みんなの議会

厚沢部町議会 令和4年第1回定例会 2022年3月8日

農業振興方策について

聞いた人
上戸昌行 議員
答えた人
町長、農林課長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 上戸

それでは、議長の許可を得ましたので私の一般質問を行います。内容については農業振興方策についてでありますので、よろしくお願いしたいと思います。令和2年度から令和6年度を計画期間とする「農に生きるパート7」があるのですけれども、今年が中間年に当たるということで、2年間の実績を踏まえながら今後の農業振興方策を講ずる必要もあると思いますけれども、今回は、第6次厚沢部町総合計画に掲載している農業振興について質問いたします。町では、農業振興にGPSガイダンスなどのスマート農業を推進し、これの取り進めを行っているところでありますが、いずれも大規模農家を対象にしたものではないかと思うところであります。当町では農業者の高齢化が進んでおり、離農地を地域の担い手が集積するのは当然の成り行きで、おのずと経営規模の拡大が進むものと思います。しかしながら、中小規模の高齢者が1年でも長く農業を継続できることが、地域コミュニティーの維持を図る上でも必要であります。ついては、次の事項について町長の所見をお伺いしますのでよろしくお願いします。まず1点目は、地域条件に合った農産物、高品質な特産づくりであります。総合計画の中で、厚沢部町に合った新規作物の導入や品種改良を進めるとしていますが、具体的な新規作物の候補があればお知らせ願いたいと思います。また、厚沢部町特産の山ゴボウの種子が入手できなく、昨年は耕作を断念する農家も多いと聞いております。町で助成して種子栽培を奨励する等の考えがないものか、併せてお聞かせ願いたいと思います。続いて、2点目でありますけれども、農業振興の担い手育成であります。「地域協業組織の組織化、数戸による法人化の検討・推進」と記載されていますが、今後、組織化・法人化される見込みがどれくらいあるのかお知らせ願いたいと思います。また、道内では新規就農者が増加している町もある中、当町においては農業の第三者継承や新規就農者増加等が遅々として進まない現状にあります。これの要因と今後の対応策があればお聞かせ願いたいと思います。続いて、3点目になりますけれども農地の利用促進であります。耕作放棄地の発生防止に努める等の内容が記載されていますけれども、当町においての耕作放棄地面積はどれぐらいの面積があって、どのように対処する計画かお聞かせ願います。最後の4点目でありますけれども、あっさぶメークインの知名度向上であります。当町の特産品としてのメークインの知名度向上のため、SNS等での情報発信をうたっていますが、SNSは見る人も少なく、購買層に対するアピールが弱いと思うところであります。当町は、メークインの発祥の地として、大正14年の試作から97年経ち、先人たちの努力によって、京阪神中心に地域ブランドとして確立した経過にあります。今のメークインは、ブランドとしてはだんだん退化しているというふうな感じがするわけでありますけれども、これを進化させるようなPRを期待するところであります。何か特別な対応策があればお聞かせ願いたいと思います。また、道の駅での野菜や規格外メークイン販売も好調のようですけれども、品質を保つことが将来的にも必要と思いますので、これの管理についてどのように指導しているのか御説明願います。以上でありますのでよろしく御回答をお願いします。

町の答え 町長

上戸議員の農業振興方策についてということの、大変大きい課題だと思っております。まず1点目の、質問の1点目の、地域条件に合った農産物、高品質な特産品づくりについてでありますけれども、厚沢部町の農業の特色のある展開を図ると。農業の安定的・持続的展開を図るために、新規作物の導入や品種の改良などの取組が必要というふうに総合計画の中で位置づけているところであります。その中でも、立茎アスパラガスは、地域振興作物として、近年、作付面積が増えるとともに、伏せ込みアスパラガス栽培の取組も行われるようになりまして、また、ブロッコリーについても高収益作物として期待を持てるところでありますが、収量や品質向上などの栽培技術の確立が求められているところであります。また、作物導入に当たっては、輪作体系への組入れや、機械や施設の必要性、ニーズの把握や販路の確保などの生産から販売までの総合的な取組が必要なために、農業者や生産者組織等の声を聞きつつ、継続的に新規作物の導入に取り組んでまいりたい。また、新規作物同様に、今ある作物の品質の維持、それから向上を図り、しっかりと育て伸ばす地道な取組の継続や、新たな技術導入も重要であることから、スマート農業も推進しながら、GPSガイダンス導入や立茎アスパラガスの自動かん水実証試験などの新たな技術導入の取組も行っているところであります。それと同時に、山ゴボウの種子栽培についてですけれども、作付に必要な量の種子を国内で確保するのが難しく、安定した種子確保が困難なことから作付面積が減少している状況にあります。現在、農業活性化センターでも関わりながら、生産者の圃場において自家採種試験にも取り組んでいるところであります。町といたしましては、山ゴボウを特産として守り育てていくために、自家採種を行う上での技術的な課題等を把握して、農協や生産者部会との協議を行いながら、どのような支援が必要なのか検討してまいりたい、こういうふうに思います。それから、2つ目のこの、地域農業の担い手育成についてですが、現在、町内には9つの法人があります。法人化に当たって、1戸の経営体で営農を継続するのか、一部協業にも取り組みながら営農するのか。または、大規模化し、スケールメリットを生かした経営を行うのかなど様々なこの選択肢があるわけでありまして、農家の皆さんが今後どのような経営を行うのかによって判断されるものであります。今後においては、人・農地プランの目標地図策定における取組の中で、中心経営体への農地の集積・集約を進める地域での話し合いに積極的に参画しながら、法人化を希望される農業者等の把握に努めてまいります。次に、新規就農が進まないと、このような御指摘でありますが、これまで新規就農者5名、後継就農者23名が現在就農して、地域における中心的な農家として活躍しているところであります。将来の厚沢部農業を背負っていく者として、大いに期待をしているところであります。これまで、本町におきましては、農業担い手育成条例を整備し支援を行うこととしまして、農業担い手育成対策協議会、こういうものにより、関係機関が一体となってサポートするという体制の整備に努めてきたところであり、引き続きサポート体制の充実を図るとともに、人・農地プラン等の実質化の取組の中で、新規就農者が確保可能な農地の把握に努めてまいりたいと、このように考えます。3点目の、農地の利用増進でありますが、本町の耕作放棄地の面積は、今年度の農地利用状況調査では2.3ヘクタールとなっておりまして、今後、高齢化や担い手不足によりまして農地の荒廃化が懸念され、町としましては、農業委員会と連携の上で、再生利用が困難な農地については、非農地判断等を適切に実施してまいりたいというふうに考えております。また、将来の農地利用の在り方については、人・農地プランにおける目標地図策定の取組の中で、10年後の目指すべき農地の効率的・総合的な利用について、農業者、所有者と共に検討してまいります。4点目の、このあっさぶメークインの知名度向上についてでありますけれども、メークインのブランドがだんだん退化しているとの御指摘でありますけれども、本町といたしましては、あっさぶメークインのブランド化の強化に向けて、物販出展やPRイベント、SNSでの情報等に継続しながらも取り組んでおりまして、ブランド力の向上を図るために、今年の1月27日に、新はこだて農業協同組合を申請人としまして、あっさぶメークインの地域団体商標登録の出願を終えたところであります。今後も継続した取組により、ブランド力の向上、強化に努めてまいります。また、道の駅で販売する農産物の品質管理につきましては、規格外品としての販売も行っておりまして、店舗スタッフが陳列された農産物の確認を行いながらも、品質の悪くなったものは出荷者に連絡するなどして対応するとともに、商品の管理に努めているところでございます。このような状況の中で、完成品、あるいはこういうはねもの、こういうものもあえてあの中で販売をしていると、こういうことでございますので、その辺も御理解をいただきたいとこういうふうに思います。

議員の質問 上戸

詳しい回答をしていただきましてありがとうございます。若干でありますけれども再質問させていただきます。まず、1番目の高品質な特産品づくり、新規作物も含めてのところでありますけれども、今新規作物をどうするこうすると言っても、なかなか出てこないのが実情だというふうに思っております。JAにも確認したところ、同じように、難しいだろうなというようなことで、理由は、人手が足りないだとかハウス等の設備が必要だとか、強制ができないということもネックとなっているということで、トマトも駄目、ピーマンも駄目ということで、今後伸びる可能性あるものは長ねぎとブロッコリーではないかなというふうなことを言われております。回答の中で伏せ込みアスパラのことが出ておりましたけれども、手間が非常にかかるようでありまして、現在は公社を除いて二、三戸の農家がいるだけというふうな状況であります。なおかつ、今年のように燃料が高くて、もう大変だというような声も聞こえてきまして、来年から作付するのかどうかということも難しい状況であるのかなというふうに思いますけれども、今、もう3月ですから今ではもう遅いかも分かりませんけれども、この燃料高騰に対して、町のほうでは何かよい対策、対応策でも持ち合わせているのであればお知らせ願いたいと思います。また、昨年の一般質問でも振興作物の内容を聞いた経過にもありますけれども、ブロッコリーは製氷機がネックになっているだとか、長ねぎは収穫機だとか移植の機械化がネックになっているだとか、カボチャについては、品種が統一されないのでなかなか産地確立にはならないだとかというふうなことがあるそうでありますけれども、この辺の指導方向について、何か考えがあれば、あわせてお答えをお願いしたいと思います。

町の答え 農林課長

上戸議員御質問の、まず燃料の高騰対策であります。これにつきましては、国のほうで燃油高騰対策、これを正式決定したというような報道もございました。こういった、これからの補助事業への取組を検討する形にはなりますが、こういった国の燃油高騰対策の補助事業を活用しながら、伏せ込みアスパラガスの生産者の方にお伝えしてまいりたいというふうに考えております。また、あと長ねぎですか、これにつきましては、平成25年度ですか、道の補助事業を活用しまして、長ねぎの収穫機、5台程度だったと思いますが生産者に導入を図ったところでもあります。こうした、生産者さんが新規作物作付への取組の中で課題となっている部分については、これまでも機械導入等により支援してまいりましたし、今後も生産者の方の声を聞きながら進めてまいりたいと考えております。以上です。

議員の質問 上戸

2つ目の、ブロッコリーだとか長ねぎだとか、すぱっとした回答はなかなかできないのかなというふうに思いますけれども、1点目の燃料の高騰対策、これも、過ぎてしまったからしようがないんだというふうな、何となくニュアンスに聞こえて、これから国のいろいろな対策に乗っかっていくのだとかというふうな聞こえ方なのですけれども、何か、これ農協のほうに聞くと、燃料の高騰対策もあるのだけれども、3戸以上が固まらないと該当にならないだとか、何かそういうふうなことがあのですけれども、この辺は、うちの町としては乗っかっていけるというふうな感触はつかんでいるのかどうか、これを伺いたいと思います。

町の答え 農林課長

国の燃料高騰対策につきましては、御指摘のとおり3戸以上という取組が要件となっております。ただ、報道等によりますと、これからの話にはなりますが、現行制度の中で拡充をした上で取組を検討していくというような報道もございますので、次期作に向けてという形にはなりますが、こうした国の事業を使いながら、生産者さんに周知を図った上で、伏せ込みアスパラガス、燃料高騰で断念された方もいらっしゃると思いますので、次年度に向けては周知を図って、また再開を考えられるような生産者さんが出てこられるように進めてまいりたいと考えております。

議員の質問 上戸

余り、この燃料の高騰だけで引っ張るつもりもないのですけれども、このようなこと、今、何が大事なのだろうと、大変なのだろうというふうなことを常に見たりして聞いたりして、なるべく早く対応するのが本質ではないかなというふうに思うわけですよ。それで、国のほうで、農家が大変だろうなというふうなことで、今、補助事業をやるよと言う前に、もっと、道なり国のほうに申込みするだとか、そういうふうな早めの対応も心がけていただきたいというふうに思います。それと、立茎アスパラの関係で自動かん水施設もやるというふうなことの回答でありましたけれども、生産者の労力軽減のため、町のほうでも、金銭的にも力を入れて取り進めていただきたいというふうに思います。それと、続いて、山ゴボウの種の関係で、若干再質問させていただきます。山ゴボウも何十年も厚沢部町で作付されている特産物となっております。この種子の関係で作付ができない状況となっております。昨年は100キロの注文あったそうです。10アール当たり2キロ使うそうなのですけれども、100キロの注文に対して5割の50キロの配付というふうな状況だったそうです。山ゴボウの種の、種子の産地は長野県と外国の中国ということで入手がだんだん難しくなってきているよというふうなことでありました。ちなみに今年については、面積は分かりませんけれども、昨年減った分の面積そのままであれば50キロで間に合うのだろうと思いますけれども、何とか生産者の希望どおりに配付できる見通しがついているというふうなことであります。それと、種子の試験栽培やっているというふうなことで、2アール作付して、4キロから5キロ収穫されたということであります。これは、9月から毎日手摘みで収穫をしなければ駄目なのだというふうなことで手間のかかるものでありますけれども、軽作業でできるので老人向きでないかなと私なりには思っております。山ゴボウの種子でありますけれども、外国に頼るにしても、危険分散の関係で、当町である程度種子を生産したほうがよいというふうに私は思いますけれども、町のほうで支援が必要なのか検討するというふうなことの回答でありますけれども、積極的な対応をお願いしたいということで考えていますので、いま一度、このことについて説明、力強い言葉をいただきたいというふうに思いますのでよろしく御回答をお願いします。

町の答え 町長

今、上戸議員から、それぞれ農業振興方策の中でも、こういうことが今、厚沢部町ではというふうなお話であります。1つは、もうちょっと具体的にお話ししたいと思います。まず、農産物の高品質、特産品づくりというものは、上戸さんも御承知のように、厚沢部町ではいろいろなものがあります。この付加価値向上と販路拡大というのが一番必要になるわけでありますから、そういう中で、国内の都市部だとか、アジア、海外のほうに一部産品が、加工品だとかそういうものが、もう既に厚沢部町から大きく出ています。これ、町内の農家の方々は余りよく承知していないのではないかと思いますけれども、一例を申し上げますと、大規模農家、ここで言われているスマート農業をやるような大規模農家ばかりではないかという指摘もありますけれども、そうではなくて、例を申し上げますと、あっさぶ農匠という若い人たちのグループがあります。このグループは、それぞれグローバル産地づくり事業を活用しながら、令和2年度から、シンガポール、マレーシア、香港、台湾など、こういうところを精力的に、今、物を出しております。令和2年度からそういう売上げを伸ばしておりまして、今9人の若い農家の方々でそういう体制を組みながら、自ら担い手の連中が集まってこういう事業を進めていると。特にその中で、GFP事業といって、これ国の事業でありますが、今これ、そのグループが受けて、590万円くらいの事業でありますけれども、それもやりながら、端境期等の産地育成事業7,440万円をこの9人で国から受けて、町の予算をくぐりません。農水省から直接受けて、この7,440万円の端境期事業を受けてこのグループがやっております。それと、令和4年度から、今度は新しい年度からスマート農業の産地形成事業というものも、これ、農水省から直接受けてこのグループが取り組むということももう確定しております。こういうふうに、担い手の連中が、自らの農業生産分もさることながら、こういう銘柄をつくるためにこの9人はカボチャをやっています。カボチャ専用に、こういう輸出等も含めて大きな仕事をしております。こういうのが、先ほど申し上げましたように、町内には、既にもう9個の農業法人ができていると。この3年間で、もう、どんどんこの農業法人ができている。そして、それぞれに大きな目標を持ちながら取り組んでいると。こういうのが現状であります。私は、この担い手なり農業後継者というのは、非常に厚沢部町はこの三、四年で大きく育っているというふうに思っております。去年の作だって、農協の生産額見ますと大したことないなと思いながらも、実際の今、比較調査をしてみますと、とてつもない大きな伸びになっております。今年は、結果はもう少しで出ますけれども。こういうものの中で、厚沢部町のこの担い手農家、それと、このスマート農業の連中も数多くできて、どんどん、大きい規模でなければはまれんではなくて、小さいものもみんな入ってこういうふうにして、こういう大きな事業を進めているというのが現状であります。ですから、私はこの厚沢部町の農業について、道南はもとより、北海道の中でも図抜けた、今、物すごい伸び方をしているというふうに承知しております。そういうこともありますので、ブロッコリーだとか、山ゴボウだとかもろもろありますけれども、そういうものを生かしながら、これからもこの若い方々が伸ばしていくだろうと。そして、山ゴボウの関係、先ほどお話しありましたけれども、今年、4年度は4町6反の農家からの希望です。4町6反。そして、去年は2町3反ですから、R3年は。だから、約倍近い面積が農家はやりたいよと。種の確保でありますけれども、先ほど言いましたように、国内では長野から30キロ、それから、中国産のものが65キロ、こういうふうに取って、今これに対応しようと。ですから、去年は例外的に、極端に減りましたけれども、今年はぜひ、こういう面積を確保したいと、こういうことで今取り組んでおります。採種につきましては先ほど話しありましたように、今、御案内、町内の農家の方が試験的に、今1戸でやっていただいて、農業活性化センターも入っていきながら、協力しながら、ぜひ、この採種を、確保というものを確立したいなと思いながらもやっていますけれども、なかなかこれ作業的に大変なもののようであります。ぜひ、北海道では厚沢部町、中札内村ですか、が、今この山ゴボウの扱いをしているわけですけれども、これからもそういう採種の中できちんと確立できれば、これはおのずから、これ、農業の作付体系から言っても、ちょうど、馬鈴薯だとかああいうものから時期のずれた作物になるわけですから非常に有効だなと。そして、高齢者農家にも扱いやすい作物になるであろうとこういうふうに思いますので、今後ともこの山ゴボウについては、種の採種のほうの確保というものを重点的に、そして、農業活性化センターでもいろいろ研究しながらこれからも取り組んでいくと、こういう考え方でおります。

議員の質問 上戸

それでは、2つ目の地域農業の担い手の育成の関係、これについて、若干質問させていただきます。回答では、これまで新規就農者5名、後継就農者23名が就農していることだとか、人・農地プラン等の実質化の取組の中で、新規就農者が確保可能な農地の確保に努めてまいりたいと考えているというふうな回答でありました。インターネットで検索すると、ある町では、平成25年から24組37人が就農しているだとか、そういうものがばんばん出てくるわけです。これらのほうでも、町のほうの担当者は目を通しているものと思いますけれども、露地農業だとかをやりたいという人に対するアピールが、当町とは何が違うのか把握しながら対応するべきと考えておりますけれども、この辺の考え方について、もう一度お伺いしたいと思います。それと、もう一つ、これも昨年の3月の一般質問でも質問しましたけれども、厚沢部町の新規就農者の募集チラシの中で、おおむね45歳以下、夫婦限定であると。さらに、500万円程度の預貯金があることというふうな募集の仕方をしているパンフレット。去年も言いましたけれども、これについては、この内容ではなかなか該当者が現れないというふうに思いますけれども、これをどうふうに改善したのか、それとも、構わないでそのままやっているのか、これを併せて御説明をお願いしたいと思います。

町の答え 農林課長

まず、新規就農者、他町についてでありますが、平成25年度より、24組37名の就農があるという町もあるという御指摘でございます。私どもの町としましても、畑作については、第三者継承を含めた短期研修、そして、短期研修が終わって、長期研修につなげていくというような取組で進めているところであります。ただ、特に畑作においては、継承に当たっては、やっぱり継承を希望される農業者さん、これの掘り起こしが、まだちょっと現時点では、なかなか十分でなかったのかなと思っているところであります。これについては、引き続き継承希望者の掘り起こしをしながら継承につなげていくことにはなるんですけれども、ただ、継承に当たって、最初の就農間もない時期の資金ですとか財産をどのように賃貸する、新規就農者に売り渡すというような取組も、そこで個別に相談するケースもあろうかと思います。こういったものは、個々に、町も入りながら、相談しながらうまく円滑に継承できればとは思っているんですが、それについては、今後充実させていきたいというふうに考えているところです。ただ、45歳以下、夫婦で、500万円程度の預貯金を持っていることというのは、これについても、就農開始間もないときに支援はあるんですけれども、設備投資だとかに当たっては、一定の預貯金があったほうが、その後の経営安定に向けてはいいだろうという判断で設定してきたところであります。これについては、3月に、担い手協議会の総会を開催する予定でありまして、上戸議員御指摘の部分を踏まえて、協議会の中でもんで、見直していこうかというふうに考えておりますので、見直しの結果が出ましたら御報告したいと思っております。以上です。

議員の質問 上戸

後段のほうのチラシの関係なんですけれども、去年も同じようなことを言ったわけです。それで、今年の今月の3月の担い手協議会で検討すると、1年がかりですよね。それと、去年もパンフレット見せましたけれども、載っているのは、前の代表幹事の方が載っているわけでありますけれども、こういうふうに、新規就農者募集というふうにパンフレットまで出してやっているわけで、そこで1人もいない。それと条件、これからどういうふうに詰めていったらいいのかとかというふうなことを、これからやるみたいなニュアンスの回答ですよね。ちょっと私としては、急がないなというふうなイメージ受けるんですけれども、どうなんでしょうね。もう少してきぱきと、ものを進めるというふうなことができないものなのでしょうか、もう一度答えていただきたいと思います。

町の答え 農林課長

見直しの迅速化に当たっては、御指摘のとおり、速やかに進めていくところでありますが、500万円預貯金につきましては、これについては、やっぱりその後の経営安定というところもありますので、この部分については、なかなか変更も難しいかなというふうにも考えておるところです。ただ、国の新たな新規就農者に向かっての支援というものもありますので、こういったものが令和4年度出てくる予定です。これを踏まえて、預貯金だとか、就農後5年程度の資金確保に当たっては、預貯金、そこまで求めなくてもいいんじゃないかというような判断も出てくるかと思いますので、国の制度を見つつ、町の要件を見直してまいりたいというふうに考えております。以上です。

議員の質問 上戸

今、500万円にこだわった答えいただいたんですけれども、私、別にこの500万円がどうだこうだというふうなことでこだわっているわけでもないんですけれども、できれば500万円に限らず、1,000万円でも1,500万円でも自己資本はあったほうがいいと思うんです。だけども、これを前面に出すんでなくて、この500万円については、いろんな手立てで、何とか分割払いでも何でもいいんだけれども、そういうふうなやり方だってできるんでないかなというふうに思うんです。だから、今の答弁を聞くと、課長は、もう最初からこの500万円は外せないなというふうな言い方に聞こえたんですけれども、そうすると私としては、ああ、もう絶対来る人いないなというように判断せざるを得ないというふうに思うんです。どうしても前に出して広告しねばならない内容かどうかを、もう一回答えていただきたいと思います。

町の答え 町長

傍聴席から、マスク外せという注意がありました。マスクを外して申し上げます。この担い手対策については、町としてはいろいろな方策を取っております。そういう中で、かつては、コロナのまん延する前は、東京、名古屋、大阪で、それぞれ私どもの会社が行って、そして、向こうでいろいろ折衝しながら、PRをしながら、そういう方々を案内したという経緯が、ずっと二、三年前まであったわけです。コロナの関係でこういう機会がなくなったものですから、今、課長言うように、一つのチラシで、これは確かに、あれを見て、はい、来ますなんていうことはほとんどあり得ない話。そういうふうに私も思います。今いずれにしても、500万円だの1,000万円あったって、じゃ、農家で独り立ちできるかといったら、できるわけないんですから、国が今、新規就農については、まず1,000万円までという、国が出すというふうな。国が出して、国が500万円、道が250万円、町が250万円出せと、こういう案が出ているわけです。今それが、農業団体のほうからいろいろ指摘が入って、今、750万円にまで下げてきた、こういうふうな状況であります。まだまだ金の面については、私は、国もこれからまだまだ動くと思います。実は、上戸議員も御承知、頑張ってもらって、女の方が中館の農家に入って、いろいろ研修してもらって、これは何とかいくのかなと思ったら、やっぱり自分の理想とは合わないということで、つい先月だったと思いますけれども、あきらめて、網走のほうの酪農のほうに行くと、こういうことで、実はうちのほう断念した経緯があります。ですから、本州の若い方々の考え方というのは、至って酪農を容易に考えていると、こういうのがよく見えます。ですが、実際考えてみますと、畑作と酪農というのは店頭さんと番頭さんで、酪農のほうは、朝3時、4時から起きて仕事するわけですから、そういう面を考えると、実際行ってみると、全然思いと違ったということが出てくるわけです。我々は畑作、特に厚沢部の農業は至って今、近代化の率先におりまして、トラクターでも何でも、よそでやっていないようなシステムを使ってやっているわけですから、本来はそういう方々に見ていただければ、まだまだ厚沢部の農業に好感を持てるだろうと、こういうふうに思うんです。いずにしても、そういう方々を、これからは金ではなくて、厚沢部の農業の魅力をきちっと訴えるような、そういう機会を見つけながら移住者をつかみこもうと、こういう方向が一番身になるであろう、こういうふうに思います。ですから、コロナの関係終わりますと、またさらなる本州のほうでの説明会なり何なりをやって、厚沢部の農業を少しずつこういうふうな中で、前に配ったチラシにあまりこだわらないで、ぜひ来ていただくというふうな考え方に切り替えていきたいと思います。実は、昨年の12月に、素敵な過疎の会社が、東京、名古屋のほうから5人の女性を連れてきて、厚沢部の農業後継者5人と面談をさせて、2日間にわたっていろいろと交際をし、そういう中で交際は実らなかったけれども、来た女の子が、ぜひ4月から私は移住したいと。この2日間で厚沢部を見て歩いた中で、私この町気に入ったと、ぜひ移住したいと、こういう申出がありました。移住して何をやりますといったら、農業をやりますかといったら、農業もやりたいけれども自分ではやれないという中で、厚沢部にある仕事であれば何か見つけて、ぜひ厚沢部で暮らしてみたい。こういう方もおりましたので、ぜひ私は、そういう都会のほうで農村に憧れる若い人には、厚沢部をPRする機会をつくりながら、そういう厚沢部に入ってくるというふうなこれからの作戦をつくりたい、こういうふうに思います。

議員の質問 上戸

町長が言われるように、厚沢部に来て農業をやりたいという人も、確かに、かなり多くの数がいるかというふうに思うんです。ですから、中館の人が網走に行ったとかという、そういうふうな事例もあるんだけれども、来た人については、できる限り誠意を持って細かく応対をしてやるというようなことで、何とか厚沢部の定住につなげるように頑張っていただきたいというふうに思います。続いて、次の農地利用推進の関係でありますけれども、耕作放棄地の関係でありますけれども、回答にありますように、非農地判断の適切化によりというふうにありますけれども、要するに、農地じゃなくて雑種地にすれば、耕作放棄地でねえべというふうなような回答に見えたんです。ですけれども、問題はそこでなくて、そこに至る前に協業化だとか法人化、農業振興公社の活用だとか、いろんな農業関連の組織の連携を図りながら、農地の利用促進を取り進める必要があるというふうに思います。この中で、この件に関しては、佐々木議員も詳しく、次の次に質問されるというふうに思いますけれども、回答に、人・農地プランにおける目標地図策定の取組の中で、10年後に目指すべき農地の効率化・総合的な利用について、農業者、所有者とともに検討するというふうにありますけれども、いつをめどに作成するかだけ、簡単にお答えいただきたいと思います。

町の答え 農林課長

人・農地プランの見直しに当たっては、今、国の制度が改正されますが、2年間の期間を持って、プランの見直し、目標地図を作成しなさいということになろうかと思います。以上です。

議員の質問 上戸

分かりました。立派なプランを作成していただきたいと思います。それで、最後のメークインの知名度向上に対する再質問でありますけれども、メークインの知名度向上については、この件に関しては、私もいろいろとあるわけでありますけれども、次の中山議員が、私よりももっと詳しく質問するというふうなことがありますので、私からの再質問は割愛いたしまして、道の駅の農産物の品質管理について、ちょっともう一度聞きたいなというふうに思いますので、よろしくお願いします。回答では、店舗のスタッフが、陳列された農産物の確認を行って、品質の悪くなったものは生産者に連絡するなどの対応をするとともに、商品の管理に努めているということを理解しているとのことであります。道の駅では、常に新鮮なものを、お手頃価格で販売している関係から、お客さんも納得されて購入されているものと思います。また、道の駅には、生産者組織がないということで、年2回程度の生産者会議を開催して、出品ルールの品質の保持に努めているということでありますけれども、言い換えれば、ある程度、自由裁量に任せているというふうな状況にもあるのかなというふうに思います。お題がメークインの品質向上でありますので、話を戻しますと、メークインのブランドを保つためにも、青芋だとか二次成長等の芋が売られていたとして、これが府県のほうにたくさん行くことはないとしても、宅配便で行くというふうなことがあれば、ブランドとしてのイメージが非常に悪くなるのかなというふうなことで、これらの出荷を控えるべきではないかなというふうに私は思います。このようなことも、どういうもの、芋であれば、こういうものを基準として出荷してくださいと。例えば、規格外は、この段階からの下はくずだよとかというふうな、きちっとした基準を出して示してやる必要があるというふうに思いますけれども、この辺どういうふうに考えているのか、回答をお願いしたいと思います。

町の答え 農林課長

芋の出荷に応じて、道の駅から箱詰めにされて、個別に発送されているというところの中の品質という御指摘かと思いますが、この部分につきましては、道の駅を運営している観光協会はじめ道の駅スタッフのほうで、品質管理を徹底していただく必要があろうかと思っております。また、御指摘のとおり、出荷会議、年2回ほど開催しているようであります。この中でも品質の部分について、またクレーム発生の部分についても、生産者さんと共有されているものかというふうに考えております。つきましては、観光協会、道の駅スタッフ、生産者含めて、品質の向上に努めていただくようにしていただくのがまず前提でありまして、農業振興の観点から基準を決めるだとかというような部分については、実際に生産ルートに乗る品質のものでもありませんので、その部分については、個選対応のものについては、各販売者の責任の下、実施していただくものが適当かと考えております。

議員の質問 上戸

今の説明であれば、観光協会だとか、素敵な過疎というふうな言い方はしなかったんですけれども、株式会社ですね。全部相手に投げやりな言い方なんです、そういうふうに聞こえるんです。もっと町のほうでその人方を集めて、品質はこういうふうに持っていくべきだとか何とかというふうなことをやる必要が、私はあると思うんです。それを、観光協会、おめえたちのやつだからあんた方やりなさいだとか、素敵な過疎の株式会社、あんた方の担当だから、あんた方、勝手にやりなさいだとかというふうに、私が聞こえるのが、耳が悪いのかどうか分かりませんけれども、それはちょっと違うのかなというふうに思うわけです。ですから、もっと主体的に、主導的にやるというふうな気持ちがあるのか、ないのか、この1点だけお答え願いたいと思います。

町の答え 農林課長

町主体で品質管理に徹底していくかという御指摘でありますが、これについては、町だけで解決するものではないかと思っております。生産者含めて農協に出荷される生産者、部会の関係者、その方々が一番影響を受けるものかと思いますので、こういう方々含めて、町のほうで道の駅に出荷される方々と、話し合いの場を持つだとかということは必要かと思いますので、ただ、町が前面に立ってというよりは、生産者さん、農協と連携した上でお話しをさせていただくのが適当かと考えております。

議員の質問 上戸

ちょっと話、かみ合ってきたけれども、まだまだ話がかみ合ってこないんですよね。私は、担当課長が前に出てやれというふうに言っているわけでないんです。だけども、町のほうで主体的にやらせると、指導すると。こういう考え方が必要でないかなというふうに思うんです。だから、ちょっと言葉尻つかんで申し訳ないですけれども、1歩も2歩も引いたような受け答えにしか聞こえないんで、もう少し自信を持ってやると言ってもらえれば、私の質問も終わることできるんですけれども、よろしくお願いしたいと思います。

町の答え 町長

上戸議員から、今、品質の中で、いろいろやはり売るほうですから、買ってもらう人に喜んでもらわんきゃならん品物、こういうものです。特に今、商標登録をするということは簡単な話じゃありません。何でもかんでもということになりませんから、それなりの品質管理されるべき商標登録ですから、そういうものが、今、認定になる予定でございますから、今まで、ある程度生産者に任せて出していたというふうなことではなくて、やはり会社のほうでは、まず1回チェックをしないさいというふうな方法で、これからの扱いというものは。私らも、しょっちゅう行って見るわけですけれども、葉菜と違って球根類のものは、芋だとか、ものによってはニンジンだとかいろんなもの入っていますけれども、球根類というのは見ればすぐ分かるわけです、良いものか悪いものか。そういうことも売る側のほうで、今、観光協会を主体にしてやっているわけですけれども、そういう商標登録をしたんだよという中で、今以上に厳密に検査をしながら販売すると、こういう方向にしたいと思います。

議員の質問 上戸

いろいろと大変でしょうけれども、これもそれも品質を保って、道の駅が今以上ににぎわって、厚沢部の知名度向上になればいいなというふうに思いますので、ぜひ頑張って良いものをたくさん売るように努力していただきたいと思います。以上で私の一般質問を終わります。どうもありがとうございました。

出典:厚沢部町議会 令和4年第1回定例会 2022年3月8日 議事録 PDF(33ページ) 間違いを知らせる