福島町議会 令和3年度定例会12月会議 2021年12月8日
町内山林等の寄付の増加と利活用構想について
- 聞いた人
- 川村明雄 議員
- 答えた人
- 町長 鳴海清春、産業課長 福原貴之
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 5番 川村明雄
通告に基づきまして、町長に質問いたします。町内山林等の寄付の増加と利活用構想について。現在当町の個人所有地の山林の状況の中には、何らかの理由で長年放置されているのが常態化しているということもあるのではないかと危惧しております。戦後も70年余となっておりますが、山を大切にしてきた先人たちも高齢となり、相続の発生がより多くなるものと思います。その相続人にあっても当町を離れている方も多く、維持管理が困難となっている状況が見受けられます。国内課題としては、相続している所有者はまだ良いのですが相続を放置している方が増大している問題- 25 -が、3年後には相続の義務化を生むことになりました。山林はまちの財産でもありますので、寄付されて新しい構想に向かうことは貴重な財産の活用に転換できるものと思います。多様な幾通りもの役割を持っている山林は構想によっては町の存命の役割を果たすことも考えられると思います。山林の存在は地球温暖化問題から災害対策に至るまでの他、山間での生活利用や工芸品の製作、チップ材から建築材に至るまで多様な要求に応えることが可能であり、新しい林産業の振興開発が期待できると思います。今後も寄付は増加していくものと思います。町長も寄付を受けた山林の利活用については構想を持っておられるようでありますので、是非お聞かせいただきたいと存じます。
町の答え 町長 鳴海清春
川村議員のご質問にお答えいたします。森林は木材を生産する機能、水源を涵養する機能、大雨時の洪水や土砂災害を防止する機能、二酸化炭素を吸収する機能など、多面的機能を有しております。当町においては全体面積の約9割を森林が占め、町の貴重な財産であり森林面積1万7,305ヘクタールの大半が国・道有林で適正に管理されております。しかし、私有林の2,855ヘクタールは、その管理は所有者に委ねられておりますが、近年の土地利用の変化により、売れない・切れないなど、適正に管理されていない山林が多くなっております。このような背景から町内山林の寄付については、私が町長に就任して以降は、維持管理が行き届かないなど、問題等の発生を未然に防止する観点から、町有財産として管理するよう寄付を受け付けております。山林寄付の状況については、平成27年度以降から現在まで15所有者、73筆、面積で28.9ヘクタールとなっており、寄付の主な理由としては相続等により所有者となった際に寄付されたものであります。成長した森林は主伐が必要であり、町では貴重な財産・財源と位置付けており、現在新たな吉岡温泉建設に向け木質チップをボイラーの熱源とすることで検討を進め、伐採して植林する森林資源の循環による再生可能な資本として持続可能な利用を目指すものであります。また、国では森林の有する公益的機能を維持する目的として、森林環境譲与税が創設されており、伐採や木材利用を促進し地域循環型としての仕組みづくりを専門家と連携しながら構築してまいります。
議員の質問 5番 川村明雄
いま町長から答弁ありましたように、大変大きな面積を寄付されてきたと。足掛け7年になるんですね。丸6年の間に、これだけの寄付があったということで、その面積28.9ヘクタール、15箇所73筆、それでこのヘクタールで言っても実感がわかないと言いますか、その実感をどのような形にしたら、やはり数字で表した方がいいんだなと思って、この73筆28.9ヘクタールというのは坪数に直すと1ヘクタールが3,025坪だから8万7千坪になるのかな。それで、一年間の平均でいくと1万4,500坪の寄付が届いているという風に思うわけですけど、これは一年平均で、私の場合丸6年で割った場合ですね。それで、この1万4,500坪というのもどれくらいの大きさだろうなと思ったら、札幌ドームの球場のグラウンドが1万4,500平米、坪で言うと4,380坪ということですから、1万4,500坪というのが3.3倍、約3倍を超えるんですね。その面積を毎年、今福島町に寄付されている面積総数だと。非常に大きいと感ずる。ここで止まることはないと思うんですね。まだこれから増えるだろうと。私有林2,855ヘクタールが今10パーセントぐらいの寄付ですから、少なくても20・30はいく可能性があるんだろうと思うんですね。そういうことを考えますと、これまでの町の森林整備計画に則っただけの対策では、対策ではって失礼ですけども、それは最も肝心ですけれども、別な取り組みと言うか、そういう整備計画を支える意味でも、あるいは福島町が将来伸びて行くことを考えるにすると、やはりこれとは具体的な別な対策を講じて対応して行く必要があるのではないだろうかと。- 26 -そのためにも人材ということも考えなければないと思うんですけど、まず、町長自体も実感されているんでしょうけども、今の形で理解してよろしいですか。1年平均でそれだけの坪数が寄付されているということも実感として私札幌ドームの話もしましたけども。
町の答え 町長 鳴海清春
私が就任してからは、なるべく山林を荒廃させたくないと、なかなか先程言いましたとおり個人で、これまでの先達の方々はやはり山を財産として綺麗に管理してきたと思うんですよね。それで今回ここ何年か、例えば、元森林組合長である方とか色んな山と関わっていた方から大口の寄付を頂いております。だから、私は、きちっと整備されている山ではないのかなということで思っていますので、その寄付された方々とも私直接話したことありますけども、やはり山に対する思入れが結構強いものがありますので、しっかり我々として寄付をして町の振興に活用してくださいという思いが話している中から伝わってきておりますので、是非そこを、木材は大体50年で伐期を迎えると言われていますので、それに到達している山がほとんどではないのかなという気がしていますので、まずはしっかりと、これから大きな公共事業続きますので、町としてはそういった公共事業のなかに、出来ればまずしっかり町の木材を活用していくことによって、当然財源が浮くことにもなりますし、またそれを取扱っている森林組合の事業量とも当然また増えてくることになりますので、そういったその循環をきちっとして行きたいなと。そして、これまでの町有林から見ると大分面積が議員おっしゃるとおり増えることになりますので、もう少ししっかりとした計画を自分としてはもう一度、専門家の知恵を頂きながらちょっとやりたいなという思いがあります。たまたま私のいとこで岩手大学の教授をやっている人間がおりまして、それが造林業専門なんですよね。それでちょっと一度話をして、ちょっと福島の山を色んな活用するのに知恵を貸してくれないかということも、ちょっと今お話を実はさせていただいておりますので、そういった専門の方の知恵を頂きながら、しっかり森林が永続的に自然の循環が出来るような物を森林計画のなかに作っていくべきではないのかなと。それによって結果として、町内の経済も回るようにして行きたい。そして、また町としては財源収入が生まれるようなこともしっかり長い目で考えて行きたいなと思っていますし、また、環境税のこれから永続的に大体年間700万円ほど町の方に多分入ってくるのだと思っていますので、そういった財源も活用しながら、しっかり森林が、何て言いますか、山の中で倒れることのないように、なるべく伐期がきたらきちっと切ってあげて、新しい芽を植え付けるようなことをこれからやって行きたいなと思っています。
議員の質問 5番 川村明雄
森林、大変町にとっては貴重な財産になり得るということですので、町長はその辺りを充分ご承知のうえで新たな対策を講じて行きたいという、そのように理解いたします。この寄付を受けた所、どのような樹種が多いのか、どのようなというか、樹種と言えば福島町は杉が一番多いのだろうと思うんですけども、その寄付を受けたなかで例えば雑木の山とか杉山とか、どんな樹種が何割どれくらいというのは分かりますでしょうか。
町の答え 産業課長 福原貴之
議員おっしゃるとおり、町内ではほとんど杉という部分がメイン樹種でありまして、保安林という部分の指定かかっている部分もあるんですけど、それ以外の土地に関しては概ね杉ということでなっております。
議員の質問 5番 川村明雄
おそらく杉材だということだと思うんですね。答弁の中にもある主伐をして行かなければならないと、主伐してまたそこに植林するとか、その用地によっては場所によっては主伐だの植林だの色々考えて行かなければならないだろうと思うんですね。そして、福島町の収入にも繋がっていくということになると思うんですけども、25年30年前に北国の森ということで、オーナー制度をやっているんですね。その公社が福島町の人方が、当時まだ私の記憶では役場職員も買った方が居ると思うんですけども、分収林の契約年数、大体平成6年、7年、8年のオーナー達が令和4年、来年ですね、昭和33年植栽した杉の木の契約の満年齢がくるということで、伐採した後の収益について支払うという風なことになっているわけですけども、そのようにして場所的には非常に大切にされてきているところもあるわけで、今回このような大きな寄付がこれからも続くということがあれば、これをどこでこの公社に委託するのか、あるいは町独自でやるか、あるいは別な方法を考えるか、これからの課題になるのだろうと思いますけども、今言った方々の満期がくるということでございまして、道内ではオーナー1口当時、私の記憶ですと、正確ではないかもしれませんが、20万円ぐらい出資ということを聞いたことがあるんですけども、平成6年7、8年の分収林の育林、これの1口当たりオーナー16万円から21万円の配分がされている。今回福島町では、今、令和4年に満期になりますので、そのあたりでは福島町でどのくらいの価値のものが出てくるのか分かると思うんですけれども、このようにして大切にしながら分収林として成り立たせていく、そういう考え方もあるのだろうと思いますけども、町長としては構想的に具体的なもし構想があれば、これこれという風な提示がもし出来るんであれば、それをお知らせください。
町の答え 町長 鳴海清春
ここ何年か寄付を受けたところについては、我々が昔から先達として、木を大切に守ってきた人達が多くありますので、たぶん材として良い材があるのではないのかなと思っていますので、町としては、まずは第一義としては、町がしっかり寄付を頂いていますので、そこについてはしっかり管理をして行きたい。それで、先程答弁のなかに切れない・売れないと言い方をしましたけど、今、材はどちらかというと切れば売れるような状況にもあるのは実態としてあります。どちらかというと木材が不足気味で、かなり我々の色んな建築工事のなかでも需要が増えているという形もありますので高くなっている。問題はですね、やはり切れる場所にあるのかどうかということだと思うんですね。それで、我々としては今、産業課で一生懸命森林組合とやっているのは、林道についてもなるべく切れるとこにきっちり林道をつけていこうということで、出しをまず良くすることを考えて財産収入を求めていくという手法で今やっていますので、当然ここの大口で多分、個人名は言えませんけども、大体そこの寄付していただいた方は先程言いましたとおり元森林組合長だったりそういう方ですので、当然、林道の側の土地を持っていて、きちっと手を入れていたんではないかなという気がしますし、また吉岡から寄付頂いた方も町の関係者の親戚関係とかでありますので、やはりそういったきっちりどちらかというと、投げっ放しの管理ではなくて、きちっとこれまで管理されてきた山だと思うんですね。だから、大きい山の面積を持って得ることにもなるのかなという気がしますので、我々としてはまずしっかりそういった寄付を頂いた、たぶん町の振興に寄与したいという思いが、そういった方々は多いのだと思いますので、そういった思いにきっちり応えるようなことをして行きたいなと思っています。今、議員おっしゃるようなものについては、まだちょっと別な観点でこれからそういったものが可能かどうかというのは、また模索する必要はあるんだと思いますけども、現段階では今きちっと町のこれまで持っていたものと新たに今所有したものを加えながら、トータルとして5年なり10年、どういう計画で進めて行くかということを、出来ればもう一度、森林整備計画も含めながら再構築して行きたい。そのように今ちょっと思ってございますので、また、ある程度そういった検討が進んでいきましたら、議会の方にも相談しながら意見をいただきたい。そのように思っているところであります。
議員の質問 5番 川村明雄
町長の構想は構想として分かりました。けれども、当然メインとするのは森林開発ですね。それに関わる方もここで働けるような格好に突き上げて行ければなお良いわけですけども、勿論、森林開発計画がメインにしながら、さらに、これからは借りたい人に例えば貸すとか、貸与するとか売却するとか、それを観光、生活、一村一品まで、どのような活用方法もあるわけだから、それは組み立てというか人材を確保しながら進めて行って欲しいなという風に思うんですね。過去に工芸品も、私函館のデパートと札幌のデパートで、ここで作りあげた一村一品のものを販売したこともありました。そういうチップ材も使えますし、建築材にも、あるいは工芸品の対応にも使えるという、そういう夢がいっぱい持っている山林ですから、どうかこれからの寄付が続くであろう人方への対応も含めて、夢を作りあげていくっていう、そういう形にしてほしいなと思います。
町の答え 町長 鳴海清春
我々もしっかり頂いたものを、貴重な財産でありますので、山自体が動くことによって経済を回して行くというのも1つの手法だと私は思っていますので、きっちり山がですね、そこにただ置くということではなくて循環させていく。そうすることによって、自然環境なりそういったものにも寄与してくるだろうし、当然、先程言いました本来の森林が持つ水の水源涵養性とかそういったことを考えますと、やはり、きっちり循環させていくことが山を回していって、地域の里の方に経済を潤わせていくということが私は自然の流れとしていいのではないのかなと思っていますので、そこのなかで色んな手法があって良いと思っていますので、また色んな機会を通じて、そういったものがあればまたご提言いただければと思ってございます。