厚沢部町議会 令和4年第3回定例会 2022年9月6日
防災無線の設置
- 聞いた人
- 上戸昌行 議員
- 答えた人
- 町長、副町長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 上戸
それでは、議長の許可をいただきましたので、私の一般質問を行います。今回の一般質問は、5点ほど用意しましたので、よろしくお願いしたいと思います。まず1点目、防災無線の設置でありますけれども、さきの6月末豪雨で、町内に避難指示が出され、一部の町民が指定された避難先の「あゆみ」に避難されました。その人数は14人ほどとのことでありましたが、大事に至らなかったものの、避難者が少なく、今後の対応方法に課題を残す事態となったものと思います。非難を呼びかけた人の話によると、避難指示が出ていることすら分からない人が多くいたとのことであり、伝達方法や避難方法の見直しが早急に求められるところであります。こうしたことから、このような緊急事態に、町民に対する伝達の方法の一つに防災無線がありますので、当町においても防災無線を導入してはどうかと思いますので、この件に関して、町ではどのように考えているか、お聞きします。
町の答え 町長
上戸議員の防災無線の設置についての質問であります。本町の防災無線につきましては、役場に基地局を置きまして、携帯型の受信機で通信を行う「移動系」という方式で整備をされております。令和2年度には電波の周波数帯がアナログ方式からデジタル方式に変更となったため、事業費約1億円を投入しまして設備更新を行ったところであります。現段階では、無線機を各家庭に設置する方式である「同報系」とは根本的に構造が違うために、再度設備の全面改修を行う必要があります。したがって、事業費も多額となることから、現時点での導入は考えておりません。今年6月28日から29日にかけての大雨により、町内の厚沢部川の一部の観測所で氾濫危険水位に達したことから、河川に近い赤沼町地区へ避難指示を発出し、直ちに北海道防災システムの緊急速報メールで周知しながら、情報はテレビでも放映されました。また、低地で浸水のおそれがある高齢者世帯等については、職員が戸別訪問しながら現状を説明して避難を進めたところであります。いずれにいたしましても、災害の発生が予想される場合には、雨量や現地の状況を踏まえて、緊急速報メールや広報車等で迅速な情報伝達に努めたい、このように思っているところであります。
議員の質問 上戸
回答では、携帯電話で受信する「移動系」で整備しているので「同報系」を整備するのには事業費が多額になるということで、防災無線の導入を現時点では考えていないということでありますけれども、防災無線を導入するとなるとどれぐらいになるのかという試算はしていると思いますけれども、どのぐらいになるか、ちょっと教えていただきたいというふうに思います。
町の答え 副町長
町長のほうから説明がありましたけれども、令和2年度に防災無線のデジタル化に対する更新ということで、町のほうでは防災無線の「移動系」あるいは「同報系」、それについて検討しております。実際「同報系」のシステムを導入すると、3億円から5億円かかるというふうな情報になっていて、デジタルの機器の対応年数というのも10年ぐらいということですので、10年ごとに大きな金がかかるということで、当時、令和2年度のときに「同報系」を検討しましたけれども、見送るという結果になったということであります。
議員の質問 上戸
3億円ぐらいかかるというような説明でありましたけれども、話はちょっと変わりますけれども、9月の2日に、北海道新聞に函館市の避難割合が載っていました。避難率が0.8パーセントということであり、住民からも情報発信が少ないという声が上がっているとのことであります。函館でも恐らくテレビ等で非難を呼びかけてはいたんではないかなというふうに思っております。当町においては、対象住民を350人とすると、4パーセントの避難率になりますので、函館市より高いというふうに思いますけれども、幸い大事に至らなかったわけでありますけれども、避難指示が出ていることすら分からない人も多くいたという事実もあり、このことから、情報の伝達に問題があるというふうに私は思うわけであります。事業費が多額でも、近隣の町では防災無線を導入していますし、当町において、この情報伝達方法の防災無線を、事業費が多額であるので導入は考えていないと簡単に切り捨ててもよいものかどうか、ちょっと疑問に感じるところであります。予算がなければ工夫しながら獲得する等の努力をするべきと思いますが、この辺をもう一度御説明をお願いしたいというふうに思います。
町の答え 副町長
まず、避難の人数ということでございますけれども、実際、赤沼地区全体に避難ということだったんですけれども、実際は川の縁の世帯ということで、発表の仕方というのはLアラートで発表したんですけれども、その辺がちょっと赤沼全体というふうになってしまったところにちょっと課題があるのかなということです。それと、低い地帯のところには、町職員も戸別に訪問もして非難をしてくださいということも呼びかけておりました。それで、今後の情報伝達ということですけれども、対象地区には早め早めに連絡通知をしたいというふうに考えておりますし、あるいは町内会、あるいは民生委員等にも連絡もしたいなと思っております。今、先ほども申しましたLアラートというシステム、国が整備しております。これは、町で、例えば避難指示を発表すると、テレビ・ラジオ、あるいはインターネット等のそういうツールに全部一斉に流れるということであります。ですから、このシステムについても、町民の皆様にも改めてこういうふうになりますよと、大雨になったら、ちょっとテレビもつけておいてくださいよというようなことも周知していきたいなというふうに思っております。予算がないから切り捨てるということではなくて、今、整備して次の更新の時期に向けて「同報系」のシステムについても検討していかなければならないかなというふうに考えております。
議員の質問 上戸
「同報系」の防災無線、これについてはぜひ検討していただきたいというふうに思っています。それで、6月の大雨による避難指示に関して、川がかなり増水していましたよね、その中で、避難場所をわざわざ橋を渡る「あゆみ」になぜ設定したのかということと、赤沼の高台の公共施設では駄目だったのかと。それから、高齢者に対する避難経路・方法はどうか、中には、どうやって「あゆみ」に行ったらいいか分からないというふうな人もいたというふうに聞いています。また、「あゆみ」から帰るのにどうして帰ったらいいのかということも分からないという人がいたというふうに聞いています。それと、先ほどから何回も言いますけれども、伝達は適切であったのか等々に対して、町では、今回の避難指示の後を受けて検証作業をしているものというふうに思いますけれども、そのような検証を実際やっているかどうか、お答え願いたいと思います。
町の答え 副町長
まず、避難場所をなぜ「あゆみ」にしたかということですけれども、赤沼の指定されている避難所は「ふれあいセンター」ということになっておりまして、堤防より低い位置にあるということで、一番近隣のところで早めに避難していただければ、川を越えて橋を渡って行けるということで「あゆみ」ということにしております。それから、高い場所にということでありますけれども、施設として今考えられるのは、認定こども園ということになるかと思います。次の防災計画を今作成中でありますけれども、雨だけでの避難所ということではないんですけれども、雨が降った場合に、低地のところにある避難所の代替の施設ということも検討していかなければならないというふうに思っております。それから、検証作業ということで、今回の大雨で職員がずっとはりつきながら、いつ指示を出すかということをずっと検討しておりました。対策本部も立てて対応しておりましたけれども、それでもこういう、今のように知らなかったとか、何か遠くの知人から連絡があったぞというような人もいるということですので、そういう部分も含めて、総務財政課のほうで検討していくというふうに考えております。先ほども言いましたけれども、今、防災計画を見直しておりますので、その中でも検証していきたいというふうに思っております。
議員の質問 上戸
総務財政課のほうで検証作業をしているというふうなお答えだったんですけれども、あまりしっかりした検証作業をしていないのかなというような印象を受けました。今回の大雨による避難指示をしっかりと検証して、ぜひ、今後の防災に役立てていただきたいというふうに思います。それと、先ほどの避難先等に関して、まだまだ私としては疑問とするところもありますので、この質問については、もし機会があればもっと内容を掘り下げて再び質問したいということで、この件については質問を終わりたいと思います。次の質問でありますけれども、デマンドバスであります。昨年12月の町民座談会において、生活路線バス運行費補助を、運行ルート、時間、乗降場所などを対応させる仕組みのバス、いわゆるデマンドバスの運行に替える検討を行いたい旨の説明をしていましたが、本年度になってから町内のタクシー会社が営業を中止したことに伴い、今までタクシーを利用していた町民が不便を感じているものと想定されるところであります。町では、老人福祉費で入浴サービス、これは週2回であります。それと、移送サービス、これは、高齢者を病院等へ移送するサービスであります。それから、外出支援サービスとして、老夫婦で買物に行く場合は、月3回まで対応するよというような対策を打っております。お風呂であれば毎日入りたい、それから、買物でも最低でも週1回、できれば2日に1回行きたいとの思いはあると思いますけれども、町の老人福祉サービスだけでは補い切れないものと思います。このことから、制限がなく自由に外出等ができるように、これらに対応したデマンドバス等の運行が望まれるわけでありますので、これの検討経過と今後の見通しをお聞きしたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。