今金町議会 平成25年第4回定例会 2013年12月18日
今後の学校配置と複式教育のあり方について
- 聞いた人
- 加藤三明 議員
- 答えた人
- 教育長 中島光弘
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 4番 加藤三明
今後の学校配置と複式教育のあり方について、教育長にご質問したいと思います。日ごろの今金町教育の先進的な施策の推進と努力に対して、心から感謝を敬意を表します。中島教育長が就任以来、特別支援教育などに取り組み、全道の中でも注目されている今日です。また、町内の学校の統廃合が進み、現在、小学校2校、中学校1校となり、公立の学校は3校が配置となっております。統廃合された各地域では、自治会や地域住民が中心となり、スポーツ活動や生涯学習を推進しています。学校教育にかわり、社会教育や関係行政が支援しているからです。これも本町の特徴的なことと認識しております。さて、檜山管内でも先進的な特色ある教育活動を実践し、牽引役となっている今金町です。そこで、今後の学校配置についてどのように考えているかお聞きします。また、複式校は1校となりましたが、小規模校の特徴や地域の特性を生かした教育活動はとても大切なことと考えております。少子化の現状を踏まえた複式教育の今後のあり方について、教育長の考えをお伺いしたいと思います。
町の答え 教育長 中島光弘(教育長は2015年6月まで)
おはようございます。加藤議員の一般質問にお答えをしたいと思います。議員ご指摘のとおり、現在の今金町の学校配置は、種川小学校、今金小学校、今金中学校の3校で、種川小学校が唯一の複式校となっております。檜山管内でも最も少ない学校数ですが、少ない配置ならではの取り組みも進めております。例えばですが、毎月定例で行われる校長会議も、本来の対象は3校ですが、不定期ではありますが、道立の今金高等養護学校の校長や認定こども園いまかねの施設長にも出席をいただいて、教育状況の共有や共通理解を図ったり、開催場所も、役場だけではなく各学校で開催するなどの取り組みをしております。さらに、今金町教育研究会が中心となり、教職員の段階でも小中学校の相互乗り入れ事業を実施しております。今金中学校の先生が今金小学校や種川小学校で教えたり、今金小学校の教諭が中学校で教えるなど、少ない学校配置ならではの取り組みが、子供たちの学力や体力の向上に着実な成果を上げております。また、議員が認識のとおり、閉校になった地域の支援につきましては、教育委員会はもとより、役場関係課やサポーター制度などにより継続的な支援をしておりますが、最も大切なのは、地域住民の皆さんが地域を守り育てていくということですので、地域の自主性や意向が反映されるような支援に努めてまいりたいと思います。さて、ご質問の今後の学校配置と複式教育のあり方については、現状の3校配置を維持することを基本とし、特に複式教育については、今金町における特色ある複式教育のあり方を重点として、文部科学省が示している通学区域制度の弾力的な運用の観点から、小規模な小学校で心身の健康増進を図り、豊かな人間性を培うため、通学状況や生活指導面などの教育的な配慮の上、市街地に住んでいる児童が、通学区域にかかわりなくだれでも自由に入学申し込みができる、小規模特認校制度の導入に向け検討を進めてまいる所存でありますので、よろしくお願いをいたします。以上申し上げまして、答弁とさせていただきます。
議員の再質問 4番 加藤三明
私の質問に対して、非常に前向きなお答えをいただきまして、感謝とお礼を申し上げます。今、現状の中では、学校数も非常に今金町の中では少なくなっているのはごもっともですけれども、これも情勢の状況の流れで残念ながらやむを得ず3校ということになっておりますけれども、それなりにいろいろな工夫をして、教育長がいろいろ努力していることに対して改めてお礼を申し上げますけれども、先日、私も複式学校の学習の様子を学校にお願いをしまして、見学してきました。その中で、私なりに感じたことが二、三点ございますけれども、非常に複式学級方式でよさがあるなということを改めて私も感じてきました。そのことはどういうことかといいますと、非常に先生の取り組み方によって変わると思いますけれども、私の見ている中では、教員が子供に対して意見を述べるような雰囲気をつくる学習をしておりました。私も20分ぐらい見学してきましたけれども、その間に1人の子供が3回程度も問題に対して答えた。複式ですから、6人ぐらいの2学年の学習ではありましたけれども、非常に競争心、逆に多ければ多いなりのものはあると思いますけれども、少なければ少ないなりの競争心が逆に出るのかなという感じがしてきました。そういう中で、先生の取り組み方の複式の学習の進め方について、非常に難しいものがあるのかなと。だけれども、教員の努力によっては、それも十分できるのかなというような感じ方はしてきました。そこで、教育長の今のお答えからいきますと、複式学級は教育長もミニ校で学んだ一人でございますから、小さければ小さいなりの事情はよくわかると思いますけれども、存続するということを前提でいろいろな取り組みに取り組まれているようでございます。私には余り聞き慣れない取り組み方の中に、小規模特認校制度ですか、この制度を導入したいというようなことがありましたけれども、言わんとすることは大体わかりますけれども、その件について、もう少し詳しくご説明をしていただきたいなというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。
町の答え 教育長 中島光弘(教育長は2015年6月まで)
再質問いただきましたので、お答えをしたいと思います。まず、最初に授業参観をしていただいたということでありますので、感謝を申し上げたいというふうに思います。複式校ですから、大きな学校も同じでありますが、子供たちの自主性をきちっと尊重してあげるという教育は、どこの学校でも同じように今実施をされておりますが、特に複式の場合は、一つの教室に二つの学年が存在をいたしますので、先生方から言うと、かなり力を持たないと複式の先生というのはなかなか難しいという現状はあります。一方で、一つの学年を教えているときに、一つの学年の方は、基本的には自分たちでいろんなものを取り組むということになりますので、そういう工夫だとか、教師自身の研鑚もかなり必要になってくるということがあります。議員の方からご質問がありました小規模特認校制度については、全道というよりも、全国でもう既に実施をされております。簡単に言いますと、先ほども最初の答弁で申し上げましたけれども、今金小学校と、今、種川小学校がありますけれども、通常は今金小学校に入学をするという指定がありますけれども、この制度を導入することによって、今金小学校の学校区の方が、保護者が希望すれば種川小学校の方に入学ができるという、簡単に言うとそういうことであります。ただ、このことを導入する前提にあっては、一番大切なのは、まず複式の教育がきちっと確立をされて、しかも今金小学校に行くのも種川小学校も同じことであれば、多分今金小学校の学校区の保護者の方というのは選択をしないというふうに思っておりますので、そういう意味では、学校のあり方が問われたり、先生方の教育方針が問われたり、もう一つは、地域の皆さんであるとか保護者の皆さんの協力なくしては、この制度というのはなかなかうまくいきません。教育委員会では、冒頭言いましたとおり、例えばこのままでいって、例えば複式がなくなるということになると、小学校が1校、中学校が1校という学校配置になるのは、教育委員会としては望ましくないと。小学校はせめて複数校があった中で、先生方の研鑚であるとか、子供たちの交流もするような形を今後もとっていきたいということで、ベースがそこにあります。教育委員も自ら、先進地ということで岩見沢の導入をしているところに行って勉強もしたりしておりますが、今後につきましては、次年度に正式な検討委員会を立ち上げて、当然プロジェクトのような形もとります。それから、保護者の皆さんからの意見や要望も聞かなければなりませんので、一定の検討委員会の中で諮問をして、9月ぐらいまでに答申をいただいて、議会、それから合同委員会の中にも報告をさせていただいて、環境が整えば27年の4月から導入ができるように進めたいというふうには思っております。ただ、この間に実際に希望される皆さんには、説明会も当然でありますが、年間を通じて、今、種川小学校が実施をしている、例えば運動会のあり方だとか、授業だとか、いろんなものを見学もしてもらわないとわかりませんので、そういうような機会もきちっとつくっていきたいということで、いずれにしましても、地域の皆さん、それから種川小学校本体の教職員の熱意も必要でありますし、それから、今金小学校の先生の皆さんの認識だとか考え方も必要でありますので、町全体できちっと取り込むような丁寧な進め方をして、複式教育の特色ある学校を存続をしたいということが真意でありますので、よろしくお願いいたします。
議員の再質問 4番 加藤三明
非常に教育長の取り組み方についてご理解しました。何とか教育長の目的が達成することにエールを送りまして、質問を終わらせていただいます。大変どうもありがとうございました。