厚沢部町議会 令和4年第3回定例会 2022年9月6日
サツマイモのキュアリング施設
- 聞いた人
- 上戸昌行 議員
- 答えた人
- 町長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 上戸
最後の質問、5点目でありますけれども、サツマイモのキュアリング施設であります。厚沢部町のサツマイモは、焼酎の原料や加工用として生産されており、作りやすいことから、今後さらなる作付拡大が進むものと想定されます。サツマイモは、生食用として出荷するには、切り口を乾かすことにより菌の侵入を防ぎ果実の腐敗を防ぐ処理、いわゆるキュアリング処理でありますけれども、これが必要であります。農業振興の新規作物も少ない中で、サツマイモは今後の当町農業振興の大きな柱になり得るものと思いますが、当町においてはキュアリング施設がなく、個人で所有することも難しいところでありますので、町が生産者組織を誘導しながら、キュアリング施設を導入してはどうかと思います。キュアリング施設導入に向け、町が主導する考えがあるかどうかお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いします。
町の答え 町長
サツマイモの栽培は、焼酎用原料として平成21年には約26ヘクタールまで作付が増加しましたけれども、その後は減少傾向にありまして、最近では5ヘクタールの作付となっております。また、このほかに生食用や加工用の栽培も既に行われております。キュアリング施設についてですが、サツマイモについては以前も検討されておりまして、施設を効果的に使用するためには、生産者単位での利用ではなくて、組織的な利用が望ましいものと考えておりまして、キュアリング施設の先行投資は難しいと考えておりますが、国の補助事業等を活用する場合にも、成果目標の設定や費用対効果の算定が必要となりますから、生産者が一丸となって取り組んでいかなければ、この整備計画に着手することはできない、困難であると。しかしながら、サツマイモは比較的干ばつに強く、土質もあまり選ばない栽培しやすい作物であります。焼酎用の生産を行っていることから、栽培ノウハウを持った生産者が多くおりますので、本町に定着しやすい作物と考えております。平成28年には、「道南さつまいもフォーラム」が本町で開催されまして、町内外から100名を超える方々が来場して、サツマイモに対する関心の高さが伺えるところであります。町といたしましては、生産者の皆さんが一致団結しながら、実需に基づく栽培拡大に取り組むことになった際には積極的な支援に努めてまいりたい、このように考えております。ただ、補足的に申し上げますと、今、黄金千貫の焼酎用のキュアリングは焼酎会社が独自で持っていると、こういうふうな中で、農家の方々が、黄金千貫を焼酎会社に出すのは問題ないけれども、生食用のサツマイモについては、それぞれがこのキュアリングで困っている方もいる。こういう中で、これからの生産体制というのは、縮小するんじゃなくて、やはり、固定してある程度ここの銘柄を持つというくらいの規模でやらなければ、なかなか、キュアリング施設というのは、普通のキュアリングと違って非常に高額的な施設になるものですから、そういうものも含めて、これからの動向を見ながら考えていきたい、こういうふうに思います。
議員の質問 上戸
第6次の厚沢部町総合計画の農業振興の項目で、地域条件に合った農産物高品質特産づくりの中に、新規作物の導入をうたっております。回答にもありますけれども、サツマイモは干ばつに強くて土質もあまり選ばない作りやすい作物だということで、厳しい農業情勢の中では、当町における新規作物もなかなか見当たらないのかなというふうに思うわけでありますけれども、何回も言いますけれども、サツマイモは作りやすく、ある程度の収量、収入が期待できる有望な作物であります。焼酎の原料として考えれば、目新しい作物でもありませんけれども、生食を目指すのであれば、キュアリング施設導入が欠かせないことになります。生産者が何十人もいて、生産量がそれなりにある状況であれば、事は進めやすいというふうに思いますけれども、農協でも面積の把握が十分できないほど、サツマイモは現在少ない栽培面積であります。このことから、誰かが主導しなければ、いつまでも産地形成ができないということだというふうに思います。回答では、失礼ですけれども、あまりやる気を感じられるような回答ではありませんでした。例えば、活性化センターでの品種試験をやるんだとか、農協を巻き込んで栽培面積を増やしていくんだとか、こうしたことを町が主導して一歩一歩進めればいいと思いますけれども、町ではこのあたりのことをどう考えているのか、もう一度お答えしていただきたいというふうに思います。
町の答え 町長
今、上戸議員が言われるように、サツマイモ、厚沢部町にとっては特産という位置づけもできるような、大変有望な作物であります。今、御指摘ありましたけれども、実は、先月30日に、私は農協本部で組合長と参事とも常務とも協議をしてまいりました。その際に要請してきたのは、サツマイモがこれから厚沢部町の特産の方向に向かっていくとすれば、農協がサツマイモを扱うのかと、こういう質問を組合長にしたら、今、農協ではサツマイモを扱う方向で考えていると、みんなで検討していると、こういうことであります。これから農協の出荷作物になるとすれば、もうちょっと力の入れ方が農協さんでもあるでしょうと、こういうふうな話をしてきたんですが。そこで、じゃ農協が独自でキュアリング施設を持ったらどうですかという話をしてまいりましたが、そちらのほうは農協さんはあまりいい返事はなかったと、こういうふうな状況であります。しかしながら、やはり出荷量が大量になってきますと、是が非でも必要な施設になりますキュアリングは。時期をずらすにしてもどうするにしても、サツマイモの上部の腐食する部分をキュアリングしなければ、全部腐ってしまいますから。そういうことを考えると、農協さんも販売をしたいというふうな考え方を持っているようですから、これからやっぱりそういうものを進めて、農協と町がタイアップをしながら、食用サツマイモのキュアリング方法というものを別個に考えていく必要がある、こういうふうに思えば、いずれにしても農協さんのこれからの動きによって、どのくらい農家に発注していくのか、こういうことから、キュアリングの方法を先駆的に進めていかなければいけないだろう、こういうふうに思っております。
議員の質問 上戸
今、町長が説明されましたように、農協でやってもらえば、これにこしたことはないわけでありますけれども、単に、待っているだけでは先に進みません。これは誰でも分かることだと思いますけれども、町には農協などの関係団体の指導等、積極的な役割を担っていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。それと、最後でありますけれども、今までの一般質問全般を振り返ってみても、一般質問の内容が町の政策に反映されることがなかなか少ない状況になっているなというふうに感じるわけであります。私に限らず、各議員の様々な意見、要望を受け止めながら、町の政策を推進することを望みたいということをお願いしまして、本日は大変ありがとうございました。以上で終わります。