豊浦町議会 令和5年定例会12月会議 2023年12月13日
耐震化されていない避難所中央公民館について
2023年12月13日、豊浦町議会の一般質問で、大里葉子議員が「耐震化されていない避難所中央公民館について」質問し、町長職務代理者副町長 須田歩、政策財政課主幹 武田貴博が答えました。
- 聞いた人
- 大里葉子 議員
- 答えた人
- 町長職務代理者副町長 須田歩、政策財政課主幹 武田貴博
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 5番 大里葉子
5番大里葉子です。議長の許可をいただきましたので、通告に従い、耐震化されていない避難所中央公民館について、1点質問させていただきます。大規模な地震発生時において、災害応急対策を円滑に実施するためには、自治体庁舎や指定避難所等の防災拠点となる公共施設等の耐震化が重要であることから、地方公共団体におけるこれらの施設の耐震化を、国からも促されていると思います。本来、耐震化されていない中央公民館を、防災拠点、避難所として使うことは望ましくありません。豊浦町は日本海溝・千島海溝沿いを震源とする、巨大地震の津波で被害を受けると想定される津波避難対策特別強化地域に指定されています。昨年の9月、中央防災会議で指定されました。津波避難対策特別強化地域とは、マグニチュード9クラスの巨大地震で、津波により30センチメートル以上の浸水が、地震発生から40分以内に生じる地域です。それを受けて、北海道鈴木知事のコメントでは、巨大地震から被害を軽減するため、今後、特別強化地域においては、津波避難施設の整備の促進や道民皆様の避難意識を高めることなど、ハード・ソフト両面からの取組を推進していくことが重要であり、道としては、国や関係市町村防災関係機関などと緊密に連携協力し、道民の皆様の命を守るための総合的な防災・減災対策に全力で取り組んでまいりますとありました。ですから、国からも道からも、地震防災対策避難所の耐震化を推進してくださいと、促されていると思いますが、町の考えとして、今後も耐震化されていない中央公民館を避難所として使い続けるのでしょうか、お尋ねします。
町の答え 町長職務代理者副町長 須田歩
耐震化されていない避難所中央公民館についてお答えいたします。中央公民館についてでありますが、災害時に160名の避難が可能な施設として、避難所の指定を行っております。市町村が指定する指定避難所の基準につきましては、災害対策基本法及び災害対策基本法施行令で定められており、施行令において、避難のための立ち退きを行った居住者等または被災者を滞在させるために必要かつ適切な規模のものであること、また、想定される災害による影響が比較的少ない場所にあるものであることと規定されております。この規定に基づき、国土交通省におきましては、避難所の耐震化が望ましいとして、耐震化整備に対する補助事業を実施しており、災害として地震を想定した場合、避難所の耐震化は必要であると言えます。このことから、耐震化がなされていない中央公民館につきましては、本町における最大規模の被害を想定する災害として、日本海溝・千島海溝における巨大地震と、その後に続く大津波を想定した場合、避難者の安全性が保てないおそれがあることから、安全性が確保されるまで、避難所の指定を解除することが適当であると考えております。現在、今年度末をめどに、地域防災計画の改定を行っているところでありますので、避難所として指定をしない形で整理いたします。避難所指定を解除した場合の収容想定160名の避難先でありますが、最大規模の災害である大津波の発生を想定しましても、本町地区の他の避難所への収納が可能でありますので、新たに避難所を整備する必要はないと捉えております。
議員の質問 5番 大里葉子
今年度末をめどに、地域防災計画の改定が行われているところですが、国土交通省からも、避難所の耐震化が望ましいとして、耐震化の補助事業も実施しており、災害として地震を想定した場合、避難所の耐震化は必要であると、町としてもご理解されているようですが、まず、中央公民館は安全性が確保されるまで、避難所の指定を解除する、新たに避難所を整備する必要がないとご答弁いただきましたが、それでは、中央公民館の安全性の確保はいつなされる予定であるのですか、お尋ねします。
町の答え 町長職務代理者副町長 須田歩
中央公民館の安全性の確保についてでありますが、現行、耐震化の工事がされていないという状況でありますので、それと併せまして、町内の公共施設についても幾つか老朽化が著しい施設がございます。そういう公共施設の老朽化した施設を踏まえまして、集約化ということも、今後は検討していかなければならないものと認識してございますので、公共施設の集約化に伴って中央公民館の位置づけがどのようになるのか、そういうところも十分に検討しなければならないと思っております。当面は耐震化されておりませんので、避難所としての指定は、今回の地域防災計画の中では解除ということで整理いたしますが、まず、町内の老朽化した公共施設の全体的な見直しも含めて、整理を図っていかなければならないと思っております。現時点では、いつまでとか具体的なお答えはできない状況ではありますけれども、まずはそういう施設の集約化の検討を進めていかなければならないと考えております。
議員の質問 5番 大里葉子
分かりました。現時点ではいつまでということは言えなくて、今後、老朽化していく公共施設に関しても集約化を検討されていくということですが、それでは、中央公民館の収容160名を他の避難所で収容できるという理由も一つはあるかと思うのですけれども、それでもなぜ耐震化をしないのですか、耐震化しない理由はほかにもあるのですか、お尋ねします。
町の答え 町長職務代理者副町長 須田歩
耐震化しない理由というご質問でございますけれども、中央公民館に関する当時の設計図面がないという報告を受けてございます。耐震化を目指すのであれば、まず、現行の施設がどのような建築物であるかというところも設計委託をかけなければならない状況もございます。そういう物理的な部分で図面がないということもございますので、現時点では耐震化に向けての工事というのが、そこは慎重に考えていかなければならないものと考えているところでございます。
議員の質問 5番 大里葉子
図面がないというところは以前にもお聞きしていたところですが、図面にないことは大変かもしれませんが、図面がなくても今どきの専門家の人たちを入れれば、ある程度は分かるのではないかと思いますが、耐震化しないということは、今、大規模改修工事もできない、しないというお考えだとして、それでは指定避難所を解除するから、中央公民館は避難所ではないので、耐震化しなくてもいいというお話にはならないのではないか、そこのところはどう捉えているのですか、お尋ねします。
町の答え 町長職務代理者副町長 須田歩
中央公民館の扱いということになるかと思いますけれども、当然、中央公民館の必要性は十分に承知しているところです。現実に利用されている町民の方も、多くいらっしゃることも承知しておりますので、中央公民館の必要性というのは十分に理解しているところではございます。そういう中で、耐震化がされていない状況ですので、まずは、先ほど申し上げたとおり、町内の公共施設の集約化も検討しながら、実際に避難所の中央公民館は160名の避難が可能ということで整理しておりますけれども、他の施設を活用することで、町民の方々の避難場所としては確保できるということでもあります。一応、そういうところもございますので、中央公民館に関する耐震化というのは、より慎重に検討していきたいところでございます。
議員の質問 5番 大里葉子
中央公民館の耐震化については、慎重に検討されていくというご答弁をいただきましたが、例えば、耐震化をしたとしたら、耐震化の補助事業など緊急防災・減災事業債とかもあります。その耐震化を中央公民館でするとして、避難所を今解除したとしても、総額で幾らぐらいのお金がかかるのでしょうか、どれくらいかかって、例えば、町の一般財源からの持ち出しがこのくらいになるという試算はされたことがありますか、お尋ねします。
町の答え 町長職務代理者副町長 須田歩
中央公民館の耐震化に向けての事業費についてでございますが、現時点では事業費についての算定はしていない状況です。
議員の質問 5番 大里葉子
分かりました。中央公民館を指定避難所から外したので、耐震化するとこれぐらいかかるとの想定もしなくていいという判断にはならないのではないかと思います。やるかやらないかは町長のご判断にもなると思いますが、どれくらいかかるか想定して検討しておくべきだと思います。豊浦町は、子育てに子どもたちにとても手厚い町です。それでも介護や福祉、そして防災は命に関わることですので、そこのところをやるかやらないかは別としても、考えていただきたいのですけれども、お伺いします。
町の答え 町長職務代理者副町長 須田歩
耐震化に関わる改めてのご質問かと思います。まず、どれぐらいかかるのかというところも重要であると思いますけれども、そのためには民間事業者に、現在の建物の構造上なども含めて、検査していただかなければならないかなと考えております。そういう委託をした中で、それでは耐震化に向けては、どれぐらいの費用がかかるのかも、民間事業者の方にお願いしながら進めていかなければならないと思っております。現行としましては、先ほどと繰り返しの答弁になりますが、集約化という議論も必要だと認識していますし、現行、他の施設において収容が可能と捉えておりますので、そこは中央公民館の耐震化に向けては慎重に検討していかなければならないと考えております。
議員の質問 5番 大里葉子
1973年に建てられた中央公民館は50年たちました。耐用年数はあと何年なのか、お尋ねします。
町の答え 政策財政課主幹 武田貴博
具体的には、個別施設計画が町にございまして、そちらで言いますと、生活改善センター、中央公民館につきましては、耐用年数が50年ということですので、ちょうど50年、耐用年数の節目を迎えている状況でございます。
議員の質問 5番 大里葉子
今、50年というご答弁をいただいたのですけれども、60年なのかなと思って質問したのです。60年だったら、あと10年をどのように中央公民館として使うのか、また、お聞きしようと思っていたのですが、もう50年たちまして、それでも今は耐震化されていないけれども、防災拠点としての指定避難所としては解除しても耐震化しないで中央公民館を使っていくと受け止めましたが、耐用年数はもう残っていないということで、50年過ぎてかなり鉄筋コンクリートや内部の材料がもろくなって老朽化していることと思います。例えば、このまま使い続けて、避難所ではなくても、震度5の地震が来ても大丈夫ですか、中央公民館は保てるのでしょうか、避難所として使えなくても、中央公民館として使うのは問題ないのか、お尋ねします。
町の答え 町長職務代理者副町長 須田歩
今後の地震についてでございますが、震度5ということでございます。震度5の地震に耐え得るかどうかでございますが、構造上耐え得るかどうかにつきましては、はっきりと大丈夫とか危険と言うには、建物の構造上の問題がありまして、明確な答弁はできない状況にあります。役場に建築の職員もいますので、そこは確認させていただきたいと思っております。
議員の質問 5番 大里葉子
分かりました。以前、町内の建物劣化状況一覧表という小さい字のものをいただいて、私は見えないので大きくしてもらって、そこの4番目に生活改善センター、今の中央公民館が出てくるのですけれども、2021年に耐震診断がなされているようですが、この診断結果はどんな診断が下されたのですか、お尋ねします。
町の答え 町長職務代理者副町長 須田歩
大変申し訳ございません。そこは承知していなかったものですから、確認させていただきたいと思います。
議員の質問 5番 大里葉子
後で資料を要求してもいいですか。
町の答え 町長職務代理者副町長 須田歩
はい。
議員の質問 5番 大里葉子
お願いします。それでは、続けます。巨大地震、巨大津波は、昼来るのか、夜来るのか、いつ来るのかは分かりません。避難所として使わなくなったとしても、まして50年の耐用年数がもう来てしまった中央公民館で、昼間であれば閉館時間まで、中央公民館を利用している町民の方もいらっしゃるでしょうし、1階には社会教育の生涯学習課の皆さん、そして図書室もあります。図書室には子どもたちも、また、お母さんとかも利用されています。その結果を踏まえて、今日は町長もいらっしゃいませんが、しっかりと中央公民館の在り方を考えていただきたいです。それで、避難所を解除した場合、その160名の避難先は、他の避難所へ収容可能ということでしたが、他の避難所とはどこですか、お尋ねします。
町の答え 政策財政課主幹 武田貴博
本町地区の避難場所でございますが、今回は津波を想定してということですと、いわゆる浸水地域を除いての避難所で想定をしますと、本町地区の避難所は、豊浦小中学校、旭町集会所、いずみの学校ないし、福祉避難所として指定している「やまびこ」とその隣にあります、高齢者コミュニティセンターでございます。これらの収容人数で、本町地区の浸水地域の避難想定人数を考慮しますと、この中で収容は可能になるという状況でございます。
議員の質問 5番 大里葉子
分かりました。今のにスポーツセンターは入っていないのですか、お尋ねします。
町の答え 政策財政課主幹 武田貴博
スポーツセンターにつきましては、耐震化がされているということですので、スポーツセンターも含めての人数というところでございます。失礼いたしました。
議員の質問 5番 大里葉子
分かりました。それでは例えば、足の不自由な方や車椅子を使用されている方などは、スポーツセンターは避難所として、大変不便だなと思うのですけれども、スポーツセンターの2階には出入口がありますか、お尋ねします。
町の答え 政策財政課主幹 武田貴博
スポーツセンターの2階に、中央公民館を介さないで入るというところは、器具等を運ぶ場所しかないものですから、スポーツセンターに足の不自由な方が入るのは、ちょっと難しいのかなと思いますので、そういう方には福祉避難所でありますやまびことか、高齢者コミュニティセンターへの避難という形になるかなと思います。
議員の質問 5番 大里葉子
分かりました。問題は災害の規模が分からない、日本海溝・千島海溝沿いのマグニチュード9の巨大地震による津波が、いつやってくるか分かりませんが、もし豊浦町に想定されている最大津波高8.8メートルの津波が起こった場合には、線路から下の第1自治会から浜町自治会、高岡第1自治会の町民全ての方が、避難しなければいけないという状況になるかと思います。昨年の古い資料ですが、800人ぐらいの方がいらっしゃいます。避難所でそうなったときには、1か月ぐらいその生活をしなければいけないと考えたとき、体育館での避難所の生活より中央公民館のほうが、使い勝手はいいかなと思っていたところですけれども、もう50年の耐用年数が過ぎたというところで、本当に緊急にそこは検討していかなければいけないと思うのですが、緊急に検討していただけますか、お尋ねします。
町の答え 政策財政課主幹 武田貴博
避難生活で屋根があるとかで、避難所として成立するかということはないかと思います。生活を続ける上で、必要な機能があると思います。そういう意味では現在の中央公民館は、煮炊きができるところとか、畳の部屋もあるので、ある程度長期の避難には適しているかなと思いますが、これが小学校、中学校とか隣のスポーツセンターが、その機能を果たせるかというと、ちょっと難しい部分はございます。ただ、中央公民館は先ほど副町長も答弁されたとおり、様々な機能を持たせるという意味合いもございますので、防災の拠点の機能というところも踏まえた上で、将来的な議論を関係課としていきたいと考えてございます。
議員の質問 5番 大里葉子
分かりました。本町では新たに政策財政課ができて、交通防災係ができました。交通安全ももちろん大事ですが、日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震の津波の影響を受ける津波避難対策特別強化地域に指定されて、特に津波対策が重要であり、防災についても専門的にやっていくのであろうと、それで課長補佐も置かれたのだと、私は理解していました。災害の際には、避難所の対策はとても重要になってきます。中央公民館を指定避難所から外したとして、取りあえず、避難される人数は、何か所かに振り分けて収容できたとしても、本来は中央公民館のような防災の拠点となる避難所、2000年の有珠山噴火の際も洞爺湖町の町民の皆様を豊浦町の各学校やいろいろな施設で受入れましたが、そういう拠点となる避難所が必要かと思いますが、その点を町はどう考えているのですか、お聞かせください。
町の答え 政策財政課主幹 武田貴博
これは防災の所管課での意見になってしまうのですが、やはり防災拠点というのは、豊浦町として必要かと考えてございます。繰り返しになりますが、町の財政状況とか、他の課との連携によりまして、必要な機能を今後は協議してまいりたいと考えてございます。
議員の質問 5番 大里葉子
あとは2025年問題です。2025年には3人に1人が65歳以上、5人に1人が75歳以上となると言われています。本町はもっと割合が高いかもしれません。そうなると足腰の不自由な方も多くなると思いますが、先ほどもご答弁いただきましたが、総合保健福祉施設やまびこに64人、高齢者コミュニティセンターに30人を津波の際に収容可能と、防災ガイドマップにもありますが、要介護者で押し車や車椅子を使用されている方や、寝たきりで介護を受けている方は、率先してここに避難をさせていただきたいところですが、この64人と30人の枠で豊浦の要介護者の方、線路から下に住んでいる方の受入れは大丈夫でしょうか、あぶれたりしないでしょうか、お尋ねします。
町の答え 政策財政課主幹 武田貴博
災害時の要配慮者というところでございます。介護認定を受けている方とか、障害の手帳の認定を受けている方とか、そういう方を中心に要配慮者の設定を、今策定しています地域防災計画の中でも、細かく設定をしていくところですけれども、その中で対象者が福祉避難所に収容可能かということですが、現行では要介護認定の基準とか、そういうところに照らし合わせた中では、収容が可能かなと捉えております。しかしながらやまびこも、2階を老人保健施設として運用をしておりますので、この64名全ての収容が本当に実現可能かというところは再度見直しが必要かなと捉えているところでございます。
議員の質問 5番 大里葉子
分かりました。1点だけの通告ですので、これで終わりにしますが、大岸、礼文の津波の際の緊急避難所の耐震化についても十分検討を進めていかなければなりません。バイオガスプラント等を含めて、逼迫している町財政の中で、お金がないのでできませんとか、耐震化していないので避難所をやめましたでは災害時に町民の命は守られません。お金の問題だけではないです。命に関わる問題です。災害時に被災者等の町民の方が安心・安全に避難所に滞在してもらうため、耐震化の補助事業を使って、実施に向けて検討すべきです。今日は町長がいらっしゃらないので、今後も継続して訴えていきます。最後に、須田副町長は、道で土木の関係については明るいと聞いています。防災避難所での耐震化について、例えば、震度5までなのか、震度6までなら安全を確保してくださいということなのか、道の捉え方や考え方はどんな感じか、お聞かせください。
町の答え 町長職務代理者副町長 須田歩
各震度における建物の耐震化についてでありますけれども、確かに私は建設部の出身ではございますが、防災関係や建物関係は、また別の部署というところもございまして、個々の地震に対して、どの施設が対応し得るかについては、詳細まで把握していない部分もございますので、ここも改めてご説明させていただければなと思っておりますので、よろしくお願いします。
議員の質問 5番 大里葉子
分かりました。それでは、後で説明いただきたいと思います。それでは、これで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。