みんなの議会

今金町議会 令和7年第3回定例会 2025年9月11日

小中学校におけるいじめ不登校の現状把握と対策について

聞いた人
苅屋泰裕 議員
答えた人
教育長 中山秀悦

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 1番 苅屋泰裕

それでは通告に従いまして一般質問させていただきます。小中学校におけるいじめ不登校の現状把握と対策について。全国的に、いじめや不登校の件数は年々増加しており、文部科学省による令和5年度の小中学校の調査でも不登校が約34万6千人、いじめの認知件数が73万3千件と過去最多となっています。町内の小中学校においても例外ではなく、子どもたちの健全な成長や学びの保障にとって看過できない課題と考えます。近年は、SNSを通じたいじめや、背景が多様化し原因が特定しづらい不登校の増加など、その性質も変化しています。このような変化を踏まえつつ、町としての現状認識と対策、今後の方向性について具体的にお示しいただきたいと思います。1.現状認識について、町内の小中学校におけるいじめ認知件数や不登校の児童生徒の現状をどのように把握し、分析して課題として捉えているのかを伺います。2.町教委独自の取組について、質問1の件数有無等にかかわらず、町教委独自の様々な取組を継続実施しているものと認識しています。今年度の教育行政執行方針「変化の激しい社会を見据えた学校教育・幼児教育」の中において、「人の痛みの分かる教育を推進し、SNS等でのトラブルやいじめを起こさせない、いち早く解消する取組を積極的、組織的に行う」「本意でない不登校、登校しぶりへの早期対応、継続対応、学校にアクセスできない児童生徒を出さない」「町保健福祉課や育ちの支援会議、地域自立支援協議会などの一人一人に寄り添う支援」を掲げられているほか、「未来へつなぐ今の教育」では、「PTA活動支援や親学講座、諸事業を通じて、共に進める家庭教育の機会の提供」を推進されていることと思いますが、その取組や状況の詳細と性質の変化を踏まえた今後の方向性を伺います。

町の答え 教育長 中山秀悦

苅屋議員の一般質問にお答えいたします。町内の小中学校における「いじめの認知」や「不登校児童生徒の現状把握」については、「いじめ」と「不登校」は一元的に捉えるものではなく、それぞれの要因を適切に捉えていく過程で関連する場合もあるものと認識しております。「いじめ」も「不登校」も未然防止はもとより、それぞれその事象に対して、早期に把握し、速やかに学校や教育委員会、必要に応じて地域自立支援協議会等を活用するなど、保健福祉課をはじめとする関係機関と情報共有し対応していくことが重要と考えております。初めに「いじめ」に関してですが、道教委による年3回の継続調査が行われます。調査は、重大事案に限らず、子どもたちの日常のコミュニケーションのなかで「嫌な思いをしたことがある」といった内容まで把握できる調査となっております。学校は、その全ての回答事案について詳細を確認し、教育委員会へ報告・共有した上で、適切な指導を行うとともに、実際にトラブルなどがあった場合は、被害者・加害者の関係修復と事案解消の徹底に努めております。また、今年の9月下旬には新たな取り組みとして、児童・生徒同士が助け合うことや問題解決スキルについて、ロールプレイング等を通じて学ぶプログラム「ピアサポート」を外部講師の監修のもと実施してまいります。大人の視点に加え、児童・生徒同士の視点からも良好な人間関係を構築する指導体制の充実に努めてまいります。次に「不登校」についてですが、不登校対策は、学校に登校するという結果のみを目標とするのではなく、児童・生徒が自ら進路を主体的に捉え、社会的自立を目指せるように支援を行うことが求められます。教育委員会においては、日常的な取組として、各学校から児童・生徒の出欠状況や欠席の場合の理由等を毎日報告いただいており、年間30日以上の欠席として定義される「不登校」については、その前段の登校しぶりや欠席が数日続いているような状況を適時把握しながら、家庭訪問の様子やICTの活用など、綿密に学校と対応について確認を行っております。また、状況に応じて外部専門家であるスクールカウンセラー(公認心理師)に支援をいただくことや保健福祉課、相談支援事業所ひかりなど、関係機関との横断的な連携のもと、家庭支援の視点から多角的かつ継続的な支援に努めております。不登校の要因の一つには、自律神経の病気と言われている起立性調節障害の場合もあり、医師による診断と治療が必要となります。このことについても、令和5年度に小児科医師を講師として教員やPTAを対象に研修会を開催するなど、子どもたちを理解し支える学校・地域づくりを進めてまいりました。今後においても学校、家庭、保健福祉課及び関係機関と連携を図りながら、育ちの支援から就労支援にわたって、一人ひとりに寄り添った地域支援体制の充実に努めてまいります。

議員の再質問 1番 苅屋泰裕

ありがとうございます答弁を見ますと様々な取り組みをなされているなというふうな認識をいたしました。今回ですね、私がこのやっぱりこの問題というか、このことをですね、一般質問で挙げた理由はですね、全国的な流れとして、今年もですね、その統計のやつを聞きますとまた前年より増えているような話も伺ったりとか、全国的に非常に増えてるというのもありますし、町でお話を聞いてると、そのような話もあったりするので、そういうことを保護者やですね、地域の方々にどのような取り組みをされているかということを周知することもこれ非常に大切なことだと思いまして、今回この質問をさせていただきました。その中でですね、このいじめとか、不登校についてはですね、時代の変化とともにですね、その性質が変わったというふうなことも先ほど言いましたけども、その中でですね、このいじめ問題に関して近年ではですね、子ども同士の関係にとどまらず、保護者同士のトラブルに発展する事例も指摘されているということであります。こうしたことはですね、子どもへの 2 次的な負担に繋がることも考えられることから、児童生徒に限らず、保護者も含めた情報発信や相談支援体制を学校や関係機関と連携してどのように進めていこうとお考えか再質問したいと思います。

町の答え 教育長 中山秀悦

まず、最初の答弁でもお答えしました通り、いじめと不登校は本来別問題です。絡んでいることはあります。私が執行方針に書いた本意でない不登校というのは、学校に本人は行きたいんだけれども、行きたくないわけじゃないけれども行けないとか、そういうことを指して、いじめを含めてですね、それについては毅然として対応していきます。議員がおっしゃっていただいた通り保護者とか、そういうことももしあれば、そこも含めて。ただ、窓口としては、学校です。学校が子どもとコンタクトを取れていくかどうかを、また私たちは学校と必ずコンタクトをとって、そして学校長にお任せをする。いろんな機関が対応した場合に、逆に戻りづらくなったり、その解消する道筋がぼやけてしまわないように、そこをうちの町は、まず、十分把握して指示もしていますけれども、学校を中心にということで対応させていただいているところです。今、全世界に流れてますから、具体的なことはあえて申しませんけど、すごく多いわけでは、うちはないです。むしろ少ないほうです。ただ、議員もおっしゃっていただいている通り、令和に入ってから、特にコロナ禍以降ですね、特に不登校の部分については、全国的に様子が全く変わりました。急増しています。一変しました。それは文科の発信も一部訂正しましたけど、学校教育は学校教室以外でも行うものだというちょっと間違った流れが、それが一般の方々にも広まったということで、今はそうではなく令和 4 年の 12 月にも出ました生徒指導提要にも同様のこと書いてありますし、教育機会確保法の誤解がないようにということで、そこには学校教育の重要性は揺らぎないもののということで書かれています。私も柔軟な対応が求められると思ってますけれども、私は決して学校出身だから言ってるわけじゃないです。学校っていいよ、学校は授業だけじゃないよ、人間関係とか、そういうところだよっていうふうな押さえでおります。そういうことでうちの町は動いているということで、これは制度とかっていうよりも制度も当然整備していますけど、うちの町としての教育理念っていうか、教育哲学だというふうに僕は校長先生方にも、うちの職員も含めて話しています。私の願いとしてはこれに尽きるんですけど、学校に来れなかった時期があったよねって、後で思うことがあっても、長い人生の中ではそういうことはあるかなと思います。ただ、ずっとひきこもったりってことをこの町で、本人の不利益にならないようなことをどうしていくかっていうことで、私は思ってます。ですから、学校については、進路についてはしっかりと助言をしてください。欠席即家庭訪問、そして毎週、病気で休んでる場合も含めてですね、毎週末には授業ノートを持って家庭訪問してください。そしてオンラインの授業もずっと流させています。それは本人がけがや病気の方も含めてですよ、本人が見ていようが見ていないが構わないけど、学校としてはちゃんと流してください。孤立させないということです。子どもも親も孤立させない。それに尽きると思ってやらせていただいておりますし、こういう取り組みは、うちの内部だけじゃなくて、うちは町長、副町長通じて、3 役にも共有をして、こういうことでやらしてもらってますっていうことで任せていただいてるというふうに押さえています。一生懸命やりますので、温かく見守っていただきたいなと思っております。

議員の再質問 1番 苅屋泰裕

わかりました。いじめのことに関して聞いたんですが、ちょっと不登校の方まで踏み込んで、ちょっと私の聞き方がちょっと悪かったっていうところもありますが、教育長おっしゃる通りですね、いろいろな様々なことが、要因が絡んで、それでも解決に向かっていってると。現にですね、統計の方見ますといじめの認知件数の 7 割から 8 割はもう即時解決しているというような話も伺っておりまして、軽度なものとかもありますが、そういう軽いところからしっかりと解決していくっていう取り組みもなされているということは理解いたします。やはりその中でですね、やはり当事者であるお子様も、児童生徒も当然なんですが、やはり親のケアっていうところも必要ですし、学校が窓口だというふうに教育長おっしゃいましたけども、やはりその親もどこに相談していいかわからないとか、そういうようなことが出た場合ですね、今後これから出た場合にしっかりとその窓口として、教育委員会なのか、学校なのか、もしくは他の相談機関もあるという情報を持っているだけでですね、その保護者の少し安心感にも繋がるのかなというふうに感じますので、その辺っていうものは周知等などはされているのかその辺の確認させてください。

町の答え 教育長 中山秀悦

ご質問のところいじめの方じゃなくて不登校の方でお話をさせていただいて、申し訳ございません。なぜ私がそういう対応になってしまったかというと、いじめっていうのは決して多くないからです。うちのまちについては。調査は年に 3 回あります。もっと具体的に言うと、追跡調査もします。これは当然道教委にも行きます。親からのアンケート、そして嫌な思いをしたっていうのは、これは低学年から中三までやってますので、低学年なんかは、正直兄弟げんかも含めて上がってきます。一時期いじめとかっていうのはないっていうのが前提だっていうふうに、学校はしてたので、そのぐらい小さいことはっていうので、カウントしなかった時期があります。今は兄弟げんかも含めて全部報告するということになってますので、第 1 回目のいじめの調査で、いじめとして我々に上がってくる、我々が道教委に上げていく数字は決して少なくありません。ところが議員がおっしゃった通り、そのうち 9 割 5 分は、嫌な思いをしたっていうふうに、よく聞くとっていう、そこの追跡もして、それも 1 回ではありません。そしてちゃんと今解決してるかっていうのも含めて、年 3 回、年間を通じてやりますので、3 ヶ月以内に、次の調査までの間に解消してるかっていうのも含めて、そういう仕組みになっているところです。全くないわけではありませんが、我々のスタンスとしては、保護者の方もそうです。いじめ、それは嫌な思いしてるんだから言っていいです。両方のことをきちっと聞くっていうことです。我々が気をつける、学校にも言ってる。お互いが、そういうこともあって、一方的に言ったもの勝ちみたいなそういうようなことで、そういう社会っていうのは大人の社会でもないので、子どもにも、そしてもし問い合わせがあれば、保護者の方にも我々はそういう話をしていくっていうスタンスで常におります。そういうスタンスでおりますので、学校から教育委員会に何も来てないとか、保護者の方から全く相談がないとか、そういう体制にはなっていないというふうに思っていますし、逆に言うと、その 1 つ 1 つに、例えば今 YouTube で流れてますけど、それ 1 つ 1 つにトップである私が過敏に反応して発信するってことが、その後の人間関係でいいかどうかということを含めて、私は聞いています。知ってますよ。すべて知ってますけど、でも、そういうような、反応しないような、過敏にじゃなくてっていうことで、私はこういう雰囲気なので、やらせていただいているところです。知らないでしょうっていうふうに言われているとは思っていませんけど、把握をしてますし、コロナで出欠の情報が、うちは校務支援システムっていうのを、他の町に入ってない部分も大分前から入れていただいてます。欠席っていうのは即、毎朝きます。そしてその具体のところを、教頭先生とかが、毎日じゃないですけど、こんな雰囲気ですっていう、こういうことがあってっていうのも、文書でくれたりして、それが決裁で回ってきます。心配なことは問い合わせをするし、私が問い合わせする前に担当の方でもう問い合わせをしてると思いますし、そういう中でいわゆる重大事案とか、そういうことは起きていないということで、そういう点で、そういう押さえをしてますので、先ほどいじめの方でお聞きいただいたのに、不登校とか、登校渋りとか、けが含めて、先にお話をしてしまったのが、失礼しましたけど、現状では、今日現在ですね、明日どうなるかわかりませんけど、しっかりやっていきますけど、そういう押さえで教育行政をやらせていただいております。いろんなお話は、委員の皆様も各地区から、もし情報があったら、それはこういう話を聞いたけど実際どうなのとか、原課に来ていただいて、聞いていただければ、本当に真摯に対応しますので、これからも一緒に子どもの教育ってことで、お世話になれればありがたいと思います。

議員の再質問 1番 苅屋泰裕

わかりました。最後の質問であります。先ほど教育長、不登校についてもいろいろおっしゃっていただきましたが、今後ですね、また時代の変化によって、時代の変化というくくりでいいのかちょっとあれですけども、また性質というか不登校の理由とか、様々な要因で変わってきたときに、それにやはり柔軟に対応していくということも必要かと思います。その中でですね、やはり子ども達が自己肯定感を持ちながら学びを継続出来るように、学校外での学びも含めた教育機会の保障とかですね、もちろんその不登校になると保護者の方も大変不安になると思います。その中で保護者を含めた支援体制の整備というものを今後どのように考えていらっしゃるのか、最後それをお聞かせください。

町の答え 教育長 中山秀悦

ありがとうございます。これは私もそう思ってますし、いろんないわゆる学者さんではなく、現場を知ってる方も言ってますし、私もその通りだと思ってますけど、いわゆる不登校とか、登校渋りっていうのは、要因ときっかけ、環境っていうのが絡んでいるっていうふうに思っています。環境の要因というのは、家庭での関係ですとか、本人の友人とか、あと学習の課題とかそういうこともあるかもしれません。そういうことが、何が起きかかっているのかっていうのを、現場でも我々も考えていかなきゃいけないですし、冒頭で話をした起立性調節障害のようなものは、あれは病休になりますので、30 日というのには引っ掛かりますけど、不登校にならないので、本人の不利益にならないようにということできちんと対応していきます。教育の機会ってことで、具体的というよりも端的に、私の考えは、昨日は来れなかったとか、昨日はちょっと行けなかったですけど、明日はわからないっていうこと。それをずっと決めつけないっていうことを、大人に対しても、子どもに対しても、あの人はああだとか、そういう気分なんだとかじゃなくて、今日はたまたまちょっと学校に気持ちが向かなかったけど、明日どうなるかわかんない。そのチャンスを絶対期待していこうということでうちの町はやらせていただいてます。それは保護者に対してもですね、そういう押さえでやらせていただいてますので、安心してくださいとは言いません。私だって何か病気の子、ケガの子を含めて子どもが学校に来てないって聞いたら、心配です。学校って僕はいいとこだと思ってるので、みんな元気に明るく来てくれるっていうのが一番なので、そういう点でどうなったかっていうこととか、とにかく教育の機会っていう点では、ごめんなさい平たい言葉っていうか観念的な言葉かもしれないですけど、決めつけないっていうことで、それをみんなでやっていこうということ、諦めない、決めつけない。うちの町はそういうことでやらせていただこうと思っています。いろんな情報あったらよろしくお願いします。

出典:今金町議会 令和7年第3回定例会 2025年9月11日 議事録 PDF(11ページ) 間違いを知らせる