みんなの議会

今金町議会 平成25年第4回定例会 2013年12月18日

クアプラザピリカの今後について

聞いた人
村上忠弘 議員
答えた人
町長 外崎秀人

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 1番 村上忠弘

クアプラザピリカの今後について、町長にお伺いいたします。クアプラザピリカは、まさに今金の観光の拠点であり、教育の場として他町の人たちも心からお迎えできる唯一のおもてなし施設ととらえています。スキー場においては、平成2年オープンから平成25年度をもって閉鎖する方針ですが、この間、多額の行政投資、加えて老朽化により安全性が保てない、さらなる今後において大きな投資が必要という理由から、町長自ら、9月13日、産業教育常任委員会において、冒頭あいさつで、スキー場を平成25年度をもって営業を停止し、その後クアプラザ全体の事業を停止すると表明があり、9月18日、合同委員会において具体的説明で方針が示されました。私にとって余りにも唐突な出来事に、心中驚きと残念な気持ちでいます。スキー場利用者や自分も納得できず、次につながらない行為と思います。今後、次世代を担う若者たちに夢と希望が持てる町づくりを考えるとき、余りにも拙速な判断ではないでしょうか。もう一年前にこの話があれば、十分に関係団体と意見交換や創意工夫、集客率を高める方法もあったのではないかと思われます。本町の観光事業を本気で考え、実行に移さなければ、ますます魅力のない町になると考えます。そこで、平成20年9月18日、観光施設調査特別委員会報告において、条件付存続という判断がされ、大胆な経営改善と営業努力が必要と提案されていますが、今日までどのような取り組みをしたのかと、クアプラザピリカ施設の今後の利活用について、どのように考えているかお伺いいたします。

町の答え 町長 外崎秀人(町長は2023年3月まで)

村上議員からクアプラザピリカについての質問をいただきました。質問書に基づき答弁をさせていただきます。まずは、質問の内容にありましたように、スキー場廃止は唐突な表明ではないかということについてでありますけれども、特に索道施設については、経年劣化を要因とする脱輪の経験などを踏まえ、必要な修繕や維持管理を行いながら安全運行に努めてきたところでありますが、設置以来20年以上が経過し、耐用年数や抜本的な対策を考慮すると、大規模修繕や更新を視野に入れざるを得ない状況にあることは、以前から申し上げてきたところであります。この間、今後多額な修繕を要する事態が生じたときには、その時点でスキー場運営をやめたいという発言もしてきていることから、この度の廃止方針の表明は、決して唐突なものではないということをご理解いただきたいと思うところでありますし、もう既に多額な費用を要する修繕が、この25年度のシーズンを目前に迫ってあり、クアプラザ運営全体の町費負担がかさむ現状にあるということでもあります。スキー場廃止は、次につながらない。次代の町づくりを考えたときに、拙速ではないかということについてでありますけれども、全体として見れば、活動場所の縮小は確かでありますが、学校教育でのスキー授業の継続やスキー振興対策は、関係機関等々の協議やご協力をいただきながら、十分に対応していくことを明言してきているところであります。また、将来ともにスキー場利用者の増加が見込めない情勢や、安全運行を担保するためには、施設設備の更新への多額な投資が必要であることを考えたとき、スキー場運営の継続だけが、次世代の夢と希望ある町づくりにつながることではないと、総合行政を担う者として熟慮した末の決断であり、財政が悪化し不安定な行政運営とならないよう、町の運営者として考えた上での選択でもあります。スキー場収支は、単年で1,000万円以上の赤字であり、クアプラザ全体では毎年6,000万から7,000万という町費の負担になっていることも踏まえると、町の支出には限度があり、スキー場へのこれ以上の支出は行えないとして廃止を表明したところであります。この厳しい窮状は、スキー場利用団体にも伝え、毎年相互に改善に向けた相談、協議をしてきております。その中で、さまざまなアイディアやスキー団体の協力もいただき進めてきていますが、残念ながら利用者の増加には至らず、赤字の解消になるような成果には結びついていないのが現状であります。観光事業に関しても質問されていますが、来訪目的を観光とスキーなどに区分した詳細なデータはありませんが、クアプラザピリカ宿泊者となりますと、その部分は少なく、最近では大半がビジネス客という状況にあると分析しています。これまでの改善の取り組みは、既に経過報告として合同委員会資料等に示していますので、参考にしていただきたいと思います。クアプラザピリカの今後の利活用ということにつきましては、事業や施設運営に町費をもって行うことはやめたいということであります。原則、事業を廃止する場合は解体するということになりますが、改めて現有施設を利活用したいとする事業者がおられましたら、お使いいただきたいと期待しております。そのためにも、情報の発信と収集に努めてまいりたいと考えております。以上を申し上げ、答弁とさせていただきます。

議員の再質問 1番 村上忠弘

町長の方針は固く、変わらないものと受けとめます。今日までの営業方針については、一昨日の合同委員会に配付になったこの資料を見てある程度理解をいたします。一昨日の合同委員会において、町長は、スキー場利用団体の方から、民間業者から照会があったと。そういったことで、その事業者と今後話を進めていきたいというお話でございました。廃止後、選択肢として現状のままで使っていただける事業者ということに私も賛同いたします。当初、町長はスキー場は25年度、それからクアプラザ本体については3年後をめどとして廃止したいということでございましたが、事業者と今後話を進めるに当たり、私は基本、ホテル、山の家も含めた施設全体を利活用で取り組んでいく方が望ましいと思いますが、再度町長のお考えをお伺いいたします。

町の答え 町長 外崎秀人(町長は2023年3月まで)

再質問にお答えいたします。議員の方から私の決意は変わらないということでありますけれども、変わらずこれからどうするんだという方向に、一緒に向かっていきたいと考えているわけであります。ご承知のとおり、スタートからそもそもの運営が赤字体制でまいったと。最初のころは、収支の予算でもってプラスになったときもありますけれども、当時は町職員が全部4人、5人、6人と出ていましたので、人件費を持っていましたからプラスに見えましたけれども、基本的にはずっと赤字で来たと。この間、町長にならせていただいてから、毎年、町長になる前からもそうでありますけれども、クアプラザピリカの運営について非常に懸念の声が示されていたわけでありまして、資料にも提示し、町民にも報告しておりますけれども、さまざま不採算部門については、あれもやめこれもやめとほとんど廃止をさせていただいた経過、これについても、町民や議会の皆さんに大変なご迷惑なり心労をかけたわけでありますけれども、今日まで協力をいただいたということであるわけであります。改めて、この間の皆様に感謝を申し上げたいと思っています。今回の今シーズンをもってということには、いろんな意味がありました。なぜかと言いますと、一つは、新年度の計画、予算を立てる段階で、来年度さまざまな団体さんが使っておりますので、そちらの方に早くに方針を出していかなければ次の計画ができない、予算もつけられないということから、早くに言明をさせていただいたと。加えて、今、質問がありましたように、これからどうするんだということについては、私としてはまだ使える状況にある施設だとすれば、民間の方々に、町費は出せません。民間の方に使っていただく手法を考えたい。そのために声を出すことによって、いろんな情報が来るだろうと。改めて、このことで今方向性として情報をいただいております。その情報をいただいた生かし方としては、スキー場を例にとりますと、スキー場のシーズンが終わったときに見てもらってもどうしようもないですね。実態がわからないわけです。そうすると、今シーズンをもって廃止するという方針を出したことによって、あるところで仲介者がおりまして、その情報をいただきまして、私の方でぜひやっているシーズンを見てくださいと。そのシーズンを見て、今金町のスキー場の、今もう私の方でプレゼンテーションする資料もつくっておりますけれども、そういうことをアピールをしながら、現場を見てもらって判断をしていただくという形が望ましいのではないかと。実際、活動している方々もおります。協力していただけるさまざまな団体もあるわけでありますから、私どもは何がいいかと言いましたら、この今金町のスキー場、いつも申し上げておりますけれども、ただ単に町が運営しているだけではないと。それにかかわるスキー連盟、そしてパトロール、スキー学校等々、さまざまな方々のスタッフ体制が十分に充足して初めて成り立っているわけでありますから、その団体の、その方々の活動の場を見ていただくとすれば、やはりシーズンが望ましいだろうと。そういうことで、既に私の方でさまざまな情報をいただいておりますけれども、まず一点、可能性のあるところについては、事前にその方と、社長とアポをとりまして、ぜひシーズン中に見てくださいということで話をさせていただいておりますが、議員おっしゃるとおりに、スキー場の話であるわけでありますけれども、願わくば議員がおっしゃるような形の中で、これは多くの方々も期待をされているところでありますけれども、センターハウス含めた本体も含めて考えていただくような提案を、プレゼンテーションをしていきながら、あの全体を生かしていく形をとっていくことが私は最善の形になるのではないかなと思っておりますので、その部分については努力してまいりたい。あといろいろご意見をいただきましたけれども、スキー振興につきましては、これからきちっと振興の窓口、教育委員会、とは言いながらも町長が方針を出しておりますので、町と教育行政等々含めてきちっとした振興策について対応してまいりたいと。それもシーズンを通じていろんな検討議論をしながら、これからどうするんだということに向かうことが望ましいのではないかなと考えているところであります。

議員の再質問 1番 村上忠弘

町長の方から、本体も含めた考えをしているということなんですけれども、これは山の家も含めてというふうにとらえてよろしいんですね。要するに、このシーズン期間中に相手方に現地に来てもらうということについて、今、町長がおっしゃっられておりました、バックボーンとする、それからスキーに携わる人方、それから従業員の職場の確保だとか、そういった部分のこともきちっと頭の中に入れておいていただきたいと思います。これはこちらがやっぱり相手に意を尽くしていただくという姿勢が、これ大事かなというふうに思います。そして、それが今シーズン終わってすぐ来シーズンにつながるという形をとれればとっていただきたいわけです。継続を原則とした考え方で、ぜひプレゼンテーションの中で、そういった部分で町長も相手方に誠意をもって話をしていってもらえればいいかなというふうに思います。

町の答え 町長 外崎秀人(町長は2023年3月まで)

クアプラザピリカに関する全体という部分でありますけれども、山の家につきましては、これは歴史がありまして、譲っていただいたという経過のあるところであります。加えて、私はあそこは本当に、秘境ということもありますけれども、今金の私は宝だと思っております。これはどんな形ででも残していく必要があるだろうと。存続するということについては、ぜひ努力してまいりたいと。それはあくまでも直営であろうと何であろうと、山の家だけは何とか残していく方策を、これからあわせて講じてまいりたいと考えているところであります。今、議員からおっしゃられましたこれからどうするんだという部分についてのさまざまな方々の対応についても、先ほど申しましたように、実際そこに出向くという話も今しておりますけれども、その社長さんも改めてまた今金の方に来て、美利河へ来て滑ってみたい。その中で考えたいという話をされておりますので、先ほど言った関係するさまざまな方々と席を一緒にして、いろんな話を聞きながら、その思いなんかも、私だけでなくてスキー関係者の思いもきちっと伝わるような場面を設定して、何とか引き受けできるような環境をつくっていかなければいけないと。そういうことをすることによって、より力強いプレゼンテーションになるのではないかなと考えておりますので、そういう部分の中では努力してまいりたいと思っています。いずれにいたしましても、何の事業もそうです。何の行事でもそうですけれども、一回中止してしまうとなかなか難しい状況も出てきますので、継続できるような形で全力投球するということが、私の基本ベースにありますので、そういうことから考えますと、これからいろんな情報が、小さい情報が来ています。正式にアポをとっている情報は今のところ1件ですけれども、私の耳にはさまざまな業者、業界の名前が出てきているわけでありますけれども、すぐに休むことなくスキーができるような環境と、安定的に長いことやっていただけるような形のものをベースにしながら、これから取り組んでいかなければいけないかなと。そのための一定程度のリストなんかもつくりながら進めてまいりたいと。いずれにいたしましても、逐次議会の方にもその辺の経過報告をさせていただきながら、進めてまいらせていただきたいと思っています。

議員の再質問 1番 村上忠弘

私は、やっぱり山の家も含めて今回考えた方がベストかなというふうに思うんですよね。山の家の部分は残したいという町長の思いはわからないわけではないけれども、どうせやるのなら、今、この美利河周辺の観光施設を考えたときに、3月に山村留学もなくなり、山村留学とともに美利河小学校も閉校してしまい、そしてスキー場廃止という暗い話題の中で、やっぱりそういったことで、今度新たな引き継ぐ業者が出てきたときには、やっぱりあそこの周辺一帯をすべてお任せするという形をとった方が、今後、財政的にあそこの部分でかかる経費等を見れば、今回一括した考え方を持った判断で進められた方が私はいいと思います。いろんな、こちら、町側の条件だとかそういうものについて、これから多分準備するのだろうと思うけれども、そのシーズン期間中に来るときにすべてそういうふうにしたお話ができるような条件整備だとか、そういうものをとってくださるのか、それとも今もうできているのか、その辺どうでしょうか。

町の答え 町長 外崎秀人(町長は2023年3月まで)

最初、ごめんなさい、私の答弁の仕方がちょっと違っていたと思います。クアプラザピリカ本体は本体で話を進めておりますけれども、そことは違った形で、山の家もやめるのかという判断をいただいたと思ったんですよ。山の家はどうするんだというようなことで、別だと思ったんですけれども、私としては、当然お願いする場合は一体としてお願いしていかなきゃいけないという認識を持っています。でも、センターハウス本体、スキー場はやめても山の家だけは何とか残すくらいの気持ちはあるよという言葉で、述べたということでご理解をいただきたいと。いずれにしても、山の家は残したいということを考えたいということであります。でも、今おっしゃったように、私も同じように総体的に考えていただくことが必要ではないかなと。なぜかと言いますと、山の家も建物も相当傷んできて、補修では済まないような状況にも来ている状況も当然あるものですから、あわせて考えていくということも、ぜひ最前提としてしていきたいと考えております。あともう一点は、情報というのは次から次へどんどんどんどん多分来ると思うんですね。それを全部が整理できるまで、交渉のテーブルとかさまざまならないかと言ったら、そうはならないと。やっぱり優先順位を持ちながら進めていかなければならないとすれば、今、議員がおっしゃるように、私の大きな予想の中では、全体をどう見てくれるかということがまず一つ。もう一点は、スキー場含めて次のシーズンも速やかに対応していただけるような形をとってもらうところがどうなのかと。そのことが、長いこと安定的にやっていただけるということが、一定程度担保されるような状況を一つのベースとして考えていきたい。具体的には、さまざまな部分がある。引き渡しの関係がどういう形になるかどうかということについては、これから当然詰めていかなければいけないし、こっちの思いもあるし、相手の思いもきちっと受けとめながら進めていかなければいけないと。それについては、一定程度内部の方でもきちっと、うちの役場の内部だけでもさまざま関係するところがありますから、その辺の調整を図りながら進めてまいりたい。願わくば、先ほど言ったように、そういう中で実際利用されている、あるいは実際に協力していただいている団体の声なんかも反映していただいて、その方々の活躍の場面も本当に生かせるようなことができるのであれば、私はそちらの方にぜひ向けていきたいなと考えているところであります。

議員の再質問 1番 村上忠弘

要するに今回民間企業が入るということは、過去には、言い変えれば企業誘致だとかそういった部分で、企業誘致は今までは工場誘致の部分でやってきましたよね。今回の部分については、それは工場誘致ではない部分については、これからそういった条例の改正だとか、そういうこともやっぱりしていかなきゃならないですよね、これからは。そこまで、企業誘致というふうに町長自体が考えていないのであれば、それはいいですけれども、私はやっぱりそういった形の中で、相手に来てもらうんだというようなこちらの誠意を出して、きちっと町側が受け入れ態勢の準備を整えておくことが大事だというふうに思います。今、観光業界もこういった大変な時期で、薄利多売の中で、確かに手を出すのも速いけれども、手を引くのも速いと思います。そういったことで、これから話の中で来てもらえるかどうか、それが来てもらった時点の、その後の話なんですけれども、そういうふうにしてやっぱり来てもらった以上は、それなりに長く居着いてもらうような方針で、町長はこれから考えていただきたいと思います。廃止して企業が入ってきたけれども、すぐ出て行ってしまったら、今度は町長の進退にもかかわることですから、大事に考えていただきたいと思います。もう一度お願いいたします。

町の答え 町長 外崎秀人(町長は2023年3月まで)

基本的には、今こういうやりとりをしておりますけれども、非常に建物の問題、土地の問題、更にスキー場そのものというのは、林野庁から借りていて毎年賃貸料を74万円くらい払っている。一時、私が町長になる前までは150万円くらい払っていたんですけれども、売り上げが下がっているんですから、赤字ですからまけてくださいと言ってまけてもらって、今はずっと74万円の計算式でやっていただいていますけれども。その場合に、やっぱり町も当然かかわっていかなければいけない。今お願いしようとしているところについては、こういうケースで何カ所も受けている実態がありますので、そういう参考事例なんかも上手にいただきながら、どういうことがポイントになるのかというようなことをきちっと受けとめながら対応していくことが、私は必要でないかなと。いずれにいたしましても、そこでどうのこうのという、儲けるとか何とかではなくて、きちっと受けていただく、安定的に受けていただくことによって、議員がおっしゃるように雇用の場にもつながっていくだとか、さまざまなところで、今までと変わらず何とか観光振興の拠点にもなったり、あるいは雇用の場にもなったりということにつながって、地域の経済のために、そして、より多くの方々が利用できるような形をとれるというスタイルを、第一義的に優先して目指していくということが、私の交渉の前提になるだろうと思っておりますので、きちっと向かい合ってまいりたいと考えております。いろいろな面でまたアドバイスをいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

出典:今金町議会 平成25年第4回定例会 2013年12月18日 議事録 PDF(5ページ) 間違いを知らせる