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今金町議会 令和7年第2回定例会 2025年6月12日

「中島町政が始まって2年が経ち独自の施策として、林業の6次産業…」

聞いた人
上村忠 議員
答えた人
町長 中島光弘

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 4番 上村忠

一般質問させていただきます。中島町政が始まって 2 年が経ち独自の施策として、林業の 6 次産業化に向けたプロジェクトが進められています。町民も注目するところであり、私としては、このプロジェクトに大変期待しています。木材の育成から製材、加工、流通そして販売と経済の流れを地域の中につくるという構想は、現在の今金町にある閉塞感を破る挑戦になるのではないかと考えます。林業の 6 次産業化に向けた地域商社の設立によって様々な事業の広がりが生まれますが、特にエネルギー生成は、小規模であっても導入すべきであると考えます。商品にならない材をチップに加工し燃料として発電とその排熱を利用する、下水の汚泥と木質チップを混ぜてメタンガスやアンモニアを生成し燃料にするなどがあります。今金町エネルギービジョンにおいてバイオマスエネルギー関連は安定性や総体量の少なさ等により想定されていませんでしたが、今金町の資源量に合わせた導入を検討すべきであると考えますが、町長の考えをお聞きします。

町の答え 町長 中島光弘

上村議員の一般質問にお答えをします。はじめに、議員に期待をお寄せいただいている林業 6 次産業化の推進についてでありますが、その目的は、1 つ目に、もりづくりを起点としたまちづくり・ひとづくりの推進、2 つ目に、ひと・もの・かねの財が町外に流出することなく良好な循環性を保たせ、地域の豊かさと新たな雇用及び人流を創出することにあります。昨年度は、森林をはじめとする地域資源のポテンシャル、地域内外の林業又はそれに関わる事業者や木材流通の実態調査を行い、第一次産業においては、豊富な森林資源の活用や流域を守る森林保全、林業従事者の確保、第二次産業においては、町産材の高付加価値化や木材産業従事者の確保、第三次産業においては、町産材を活用した商品開発や森林空間を活用した体験プログラム開発などの課題が整理され、これら課題解決のために求められる事業について一定の整理をしたところであります。今年度以降は、関係する事業者及び団体等で構成する会議体を近く発足し、事業の実現に向けた詳細の可能性検討、実証実験を踏まえ、町内事業者等とともに取組の中核的な役割を担う地域商社の設立を当面の目標に据えているところであります。議員ご指摘のとおり、令和5 年に策定の今金町エネルギービジョンでは、チップ材の使途や流通が固定化されていることから、森林系バイオマスの導入ポテンシャルは想定していませんが、国営農地再編整備事業における圃場の暗渠疎水材としての需要が面工事の完了によりなくなること、林業 6 次産業化の推進による今後の原料確保が見込めることなどを考慮すると、導入ポテンシャルの再考の余地があると考えています。ご質問の木質バイオマスあるいはバイオガスの発電及び熱利用については、前段で申しました課題解決に向けた可能性の一つとして整理されており、森林資源と外部流出しているエネルギー代金の域内循環という経済的効果、クリーンエネルギーの利用によるCO2排出量の削減という環境保全、更には発電事業による新たな雇用の創出という社会的効果が期待できることから、エネルギー需要に見合う安定的な原料確保及び供給体制と経済的な事業性評価について深掘りした導入検討を行ってまいります。

議員の再質問 4番 上村忠

現在の認識を踏まえて前向きな答弁をいただいたというふうに思っております。また、確認を含めて少し気になるところを再質問させていただきます。林業 6 次産業化の肝というところでいうと地域商社の設立ということで、今進めてるということでしたが、地域商社ということを考えると、何をするのか、させるのかというのが、一番私としては感じましたので、柱として何をさせるのか、何をさせるかが大事でありますから、以前の説明を聞いてですけども、その上で、木質バイオマス関連のこの今回の質問に繋がったところであります。今回の林業 6 次産業化に向けた取り組みというのは、町長発信であるというふうに考えております。ですから昨年度、今年度、予算が組まれて、町長の強い思いが、予算額にもあらわれているというふうに感じています。企業、会議体を設けて地域業者の皆さんとの検討ということも大切でありますが、やはり旗振り役である町の熱意が、関係者のみならず、周りを巻き込んだプロジェクトに繋がっていくんではないかなというふうに感じています。先ほど私の質問に対する答弁でしたけども、その意味において、もう 1 歩踏み込んだ町長の思い、地域商社のあり方ということがありましたら、答弁いただければと思います。

町の答え 町長 中島光弘

再質問ありがとうございます。林業の 6 次化の中には私はもう1 つ大きな要素があって、やっぱり人口減少対策っていうのも少し見据えたいということで考えておりました。昨年から今まで結構現場の調査ということでの意見聴取をして参りましたけれども、これから会議体になってくるとですね、私も出席をしてですね、いろんな思いを伝えたりということをしていきたいと思っています。今、国の流れを見ますと随分林務行政、森林関係に力を注いでくれてですね、その手の補助金も随分増えて参りました。そういう意味では、注目をされているというのは間違いありません。ただ、やっぱりそこできちっと押さえなきゃならないのは、今金町の持つ機能の中でどこまでやっていけるのか、どの段階から進めるのかっていうことを見誤っちゃうとですね、結局次の段階に進めないということなんかも出てきてしまいます。やっぱり森林ですから、例えば廃材だとかそういうものを使って、エネルギーに変えるってのは非常に目標としてはいいと思うんですよね。例えば、ある町では、庁舎の暖房にそういうことを使ったりっていうこともしております。で、そのための発電所づくりをするとなるとですね、これまた大分、大型事業になってしまってですね、難しい点も出てきてしまいますけれどもいずれにしましても、目の前にある森林資源を活用してですね、当然保全ということも頭に入れながらということもありますけれども、しっかり取り進めて参りたいというふうに思っておりますし、議会の皆さんの中にもですね、林業に詳しい方もおりますのでそういう意味でも私は、いろんな皆さんからご意見をいただきながら進めていくっていうのは間違いありませんけれども、ただ、首長のリーダーシップっていうのはもちろんないとですね、国に対しての発信力もありませんので、そういう意味では、しっかりそのことを押さえながらですね、やっていきたいというふうに思っております。前も報告しましたけれども、今年の 4 月には、第 2 世代交付金というのが決定をされました。これは林業の 6 次化による持続可能な循環型地域づくりということで、総理大臣の所管なんですね、そこの方に申請をしてですね、採択をされております。随分、いろんな業種から問い合わせが来ますけれども、まずは、うちの町に、先ほど言いましたけれども、どんな機能と力を持っているのか、それから林務行政の今後のことを考えるとやっぱり必要な手だてだなというふうに私は思っておりますので、急に飛び越えてばら色のことということではなくて、今あるものを効果的に使えて、資源をきちっと活用ができて、そのことが町民の皆さんの生活の中にですね、プラスになり、少しでも働く場所ができたり、それから一部はふるさと納税の方に展開になったり、それから地域還元というか、お金の還元的なものもありますから、そういうようなことも取り組みたいということで、町だけというよりは民間業者とか、そういう賛同をいただくところとですね、しっかり連携をとりながらですね、やっていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。

議員の再質問 4番 上村忠

答弁いただいて、その通り納得する部分もございますが、木質バイオマス発電関係で言いますと、様々な形態がございます。1 日のチップの量が 500キロあれば、発電できるという小規模なものから、様々ございます。そういう意味においては、やっぱり限られた資源、また、そういうものを活かすという意味では、大規模な発電という、要はメガソーラー的なものは、私も想定しておりません。質問の中で小規模でもっていうところが、そういう中にございます。そういったことで、地域商社という話の 6 次産業化の話の中では、様々なイラストを通じて、様々な可能性があることが書かれていますので、その可能性 1 つ 1 つを、とことん会議体の中で議論していくんでしょうけれども、そこをなくさないで、可能性として、いや可能性ではなくて、実行すると。そういう強い思いの中で進めていただきたいと思います。この手の話っていうのは、何回も話に出て、なくなり、誰しも思い描くけども、実行しようとなると、どうしても難しさが先に立ってしまうという状況がありましたけども、そこを中島町長が勇気を持って 1 歩踏み出してくれたという意味においては、すごく意義があることかなというふうに感じますし、また先ほど違う方の議員の一般質問の中で、林業だけでなくっていう話がありましたけど、この林業の 6 次産業化を進めるのがきっかけになって、他産業、今金町全体の 6 次化に繋がる可能性を秘めているというふうに感じています。先ほどもありましたけども、横の方の話をされましたけども、本当に全町一丸となって進めていただきたいというふうに感じています。新しい試みというのは肯定的なことばかりでなくて、否定的な話も聞こえてくるということはありますが、私としては本当に挑戦し続けると、挑戦し続けて、地道に積み重ねることで、信頼と納得が生まれていくものというふうに感じています。一朝一夕に物事は進まないというのはわかりますけども、ただ任期がございますので、その任期の間に、次に繋がる具体的なものを目指していただきたいと考えますが、その辺について改めてお聞きいたします。

町の答え 町長 中島光弘

ありがとうございます。地域商社の考え方について前にもちょっとお話をさせていただきましたけれども、ここの機能をどうするのかってのはやっぱり一番大きな課題になると思いますが、いずれにしましても例えば、現在、林務行政をお手伝いいただいている森林組合、それから山一木材さん等々ありますので、ここでもしっかり共存していかなければなりません。そこの仕事をこっちがやるというんではなくてですね、どちらかというと今言われたようなビジョンをしっかり持ってっていうのは大切だと思いますし、先進のいろんなところ勉強させていただきましたけれども、長いとこで言うと 100 年っていう思いでやってるところもありますし、やっぱり実っていくのは 10 年、この 10 年の中で達成できるような方向も持たなきゃならないということで、今年できたからすぐ来年っていうんではなくてですね、今言われたように、林業の 6 次化がいろんな分野にですね、繋がって、またそこの新たな発想で生まれてくるというのが一番大切だというふうに思っておりますので、めげることなくですね、しっかりやっていきたいというふうに思ってますし、いろんな方々の意見、特に専門の皆さんの意見ってのはいろいろ持ってると思います。実際それぞれやって、森林行政の大変なというのもを聞いておりますけれども、ただ、今言われたように何もしなくては、ただ人口減っていくだけであります。医療だとか、文化だとか、教育だとか、いろんなことがありますけれども、1 つはやっぱり今金町は新しい森林行政に 1 歩踏み出したんだと、おっしゃった通りですね。そのことによって、みんなで頑張ろうというようなことがですね、思えるような事業展開ができればなというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。

議員の再質問 4番 上村忠

以上で質問を終わらせていただきます。

出典:今金町議会 令和7年第2回定例会 2025年6月12日 議事録 PDF(18ページ) 間違いを知らせる