今金町議会 平成29年第4回定例会 2017年12月13日
公設合葬墓の設置について
- 聞いた人
- 芳賀芳夫 議員
- 答えた人
- 町長 外崎秀人
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 5番 芳賀芳夫
ただいま議長の方より発言の許可が出ましたので、町長への一般質問をいたします。公設合葬墓の設置について、町長にお伺いいたします。町民の方々から、今金町に対して公設合葬墓の設置を要望する意見を伺いました。少子高齢化が進む中、お墓を建てるのに多額な経費がかかり建てることができない、祭祀継承者たる子を持たなかったり、または子が居るとしても、近隣に住んでおらず、将来にわたる維持管理の負担を負わせることが忍びないとして、不本意ながらも墓じまいのことが頭をよぎる方々も少なくないと思います。しかし、大都会では、永代供養とあわせ合葬墓をサービスとして提供する民間事業もあるようですが、地方では、そのようなサービスを民間の力のみで行うのは、なかなか難しいのが実情と思います。町民からの要望に対して、町長として対応の必要性をどのように考えるか、町長のご所見をお願いいたします。
町の答え 町長 外崎秀人(町長は2023年3月まで)
芳賀議員の一般質問にお答えをいたします。近年の少子化や核家族化の進展に伴い、近親者が近くに居ない、子どもが居ない、維持費が大変など、墓を個々に維持管理することに不安を持たれている方が増えていると言われております。現在、今金町には11地区の共同墓地とやすらぎ霊園墓地があります。質問にありますように、亡くなられた方の増加は避けられませんし、そのことに伴い、埋葬や供養のあり方も大きく変わってくることと思います。これまでは、墓地における埋葬や各寺院墓地や納骨堂の利用などであったと認識していますが、特に墓地を確保し墓を建立するということに関しては、親子等近親者の遠隔地居住が増えていることから、現実的には難しさがうかがえる実態もあります。人が亡くなると、だれかが引き取り弔うということは当然のこととして、生前のご縁に感謝をし、ねぎらい、人生の終いにかかわってきましたが、間近にそのような環境を保つことができない状況になってきていると認識しています。ましてや、新たに墓を建立するか、墓の管理を継承していくということに関しましては、難しい社会になるのではと危惧しております。今金町においては、火葬・納骨・供養に関しては、宗派や寺院などさまざまに行われておりますし、民間業者による方法もありますので、公という立場からは、条例等にのっとり公平性を保ちながら対応してきております。この度の質問は、今金町の墓地管理と将来の墓地整備にもかかわることであり、あわせて、将来的な埋葬の考えの変化に対し、行政の立場においても心得なければならないことであると理解をしていますし、今後においては、合葬墓・合同墓設置は必要になるものと認識をしております。設置に際しては、公設となりますので、基本的には合祀施設であるため、宗教の分け隔てがないこと、納骨後の個人的な参拝は自由ですが、納骨をもって永代供養と位置づけることから、宗教的儀式は行わないことが一般的であると考えます。また、合葬墓・合同墓に納骨する場合、一つのお墓に血縁を超えた多くの方々の焼骨を一緒に納めることになるため、埋葬された焼骨の返還、改葬はできないことが前提となります。課題、検討事項は多くありますが、墓地管理と管理継承にかかわることと、火葬と埋葬に関することなどを整理をしてまいりたいと思います。大事にしたいことは、生きてきた尊厳が守られ、先祖に対する崇拝、お墓参りには長きにわたり受け継がれてきた大切な文化であり風習であることから、町民の皆様はもとより、帰郷され墓参りをしていただく文化と環境を保ち続けるのも、行政の務めであると強く思っております。このことを踏まえ、先進事例等の情報収集や調査なども行い、まずは基本的な考えを整理し、その位置づけや方向性を検討してまいります。
議員の再質問 5番 芳賀芳夫
大変前向きな答弁と承りました。行政は、町民皆さんの暮らしの安心と安全については、常に公平性と信頼性を重視しなければならないと思います。これから検討されるということですが、運営面、管理面、あるいは費用面について、内的な課題、さらには町民の皆さんからの希望、要望、さらには関係する方々の協力と理解が必要となります。外的な課題についても、十分検討して取り組みをお願いしたいと思います。町民からの大変大きな期待でもあります。スピード感を持った、この取り組みをお願いしたいと思いますが、再度町長の決意のほどをお願いいたします。
町の答え 町長 外崎秀人(町長は2023年3月まで)
再質問ありがとうございます。実は、実情をちょっと述べさせていただきますが、この間、今金町は国の法律に基づきまして、さまざまな墓地、それぞれ自治会で運営していた墓地があるわけでありますけれども、それを今金町全体で管理をすることになりました。11地区とやすらぎ霊園、12があるわけでありますけれども、墓地の管理は町でありますけれども、墓そのもの、ひとつひとつは、個人の管理ということになります。いま、今回の質問にありますところの合同墓を含めて、実はこういう、私も墓の管理をしたことがありますので、旧八束自治会が管理しているやすらぎ霊園の横の方にあります、ここの名前は無縁仏の墓ということで、これは経過をお話ししますと、八束自治会で管理をしていたのを今金町が管理をすることになりました。あわせて、そのときに区画整理をしようということで、いろいろ区画整理をしましたら、いろんなところから骨が出てきました。昔で言うところのまんじゅう墓って言うんですね。土葬をしていた、それがたくさん出てきてどうしようもなくなりまして、自治会としては、これを何とか納める納骨堂が必要だということから、自治会の方で声を上げて、地元の業者の方、墓業者の方々等含めての寄附をいただきながら、八束自治会でお金を出してそれを建立したと。平成55年の9月にそれを建立したわけであります。その後に、63年に、今金町が墓地全体を受けたわけでありますけれども、墓はあくまでもそれぞれの持ち主でありますので、それは八束自治会の持ち主、管理者になるわけであります。当時のいきさつの中では、その後に私は管理にかかわった経過がありますけれども、これもあわせて町の方で管理をということになったわけでありますけれども、そのことについては、引き続き八束の方でお願いしたいということの町の意向でもって、こんにちまで八束の方は大変な努力をしていただきながら、毎年その無縁仏の墓の管理と、供養も自治会の予算でもってしていただいているということになります。このことをこれからどうするかということも、当然考えていかなければいけない。共同墓地になりますので、八束でいつまでもお願いしていいのかどうかと。私は、いま質問にありますように、合葬墓としては、町として必要だという認識を持っていますので。ただ、37年ぐらい経過しております。ブロックづくりで、まだ余裕は少しあるんですけれども、最近はそこに骨を納めているという状況はないという話を聞いておりますので、その辺の整理をしていかなきゃいけないのかなと。その扱いも含めて、自治会と十分相談しながら、使えるうちは使うのか、あるいはどうするのか。あわせて、そこはそことして一たん管理整理をしながら、次の新しいものに向かっていくのかということで重要な議論になるのではないかなと。趣旨的なことについては、もう議員がおっしゃるとおりでありまして、加えて私が何よりも重要なのは、本当にこの墓参りの文化というのは、日本の文化でありますし、これはとにかく大事にしていかなきゃいけない。一年と言わず、二年、三年でもいいから、必ずお墓参りをしていただくと。この文化がとても重要だと。それが親子の絆、先祖との絆を深めるわけでありますから、それがまちづくりの原点になりますので、議員がおっしゃっていただいたことをきちっと踏襲しながら、いろいろ課題、検討もありますけれども、まずは、いまある実態、そこに今金町でさまざまなお骨を入れさせてくださいということも含めて、いろいろ課題もありますので、検討させていただくことをお願い申し上げたいと思います。先ほど申し上げましたのは、平成55年ではなくて昭和55年の9月の建立であります。
議員の再質問 5番 芳賀芳夫
ありがとうございました。最後になりますが、この合葬墓の設置が、多くの町民の皆さんの安心の一助になることを願いながら質問を終わります。ありがとうございました。