度の道南の納税寄附額は、渡島のある町では20億円を超えて、道南で首位と、1番だというようなことで掲載されています。回答にありますように、ふるさと納税寄附は、納税者の動向により左右される寄附でありますので、安定財源としての位置づけができないかもしれませんが、大きな額の寄附が集まれば、いろいろな形で町民のために使う財源となります。20億円も集まることはめったにないと思いますが、今は無理でも、これに力を入れていけば、可能性が広がるというふうに私は思っております。この1点目の回答では、どうも寄附の獲得に本気度が感じられないというか、諦めが先に立っているというふうに感じられますので、その辺はどうでしょうか、いま一度御説明をお願いします。
町の答え 政策推進課長
ふるさと納税寄附、財源という点でいえば、町長が答弁したとおりになりまして、ただ、上戸議員のおっしゃるとおり、やはり大きな寄附額になると、一時的に財源になるというのも事実だと思います。意欲が感じられないということなんですけれども、職員については、決して意欲を持っていないわけではなくて、たしか平成30年あたりですか、ふるさとチョイスから活用し始めて寄附額がぐっと伸びております。そういったことで、寄附額が伸びる努力というのは、そのサイトを増やすなり、今回、旅先納税を導入したりということで行っております。今の現在の、その結果としても今2,200万円という結果になっておりますので、決して努力していない数字ではなくて、努力した結果ということで捉えていただければと思います。
議員の再質問 上戸
ポータルサイトを増やして、若干伸びたというふうな回答でありますけれども、この1点目の回答、一番最初の町長の回答の中で、過剰な返礼品の競争、今後の制度の見通し等も触れた内容になっていますけれども、どの自治体も、今現在の制度に従って寄附獲得に奔走している状況や、過去には、現在禁止されておりますけれども、商品券を返礼品にまでして納税額の獲得をした事例等をいろいろと見ますと、私の考えが違うかもしれませんけれども、厚沢部町は制度が始まって15年もたつのに、申し訳程度に納税制度を行っているというふうに感じられるところであります。他の町村のやり方をもっと勉強するなりして行動を起こしていれば、もっと変わった状況になっているんじゃないかなというふうに思いますけれども、その辺はどういうふうに考えておりますか。
町の答え 政策推進課長
確かに、過去の事例として、かなり世間もにぎわしたんですが、その商品券、またアマゾンカード、そういったもろもろの、正直、通常では考えられないような手法で、大きな寄附額を獲得した自治体もあるというのは、ちょっと言い過ぎかもしれませんけれども、実態としてあるのかなと思っております。そういった意味で、上戸議員も、町としてオリジナリティを持ってどういう努力をしたんだということをお聞きになっているのかと思います。ただ、そういった事例も踏まえて、国のほうでは制度を徐々に厳しくしております。今年6月の改正につきましては、まず、今まで隠れていた経費もきちんと明らかにして、それが、トータル経費が5割を超えないようにきちんとやると。実は、厚沢部町においてもちょっと計算してみたんですけれども、行政報告も書いているんですけれども、昨年の2,299万円の寄附に対して経費が1,200万円。厚沢部町において、今のやり方においても、経費が50パーセントを超えてしまう状況でございます。今後につきましては、今までのような大胆な手法は取れないどころか、寄附獲得に係る経費を抑えていく方向に、ちょっと転換しなきゃいけないのではないかと考えております。また、さらに厳しくなったというのが、多額の寄附を集めている、例えば海産物は当然地元産ですけれども、肉については、例えば輸入したもの、遠くから仕入れたものを加工して単に販売するというのは、もう、その産地ではないですよ、地元産ではないですよということで、その辺の厳しさ等も増しておりますので、またいろんな手法で自治体、工夫と言うんですかね、いろんな手法で、裏を取った形で寄附額を獲得しようとする自治体も出てくるかもしれませんが、厚沢部町としましては、先ほどの答弁にもありましたとおり、本来の趣旨にきちんとのっとり、そして、関係人口、今、拡大ということでいろいろやっていますので、その中で寄附額を獲得していくというのが、産業構造が不利な部分を補っていけるのかなと考えております。
議員の再質問 上戸
経費率が50パーセント未満にしないと駄目だとか、いろんなことは分かりますよ。分かりますけれども、15年も経っていて、もう少し大胆な取組をしてもよかったのではないかなというふうに思いますけれども、そういうことは全く言葉では出てこなくて、ただ、国の制度がどうだ、ああだというふうな答えだけなんですよね。その辺をもう少し大胆な形でやっていくべきでないかなと、私は思います。時間の関係もありますので、次の2番目のほうの、納税寄附を獲得のため、どのような取組を行っているかでありますけれども、回答では、ポータルサイトの利用、これは当然ですけれども、保育園留学とふるさと納税をセットにした旅先納税を実施しているということであります。ふるさと納税寄附額獲得は、ポータルサイトの活用も必要ですけれども、日本中に、厚沢部町をいかにしてPRするのかということも大事であるというふうに思います。そういった意味では、保育園留学もその一つでありますので、大変結構なことだというふうに思うところであります。このような中で、楽天ふるさと納税の厚沢部町のページを見せていただきました。この中で、厚沢部町のキャッチフレーズであります「世界一素敵な過疎のまち」、この素敵な過疎のまちというのも大分長く使っていますけれども、世間にも定着しているのかな、どうかなというふうに思いますけれども、今後も、このキャッチフレーズというのは使っていく考え持っているんですか。
町の答え 政策推進課長
キャッチフレーズ、要するに、楽天ふるさと納税とかいろいろなサイトで、どういったことで目立つような手法を取るつもりかという御質問かなとも思います。まず、フレーズといったらあれなんですけれども、素敵な過疎のまちというのは、やはり厚沢部町は条例もつくりまして、こういったことで、人口減少の中でも、本当に魅力あるまちをつくっていきますよということで、厚沢部町は条例をつくってそれに取り組んでおりますので、これを下げるということはありません。それはいろんなサイト、ふるさと納税以外でも、素敵な過疎のまちというのは条例で決まっていますので、謳っていくというのは間違いございません。その中で、ただ、素敵な過疎とだけ書いても、一体どんな町なんだろうということになるかと思います。そこで、上戸議員、まさに御質問でいただいたとおり保育園留学。今、素敵な過疎のまちというところが保育園留学ですごく注目を集めておりますので、私たちも工夫が足りないと言われれば、もっとできたこともあるかと思います。それは御質問のとおりだと思いますが、保育園留学等を活用しましていろんな関係人口、また、今までの関係人口、ふるさと会などへのPRとかも強化して、厚沢部町、素敵な過疎というところをふるさとと思っていただいて、納税をしていくということを展開していきたいとは考えております。
議員の再質問 上戸
条例であるから使うんだというようなことでを回答していただきましたけれども、どうも「世界一素敵な過疎のまち」ということで、これで、ああ、厚沢部町はすばらしいところだなというふうに思う人は、中にはいるかも分かりませんけれども、ちょっとイメージ的に湧かないんでないかなというふうに私思います。例えば、世界一住みやすいまち厚沢部町だとか、世界一美しいまち厚沢部町だとか、こういうふうなほうが、もっといいんじゃないかと思うんです。何でこの過疎のまちにこだわり続けるのかということは、条例であるからそうなんでしょうけれども、私はちょっと分からないところだなというふうに思います。その過疎のまちをちょっと今よけておいて、ふるさと納税寄附獲得のための現在3か所のポータルサイト、これを今これでPRしているんですけれども、このサイトの画面というのは、どなたがつくられているのかちょっと教えていただきたいと思います。
町の答え 政策推進課長
現在使っているポータルサイトについては、御質問のとおり、ふるさとチョイス、楽天ふるさと納税、ふるなびというところの3か所で、徐々に増やしている状況でございます。そして、御質問の中の画面、誰がつくっているのかということですけれども、もちろん、こちら側から写真を提供するとかそういうことは必要になるんですけれども、やはりサイト側の管理がありますので、サイト側と相談しながら画面をつくるということになります。ただ、基本、こういうフォーマットにしてくださいというのは、それぞれの会社でも決まった部分あるのかなと思うので、突出したことができないというか、あまり変わったことはできないので、基本はこちらの要望に基づいてサイト側が調整するということになるかとは思います。
議員の再質問 上戸
役場の担当者と相手のサイト側の人が、共同で作成しているみたいな回答でありましたけれども、ここにそのコピーもあるんです。あって、これを見せていただきますけれども、多分、あまり見たことない人のほうが多いんでないかなというふうに思いますけれども、どうも厚沢部町のサイトは、ほかと比べて見劣りするなというふうな率直な私の意見です。ですから、他の市町村のページを参考に、つくり直してはどうかなというふうに思っていますけれども、どうなんでしょうか。
町の答え 政策推進課長
そうですね。私どもも、正直よそとの比較はそんなにしていなくて、自分たちがこれでいいだろうというもので出しているというのが事実かと思いますので、その辺は私のほうでも再度確認させていただいて、もし、もっと良さが伝わるような部分がつくれるんであれば、やっぱりそういうふうにやっていくというのは御質問のとおりだと思いますので、そこについては、また担当と相談しながら進めたいと思います。ただ、どうしても画面だけではなくて、今結構インターネットを引くと返礼品率だとか、すごくなんかやっぱりビジネス的な要素というか、お得感要素、そういったところが注目されているという部分もありますので、見栄えだけで対抗できるかといったら、なかなか対抗できない部分はあるんですが、上戸議員は多分、農産物のPRも含めてきちんとやっていくべきだという御質問だと思いますので、そういうところは、やっぱりきちんと取り組んでいきたいと思います。
議員の再質問 上戸
このサイト、ここにコピーしていますけれども、左側のほうに肉だとか、エビ、カニ等だとか、こういうの載っているんですね。厚沢部町のページに開いてここをクリックすれば何も出てこないんです。どこにこんなサイトつくる人いるかなと、私は率直に思いました。ですから、今、検討するようなことを言われましたので、もし、機会があったら、なるべく早く直したほうがいいんじゃないかなというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。続いて、3番目のふるさと納税寄附が増えないのはどのような原因かということの質問でありますけれども、制度開始当初と比較して増加していると。それから、海産物だとかのところに返礼品が集中して、産業構造の違いが寄附額の大きな差につながっているということであります。厚沢部町は、ふるさと納税寄附制度開始当初と比較して増加しているんだよということでありましけれども、平成20年の制度開始で、開始の年が221万円、昨年が2,299万円だから、10倍ぐらい増えているので、増えているというのは間違いないでしょうけれども、この比較はどうなのかなと。ほかのところは1,000倍も増えているんですよ。どうなのかなというふうに思っております。なかなか、10倍の2,299万円の寄附を集めたと言われても、ちょっと納得できるものではないなというふうに感じております。また、回答書に、産業構造の違いが寄附額の大きな差につながっているというふうに書いています。私も、厚沢部町は魚介類がないので、寄附額が少なくなるのは仕方ないなというふうに思っていたところでありますけれども、先日、上川地方のある町に視察に行かせてもらいました。昨年のふるさと納税の寄附額が7億円程度だそうです。今年は10億円の目標を掲げているということであり、返礼品の大きなものは、米が6割も、もっと上かな、占めているということであります。これを聞いて、やり方や町のアピールの仕方で、大きな金額のふるさと納税寄附額が集まるもんだなというふうに痛感したところであります。自治体によっては、ふるさと納税寄附専任の担当者を配置しているところもあるようでありますけれども、当町のような寄附額では、もちろん専任担当者というわけにはいかないと思いますが、担当する比重を大きくさせて、もっと力を入れてもらいたいなというふうに思いますけれども、この辺はいかがでしょうか。人事の話になるんで、簡単なことは答えられないと思いますけれども、お答えしていただきたいと思います。
町の答え 町長
今の農村地帯の町の話だというふうに思います。その町は、献上米ということでブランド化されているのと、今いろんなことで注目されている町だというふうに思っております。うちも農業の町だということでございますので、どのようなものが一番、厚沢部町として全国にPRできるのかなということも検討していきたいというふうに思います。それと、専門の職員をということでございます。なかなかこれは、人事の話になりますけれども、職員数も少ないということで難しいところもありますけれども、今、上戸議員のおっしゃられるとおり、少しでも寄附を集められるように、そういう体制を引いていきたいなというふうに思っています。職員も、全く努力していないとかそういうことではありませんので、一生懸命やっておりますので、その辺も御理解願えればなというふうに思います。
議員の再質問 上戸
いきなり担当者を増やせといっても、なかなか難しいところもあると思いますけれども、何とか前向きに考えていただきたいなというふうに思いますし、それと、我が町は海のない町ですから、ホタテだとかシャケ、魚卵だとか、そういうものはないわけであります。農産物、畜産物、加工品で寄附を集めるしかないわけでありますけれども、例えば、厚沢部町に牛肉がなければ、返礼品にする牛肉を生産する仕組みをつくればいいと思うんです。一朝一夕にできるわけでもないと思うんですけれども、一応そういうふうなことも、考えも一つだなというふうに私も思っています。また、緑町の宅地分譲地の看板、あそこに、鮎とクワガタの里というふうに書いていますよね。御覧になった方もいっぱいいると思いますけれども、そのようなものも返礼品にすればいいんです。現在、厚沢部町にないものをつくってでも売るというふうなことを考えればいいと思いますけれども、このような考え方はどうなんでしょうか。
町の答え 政策推進課長
牛肉というのは、例えばの例でということで、できる、できないというのはちょっと答弁はする必要はないのかなと思っていますけれども、趣旨としては、今までない返礼品を導入するだとか、新しいものをつくってはどうかということだと思います。それで、いろいろ、どうしてもふるさと納税返礼品を送るとなったときに、なかなか町職員担当者増やしたところで、直接的に返礼品を送る業者には私たちなり得ないので、やはり町の事業者さんとかが取り組むという意向があるんであれば、それは積極的に返礼品に組み入れていきたいとは考えます。ただ、一つだけ事業者さんに確認しなきゃいけないというのが、ふるさと納税のためだけに事業を興すというのは、やはり避けなきゃいけないのかと思います。一番最初の答弁にあったとおり、寄附額の動向等によって、ふるさと納税の額とかも変わりますので、商売として成り立つかというのはふるさと納税だけでは判断できませんので、その辺も踏まえながら、ただ、町の人や事業者さんが、工夫してこういう商品を出したいというのであれば、それは私たちも積極的に導入していきたいとは考えますので、現時点ではそういった回答になります。ただ、新たな産業を興すといっても、やっぱり相当の期間も、準備も、資金も必要だということで、大きな事業というのはちょっとなかなか、企業誘致とかが成功すれば別でしょうけれども、できないのかなとも考えております。
議員の再質問 上戸
私、言っているのは考え方なんです。例えば牛が、厚沢部町で牛肉がなかったら、農家がいっぱいいるわけですから、中には牛飼ってみてもいいよというふうな人に肥育させて、それを売るだとかいうふうにものを考えればいいんです。それを、何もしないで、厚沢部町にないから駄目なんだというふうな考え方を捨てて、全国に売れるものをつくるというふうな考え方を持たないと、この先も、ふるさと納税寄附が増えないというふうに思うんですよね。ですから、私は何回もここのところで言っているんだけれども、厚沢部町にないものをつくってでも売ればどうなんですかと。あと、私の思いつかないものもいっぱいあると思うんです、木工品でも何でもね。そういうものでもいいから、とにかく売れる素材を探して、誰かにつくってもらって、それを売っていくだとか、そういうふうな工夫がなかなか見られないと。多分、ここに返礼品のリストもあるんですけれども、恐らく生産者が、これ売ってもらいたい、あれ売ってもらいたいというふうなことのリストだというふうに思うんです。ですから、それをもう一度頭を変えて、こういうものが売れそうだから、こういうものを誰かにつくってもらうと。当然、町のほうでは責任持たなきゃならない場面も、それは出てくるというふうに思いますよ。こういう発想をしてでも寄附額を多く集めたほうがいいと思うんだけれども、どうなんですかね、この辺の考え方、もう一度御説明をお願いしたいと思います。
町の答え 政策推進課長
ちょっと繰り返しの答弁になってしまうかもしれないんですが、まず、ふるさと納税の返礼品、システム的に、事業者さんが返礼品をきちんと生産したものなり、加工したものなりを送るというシステムだというのは共通の認識だと思います。その中で、上戸議員の御質問は、新たなものをつくるのを事業者さんに取り組ませたらどうだという考え方、また、全国に発信できるようなものをきちんとつくり上げたらどうかというお考えだと思います。ただ、事業者さんが、事業として成り立つということを無視して返礼品をつくるというのは、やはり事業者さんにリスクを抱えさせるということなので、それについては、町としては正直できるものでもないですし、責任というさきほど言葉がございましたは、取れる責任が正直ないということになってしまいますので、事業者さん、潰してしまえばそれで終わりですから、なかなかそういったことを、事業者さんに役場のほうからこれをやりなさいということはできないと思います。ただ、上戸議員の御質問というのは、すごく大事なところは、そういった意欲をどうやって事業者さんに持たせるかという部分もあるかと思います。そういった部分につきましては、やはり新たな加工品ということではなくて、こういう特産品があるから出してみませんかというアプローチを、これからもきちんと続けていくというのは必要かと思います。新たなものをつくる、つくらないは、やはり役場だけではちょっと解決しない問題なのかなとは正直考えております。ただ、役場のほうも一切工夫していないというわけではなくて、何度も繰り返しになってしまうんですけれども、旅先納税。保育園留学と旅先納税をセットにしまして、これは町内の事業者さんも巻き込んでいるものであります。町内で買物できる、道の駅で買物できる、保育園留学で使えると。こういった工夫もしながら拡大もしているということも御理解いただければと思います。
議員の再質問 上戸
回答を聞いても、すぐ、はい、分かりました、やりますというふうなことにはならないというふうには思ってはいます、理解します。ただ、今の回答を聞くと、どうも受ける側だけ。自分たちで積極的にやっていくというふうな姿が、何となく見えづらいんですよね。だから、私はさっきから何回も言っていますけれども、厚沢部町でも、ないものでもつくって売るというふうな考え方、姿勢はどうなんですかというふうなことを言っているわけです。それを、業者さんがどうだこうだというふうになったら、そこでもう、業者がつくったもんでなければ売らないみたいなことであれば、今までと何も変わらないふるさと納税寄附額になるというふうに思うんで、この問題だけしつこくしゃべっていてもどうしようもないもんだから、次に移りますけれども、もう少し積極的な対応の仕方を取ってもらいたいなというふうに思います。続いて、4点目の農産物を主体とした返礼品のほうに移りたいと思いますけれども、回答では、複数の農産物の組み合わせだとか、新米やジャガイモなどの季節に合わせた農産物の返礼品を提供しているというふうな回答であります。この返礼品でありますけれども、返礼品一つにも、目立つコメントを入れたほうがいいと思います。例えば、北海道には3種類の米が特Aランクになっております。米のうまいというのは、低アミロースだとか、低たんぱく米がありますけれども、低たんぱく米ほど粘りがあり、おいしいとされている中でありますけれども、一般流通のたんぱく質は、ほとんどが6.8パーセント程度だそうであります。米の全国コンクールでは、たんぱく質が6パーセントを切る段階での勝負だそうでありますけれども、ここまでいかなくても、数量限定、厳選たんぱく質6パーセント米というふうな打ち出し方をすれば、もっと売れるような気もしますけれども、こういう考え方はどうなんでしょうか。
町の答え 政策推進課長
PRの打ち出し方という御質問だと思います。非常に大変参考になる御意見だと思います。正直、なかなかちょっと、もっと目立つフレーズがあるんじゃないかというところは、やはりちょっと研究していかなきゃいけない部分かと思いますので、本当に今のフレーズが、そのままそっくりというわけではないんですけれども、いろいろ研究していただいて、より目立つような、より伝わるような方法で対応させていただければと思います。
議員の再質問 上戸
とにかくPRが大事だというふうなことで、イメージアップになるような売り方をしていただければなというふうに思います。それと、馬鈴薯、メークインの発祥地として、これは、厚沢部町は、これをいかし切れていないというふうに感じているところであります。毎年、夏まつりでジャンボコロッケを作っておりますけれども、一部のコロッケは道の駅で販売しているものの、これをふるさと納税につなげていないというところであります。楽天の厚沢部町のページを見ると、ここにジャンボコロッケの制作の写真載っているんです。ところが、コロッケがふるさと納税品にないということになっていますよね。人員の関係等々で、製造に難しい面もあるというふうに思いますけれども、こういうものもアピールすることが必要であるというふうに思っています。また、今の楽天のふるさと納税の厚沢部町のページに、サツマイモの栽培に成功して、干し芋等の加工品の生産も盛んであるというふうに、小さい字ですけれども記載しております。その干し芋が返礼品にないと。これ、どういうふうに考えればいいんでしょうか、これだけちょっとお答願いたいと思います。
町の答え 政策推進課長
2点、御質問だと思います。厚沢部メークイン、いろんな商標登録もありましたし、ジャンボコロッケ、ギネス認定も得たけれども、そういうのも生かしてPRだとかしたほうがいいんじゃないかというのは、確かにそのとおりでございます。ただ、そこにつきましては、コロッケの話ですね、コロッケにつながっている話なんですけれども、コロッケ、実は上戸議員御質問の中に答えがありまして、実際のところは、一生産者で道の駅のコロッケを作っているんです。それが、道の駅で出す分だけでぎりぎりで、今年のお盆なんかであれば、急遽運んできたような状況でありますので、ふるさと納税に回す分までは、ちょっと生産ができていないというのが実態でございます。ただ、やっぱり厚沢部メークイン、厚沢部町の、もうすぐ100年です。歴史のある長い産物でございますので、さらに工夫をして、厚沢部メークインのコロッケに限らず、それこそメークインそのものを、ふるさと納税の返礼品というのでも十分魅力が伝わるように発信していくべきだというのは、御質問のとおりかと思います。次に、サツマイモの干し芋なんですけれども、こちらのほう、私、今ちょっと手元に実態つかんだものはないんですけれども、こちらも、先ほどのコロッケと同一生産者の方が作業しているような状況でございますので、そんなに多くの量はそこでは確保できていないということになります。ただ、ほかでもちょっと何件か作っているところがあるので、そこがふるさと納税で出すつもりがあるのかというのはきちんと確認して、出せるというなら、やっぱり上戸議員おっしゃるとおり、地元の名産という部分で出していきたいとは考えております。まずは確認して、必要な部分は対応していきたいと思います。
議員の再質問 上戸
サツマイモの干し芋ですね。干し芋にこだわるわけでないんだけれども、こういうふうにページに書いているものがないというふうなことは、やっぱり私は駄目だなというふうに思うんです。ですから、そこのページの文章を変えるだとかしたほうがいいと思います。それと、コロッケですけれども、先ほどと同じで、もし、一生産者が作れないと。その状況も私も伺っていますけれども、どうしたら作れるんだというふうなことも考えないと、ただただジャンボコロッケを作っているだけと、これだけなんですよ。ですから、それをいかにして全国に売っていくかということを考えないと駄目だと。いろんな新しい発想を持って考えていかなきゃないということを、さっきのところでもそうなんですけれども、そういうことを質問するけれども、なかなかうまい答えが返ってこないんですよね。いや、とにかく頑張ってやってください。最後の質問に移ります。5点目のふるさと納税寄附を増額、確保するため、今後に向けた考えがあるかということでありますけれども、現時点では3,000万円以上確保する、保育園留学推進による旅先納税も活用していくというふうな回答でありますけれども、このふるさと納税寄附の内容については、7月末に、総務文教委員会においても事務調査した案件であります。目標額以上のふるさと納税額に到達するという、強い意識の下で取り組んでもらいたいとの調査報告になったところでありますけれども、今年は年間3,000万円でありますけれども、今年はこれ以上は無理かもしれませんけれども、次年度以降は、せめて1億円を目標に掲げてもらいたいと思いますが、次年度以降に向けた意気込みがもしあったら、お聞かせ願いたいというふうに思います。
町の答え 町長
今までずっと、質問、ほとんど同じかなというふうに聞いておりました。やる気がないんじゃないかなという御質問かなと思いますけれども、町としてもふるさと納税、今まで長い間、ふるさと納税に積極的でなかったということは、ずっとそういう取組だったということは間違いないのかなと思っています。この制度できたときに、税金の奪い合いですよねということがいろんなところで騒がれました。私もそういう考えが、当時、財政担当していたときに思っておりました。今、全て住民税がよその町に行くという流れであります。今、東京都のほうでは、23区では大変な危機感ということでございます。一番、東京都の区の中で世田谷区が、もう100億円、税金が流出しているということです。紋別市とかは、もっともっと多い税金をふるさと納税してもらっているということでございますけれども、今、東京都のほうでも、東京都のいろんな区で、自分らもふるさと納税やるよということでやり始めた区があります。そうなると、今度、地方の税金が東京都に逆に引っ張られるというようなことで、今いろんな議論がされております。例えば、墨田区なんかでは、スカイツリーの中のレストランの食事券やホテルの宿泊券、これも今やると。それで今、10億円ほど流れているということがあります。この制度、今、地方は大変だということで、一生懸命、国も推奨していてやっておりますけれども、今、先ほどまで課長が答弁しているように、制度の見直しというのがこれは間違いなく来るんだろうなと思います。私たちとしては、安定財源ということであれば、そういうふうに都会で集めた税金を地方に回すというんであれば、交付税、きちっとしたルール化に基づいてやっていただければ一番いいのかなとは思っております。とはいっても、今、上戸議員のおっしゃるとおり、この制度があるわけですから、黙って見ているわけにはいかないということでございますので、いろんな工夫をしながら、サイトもありますし、返礼品でもあります。そんなことも工夫をして、また取り組んでいきたいというふうに思っております。1億円を目標にということでございますけれども、少しでも多く、現制度の中では、ふるさと納税を獲得したいというふうに思って頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
議員の再質問 上戸
優秀な職員いっぱいおりますので、何としても、1億円は無理でも、来年は5,000万円、再来年は1億円、その次は5億円というふうな形で、ふるさと納税を上げる、多く集められるような対策を講じていただきたいなというふうに思います。以上で私の一般質問を終わります。本日は大変ありがとうございました。