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福島町議会 令和元年度定例会9月第2回会議 2019年9月18日

児童虐待等について

聞いた人
川村明雄 議員
答えた人
町長 鳴海清春、教育長 前田勝広、町民課長 鎌田一志

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 5番 川村明雄

通告に従い、一般質問させていただきます。児童虐待等について。連日のように日本各地で発生する児童虐待について報道される度に心が痛みます。どうしてこのような日本になってしまったのかと思うばかりです。死亡に至るまでの虐待はごく一部の人と思うかもしれませんが、全国で見る虐待相談件数は毎年増加し、厚生労働省の公表した平成30年度の数値は15万9,850件に達しております。児童虐待防止法が制定されてからも増加の一途にあります。異常な数字と言って過言ではありません。報道の度に、今後二度とないようにしますとの謝罪を耳にしますが、児童相談所、警察、自治体の連絡連携がかみ合っていなかったということがよく聞かれます。加えて、児童生徒の自殺者数の増加、小中学生の不登校の増加(13万3,683人)などがありますが、何らかの関連が思いめぐります。先月上旬、平成30年度における渡島・桧山地区の虐待認定は過去最多の626件との報道がありました。過去5年程度まで遡っての当町における虐待、いじめ、不登校などの状況は、どうでしょうか。又、虐待に関する事案が発生した場合の対応マニュアルはどのようになっておりますでしょうか。当町の対策をお聞きいたします。

町の答え 町長 鳴海清春

川村議員のご質問のうち、私の方から児童虐待の状況等について、お答えいたします。過去5年間の当町における児童虐待に関する事案について、函館児童相談所より、平成30年度に1件あった旨の通告を受けております。町では、児童虐待防止対策を図る目的で、平成17年度より福島町子ども子育てネットワーク会議を開催し、子どもと家庭の支援を総合的に推進するとともに関係機関が情報共有や連携を図ることで、児童虐待の対策を講じてきております。なお、児童虐待に関する対応マニュアルは作成しておりませんが、関係機関と連絡を密にし、ケース毎に対応しているところであります。

町の答え 教育長 前田勝広(教育長は2019年10月まで)

川村議員のご質問に、私の方から学校におけるいじめと不登校の状況について、お答えいたします。小中学校における、いじめの認知につきましては、各学校で年2回アンケート調査を実施し、「本人が嫌な思いをし、心身の苦痛を訴えたもの」全てを認知しております。調査1回当たりの認知件数としては、平成27年度以降、2件から17件と大きく変動がありますが、各学校では、このアンケートに基づき、児童・生徒や保護者に対する聞き取り調査を実施し、事実確認等を行っており、現在この取り組みにより「いじめ」と認定される事案はございません。次に、当町の不登校の扱いにつきましては、平成29年6月に制定した「福島町立学校の不登校児童等に関する報告取扱要項」に、明確な欠席理由以外の欠席が月合計で3日を超えた場合、不登校とする旨が定められております。この要項の規定による不登校人数につきましては、小学生は該当する児童はおりませんが、中学生では、平成27年度以降、3名前後で推移しており、現在は3名となっております。

議員の質問 5番 川村明雄

ただいま町長並びに教育長から答弁をいただきました。この中で、福島町は児童虐待防止対策を図る目的で、平成17年度から子ども子育てネットワーク会議を開催しているということでございます。当町は、それほど大きな虐待事件に至るような事案はないようでありますけれども、このネットワーク会議でどのようなことが会議の題目に諮られているか。また、どのような委員の意見等が出ておられるか。差し支えなければ、お聞かせしてほしいと思います。担当課長からでも構いません。それから、マニュアルがない。これは起きないということ、あまり事例が無いからないのか。もし、これで2、3件続くようなことがあれば作るということになるのか。どうしても都市部の方はマニュアルが有るけれども、町村になるとなかなか有る所がないようでございます。しかしながら、例えば何十年に1回しかない災害。そういう場合でも対策マニュアルは作るということになろうかと思うんですね。そういうことからすると、今ないからと言っても、全国的にみれば10万件を超す事案だということから鑑みれば、有っても構わないと言いますか、有った方が良いのかなと思ったりするわけです。それから、教育長にお尋ねしますけれども、いじめの認知。いじめと虐待と繋がるのかどうか、私も分からない時がありますけれども、その辺りはどのような調査と言いますか、対策を講じて、事実確認と言いますか、いじめが虐待の元になるとか、あるいは何らかの形で繋がっていってしまっているとか、そういうことがあるものかどうか。このいじめも全国で10万件を超す、学校に行かない、不登校、その数が10万件を超えるということなものですから、うちの場合は3名程度ということのようでございますけれども、虐待の方と即繋がるということはないのかもしれませんけれども、その辺の掌握はどのような形で行われているかをお知らせしてください。

町の答え 町長 鳴海清春

まず、最初に私の方から子育て支援ネットワーク会議の状況でございますけれども、幸い先ほど報告しましたとおり、当町においては大きい案件がない中で会議を定期的に開かせていただいております。その構成メンバーとしては、まず北海道の方から児童相談所、さらに子育て健康推進担当の方、また、警察署、学校、それとあと人権擁護委員等々、また、町でいくと教育委員会含め、うちの福祉、保健師等ですね。こういったところで、主には状況報告と言いますか、現状の中で何か問題はありませんかとか、まずそういう情報共有を捉えることを日頃してございます。そういった中で、要保護児童等に対する支援の内容をこれからどうするのかとか、また、併せて次世代の計画もお願いをしたりしていますので、そういった中で少し、常に今、現場でどういったことが行われているかということの情報を共有しながら、問題があった時にどう対応するかということを中心にお話をさせていただいているところでありますし、また、日頃から学校等については、教育委員会なり学校サイドが掴まえておりますけれども、やはり最近の状況を見ますと、小さい子どもさんが虐待を受けるというニュースが色んな形でありますので、それは日頃うちの保健師さんの方がやはり出産から色んな形で各家庭を回っていますので、そういった中である程度状況把握をして、何か異変があった場合は色んな形で協議をするということで現在は進めているところであります。

町の答え 町民課長 鎌田一志(町民課長は2020年3月まで)

先ほど町長が答弁しておりますが、事案の内容によりケース会議並びに子育てネットワーク会議を開催しておりますが、今後はマニュアルの作成についても検討したいと考えております。

町の答え 教育長 前田勝広(教育長は2019年10月まで)

いじめと虐待の関係でございますけれども、教育委員会で掌握している中身においては、虐待を受けている関係で、その子どもがいじめに遭うとか、逆に虐待を受けている子どもが他の同級生にいじめを行うとか、そのようなことは全く現段階ではないと思っております。それで、今度、虐待と不登校の関係になりますけれども、これも先ほど報告したとおり、要綱に基づいて、毎月中学校さんの方から報告をいただいております。その中で、教育委員の中で情報共有しておりまして、担当の教諭なり、それから教頭なりが少なくとも毎月2回は家庭訪問し、色んなプリントですとか、直接、児童・生徒と面談して状況を確認しております。そういう中では、家庭内からの虐待を受けているというような状況はまったく見受けられませんし、実際に不登校なんですけれども、月に何日かは学校に出てきておりますので、その段階では元気に出てきておりますので、教育委員会としては、いじめと虐待とか、そのような関係があって不登校になっているということの事実はないと思っております。

議員の質問 5番 川村明雄

先ほど鎌田課長がおっしゃったネットワークの件ですね。マニュアルを検討していただければ幸いかなという風に思うわけですね。昨今、毎日のように一定のニュース、東京、目黒、鹿児島の情報が出されております。毎日のように聞かされるということになりますけれども、本当に何の抵抗も出来ない小さな、本当に小さな生命を残虐な行為で無下にしてしまうということについては、本当に皆さんも同感だと思いますよね、心穏やかでないということは。昔は、いわゆるじいさん、ばあさんと一緒に世帯で暮らしていた時代がずっと日本の場合長かったと思うんですけど、そういう形であればほとんど起きない。そういう状況だったと思う。ところが最近、この虐待が起きる状況の暮らし方というのは、やはり昔と違っているということですから、これを何とか小さな子どもをいじめない、そういう大人の育成と言いますか、そういうことが必要でないかなという風に思うんですね。だから、至難の業だということではなくて、やはり地道に時間を使って全国民がそのような形で慮るということが必要だと思うんですけれども、その辺りはどうでしょうかね。これは毎年、その虐待認定件数がどんどん増えていって、29年から30年も2割ほど上がっているというような状況で、増加の一途ばっかりなんですね。どこかで途切れないものかと。そのためにはどういう対策を講じたらいいのか、対策だけでいいのかということを考えます。もし、町長、教育長に、そこのところまで慮って考えていることがありましたら、お知らせください。

町の答え 町長 鳴海清春

川村議員おっしゃるとおり、時代が変化していく中で、従来は大家族で暮らしていく中で、やはりそれぞれの役割があったんだと思いますし、親御さんのいる中で、おじいちゃん、おばあちゃんがそういった子ども達をきっちりしつけという、本来のしつけだと思うんですけれども、そういったことだったり、色んな社会で生きて行く上での知恵を授かってきたんだと思います。ただ、今、核家族化されていく中で、色んな問題が顕在しているんだと思います。ただ、幸いなことに福島は単位としては小さい、地域の中で子どもさんというのは限られますので、やはり地域、周りが目配せすることによって、都会のような形には比較的ならないんではないのかなと思っていますので、そこのところをさらに我々としてはしっかりネットワークを繋ぎながらやっていきたいと思います。また、最近の状況を見ますと、子育て支援センターにそういった子育てで悩んでいるお母さん方も来て、同じような方々、年齢層、階層含めて、お互いに相談をし合う中で悩みの解消に繋がっている。また、うちの保育士さんなどに相談をしながら、色んなケースごとにやっている。また、先ほど言いましたとおり、保健師の方で定期的に子どもの健診、そういったところでまた悩みがあるところ、また、家庭訪問する中でそういう状況変化を瞬時に捉えながら、帰って来た段階ではきちんと関係課を集めながら、色んなケース対応をしているんだと思ってございますので、福島町から今ニュースで報道されているような事が1つも起こらない形を、関係機関の皆さんとネットワークを通じながら、これからもしっかり対策を講じていきたい。そのように思っています。

町の答え 教育長 前田勝広(教育長は2019年10月まで)

私の方から、自分の考え方になるんですけれども、ちょっと意見を述べさせていただきます。思いは、川村議員とまったく同じでございます。今日の新聞にも目黒の事件の裁判の記事が出ていましたけれども、私も孫のいる世代として、本当にどうしてあんな事ができるのか、人間としてどうしてあんな事ができるのか本当に悩みます。それで、同様な悩みがあった中で、思いますと、自分の子どもの世代がそういう虐待をしていくような年齢構図にありますので、自分たちの子どもに対する教育、教えがどうだったんだろうと自分で自問自答することもございます。そういう中で、国におきましては、道徳が正式に教科として学校で指導されることになりました。ですから、その辺につきましては、やっぱり小さい頃からいじめとか、仲間外れとか、そういう基本的なこと。それをしっかり教えていくことが大事なんだろうと思っています。それで、よく教育の現場で、知・徳・体。この3つの基礎学力を身に付けて、子ども達を社会に送り出すんだということが言われております。私は特に、この中でも私的に順番を付けるとすれば、体、心、そして知識だと。やはり健康な体で健康な心でいないと、人間としては社会では駄目なんだろうなということで思っていますので、常々学校長ともそういう形で、うちの子どもについては元気で、とにかく心の優しい子どもを育ててほしいということで、私は学校長の方にお願いしておりました。そういう意味におきまして、実は先週、4町の芸術鑑賞会がありました。道新にも出てたんですけれども、題名がキジムナーの約束という戦争をテーマにした劇でございました。私はそれを観て、非常に感動しました。おそらく観た児童も、小学生全児童が観たんですけれども、やはり子どもながらにも両親の愛情を受けた中で、友達を大事にする。そういう気持ちがきっとその劇を観て感じてくれたと思っています。ですから、教育委員会としては、学校の授業は教育公務員にお任せするとして、社会教育事業、生涯学習事業で出来ることは、その辺のサポートをしていきながら、子ども達の心を健全に育てるような授業を、これから教育委員会としては展開していければなと考えております。

議員の質問 5番 川村明雄

行政に携わって、このような仕事をされる方は、幸い法律から何から全部掌握できる。もちろんそのようないじめや虐待なんかはしないということができるわけですけれども、大多数の国民の人方は、あまり法律だとか、そういうことを読むとか、知るとか、考えるということは、なかなか機会が少ないんではないかなと思うんですね。ですから、私は、そういう業務に関わっていない人方でも、法律的なことを読めるような、そういう形のものを全会社とか色んな所で1日15分でも、そういう導入の仕方をするということが日本を変える形になっていくんじゃないかなという風に思ったりするわけです。それと、福島町で何も起きなかったから、福島町は発生ゼロだったから良かったと言っても、例えば今、福島町に住んでいる人口よりも出て行った人方の人口の方が多いと思うんですよ。そういう形で福島と何らかの形のある人が、ひょっとすればその全国の十何万件の中の1つとして数えられている場合も無きにしも非ずということを考えてみますと、やはりどこにいても、どこであっても、子どもに対する、あるいは親子関係の確立、そういうものをお互いに掌握できるとか、話し合いできるとか、そのような形を何とか作れないものかなという風に感じたりするところでございます。これで質問を終わりにしたいと思いますけれども、もし何かございましたら、先ほど教育長から詳しい内容をお聞きしましたので、是非、今の形を1つ踏襲しながら頑張ってほしいなという風に思います。もし、町長の方からまた何かあれば。無ければ、これで私の方の質問は終わります。

町の答え 町長 鳴海清春

本当に連日痛ましい事件が、事故と言いますか、そういったのがありますので、我々としては、福島在住者のみならず、福島出身の方々がそういう痛ましい事故を起こすことの無いように、しっかり学校と、また色んな関係含めて連携を図りながら、福島町の子ども達が健全に成長することをしっかりサポートしてまいりたいと思っています。

出典:福島町議会 令和元年度定例会9月第2回会議 2019年9月18日 議事録 PDF(24ページ) 間違いを知らせる