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豊浦町議会 令和6年定例会9月会議 2024年9月18日

道内初、最古の地下歩道ラーメン橋について

2024年9月18日、豊浦町議会の一般質問で、大里葉子議員が「道内初、最古の地下歩道ラーメン橋について」質問し、町長 村井洋一、建設課長 武石修、生涯学習課長 大嶋果林が答えました。

聞いた人
大里葉子 議員
答えた人
町長 村井洋一、建設課長 武石修、生涯学習課長 大嶋果林

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 5番 大里葉子

議長の許可をいただきましたので、通告に従い、3点について一般質問させていただきます。1番目は、道内初、最古の地下歩道、東雲跨道橋ラーメン橋についてです。私も通学トンネルラーメン橋を通って、幼稚園、小学校、中学校に通いました。 1962年に国道37号線ができたことで、豊浦小学校、豊浦中学校、豊浦高校に通学するには線路を越えて交通量の多い国道を横断しなければならないため、父母の間からも不安と危険性が指摘され、児童生徒の交通安全にということで、1964年11月12日に通学トンネルラーメン橋が完成しました。ラーメン橋は今年で60年を迎えます。ほぼ同じ年月を生きてきた私は、幼い日からの思い出がいっぱい詰まったラーメン橋です。それでは、質問に入ります。1、地下道の耐用年数は、管理者は誰ですか。2、国道37号線に面した外観のコンクリートの剝離は、11年前の写真と比べてもかなりの広がりです。今年で60年を迎えるラーメン橋は、今までどれぐらい補修・補強工事が行われてきましたか。3、北側の海岸で何か所か欠けている部分があります。通学路としての安全面では問題ありませんか。4、今では築50年を越えるトンネルでも、維持管理や大規模補修で100年持たせようと、長寿命化の国策の流れになってきていますが、道内初、最古の地下歩道ラーメン橋は、1969年の函館市五稜郭地下歩道や1971年の札幌地下街よりも数年前に、噴火湾に面する小さな町の豊浦町に建設されました。道内で当時、地下トンネルの前例はなく、建設に当たっては、道の開発局部内でかなりの論議を呼んだと豊浦町史は記録しています。このラーメン橋を、朽ちていくままではなく、長寿命化で大事に文化遺産としても残していってほしいと思います。伺います。

町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)

1番目、道内初、最古の地下歩道ラーメン橋についてお答えいたします。東雲跨道橋、通称ラーメン橋は、昭和39年5月22日付で、北海道開発局と当時の日本国有鉄道が協定書を取り交わして設置されたものでございまして、躯体に関する改築や補修については北海道開発局とJR北海道が行い、通常の維持管理は、清掃については子ども会活動として本町地区の子ども会が、照明灯の交換については建設課土木係が、冬期間の除雪については高齢者事業団に依頼し、それぞれ行っております。1点目の耐用年数と管理者についてですが、地下道の耐用年数について明確な規定はありませんが、日常生活や社会経済活動の基盤でありますインフラ機能を維持し、将来にわたり使っていくために施設の点検、修繕を適切に行ってございまして、管理者は北海道開発局及びJR北海道となっております。2点目のこれまでの補修・補強工事の実施状況ですが、これまでの点検で補修が必要となった箇所については、適宜、補修が行われ、直近では令和元年度に一部コンクリートの断面補修が行われているとのことでございます。このほか、平成30年度に停電時の安全確保を目的に、既存照明に加え、自発光式誘導表示板を設置していると伺っております。3点目の通学路としての安全面についてですが、北海道開発局では5年に一度、橋梁長寿命化修繕計画に基づき点検が実施されております。直近の令和3年度点検の結果は「健全」でございまして、機能に支障が生じていない状態となっております。4点目の文化遺産としての保存についてですが、町として現時点で考えはありませんが、保存や登録には管理者や教育委員会などの関係機関との協議が必要と考えております。また、長寿命化につきましては、2点目と3点目で答弁いたしましたように、補修工事や点検等を継続することで長寿命化を図っていくとのことでございます。

議員の質問 5番 大里葉子

管理者は北海道開発局とJR北海道で、地下道の耐用年数に明確な規定がないとのことです。以前も同じ答弁をいただいていますが、今回、地下道の耐用年数について調べてみたところ、確かに明確な規定ではないかもしれませんが、おおよそ地下歩道の耐用年数は一般的に75年程度と言われています。平均設置経過年数が50年を超えると、何も対策を行わない場合は、老朽化の進行により、地下道の安全な利用が困難になるものと予測されます。トンネルの寿命は50年から100年とも言われており、建設後50年が老朽化の目安と言われていて、国からも50年を超えるトンネルでも維持管理や大規模補修によって100年を目指して長寿命化することが進められています。ところが、ラーメン橋は今年で60歳です。目安の50年を過ぎてしまいました。点検、修繕だけではなく、大規模補修で75年を超え、100年を見据えて長寿命化させるお考えはありませんか、北海道開発局とJR北海道にもう一度要望するお考えはありませんか、お尋ねします。

町の答え 建設課長 武石修(建設課長は2024年9月まで)

工事等での延命というご質問かと思います。答弁でも申し上げたように、管理者はJR北海道と開発局となってございまして、町といたしましては照明灯の管理と掃除等となっております。今回、一般質問をいただいた中で、開発局とJRにそれぞれ情報共有という形でお話を伺 いました。答弁の3点目にあったように、北海道開発局では5年に一度の点検 ということで、答弁書には書いておりませんが、JR側でも2年に一度の点検を行っておりまして、ともに健全であるという判断をいただいており、この判断基準が1から4までありまして、3とか4になりますと直ちに修繕が必要という判断になりますが、今回、当該の東雲跨道橋につきましては、1という一番低い位置づけとなっていまして、健全であるとなっております。このほかにも開発局等で管理している跨道橋や橋がありまして、今申し上げた3段階や4段階のものを優先的に修繕していくというお話を伺っておりますが、今回、東雲跨道橋は1という判定が出ていますので、議員がおっしゃるような大規模的な補修等はまだ行われないと伺っております。

議員の質問 5番 大里葉子

分かりました。6年前の12月定例会の一般質問でも、ラーメン橋の外壁の一部が剝離していますとお伝えしていましたが、直近では、令和元年度に一部コンクリートの断面補修が行われたとのことですけれども、補修した箇所はトンネル内ですか、それとも外壁の一部ですか、お尋ねします。

町の答え 建設課長 武石修(建設課長は2024年9月まで)

詳細までは伺っていませんが、内部と山側、外側の国道側のほうでコンクリートの剝離が一部あったので、その辺の補修をしたと伺っております。

議員の質問 5番 大里葉子

2023年11月20日に発行されている北海道ファンマガジンという雑誌をネットで見たのですけれども、北海道を学ぶというところで、地下道なのにラーメン橋、しかも道内初の地下道が豊浦町にあったというラーメン橋についての特集記事が何枚もの写真つきで掲載されています。たまたまラーメン橋について調べていたところ、この特集が目に入り、私が今回写してきた外壁の写真と比べてみたところ、同じ角度からの写真ではないですけれども、この11年間で37号線に面した外壁の剝離は、五、六倍か、それ以上に広がっているように見受けられます。素人の私は、コンクリートの剝離がどれだけ広がったら危険なのか、補修を行わなければいけないのか分からないので、JR北海道も2年に一度は見ていますとのことですが、役場の担当課でも確認していただき、北海道開発局とJR北海道と協議をしていただきたいと思いますが、伺います。

町の答え 建設課長 武石修(建設課長は2024年9月まで)

町でも、先ほど申し上げたように、内部等の清掃と照明灯の交換を行っておりますし、通るたびには中の状況を確認してございます。万が一、中に大きな亀裂等の変わった様子があれば、そこは開発局やJRと情報を共有したいと考えております。

議員の質問 5番 大里葉子

今、中の部分は分かりました。あくまでもその管理はJR北海道と北海道開発局で、町は管理者ではないけれども、見るからに外側のどんどん広がっていく剝離については指摘すべきではないかと思うのですが、どう考えますか。

町の答え 建設課長 武石修(建設課長は2024年9月まで)

恐らく議員がおっしゃっているのは、コンクリートではなくて、外側のモルタル部分の剝がれかと思います。コンクリートの内部となりますと、躯体のほうになりまして、トンネルの上は国道とかJRが通っていますので、それに耐え得るような構造計算の下に東雲跨道橋は建設されていると思います。そこに関しては、答弁でも申し上げたように、今後、補修等を行いながら延命をしていきたいと伺っております。

議員の質問 5番 大里葉子

直近の令和3年度の点検の結果も健全であるということで、通学トンネルとしては安全であると認識しました。4点目の文化遺産としての保存登録は、町として現時点では考えていないとのことですが、道内初、最古の地下歩道ラーメン橋が100年持ったら、歴史的産業遺産D51のように貴重な文化遺産になるのではないかと思います。ラーメン橋も貴重な町の財産です。保存や登録に向けて、今後、北海道開発局やJR北海道、教育委員会などの関係機関と協議していただきたいと思いますが、今後、前向きに協議をしていただけるのか、お尋ねします。

町の答え 生涯学習課長 大嶋果林

お答えいたします。確かに、答弁書のとおり、現時点では登録文化財制度を活用した文化財の登録は進捗させていないのですが、議員のご質問のように、この先100年とか、この制度にはいろいろな要件がございますので、それを熟読して精査して、それに該当するようであれば、豊浦町の文化財審議会にお諮りしたり、通学路の関係で開発局や道の担当とお話をする機会もございますので、そういう機会も交えながら、現時点ですぐやりますということは申し上げにくいのですが、保存状態などを考慮しながら、制度を活用できるものであれば活用したいと考えております。

議員の質問 5番 大里葉子

ぜひ、道内初、最古の地下歩道ラーメン橋を、教育委員会と建設課と連携しまして、長寿命化修繕計画ではなく、長寿命化大規模補修を要望し、また、文化遺産としての保存登録の実現に向けても検討していただきたいと思います。これで、1点目の質問は終わります。

出典:豊浦町議会 令和6年定例会9月会議 2024年9月18日 議事録 PDF(21ページ) 間違いを知らせる